JPH06259249A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPH06259249A
JPH06259249A JP6000626A JP62694A JPH06259249A JP H06259249 A JPH06259249 A JP H06259249A JP 6000626 A JP6000626 A JP 6000626A JP 62694 A JP62694 A JP 62694A JP H06259249 A JPH06259249 A JP H06259249A
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Yoshio Fujita
佳生 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロプログラムの一部を変更した場合
に、変更されたマイクロプログラムに対応する記憶手段
の領域に記憶されているディジタル信号だけを消去す
る。 【構成】 複数のマイクロプログラムに対応して複数の
バンク41〜45に分割された遅延用RAM4と、バンク
1〜45毎に設けられ、ディジタル信号の各バンク41
〜45への記憶および読み出し等を管理する遅延用アド
レス管理部12と、マイクロプログラムの変更を指示す
るパネルスイッチと、パネルスイッチによって指示され
たマイクロプログラムに対応するバンク41〜45に記憶
されているディジタル信号を消去するように遅延用アド
レス管理部12を制御するCPU2とを設ける。 【効果】 この信号処理装置を電子楽器の効果付与装置
に用いた場合には、記憶手段のディジタル信号を消去す
る時間が少なくてすむとともに、楽音が途切れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のマイクロプログ
ラムをそれぞれ実行することにより、入力されたディジ
タル信号に遅延処理および様々な数値計算処理を施す信
号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のマイクロプログラムをそれ
ぞれ実行することにより、入力されるディジタル信号に
様々な数値計算処理を施すディジタル信号処理装置(デ
ィジタル・シグナル・プロセッサ(DSP))の技術が
進歩するとともに、半導体製造技術が進歩することによ
り、DSPLSIが容易に入手できるようになってきて
いる。
【0003】このため、最近の電子楽器には、楽音にあ
る1つの音響効果を付与する効果付与手段を1つのブロ
ック(以下、エフェクタブロックという)とし、このエ
フェクタブロックの集合体である効果付与装置をDSP
LSIで構成して、内蔵しているものがある。このよう
な電子楽器においては、演奏者が演奏中にパネルスイッ
チ等を操作することにより、各エフェクタブロックに任
意の音響効果のタイプを設定すること、および、各エフ
ェクタブロック間の接続を選択することができる。
【0004】この音響効果のタイプの設定や各エフェク
タブロック間の接続の選択は、電子楽器内において、C
PU(中央処理装置)が、演奏者のパネルスイッチ等の
操作に応じて、上述した効果付与装置を構成するDSP
LSIで用いられる各エフェクタブロックの音響効果の
タイプや各エフェクタブロック間の接続に関するマイク
ロプログラムを設定あるいは、変更してDSPLSIに
転送することによって実現されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のDSPLSIにおいては、マイクロプログラムの一
部だけを変更することができないため、当初設定されて
いた複数の音響効果の一部を変更するために対応するマ
イクロプログラムの一部を変更する場合でも、変更され
た一部を含めた全てのマイクロプログラムをDSPLS
Iに新たに転送する必要があった。
【0006】また、上述した音響効果には、ディストー
ションなど楽音を変調させる変調型の音響効果やリバー
ブなど楽音を残響させる残響型の音響効果があるが、い
ずれの音響効果を楽音に付与する場合でも、ディジタル
の楽音データを遅延させる必要があり、それには、外付
けの遅延用RAMを用いるのが一般的である。この場
合、図8(a)に示すように、各エフェクタブロックに
対応して遅延用RAMも複数のエリアに分割して使用す
るが、遅延用RAMのアドレスMAXからアドレス0に
向かってアドレスを順次変更しつつ、各エフェクタブロ
ック毎に楽音データを遅延させていくので、図8(a)
の矢印で示すように、各エフェクタブロックに対応する
遅延用RAMの使用エリアの境界も順次移動していく。
【0007】したがって、DSPLSIのマイクロプロ
グラムが変更された場合、たとえば、あるエフェクタブ
ロックの音響効果だけをコーラスからディストーション
に変更する場合でも、遅延用RAMの全てのエリアをク
リアしなければならなかった。これにより、遅延用RA
Mのクリアに時間がかかるとともに、遅延用RAMをク
リアしている最中は、楽音を発生することができないと
いう欠点があった。
【0008】本発明は、このような背景の下になされた
もので、複数のマイクロプログラムに対応して複数の領
域に分割された記憶手段を使用し、これら複数のマイク
ロプログラムをそれぞれ実行することにより、入力され
るディジタル信号に遅延処理および様々な数値計算処理
を施す信号処理装置において、マイクロプログラムの一
部を変更した場合に、変更されたマイクロプログラムに
対応する記憶手段の領域に記憶されているディジタル信
号だけを消去することができる信号処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のマイクロプログラムをそれぞれ実行することによ
り、入力されたディジタル信号に遅延処理および様々な
数値計算処理を施す信号処理装置において、前記複数の
マイクロプログラムに対応して複数の領域に分割された
記憶手段と、該記憶手段の複数に分割された領域毎に設
けられ、前記ディジタル信号の前記記憶手段の各領域へ
の記憶および読み出し等を管理するアドレス管理手段
と、複数のマイクロプログラムの少なくともいずれか1
つのマイクロプログラムの変更を指示する指示手段と、
該指示手段によって指示されたマイクロプログラムに対
応する前記記憶手段の領域に記憶されている前記ディジ
タル信号を消去するように前記アドレス管理手段を制御
する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記アドレス管理手段は、前記入力された
ディジタル信号を遅延させるためのアドレスカウンタを
有し、該アドレスカウンタは、前記ディジタル信号の消
去を実行する際に、消去するディジタル信号が記憶され
ている領域のアドレスを指示することを特徴としてい
る。請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、前記指示手段によって指示されたマイクロプログラ
ムに対応する前記記憶手段の領域に記憶されている前記
ディジタル信号を消去する際に、該マイクロプログラム
の実行時間に前記消去を行うことを特徴としている。請
求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前
記指示手段によって指示されたマイクロプログラムを変
更する際に、変更される前のマイクロプログラムによっ
て処理されたディジタル信号をミュートするミュート手
段を備え、前記変更後にミュートを解除することを特徴
としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、指示手段によっ
てマイクロプログラムの変更が指示されると、制御手段
が、指示手段によって指示されたマイクロプログラムに
対応する記憶手段の領域に記憶されているディジタル信
号だけを消去するようにアドレス管理手段を制御するの
で、記憶手段のすべての領域に記憶されているディジタ
ル信号をすべて消去する必要がなく、ディジタル信号の
消去に時間がかからない。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、アドレスカウンタが消去するディジ
タル信号が記憶されている領域のアドレスを指示するの
で、アドレスカウンタによって指示された記憶手段の領
域に記憶されているディジタル信号のみが消去される。
また、請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発
明において、マイクロプログラムの実行時間にディジタ
ル信号が消去されるので、最小限の時間でディジタル信
号の消去ができる。さらに、請求項4記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明において、指示手段によって指
示されたマイクロプログラムを変更する際に、ミュート
手段が、変更される前のマイクロプログラムによって処
理されたディジタル信号をミュートし、マイクロプログ
ラムの変更後にミュートが解除されるので、ノイズが出
力される恐れはない。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は本発明の一実施例による信号処
理装置を適用した効果付与装置の構成を表すブロック図
であり、この図において、1は効果付与装置である。こ
の実施例においては、効果付与装置1は、電子楽器に内
蔵され、音源回路から出力される複数の楽音データにリ
バーブやコーラス等の各種音響効果を付与するように構
成されている。なお、電子楽器には、効果付与装置1と
音源回路の他、電子楽器内の各部を制御するCPU(中
央処理装置)2(図1参照)、鍵盤、ROM、RAM、
音響効果等を選択・設定するためのパネルスイッチ、デ
ィスプレイ、サウンドシステムおよび、CPU2が効果
付与装置1その他各部とのデータの交換等を行うための
CPUバス3(図1参照)などが設けられている。ま
た、図1において、4は効果付与装置1に外付けされ、
入力される楽音データを所定時間遅延して出力する遅延
用RAMである。
【0014】また、効果付与装置1において、5は複数
の音響効果の種類に対応する複数のマイクロプログラム
が記憶されたマイクロプログラムメモリ、6はビブラー
トやトレモロ等の楽音データの変調を制御する低周波の
変調データ(遅延用アドレス変調データおよび振幅変調
データ)を発生する低周波発振器(LFO)、7はLF
Oデータレジスタであり、LFO6の制御に関するLF
OデータがCPU2からCPUバス3を介して転送さ
れ、記憶される。
【0015】8は演算部であり、上述した電子楽器のサ
ウンドシステム内に設けられたDAコンバータの1サン
プリング時間(以下、1DACサイクルという)の間
に、電子楽器の音源回路から出力され、データ管理部9
を経て供給される楽音データに対して、CPU2から出
力され、CPUバス3と係数レジスタ10とを介して供
給される係数データおよび、LFO6から出力される振
幅変調データに基づいて、マイクロプログラムメモリ5
から供給される5種類の音響効果付与のためのマイクロ
プログラムを5つのエフェクタブロックEF1〜EF5
(図示略)において時分割で実行する。なお、係数デー
タは、各音響効果のエフェクトバランスや、リバーブ等
の音響効果におけるフィルタの係数などから構成されて
いる。ここで、エフェクトバランスとは、音響効果が付
加された楽音データ(ウエット音)と、音響効果が付加
されない楽音データ(ドライ音)とを加算する際の割合
を意味している。
【0016】ここで、図2(a)に効果付与装置1の動
作タイミングの一例を示す。この実施例においては、1
DACサイクルは、0〜255ステップ(1ステップは
マイクロプログラムの1つの制御コードの演算時間)で
構成されている。上述したように、演算部8は、5つの
エフェクタブロックEF1〜EF5において5つの音響
効果を1DACサイクルの間に実行する。なお、5つの
エフェクタブロックEF1〜EF5のプログラムサイズ
は固定されており、エフェクタブロックEF1からEF
5まで順に、56ステップ、56ステップ、24ステッ
プ、24ステップおよび96ステップである。
【0017】そして、図2(a)に示すように、1DA
Cサイクルのうち、0ステップ〜55ステップまでにエ
フェクタブロックEF1の処理、56ステップ〜111
ステップまでにエフェクタブロックEF2の処理、11
2ステップ〜135ステップまでにエフェクタブロック
EF3の処理、136ステップ〜159ステップまでに
エフェクタブロックEF4の処理、160ステップ〜2
55ステップまでにエフェクタブロックEF5の処理が
実行される。
【0018】また、図1において、データ管理部9は、
電子楽器の音源回路から出力された楽音データの入力タ
イミングや、演算部8において音響効果が付与された楽
音データのサウンドシステムへの出力タイミングなどを
管理するとともに、上述した5つのエフェクタブロック
EF1〜EF5の間の接続を管理する。11は256段
の遅延用アドレスレジスタであり、遅延用RAM4のア
ドレスに対応した遅延用アドレスデータがCPU2から
CPUバス3を介して転送され、記憶される。
【0019】なお、この遅延用アドレスレジスタ11、
上述したLFOデータレジスタ7および係数レジスタ1
0は、ともに0〜255のアドレスを有しており、それ
ぞれの各アドレスに記憶された各データは、上述した演
算部8の動作に対応して常時読み出される。また、アド
レス「0」のデータは、演算部8の0ステップにおいて
使用されるように、演算部8のステップと、各レジスタ
のアドレスとは、1対1に対応している。さらに、各レ
ジスタは、エフェクタブロックEF1〜EF5に対応し
て5つのエリアに分割されて使用される。
【0020】12は遅延用アドレス管理部であり、遅延
用アドレスレジスタ11に記憶された遅延用アドレスデ
ータおよびLFO6から出力される遅延用アドレス変調
データに基づいて、遅延用RAM4に書き込みされる、
あるいは、遅延用RAM4から読み出しされる楽音デー
タの書き込むべきあるいは、読み出すべきアドレスを管
理する。13は遅延用RAM4に対する楽音データの書
き込みおよび読み出しを制御するメモリコントロール部
である。
【0021】ところで、この実施例においては、マイク
ロプログラムメモリ5には、図3左端に示すように、コ
ーラス、フランジャ、シンフォニック等合計11種類の
音響効果に対応したマイクロプログラムが記憶されてい
る。演奏者が各エフェクタブロックEF1〜EF5に対
して、これら合計11種類の音響効果の中から5つの音
響効果をそれぞれ選択すると、選択された5つの音響効
果に対応したマイクロプログラムが記憶されたマイクロ
プログラムメモリ5のそれぞれの先頭アドレスが、CP
U2からCPUバス3を介して転送され、図3右端に示
す先頭アドレスレジスタ14の各エフェクタブロックE
F1〜EF5に対応したレジスタエリア14a〜14e
に一時記憶される。図3は、エフェクタブロックEF1
の音響効果としてシンフォニックが、エフェクタブロッ
クEF2の音響効果としてコーラスが、・・・、エフェ
クタブロックEF5の音響効果としてリバーブが選択さ
れ、それぞれの先頭アドレスが対応するレジスタエリア
14a〜14eに記憶されていることを示している。
【0022】なお、上述したように、各エフェクタブロ
ックEF1〜EF5のプログラムサイズが固定されてい
るので、演奏者は、各エフェクタブロックEF1〜EF
5のそれぞれに対して、マイクロプログラムメモリ5に
記憶された11種類のマイクロプログラムに対応したす
べての音響効果を選択できるのではなく、それぞれ該当
するプログラムサイズを有するマイクロプログラムに対
応したいくつかの音響効果の中から選択することにな
る。
【0023】また、図3において、15はアドレスカウ
ンタであり、先頭アドレスレジスタ14の各レジスタエ
リア14a〜14eから各先頭アドレスが読み出されて
供給されると、その先頭アドレスからカウントを開始
し、カウント値をアドレスデータとしてマイクロプログ
ラムメモリ5に供給する。これにより、マイクロプログ
ラムメモリ5から該当するマイクロプログラムが読み出
され、上述した演算部8に供給される。
【0024】ここで、この実施例の動作の概略について
説明すると、図示せぬ音源回路から効果付与装置1に入
力された楽音データには、遅延用RAM4による遅延、
演算部8による所定の演算等が施されて所望の音響効果
が付与される。遅延用RAM4は、図8(b)に示すよ
うに、エフェクトブロックEF1〜EF5に対応して5
つのメモリバンク41〜45に分割して使用するが、各バ
ンク41〜45の境界は固定されている。すなわち、各バ
ンク41〜45の先頭アドレスをそれぞれTAD1〜TA
D5とすると、バンク41はTAD1(アドレス0)〜
TAD2−1、バンク42はTAD2〜TAD3−1、
バンク43はTAD3〜TAD4−1、バンク44はTA
D4〜TAD5−1、バンク45はTAD5〜アドレス
MAXである。
【0025】また、遅延用RAM4の各バンク41〜45
の記憶可能なデータの数は、それぞれTAD2−TAD
1、TAD3−TAD2、TAD4−TAD3、TAD
5−−TAD4、アドレスMAX−TAD5+1であ
る。ここで、遅延用アドレス管理部12の回路の都合
上、遅延用RAM4の各バンク41〜45の記憶可能なデ
ータの数から1を減算した値をバンクサイズBS1〜B
S5と定義する。これにより、バンクサイズBS1〜B
S5は、それぞれBS1=(TAD2−TAD1)−
1、BS2=(TAD3−TAD2)−1、BS3=
(TAD4−TAD3)−1、BS4=(TAD5−T
AD4)−1、BS5=アドレスMAX−TAD5であ
る。
【0026】この遅延用RAM4への楽音データの書き
込みは、遅延用アドレス管理部12によって指定された
書込アドレスにデータ管理部9から供給された楽音デー
タを書き込むことによって行われ、楽音データの読み出
しは、遅延用アドレス管理部12によって指定された読
出アドレスに記憶された楽音データを読み出してデータ
管理部9に出力することによって行われる。
【0027】また、遅延用アドレス管理部12は、書込
アドレスおよび読出アドレスをエフェクタブロックEF
1〜EF5毎に独立して管理する。書込アドレスは、各
バンク41〜45の最終アドレス(たとえば、バンク41
の場合、アドレスTAD2−1)から1DACサイクル
毎にカウントダウンされ、先頭アドレス(たとえば、バ
ンク41の場合、アドレスTAD1)までカウントダウ
ンされると、最終アドレスに戻って以下、同様にカウン
トダウンされる。
【0028】次に、図4に遅延用アドレス管理部12の
構成を表すブロック図を示す。この図において、161
〜165はそれぞれ5つのエフェクタブロックEF1〜
EF5に対応して設けられたメモリバンク用アドレスカ
ウンタであり、通常モード時に各バンク41〜45に対す
るアドレスカウンタとして機能し、メモリクリアモード
時には、クリアの対象となるメモリバンクをクリアする
ためのアドレスを発生する。また、各メモリバンク用ア
ドレスカウンタ161〜165は、CPU2からCPUバ
ス3を介して各エフェクタブロックEF1〜EF5毎に
供給されるメモリクリア命令CLR1〜CLR5等に基
づいて、各エフェクタブロックEF1〜EF5に対応し
た遅延用RAM4の各バンク41〜45(図8(b)参
照)のデータをクリアするためのメモリクリア信号MC
LR等を出力する。
【0029】図4のメモリバンク用アドレスカウンタ1
1において、17は図5(2)に示すメモリクリア命
令CLR1を微分して図5(3)に示す負論理の微分信
号DEFを出力する微分回路、18は1DACサイクル
の最終ステップである255ステップの時のみ”1”と
なるラストステップ信号LSTP(図2(b)および図
5(10)参照)が、CPU2からCPUバス3を介し
て供給される入力端子である。
【0030】19は微分信号DEF、ラストステップ信
号LSTPおよび後述するアンドゲート26の出力信号
を入力して、アンドゲート26の出力信号入力後に入力
されるラストステップ信号LSTPの立ち上がりに同期
して負論理のクリア信号CLO(図5(5)参照)を出
力するクリア回路、20は微分信号DEFの立ち上がり
に同期して”1”のクリアイネーブル信号CLEを出力
し、クリア信号CLOの立ち上がりに同期して”0”の
クリアイネーブル信号CLE1(図5(6)参照)を出
力するメモリクリアモードレジスタである。
【0031】21はセレクタであり、A入力端にラスト
ステップ信号LSTPが入力され、B入力端に、1DA
Cサイクルのうち、エフェクタブロックEF1の処理ス
テップ分だけ、すなわち、0〜55ステップの期間、”
1”となるエフェクタバンクナンバEBN1(図2
(c)および図5(7)参照)がCPU2からCPUバ
ス3を介して入力され、クリアイネーブル信号CLE1
が”1”の時、エフェクタバンクナンバEBN1を選択
し、クリアイネーブル信号CLE1が”0”の時、ラス
トステップ信号LSTPを選択して、後述するカウンタ
24のカウント動作をイネーブルするカウンタイネーブ
ル信号CE(図5(8)参照)として出力する。
【0032】22は第1の入力端にクリアイネーブル信
号CLE1が入力され、第2の入力端に後述するアンド
ゲート26の出力信号が入力されるナンドゲート、23
は第1の入力端にナンドゲート22の出力信号が入力さ
れ、第2の入力端に微分信号DEFが入力され、第3の
入力端にクリア信号CLOが入力され、ネガティブクリ
ア信号NCR(図5(4)参照)を出力するアンドゲー
トである。
【0033】24は図示せぬクロック発生回路から出力
される、1周期が上述した1ステップに等しいクロック
φ(図5(1)参照)を入力して、エフェクタブロック
EF1に対応した遅延用RAM4のバンク41(図10
(b)参照)の相対アドレスをカウントするカウンタで
あり、カウンタイネーブル信号CEによりカウント動作
がイネーブルされるとともに、ネガティブクリア信号N
CRによりそのカウント値がクリアされる。
【0034】25は比較器であり、第1の入力端に入力
されるカウンタ24のカウント値と、第2の入力端に入
力される、上述したバンクサイズBS1とを比較し、こ
れらの値が一致した場合に一致信号EQ(図5(9)参
照)を出力する。バンクサイズBS1は、図2(h)に
示すように、図示せぬ5段のシフトレジスタから、1D
ACサイクルのうち、エフェクタブロックEF1の処理
ステップ分だけ、すなわち、0〜55ステップの期間だ
け出力される。他のバンクサイズBS2〜BS5も同様
である。
【0035】26は第1の入力端からエフェクタバンク
ナンバEBN1が入力され、第2の入力端から一致信号
EQが入力されるアンドゲート、27は3ステートバッ
ファであり、クリアイネーブル信号CLE1とカウンタ
24のカウント値とをそれぞれ入力し、3ステート、す
なわち、”1”の状態、”0”の状態およびハイインピ
ーダンス状態でそれぞれ出力する。なお、クリアイネー
ブル信号CLE1に対応した出力信号は、メモリクリア
信号MCLRとして出力され、カウンタ24のカウント
値は、カウントデータCD1として出力される。また、
3ステートバッファ27は、エフェクタバンクナンバE
BN1が入力されていない場合は、ハイインピーダンス
状態となる。これにより、エフェクタバンクナンバEB
N1が入力されている間(すなわち、ステップ0〜55
ステップの期間)だけ、3ステートバッファ27からメ
モリクリア信号MCLRおよびカウントデータCD1が
出力される。なお、メモリバンク用アドレスカウンタ1
2〜165は、メモリバンク用アドレスカウンタ161
と同一構成同一機能であるので、その説明を省略する。
【0036】また、図4において、28は図1に示す遅
延用アドレスレジスタ11から出力された遅延用アドレ
スデータADと、図1に示すLFO6から出力された遅
延用アドレス変調データAMDとを加算する加算器、2
9は加算器28の出力データとバンクサイズBS1〜B
S5との剰余演算を行う剰余演算器である。
【0037】剰余演算器29において、30はバンクサ
イズBS1〜BS5のビットを反転するインバータ、3
1は繰上データ入力端CIに”0”が入力され、加算器
28の出力データとインバータ30の出力データとを加
算する加算器であり、インバータ30および加算器31
は、加算器28の出力データからバンクサイズBS1〜
BS5を減算する減算器を構成している。なお、本来な
らば、バンクサイズBS1〜BS5を2の補数表現にす
るため、加算器31の繰上データ入力端CIには、”
1”を入力しなければならないが、バンクサイズBS1
〜BS5は、本来のバンクサイズより1だけ小さいの
で、加算器31の繰上データ入力端CIに”0”を入力
することにより、加算器28の出力データと本来のバン
クサイズとの減算を実現している。
【0038】32はセレクタであり、A入力端に加算器
28の出力データが入力され、B入力端に加算器31の
出力データが入力され、加算器31の繰上データ出力端
COから”1”の繰上データが出力された時、加算器3
1の出力データを選択して出力し、それ以外は、加算器
28の出力データを選択して出力する。剰余演算器29
は、要するに、加算器28の出力データが、本来のバン
クサイズBS1〜BS5の値より小さい場合には、加算
器28の出力データをそのまま出力し、加算器28の出
力データが、本来のバンクサイズBS1〜BS5の値以
上の場合には、加算器31の出力データを出力するので
ある。
【0039】この実施例においては、既に述べたが、各
エフェクタブロックEF1〜EF5は、図8(b)に示
すように、遅延用RAM4の対応する各バンク41〜44
のそれぞれ最終アドレスから先頭アドレスに向かってア
ドレスを順次変更し、先頭アドレスまでアドレスが変更
されると、次には、最終アドレスにアドレスジャンプし
て再び先頭アドレスに向かってアドレスを順次変更させ
ていく。また、各エフェクタブロックEF1〜EF5の
音響効果を切り換えた際に遅延用RAM4の対応する各
バンク41〜45をクリアする場合も、上述した楽音デー
タを遅延させていく場合と同様のアドレスの変更を行
う。そして、剰余演算器29および後述する剰余演算器
37は、以上説明したアドレスの変更を行うために設け
られている。
【0040】33はメモリクリア信号MCLRを反転す
るインバータ、34は剰余演算器29の出力データをイ
ンバータ33の出力データが”1”の時、すなわち、メ
モリクリア信号MCLRが”0”の時(通常モードの
時)、通過させるゲート、35は減算器であり、B入力
端から入力されるバンクサイズBS1〜BS5から、A
入力端から入力されるカウントデータCD1〜CD5を
減算する。
【0041】36は減算器35の出力データとゲート3
4の出力データとを加算する加算器、37は剰余演算器
29と同一構成同一機能の剰余演算器である。38は加
算器であり、剰余演算器37の出力データと、図2
(i)に示すように、図示せぬ遅延RAM用先頭アドレ
スレジスタ(5段)から、1DACサイクルのうち、各
エフェクタブロックEF1〜EF5の処理ステップ分に
相当する期間だけ出力される先頭アドレスデータTAD
1〜TAD5とを加算して、加算結果を修正アドレスデ
ータMADとして遅延用RAM4のアドレス端ADSに
供給する。なお、遅延用RAM4は、上述したように
(図8(b)参照)、エフェクタブロックEF1〜EF
5に対応して5つのバンク41〜45に分割して使用さ
れ、各バンク41〜45の先頭アドレスデータTAD1〜
TAD5が上述した遅延RAM用先頭アドレスレジスタ
にあらかじめ記憶されている。
【0042】次に、図6にメモリコントロール部13の
構成を表すブロック図を示す。この図において、39は
セレクタであり、A入力端にデータ管理部9から出力さ
れる楽音データMTDが入力され、B入力端に”0”が
入力され、メモリクリア信号MCLRが”1”の時、”
0”を選択して遅延用RAM4のデータ入力端DTAに
供給する。また、40はセレクタであり、A入力端から
マイクロプログラムを構成する制御コードCCDが入力
され、B入力端から”0”が入力され、メモリクリア信
号MCLRが”1”の時、”0”を、すなわち、データ
の書き込みを選択して遅延用RAM4の書込/読出制御
端NW/Rに供給する。さらに、上述したように、遅延
用アドレス管理部12から出力された修正アドレスデー
タMADが遅延用RAM4のアドレス端ADSに供給さ
れる。これにより、メモリクリア信号MCLRが”1”
の時、修正アドレスデータMADによって指定されたア
ドレスのデータがクリアされる。
【0043】このような構成において、エフェクタブロ
ックEF1の音響効果を、たとえば、図7に示すよう
に、シンフォニックからピッチチェンジに切り換える場
合の動作の概要について説明する。演奏者が演奏中に図
示せぬパネルスイッチ等を操作することにより、エフェ
クタブロックEF1の音響効果のタイプをシンフォニッ
クからピッチチェンジへ切り換えるように指示すると、
電子楽器のCPU2は、まず、図7に示すように、エフ
ェクタブロックEF1の出力レベルのミュートをデータ
管理部9に指示する。これにより、データ管理部9は、
補間機能により、エフェクタブロックEF1の出力レベ
ルを、図7に示すように、徐々に低下させる。なお、出
力レベルのミュートは、エフェクタブロック毎に可能で
あるので、同時に複数のエフェクタブロックの効果を切
り換える場合は、対応するエフェクタブロックの出力レ
ベルをそれぞれミュートする。
【0044】次に、CPU2は、エフェクタブロックE
F1の出力レベルが”0”になると、エフェクタブロッ
クEF1に対応するメモリクリア命令CLR1をCPU
バス3を介して遅延用アドレス管理部12へ転送した
後、音響効果の切り換えを行う。具体的には、図3に示
す先頭アドレスレジスタ14のレジスタエリア14aに
書き込まれているシンフォニックの先頭アドレスをピッ
チチェンジの先頭アドレスに書き換えるとともに、図1
に示すLFOデータレジスタ7、係数レジスタ10およ
び遅延用アドレスレジスタ11のエフェクタブロックE
F1に対応するバンクに、ピッチチェンジに関するLF
Oデータ、係数データおよび遅延用アドレスデータを書
き込む。
【0045】いっぽう、遅延用アドレス管理部12は、
メモリクリア命令CLR1が入力されると、後述するよ
うに、遅延用RAM4のバンク41に書き込まれたデー
タをクリアする。また、CPU2は、遅延用アドレス管
理部12から出力されるクリアイネーブル信号CLE1
が”0”になっているか否かを定期的にスキャンし、ク
リアイネーブル信号CLE1が”0”になっている場合
には、遅延用RAM4のバンク41のクリアが終了した
と判断して、ミュートを解除する。これにより、図7に
示すように、ミュート解除直後からピッチチェンジの出
力レベルが徐々に上昇する。
【0046】次に、遅延用RAM4のバンク41に書き
込まれたデータをクリアする遅延用アドレス管理部12
の動作について説明する。まず、CPU2からCPUバ
ス3を介してクリア命令CLR1(図5(2)参照)が
転送されると、微分回路17は、クリア命令CLR1を
微分して図5(3)に示す負論理の微分信号DEFを出
力する。次に、メモリクリアモードレジスタ20は、微
分信号DEFの立ち上がりに同期して、”1”のクリア
イネーブル信号CLE1(図5(6)参照)を出力し、
この”1”のクリアイネーブル信号CLE1が3ステー
トバッファ27を介して”1”のメモリクリア信号MC
LRとして出力されるので、図5の最下段に示すよう
に、遅延用アドレス管理部12は、メモリクリアモード
となる。また、微分信号DEFの立ち下がりに同期して
アンドゲート23の出力信号、すなわち、ネガティブク
リア信号NCRも立ち下がるので、カウンタ24のカウ
ント値がクリアされる。
【0047】このような状態において、時間が経過して
1DACサイクルが終了し、図5(10)に示すラスト
ステップ信号LSTPが入力された後、エフェクタブロ
ックEF1に対応したエフェクタバンクナンバEBN1
(図5(7)参照)が入力されると、セレクタ21は、
今、”1”のクリアイネーブル信号CLE1により、B
入力端側、すなわち、エフェクタバンクナンバEBN1
を選択しているので、エフェクタバンクナンバEBN1
をカウンタイネーブル信号CEとして出力して、カウン
タ24のカウント動作をイネーブルする。これにより、
カウンタ24は、クロックφに同期してカウント動作を
開始し、そのカウント値(最初のクロックφのときは値
1)を3ステートバッファ27を介してカウントデータ
CD1として減算器35のA入力端に供給する。
【0048】今、メモリクリア信号MCLRが”1”で
あるので、インバータ33の出力データは、”0”であ
り、ゲート34は、閉じられている。いっぽう、図2
(h)に示すように、図示せぬ5段のシフトレジスタか
らは、1DACサイクルのうち、エフェクタブロックE
F1の処理ステップ分だけ、すなわち、0〜55ステッ
プの期間だけバンクサイズBS1が出力され、遅延用デ
ータ管理部12に供給されている。
【0049】したがって、減算器35において、バンク
サイズBS1からカウントデータCD1(メモリクリア
開始から最初のクロックφのときは値0)が減算され、
その減算結果が加算器36を経て剰余演算器37に入力
される。次に、剰余演算器37において、減算器35の
減算結果とバンクサイズBS1との剰余演算が行われ
る。メモリクリアモードにおいては、上述したようにゲ
ート34が閉じられているので、減算器35の減算結果
は、バンクサイズBS1以下の大きさとなり、減算器3
5の減算結果(メモリクリア開始から最初のクロックφ
のときは遅延用RAM4のバンク41の最終アドレス
(TAD2−1)に対応した値)がそのまま出力され、
加算器38に入力され、加算器38において、図示せぬ
遅延RAM用先頭アドレスレジスタから出力される先頭
アドレスデータTAD1(アドレス0)と加算され、修
正アドレスデータMADとして出力される。
【0050】次に、修正アドレスデータMADは、図6
に示すメモリコントロール部13に入力される。今の場
合、メモリコントロール部13には、メモリクリア信号
MCLRが入力されているので、セレクタ39および4
0は、ともにB入力端から入力されている”0”を選択
し、それぞれ遅延用RAM4のデータ入力端DTAおよ
び書込/読出制御端NW/Rに供給している。メモリク
リア開始から最初のクロックφのときは、遅延用RAM
4のバンク41の最終アドレス(TAD2−1)にデー
タ”0”が書き込まれる、すなわち、遅延用RAM4の
バンク41の最終アドレス(TAD2−1)の楽音デー
タがクリアされる。
【0051】以上説明した動作が、遅延用アドレス管理
部12にエフェクタバンクナンバEBN1が入力されて
いる期間(図5(7)および(8)参照)行われ、遅延
用RAM4のバンク41の最終アドレス(TAD2−
1)から値55だけ小さな値のアドレスまでの計56ア
ドレス分の楽音データがクリアされた後、遅延用アドレ
ス管理部12にエフェクタバンクナンバEBN1が入力
されなくなると、カウントイネーブル信号CEが”0”
となるので、カウンタ24は、カウント動作を停止す
る。これにより、メモリクリア動作が停止する。
【0052】そして、時間が経過して、1DACサイク
ルが終了し、再び、遅延用アドレス管理部12にエフェ
クタバンクナンバEBN1が入力されると、カウンタ2
4は、先の1DACサイクルのメモリクリア動作終了直
前にカウントしたカウント値から、再びカウント動作を
開始するので、新たな1DACサイクルの間には、遅延
用RAM4のバンク41の最終アドレス(TAD2−
1)から値56だけ小さな値のアドレスから最終アドレ
ス(TAD2−1)から値111だけ小さな値までの計
56アドレス分の楽音データがクリアされる。
【0053】このように、1DACサイクルにおいて
は、各エフェクタブロックEF1〜EF5のそれぞれの
ステップ数に対応したアドレス分しか遅延用RAM4の
各バンク41〜45がクリアされないので、数DACサイ
クルにわたって、音響効果の切り換えが指示されたエフ
ェクタブロックEFに対応した遅延用RAM4のバンク
の楽音データをすべてクリアしていく。
【0054】そして、メモリクリアモード中であって、
エフェクタバンクナンバEBN1が入力されている間
に、カウンタ24のカウント値がバンクサイズBS1に
等しくなると、その値がカウントデータCD1として減
算器35のA入力端に供給される。したがって、減算器
35において、バンクサイズBS1からカウントデータ
CD1(バンクサイズBS1)が減算され、その減算結
果(値0)が加算器36を経て剰余演算器37に入力さ
れる。次に、剰余演算器37において、減算器35の減
算結果(値0)とバンクサイズBS1との剰余演算が行
われる。今の場合、減算器35の減算結果(値0)が、
バンクサイズBS1以下の大きさであるので、減算器3
5の減算結果(値0)がそのまま出力され、加算器38
に入力され、加算器38において、図示せぬ遅延RAM
用先頭アドレスレジスタから出力される先頭アドレスデ
ータTAD1と加算され、先頭アドレスデータTAD1
が修正アドレスデータMADとして出力される。
【0055】次に、修正アドレスデータMAD(先頭ア
ドレスデータTAD1)は、図6に示すメモリコントロ
ール部13に入力される。今の場合、メモリコントロー
ル部13には、メモリクリア信号MCLRが入力されて
いるので、セレクタ39および40は、ともにB入力端
から入力されている”0”を選択し、それぞれ遅延用R
AM4のデータ入力端DTAおよび書込/読出制御端N
W/Rに供給している。したがって、遅延用RAM4の
バンク41の先頭アドレスにデータ”0”が書き込まれ
る。すなわち、遅延用RAM4のバンク41のすべての
アドレスの楽音データがクリアされる。
【0056】また、カウンタ24のカウント値がバンク
サイズBS1に等しくなると、図5(9)に示すよう
に、比較器45が一致信号EQを出力するので、アンド
ゲート26の出力信号が”0”から”1”に立ち上が
り、この信号がナンドゲート22の第2の入力端に入力
される。いっぽう、ナンドゲート22の第1の入力端に
は、メモリクリアモードレジスタ20から出力され
た、”1”のクリアイネーブル信号CLE1が入力され
ている。したがって、ナンドゲート22の出力信号が”
1”から”0”に立ち下がり、これにより、アンドゲー
ト23の出力信号、すなわち、ネガティブクリア信号N
CRも図5(4)に示すように、立ち下がるので、カウ
ンタ24のカウント値がクリアされる。
【0057】また、アンドゲート26の出力信号は、ク
リア回路19に入力されている。クリア回路19は、こ
の一致信号EQを記憶しており、現在の1DACサイク
ルが終了する際、ラストステップ信号LSTPの立ち上
がりに同期して、クリア信号CLOを出力する。したが
って、アンドゲート23の出力信号、すなわち、ネガテ
ィブクリア信号NCRも図5(4)に示すように、クリ
ア信号CLOの立ち下がりに同期して立ち下がるので、
カウンタ24のカウント値がクリアされる。
【0058】ところで、上述したように、数DACサイ
クルにわたって遅延用RAM4のバンク41の楽音デー
タがクリアされるので、遅延用RAM4のバンク41
すべてのアドレスの楽音データがクリアされる時点、す
なわち、比較器25から一致信号EQが出力される時点
は、図5(9)に示すように、エフェクタバンクナンバ
EBN1が”1”のときである。このときは、マイクロ
プログラムは、エフェクタブロック1を実行中なので、
メモリクリアモードから直ちにマイクロプログラムによ
る遅延用RAM4をアクセスする通常モードに切り換え
てしまうと、ノイズが出力される恐れがある。
【0059】そこで、この実施例においては、図5に示
すように、遅延用RAM4のバンク41のすべてのアド
レスの楽音データがクリアされてもメモリクリアモード
を続行し、1DACサイクルの終了を示すラストステッ
プ信号LSTPが入力された時点で、クリア回路19が
クリア信号CLOを出力し、このクリア信号CLOに基
づいて、メモリクリアモードレジスタ20がクリアイネ
ーブル信号CLE1を”1”から”0”に立ち下げ、メ
モリクリアモードから通常モードに移行するようにして
いる。
【0060】これにより、クリアイネーブル信号CLE
1が”0”になっているか否かを定期的にスキャンして
いるCPU2は、上述したように、クリアイネーブル信
号CLE1が”0”になっている場合には、遅延用RA
M4のバンク41のクリアが終了したと判断して、ミュ
ートを解除するので、図7に示すように、ミュート解除
直後からピッチチェンジの出力レベルが徐々に上昇す
る。以上の説明は、遅延用RAM4のバンク41に記憶
されている楽音データのクリアに関するものであるが、
他のバンク42〜45に記憶されている楽音データのクリ
アに関しても同様な処理が行われることはいうまでもな
い。
【0061】次に、通常モード時における遅延用アドレ
ス管理部12の動作について説明する。通常モード時
は、各メモリバンク用アドレスカウンタ161〜16
5は、各バンクサイズBS1〜BS4のアドレスをカウ
ントするアドレスカウンタとして働く。すなわち、各メ
モリバンク用アドレスカウンタ161〜165は、それぞ
れ0〜BS1、0〜BS2、0〜BS3、0〜BS4、
0〜BS5のアドレスを出力する。出力されるアドレス
の総数は、各バンクサイズBS1〜BS5が本来のバン
クサイズから1だけ小さい値となっているため、それぞ
れ本来のバンクサイズと等しくなる。
【0062】通常モード時は、CPU2から供給される
クリア命令CLR1〜CLR5は常に”0”(図5
(2)参照)であるので、微分回路17から出力される
微分信号DEFは常に”1”(図5(3)参照)であ
り、メモリクリアモードレジスタ20から出力されるク
リアイネーブル信号CLE1も”0”(図5(6)参
照)である。その結果、通常モード時は、セレクタ21
は、常に、A入力端から入力されるラストステップ信号
LSTPをカウンタイネーブル信号CEとしてカウンタ
24のカウントイネーブル入力端CEに供給している。
【0063】これにより、カウンタ24は、ラストステ
ップ信号LSTPが”1”の時のみ、そのカウント動作
がイネーブルとなるので、クロックφの立ち上がりに同
期してカウントアップする。ラストステップ信号LST
Pが”1”の時、クロックφの立ち上がりは1回しかな
いので、カウンタ24は、結果として、1DACサイク
ルの最後で1だけカウントアップする(図5(1)およ
び(10)参照)。
【0064】メモリバンク用アドレスカウンタ161
比較器25は、カウンタ24のカウント値と、このカウ
ント値と時分割で供給されるバンクサイズBS1とを比
較しており、カウンタ24のカウント値がバンクサイズ
BS1に等しくなると、比較器45は、図5(9)に示
すように、一致信号EQを”0”から”1”に立ち上
げ、アンドゲート26の第2の入力端に供給する。いっ
ぽう、アンドゲート26の第1の入力端には、エフェク
タバンクナンバEBN1が供給されているので、エフェ
クタバンクナンバEBN1が”1”の間、アンドゲート
26の出力信号は”1”となる。すなわち、一致信号E
Qが”1”となり、マイクロプログラムがエフェクタブ
ロックEF1の処理を実行している時にのみアンドゲー
ト26の出力信号は”1”となる。
【0065】次に、クリア回路19は、アンドゲート2
6の出力信号が”1”となった後、ラストステップ信号
LSTPの立ち上がりに同期して、図5(5)に示すよ
うに、クリア信号CLOを”1”から”0”に立ち下げ
る。したがって、アンドゲート23の出力信号、すなわ
ち、ネガティブクリア信号NCRも図5(4)に示すよ
うに、クリア信号CLOの立ち下がりに同期して立ち下
がるので、カウンタ24のカウント値がクリアされる。
カウンタ24はクリアされた後もカウント動作を続ける
ので、通常モードにおいては、カウンタ24は、カウン
ト値0〜BS1の間でカウント動作を繰り返す。以上説
明した動作は、メモリバンク用アドレスカウンタ162
〜165においても同様に行われる。
【0066】カウンタ24のカウント値は、3ステート
バッファ27に入力されているエフェクタバンクナンバ
EBN1が”1”の時(すなわち、ステップ0〜55ス
テップの期間)だけ、3ステートバッファ27を経てカ
ウントデータCD1として減算器35のA入力端に入力
される。いっぽう、エフェクタバンクナンバEBN1
が”0”の時は、3ステートバッファ27は、ハイイン
ピーダンス状態になるが、他のメモリバンク用アドレス
カウンタ162〜165のうち、どれか1つがカウントデ
ータCD2〜CD5を出力して減算器35のA入力端に
供給する。すなわち、減算器35のA入力端には、時分
割でカウントデータCD1〜CD5が供給される。
【0067】減算器35は、時分割で供給されるバンク
サイズBS1〜BS5からカウントデータCD1〜CD
5を1DACサイクル内で順番に減算して出力する。こ
の減算器35の役割は、カウントデータCD1〜CD5
の変化を逆方向にするものである。すなわち、カウント
値0→BS1,0→BS2,0→BS3,0→BS4,
0→BS5の変化を、BS1→0,BS2→0,BS3
→0,BS4→0,BS5→0の変化にするものであ
る。
【0068】いっぽう、加算器28は、遅延用アドレス
データADと遅延用アドレス変調データAMDとを入力
して加算する。剰余演算部29は、加算器28の出力デ
ータとバンクサイズBS1〜BS5とを比較し、加算器
28の出力データが、本来のバンクサイズBS1〜BS
5の値より小さい場合には、加算器28の出力データを
そのまま出力し、加算器28の出力データが、本来のバ
ンクサイズBS1〜BS5の値以上の場合には、加算器
31の出力データ、すなわち、加算器28の出力データ
から本来のバンクサイズの値が減算された結果を出力す
る。
【0069】剰余演算部29の役割は、入力される加算
器28の出力データ、すなわち、アドレスデータがバン
クサイズより大きくならないように制御するものであ
る。このような処理をするのは、あらかじめ遅延用アド
レスデータADは、バンクサイズを越えないように設定
されるが、遅延用アドレスデータADと遅延用アドレス
変調データAMDとの加算結果がバンクサイズを越えて
しまうことがあるからである。
【0070】同様に、剰余演算部37においても、減算
器35の出力データと剰余演算部29の出力データとの
加算結果がバンクサイズより大きくならないように制御
する。最後に、剰余演算部29の出力データは、加算器
38において、時分割で供給される先頭アドレスデータ
TAD1〜TAD5と加算され、修正アドレスデータM
ADとして、図6に示すメモリコントロール部13を素
通りして遅延用RAM4のアドレス端ADSに供給され
る。
【0071】図6に示すメモリコントロール部13にお
いて、通常モード時ではメモリクリア信号MCLRが”
0”であるので、セレクタ39および40は、それぞれ
A入力端から入力されるデータを選択する。その結果、
データ管理部9から供給された楽音データMTDが遅延
用RAM4のデータ入力端DTAに供給され、図1に示
すマイクロプログラムメモリ5から読み出された制御コ
ードCCDが遅延用RAM4の書込/読出制御端NW/
Rに供給される。
【0072】以上説明したように、通常モード時におい
ては、メモリバンク用アドレスカウンタ161〜16
5は、各バンクサイズを1DACサイクル毎にカウント
するアドレスカウンタとして働く。そして、減算器35
において、各メモリバンク用アドレスカウンタ161
165のカウント値の進行方向が逆方向に変えられ、加
算器38において、各バンク41〜45の先頭アドレスデ
ータTAD1〜TAD5と加算されることにより、図8
(b)に示すアドレスの変化が実現されるのである。
【0073】なお、通常モード時に行われる各種の音響
効果処理の原理については公知であるので、その説明を
省略するが、たとえば、コーラスなどの変調型の音響効
果については、米国特許第4569268号公報を、リ
バーブなどの残響型の音響効果については、米国特許第
4570523号公報をそれぞれ参照されたい。
【0074】以上説明したように、上述した一実施例に
よれば、メモリクリア時において使用されるメモリクリ
ア用のアドレスと、通常モード時において使用されるア
ドレスとを同一のメモリバンク用アドレスカウンタ16
1〜165において発生しているので、回路規模の増大を
抑えることができる。また、メモリクリアのためのマイ
クロプログラムを用意せずにハードウェアによってメモ
リクリアを実行しているので、CPU2の負担を軽減す
ることができる。さらに、音響効果の変更時には、対象
となるエフェクタブロックのマイクロプログラムの実行
期間をメモリクリアのために使用しているので、最小限
の時間でメモリクリアが実行できる。
【0075】この実施例に示した回路においては、効果
を変更するエフェクタブロックのマイクロプログラムを
実行中に、対応するメモリブロックをクリアしていた。
このクリアの速度は、1ステップの実行に対して1アド
レスである。これは、遅延用RAM4の書き込みが、1
ステップの実行時間で完了する速度であるからである。
ところで、書き込み速度の遅いRAM、たとえば、1ア
ドレスをクリアするためには、2ステップ以上時間がか
かるRAMを遅延用RAM4として使用する場合も考え
られるが、本発明は、このような場合にも適用できる。
要するに、1DACサイクル中の変更しようとするマイ
クロプログラムの実行時間を利用して、対応するメモリ
ブロックの複数のアドレスをクリアすればよく、これに
より、最小の時間でメモリブロックのクリアを完了する
ことができる。
【0076】なお、上述した一実施例においては、メモ
リバンク用アドレスカウンタ16をエフェクタブロック
EF1〜EF5と同じ数だけ設け、メモリクリア信号M
CLR等を並列的に発生した例を示したが、1つのメモ
リバンク用アドレスカウンタ16を時分割で動作させ、
メモリクリア信号MCLR等を時分割で発生するように
してもよい。
【0077】また、上述した一実施例においては、1つ
のエフェクタブロックの効果を変更した場合について説
明したが、これに限定されず、同時に2つ以上のエフェ
クタブロックの効果を変更した場合についても、この実
施例の回路で説明することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マイクロプログラムの一部を変更した場合に、変更され
たマイクロプログラムに対応する記憶手段の領域に記憶
されているディジタル信号だけを消去することができる
という効果がある。したがって、本発明による信号処理
装置を電子楽器の効果付与装置に用いた場合には、変更
されなかったマイクロプログラムに対応する記憶手段を
クリアする必要がないので、記憶手段のディジタル信号
を消去する時間が少なくてすむとともに、変更されなか
ったマイクロプログラムは動作しているので、楽音が途
切れないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による信号処理装置を適用
した効果付与装置の構成を表すブロック図である。
【図2】 効果付与装置1の動作タイミングおよび遅延
用アドレス管理部12の各部に供給される各種データお
よび信号の一例を表す図である。
【図3】 図1のマイクロプログラムメモリ5、先頭ア
ドレスレジスタ14およびアドレスカウンタ15のより
詳細な構成を表すブロック図である。
【図4】 図1の遅延用アドレス管理部12の構成を表
すブロック図である。
【図5】 図1の遅延用アドレス管理部12の各部に供
給されるおよび各部から出力される各種データおよび信
号の一例を表す図である。
【図6】 図1のメモリコントロール部13の構成を表
すブロック図である。
【図7】 本発明の一実施例において音響効果を切り換
える場合の動作の概要を説明するための図である。
【図8】 従来の技術の不都合点および本発明の特徴点
を説明するための図である。
【符号の説明】
1……効果付与装置、2……CPU、3……CPUバ
ス、4……遅延用RAM、41〜45……バンク、5……
マイクロプログラムメモリ、6……LFO、7……LF
Oデータレジスタ、8……演算部、9……データ管理
部、10……係数レジスタ、11……遅延用アドレスレ
ジスタ、12……遅延用アドレス管理部、13……メモ
リコントロール部、14……先頭アドレスレジスタ、1
4a〜14e……レジスタエリア、15……アドレスカ
ウンタ、161〜165……メモリバンク用アドレスカウ
ンタ、17……微分回路、18……入力端子、19……
クリア回路、20……メモリクリアモードレジスタ、2
1,32,39,40……セレクタ、22……ナンドゲ
ート、23,26……アンドゲート、24……カウン
タ、25……比較器、27……3ステートバッファ、2
8,31,36,38……加算器、29,37……剰余
演算器、30、33……インバータ、34……ゲート、
35……減算器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマイクロプログラムをそれぞれ実
    行することにより、入力されたディジタル信号に遅延処
    理および様々な数値計算処理を施す信号処理装置におい
    て、 前記複数のマイクロプログラムに対応して複数の領域に
    分割された記憶手段と、 該記憶手段の複数に分割された領域毎に設けられ、前記
    ディジタル信号の前記記憶手段の各領域への記憶および
    読み出し等を管理するアドレス管理手段と、 複数のマイクロプログラムの少なくともいずれか1つの
    マイクロプログラムの変更を指示する指示手段と、 該指示手段によって指示されたマイクロプログラムに対
    応する前記記憶手段の領域に記憶されている前記ディジ
    タル信号を消去するように前記アドレス管理手段を制御
    する制御手段とを具備することを特徴とする信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス管理手段は、前記入力され
    たディジタル信号を遅延させるためのアドレスカウンタ
    を有し、該アドレスカウンタは、前記ディジタル信号の
    消去を実行する際に、消去するディジタル信号が記憶さ
    れている領域のアドレスを指示することを特徴とする請
    求項1記載の信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記指示手段によって指示されたマイク
    ロプログラムに対応する前記記憶手段の領域に記憶され
    ている前記ディジタル信号を消去する際に、該マイクロ
    プログラムの実行時間に前記消去を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記指示手段によって指示されたマイク
    ロプログラムを変更する際に、変更される前のマイクロ
    プログラムによって処理されたディジタル信号をミュー
    トするミュート手段を備え、前記変更後にミュートを解
    除することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
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