JPH0816178A - キーコントロール装置 - Google Patents
キーコントロール装置Info
- Publication number
- JPH0816178A JPH0816178A JP6167429A JP16742994A JPH0816178A JP H0816178 A JPH0816178 A JP H0816178A JP 6167429 A JP6167429 A JP 6167429A JP 16742994 A JP16742994 A JP 16742994A JP H0816178 A JPH0816178 A JP H0816178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- read
- address
- key
- addresses
- key control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キーコントロール付与から未付与への変更時
に不要なフィルタがかかったり、ノイズが発生するのを
防止する。 【構成】 キー変換部41は、入力信号DinをLサンプ
ル分記憶して、与えられたキー変化量KCに基づいて記
憶手段への入力信号の書込間隔に対する読出間隔を制御
することによりキーコントロールされた信号を出力す
る。キーコントロール付与から未付与への変更が指示さ
れた際、クロスフェード切換手段が、キーコントロール
付与後の信号からキーコントロール未付与の入力信号へ
と信号を徐々に切換える。
に不要なフィルタがかかったり、ノイズが発生するのを
防止する。 【構成】 キー変換部41は、入力信号DinをLサンプ
ル分記憶して、与えられたキー変化量KCに基づいて記
憶手段への入力信号の書込間隔に対する読出間隔を制御
することによりキーコントロールされた信号を出力す
る。キーコントロール付与から未付与への変更が指示さ
れた際、クロスフェード切換手段が、キーコントロール
付与後の信号からキーコントロール未付与の入力信号へ
と信号を徐々に切換える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラオケ装置等で伴
奏曲のキーを変化させる際に用いられるキーコントロー
ル装置に関し、特に記憶手段への入力信号の書込間隔に
対する読出間隔を制御することにより、指定されたキー
変化量を付与するキーコントロール装置に関する。
奏曲のキーを変化させる際に用いられるキーコントロー
ル装置に関し、特に記憶手段への入力信号の書込間隔に
対する読出間隔を制御することにより、指定されたキー
変化量を付与するキーコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置では、操作パネルやマイク
ロフォンに設けられたスイッチ操作によって、伴奏曲の
キーを高くしたり、低くしたりするキーコントロール装
置が設けられている。キーをコントロールする方式には
種々の方式があるが、一つの方式としては、入力オーデ
ィオ信号のメモリへの書込速度に対する読出速度を変化
させることでキーコントロールを行う方式が知られてい
る。図11は、この方式によるキーコントロール装置を
説明するための図である。入力オーディオ信号Dinは、
所定のシフトクロックSCKに従ってシフトレジスタ1
に入力される。シフトレジスタ1からは所定の間隔、例
えばL/2段(L:シフトレジスタ1の段数)を隔てた
2つのタップ出力D1,D2が取り出される。
ロフォンに設けられたスイッチ操作によって、伴奏曲の
キーを高くしたり、低くしたりするキーコントロール装
置が設けられている。キーをコントロールする方式には
種々の方式があるが、一つの方式としては、入力オーデ
ィオ信号のメモリへの書込速度に対する読出速度を変化
させることでキーコントロールを行う方式が知られてい
る。図11は、この方式によるキーコントロール装置を
説明するための図である。入力オーディオ信号Dinは、
所定のシフトクロックSCKに従ってシフトレジスタ1
に入力される。シフトレジスタ1からは所定の間隔、例
えばL/2段(L:シフトレジスタ1の段数)を隔てた
2つのタップ出力D1,D2が取り出される。
【0003】いま、タップアドレスAD1,AD2が固
定されていれば、入力オーディオ信号の書込速度と読出
速度とが等しくなるので、キー変化はない。タップアド
レスAD1,AD2が1シフトクロックSCK毎に−1
タップだけ変化すると、入力オーディオ信号のサンプリ
ングデータを1つおきに読み出すことになるので、実質
的に読出速度が書込速度の2倍になる。このため、入力
信号に対して1オクターブアップの出力信号を取り出す
ことができる。また、タップアドレスAD1,AD2が
1シフトクロックSCK毎に1/2タップだけ変化する
と、実質的に読出速度が書込速度の1/2倍となる。こ
のため、入力信号に対して1オクターブダウンの出力信
号を取り出すことができる。
定されていれば、入力オーディオ信号の書込速度と読出
速度とが等しくなるので、キー変化はない。タップアド
レスAD1,AD2が1シフトクロックSCK毎に−1
タップだけ変化すると、入力オーディオ信号のサンプリ
ングデータを1つおきに読み出すことになるので、実質
的に読出速度が書込速度の2倍になる。このため、入力
信号に対して1オクターブアップの出力信号を取り出す
ことができる。また、タップアドレスAD1,AD2が
1シフトクロックSCK毎に1/2タップだけ変化する
と、実質的に読出速度が書込速度の1/2倍となる。こ
のため、入力信号に対して1オクターブダウンの出力信
号を取り出すことができる。
【0004】タップアドレスAD1,AD2を例えば図
12に示すように連続的に変化させると、タップアドレ
スAD1,AD2がシフトレジスタ1の最終タップアド
レスから先頭タップアドレスに飛ぶときに、信号の連続
性が断たれてノイズが発生する。これを防止するため、
シフトレジスタ1の中央で最大、両端部で最小となるよ
うな窓波形W1,W2を用意し、これら窓波形W1,W
2による各タップ出力D1,D2の重み付けを乗算器
2,3で行い、この乗算器2,3の出力を加算器4で加
算することによって、クロスフェードされた出力DOUT
を得るようにしている。
12に示すように連続的に変化させると、タップアドレ
スAD1,AD2がシフトレジスタ1の最終タップアド
レスから先頭タップアドレスに飛ぶときに、信号の連続
性が断たれてノイズが発生する。これを防止するため、
シフトレジスタ1の中央で最大、両端部で最小となるよ
うな窓波形W1,W2を用意し、これら窓波形W1,W
2による各タップ出力D1,D2の重み付けを乗算器
2,3で行い、この乗算器2,3の出力を加算器4で加
算することによって、クロスフェードされた出力DOUT
を得るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のキーコントロール装置では、キーコントロール付与か
ら未付与への変更が指示されてタップアドレスAD1,
AD2が任意の位置で停止すると、停止位置によって
は、乗算器2,3及び加算器4によりFIRフィルタが
構成されてしまい、入力オーディオ信号に不要なフィル
タがかかってしまう。これを防止するには、キーコント
ロール未付与の指示が与えられたら、タップアドレスA
D1,AD2を、図中点線で示す、乗算器2,3の一方
が機能しない位置、即ち窓波形W1,W2の一方が0に
なるシフトレジスタ1の両端位置に移動させればよい。
しかし、この場合、キーコントロール付与から未付与に
切り替わる際の信号の連続性が断たれてクリックノイズ
が発生するという問題がある。
のキーコントロール装置では、キーコントロール付与か
ら未付与への変更が指示されてタップアドレスAD1,
AD2が任意の位置で停止すると、停止位置によって
は、乗算器2,3及び加算器4によりFIRフィルタが
構成されてしまい、入力オーディオ信号に不要なフィル
タがかかってしまう。これを防止するには、キーコント
ロール未付与の指示が与えられたら、タップアドレスA
D1,AD2を、図中点線で示す、乗算器2,3の一方
が機能しない位置、即ち窓波形W1,W2の一方が0に
なるシフトレジスタ1の両端位置に移動させればよい。
しかし、この場合、キーコントロール付与から未付与に
切り替わる際の信号の連続性が断たれてクリックノイズ
が発生するという問題がある。
【0006】この発明は、このような問題点に鑑みてな
されたもので、キーコントロール付与から未付与への変
更時に不要なフィルタがかかったり、ノイズが発生する
のを防止することができるキーコントロール装置を提供
することを目的とする。
されたもので、キーコントロール付与から未付与への変
更時に不要なフィルタがかかったり、ノイズが発生する
のを防止することができるキーコントロール装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るキーコン
トロール装置は、入力信号をL(L:任意の整数)サン
プル分記憶する記憶手段と、与えられたキー変化量に基
づいて前記記憶手段への入力信号の書込間隔に対する読
出間隔を制御すべくL/n(n:2以上の整数)アドレ
スだけ離れたn個の読出アドレスを生成してn個の入力
信号を前記記憶手段から読み出す読出制御手段と、この
読出制御手段で生成される前記n個の読出アドレスのそ
れぞれについて、前記読出アドレスが一巡する期間を1
周期とし、前記読出アドレスが最大アドレスから最小ア
ドレスに切り替わるタイミングで最小値、最小アドレス
と最大アドレスとの中間値で最大値となるn個の窓波形
を生成する窓波形生成手段と、前記読出制御手段によっ
て前記記憶手段から読み出されたn個の入力信号を前記
窓波形生成手段で生成されたn個の窓波形でそれぞれ重
み付けして加算する演算手段とを備えたキーコントロー
ル装置において、キーコントロール付与から未付与への
変更が指示された際、前記演算手段から出力されるキー
コントロール付与後の信号に対しては減少傾向の波形に
より重み付けすると共に、前記記憶手段へ書き込む前の
キーコントロール未付与の入力信号に対しては増加傾向
の波形により重み付けし、且つ両信号を合成することに
より両信号をクロスフェード切り換えするクロスフェー
ド切換手段を備えたことを特徴とする。
トロール装置は、入力信号をL(L:任意の整数)サン
プル分記憶する記憶手段と、与えられたキー変化量に基
づいて前記記憶手段への入力信号の書込間隔に対する読
出間隔を制御すべくL/n(n:2以上の整数)アドレ
スだけ離れたn個の読出アドレスを生成してn個の入力
信号を前記記憶手段から読み出す読出制御手段と、この
読出制御手段で生成される前記n個の読出アドレスのそ
れぞれについて、前記読出アドレスが一巡する期間を1
周期とし、前記読出アドレスが最大アドレスから最小ア
ドレスに切り替わるタイミングで最小値、最小アドレス
と最大アドレスとの中間値で最大値となるn個の窓波形
を生成する窓波形生成手段と、前記読出制御手段によっ
て前記記憶手段から読み出されたn個の入力信号を前記
窓波形生成手段で生成されたn個の窓波形でそれぞれ重
み付けして加算する演算手段とを備えたキーコントロー
ル装置において、キーコントロール付与から未付与への
変更が指示された際、前記演算手段から出力されるキー
コントロール付与後の信号に対しては減少傾向の波形に
より重み付けすると共に、前記記憶手段へ書き込む前の
キーコントロール未付与の入力信号に対しては増加傾向
の波形により重み付けし、且つ両信号を合成することに
より両信号をクロスフェード切り換えするクロスフェー
ド切換手段を備えたことを特徴とする。
【0008】この発明に係る他のキーコントロール装置
は、入力信号をL(L:任意の整数)サンプル分記憶す
る記憶手段と、与えられたキー変化量に基づいて前記記
憶手段への入力信号の書込間隔に対する読出間隔を制御
すべくL/2アドレスだけ離れた2個の読出アドレスを
生成して2個の入力信号を前記記憶手段から読み出す読
出制御手段と、この読出制御手段で生成される前記2個
の読出アドレスのそれぞれについて、前記読出アドレス
が一巡する期間を1周期とし、前記読出アドレスが最大
アドレスから最小アドレスに切り替わるタイミングで最
小値、最小アドレスと最大アドレスとの中間値で最大値
となる2個の窓波形を生成する窓波形生成手段と、前記
読出制御手段によって前記記憶手段から読み出された2
個の入力信号を前記窓波形生成手段で生成された2個の
窓波形でそれぞれ重み付けして加算する演算手段とを備
えたキーコントロール装置において、キーコントロール
付与から未付与への変更が指示された際、前記窓波形生
成手段が生成する2個の窓波形のうちの一方が最小値、
他方が最大値になるタイミングで前記入力信号の書込間
隔と読出間隔とを一致させる切換制御手段を備えたこと
を特徴とする。
は、入力信号をL(L:任意の整数)サンプル分記憶す
る記憶手段と、与えられたキー変化量に基づいて前記記
憶手段への入力信号の書込間隔に対する読出間隔を制御
すべくL/2アドレスだけ離れた2個の読出アドレスを
生成して2個の入力信号を前記記憶手段から読み出す読
出制御手段と、この読出制御手段で生成される前記2個
の読出アドレスのそれぞれについて、前記読出アドレス
が一巡する期間を1周期とし、前記読出アドレスが最大
アドレスから最小アドレスに切り替わるタイミングで最
小値、最小アドレスと最大アドレスとの中間値で最大値
となる2個の窓波形を生成する窓波形生成手段と、前記
読出制御手段によって前記記憶手段から読み出された2
個の入力信号を前記窓波形生成手段で生成された2個の
窓波形でそれぞれ重み付けして加算する演算手段とを備
えたキーコントロール装置において、キーコントロール
付与から未付与への変更が指示された際、前記窓波形生
成手段が生成する2個の窓波形のうちの一方が最小値、
他方が最大値になるタイミングで前記入力信号の書込間
隔と読出間隔とを一致させる切換制御手段を備えたこと
を特徴とする。
【0009】なお、上記の各キーコントロール装置の好
ましい態様においては、前記読出制御手段が、前記記憶
手段への書込間隔に対する読出間隔を規定する定数デー
タに小数部を含む場合、その小数部を含む定数データを
累積加算することにより読出アドレスを作成し、且つ前
記n個の読出アドレスにそれぞれ隣接するアドレスから
さらにm(m:2以上の整数)個の入力信号を読み出す
ものであり、前記演算手段が、前記隣接して読み出した
入力信号間を上記定数データ累積加算値の小数部で補間
処理するものであることを特徴とする。
ましい態様においては、前記読出制御手段が、前記記憶
手段への書込間隔に対する読出間隔を規定する定数デー
タに小数部を含む場合、その小数部を含む定数データを
累積加算することにより読出アドレスを作成し、且つ前
記n個の読出アドレスにそれぞれ隣接するアドレスから
さらにm(m:2以上の整数)個の入力信号を読み出す
ものであり、前記演算手段が、前記隣接して読み出した
入力信号間を上記定数データ累積加算値の小数部で補間
処理するものであることを特徴とする。
【0010】また、前記読出制御手段、窓波形生成手段
及び演算手段は、内部に記憶されたマイクロプログラム
でそれらの機能を実現するディジタル・シグナル・プロ
セッサで構成し、前記記憶手段は、外部に接続されたラ
ンダムアクセス可能な読み書きメモリとするようにして
もよい。
及び演算手段は、内部に記憶されたマイクロプログラム
でそれらの機能を実現するディジタル・シグナル・プロ
セッサで構成し、前記記憶手段は、外部に接続されたラ
ンダムアクセス可能な読み書きメモリとするようにして
もよい。
【0011】
【作用】この発明の第1のキーコントロール装置によれ
ば、キーコントロール付与から未付与への変更が指示さ
れた際、クロスフェード切換手段が、演算手段から出力
されるキーコントロール付与後の信号から記憶手段へ書
き込む前のキーコントロール未付与の入力信号へと信号
を徐々に切換えるので、切換時にノイズが発生すること
がなく、切換後はキーコントロール未付与の入力信号が
そのまま出力されることになるので、不要なフィルタが
かかることもない。
ば、キーコントロール付与から未付与への変更が指示さ
れた際、クロスフェード切換手段が、演算手段から出力
されるキーコントロール付与後の信号から記憶手段へ書
き込む前のキーコントロール未付与の入力信号へと信号
を徐々に切換えるので、切換時にノイズが発生すること
がなく、切換後はキーコントロール未付与の入力信号が
そのまま出力されることになるので、不要なフィルタが
かかることもない。
【0012】また、この発明の第2のキーコントロール
装置によれば、キーコントロール付与から未付与への変
更が指示された際、入力信号の書込間隔と読出間隔とを
直ちに一致させるのではなく、窓波形生成手段が生成す
る2個の窓波形のうちの一方が最小値、他方が最大値に
なるタイミング、即ちフィルタが形成されないタイミン
グになるまで待ってから書込間隔と読出間隔とを一致さ
せるようにしているので、不要なフィルタがかかること
はない。また、そのようなタイミングになるまで、処理
を続行することにより、急激な信号の変化も発生させな
いので、ノイズが発生することもない。
装置によれば、キーコントロール付与から未付与への変
更が指示された際、入力信号の書込間隔と読出間隔とを
直ちに一致させるのではなく、窓波形生成手段が生成す
る2個の窓波形のうちの一方が最小値、他方が最大値に
なるタイミング、即ちフィルタが形成されないタイミン
グになるまで待ってから書込間隔と読出間隔とを一致さ
せるようにしているので、不要なフィルタがかかること
はない。また、そのようなタイミングになるまで、処理
を続行することにより、急激な信号の変化も発生させな
いので、ノイズが発生することもない。
【0013】なお、書込間隔に対する読出間隔に小数部
を含む場合、読出アドレスとその隣接アドレスとからそ
れぞれ入力信号を読み出して、それらの信号間を補間処
理することにより、細かなキーコントロールが可能にな
る。
を含む場合、読出アドレスとその隣接アドレスとからそ
れぞれ入力信号を読み出して、それらの信号間を補間処
理することにより、細かなキーコントロールが可能にな
る。
【0014】また、読出制御手段、窓波形生成手段及び
演算手段は、ディジタル・シグナル・プロセッサで構成
し、前記記憶手段は、外部に接続されたランダムアクセ
ス可能な読み書きメモリとすることにより、十分な量の
入力信号を保持することができ、細かなコントロールが
可能になる。
演算手段は、ディジタル・シグナル・プロセッサで構成
し、前記記憶手段は、外部に接続されたランダムアクセ
ス可能な読み書きメモリとすることにより、十分な量の
入力信号を保持することができ、細かなコントロールが
可能になる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1は、この発明の一実施例に係るキーコン
トロール装置を適用したカラオケシステムの構成を示す
ブロック図である。CPU11は、システム全体の動作
を管理・制御する。操作パネル12は、選曲、予約、音
量調整、音程調整等の各種スイッチを備える。CD/L
Dプレーヤ13で再生された背景画像及び歌詞情報は、
ディスプレイ装置14に表示される。オーディオ信号
は、信号処理LSI15でボイスキャンセル、キーコン
トロール、リバーブ等の処理を施される。信号処理LS
I15には、信号データを格納するDRAM(ダイナミ
ック・ランダム・アクセス・メモリ)16が接続されて
いる。また、マイクロフォン17からの音声信号も信号
処理LSI15でエコー等が付与されて前記オーディオ
信号に合成される。信号処理LSI15の出力は、D/
A変換器18でD/A変換されたのち、アンプ/スピー
カ19に供給される。CPU11、操作パネル12、C
D/LDプレーヤ13、ディスプレイ装置14及び信号
処理LSI15は、システムバス20を介して相互に接
続されている。
説明する。図1は、この発明の一実施例に係るキーコン
トロール装置を適用したカラオケシステムの構成を示す
ブロック図である。CPU11は、システム全体の動作
を管理・制御する。操作パネル12は、選曲、予約、音
量調整、音程調整等の各種スイッチを備える。CD/L
Dプレーヤ13で再生された背景画像及び歌詞情報は、
ディスプレイ装置14に表示される。オーディオ信号
は、信号処理LSI15でボイスキャンセル、キーコン
トロール、リバーブ等の処理を施される。信号処理LS
I15には、信号データを格納するDRAM(ダイナミ
ック・ランダム・アクセス・メモリ)16が接続されて
いる。また、マイクロフォン17からの音声信号も信号
処理LSI15でエコー等が付与されて前記オーディオ
信号に合成される。信号処理LSI15の出力は、D/
A変換器18でD/A変換されたのち、アンプ/スピー
カ19に供給される。CPU11、操作パネル12、C
D/LDプレーヤ13、ディスプレイ装置14及び信号
処理LSI15は、システムバス20を介して相互に接
続されている。
【0016】信号処理LSI15は、例えば図2に示す
ように、プログラムROM21と、このプログラムRO
M21に格納されたマイクロプログラムに従って演算処
理を実行する演算処理部22とを備えたディジタル・シ
グナル・プロセッサ(DSP)23で構成することがで
きる。このDSP23とDRAM16とで、例えば図3
に示すような機能を実現する。入力オーディオ信号Din
は、それにボーカルが含まれている場合には、ボイスキ
ャンセラ31でボーカル成分を除去されたのち、キーコ
ントローラ32で指定された音程のオーディオ信号に変
換され、リバーブレータ33で必要に応じて反響音を付
与される。また、マイクロフォン17から入力されるボ
ーカル信号は、エコー処理部34でエコーを付加され
る。これらのオーディオ信号及びボーカル信号は、各チ
ャネル毎に乗算器35,36,37,38及び加算器3
9,40を介して合成される。
ように、プログラムROM21と、このプログラムRO
M21に格納されたマイクロプログラムに従って演算処
理を実行する演算処理部22とを備えたディジタル・シ
グナル・プロセッサ(DSP)23で構成することがで
きる。このDSP23とDRAM16とで、例えば図3
に示すような機能を実現する。入力オーディオ信号Din
は、それにボーカルが含まれている場合には、ボイスキ
ャンセラ31でボーカル成分を除去されたのち、キーコ
ントローラ32で指定された音程のオーディオ信号に変
換され、リバーブレータ33で必要に応じて反響音を付
与される。また、マイクロフォン17から入力されるボ
ーカル信号は、エコー処理部34でエコーを付加され
る。これらのオーディオ信号及びボーカル信号は、各チ
ャネル毎に乗算器35,36,37,38及び加算器3
9,40を介して合成される。
【0017】図4は、キーコントローラ32の更に詳細
を説明するためのブロック図である。キーコントローラ
32に入力されるキー変化前の入力オーディオ信号Din
は、アドレス増分値Δに基づいてキー変換部41で音程
を変換される。アドレス増分値Δは、外部から与えられ
たキー変化量KCのデータから、LSI15内部のKC
→Δテーブル42を参照することにより求められる。キ
ー変換部41によるキー変化付与の信号と未付与の信号
とは、クロスフェード部43に供給されている。クロス
フェード部43は、キー変化付与から未付与への切換時
にクロスフェード制御部44の制御に基づいて、キー変
化付与の信号を徐々に減少させ、キー変化未付与の信号
を徐々に増加させるべく、乗算器45,46の重み付け
を変化させる。これら乗算器45,46の出力が加算器
47で加算されて、キー変化付与から未付与の信号がク
ロスフェードされた出力信号DOUT を得ることができ
る。
を説明するためのブロック図である。キーコントローラ
32に入力されるキー変化前の入力オーディオ信号Din
は、アドレス増分値Δに基づいてキー変換部41で音程
を変換される。アドレス増分値Δは、外部から与えられ
たキー変化量KCのデータから、LSI15内部のKC
→Δテーブル42を参照することにより求められる。キ
ー変換部41によるキー変化付与の信号と未付与の信号
とは、クロスフェード部43に供給されている。クロス
フェード部43は、キー変化付与から未付与への切換時
にクロスフェード制御部44の制御に基づいて、キー変
化付与の信号を徐々に減少させ、キー変化未付与の信号
を徐々に増加させるべく、乗算器45,46の重み付け
を変化させる。これら乗算器45,46の出力が加算器
47で加算されて、キー変化付与から未付与の信号がク
ロスフェードされた出力信号DOUT を得ることができ
る。
【0018】次に、キー変化量KC(CENT)とアドレス
増分値Δとの関係について説明する。いま、キー変化未
付与の信号Dinの周波数をf0 、キー変化付与の信号D
outの周波数をf1 とすると、その周波数比は、キー変
化量KC(CENT)を使用して下記数1のように表すこと
ができる。
増分値Δとの関係について説明する。いま、キー変化未
付与の信号Dinの周波数をf0 、キー変化付与の信号D
outの周波数をf1 とすると、その周波数比は、キー変
化量KC(CENT)を使用して下記数1のように表すこと
ができる。
【0019】
【数1】f1 /f0 =2KC/1200
【0020】ここで、もし入力信号Dinを所定の書込速
度でメモリに書き込み、このメモリから任意の読出速度
で読み出した信号を出力信号Dout とすれば、書込速度
と読出速度とが等しい場合に周波数比は1であり、書込
速度に対して読出速度がn倍になれば周波数比はnにな
る。また、書込速度と読出速度とを等しくする代わり
に、書込時のアドレス増分値に対する読出時のアドレス
増分値をn倍にしても周波数比はnになる。信号格納手
段としてメモリの代わりにシフトレジスタを使用する
と、データ自体が1タップずつシフトしているから、読
出タップアドレスが固定値(タップアドレスの増分値Δ
が0)のとき、周波数比が1となる。つまり、n倍の周
波数を得るための出力を取り出すタップアドレスの増分
値Δは、Δ=1−nで表される。従って、
度でメモリに書き込み、このメモリから任意の読出速度
で読み出した信号を出力信号Dout とすれば、書込速度
と読出速度とが等しい場合に周波数比は1であり、書込
速度に対して読出速度がn倍になれば周波数比はnにな
る。また、書込速度と読出速度とを等しくする代わり
に、書込時のアドレス増分値に対する読出時のアドレス
増分値をn倍にしても周波数比はnになる。信号格納手
段としてメモリの代わりにシフトレジスタを使用する
と、データ自体が1タップずつシフトしているから、読
出タップアドレスが固定値(タップアドレスの増分値Δ
が0)のとき、周波数比が1となる。つまり、n倍の周
波数を得るための出力を取り出すタップアドレスの増分
値Δは、Δ=1−nで表される。従って、
【0021】
【数2】Δ=1−f1 /f0 =1−2KC/1200
【0022】となる。このキー変化量KCとアドレス増
分値Δとの関係を図5に示す。一般に、キー変化量をセ
ントで表す場合、+100CENTで半音アップ、+200
CENTで1音アップ、…、+1200CENTで1オクターブ
アップとなり、−100CENTで半音ダウン、−200CE
NTで1音ダウン、…、−1200CENTで1オクターブダ
ウンとなる。これらに対応するアドレス増分値Δを数2
から計算すると、−0.05946,−0.1225,
…,−1及び0.05613,0.1091,…,0.
5となる。
分値Δとの関係を図5に示す。一般に、キー変化量をセ
ントで表す場合、+100CENTで半音アップ、+200
CENTで1音アップ、…、+1200CENTで1オクターブ
アップとなり、−100CENTで半音ダウン、−200CE
NTで1音ダウン、…、−1200CENTで1オクターブダ
ウンとなる。これらに対応するアドレス増分値Δを数2
から計算すると、−0.05946,−0.1225,
…,−1及び0.05613,0.1091,…,0.
5となる。
【0023】このように、アドレス増分値Δが小数を含
む数値となるので、これらの累積値であるアドレスも小
数を含む数値となる。このため、キー変換部41では、
隣接するアドレスのデータから指定されたアドレスのデ
ータを直線補間によって求めるようにしている。図6
は、そのようなキー変換部41の一例を示すブロック図
である。段数Lのシフトレジスタ51には、キー変化前
の入力オーディオ信号Dinが所定のシフトクロックSC
Kに従って順次入力される。シフトレジスタ51から
は、タップアドレスI及びI+1並びに、これよりもL
/2タップだけ離れたタップアドレスi及びi+1から
計4つの信号が出力されている。アドレスI,I+1の
出力は、乗算器52,53及び加算器54からなる補間
部55で補間処理される。また、アドレスi,i+1の
出力は、乗算器56,57及び加算器58からなる補間
部59で補間処理される。いま、I,iを整数部、F,
fを小数部とし、アドレスI,I+1からそれぞれ出力
されるデータをDI ,DI+1 とすると、アドレスI+F
から出力されるべきデータDI+F は、数3のようにな
る。
む数値となるので、これらの累積値であるアドレスも小
数を含む数値となる。このため、キー変換部41では、
隣接するアドレスのデータから指定されたアドレスのデ
ータを直線補間によって求めるようにしている。図6
は、そのようなキー変換部41の一例を示すブロック図
である。段数Lのシフトレジスタ51には、キー変化前
の入力オーディオ信号Dinが所定のシフトクロックSC
Kに従って順次入力される。シフトレジスタ51から
は、タップアドレスI及びI+1並びに、これよりもL
/2タップだけ離れたタップアドレスi及びi+1から
計4つの信号が出力されている。アドレスI,I+1の
出力は、乗算器52,53及び加算器54からなる補間
部55で補間処理される。また、アドレスi,i+1の
出力は、乗算器56,57及び加算器58からなる補間
部59で補間処理される。いま、I,iを整数部、F,
fを小数部とし、アドレスI,I+1からそれぞれ出力
されるデータをDI ,DI+1 とすると、アドレスI+F
から出力されるべきデータDI+F は、数3のようにな
る。
【0024】
【数3】DI+F =(DI+1 −DI )F+DI =(1−F)DI +FDI+1
【0025】同様に、アドレスi+fから出力されるべ
きデータDi+f は、数4のようになる。
きデータDi+f は、数4のようになる。
【0026】
【数4】Di+f =(Di+1 −Di )f+Di =(1−f)Di +fDi+1
【0027】これらが補間部55,59からの出力とな
る。これら補間出力は乗算器60,61により、それぞ
れ窓波形W1,W2で重み付けされ、加算器62で加算
されてキー変化が付与された出力オーディオ信号Dout
として出力される。
る。これら補間出力は乗算器60,61により、それぞ
れ窓波形W1,W2で重み付けされ、加算器62で加算
されてキー変化が付与された出力オーディオ信号Dout
として出力される。
【0028】各アドレスI+F,i+f及び窓波形W
1,W2は、与えられたアドレス増分値Δから図7に示
す読出制御回路及び窓波形生成回路によって生成するこ
とができる。即ち、小数部を含むアドレス増分値Δの符
号(MSB)を除く値が累積加算器71で累積加算され
る。加算値の整数部I,iはシフトレジスタ51のタッ
プアドレスとして使用され、小数部F,fは補間処理時
の重み付けとして用いられる。アドレス増分値Δが正の
ときは、アドレスは増加する方向で変化するが、アドレ
ス増分値Δが負のときは、EX−ORゲート72で累積
加算値を反転させてアドレスが減少する方向で変化する
ようにする。また、アドレスIとアドレスiとの間隔を
L/2だけとるため、インバータ73で、アドレスiを
与えるデータのMSBをアドレスIに対して反転させ
る。これにより、アドレスI+F,i+fは、図8のよ
うに180度の位相差を持って変化する。
1,W2は、与えられたアドレス増分値Δから図7に示
す読出制御回路及び窓波形生成回路によって生成するこ
とができる。即ち、小数部を含むアドレス増分値Δの符
号(MSB)を除く値が累積加算器71で累積加算され
る。加算値の整数部I,iはシフトレジスタ51のタッ
プアドレスとして使用され、小数部F,fは補間処理時
の重み付けとして用いられる。アドレス増分値Δが正の
ときは、アドレスは増加する方向で変化するが、アドレ
ス増分値Δが負のときは、EX−ORゲート72で累積
加算値を反転させてアドレスが減少する方向で変化する
ようにする。また、アドレスIとアドレスiとの間隔を
L/2だけとるため、インバータ73で、アドレスiを
与えるデータのMSBをアドレスIに対して反転させ
る。これにより、アドレスI+F,i+fは、図8のよ
うに180度の位相差を持って変化する。
【0029】また、窓波形W1,W2は、アドレスI,
iのMSBが0で増加、1で減少するように、EX−O
Rゲート74,75で各ビットを選択的に反転させ、更
に振幅値が1になるように、乗算器76,77で2/L
を掛けることにより求められる。これにより求められる
窓波形W1,W2は、図8に示すように、180度の位
相差を持って変化する。
iのMSBが0で増加、1で減少するように、EX−O
Rゲート74,75で各ビットを選択的に反転させ、更
に振幅値が1になるように、乗算器76,77で2/L
を掛けることにより求められる。これにより求められる
窓波形W1,W2は、図8に示すように、180度の位
相差を持って変化する。
【0030】このように構成されたカラオケ装置によれ
ば、図4に示すように、キー変化付与から未付与へ変化
する際に、クロスフェード部43及びクロスフェード制
御部44によって、キー変化付与の信号からキー変化未
付与の信号へと徐々に切り替わるようにしているので、
不要なフィルタがかかることもクリックノイズが発生す
ることもない。
ば、図4に示すように、キー変化付与から未付与へ変化
する際に、クロスフェード部43及びクロスフェード制
御部44によって、キー変化付与の信号からキー変化未
付与の信号へと徐々に切り替わるようにしているので、
不要なフィルタがかかることもクリックノイズが発生す
ることもない。
【0031】図9は、この発明の他の実施例に係るキー
コントローラの構成を示すブロック図である。この実施
例では、セレクタ81によって、キー変化付与時にはK
C→Δテーブル42から出力されるアドレス増分値Δを
キー変換部41に与え、キー変化未付与時にはデータ
“0”をアドレス増分値Δとしてキー変換部41に与え
ることにより、キー変化の有無を切換える。切換のタイ
ミングは、フリップフロップ82によって与えられる。
即ち、図10のタイミングチャートで示すように、この
システムでは、キー変化付与/未付与の信号が“1”か
ら“0”へ変化しても、フリップフロップ82のリセッ
ト入力と出力Qとが同時に“1”から“0”へと変化す
るので、EX−NORゲート83の出力は直ちには変化
しない。アドレスI+Fが最大アドレスを超えると、図
7の累積加算器71からオーバーフロー信号OFが出力
されるので、この信号でフリップフロップ82をセット
することにより、EX−NORゲート83の出力が
“1”から“0”に変化する。これにより、アドレス増
分値Δが“0”に切り替わる。
コントローラの構成を示すブロック図である。この実施
例では、セレクタ81によって、キー変化付与時にはK
C→Δテーブル42から出力されるアドレス増分値Δを
キー変換部41に与え、キー変化未付与時にはデータ
“0”をアドレス増分値Δとしてキー変換部41に与え
ることにより、キー変化の有無を切換える。切換のタイ
ミングは、フリップフロップ82によって与えられる。
即ち、図10のタイミングチャートで示すように、この
システムでは、キー変化付与/未付与の信号が“1”か
ら“0”へ変化しても、フリップフロップ82のリセッ
ト入力と出力Qとが同時に“1”から“0”へと変化す
るので、EX−NORゲート83の出力は直ちには変化
しない。アドレスI+Fが最大アドレスを超えると、図
7の累積加算器71からオーバーフロー信号OFが出力
されるので、この信号でフリップフロップ82をセット
することにより、EX−NORゲート83の出力が
“1”から“0”に変化する。これにより、アドレス増
分値Δが“0”に切り替わる。
【0032】この実施例によれば、キー変化付与から未
付与へ指示入力が切り替わった場合でも、直ちにアドレ
ス増分値Δの切換は行わず、窓波形W1,W2の一方が
0になるシフトレジスタ1の両端位置にタップアドレス
が到達するまで切換えタイミングを遅らせるようにして
いるので、切換後に不要なフィルタかかることがなく、
ノイズが発生することもない。
付与へ指示入力が切り替わった場合でも、直ちにアドレ
ス増分値Δの切換は行わず、窓波形W1,W2の一方が
0になるシフトレジスタ1の両端位置にタップアドレス
が到達するまで切換えタイミングを遅らせるようにして
いるので、切換後に不要なフィルタかかることがなく、
ノイズが発生することもない。
【0033】なお、上記の実施例では、2×2点の出力
タップをとったが、3×2点、4×2点等、更に多くの
出力タップをとるようにしてもよい。また、入力オーデ
ィオ信号を格納する記憶手段としては、上述したシフト
レジスタの他に、RAMを使用したリングバッファを使
用してもよいことはいうまでもない。この場合、書込ア
ドレス増分値と読出アドレス増分値との差が、前述した
アドレス増分値Δに相当する量になる。
タップをとったが、3×2点、4×2点等、更に多くの
出力タップをとるようにしてもよい。また、入力オーデ
ィオ信号を格納する記憶手段としては、上述したシフト
レジスタの他に、RAMを使用したリングバッファを使
用してもよいことはいうまでもない。この場合、書込ア
ドレス増分値と読出アドレス増分値との差が、前述した
アドレス増分値Δに相当する量になる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
キーコントロール付与/未付与の信号を、切換時にクロ
スフェードによって切換える又は、フィルタの形成され
ない読出アドレス位置まで処理が進むのを待って切換え
るようにしているので、切換後の信号に不要なフィルタ
がかかったり、ノイズ発生したりするのを効果的に防止
することができる。
キーコントロール付与/未付与の信号を、切換時にクロ
スフェードによって切換える又は、フィルタの形成され
ない読出アドレス位置まで処理が進むのを待って切換え
るようにしているので、切換後の信号に不要なフィルタ
がかかったり、ノイズ発生したりするのを効果的に防止
することができる。
【図1】 この発明の一実施例に係るキーコントロール
装置を適用したカラオケシステムの構成を示すブロック
図である。
装置を適用したカラオケシステムの構成を示すブロック
図である。
【図2】 同システムにおける信号処理LSIの構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図3】 同LSIにより奏される機能を示す機能ブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】 同LSIにおけるキーコントローラの詳細を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】 同キーコントローラにおけるKC→Δテーブ
ルの内容を示す図である。
ルの内容を示す図である。
【図6】 同キーコントローラにおけるキー変換部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図7】 同キー変換部における読出制御回路及び窓波
形生成回路を示すブロック図である。
形生成回路を示すブロック図である。
【図8】 同読出制御回路及び窓波形生成回路によって
生成される読出アドレス及び窓波形を示す波形図であ
る。
生成される読出アドレス及び窓波形を示す波形図であ
る。
【図9】 この発明の他の実施例に係るキーコントロー
ラの構成を示すブロック図である。
ラの構成を示すブロック図である。
【図10】 同キーコントローラの動作を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図11】 従来のキーコントロール装置の概略構成を
示す図である。
示す図である。
【図12】 同キーコントロール装置における読出アド
レスと窓波形を示す波形図である。
レスと窓波形を示す波形図である。
11…CPU、12…操作パネル、13…CD/LDプ
レーヤ、14…ディスプレイ装置、15…信号処理LS
I、16…DRAM、17…マイクロフォン、18…D
/A変換器、19…アンプ/スピーカ、20…システム
バス。
レーヤ、14…ディスプレイ装置、15…信号処理LS
I、16…DRAM、17…マイクロフォン、18…D
/A変換器、19…アンプ/スピーカ、20…システム
バス。
Claims (4)
- 【請求項1】 入力信号をL(L:任意の整数)サンプ
ル分記憶する記憶手段と、 与えられたキー変化量に基づいて前記記憶手段への入力
信号の書込間隔に対する読出間隔を制御すべくL/n
(n:2以上の整数)アドレスだけ離れたn個の読出ア
ドレスを生成してn個の入力信号を前記記憶手段から読
み出す読出制御手段と、 この読出制御手段で生成される前記n個の読出アドレス
のそれぞれについて、前記読出アドレスが一巡する期間
を1周期とし、前記読出アドレスが最大アドレスから最
小アドレスに切り替わるタイミングで最小値、最小アド
レスと最大アドレスとの中間値で最大値となるn個の窓
波形を生成する窓波形生成手段と、 前記読出制御手段によって前記記憶手段から読み出され
たn個の入力信号を前記窓波形生成手段で生成されたn
個の窓波形でそれぞれ重み付けして加算する演算手段と
を備えたキーコントロール装置において、 キーコントロール付与から未付与への変更が指示された
際、前記演算手段から出力されるキーコントロール付与
後の信号に対しては減少傾向の波形により重み付けする
と共に、前記記憶手段へ書き込む前のキーコントロール
未付与の入力信号に対しては増加傾向の波形により重み
付けし、且つ両信号を合成することにより両信号をクロ
スフェード切り換えするクロスフェード切換手段を備え
たことを特徴とするキーコントロール装置。 - 【請求項2】 前記読出制御手段は、前記記憶手段への
書込間隔に対する読出間隔を規定する定数データに小数
部を含む場合、その小数部を含む定数データを累積加算
することにより読出アドレスを作成し、且つ前記n個の
読出アドレスにそれぞれ隣接するアドレスからさらにm
(m:2以上の整数)個の入力信号を読み出すものであ
り、 前記演算手段は、前記隣接して読み出した入力信号間を
上記定数データ累積加算値の小数部で補間処理するもの
であることを特徴とする請求項1に記載のキーコントロ
ール装置。 - 【請求項3】 入力信号をL(L:任意の整数)サンプ
ル分記憶する記憶手段と、 与えられたキー変化量に基づいて前記記憶手段への入力
信号の書込間隔に対する読出間隔を制御すべくL/2ア
ドレスだけ離れた2個の読出アドレスを生成して2個の
入力信号を前記記憶手段から読み出す読出制御手段と、 この読出制御手段で生成される前記2個の読出アドレス
のそれぞれについて、前記読出アドレスが一巡する期間
を1周期とし、前記読出アドレスが最大アドレスから最
小アドレスに切り替わるタイミングで最小値、最小アド
レスと最大アドレスとの中間値で最大値となる2個の窓
波形を生成する窓波形生成手段と、 前記読出制御手段によって前記記憶手段から読み出され
た2個の入力信号を前記窓波形生成手段で生成された2
個の窓波形でそれぞれ重み付けして加算する演算手段と
を備えたキーコントロール装置において、 キーコントロール付与から未付与への変更が指示された
際、前記窓波形生成手段が生成する2個の窓波形のうち
の一方が最小値、他方が最大値になるタイミングで前記
入力信号の書込間隔と読出間隔とを一致させる切換制御
手段を備えたことを特徴とするキーコントロール装置。 - 【請求項4】 前記読出制御手段は、前記記憶手段への
書込間隔に対する読出間隔を規定する定数データに小数
部を含む場合、その小数部を含む定数データを累積加算
することにより読出アドレスを作成し、且つ前記2個の
読出アドレスにそれぞれ隣接するアドレスからさらに2
個の入力信号を読み出すものであり、 前記演算手段は、前記隣接して読み出した入力信号間を
上記定数データ累積加算値の小数部で補間処理するもの
であることを特徴とする請求項3記載のキーコントロー
ル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6167429A JPH0816178A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | キーコントロール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6167429A JPH0816178A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | キーコントロール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0816178A true JPH0816178A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15849548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6167429A Pending JPH0816178A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | キーコントロール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0816178A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10319978A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-04 | Daiichi Kosho:Kk | カラオケ装置 |
JP2001188600A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音程変換装置 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP6167429A patent/JPH0816178A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10319978A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-04 | Daiichi Kosho:Kk | カラオケ装置 |
JP2001188600A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音程変換装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06195073A (ja) | 効果付与装置 | |
JP3175179B2 (ja) | デジタルピッチシフター | |
CN101149916B (zh) | 滤波装置以及使用滤波装置的电子乐器 | |
US5149902A (en) | Electronic musical instrument using filters for timbre control | |
JP3482685B2 (ja) | 電子楽器の音源装置 | |
JP3008922B2 (ja) | 楽音発生装置および楽音発生方法 | |
US5386529A (en) | Digital signal processor for use in sound quality treatment by filtering | |
JPH0816178A (ja) | キーコントロール装置 | |
JPH06168575A (ja) | デジタルミキサ | |
JPH04116598A (ja) | 楽音信号生成装置 | |
JP3520931B2 (ja) | 電子楽器 | |
JPH0816179A (ja) | キーコントロール装置 | |
JPH07325581A (ja) | 楽音発生装置 | |
JP3016470B2 (ja) | 音源装置 | |
JP2910632B2 (ja) | 波形メモリ音源装置 | |
JP3104873B2 (ja) | 音源装置 | |
JP2990777B2 (ja) | 電子楽器の効果装置 | |
JP2905904B2 (ja) | 電子楽器の信号処理装置 | |
JPH02135564A (ja) | データ処理装置 | |
JP2679175B2 (ja) | 音声信号発生装置 | |
JPH06259249A (ja) | 信号処理装置 | |
JP2642092B2 (ja) | デジタルエフェクト装置 | |
JP2905905B2 (ja) | 楽音発生装置 | |
JP2754936B2 (ja) | 楽音発生装置 | |
JP2956552B2 (ja) | 楽音発生方法および装置 |