JPH0625888U - 反転オルゴール - Google Patents

反転オルゴール

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JPH0625888U
JPH0625888U JP6123892U JP6123892U JPH0625888U JP H0625888 U JPH0625888 U JP H0625888U JP 6123892 U JP6123892 U JP 6123892U JP 6123892 U JP6123892 U JP 6123892U JP H0625888 U JPH0625888 U JP H0625888U
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JP
Japan
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base
music box
cam
hoisting
mainspring
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Pending
Application number
JP6123892U
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English (en)
Inventor
明彦 伊坂
克紀 宮本
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻上鍵40が回動体50の見栄えを損なわ
ず、しかも強固な構成の反転オルゴールの提供 【構成】 ゼンマイを駆動源とするオルゴールムーブメ
ント10と、このムーブメント10を固定された取付台
20と、ゼンマイの巻上軸11と平行な回転軸線(2
1,31)を中心として取付台20を回転自在に支持す
る基台30と、巻上軸11に連結された巻上鍵40と一
体に形成されていて、基台30に形成されたカム溝33
に嵌合するカム41とからなり、カム41がゼンマイの
解放力によりカム溝33の中で回転することによって、
取付台20が基台30に対して往復回動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、オルゴールムーブメントの鳴奏に連れて回動体が往復回動する反 転オルゴールに関する。
【0002】
【従来の技術】
ムーブメントの鳴奏に合わせて玩具全体が反転回動する反転オルゴール玩具は 既に知られている。例えば、実開昭63−46196号に記載された反転オルゴ ールは、基台にオルゴールムーブメントを回動可能に軸支し、該ムーブメントの 回転ドラムと連動するクランクを基台のガイド溝に係合させた構成を採用してい る。回転ドラムが回転すると、オルゴールが鳴奏すると共にムーブメントが往復 回動し、該ムーブメントと一体の人形等の回動体が反転回動する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記公報に記載された反転オルゴールの駆動源をゼンマイとした場合、巻上鍵 は、玩具本体の背部か側部に位置することになる。そのために、反転回動する人 形などの玩具本体の見栄えを損なう、という問題を残している。また、回動体と 一体のオルゴールムーブメントが基台に軸支されているため、回動体若しくは基 台に大きな力が加わると、クランク,ガイド溝などからなる反転機構部分や、回 転ドラムやガバナ歯車等の噛み合い部分に直接力が掛り、機械部分が破損し易い という問題もある。
【0004】 そこで、本考案の目的は、巻上鍵が回動体の見栄えを損なわず、しかも強固な 構成の反転オルゴールの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の反転オルゴールは、ゼンマイを駆動源とするオルゴールムーブメント と、このオルゴールムーブメントを固定された取付台と、上記ゼンマイの巻上軸 と平行な回転軸線を中心として上記取付台を回転自在に支持する基台と、上記巻 上軸に連結された巻上鍵と一体に形成されていて、上記基台に形成されたカム溝 に嵌合するカムとからなっている。
【0006】
【作用】
ゼンマイが解放されると、オルゴールムーブメントが鳴奏すると共に巻上軸に 連結されたカムが回転する。カム溝の中で回転するカムは、これを固定している 取付台を基台に対して反転回動させる。
【0007】
【実施例】
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。
【0008】 図1乃至図5において、反転オルゴール1は、ゼンマイを駆動源とするオルゴ ールムーブメント10と、このムーブメントを固定して支持する取付台20と、 この取付台を回転自在に支持した基台30と、ゼンマイの巻上軸11に螺合して 連結された巻上鍵40と一体のカム41と、取付台20に固定された人形などの 回動体50からなっている。
【0009】 オルゴールムーブメント10は、フレーム12に挿通された固定ねじ13によ って取付台20の上面に固定されている。このムーブメント10は、香箱14に 収納されたゼンマイの解放力で回転させられる回転ドラム15と、ドラムの回転 を調速する調速機構16と、ドラム周面のピンで弾かれて発音する振動板17と からなる周知の標準タイプであって、当該反転オルゴール1を構成するために特 別に加工された部分はない。
【0010】 取付台20は、その中心に下向きの回転中心軸21を有する円板状に形成され ている。回転中心軸21の端面にはタップ用の孔22が形成されている。取付台 20には、ゼンマイの巻上軸11が挿通される貫通孔23が形成されている。取 付台20の上面周縁には、陶器や樹脂で形成された人形や動物或いはこれらの複 合物などを模した回動体50(下部のみ示す)のフランジ51が載置されて適宜 の手段で固定されている。
【0011】 基台30は、有底の短い円筒を倒立させた形状に形成されていて、その中心に は回転中心軸21を挿通させて取付台20とこれに支持された回動体等を回転自 在に支持する軸受部31が形成されている。基台の端板32には、半径方向に伸 びるカム溝33が形成されている。
【0012】 リング状に形成されたカム41は、巻上鍵40と一体に形成されていて、該鍵 の中心には巻上軸11に螺合されるねじ孔42が形成されている。ねじ孔42を 巻上軸11に螺合させたとき、カム41はカム溝33に遊嵌し、巻上鍵40は端 板32より下位に位置する(図1参照)。
【0013】 反転オルゴール1の組立手順を簡単に説明すると、巻上軸11を貫通孔23か ら突出させた状態でオルゴールムーブメント10を取付台20に固定する。取付 台20に回動体50を載置し固定する。回転中心軸21に軸受部31を嵌合させ たのち、つば付きのタッピングねじ60を孔22にセルフタッピングによりねじ 込んで、取付台20と基台30を互いに回転自在且つ軸方向には移動不可に結合 する。最後に、カム溝33に遊嵌させたカム41のねじ孔42を巻上軸11に螺 合させる。巻上軸40をねじ込むとき、基台30は、回転するカム41に従動し て往復回転する。連結された巻上鍵40は、基台30の凹部内に収納される。
【0014】 以上のように構成された実施例の作用を説明する。
【0015】 図1に示す反転オルゴール1の回動体50を把持しておいて、図6に符号aで 示すゼンマイ巻上方向に巻上鍵40を回転させると、これと同方向にカム41が 回転して香箱14に収納されたゼンマイを巻き上げてこれを蓄勢する。ゼンマイ 巻上時にオルゴールムーブメント10にかかる力は、該ムーブメント10を固定 された取付台20及び回動体50で受け止められる。図6においてカム41が回 転させられると、該カムにカム溝33で係合している基台30が矢印b方向に往 復回動させられるが、この基台30は回転中心軸21を中心として、何らの負荷 もなく回転させられる。なお、回動体50と基台30を同時に把持していると、 ゼンマイの巻上げはできないことになる。
【0016】 ゼンマイの巻上げが完了したところで、基台30をテーブル等の平坦な面に載 置すると、ゼンマイが解放され始めて回転ドラム15が回転して振動板17を弾 いて曲を鳴奏する。回転ドラム15は、その回転速度を調速手段16によって一 定範囲に維持される。ゼンマイが解放されるとき、巻上軸11が回転してこれに 連結されているカム41を回転させる。回転するカム41は、カム溝33に遊嵌 していることによって、その回転中心である巻上軸11がカムの幅方向を限度と して往復回動する。
【0017】 往復回動するカム41の動きは、オルゴールムーブメント10すなわちこれを 支持している取付台20を反転回動させる。取付台20の回動は、これに支持さ れている回動体50の往復回動として現われる。すなわち、オルゴールの鳴奏に 合わせて反転回動する人形などの動作が現出することになる。人形などの回動体 50が反転回動するとき、ゼンマイの巻上鍵40は、基台30の内部で回転する ので、回動体の外観の見栄えを何ら妨げることがない。
【0018】 この回動体50の動きを基台30の動きで相対的に見てみる。図6において、 ゼンマイを巻き上げられた反転オルゴール1の回動体50を手に持つと、ゼンマ イが解放されてカム41が巻上軸11を中心として回転し、これにカム溝33を 遊嵌させている基台30が矢印b方向に往復回動させられる。このとき、オルゴ ールムーブメント10が鳴奏させられること勿論である。
【0019】 以上説明した実施例において、標準タイプのオルゴールムーブメント10によ って回動体50を回転させるに必要な部品は、巻上鍵40と取付台20の二点で あるが、これに基台30の一部品を付加するだけで往復回動アクションが得られ る。また、標準タイプのムーブメントを用いることと、少ない部品点数で構成で きると共に組立て方向がゼンマイ巻上軸と平行であるから組立てが容易となり、 低コストで且つ品質が安定した反転オルゴールが得られる。
【0020】 基台30と取付台20との間に、軸21の倒れをバックアップする突起又は周 壁(図1の符号A参照)を設けても良い。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、ゼンマイを巻き上げる巻上鍵が基台の内部に 収納されるから反転オルゴールの外観を損なわない。また、基台に対して相対回 転させる取付台(回動体)が、強固な構造のゼンマイの巻上軸に連結したカムで 基台に結合されているので、商品の落下などにより大きな衝撃が加わっても、オ ルゴールムーブメントが破損することがない。巻上鍵とカムを一体に形成したの で部品点数が少なくて済み、標準タイプのオルゴールムーブメントを使用できる ことから低コストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す反転オルゴールの要部
を示す正断面図である。
【図2】同上の分解正断面図である。
【図3】取付台に固定されたオルゴールムーブメントの
一例を示す平面図である。
【図4】基台とカム(巻上鍵)の相対位置を示す底面図
である。
【図5】(a)は巻上鍵とカムを示す平面図、(b)は
巻上鍵とカムの要部断面側面図である。
【図6】基台とカム(取付台)の相対回動を説明するた
めの底面図である。
【符号の説明】
1・・・反転オルゴール 10・・・オルゴールムーブメント 11・・・巻上軸 14・・・香箱 15・・・回転ドラム 16・・・振動弁 20・・・取付台 21・・・回転中心軸 30・・・基台 31・・・軸受部 33・・・カム溝 40・・・巻上鍵 41・・・カム 50・・・回動体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゼンマイを駆動源とするオルゴールムーブ
    メントと、 このオルゴールムーブメントを固定された取付台と、 上記ゼンマイの巻上軸と平行な回転軸線を中心として上
    記取付台を回転自在に支持する基台と、 上記巻上軸に連結された巻上鍵と一体に形成されてい
    て、上記基台に形成されたカム溝に嵌合するカムとから
    なり、 上記カムが上記ゼンマイの解放力により上記カム溝の中
    で回転することによって、上記取付台が上記基台に対し
    て往復回動する反転オルゴール。
JP6123892U 1992-08-31 1992-08-31 反転オルゴール Pending JPH0625888U (ja)

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JP6123892U JPH0625888U (ja) 1992-08-31 1992-08-31 反転オルゴール

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JP6123892U JPH0625888U (ja) 1992-08-31 1992-08-31 反転オルゴール

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JPH0625888U true JPH0625888U (ja) 1994-04-08

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ID=13165457

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JP6123892U Pending JPH0625888U (ja) 1992-08-31 1992-08-31 反転オルゴール

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