JPH0625885Y2 - パック電池 - Google Patents
パック電池Info
- Publication number
- JPH0625885Y2 JPH0625885Y2 JP820889U JP820889U JPH0625885Y2 JP H0625885 Y2 JPH0625885 Y2 JP H0625885Y2 JP 820889 U JP820889 U JP 820889U JP 820889 U JP820889 U JP 820889U JP H0625885 Y2 JPH0625885 Y2 JP H0625885Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- battery pack
- cases
- battery
- half cases
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、カメラ用電源等に用いられるパック電池に
関するものである。
関するものである。
〈従来の技術〉 この種のパック電池では、例えば、素電池を複数個直列
に接続して作った発電要素を、2つ割りの半ケースを組
合わせて構成される合成樹脂製の電池ケース内に収納
し、またこの電池ケースの外面に露出させた電流取出し
用の一対の端子に、発電要素の正極並びに負極を電気的
に接続したものが知られている。
に接続して作った発電要素を、2つ割りの半ケースを組
合わせて構成される合成樹脂製の電池ケース内に収納
し、またこの電池ケースの外面に露出させた電流取出し
用の一対の端子に、発電要素の正極並びに負極を電気的
に接続したものが知られている。
このパック電池を製造する場合、一般的には、電池ケー
スを構成する一方の半ケースに上記の発電要素を収納し
た後、他方の半ケースを組合わせ、またこれら半ケース
の接合個所の全部または一部を例えば超音波溶接で融着
したり、あるいは接着剤で接着する方法が採られてい
る。
スを構成する一方の半ケースに上記の発電要素を収納し
た後、他方の半ケースを組合わせ、またこれら半ケース
の接合個所の全部または一部を例えば超音波溶接で融着
したり、あるいは接着剤で接着する方法が採られてい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記のように超音波溶接で融着する場
合、この溶接時の超音波振動及び圧力が電池ケースを通
して素電池に加わることから、素電池の封口部分の締付
けのバランスが崩れ、封口性が不十分となって温度サイ
クルで漏液を生じることがある。また、超音波ホーンと
電池ケース、あるいは電池ケースと受型との間にわずか
でもゴミ等があった場合キズ等が出来てしまい、このた
め外観性が悪くなって商品価値の低下を招いてしまう。
合、この溶接時の超音波振動及び圧力が電池ケースを通
して素電池に加わることから、素電池の封口部分の締付
けのバランスが崩れ、封口性が不十分となって温度サイ
クルで漏液を生じることがある。また、超音波ホーンと
電池ケース、あるいは電池ケースと受型との間にわずか
でもゴミ等があった場合キズ等が出来てしまい、このた
め外観性が悪くなって商品価値の低下を招いてしまう。
一方、接着剤を用いた場合は、この接着剤が接合部から
ケース外面に流れ出し易く、このため半ケース同志の固
着作業を注意深く行う必要があり、作業性が悪い。
ケース外面に流れ出し易く、このため半ケース同志の固
着作業を注意深く行う必要があり、作業性が悪い。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案のパック電池は、複数個の素電池を電気的に接
続してなる発電要素を、一対の半ケースを接合し固着し
た電池ケース内に収納して構成されるパック電池におい
て、一方の半ケースの前記接合個所には断面が錨状の突
起が形成され、また他方の半ケースの前記接合個所には
この突起に係合する凹部が形成され、前記突起を前記凹
部に嵌め合わせることでこれら半ケースを固着したこと
を要旨とする。
続してなる発電要素を、一対の半ケースを接合し固着し
た電池ケース内に収納して構成されるパック電池におい
て、一方の半ケースの前記接合個所には断面が錨状の突
起が形成され、また他方の半ケースの前記接合個所には
この突起に係合する凹部が形成され、前記突起を前記凹
部に嵌め合わせることでこれら半ケースを固着したこと
を要旨とする。
〈作用〉 上記のように断面錨状の突起とこれに係合する凹部との
嵌め合せで半ケース同士を固着する方法を採れば、超音
波溶接を用いた場合のような素電池封口性の低下や電池
ケースに生じるキズ等の発生を防げるし、また半ケース
同士の固着作業が簡単になって電池ケースの組み立てが
容易化する。
嵌め合せで半ケース同士を固着する方法を採れば、超音
波溶接を用いた場合のような素電池封口性の低下や電池
ケースに生じるキズ等の発生を防げるし、また半ケース
同士の固着作業が簡単になって電池ケースの組み立てが
容易化する。
〈実施例〉 以下に添付の図面を用いてこの考案の実施例につき説明
する。
する。
第1図(A)は電池ケースを構成する一対の合成樹脂製の
半ケースを示したもので、図中右側の雄型の半ケース1
の内面には、収納する筒形素電池の外形に合わせまたこ
の素電池の半径の半分程度の深さを有するように凹面状
に成形された素電池収納部2が左右にそれぞれ設けられ
て、またこれらの収納部2の間には、仕切り板3が形成
されている。更に、これら収納部2の上下にはそれぞれ
切欠き4が形成されている。
半ケースを示したもので、図中右側の雄型の半ケース1
の内面には、収納する筒形素電池の外形に合わせまたこ
の素電池の半径の半分程度の深さを有するように凹面状
に成形された素電池収納部2が左右にそれぞれ設けられ
て、またこれらの収納部2の間には、仕切り板3が形成
されている。更に、これら収納部2の上下にはそれぞれ
切欠き4が形成されている。
また、図中左側に示した雌型の半ケース5内面にも、素
電池の外形に合わせまたその半径の半分程度の深さを有
する素電池収納部6が左右にそれぞれ設けられている。
更に、これら収納部6の上下には、上記の切欠き4に係
合する突片7がそれぞれ形成されている。
電池の外形に合わせまたその半径の半分程度の深さを有
する素電池収納部6が左右にそれぞれ設けられている。
更に、これら収納部6の上下には、上記の切欠き4に係
合する突片7がそれぞれ形成されている。
一方、これら半ケース1、5の接合面1a、5aにはこれら
の接合手段が形成されている。即ち、半ケース1の接合
面1aには、第2図(A)に示した通り、断面が、錨状の突
起1bが、また、半ケース5の接合面5aには、第2図(B)
に示したように、この錨状の突起1bに対応する断面が略
ハート状の凹部5bがそれぞれ形成されている。これらの
突起1bあるいは凹部5bは、これら半ケース1、5の接合
面全体に設けても良いし、この接合面上に適当な間隔で
数個設けるようにしても良い。
の接合手段が形成されている。即ち、半ケース1の接合
面1aには、第2図(A)に示した通り、断面が、錨状の突
起1bが、また、半ケース5の接合面5aには、第2図(B)
に示したように、この錨状の突起1bに対応する断面が略
ハート状の凹部5bがそれぞれ形成されている。これらの
突起1bあるいは凹部5bは、これら半ケース1、5の接合
面全体に設けても良いし、この接合面上に適当な間隔で
数個設けるようにしても良い。
そして、第1図(A)のように、半ケース1の素電池収納
部2に、2つの筒形素電池8を極性を逆にして並べまた
これら素電池の底面の端子を導電性の連絡板にて電気的
に直列接続する等して構成される発電要素を収納し、更
にこれら筒形素電池8の上側の端子には、片側を上記切
欠き4内に位置させた金属薄板性の端子9を抵抗溶接す
る。
部2に、2つの筒形素電池8を極性を逆にして並べまた
これら素電池の底面の端子を導電性の連絡板にて電気的
に直列接続する等して構成される発電要素を収納し、更
にこれら筒形素電池8の上側の端子には、片側を上記切
欠き4内に位置させた金属薄板性の端子9を抵抗溶接す
る。
溶接後は、半ケース1の接合面1aに半ケース5を接合面
5aを合わせつつこれら半ケース1、5を重ね合わせる。
このとき、接合面1a、5aにおける突起1bと凹部5bとは、
第3図(A)のように当接した状態になる。次いでこれら
半ケース1、5をその接合方向に押込めば、第3図(B)
のように突起1bは凹部5b内に嵌合し、この結果半ケース
1、5は固着され、これら半ケース1、5から構成され
る電池ケースの組立ては完了する。第1図(C)はこの組
立て完了後のパック電池を示し、図中10はラベル貼着面
である。
5aを合わせつつこれら半ケース1、5を重ね合わせる。
このとき、接合面1a、5aにおける突起1bと凹部5bとは、
第3図(A)のように当接した状態になる。次いでこれら
半ケース1、5をその接合方向に押込めば、第3図(B)
のように突起1bは凹部5b内に嵌合し、この結果半ケース
1、5は固着され、これら半ケース1、5から構成され
る電池ケースの組立ては完了する。第1図(C)はこの組
立て完了後のパック電池を示し、図中10はラベル貼着面
である。
以上は半ケースの外周部分に本考案の接合手段を形成し
た例であるが、この他、半分ケース同士の接合手段を、
半ケースの中央部分に設けるようにしても良い。この例
を第4図(A)〜(C)により説明する。
た例であるが、この他、半分ケース同士の接合手段を、
半ケースの中央部分に設けるようにしても良い。この例
を第4図(A)〜(C)により説明する。
即ち第4図(A)に示した雄型の半ケース11では、素電池
収納部の間に位置する仕切り板12を高くしている。ま
た、第4図(B)に示したように雌型の半ケース13の上記
の仕切り板12に対応する位置には、断面がハート状の凹
部13bが形成されている。そして、これら半分ケースの
接合時には、仕切り板12の先端部分に形成した断面錨状
の突起11bが、半ケース13の凹部13bに接合しまた嵌め合
わされるようにしている。尚、これら突起11bあるいは
凹部13bは、仕切り板12の全長、あるいはこれに対応す
る位置全長に亘って設けても良いし、また適当な間隔で
数個設けるようにしても良い。更にこの凹部13bは上記
のラベル貼着面内に設けられている。
収納部の間に位置する仕切り板12を高くしている。ま
た、第4図(B)に示したように雌型の半ケース13の上記
の仕切り板12に対応する位置には、断面がハート状の凹
部13bが形成されている。そして、これら半分ケースの
接合時には、仕切り板12の先端部分に形成した断面錨状
の突起11bが、半ケース13の凹部13bに接合しまた嵌め合
わされるようにしている。尚、これら突起11bあるいは
凹部13bは、仕切り板12の全長、あるいはこれに対応す
る位置全長に亘って設けても良いし、また適当な間隔で
数個設けるようにしても良い。更にこの凹部13bは上記
のラベル貼着面内に設けられている。
第4図(C)はこれら半ケースを接合方向に押込むことで
突起11bを凹部13bに嵌め合せて構成される電池ケースを
示したものである。そして、この後、この電池ケースの
図中下側にラベル14を糊等で貼り付け、ケース外面に露
出した上記の突起11b並びに凹部13bを被覆することで、
これら突起11bと凹部13bが外から見えなくなって電池の
外観性向上が図れる。
突起11bを凹部13bに嵌め合せて構成される電池ケースを
示したものである。そして、この後、この電池ケースの
図中下側にラベル14を糊等で貼り付け、ケース外面に露
出した上記の突起11b並びに凹部13bを被覆することで、
これら突起11bと凹部13bが外から見えなくなって電池の
外観性向上が図れる。
〈考案の効果〉 以上のようにこの考案のパック電池によれば、半ケース
同士を接合し固着して電池ケースを組立てる場合におい
て、超音波溶接を用いた時のような素電池の封口性の低
下や電池ケースに生じるキズ等の発生がなくなり、また
これら半ケースの組立てが容易に行えるという効果を奏
する。
同士を接合し固着して電池ケースを組立てる場合におい
て、超音波溶接を用いた時のような素電池の封口性の低
下や電池ケースに生じるキズ等の発生がなくなり、また
これら半ケースの組立てが容易に行えるという効果を奏
する。
第1図(A)は実施例の電池に用いる一対の半ケース等の
斜視図、第1図(B)は実施例のパック電池の斜視図、第
2図(A)は第1図(A)のI−I線断面図、第2図(B)は第
1図(A)のII−II線断面図、第3図(A)は上記一対の半ケ
ースの固着前における接合部の拡大図、第3図(B)は同
じく固着後における接合部の拡大図、第4図(A)は他の
実施例に用いる雄型半ケースの断面図、第4図(B)は同
じ雌型半ケースの断面図、第4図(C)はこれらの半ケー
スを組合わせた状態の断面図である。 1,5,11,13……半ケース、3,12……仕切り板。
斜視図、第1図(B)は実施例のパック電池の斜視図、第
2図(A)は第1図(A)のI−I線断面図、第2図(B)は第
1図(A)のII−II線断面図、第3図(A)は上記一対の半ケ
ースの固着前における接合部の拡大図、第3図(B)は同
じく固着後における接合部の拡大図、第4図(A)は他の
実施例に用いる雄型半ケースの断面図、第4図(B)は同
じ雌型半ケースの断面図、第4図(C)はこれらの半ケー
スを組合わせた状態の断面図である。 1,5,11,13……半ケース、3,12……仕切り板。
Claims (1)
- 【請求項1】複数個の素電池を電気的に接続してなる発
電要素を、一対の半ケースを接合し固着した電池ケース
内に収納して構成されるパック電池において、一方の半
ケースの前記接合個所には断面が錨状の突起が形成さ
れ、また他方の半ケースの前記接合個所にはこの錨状突
起に対応する凹部が形成され、前記錨状突起を前記凹部
に嵌め合せることでこれらの半ケースを固着したことを
特徴とするパック電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP820889U JPH0625885Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | パック電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP820889U JPH0625885Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | パック電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0299563U JPH0299563U (ja) | 1990-08-08 |
JPH0625885Y2 true JPH0625885Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31213881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP820889U Expired - Lifetime JPH0625885Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | パック電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625885Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08185839A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-16 | Toshiba Battery Co Ltd | 電池構造体 |
JP4810180B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2011-11-09 | Necエナジーデバイス株式会社 | リチウムイオン電池パック |
-
1989
- 1989-01-26 JP JP820889U patent/JPH0625885Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0299563U (ja) | 1990-08-08 |
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