JPH06258236A - 異物検査方法 - Google Patents

異物検査方法

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JPH06258236A
JPH06258236A JP4378893A JP4378893A JPH06258236A JP H06258236 A JPH06258236 A JP H06258236A JP 4378893 A JP4378893 A JP 4378893A JP 4378893 A JP4378893 A JP 4378893A JP H06258236 A JPH06258236 A JP H06258236A
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JP
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reticle
foreign matter
light
laser beam
circuit pattern
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JP4378893A
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English (en)
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Kyoichi Miyazaki
恭一 宮▲崎▼
Shunichi Uzawa
俊一 鵜澤
Seiji Takeuchi
誠二 竹内
Toshihiko Tsuji
俊彦 辻
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Original Assignee
Canon Inc
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/94Investigating contamination, e.g. dust
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/956Inspecting patterns on the surface of objects
    • G01N2021/95676Masks, reticles, shadow masks

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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レチクル表面に付着した検出すべき異物を高
精度に検出することができる検査方法の提供。 【構成】 表面21に回路パターンが形成されているレ
チクルの裏面22からレーザビームを入射させ、透明ガ
ラス板であるレチクル20を屈折透過してレチクル表面
21に光スポット35を形成する。回路パターンの光透
過部に異物40が付着している場合にのみ、これによっ
て散乱光がほぼ等方的に発生して、光検出器29で散乱
光信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は検査面上に存在する異物
などを光学的に検査する技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】ICや液晶ディスプレイ等の半導体デバ
イスの製造工程においては、原版であるレチクルの上に
形成されている露光用の回路パターンを、半導体焼付装
置によりレジストが塗布されたウエハ面上に転写して製
造している。
【0003】この転写の際に、レチクル面上に微小なゴ
ミ等の異物が存在すると、異物も同時に転写されてしま
い、IC製造の歩留りを低下させる原因となる。特にス
テップアンドリピート法により繰り返してウエハ面上に
同一回路パターンを複数並べて焼付ける場合、レチクル
上の1個の異物がウエハ全面に焼き付けられてしまい1
ウエハ分が全て不良品となるため、IC製造の歩留りを
大きく低下させる原因となる。そのため、IC製造過程
においてはレチクル上の異物の存在を検出するのが不可
欠となっており、従来より種々の検査方法が提案されて
いる。例えば図7は異物による散乱光を検出することで
異物の有無を検査する従来の検査装置の構成図である。
【0004】同図において、レーザ光源1からのレーザ
ビームは、偏光子2、フィルタ3、コリメート系4など
によって異物検査に最適なレーザビームとされ、ポリゴ
ン等のスキャニングミラー13とfθレンズ14による
走査光学系に導かれる。走査レーザビームはレチクル2
0の回路パターンが形成される表面21に走査スポット
35として集光する。ステージ24によってこの走査方
向と垂直方向にレチクル20を移動させることでレチク
ル表面を二次元走査する。
【0005】走査レーザビームの入射方向に対して後方
あるいは側方散乱方向には、レンズ系26、偏光子2
7、アパーチャ28、光電検出器29により構成される
検出系を配置する。この検出系の配置方向については、
レチクル20上の回路パターンによる散乱光は特定の回
折方向を有するので、これを避けてなるべく回折光を検
出しないような方向に設定される。光電検出器29の検
出信号は信号処理系30で処理する。
【0006】レチクル20は透明ガラス板であって、そ
の表面21にはクロム膜からなる回路パターンが形成さ
れている。この回路パターンを異物の付着などから保護
する目的で、ペリクル枠71を介して光透過性の薄いペ
リクル膜70が張られている。40はクロム膜のない部
分(光透過部)に付着する異物、45はクロム膜上(遮
光部)に付着する異物である。
【0007】このような構成の装置において、走査スポ
ット35内に異物が存在しない場合には光電検出器29
では散乱光は検出されないが、もし異物40(45)が
存在する場合は、微小な異物から散乱光がほぼ等方的に
発生するため光電検出器29で散乱光が検出されること
になる。よってこの検出信号を信号処理系30で処理す
ることにより異物の有無の検査を行なうことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の装置においては以下のような課題があった。 (1)レチクル表面21の回路パターンであるクロム層
(すなわち遮光部)の上に付着する異物45は、レチク
ルの回路パターン転写の際には悪影響を与えないため、
本来は存在しても露光転写には問題はない。しかしなが
ら上記の異物検査方式ではクロム層上の異物も検出する
ため、これによってレチクルが不良であると判定してし
まい、全体の効率を低下させてしまう。 (2)図8に示すようにレーザビームを入射する側にペ
リクル枠71が存在するために、斜め入射するレーザビ
ームがペリクル枠71で遮られ、検査面に光照射できな
い領域80が生じてしまう。これはレーザビームの入射
角度を低入射角にするほど顕著となる。 (3)レーザビームがペリクル膜70を透過する際、又
は異物からの散乱光がペリクル膜70を透過する際、ペ
リクル膜70の厚さムラによって光強度や偏光状態が変
化してしまい、正確な検査に支障をきたす可能性があ
る。
【0009】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
ので、レチクル表面に付着した検出すべき異物を高精度
に検出することができる検査方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の異物検査方法は、表面に転写パターンが形成されて
いるレチクルの裏面から光ビームを入射させ、レチクル
の表面に付着した異物からの散乱光を検出することを特
徴とする。
【0011】
【実施例】 <実施例1>図1は本発明の第1実施例の異物検査装置
の構成図である。図中、1はレーザ光源、2は偏光子、
3はフィルタ系、4はコリメータ光学系、13はポリゴ
ンやガルバノ等のスキャニングミラー、14はレンズ
系、20はレチクル、21はレチクルの回路パターン形
成面、22はレチクルの裏面、23はスペーサ、24は
ステージ、26は集光光学系、27は偏光フィルタ、2
8は走査領域に対応した細長いスリット形状を含む開口
形状を有するアパーチャ、29は光電検出器、30は信
号処理系、である。又、35は走査スポット、40はレ
チクルの回路パターン形成面のガラス面上に付着した異
物、45は回路パターンのクロム層上に付着した異物で
ある。
【0012】先の図7の従来例に対し本実施例では、レ
チクル20を裏返し、スペーサ23を介してステージ2
4に搭載したことを特徴としている。よって走査レーザ
ビームはペリクル膜70の無いレチクル裏面22側から
入射する。裏面22から入射したレーザビームは、透明
ガラス板であるレチクル20を屈折透過してレチクルの
パターンクロム層が設けられた表面21で最小スポット
35を形成する。走査スポット35はスキャニングミラ
ーの回転に伴い、図1の紙面に対して垂直な方向に移動
することでレチクル表面21上を走査する。これと同時
にステージ24はスポット35による走査方向と垂直な
方向にレチクル20を相対的に移動させることにより、
レチクル20の全面を二次元走査する。
【0013】光電検出器29はレチクル表面21の走査
領域からの散乱光のみを検出する。これはアパーチャ2
8をレチクル表面21上の走査領域からの光のみを通し
それ以外の場所(例えばレチクル裏面22)からの光は
遮断する役割を果たすように配置することで達成してい
る。
【0014】ここでレチクル20に入射したレーザビー
ムの様子の詳細を図2を用いて説明する。レチクル裏面
22から入射したレーザビームは、図2(a)に示すよ
うにスポット35が集光される場所がクロムが無いガラ
ス面である場合、ガラス面に対するレーザビームの透過
率は高いのでほとんどそのまま透過し、光電検出器29
では散乱光は検出されない。又、図2(b)に示すよう
にスポット35が反射率の高いクロム層に集光された場
合は、クロム層上の異物の有無に拘らずクロム層でレー
ザビームは正反射して、光電検出器29では散乱光は検
出されない。これらに対して、図2(c)に示すように
レチクル表面21のガラス面上に異物40が存在し、集
光されたレーザビームが異物40に照射された場合は、
異物40からの散乱光はほぼ全方位に散乱され、光電検
出器29で散乱光が検出される。すなわちレチクル表面
21の回路パターンの光透過部に存在する露光転写に問
題となる異物のみが検出される。
【0015】又、本実施例によれば以下の効果が得られ
る。 (1)回路パターン上に付着する露光転写に問題となる
異物のみを検出するためレチクルの不良率が低減し、ス
ループットが向上する。 (2)レーザビームや散乱光はペリクル膜を通過しない
ため、これによる光の減衰や偏光状態の乱れなどが起き
ず、精度の良い異物検査が可能となる。 (3)ペリクル枠が存在しない側からレーザビームを入
射させているので、低入射角度でレーザビームを入射さ
せてもレチクルの全領域を一度に検査することができ
る。
【0016】<実施例2>図3は本発明の第2実施例の
異物検査装置の構成図である。同図において先の図1と
同一の符号は同一の部材を示す。5,12はレーザビー
ムを互いに直交する2つの偏光成分に分波又は合波する
ための偏光ビームスプリッタ、6,7はミラー、8,9
及び11,10はレーザビームを適当なシフト周波数で
変調するための音響光学素子とそのドライバの組、15
は走査領域に対応した長尺形状を有する偏光ビームスプ
リッタ、16、17は強度減衰フィルタ系、18、19
はミラー、31はビート信号処理系である。本実施例で
も先の第1実施例と同様、レチクル20を裏返し、スペ
ーサ23を介してステージ24に保持している。
【0017】レーザ光源1から生成されたレーザビーム
は、偏光板2及びフィルタ系3によって互いに直交する
直線偏光成分を有する適当な強度のレーザビームとな
り、コリメータ光学系によりコリメートされる。このレ
ーザビームは偏光ビームスプリッタ5によってP偏光レ
ーザビームとS偏光レーザビームの2つに分離される。
この内のP偏光レーザビームはミラー6で反射され、ド
ライバ8により駆動される音響光学素子9によってシフ
ト周波数ωで変調される。又、S偏光レーザビームはド
ライバ10により駆動される音響光学素子11によって
シフト周波数(ω+Δω)で変調され、ミラー7で反射
される。そしてこれら周波数変調された2つの直線偏光
レーザビームは偏光ビームスプリッタ12にて合波され
て、互いに直交しかつ互いに相対的にシフト周波数Δω
だけ異なる2つの直線偏光を有する1本のレーザビーム
12aが生成される。
【0018】なお上記性質を有するレーザビーム12a
を得るための生成手段は上記構成に限らず、音響光学素
子を1個だけ用いて2本のレーザビームどちらか一方だ
けをシフト周波数Δωで変調する構成も可能である。更
にはゼーマンレーザ光源を用いたり、あるいは半導体レ
ーザ光源の注入電流を変調することでも得ることができ
る。
【0019】レーザビーム12aはスキャニングミラー
13とfθレンズ系14による光走査系に導かれ、射出
されるレーザビームは偏光ビームスプリッタ15により
P偏光レーザビーム15a(シフト周波数ω)と、S偏
光レーザビーム15b(シフト周波数ω+Δω)に分離
される。
【0020】分離されたP偏光レーザビーム15aはフ
ィルタ系16によって異物検査に最適な強度に設定され
て、ミラー18に入射角θでレチクル20の裏面22か
ら入射し、ガラス板であるレチクル20を屈折透過し
て、回路パターンが形成されるレチクル表面21上に収
束されスポット35を形成する。一方、S偏光レーザビ
ーム15bはフィルタ系17によって異物検査に最適な
強度に設定されて、ミラー19により入射角φでレチク
ル20の裏面に入射してレチクル表面21の同一スポッ
ト35に収束する。すなわちレーザビーム15aと15
bは互いに異なる入射角で同一スポット35に収束す
る。
【0021】入射角θのP偏光レーザビーム15aによ
る0次回折光方向(出射角θ)には光電検出器29が配
置されるが、この角度についてはレーザビーム15bの
入射角φに対して、レチクル表面21上の検出すべき異
物や欠陥以外から発生する散乱光(例えばレチクルの場
合の回路パターンによる回折散乱光)が光電検出器29
に達する光量がなるべく小さくなる角度を選定する。
【0022】走査スポット35から光電検出器29の方
向に発する光のうち本実施例では、(1)P偏光レーザ
ビーム15aの0次回折光203(P偏光)、(2)S
偏光レーザビーム15bの異物や欠陥によって偏光解消
された後方散乱光204(P偏光+S偏光)、(3)S
偏光レーザビーム15bのレチクル表面21に形成され
ている回路パターンによる後方散乱光205(S偏
光)、の3種類の光に注目する。ここで異物や欠陥によ
って偏光解消が起きる理由は、一般に異物や欠陥部の表
面は粗いので乱反射散乱する時に偏光が乱されて入射偏
光面とは異なる偏光成分が生じるためである。これに対
して回路パターンのように表面が比較的均一で滑らかな
物体による散乱光は偏光解消は僅かである。
【0023】光電検出器29方向に生じるP偏光の0次
回折光203(シフト周波数ω)と異物や欠陥による後
方散乱光204(シフト周波数ω+Δω)のP偏光成分
とは偏光面の一致により光ヘテロダイン干渉を起こし、
この干渉光を光電変換するとビート信号が得られる。す
なわち光ヘテロダイン法において、0次回折光203が
参照光でありこれがP偏光であることから、これと干渉
してビート信号となるのは後方散乱光の中で偏光解消に
よりP偏光成分を持つ散乱光204だけである。これは
異物や欠陥による散乱光のみがビート信号として検出さ
れ、仮に回路パターンからの散乱光が存在してもビート
信号にはならない、あるいはなったとしても非常に微弱
であることを意味している。これにより実施例の装置は
非常に高感度且つ高いS/N比での異物や欠陥検査を可
能としている。
【0024】集光光学系26によって取り込まれた上記
散乱光は、P偏光成分のみを通過させる特性の偏光フィ
ルタ27によってS偏光などの不要成分が除去され偏光
漏れ込み等のビート信号ノイズを低減する。その後に走
査領域に対応したスリット状のアパーチャ28を通過し
て光電検出器29に達する。光電検出器29はレチクル
表面21上の走査領域からの散乱光のみを検出する。こ
れはアパーチャ28をレチクル表面21の走査領域から
の光のみを通しそれ以外の場所(例えばレチクル裏面2
2)から光は遮断する役割を果たすように配置すること
で達成している。光電検出器29で得られた検出信号は
ビート信号処理系31により処理し、ビート信号状態に
よって異物や欠陥の有無の判定を行なう。
【0025】本実施例においてはビート信号が検出され
るのはレチクル表面21の光透過部に付着した異物40
に対してのみであり、露光転写に悪影響を与えないクロ
ム層(遮光部)上の異物45に対してはビート信号は検
出されない。これを図4を用いて説明する。
【0026】図4(a)は異物が付着しないレチクル表
面21の光透過部にスポット35が集光された場合の図
である。この場合は両レーザビームは共にここを透過し
てしまうため光電検出器29では信号は検出されない。
図4(b)はレチクル表面21のクロム層上に異物45
が存在し、クロム層の裏からレーザ光15a及び15b
がスポット35を形成している場合の図である。この場
合は両レーザビームはクロム層で正反射して、レーザ光
15aの0次光203のみ光電検出器29に入射する。
よってビート信号とはならない。これはクロム層上に異
物45が付着してもしなくても同じである。これらに対
し図4(c)に示すように、レチクル表面21の光透過
部に異物40が存在して、ここにレーザビーム15a,
15bが照射される場合は、異物40から全方位に散乱
光が発生し、レーザ光15aの0次回折光203(P偏
光)と、レーザ光15bによる異物からの散乱光204
(P偏光+S偏光)のP偏光成分とがヘテロダイン干渉
し、光電検出器29にてビート信号が検出される。すな
わちレチクル表面21の回路パターンの光透過部に存在
する露光転写に問題となる異物のみがビート信号となっ
て検出される。
【0027】ヘテロダイン干渉法を利用した本実施例に
よれば先の第1実施例の効果に更に加えて、以下の効果
が得られる。 (1)検出すべき異物によって偏光解消された光のみが
ビート信号となり、回路パターンからの散乱光は殆どビ
ート信号とならないため、高いS/N比で異物や欠陥検
出が可能である。 (2)ヘテロダイン法を用いているため異物からの微弱
散乱光の強度を直接測定するよりも高いS/N比で検出
可能である。 (3)スキャニングミラーによる光走査でヘテロダイン
検出可能となりスループットが大きく向上する。
【0028】<実施例3>図5はシリコンウエハ上にレ
チクルの回路パターンを焼付けて半導体デバイスを製造
する製造システムの実施例を示す図である。システムは
大まかに、露光装置、レチクル収納装置、レチクル検査
装置、コントローラを有し、これらはクリーンルーム内
に配置される。
【0029】901はエキシマレーザのような遠紫外光
源であり、902は照明系ユニットであって、露光位置
E.P.にセットされたレチクルを上部から同時(一
括)に所定のNA(開口数)で照明する働きを持つ。9
09はレチクル上に形成された回路パターンをシリコン
のウエハ910上に転写するための超高解像度レンズ系
(もしくはミラー系)であり、焼付時にはウエハは移動
ステージ911のステップ送りに従って1ショット毎ず
らしながら露光を繰り返す。900は露光動作に先立っ
てレチクルとウエハを位置合わせするためのアライメン
ト光学系であり、少なくとも1つのレチクル観察用顕微
鏡系を有している。以上の部材によって露光装置が構成
されている。
【0030】一方、914はレチクル収納装置であり、
内部に複数のレチクルを収納する。913はレチクル検
査装置であり、先の各実施例のいずれかの構成を含んで
いる。このレチクル検査装置913は、選択されたレチ
クルがレチクル収納装置914から引き出されて露光位
置E.P.にセットされる前にレチクル上の異物検査を
行なうもので、異物検査の原理及び動作については前述
のいずれかの実施例と同一である。コントローラ918
はシステム全体のシーケンスを制御するためのもので、
レチクル収納装置914、レチクル検査装置913の動
作指令、並びに露光装置の基本動作であるアライメント
・露光・ウエハのステップ送り等のシーケンス等を制御
する。
【0031】以下、本実施例のシステムを用いた半導体
デバイスの製造工程を示す。まず、レチクル収納装置9
14から使用するレチクルを取り出しレチクル検査装置
913にセットする。次に、レチクル検査装置913で
レチクル上の異物検査を行なう。検査の結果、異物が無
いことが確認されたらこのレチクルを露光装置の露光位
置E.P.にセットする。次に、移動ステージ911上
に被露光体であるシリコンウエハ910をセットする。
そしてステップ&リピート方式によって移動ステージ9
11のステップ送りに従って1ショット毎ずらしながら
シリコンウエハの各領域にレチクルパターンを縮小投影
して露光を繰り返す。1枚のシリコンウエハ上に露光が
済んだら、これを収容して新たなシリコンウエハを供給
し、同様にステップ&リピート方式でレチクルパターン
の露光を繰り返す。
【0032】露光の済んだ露光済シリコンウエハは本シ
ステムとは別に設けられた装置で現像やエッチングなど
の処理がなされる。この後に、ダイシング、ワイヤボン
ディング、パッケージング等のアッセンブリ工程を経
て、半導体デバイスが製造される。
【0033】本実施例によれば、従来は製造が難しかっ
た非常に微細な回路パターンを有する高集積度半導体デ
バイスを製造することができる。
【0034】<実施例4>図6は半導体デバイスを製造
するためのレチクルの洗浄検査システムの実施例を示す
図である。システムは大まかにレチクル収納装置、洗浄
装置、乾燥装置、検査装置、コントローラを有し、これ
らはクリーンチャンバ内に配置される。
【0035】920はレチクル収納装置であり、内部に
複数のレチクルを収納し洗浄すべきレチクルを供給す
る。921は洗浄装置であり、純水によってレチクルの
洗浄を行なう。922は乾燥装置であり、洗浄されたレ
チクルを乾燥させる。923はレチクル検査装置であ
り、先の各実施例のいずれかの構成を含んでおり、前記
実施例のいずれかの方法を用いて洗浄されたレチクル上
の異物検査を行なう。924はコントローラでシステム
全体のシーケンス制御を行なう。
【0036】以下、動作について説明する。まず、レチ
クル収納装置920から洗浄すべきレチクルを取り出
し、これを洗浄装置921に供給する。洗浄装置921
で洗浄されたレチクルは乾燥装置922に送られて乾燥
させる。乾燥が済んだら検査装置923に送られ、検査
装置923においては先の実施例のいずれかの方法を用
いてレチクル上の異物を検査する。検査の結果、異物が
確認されなければ、レチクルをレチクル収納装置920
に戻す。又、異物が確認された場合は、このレチクルを
洗浄装置921に戻して洗浄・乾燥動作を行なった後に
再度検査を行ない、異物が完全に除去されるまでこれを
繰り返す。そして完全に洗浄がなされたレチクルをレチ
クル収納装置920に戻す。
【0037】この後に、この洗浄されたレチクルを露光
装置にセットして、シリコンウエハ上にレチクルの回路
パターンを焼付けて半導体デバイスを製造する。これに
よって従来は製造が難しかった非常に微細な回路パター
ンを有する高集積度半導体デバイスを製造することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、レチクル表面に付着し
た検出すべき異物を高精度に検出することができる。
又、本発明を半導体製造に応用すれば、従来は製造が難
しかった高集積度半導体デバイスを製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】異物検出の説明図である。
【図3】第2実施例の構成図である。
【図4】異物検出の説明図である。
【図5】第3実施例の半導体製造システムのシステム構
成図である。
【図6】第4実施例のレチクルの洗浄検査システムのシ
ステム構成図である。
【図7】従来例を示す図である。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 偏光子 3 フィルタ系 4 コリメータ光学系 5,12,15 偏光ビームスプリッタ 9,11 音響光学素子 13 ポリゴンミラー 14 fθレンズ系 20 走査スポット 21 レチクル 22 ステージ 26 検出光学系 29 光電検出器 30 信号処理系 31 ビート信号処理系 40,45 異物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 21/66 J 7630−4M (72)発明者 辻 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に転写パターンが形成されているレ
    チクルの裏面から光ビームを入射させ、レチクルの表面
    に付着した異物からの散乱光を検出することを特徴とす
    る異物検査方法。
  2. 【請求項2】 前記レチクルの表面側にペリクルが設け
    られ、レチクル裏面側にはペリクルは設けられていない
    ことを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記光ビームは所定の偏光状態を有し、
    前記異物で散乱され前記所定の偏光状態から変化した散
    乱光と別の光ビームとを干渉させて干渉光を検出するこ
    とを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記光ビームと前記別の光ビームは互い
    に異なる周波数を有し、ヘテロダイン干渉させることを
    特徴とする請求項3の方法。
JP4378893A 1993-03-04 1993-03-04 異物検査方法 Pending JPH06258236A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6184977B1 (en) 1998-03-30 2001-02-06 Minolta Co., Ltd. Inspection method and inspection device
JP2017053792A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社東芝 欠陥検査方法及び欠陥検査装置

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US6184977B1 (en) 1998-03-30 2001-02-06 Minolta Co., Ltd. Inspection method and inspection device
JP2017053792A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社東芝 欠陥検査方法及び欠陥検査装置

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