JPH0625788B2 - 信号検出装置 - Google Patents

信号検出装置

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JPH0625788B2
JPH0625788B2 JP2580487A JP2580487A JPH0625788B2 JP H0625788 B2 JPH0625788 B2 JP H0625788B2 JP 2580487 A JP2580487 A JP 2580487A JP 2580487 A JP2580487 A JP 2580487A JP H0625788 B2 JPH0625788 B2 JP H0625788B2
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JP2580487A
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正雄 赤田
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサンプリング周波数に対し簡単な整数比となっ
ている周波数を有する信号の検出をする信号検出装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の信号検出装置は、第7図(a)に示される
ように、所定のサンプリング周波数sでサンプリング
されたディジタル信号を入力し、周波数oの信号の抽
出処理をする帯域通過ディジタルフィルタ7と、帯域デ
ィジタルフィルタ7の出力ディジタル信号を入力し、そ
の出力ディジタル信号が予め設定された閾値VTHを超え
たとき周波数oの信号が検出されたと判定する振幅比
較部8とから構成されている。帯域通過ディジタルフィ
ルタ7は第7図(b)のような中心周波数oの帯域通過
フィルタ特性を有しており、帯域通過ディジタルフィル
タ7のディジタル出力信号は第8図で示されるように、
周波数o成分の振幅情報をもったサンプル列であり、
周波数o成分のレベル検出をする振幅比較部8はこの
サンプル列を予め設定された閾値VTHと順次比較した。
閾値VTH以上の値が出現した時刻tに「周波数oの
信号有」と判定する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の信号検出回路で問題になるのはサンプリ
ング周波数sと信号周波数oの関係によって閾値V
THの設定に注意が必要となることである。例えばo=
s/4となっている場合を考える。この場合、信号1
周期に対して4サンプルという関係が常に成立して、第
9図(a),(b)に示すように、信号位相とサンプリング時
刻との関係が異なれば、サンプリング点において得られ
る最大振幅値が大きく異なる。信号の振幅値の真値が1
であったとして、うまくいけば、第9図(a)のように、
振幅値1がサンプル列に出現するが、最悪では、第9図
(b)のように、振幅値 しか得られない。その差は3dBであり、振幅比較部7の
閾値VTH設定において、3dbの不確定要素があることを
考慮しなければならないという欠点がある。
この現象は、信号周波数oとサンプリング周波数s
が簡単な整数比になっている事実に帰因するものであ
り、両者の比を変えることによってこの欠点を避けるこ
とは可能ではある。しかし、信号周波数oとサンプリ
ング周波数sが他の事情により決定されている場合に
はこの欠点を避けることは不可能である。また、振幅そ
のものを閾値と比較するのではなく、振幅の2乗平均を
とり、信号の電力を閾値と比較する方法もあるが、この
場合には第7図(a)の構成にさらにサンプル値を2乗す
る手段とその結果を平均する(あるいは積分する)手段
が必要となる。特に、第7図(a)の帯域通過ディジタル
フィルタ7と振幅比較器8が、一般的なディジタルフィ
ルタ演算すなわち、係数とサンプル値の乗加算用のハー
ドウェアとソフトウェアで構成されていて、他のフィル
タ演算と信号検出演算が時分割に実行されている場合に
は、閾値比較のためだけにサンプル値を2乗する、すな
わちサンプル値間の乗算を実行する手段を設けることが
必要になり、系全体に対するオーバーヘッドを生ずると
いう欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の信号検出装置は、所定のサンプリング周期でサ
ンプリングされたディジタル入力信号を入力し、検出対
象である信号の周波数成分を有するサンプル列である第
1のディジタル出力信号を出力する帯域通過ディジタル
フィルタと、第1のディジタル出力信号を入力し、前記
サンプリング周期のn(nは2以上の整数)分の1を単
位遅延時間とし、検出対象となる信号の周波数成分に対
しそれぞれ単位遅延時間のm(mは1,2,〜,n−
1)倍ずつ位相シフトし、第2のディジタル出力信号を
出力する、検出対象となる信号の周波数成分に対し実質
的に利得が1である位相シフトフィルタと、第1,第2
のディジタル出力信号の振幅を予め設定された閾値と比
較し、前記振幅が閾値以上になったとき、検出対象であ
る信号を検出したと判定する振幅比較部とを有する。
〔作用〕
したがって、第1のディジタル出力信号の振幅と、第1
のディジタル出力信号から位相シフトフィルタによって
発生させられた、単位遅延時間ずつ順次位相がずらされ
た第2のディジタル出力信号の振幅とを振幅比較部で閾
値と比較し、対象となる信号を検出するので、サンプリ
ング周波数と信号周波数が簡単な整数比になっている場
合でも高い検出精度で対象の信号の検出を実現できる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の信号検出装置の第1の実施例を示すブ
ロック図、第2図は第1図の位相シフトフィルタ2の周
波数特性を示す特性図である。
本実施例はサンプリング周波数sでサンプリングされ
たディジタル入力信号4を入力してディジタル出力信号
5を出力する中心周波数oの帯域通過ディジタルフィ
ルタ1と、ディジタル出力信号5を入力し位相をシフト
してディジタル出力信号6を出力する位相シフトフィル
タ2と、ディジタル出力信号5,6をそれぞれ入力し、
その振幅を閾値VTHと比較し、振幅が閾値VTHを超えたか
どうか比較し、その振幅が閾値VTHを超えたとき対象と
なる周波数oの信号を検出したと判定する振幅比較部
3とで構成されている。
帯域通過ディジタルフィルタ1は、従来例で引用した第
7図の周波数特性のものと同等のものであり、信号周波
数oの成分のみを通過させる。ここで、従来例と同様
にサンプリング周波数sと信号周波数oの間にo
=s/4なる関係があるものとする。位相シフトフィ
ルタ2としては、式(1)で表される伝達関数のものを用
いている。
ただし、z=ej2π/s,は周波数係数 は信号周波数o(=s/4)でのH(z)の利得が1
となるように決めてある。この伝達関数H(z)の位相周
波数特性は であり、入力するディジタル出力信号5に対して で表される固定遅延を与える。その遅延量 は、 であるから、信号周期 に対し1/8である。つまり、位相シフトフィルタ2は
信号周波数o成分を有するディジタル出力信号5に対
して利得1で位相が1/8周期ずれた信号を生成する。
したがって、振幅比較部3は、ディジタル出力信号5と
位相が信号周期1/oの1/8だけディジタル出力信
号5より遅れたディジタル出力信号6とを入力し、ディ
ジタル出力信号5,6と閾値VTH間の振幅比較を行いど
ちらか1つの信号の振幅が閾値VTHを超えた時に「信号
有」と判定する。
次に、1/8周期ずらしたディジタル出力信号6を用い
ることにより、従来例で生じた3dBの不確定要素がどう
なるかを説明する。
第3図(a),(b)は、ディジタル出力信号6のサンプル列
には振幅1が出現していないがディジタル信号出力5の
にサンプル列には振幅1が出現している場合、第4図
(a),(b)はディジタル信号出力5のサンプル列に振幅 までのものしか出現していないが、ディジタル信号出力
6には振幅1のものが出現している場合、第5図(a),
(b)はディジタル信号5,6のいずれのサンプル列にもc
os22.5=0.924以上のものは出現していない場合のそれ
ぞれの出力変化を示しているタイムチャートである。
位相シフトフィルタ2はディジタル出力信号5に対して
利得が1で位相が1/8周期ずれた信号を生成するの
で、第3図、第4図及び第5図に点線によってアナログ
的に示した波形図から明らかなとおり、各図(b)の波形
はいずれも(a)の波形から1/8周期位相がずれたもの
となっている。
第3図(a),(b)、第4図(a),(b)の場合はサンプル列に
振幅1が現われているが、第5図(a),(b)は最悪の場合
であって、最大振幅がcos22.5°=0.924である。真の振
幅値が1である信号を検出するために閾値を0.924に下
げて設定する必要が生じ、201og(cos22.5°)=0.687d
Bレベルが低い信号も検出する可能性があることになる
が、位相シフトフィルタなしの時の3dBと比較すれば本
実施例の0.687dBは明らかに不確定要素を減少させてい
る。
すなわち、本実施例では、サンプリング周波数sに対
して1/4の周波数である信号oから位相が1/8周
期ずれた信号を生成しているため、入力信号をサンプリ
ング周波数sの2倍の周波数でサンプリングしたのと
同等な精度で振幅を判定することが可能となる。
第6図は第2の実施例を示すブロック図である。本実施
例は第1の実施例と異なって位相シフトフィルタ20は
n−1個の遅延素子2,2,〜,2n-1と定数アンプ
,3,〜,3n-1を有し、サンプリング周期1/
sのn分の1を単位遅延時間Tとし、それぞれの遅延量
をT,2T,T3,…,(n−1)Tとしたディジタル
出力信号6,6,〜,6n-1を出力する。この位相シ
フトフィルタ20は T(z)=1+az−1…(2) ただし、z=ej2πo/s, aは定数,は周波数 式(2)で表される伝達関数のフィルタをn−1個継続接
続した形となっており、継続接続された各フィルタの出
力がディジタル出力信号6,6,〜,6n-1である。
また、検出対象の信号の周波数oにおいて単位遅延時
間TはT=1/nsでなければならないので、定数a
式(3)を満足するように設定される。
振幅比較部30は帯域通過フィルタ1のディジタル出力
信号5と閾値VTHと、位相シフトフィルタ20のディジ
タル信号と6,6,〜,6n-1と位相シフトフィルタ
20の利得を考慮した閾値VTH1,TH2,〜,THn-1とをそれ
ぞれ比較し、ディジタル出力信号5,6,6,〜,
6n-1のいずれか1つが閾値を超えたとき、検出対象の信
号を検出したと判定する。第2の実施例によれば入力信
号をサンプリング周波数sのn倍のnsでサンプリ
ングしたのと同等な精度で振幅を判定することが可能と
なる。この場合、第1の実施例と同様・o=s/4
であっても の精度で信号検出が可能である。
叉、第1の実施例において位相シフトフィルタ2に利得
調整の係数 の乗算を含めたが、第2の実施例のように振幅比較部3
において各位相フィルタの周波数oでの利得を考慮し
た閾値を設定してもよいことは明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、ディジタル入力信号をフ
ィルタ処理した帯域通過ディジタルフィルタの第1のデ
ィジタル出力信号と、第1のディジタル出力信号を位相
シフトフィルタを通して得られる第2のディジタル出力
信号とを入力しそれぞれの振幅を閾値と比較することに
より、サンプリング周波数と信号周波数が簡単な整数比
になっている場合でも高い検出精度で対象の信号の検出
を実現できるという効果があり、その実現に必要な位相
シフトフィルタは簡単なFIRフィルタで十分であり、
2乗平均で電力を求める方式と比較して小さなハードウ
ェア・ソフトウェア量で実現できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の信号検出装置の一実施例を示すブロッ
ク図、第2図は第1図の位相シフトフィルタ2の周波数
特性を示す特性図、第3図(a),(b)、第4図(a),(b)、
第5図(a),(b)は第1図のディジタル出力信号5,6の
変化を示すタイムチャート、第6図は第2の実施例を示
すブロック図、第7図(a)は従来例のブロック図、第7
図(b)は第7図(a)の帯域通過ディジタルフィルタ7の周
波数特性を示す特性図、第8図は従来例の出力変化を示
すタイムチャート、第9図(a),(b)はそれぞれ位相の異
なる信号のサンプル値と閾値との関係を示す図である。 1…帯域通過ディジタルフィルタ、 る…位相シフトフィルタ、 3…振幅比較部、 4…ディジタル入力信号、 5,6…ディジタル出力信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のサンプリング周期でサンプリングさ
    れたディジタル入力信号を入力し、検出対象である信号
    の周波数成分を有するサンプル列である第1のディジタ
    ル出力信号を出力する帯域通過ディジタルフィルタと、 第1のディジタル出力信号を入力し、前記サンプリング
    周期のn(nは2以上の整数)分の1を単位遅延時間と
    し、検出対象となる信号の周波数成分に対しそれぞれ単
    位遅延時間のm(mは1,2,〜,n−1)倍ずつ位相
    シフトし、第2のディジタル出力信号を出力する、検出
    対象となる信号の周波数成分に対し実質的に利得が1で
    ある位相シフトフィルタと、 第1,第2のディジタル出力信号の振幅を予め設定され
    た閾値と比較し、前記振幅が閾値以上になったとき、検
    出対象である信号を検出したと判定する振幅比較部とを
    有する信号検出装置。
JP2580487A 1987-02-05 1987-02-05 信号検出装置 Expired - Lifetime JPH0625788B2 (ja)

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