JPH06257869A - ヒートポンプ - Google Patents

ヒートポンプ

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JPH06257869A
JPH06257869A JP5047788A JP4778893A JPH06257869A JP H06257869 A JPH06257869 A JP H06257869A JP 5047788 A JP5047788 A JP 5047788A JP 4778893 A JP4778893 A JP 4778893A JP H06257869 A JPH06257869 A JP H06257869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hermetic motor
oil
heat pump
refrigerant liquid
condenser
Prior art date
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Pending
Application number
JP5047788A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotada Mitsuyoshi
清忠 三▲吉▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP5047788A priority Critical patent/JPH06257869A/ja
Publication of JPH06257869A publication Critical patent/JPH06257869A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機の停止後、しばらくの間ハーメチック
モータのコイル部の冷却を続けることができる他、一時
的にハーメチックモータに過負荷が生じた場合にも、上
記コイル部を迅速に冷却して、保護することを可能とし
たヒートポンプを提供する。 【構成】 ハーメチックモータ11を駆動部とする油冷
式スクリュ圧縮機12,油分離回収器13,凝縮器1
4,膨張弁15、および蒸発器16を含む閉ループを形
成するヒートポンプにおいて、凝縮器14で生じた冷媒
液の一部を電磁式流量調節弁1を介してハーメチックモ
ータ11に導く冷媒液供給流路3と、この冷媒液供給流
路3から送られてきた冷媒液をハーメチックモータ11
のコイル部に噴射させるノズル2と、冷媒液噴射のタイ
ミングを決め、流量調節弁1の開度を制御するタイミン
グ決定手段としての回転数検出器4,コイル温度検出器
5、および吐出圧力検出器6を設けて形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハーメチックモータ駆
動の油冷式圧縮機を使用したヒートポンプ(本明細書で
は、冷凍機も含む)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来公知のヒートポンプを示
し、ハーメチックモータ11により駆動される油冷式ス
クリュ圧縮機12,油分離回収器13,凝縮器14,膨
張弁15、および蒸発器16を含む閉ループが形成され
ている。また、油分離回収器13の下部からは、その内
部に滴下して、溜まった油を回収して循環させる油循環
流路17が設けてある。この油循環流路17には、油タ
ンク18,油クーラ19,油フィルタ20、および油ポ
ンプ21が設けてある。そして、油分離回収器13から
の油を油タンク18内に一旦溜め、油タンク18からの
油を油クーラ19で冷却し、油フィルタ20でろ過した
後、この油をスクリュ圧縮機12内の図示しないロータ
室,軸受,軸封部等の給油箇所に導き、さらにハーメチ
ックモータ17を経て、油分離回収器13の下部から回
収し、以後上記同様に循環使用するようになっている。
【0003】一方、スクリュ圧縮機12は吸込口より吸
込んだ冷媒ガスを、油循環流路17から冷却,シールお
よび潤滑のために油の注入を受けつつ圧縮して、この油
とともにハーメチックモータ17の内部空間に向けて吐
出するようになっている。冷媒ガスとともに吐出された
油は、油分離回収器13に至り、図示しない油分離エレ
メントを介して油分離回収器13を出て、凝縮器14に
至る。この油分離エレメントにより気液分離され、分離
された油は、油分離回収器13の下部に一旦溜められ
る。油分離回収器13内の油は、上述したように油循環
流路17より油タンク18に回収され、繰り返し使用さ
れる。
【0004】また、凝縮器14では、冷媒ガスと外部熱
源(高温側)用の流路22との間で熱交換させて、熱を
奪われた冷媒ガスは、凝縮する。さらに、冷媒液を膨張
弁15にて蒸発させ、蒸発器16にて気液混合状態の冷
媒と外部熱源(低温側)用の流路23との間で熱交換さ
せて、流路23から熱を奪って冷媒は完全に気化して、
ガス状態となってスクリュ圧縮機12に吸込まれるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヒートポン
プでは、ハーメチックモータ11のコイル部を冷却する
のはスクリュ圧縮機12から吐出された冷媒ガスのみで
ある。一方、一般的にスクリュ圧縮機12は、過負荷の
場合、スクリュ圧縮機12の駆動部に過電流が流れ、緊
急停止するようになっている。そして、スクリュ圧縮機
12が緊急停止すると、吐出冷媒ガスの流れが止まり、
ハーメチックモータ11のコイル部の冷却も直ちに止ま
り、上記コイル部が過熱し、このコイル部の焼損事故を
引き起こすという問題が生じる。なお、ハーメチックモ
ータの事故の大部分はこの焼損事故である。本発明は、
斯る従来の問題点を課題としてなされたもので、圧縮機
の停止後、しばらくの間ハーメチックモータのコイル部
の冷却を続けることができる他、一時的にハーメチック
モータに過負荷が生じた場合にも、上記コイル部を迅速
に冷却して、保護することを可能としたヒートポンプを
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ハーメチックモータ駆動の油冷式圧縮
機,油分離回収器,凝縮器,膨張弁、および蒸発器を含
む閉ループを形成するヒートポンプにおいて、上記凝縮
器で生じた冷媒液の一部を流量調節弁を介して上記ハー
メチックモータに導く冷媒液供給流路と、この冷媒液供
給流路から送られてきた冷媒液を上記ハーメチックモー
タのコイル部に噴射させるノズルと、冷媒液噴射のタイ
ミングを決め、上記流量調節弁の開度を制御するタイミ
ング決定手段とを設けて形成した。
【0007】
【作用】上記発明のように構成することにより、ハーメ
チックモータのコイル部の冷却に、凝縮器内に量的に十
分存在する冷媒液の気化熱を利用でき、かつ圧縮機の停
止時でも利用できるようになる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1,図2は、本発明に係るヒートポンプを
示し、図3に示すヒートポンプと互いに共通する部分に
ついては、同一番号を付して説明を省略する。本実施例
では、凝縮器14で生じた冷媒液の一部を電磁式流量調
節弁1を介してハーメチックモータ11に導き、ノズル
2を介してハーメチックモータ11内のコイル部に噴射
させる冷媒液供給流路3が設けてある。なお、図中※印
同志は連続していることを示している。本実施例では、
このノズル2を4箇所設けてあるが、その数は何等限定
するものでなく、ノズル2の位置、配置方向は冷媒液を
上記コイル部に効率良く噴射できるように決めればよ
い。例えば、ステータコイルの外側が、従来のテストで
高温になることが分かっており、ガスが流れにくく、こ
の部分に冷媒液を噴射するように設けるのが望ましい。
【0009】なお、スクリュ圧縮機12から吐出された
冷媒ガスは、図2中一点鎖線の矢印で示すように流れ、
冷媒ガスとともに吐出された油は図2中実線の矢印で示
すように流れる。さらに、ハーメチックモータ11に
は、冷媒液を上記コイル部に噴射するタイミングを決定
する回転数検出器4,コイル温度検出器5、および吐出
圧力検出器6が設けてある。そして、回転数検出器4に
よりモータ回転数を検出させ、モータ停止時には、この
回転数検出器4からの信号により、流量調節弁1を開方
向に作動させるようにしてある。また、コイル温度検出
器5により上記コイル部の温度を検出させ、検出温度が
設定温度を超えた場合には、このコイル温度検出器5か
らの信号により流量調節弁1を開方向に作動させるよう
にしてある。さらに、吐出圧力検出器6により吐出圧力
を検出させ、検出圧力が設定圧力を超えた場合には、吐
出圧力検出器6からの信号により流量調節弁1を開方向
に作動させるようにしてある。
【0010】そして、流量調節弁1を開方向に作動させ
ることにより、凝縮器14内の冷媒液を冷媒液流路3に
流すようになっている。凝縮器14内の冷媒液は、スク
リュ圧縮機12の停止時においても、十分な量が存在
し、停止後5〜10分間程度、上記コイル部の冷却用に
利用でき、一時的なスクリュ圧縮機のモータ負荷増大に
対しては、冷媒液により十分にコイル冷却でき、コイル
部の過熱を防げる。また、冷媒ガスと異なり冷媒液の場
合、気化熱の利用ができるので、冷却効果が大きく、冷
媒流路の配管径も小さくて足りる。即ち、冷媒ガスの場
合に比して、配管径は約1/10〜1/20となる。さ
らに、冷媒ガスとは異なり冷媒液を利用する場合は、冷
媒流路の上流側での圧力が殆ど変化しないという利点が
ある。
【0011】なお、コイル温度検出器5、或は吐出圧力
検出器6に代えて、或はこれらとともに、モータ入力電
流検出器を設けて、これによりハーメチックモータの入
力電流を検出させ、検出電流が設定電流を超えた場合に
は、モータ入力電流検出器からの信号により流量調節弁
1を開方向に作動させるようにしてもよい。また、上記
実施例では、スクリュ圧縮機を用いたものを示したが、
本発明に係るヒートポンプに用いる圧縮機は油冷式のも
のである点を除き、何等限定するものではない。さら
に、凝縮器14は、上記実施例で示したように受液器を
一体的に含むタイプのものの他、受液器を別個に備えた
タイプのものであってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ハーメチックモータ駆動の油冷式圧縮機,油
分離回収器,凝縮器,膨張弁、および蒸発器を含む閉ル
ープを形成するヒートポンプにおいて、上記凝縮器で生
じた冷媒液の一部を流量調節弁を介して上記ハーメチッ
クモータに導く冷媒液供給流路と、この冷媒液供給流路
から送られてきた冷媒液を上記ハーメチックモータのコ
イル部に噴射させるノズルと、冷媒液噴射のタイミング
を決め、上記流量調節弁の開度を制御するタイミング決
定手段とを設けて形成してある。
【0013】このため、噴射タイミングを圧縮機の停止
時とすることにより、圧縮機の停止時でも、凝縮器内に
十分な量が存在する冷媒液を使って、しかもその気化熱
を利用できるようになる。ハーメチックモータのコイル
部の冷却に、凝縮器内に量的に十分存在する冷媒液の気
化熱を利用でき、かつ圧縮機の停止時でも、しばらくの
間は、この気化熱の利用でき、コイル部の保護、モータ
焼損事故の回避が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヒートポンプの全体構成図であ
る。
【図2】 図1に示すヒートポンプの圧縮機,ハーメチ
ックモータ,油分離回収器の部分の概略を示す一部破断
側面図である。
【図3】 従来のヒートポンプの全体構成図である。
【符号の説明】
1 流量調節弁 2 ノズル 3 冷媒液供給流路 4 回転数検出器 5 コイル温度検出器 6 吐出圧力検出器 11 ハーメチックモータ 12 スクリュ圧縮
機 13 油分離回収器 14 凝縮器 15 膨張弁 16 蒸発器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーメチックモータ駆動の油冷式圧縮
    機,油分離回収器,凝縮器,膨張弁、および蒸発器を含
    む閉ループを形成するヒートポンプにおいて、上記凝縮
    器で生じた冷媒液の一部を流量調節弁を介して上記ハー
    メチックモータに導く冷媒液供給流路と、この冷媒液供
    給流路から送られてきた冷媒液を上記ハーメチックモー
    タのコイル部に噴射させるノズルと、冷媒液噴射のタイ
    ミングを決め、上記流量調節弁の開度を制御するタイミ
    ング決定手段とを設けて形成したことを特徴とするヒー
    トポンプ。
JP5047788A 1993-03-09 1993-03-09 ヒートポンプ Pending JPH06257869A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001241787A (ja) * 2000-02-24 2001-09-07 Mitsubishi Electric Corp スクリュー式冷凍機
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