JP3541110B2 - スクリュ式冷凍機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハーメチックモータを用いた半密閉構造のスクリュ式冷凍機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図9〜11に示す圧縮機或いは冷凍機が公知である。
図9は単段形油冷式スクリュ圧縮機21を示し、スクリュロータ22の駆動部であるモータ23がスクリュロータ22と共通の軸24を有し、スクリュロータ22を収容したケーシング25とモータ23のモーターケーシング26とが一体的に形成されている(特開昭60-184984号公報)。そして、図9においてモーターケーシング26の左方端面に穿設した吸込口27から油とともに吸込まれたガスは、モータ23のステータとロータとの間の空隙部を通過して、スクリュロータ22により圧縮され、油分離エレメント28を経て、油と分離され、図9においてケーシング25の右方上部に設けられた吐出口29から吐出されるようになっている。
【0003】
図10は、図9に示す圧縮機21をそのまま適用したスクリュ式冷凍機を示し、圧縮機21、油分離回収器30、凝縮器31、第1膨張弁32および蒸発器33を含む冷媒の閉じた循環流路Xと、蒸発器33の二次側の冷媒の過熱度を検出して、この過熱度が予め定めた許容範囲内の数値になるように第1膨張弁32の開度を調節する第1感温筒34とからなっている。そして、この冷凍機では、蒸発器33を出た冷媒の全量がガス状態で吸込口27より流入し、モータ23内を通過して、モータ23を冷却した後、スクリュロータ22に吸込まれるようになっている。
なお、油分離回収器30では圧縮機21から吐出された冷媒ガスと油とが分離され、冷媒ガスは凝縮器31へと流れ、分離された油は図中※印で示すように油分離回収器30から流出し、図中*印で示すように圧縮機21内の軸受・軸封部、ガス圧縮空間等の注油箇所に導かれる。
【0004】
図11は2段形油冷式スクリュ圧縮機を示し、第1段スクリュロータ22Aを収容したケーシング25Aと、第2段スクリュロータ22Bを収容したケーシング25Bと、第1段、第2段スクリュロータ22A,22B間に駆動部であるモータ23とが設けてある(特公平7-18422号公報)。また、モータ23、第1段、第2段スクリュロータ22A,22Bは、それぞれ共通の軸24A,24Bを有している。そして、図11において、ケーシング25Aの右方上部に設けた吸込口27から油とともに吸込まれたガスは、第1段スクリュロータ22Aにより圧縮され、モータ23のステータとロータとの間の空隙部を通過して、スクリュロータ22Bにより圧縮された後、図11において、ケーシング25Bの左方下部に設けた吐出口29から吐出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した冷凍機の内、図10に示す冷凍機の場合、冷媒の全量がモータ23内を通過し、モータ23は冷却される。しかしながら、モータ23からの熱により過熱した分だけスクリュロータ22による吸込みガスの比容積が大きくなり、冷媒の実質循環流量が小さくなり冷凍能力が低下するという問題が生じる。
また、モータ23内へ流入する冷媒は、液体ではなくガス状態であるため、冷却効率が悪いという問題もある。
【0006】
図11に示す圧縮機を用いた冷凍機の場合、第2段スクリュロータ22Bに吸込まれる直前の冷媒ガスがモータ23により過熱される。このため、第2段スクリュロータ12Bによる吸込みガスの比容積が大きくなり、第2段スクリュロータ22Bにおける冷媒の実質循環流量が小さくなり、第2段スクリュロータ22Bのガス吸込み能力が低下する。この結果、第1段スクリュロータ22Aと第2段スクリュロータ22Bとの間の中間圧力が高くなり、第1段スクリュロータ22Aでの圧縮比が大きくなり、第1段スクリュロータ22Aにおける容積効率が低下し、冷凍能力が低下するという問題が生じる。
本発明は、斯る従来の問題をなくすことを課題としてなされたもので、圧縮機駆動用モータに対して無駄なく冷却を行い、かつ冷凍能力の向上を可能としたスクリュ式冷凍機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1発明は、スクリュロータと共通の軸を有し、かつこのスクリュロータを収容するケーシングと一体的に形成されたモーターケーシングを有するとともに、このモーターケーシングに冷却用ジャケットを備えたハーメチックモータを駆動部とし、吸込口が上記モーターケーシング内の空間と連通している圧縮機と、油分離回収器と、凝縮器と、第1膨張弁と、蒸発器とを含む冷媒の閉じた循環流路を備えたスクリュ式冷凍機において、上記第1膨張弁の一次側にて上記循環流路から分岐し、上記モーターケーシングの上記スクリュロータとは反対側の内部空間に通じ、この内部空間を介して上記吸込口に通じる冷媒用第1分岐流路と、上記第1膨張弁の一次側にて、上記循環流路から分岐し、上記冷却用ジャケットに通じ、この冷却用ジャケットを介して上記圧縮機内のガス圧縮空間部に通じる冷媒用第2分岐流路と、上記第1分岐流路に介設され、上記ハーメチックモータのコイル温度が一定温度を超えた場合に、このハーメチックモータから出力される異常信号を受けている場合にのみ開状態となる開閉弁とを設けた構成とした。
【0008】
また、第2発明は、スクリュロータと共通の軸を有し、かつ上記スクリュロータを収容するケーシングと一体的に形成されたモーターケーシングを有するとともに、このモーターケーシングに冷却用ジャケットを備えたハーメチックモータを駆動部とし、吸込口が上記モーターケーシング内の空間と連通している圧縮機と、油分離回収器と、凝縮器と、第1膨張弁と、蒸発器とを含む冷媒の閉じた循環流路を備えたスクリュ式冷凍機において、上記蒸発器の二次側にて上記循環流路から分岐し、上記モーターケーシングの上記スクリュロータとは反対側の内部空間に通じ、この内部空間を介して上記吸込口に通じる冷媒用第1分岐流路と、上記第1膨張弁の一次側にて、上記循環流路から分岐し、上記冷却用ジャケットに通じ、この冷却用ジャケットを介して上記圧縮機内のガス圧縮空間部に通じる冷媒用第2分岐流路と、上記第1分岐流路に介設され、上記ハーメチックモータのコイル温度が一定温度を超えた場合に、このハーメチックモータから出力される異常信号を受けている場合にのみ開状態となる開閉弁とを設けた構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の一形態を図面にしたがって説明する。
図1,2は、第1発明の第1の実施形態に係るスクリュ式冷凍機を示し、図中、上述した各圧縮機、冷凍機と実質的に共通する部分については、同一番号、同一符号を付してある。
この冷凍機は、図10に示す冷凍機とは圧縮機21に代えて圧縮機1を用いた点を除き、図10に示す冷凍機と同様の循環流路Xを有している。即ち、圧縮機1、油分離回収器30、凝縮器31、第1膨張弁32および蒸発器33を含む冷媒の閉じた循環流路Xが形成されている。また、この循環流路Xの蒸発器33の二次側の部分には、この部分の冷媒の過熱度を検出して、この過熱度が予め定めた許容範囲内の数値になるように第1膨張弁32の開度を調節する第1感温筒34が設けてある。
圧縮機1は、一方に吸込口27、他方に吐出口29を有し、かつスクリュロータ22を収容したケーシング25と一体的に形成されたモーターケーシング26を有するハーメチックモータ2を駆動部とし、スクリュロータ22とハーメチックモータ2のロータとは軸24を共有している。また、モーターケーシング26は冷却用ジャケット3を有し、モーターケーシング26内の空間は圧縮機1の吸込口27に連通している。
【0010】
一方、第1膨張弁32の一次側にて循環流路Xから第1分岐流路Y1と第2分岐流路Zとが分岐している。第1分岐流路Y1は、電磁式開閉弁4、絞り手段の一例であるオリフィス5を経由してモーターケーシング26のスクリュロータ22とは反対側に穿設した流入口6に至り、吸込口27に連通したモーターケーシング26内の空間に冷却用の冷媒液を噴射できるように形成したものである。なお、開閉弁4は、ハーメチックモータ2のコイル温度が一定温度を超えた場合に、このハーメチックモータ2から出力される異常信号を受けている場合にのみ開状態となるように設けられている。したがって、上記冷媒液は、循環流路Xを循環する冷媒の全量ではなく、その一部であり、かつ上記コイル温度が高い場合にのみ、即ち冷却が必要な場合にのみモーターケーシング26内に噴射されるようになっている。
【0011】
第2分岐流路Zは、第2膨張弁7を経て、冷却用ジャケット3の流入口8に至り、この冷却用ジャケット3の流出口9から延びて、圧縮機1の内部のガス圧縮空間部に連通するように形成したものである。また、流出口9と上記ガス圧縮空間部との間の第2分岐流路Zの部分には、この部分の冷媒の過熱度を検出して、この過熱度が予め定めた許容範囲内の数値になるように第2膨張弁7の開度を調節する第2感温筒10が設けてある。そして、第2膨張弁7により温度降下させた冷媒を液状態で流入口8に導き、さらにこの冷媒を冷却用ジャケット3内に通し、流出口9からガス状態で流出させて、上記ガス圧縮空間に導くようになっている。
なお、油分離回収器30の下部から流出した油の流れは、図10に示す冷凍機の場合と同様である。
【0012】
このように、この冷凍機では、液体状態で冷媒が流入する冷却用ジャケット3によりハーメチックモータ2のステータ部が効率よく冷却される。さらに、スクリュロータ22により循環流路Xを循環する冷媒の全量がハーメチックモータ2内の空間部を通るのではなく、その一部が、ハーメチックモータ2のコイル温度を許容温度以下に保つために必要なときにのみ液体状態でハーメチックモータ2内に導かれるようになっており、無駄なく、ハーメチックモータ2の冷却が行われると同時に、スクリュロータ22により吸い込まれる冷媒ガスの比容積も小さく保たれ、冷媒の実質循環流量が大きくなり、冷凍能力が向上するようになっている。
【0013】
図3,4は、第1発明の第2の実施形態に係るスクリュ式冷凍機を示し、図1,2に示すスクリュ式冷凍機と互いに共通する部分については、同一番号を付して説明を省略する。
この冷凍機では、2段形油冷式の圧縮機11を用いており、圧縮機11は、ケーシング25A内に第1スクリュロータ22Aを収容し、このケーシング25Aと一体的に形成したケーシング25B内に第2スクリュロータ22Bを収容したものである。また、第2分岐流路Zは、第2膨張弁7を経て、冷却用ジャケット3の流入口8に至り、この冷却用ジャケット3の流出口9から延びて、第1スクリュロータ22Aによるガス圧縮空間部、第2スクリュロータ22Bによるガス圧縮空間部を含め、この両者の間のいずれかの部分、例えば第1スクリュロータ22Aと第2スクリュロータ22Bとの間の中間流路の部分に連通するように形成したものである。また、図1に示す冷凍機と同様の第2感温筒10が設けてある。
【0014】
そして、この冷凍機の場合も上記第1実施形態の場合と同様に、ハーメチックモータ2を許容温度以下に保つために必要なときにだけハーメチックモータ2の空間部に導かれるようになっているため、無駄なくハーメチックモータ2の冷却が行われると同時に、第1スクリュロータ22Aにより吸い込まれる冷媒ガスの比容積も小さく保たれ、冷媒の実質循環流量が大きくなり、冷凍能力が向上するようになっている。
なお、第1発明は、オリフィス5を必ずしも必要とするものではなく、オリフィス5を備えないものをも含むものである。
【0015】
図5,6は、第2発明の第1の実施形態に係るスクリュ式冷凍機を示し、図1,2に示すスクリュ式冷凍機とは、第1分岐流路Y1に代えて第1分岐流路Y2および逆止弁12を設けた点を除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部分については、同一番号を付して説明を省略する。
第1分岐流路Y2は、蒸発器33の二次側にて循環流路Xから分岐し、電磁式開閉弁4を経て流入口6に至っている。また、逆止弁12は第1分岐流路Y2の分岐点と吸込口27との間に介設されている。
そして、この冷凍機の場合も図1,2に示す冷凍機の場合と同様に、無駄なくモータ2の冷却が行われると同時に、スクリュロータ22による冷媒ガスの比容積も小さく保たれ、冷媒の実質循環流量が大きくなり、冷凍能力が向上するようになっている。
【0016】
図7,8は、第2発明の第2の実施形態に係るスクリュ式冷凍機を示し、図3,4に示すスクリュ式冷凍機とは、第1分岐流路Y1に代えて第1分岐流路Y2および逆止弁12を設けた点を除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部分については、同一番号を付して説明を省略する。
また、第1分岐流路Y2、逆止弁12については、図5,6に示す第1の実施形態の場合と同様であり、同様の働きをし、互いに対応する部分については同一番号が付してある。
なお、第2発明において、逆止弁12は、必ずしも必要とするものではない。また、上記各実施形態では、冷却用ジャケット3の冷媒を流すようにしたものを示したが、本願各発明は、これに限定するものではなく、第2分岐流路Zを省き、冷却用ジャケット3に冷却水を流すようにしたスクリュ式冷凍機をも含むものである。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、第1発明によれば、スクリュロータと共通の軸を有し、かつこのスクリュロータを収容するケーシングと一体的に形成されたモーターケーシングを有するとともに、このモーターケーシングに冷却用ジャケットを備えたハーメチックモータを駆動部とし、吸込口が上記モーターケーシング内の空間と連通している圧縮機と、油分離回収器と、凝縮器と、第1膨張弁と、蒸発器とを含む冷媒の閉じた循環流路を備えたスクリュ式冷凍機において、上記第1膨張弁の一次側にて上記循環流路から分岐し、上記モーターケーシングの上記スクリュロータとは反対側の内部空間に通じ、この内部空間を介して上記吸込口に通じる冷媒用第1分岐流路と、上記第1膨張弁の一次側にて、上記循環流路から分岐し、上記冷却用ジャケットに通じ、この冷却用ジャケットを介して上記圧縮機内のガス圧縮空間部に通じる冷媒用第2分岐流路と、上記第1分岐流路に介設され、上記ハーメチックモータのコイル温度が一定温度を超えた場合に、このハーメチックモータから出力される異常信号を受けている場合にのみ開状態となる開閉弁とを設けた構成としてある。
【0018】
また、第2発明によれば、スクリュロータと共通の軸を有し、かつ上記スクリュロータを収容するケーシングと一体的に形成されたモーターケーシングを有するとともに、このモーターケーシングに冷却用ジャケットを備えたハーメチックモータを駆動部とし、吸込口が上記モーターケーシング内の空間と連通している圧縮機と、油分離回収器と、凝縮器と、第1膨張弁と、蒸発器とを含む冷媒の閉じた循環流路を備えたスクリュ式冷凍機において、上記蒸発器の二次側にて上記循環流路から分岐し、上記モーターケーシングの上記スクリュロータとは反対側の内部空間に通じ、この内部空間を介して上記吸込口に通じる冷媒用第1分岐流路と、上記第1膨張弁の一次側にて、上記循環流路から分岐し、上記冷却用ジャケットに通じ、この冷却用ジャケットを介して上記圧縮機内のガス圧縮空間部に通じる冷媒用第2分岐流路と、上記第1分岐流路に介設され、上記ハーメチックモータのコイル温度が一定温度を超えた場合に、このハーメチックモータから出力される異常信号を受けている場合にのみ開状態となる開閉弁とを設けた構成としてある。
【0019】
このため、循環流路を循環する冷媒にすべてではなく、一部が、圧縮機駆動用のハーメチックモータのコイル温度を許容温度以下に保つために必要な場合にだけ液体状態でモータに導かれるようになっているため、無駄なく、かつ効率よくモータの冷却が行われると同時に、スクリュロータにより吸込まれる冷媒ガスの比容積も小さく保たれ、冷媒の実質循環流量が大きくなり、冷凍能力の向上が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の第1の実施形態に係るスクリュ式冷凍機の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示す冷凍機における圧縮機の断面図である。
【図3】第1発明の第2の実施形態に係るスクリュ式冷凍機の全体構成を示す図である。
【図4】図3に示す冷凍機における圧縮機の断面図である。
【図5】第2発明の第1の実施形態に係るスクリュ式冷凍機の全体構成を示す図である。
【図6】図5に示す冷凍機における圧縮機の断面図である。
【図7】第2発明の第2の実施形態に係るスクリュ式冷凍機の全体構成を示す図である。
【図8】図7に示す冷凍機における圧縮機の断面図である。
【図9】従来の単段形油冷式スクリュ圧縮機の断面図である。
【図10】図9に示す圧縮機を用いたスクリュ式冷凍機の全体構成を示す図である。
【図11】従来の2段形油冷式スクリュ圧縮機の断面図である。
【符号の説明】
1,11 圧縮機 2 ハーメチックモータ
3 冷却用ジャケット 4 電磁式開閉弁
6 流入口 22 スクリュロータ
22A 第1段スクリュロータ 22B 第2段スクリュロータ
24,24A,24B 軸 25,25A,25B ケーシング
26 モーターケーシング 27 吸込口
30 油分離回収器 31 凝縮器
32 第1膨張弁 33 蒸発器
Y 循環流路 Y1,Y2 第1分岐流路
Z 第2分岐流路
Claims (2)
- スクリュロータと共通の軸を有し、かつこのスクリュロータを収容するケーシングと一体的に形成されたモーターケーシングを有するとともに、このモーターケーシングに冷却用ジャケットを備えたハーメチックモータを駆動部とし、吸込口が上記モーターケーシング内の空間と連通している圧縮機と、油分離回収器と、凝縮器と、第1膨張弁と、蒸発器とを含む冷媒の閉じた循環流路を備えたスクリュ式冷凍機において、
上記第1膨張弁の一次側にて上記循環流路から分岐し、上記モーターケーシングの上記スクリュロータとは反対側の内部空間に通じ、この内部空間を介して上記吸込口に通じる冷媒用第1分岐流路と、
上記第1膨張弁の一次側にて、上記循環流路から分岐し、上記冷却用ジャケットに通じ、この冷却用ジャケットを介して上記圧縮機内のガス圧縮空間部に通じる冷媒用第2分岐流路と、
上記第1分岐流路に介設され、上記ハーメチックモータのコイル温度が一定温度を超えた場合に、このハーメチックモータから出力される異常信号を受けている場合にのみ開状態となる開閉弁と
を設けたことを特徴とするスクリュ式冷凍機。 - スクリュロータと共通の軸を有し、かつ上記スクリュロータを収容するケーシングと一体的に形成されたモーターケーシングを有するとともに、このモーターケーシングに冷却用ジャケットを備えたハーメチックモータを駆動部とし、吸込口が上記モーターケーシング内の空間と連通している圧縮機と、油分離回収器と、凝縮器と、第1膨張弁と、蒸発器とを含む冷媒の閉じた循環流路を備えたスクリュ式冷凍機において、
上記蒸発器の二次側にて上記循環流路から分岐し、上記モーターケーシングの上記スクリュロータとは反対側の内部空間に通じ、この内部空間を介して上記吸込口に通じる冷媒用第1分岐流路と、
上記第1膨張弁の一次側にて、上記循環流路から分岐し、上記冷却用ジャケットに通じ、この冷却用ジャケットを介して上記圧縮機内のガス圧縮空間部に通じる冷媒用第2分岐流路と、
上記第1分岐流路に介設され、上記ハーメチックモータのコイル温度が一定温度を超えた場合に、このハーメチックモータから出力される異常信号を受けている場合にのみ開状態となる開閉弁とを設けたことを特徴とするスクリュ式冷凍機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03185097A JP3541110B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | スクリュ式冷凍機 |
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JPH10227535A JPH10227535A (ja) | 1998-08-25 |
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Family Applications (1)
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JP03185097A Expired - Lifetime JP3541110B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | スクリュ式冷凍機 |
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