JPH0625770B2 - 試験管の排液処理装置 - Google Patents

試験管の排液処理装置

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JPH0625770B2
JPH0625770B2 JP62193890A JP19389087A JPH0625770B2 JP H0625770 B2 JPH0625770 B2 JP H0625770B2 JP 62193890 A JP62193890 A JP 62193890A JP 19389087 A JP19389087 A JP 19389087A JP H0625770 B2 JPH0625770 B2 JP H0625770B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、血清などの検体を試薬に反応させた後、余分
な排液を試験管内から排除するための、試験管の排液処
理装置に関するものである。
(従来の技術) この種の試験管の排液処理装置としては、試験管内にノ
ズルを挿入して、吸引負圧で排液を吸い上げる形式のも
のが知られている。この場合には試験管内に残す反応物
を吸引しないように、しかも、排液を全部、完全に除去
することが要求されるので、その工夫が必要である。そ
こで、本発明者は先きに、試験管を傾動させて、試験管
口側へ流動させ、反応物に触れない位置で、試験管内か
ら、吸引負圧でノズルにより排液を吸い上げる方式を提
唱している。
(発明が解決しようとする問題点) こゝで問題になるのは、排液を吸い上げるために、真空
ポンプを使用しなければならないことで、これにともな
つて、負圧調整手段、排液が真空ポンプに吸われて外部
に放出されるのを防止する手段などを配慮して整備しな
ければならないことである。このような手段を用意する
ために装置が大型化し、複雑になる。また、真空ポンプ
による吸引経路に詰りを生ずるなど、故障の原因をかゝ
えている。
そこで、本発明は、排液の流動性を活用して、単純に試
験管を傾動させて、自然流出により排液を除去する方式
を採用し、真空ポンプによる吸引などの構成を省き、し
かも、試験管ラックに搭載した状態のまま、各試験管の
排液処理を行える効率的な試験管の排液処理装置を提供
しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) このため、本発明では、試験管ラックに装填された多数
の試験管を、その状態のまま、洗浄する試験管の排液処
理装置であって、試験管ラックを載せるエレベータと、
試験管ラックに向けて対応する排液受容器と、これらを
装備して、水平軸線回りで回動操作されるターンテーブ
ルとを具備し、上記排液受容器は、試験管ラックの各試
験管に対応して、上記ターンテーブルの回転方向に関し
て左右に分離された多数の排液受容室を備え、各排液受
容室は、その分離された左右の室を上部において連通
し、その一方の室の底部下端に、各試験管口に接合され
る受容口を設けている。
(作用) このような構成では、エレベータに試験ラックを載せ
て、排液受容器の各受容口に、ラック上の試験管口を接
合させ、ターンテーブルを回動することで、各試験管お
よび各排液受容室を傾動し、試験管内の排液を受容室に
受け入れさせることができる。そして、ターンテーブル
の戻り動作で、排液受容室が傾倒状態から元の状態に復
帰された時には、試験管内には反応物のみが残される。
このようにして、多数の試験管をラックに搭載したまま
で、しかも、吸引作用などを必要とせずに、効率的に試
験管内から排液を除去できる。また、装置全体も、吸引
方式に比べて簡素化され、故障のおそれもない。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明す
る。図において、符号1は排液処理装置本体であり、前
部正面には水平軸まわりで回動するターンヘツド2が装
備されている。また、上記ターンヘツド2には、エレベ
ータ3が設けてあり、上記エレベータ3のステージ3a
には、試験管4を前後左右に配列支持する試験管ラツク
5がセツトできるようになつている。また、上記ターン
ヘツド2には上記エレベータ3の上方に位置して、上記
試験管ラツク5に対応するように排液受容器6が設備さ
れている。この排液受容器6は、上記試験管ラツク5に
配列支持された試験管4のそれぞれに対応して左右一対
の排液受容室7および8を具備しており、上記排液受容
室7および8は隔壁9で仕切られ、その隔壁9の上縁に
おいて、連通部10を具備し、互いに連通されており、
また、一方の排液受容室7の底部には受容口11が開口
されている。更に、前後関係にある各排液受要室8の底
部には両者間を通つて左右に延びる通路12に対して連
通する排出口13が設けられている。上記通路12には
排液受容器6の一方の端に設けた排出室14で連通され
ており、上記排出室14は排出チユーブ15を介して、
排液処理装置本体1の下部に設置した排液貯蔵タンク1
6に連通されている。
また、この実施例では、排液受容室7の天井部を貫通し
て、細長い洗滌液供給ノズル24が受容口11下まで延
びており、上記排液受容室7上方に配置した洗滌液貯留
室17からソレノイドバルブ18を介して洗滌液を導出
できるようになつている。そして、上記洗滌液貯留室1
7へはポンプ19を介して、排液処理装置本体1の下部
に設置した洗滌液貯蔵タンク20より洗滌液が供給され
るようになつている。
なお、図中、符号21はターンヘツド2を正逆回動する
ためのパルスモータ、22はエレベータ3をターンヘツ
ド2のガイド23に沿つて昇降させるための駆動系であ
る。また要すれば、排液受容室7側で、隔壁9表面に撥
水性の、例えばテフロン系樹脂の膜をコーテイングなど
の手段で設けてもよい。
このような構成では、先づステージ3a上に試験管ラツ
ク5をセツトし(この実施例ではステージ外周に枠が設
けてあり、この枠内にラツク5が入れられる)、エレベ
ータ3を駆動して試験管4の上端口を受容口11に当接
させる。この状態でソレノイドバルブ18を開放し、洗
滌液貯留室17から洗滌液をノズル24を介して試験管
4内に注ぐ。次にターンヘツド2を例えば反時計方向に
90度を越えて、例えば120度回動させると、試験管4は
排液受容器6と共に傾倒し、試験管4内の排液は洗滌液
と共に流出して排液受容室7を経由して排液受容室8に
流れ出し、試験管4内には沈澱した反応物質Aが残る。
この状態で、ターンベツド2を逆に回転して、元の位置
に戻すと、排液受容室8内の排液は排出口13を介して
通路12に流れ、更に排出室14を介して排液貯蔵タン
ク16へと送出される。この後、エレベータ3を降下し
て、試験管4をラツク5と共に取出せばよい。
この試験管4から排液受容器6への排液の取出し手順を
第4図(a)〜(f)で原理的に図解してある。
なお、この実施例では、試験管4内の反応物質は試験管
4の底部に沈澱付着しているが、マグネツトを利用して
被験物(反応物質)を底部に吸引付着させておき、排液
のみ、排出する方式にも、本発明の装置は利用できる。
また、第5図にみられるように、ビーズ、デイスクある
いはその他の異形をなした反応物質の付着体25を試験
管4の中に入れて置き、付着体25に反応物質(被験
物)を付着させた段階で、本発明の装置を利用してもよ
い。この場合には付着体25が、試験管4を傾倒した
時、排液と共にころがり出るのを防止するストツパ26
を排液受容器6側に設けるとよい。
また、前述の実施例では洗滌液を供給する手段を用意し
たが、排液だけの排出でよい時には、これを省略しても
よい。また前述の実施例ではエレベータにラツク5を載
せて上下動させたが固定的なステージにラツク5を載
せ、ターンヘツド2をエレベータで上下させるようにし
てもよい。
なお、上記実施例において、洗滌液貯留室17への洗滌
液供給は、適宜、ポンプ19の駆動で行うようにしてあ
る。また、一連の作業手順は、コンピュータプログラム
で設定され、駆動系22、パルスモータ21、ソレノイ
ドバルブ18、ポンプ19などの制御を行うようになつ
ている。
(発明の効果) このようにして、本発明によれば、多数の試験管をラッ
クに搭載したままで、しかも、吸引作用などを必要とせ
ずに、効率的に試験管内から排液を除去できる。また、
装置全体も、吸引方式に比べて簡素化され、故障のおそ
れもないなどの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は同側
面図、第3図は要部を一部切断して示した斜視図、第4
図(a)〜(f)は動作順序を原理的に図解した説明図、第5
図は別の実施例の一部縦断側面図である。 1…排液処理装置本体、2…ターンヘツド 3…エレベータ、4…試験管 5…ラツク、7、8…排液受容室 11…受容口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験管ラックに装填された多数の試験管
    を、その状態のまま、洗浄する試験管の排液処理装置で
    あって、試験管ラックを載せるエレベータと、試験管ラ
    ックに向けて対応する排液受容器と、これらを装備し
    て、水平軸線回りで回動操作されるターンテーブルとを
    具備し、上記排液受容器は、試験管ラックの各試験管に
    対応して、上記ターンテーブルの回転方向に関して左右
    に分離された多数の排液受容室を備え、各排液受容室
    は、その分離された左右の室を上部において連通し、そ
    の一方の室の底部下端に、各試験管口に接合される受容
    口を設けていることを特徴とする試験管の排液処理装
    置。
JP62193890A 1987-08-03 1987-08-03 試験管の排液処理装置 Expired - Lifetime JPH0625770B2 (ja)

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JPS6438659A JPS6438659A (en) 1989-02-08
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JPS533888A (en) * 1976-07-01 1978-01-13 Toyo Boseki Chemical analysis method and apparatus
JPS5918663A (ja) * 1982-07-22 1984-01-31 Murata Mfg Co Ltd 電子部品のケ−ス収容方法
EP0106536A3 (en) * 1982-09-15 1986-02-05 Ortho Diagnostic Systems Inc. Carousel microparticle separating, washing and reading device and method of use

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