JPH0625754U - 測定用電極の洗浄装置 - Google Patents

測定用電極の洗浄装置

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JPH0625754U
JPH0625754U JP981091U JP981091U JPH0625754U JP H0625754 U JPH0625754 U JP H0625754U JP 981091 U JP981091 U JP 981091U JP 981091 U JP981091 U JP 981091U JP H0625754 U JPH0625754 U JP H0625754U
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正志 筧
明雄 荒井
剛 小林
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電気化学計器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被測定溶液のpH等を連続的に測定する装置に用
いる測定電極のホルダに付着した汚れを、迅速かつ確実
に除去できるようにする。 【構成】測定用電極を内部に位置させ、その状態で洗浄
液を吹き掛けて電極を洗浄する洗浄セルを設ける。この
洗浄セルの洗浄液を噴霧するノズルの下方にホルダが圧
接しつつ通過するホルダ洗浄部材を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、pH等を連続測定する装置の測定用電極を洗浄する装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
一般に、pH等の連続測定装置としては、図4に示すような装置がある。この図 において、符号1はpH測定用の電極で、この電極1は電極ホルダ2に取り付けら れ、リフトアップ機構3で上下昇降自在となっている。また、電極1を洗浄及び 校正する洗浄・校正セル4が設けられ、この洗浄・校正セル4内に電極ホルダ2 が挿通されている。
【0003】 そして、通常、図に示すように、電極1を被測定液5に浸して連続的にpHを測 定し、一定周期ごとに電極1を引き上げて洗浄・校正セル4内に位置させ、まず 、洗浄液をミスト状態で電極1に吹き付け汚れを除去した後、一定のpH値の定ま った校正液を電極1に吹き付けて校正している。
【0004】 ところで、電極ホルダ2も電極1と同様に長時間被測定液5に浸されているの で、図5に示すように、電極1に付着する汚れ6が電極ホルダ2にも付着し、付 着が甚だしい場合は電極1を洗浄・校正セル4に挿入することができなかった。
【0005】 そこで、従来、電極ホルダ2に付着した汚れを除去するために、電極1を上方 に引き上げる際に洗浄液を吹き付けたり、また電極ホルダ2を複数回上下に昇降 させつつ洗浄液を吹き付けたりしていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の方法では、電極ホルダの汚れを充分に除去する ことができず、また、充分に除去できたとしても除去するまでに長時間を要する ものであった。
【0007】 本考案は、以上の問題点を解消し、電極ホルダの汚れを短時間で充分に除去す ることができる測定用電極の洗浄装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するためになされたもので、測定用電極が内部を移 動自在な洗浄セルと、該セルに設けられた電極洗浄用の洗浄液を噴霧する洗浄ノ ズルと、該洗浄ノズルの下方に設けられ、測定用電極ホルダが圧接しつつ通過す るホルダ洗浄部材とを具備することを特徴として構成されている。
【0009】 ホルダ洗浄部材は、測定用電極ホルダに圧接し、摩擦により付着した汚れを除 去するものである。ホルダ洗浄部材としては、スポンジ等の柔軟で多孔質な部材 、樹脂繊維、金属繊維等を絡ませてシート状に形成した部材、多孔質な物に繊維 を分散させた部材、ゴム等で形成されたリング状の平板な部材等がある。また、 ホルダ洗浄部材は、研磨性(圧接により汚れを除去する性質)があればよいが、 洗浄液の効率的な使用を考慮すると、保水性も併せ持つ部材が好ましい。
【0010】 洗浄ノズルは、電極を洗浄するための洗浄液を電極に吹き付けて付着した汚れ を除去するためのものである。本考案の洗浄装置では、この洗浄ノズルから吹き 出された洗浄液を、電極用ホルダの汚れの除去に利用する。この洗浄液の利用は 、洗浄液が洗浄セルの内面をつたわって落下し、ホルダ洗浄部材を介して電極用 ホルダの汚れに付着することによって行われたり、ミスト状に吹き出された洗浄 液が直接ホルダの汚れに付着することによって行われる。また、電極ホルダを洗 浄するたの洗浄液の吹き出しは、電極の洗浄に使用た洗浄液をそのまま使用して も、電極の洗浄とは別個に電極ホルダ専用に吹き出した洗浄液を使用してもよい 。
【0011】 洗浄ノズルは、少なくとも電極を洗浄するためのものが少なくとも1個あれば よいが、必要に応じ電極ホルダ専用の洗浄ノズルを設けてもよい。
【0012】 洗浄液は、ホルダに付着する汚れを除去できるものであればよく、汚れの種類 に応じて適宜変更することができる。例えば、塩酸、洗剤および水を使用できる 。
【0013】 また、本考案の洗浄セルは、校正用ノズルが設けられて電極の洗浄のみならず 電極の校正もできるものであってもよい。
【0014】 本考案の測定用電極の洗浄装置は、pH測定用電極の他に、酸化還元電位測定用 電極、溶存酸素測定用電極、導電率測定用電極など、ホルダを有する測定用電極 に利用できる。
【0015】
【作用】
本考案の測定用電極の洗浄装置では、洗浄ノズルが、洗浄液を洗浄セル内に吹 き出し、洗浄セルの内面及びホルダ洗浄部材を介して洗浄液をホルダの汚れに付 着させるとともに溶解させる。ホルダ洗浄部材は、電極ホルダに圧接し汚れとの 摩擦により周囲に付着した汚れを電極ホルダから除去する。
【0016】
【実施例】
本考案による測定用電極の洗浄装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】 図1は、測定用電極の洗浄装置の縦断面図、図2は同上A−A線断面図で、図 3は同上洗浄装置の動作を示すタイムチャートである。
【0018】 図1及び図2において、符号11は洗浄・校正セルで、この洗浄・校正セル11の 下部にホルダ洗浄部12が固着されている。このホルダ洗浄部12は箱体13と、この 箱体13の上部に固着された蓋体14と、上記箱体13内に収納されたホルダ洗浄部材 としてのスポンジ15とからなっている。
【0019】 箱体13は、全体形状が略円筒状に形成され、上部は完全に開口し、この開口部 分に前記蓋体14が螺合により固着されている。箱体13の下部には底部16が形成さ れ、この底部16の中央には、電極ホルダ2より少し長い直径を持つ貫通孔17が穿 設されており、また、この貫通孔17の周囲の底部16には、4個所に、蓋体14にま で伸びた係止柱18が形成されている。
【0020】 蓋体14は、略円盤状に形成されており、中央に電極ホルダ2より少し長い直径 を持つ貫通孔19が穿設され、この貫通孔19の周囲には上方に突出した円筒状の係 止片20が形成されている。そして、この係止片20がねじ(図示せず)で洗浄・校 正セル11の下端部に固着されることにより、ホルダ洗浄部12が洗浄・校正セル11 に固着された状態となっている。
【0021】 スポンジ15は、保水性の高いスポンジ15aと研摩性の高いスポンジ15bとが交 互に積み重られており、これらのスポンジ15a、bは略円柱状に形成され、その 中央に電極ホルダ2より少し短い直径の洗浄孔21が穿設され、また、この洗浄孔 21の周囲の4個所には係止孔22が穿設されている。そして、この係止孔22に前記 係止柱18が挿通し、スポンジ15a、bの引き抜け等を防止している。
【0022】 前記洗浄・校正セル11は、下方から、電極及びホルダ洗浄用ノズル23、校正用 ノズル24及びホルダ洗浄用ノズル25が形成され、上記ノズル23、25は、洗浄液と しての水及び塩酸の供給手段(図示せず) に連結され、校正用ノズル24は、校正 液の供給手段( 図示せず) に連結されている。
【0023】 次に、以上のような洗浄装置の動作を図3に基づいて説明する。 まず、長時間被測定液のpHの測定が続けられ、電極1及び電極ホルダ2に付着 した汚れ6が厚くなったものとする。そして、予め設定された周期が経過すると 、洗浄動作を指示する洗浄開始信号がオンする(t0時)。すると、伝送出力ホー ルド信号がオンし、直前の被測定液のpHの値を保持し、かつ、電極1及び電極ホ ルダ2が上昇を開始するとともに、洗浄用ノズル23及び25から水を吹き出す。そ して、電極ホルダ2は略3秒後に上昇が完了し、図中aで示す最上位点に停止す る。このとき、吹き出された水は洗浄・校正セル11の内面を伝わり落下して主と してスポンジ15aに吸収されている。したがって、電極ホルダ2は、図中cの位 置からaの位置まで上昇する際、図中bに示す位置において、その周面に付着し た汚れ6が特にスポンジ15aに吸着された水で溶解されるとともに、特にスポン ジ15bの圧接による研磨作用で少し除去される。
【0024】 次に、10秒経過しt1時になると、洗浄用ノズル23及び25は水の吹き出しを中止 し、洗浄用ノズル23のみが塩酸の吹き出しを開始し、そして、50秒経過しt2時に なると塩酸の吹き出しを停止する。これにより、吹き出された塩酸は、電極1の 汚れを除去した後洗浄・校正セル11の内面を伝わり落下して主としてスポンジ15 aに吸収される。
【0025】 また、それまで最上位点で停止していた電極ホルダ2は、t2時に下降を開始し 、以後、下降3秒、停止2秒、上昇3秒、停止2秒を1サイクルとして12回昇降 を繰り返し、最初の6回の昇降によって電極ホルダ2に付着した汚れが充分に除 去され、そして、電極ホルダ2が6回昇降してt3時になった時、洗浄ノズル23及 び25からt4時まで再び水を吹き出させて、スポンジ15に付着した汚れや塩酸を洗 い流すとともに、電極ホルダ2に付着している塩酸も除去する。
【0026】 以上の動作で電極1及び電極ホルダ2の汚れが充分に除去された後、所定期間 待機しt5時に伝送出力ホールドがオフし、被測定液の測定を再開する。
【0027】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成することにより、電極ホルダに付着した汚れを迅 速かつ確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の測定用電極の洗浄装置の一実施例の従
断面図。
【図2】図1中A−A線断面図。
【図3】本考案の測定用電極の洗浄装置の一実施例の動
作を表すタイムチャート
【図4】従来の測定装置の全体を示す斜視図。
【図5】従来の測定装置における電極の洗浄部分を示す
従断面図。
【符号の説明】
1 電極 2 電極ホルダ 6 汚れ 11 洗浄・校正セル 12 ホルダ洗浄部 15a 保水性の高いスポンジ(ホルダ洗浄部材) 15b 研磨性の高いスポンジ(ホルダ洗浄部材) 23 電極及びホルダ洗浄用ノズル 25 ホルダ洗浄用ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定用電極が内部を移動自在な洗浄セル
    と、該セルに設けられた電極洗浄用の洗浄液を噴霧する
    洗浄ノズルと、該洗浄ノズルの下方に設けられ、測定用
    電極ホルダが圧接しつつ通過するホルダ洗浄部材とを具
    備することを特徴とする測定用電極の洗浄装置
JP1991009810U 1991-02-27 1991-02-27 測定用電極の洗浄装置 Expired - Lifetime JP2544024Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242277A (ja) * 2012-05-23 2013-12-05 Nihon Medi Physics Co Ltd pH測定技術
JP2020139737A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 東亜ディーケーケー株式会社 校正機能付pH検出器、pH測定装置及びpH測定装置の校正方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427688U (ja) * 1977-07-25 1979-02-23

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