JP2002350298A - 水質測定装置 - Google Patents

水質測定装置

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JP2002350298A
JP2002350298A JP2001162325A JP2001162325A JP2002350298A JP 2002350298 A JP2002350298 A JP 2002350298A JP 2001162325 A JP2001162325 A JP 2001162325A JP 2001162325 A JP2001162325 A JP 2001162325A JP 2002350298 A JP2002350298 A JP 2002350298A
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water quality
container
sensor
moving table
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JP2001162325A
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Yasuo Naguchi
泰雄 名口
Yoshio Nakada
美穂 中田
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Asahi Soft Drinks Co Ltd
Original Assignee
Asahi Soft Drinks Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のサンプルの水質を短時間で測定可能な
水質測定装置を提供する。 【解決手段】液体サンプルを収納した容器11を載せて
移動する移動テーブル3と、支持アーム13の駆動によ
り容器内に挿入する水質センサ7とを備え、移動テーブ
ル3上を順次移送されてくる容器内のサンプルの水質を
測定する水質測定装置1において、移動テーブル3は容
器11の載置面を上にして直線方向に水平移動した後に
載置面を下に向けて直線方向に水平移動する無端ベルト
であり、水質センサ7は移動テーブルの移動方向に沿う
両側に設けられており、容器11は各水質センサ7に対
応して移動方向に複数列で移動テーブル3上に置かれて
おり、移動テーブル3の進行方向の先端側には、水質測
定後に移動テーブル3から落下する容器11を受ける廃
棄部9を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、順次搬送されてく
る多数のサンプルの水質を自動的に測定する水質測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数のサンプルのPH(水素イオ
ン濃度)を測定する場合に、図5に示すように、円盤状
のターンテーブル(移動テーブル)101の周囲部に容
器103を順次載置し、ターンテーブルの横に設けられ
た支持アーム105の駆動により、支持アーム105の
先端に備えているPH電極(水質センサ)107をター
ンテーブル101の回転により移動する容器103内に
浸けてPHを測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、サンプルのPH
測定の場合、サンプル採取後に時間が経過するとサンプ
ルの経時変化により正確な測定データが得られない場合
があり、サンプル採取後は迅速な測定が要求されてい
る。このことは、PH測定に限らず水質測定一般に言え
ることである。しかし、多数のサンプルを測定する場
合、従来のターンテーブルを用いた方式では、移動テー
ブルの周囲部に一列に容器を並べて一つのPH電極(水
質センサ)により測定することに限られており、所定時
間で測定できるサンプルの数に限界があった。
【0004】そこで、本発明は、多数のサンプルの水質
を短時間で測定可能な水質測定装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、液体サンプルを収納した容器を載せて移動する移動
テーブルと、支持アームの駆動により容器内に挿入する
水質センサとを備え、移動テーブル上を順次移送されて
くる容器内のサンプルの水質を測定する水質測定装置に
おいて、移動テーブルは容器の載置面を上にして直線方
向に水平移動した後に載置面を下に向けて直線方向に水
平移動する無端ベルトであり、水質センサは移動テーブ
ルの移動方向に沿う両側に設けられており、容器は各水
質センサに対応して移動方向に複数列で移動テーブル上
に置かれており、移動テーブルの進行方向の先端側に
は、水質測定後に移動テーブルから落下する容器を受け
る廃棄部を備えることを特徴とする。
【0006】この請求項1に記載の発明では、直線方向
に水平移動する移動テーブルの両側に水質センサを配置
するとともに、移動テーブルには複数列の容器を配置し
ているので、同時に複数のサンプルの水質が測定可能で
ある。従って、多数のサンプルの水質を短時間で測定す
ることができる。しかも、水質測定後の容器は、無端ベ
ルトを水平移動した後、移動テーブルの先端から落下し
て、廃棄部に収納されるので、自動廃棄でき、水質測定
後の容器の除去に手間がかからない。即ち、本発明によ
れば、サンプルの測定から廃棄まで自動的に行うことが
できる。
【0007】請求項2に記載の発明は、液体サンプルを
収納した容器を載せて移動する移動テーブルと、支持ア
ームの駆動により容器内に挿入する水質センサとを備
え、移動テーブル上を順次移送されてくる容器内のサン
プルの水質を測定する水質測定装置において、移動テー
ブルは容器の載置面を上にして直線方向に水平移動した
後に載置面を下に向けて直線方向に水平移動する無端ベ
ルトであり、水質センサは移動テーブルの移動方向に沿
う両側に設けられており、各容器は各水質センサに対応
して移動方向に複数列に配置され且つ各容器は移動テー
ブルに固定されており、移動テーブルの下側には口を下
に向けて移動する容器の内側を洗浄する洗浄手段が設け
られていることを特徴とする。
【0008】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様に複数のサンプルの水質を同時に測
定可能であるから多数のサンプルの水質を短時間で測定
することができる。更に、水質測定後の容器は、無端ベ
ルトの移動テーブルに固定されているので上側から下側
に向けて反転したときに容器内のサンプルを廃棄した
後、逆さになって(口を下に向けて)移動するが、逆さ
になって移動する容器は、移動テーブルの下側で洗浄手
段により洗浄される。従って、容器を自動洗浄して使用
することができるので、容器の再使用が可能であるとと
もにサンプル洗浄に手間がかからない。しかも、本発明
によれば、サンプルの水質測定から、サンプルの廃棄及
び容器の洗浄まで自動的に行うことができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、移動テーブルの進行方向に沿う
両側にはそれぞれセンサ洗浄部と、センサ置き部と、移
動テーブル上の容器を検知する近接センサとを備え、セ
ンサ洗浄部とセンサ置き部とは移動テーブルの進行方向
に水質センサの支持アームを挟んで配置されており、支
持アームはセンサ洗浄部とセンサ置き部との間を回動可
能に設けられ、近接センサが容器を検知しない場合に水
質センサをセンサ置き部に自動的に配置することを特徴
とする。
【0010】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、支持アームが回動して、サンプルの水質測定後に水
質センサをセンサ洗浄部で洗浄して次のサンプルを測定
し、近接センサが容器を検知しない場合に、センサ置き
部に水質センサを置いて待機する。センサ置き部は、例
えば、PH計のガラス電極が乾燥しないように浸け置き
するための純水等である。支持アームは、水質センサで
サンプルの水質を測定したり、センサ洗浄部でセンサを
洗浄したり、次回の測定に備えて待機したりすることが
できる。しかも、支持アームは約180度回動するだけ
であるから、簡易な構成と簡易な駆動制御で行うことが
できる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明において、計測制御部を備え、移
動テーブルにはサンプルを収納した容器のほかに校正液
を収納した容器を載置しており、所定の時期に校正液に
水質センサを浸して、水質センサによるサンプル測定値
の校正を行うことを特徴とする。
【0012】この請求項4に記載の発明では、請求項1
〜3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏する
とともに、水質測定時に必要に応じて水質センサが校正
液の測定を行って測定値の校正を行うことができる。こ
の場合、校正液は容器と同様に校正液を入れた容器を移
動テーブルに置いたり、サンプルに変えて校正液を容器
に入れて移動テーブルに載置するだけで、自動的に測定
値の校正ができ、サンプルの水質測定と平行して校正が
でき、別途校正を行う必要がない。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1、3、
4の何れかに記載の発明において、廃棄部は、落下した
容器を受ける網を備えることを特徴とする。
【0014】この請求項5に記載の発明では、請求項
1、3、4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を
奏するとともに、廃棄部に落下した容器は、網で受け
て、サンプル(液体)は網から排水できるので、容器と
サンプルとに分けて測定後の容器を回収することがで
き、廃棄作業が容易である。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項2〜4の
いずれかに記載の発明において、洗浄手段は、口を下に
向けて搬送されてくる容器内に向けて水を噴射する水洗
浄部と、アルコール液を噴射するアルコール洗浄部と、
エアーを噴射するエアー供給部とを備え、この順序で水
質測定後の容器を洗浄及び乾燥することを特徴とする。
【0016】この請求項6に記載の発明では、請求項2
〜4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏する
とともに、洗浄手段が容器を水洗浄した後、アルコール
洗浄することにより次のエアー乾燥による乾燥を速めて
いるので、容器を洗浄後すぐに使用することができ、更
に効率的なサンプル測定が可能である。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項2〜4、
6のいずれかに記載の発明において、容器は底部に設け
たねじ部を備え、移動テーブルは所定位置に設けたねじ
の螺合部を備え、容器をねじ螺合により移動テーブルに
固定していることを特徴とする。
【0018】この請求項7に記載の発明では、請求項2
〜4、6のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏
するとともに、容器は、螺合により移動テーブルに固定
しているので、簡単な構成で且つ容器の脱着を容易にで
きる。また、容器の交換も容易である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照しながら
本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、第1実
施の形態にかかる水質測定装置の平面図であり、図2は
図1に示す水質測定装置の側面図、図3は第2実施の形
態にかかる水質測定装置の側面図であり、図4は図3に
示す水質測定装置に用いられる容器の側面図である。ま
ず、図1及び図2を参照して本発明の第1実施の形態を
説明する。
【0020】本実施の形態にかかる水質測定装置1は、
飲料の品質検査のために飲料ボトルを開封してその飲料
液をサンプルとして容器に採取し、サンプルのPH(水
素イオン濃度)を測定するものである。水質測定装置1
は、概して、移動テーブル3と、移動テーブル3の両側
に設けた測定台5と、水質センサ7と、サンプルの廃棄
部9とが設けられている。移動テーブル3は水平方向に
移動する無端ベルトであり、容器11の載置面3aを上
にして直線方向に水平移動した後に、ローラ14により
反転し、載置面を下に向けて直線方向に水平移動するよ
うになっている。移動テーブル3には、凹状の溝部3b
が形成されており、この溝部3bに容器11が載置され
る。また、溝部3bは大きさを変えて複数形成されてお
り、種々のサイズの容器に対応できるようになってい
る。
【0021】測定台5は、移動テーブル3の移動方向に
沿う両側にそれぞれ設けられており、水質センサ7の支
持アーム13、センサ洗浄器15、センサ置き部17、
近接センサ18が設けられている。センサ洗浄器15は
移動テーブル3の移動方向の上流側に配置され、センサ
置き部17は移動テーブル3の下流側に配置され、近接
センサ18は支持アーム13とセンサ洗浄器15との間
に配置されており、センサ洗浄器15、支持アーム1
3、センサ置き部17は移動テーブル3の移動方向に沿
って、この順序で配置されている。
【0022】支持アーム13は図1に一点鎖線で示すよ
うに、約180度回動可能であり、両側にあるセンサ洗
浄器15とセンサ置き部17とに水質センサ7を移動可
能である。また、支持アーム13は上下動によりセンサ
洗浄器15、センサ置き部17、容器11に浸けたり出
したりできるようなっている。支持アーム13の回動及
び上下動は駆動制御部23により制御されている。
【0023】水質センサ7は、本実施の形態ではPH電
極であり、2本のガラス電極で構成されている。各水質
センサ7は、それぞれPH計本体25に接続されてお
り、測定値をPH計本体25で表示するようになってい
る。また、PH計本体25には、計測制御部27が接続
されており、適宜測定値の校正をするようになってい
る。測定値の校正は、サンプルに変えて容器11に校正
液を入れたものを複数測定し、計測制御部27でそのと
きの校正値を決定し、各PH計本体25で測定値を校正
する。
【0024】センサ洗浄器15は、洗浄水シャワー及び
エアーの吹き付けにより水質センサ7を洗浄する。セン
サ置き部17は、水質センサ7を使用しないときに、水
質センサ7を水(純水)浸けておき、ガラス電極が乾か
ないようにしておくものである。本実施の形態では、近
接センサ18が容器11を検知しないとき、支持アーム
13が水質センサ7を自動的にセンサ置き部17に配置
するようになっている。容器11は使い捨て可能な材
料、例えば、樹脂材又は紙でできている。各容器11
は、水平方向に直線移動する移動テーブル3の移動方向
に沿って複数列に配置されており、移動テーブル3の両
側に設けられた水質センサ7により同時に測定できるよ
うになっている。
【0025】廃棄部9は、移動テーブル3の移動方向の
先端側(下流側)に設けられており、水質測定後の容器
11を受けるものである。本実施の形態では、網状のか
ご19で容器11を受けとり、容器11からサンプルを
こぼして液受け部21からホース22により排水してい
る。尚、廃棄部9には、網状のかご19のみを設け、サ
ンプルはそのまま床に排水するものであってもよい。
【0026】次に、第1実施の形態にかかる水質測定装
置1の作用を説明する。移動テーブル3の上流側では、
サンプルを採取した容器11を移動テーブル3に付けら
れている印の上に載せていく。この場合、容器11の載
置は、移動テーブル3の移動方向に沿って2列に配置さ
れる。このように、容器11を2列に配置可能であるか
ら、多数の容器11を移動テーブル3に載せることがで
きる。移動テーブル3に載置された容器11は、移動テ
ーブル3の下流側に搬送され、支持アーム13の対面位
置である測定位置に至ると、支持アーム13により水質
センサ7が下降して容器11内に挿入され、水質センサ
7をサンプルに浸けてそのPH(水質)を測定する。
【0027】PH測定後に、支持アーム13は容器11
から上昇した後、約90度回動してセンサ洗浄器15の
上方に位置した後下降してセンサ洗浄器15内に挿入さ
れ、ここで、洗浄水及びエアーの吹き付けが行われる。
水質センサ7の洗浄後、次に測定位置に搬送されてきた
容器11の水質測定を行う。一方、水質測定が終了した
容器11は、移動テーブル3の前進によりその先端か
ら、廃棄部9に落下する。
【0028】廃棄部9では、かご19が容器11を受
け、容器11内のサンプルはかご19を抜けて液受け部
21からホース22により排水される。上述の容器11
に収納されたサンプルの水質測定及び廃棄は、2列で順
次搬送されてくる容器11について同時に行うことがで
きる。以上のように、第1実施の形態によれば、多数の
サンプルの水質を短時間で自動測定できる。尚、近接セ
ンサ11が容器11を検知しない場合、又はサンプルの
水質測定が終了して次のサンプル測定までに時間がある
場合には、支持アーム13を駆動して、水質センサ7を
センサ置き部17で待機させておく。
【0029】一方、定期的に水質センサの測定値の校正
を行う場合、校正液を入れた容器11をサンプルを入れ
た容器11と同様に移動テーブル3に載置し、その校正
液の測定値に基づいて、計測制御部27は、PH計本体
25で演算する測定値を校正する。
【0030】次に、図3及び図4を参照して本発明の第
2実施の形態について説明するが、上述した第1実施の
形態と同様な作用効果を奏する部分には同一の符号を付
することによりその部分の詳細な説明を省略する。この
第2実施の形態では、容器11は移動テーブル3に固定
されているとともに、容器11から水質測定後のサンプ
ルが排水された後、容器11を洗浄して再使用するもの
である。即ち、容器11は樹脂材等の再使用可能な材料
でできており、図4に示すように、底部に雄ねじ部41
が設けられており、移動テーブル3に形成された雌ねじ
部(図示せず)に螺合により固定されている。
【0031】一方、移動テーブル3の下側には容器11
の洗浄装置(洗浄手段)43が設けられている。洗浄装
置43は、洗浄水供給部45から洗浄水が供給される洗
浄水ノズル47、アルコール供給部49からアルコール
液が供給されるアルコール液ノズル51、及びエアー供
給部53からエアーが供給されるエアー供給ノズル55
が、容器11の移動方向に沿ってこの順序で設けられて
いる。
【0032】次に、第2実施の形態にかかる水質測定装
置1の作用を説明する。この第2実施の形態では、水質
測定後の容器11は、移動テーブル3に固定されている
ので、移動テーブル3の下側では口を下に向けて逆さに
なって移動する。容器11は、移動テーブル3の下側で
洗浄装置43により自動洗浄された後、再び、移動テー
ブル3の上側に移動してサンプルの供給を受ける。従っ
て、容器11を自動洗浄して使用することができるの
で、容器11の再使用が可能であるとともに容器の洗浄
に手間がかからない。
【0033】容器11の洗浄は、洗浄水により洗浄した
後、アルコールを吹き付けるので、エアーによる乾燥を
速めることができ、容器11を再使用した効率的なサン
プルの水質測定が可能である。尚、言うまでもなく容器
11にはサンプルに変えて校正液を入れてもよい。
【0034】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、水質センサ7は、PH電極に限
らず、酸度や電気伝導度を測定するものであってもよ
く、測定する水質は限定されない。また、サンプルは飲
料に限らず、排水や河川水等であってもよく、サンプル
の種類は限定されない。移動テーブルに載置する容器の
列は、2列に限らず、3列又は4列等複数の列に設けて
もよい。この場合、水質センサは列の数に対応して設け
てもよく、あるいは一つの水質センサが位置を変えて2
つの列のサンプルを測定するものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、直線方
向に水平移動する移動テーブルの両側に水質センサを配
置するとともに、移動テーブルには複数列の容器を配置
しているので、同時に複数のサンプルの水質が測定で
き、多数のサンプルの水質を短時間で測定することがで
き作業効率に優れる。更に、短時間でサンプルの水質測
定ができるから、時間経過によるサンプルの水質変化を
防止でき、測定精度を高めることができる。水質測定後
の容器は、自動廃棄でき、水質測定後の容器の廃棄に手
間がかからない。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様に複数のサンプルの水質を同時に測
定可能であるから多数のサンプルの水質を短時間で測定
することができる。更に、水質測定後の容器は、移動テ
ーブルの下側で洗浄手段により自動洗浄されるので、容
器の再使用が可能であるとともに容器の洗浄に手間がか
からない。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、水
質センサでサンプルの水質を測定したり、センサ洗浄部
で水質センサを洗浄したり、次回の測定に備えて待機し
たりすることが簡易な構成と簡易な駆動制御で行うこと
ができる。
【0038】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するとと
もに、サンプルに変えて校正液を容器に入れて移動テー
ブルに載置するだけで、自動的に測定値の校正ができ、
サンプルの水質測定と平行して校正ができる。
【0039】請求項5に記載の発明によれば、請求項
1、3、4のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏す
るとともに、水質測定後の容器を、容器とサンプルとに
分けて測定後の容器を回収することができ、廃棄作業が
容易である。
【0040】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
〜4のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するとと
もに、洗浄手段が容器を水洗浄した後、アルコール洗浄
することにより次のエアー乾燥による乾燥を速めている
ので、効率的なサンプル測定が可能である。
【0041】請求項7に記載の発明によれば、請求項2
〜4、6のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏する
とともに、容器は螺合により移動テーブルに固定してい
るので、簡単な構成で且つ容器の脱着を容易にできる。
また、容器の交換も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態にかかる水質測定装置の平面図
である。
【図2】図1に示す水質測定装置の側面図である。
【図3】第2実施の形態にかかる水質測定装置の側面図
である。
【図4】図3に示す水質測定装置に用いられる容器の側
面図である。
【図5】従来の水質測定装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 水質測定装置 3 移動テーブル 3a 載置面 7 水質センサ 9 廃棄部 11 容器 13 支持アーム 15 センサ洗浄器 17 センサ置き部 18 近接センサ 27 計測制御部 43 洗浄装置(洗浄手段) 47 洗浄水ノズル(水洗浄部) 51 アルコール液ノズル(アルコール洗浄部) 55 エアー供給ノズル(エアー供給部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/18 106 G01N 27/46 353Z Fターム(参考) 2G052 AA06 AB00 AC03 AC18 AD06 AD26 AD46 CA04 CA08 CA40 CA42 CA45 CA48 DA03 DA27 EA04 FC06 FC12 FC15 FD04 FD05 FD18 GA23 HA12 HA13 HB08 HC23 HC34 HC36 JA03 JA04 JA05 JA06 JA07 JA09 JA14 JA16 2G060 AA06 AC03 AE18 AF08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体サンプルを収納した容器を載せて移
    動する移動テーブルと、支持アームの駆動により容器内
    に挿入する水質センサとを備え、移動テーブル上を順次
    移送されてくる容器内のサンプルの水質を測定する水質
    測定装置において、 移動テーブルは容器の載置面を上にして直線方向に水平
    移動した後に載置面を下に向けて直線方向に水平移動す
    る無端ベルトであり、 水質センサは移動テーブルの移動方向に沿う両側に設け
    られており、 容器は各水質センサに対応して移動方向に複数列で移動
    テーブル上に置かれており、 移動テーブルの進行方向の先端側には、水質測定後に移
    動テーブルから落下する容器を受ける廃棄部を備えるこ
    とを特徴とする水質測定装置。
  2. 【請求項2】 液体サンプルを収納した容器を載せて移
    動する移動テーブルと、支持アームの駆動により容器内
    に挿入する水質センサとを備え、移動テーブル上を順次
    移送されてくる容器内のサンプルの水質を測定する水質
    測定装置において、 移動テーブルは容器の載置面を上にして直線方向に水平
    移動した後に載置面を下に向けて直線方向に水平移動す
    る無端ベルトであり、 水質センサは移動テーブルの移動方向に沿う両側に設け
    られており、 各容器は各水質センサに対応して移動方向に複数列に配
    置され且つ各容器は移動テーブルに固定されており、 移動テーブルの下側には口を下に向けて移動する容器の
    内側を洗浄する洗浄手段が設けられていることを特徴と
    する水質測定装置。
  3. 【請求項3】 移動テーブルの進行方向に沿う両側には
    それぞれセンサ洗浄部と、センサ置き部と、移動テーブ
    ル上の容器を検知する近接センサとを備え、センサ洗浄
    部とセンサ置き部とは移動テーブルの進行方向に水質セ
    ンサの支持アームを挟んで配置されており、支持アーム
    はセンサ洗浄部とセンサ置き部との間を回動可能に設け
    られ、近接センサが容器を検知しない場合に水質センサ
    をセンサ置き部に自動的に配置することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の水質測定装置。
  4. 【請求項4】 計測制御部を備え、移動テーブルにはサ
    ンプルを収納した容器のほかに校正液を収納した容器を
    載置しており、所定の時期に校正液に水質センサを浸し
    て、水質センサによるサンプル測定値の校正を行うこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水質測定
    装置。
  5. 【請求項5】 廃棄部は、落下した容器を受ける網を備
    えることを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記
    載の水質測定装置。
  6. 【請求項6】 洗浄手段は、口を下に向けて搬送されて
    くる容器内に向けて水を噴射する水洗浄部と、アルコー
    ル液を噴射するアルコール洗浄部と、エアーを噴射する
    エアー供給部とを備え、この順序で水質測定後の容器を
    洗浄及び乾燥することを特徴とする請求項2〜4のいず
    れかに記載の水質測定装置。
  7. 【請求項7】 容器は底部に設けたねじ部を備え、移動
    テーブルは所定位置に設けたねじの螺合部を備え、容器
    をねじ螺合により移動テーブルに固定していることを特
    徴とする請求項2〜4、6のいずれかに記載の水質測定
    装置。
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