JPH06257488A - 多気筒内燃機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents

多気筒内燃機関の排気ガス浄化装置

Info

Publication number
JPH06257488A
JPH06257488A JP5042556A JP4255693A JPH06257488A JP H06257488 A JPH06257488 A JP H06257488A JP 5042556 A JP5042556 A JP 5042556A JP 4255693 A JP4255693 A JP 4255693A JP H06257488 A JPH06257488 A JP H06257488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
activation
fuel injection
fuel
activated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5042556A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiraki Matsumoto
平樹 松本
Norio Omori
徳郎 大森
Tetsuya Nakamura
哲也 中村
Takeshi Matsui
松井  武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP5042556A priority Critical patent/JPH06257488A/ja
Publication of JPH06257488A publication Critical patent/JPH06257488A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒コンバータ18の一部分が活性化すると
酸素を供給して、排気ガスの浄化を促進すること。 【構成】 触媒コンバータ18の活性化状態を触媒温度
センサ26の出力にもとづいて、ECU20は触媒コン
バータ18が活性化しているかを判定する。そして、こ
の判定結果にもとづいて、ECU20は少なくともいず
れか1つの気筒への燃料噴射をカットする。さらに、O
2 センサ23の活性化状態を排気温センサ25により検
出し、この検出結果とエアフロメータ7により求められ
る排気流量とにもとづいて、ECU20はO2 センサ2
3が活性化しているかを判定する。そして、活性化して
いれば、O2 センサ23の出力を用いてECU20は空
燃比フィードバック制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に冷間始動時の多気
筒内燃機関の排気ガス浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】排気ガス浄化を促進する方法として、酸
素濃度センサ(O2 センサ)を用いた空燃比フィードバ
ック制御がある。しかし、このO2 センサは十分に活性
化していなければ正常に作動しない。よって、内燃機関
(エンジン)の冷間始動時のようなO2 センサが活性化
温度に達するまで時間がかかる場合、その間、空燃比フ
ィードバック制御が行えない。
【0003】また、エンジンの冷間始動時は、点火を確
実に行うためにエンジンの各気筒へ供給する燃料を濃く
している。このため、エンジン始動時の空燃比はリッチ
状態となっている。
【0004】そこで、各気筒が失火しないように供給す
る燃料量はそのままで、空燃比を理論空燃比にし、排気
系に設けられた排気ガス浄化装置(触媒コンバータ)に
よる排気ガスの浄化に必要な酸素を供給するために2次
空気供給用エアポンプおよびその空気量を制御する制御
弁等専用のデバイスを使用する方法がある。
【0005】しかしながら、このように専用のデバイス
を設けると、このデバイスを取り付けるスペースおよび
費用等がかかる。そこで、専用のデバイスを用いること
なく、触媒コンバータに酸素を供給する方法として、冷
間始動時には、多気筒エンジンの特定の気筒の燃料噴射
を停止することにより、この気筒に吸入された空気をそ
のまま排気系に排出する方法が提案されている(例え
ば、特開昭50−153127号公報、特開昭58−4
8724号公報等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、排気
ガス浄化装置(触媒コンバータ)の活性化状態に関係な
く、酸素濃度センサ(O2 センサ)出力や冷却水温セン
サ出力にもとづいて、冷間始動時であるかを判定し、冷
間始動時であれば燃料カットにより酸素供給を行ってい
る。しかしながら、内燃機関(エンジン)始動直後は、
触媒コンバータが活性化しておらず、触媒コンバータが
活性化していなければ、酸素を供給しても浄化は行われ
ない。
【0007】しかも、エンジン始動後すぐに燃料カット
が行われると、正常に燃焼する気筒が減る分だけ排気ガ
スの昇温が遅れる。排気ガスを浄化する触媒コンバータ
は排気ガスによっても温められるので、排気ガスの昇温
が遅いと触媒コンバータの活性化も遅れることになる。
【0008】本発明は、確実に排気ガスの浄化作用を促
すことができる排気ガス浄化装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、図1
に示すように、触媒を用いて排気ガスを浄化する排気ガ
ス浄化手段と、前記排気ガス浄化手段の活性化状態を検
出する第1の活性化状態検出手段と、前記第1の活性化
状態検出手段の検出結果にもとづいて、前記排気ガス浄
化手段の少なくとも一部が活性化しているかを判定する
第1の活性化判定手段と、排気ガス中の酸素濃度を検出
する酸素濃度検出手段と、前記酸素濃度検出手段の活性
化状態を検出する第2の活性化状態検出手段と、前記第
2の活性化状態検出手段の検出結果にもとづいて、前記
酸素濃度検出手段が活性化しているかを判定する第2の
活性化判定手段と、内燃機関の運転状態に応じて燃料噴
射量の制御を行い、少なくとも、前記内燃機関始動時か
ら前記第2の活性化判定手段により、前記酸素濃度検出
手段が活性化していると判定されるまでは空燃比がリッ
チとなるように前記燃料噴射量を制御する燃料噴射量制
御手段と、前記第2の活性化判定手段により前記酸素濃
度検出手段が活性化していると判定されると、この酸素
濃度検出手段の出力にもとづいて、排気ガス中の空燃比
を理論空燃比近傍にフィードバック制御をする空燃比フ
ィードバック制御手段と、前記第1の活性化判定手段に
より、前記排気ガス浄化手段の少なくとも一部が活性化
していると判定されてから、前記第2の活性化判定手段
によって、前記酸素濃度検出手段が活性化していると判
定されるまでの間、前記内燃機関の少なくともいずれか
一つの気筒への燃料噴射量を理論空燃比より薄くなるよ
うに減量、または、燃料供給を停止するように制御する
第1の燃料噴射量調整手段とを備えることを特徴とする
多気筒内燃機関の排気ガス浄化装置を提供するものであ
る。
【0010】また、前記第2の活性化判定手段により前
記酸素濃度検出手段が活性化したと判定されると、前記
第1の燃料噴射量調整手段により調整されていた燃料噴
射量を前記内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射量に徐
々に戻す第2の燃料噴射量調整手段を備えるようにして
もよい。
【0011】
【作用】触媒を用いて排気ガスを浄化する排気ガス浄化
手段の活性化状態を第1の活性化状態検出手段によって
検出し、この検出結果にもとづいて、第1の活性化判定
手段は、前記排気ガス浄化手段が活性化しているかを判
定する。
【0012】また、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸
素濃度検出手段の活性化状態を第2の活性化状態検出手
段により検出する。この検出結果にもとづいて、第2の
活性化判定手段は、前記酸素濃度検出手段が活性化して
いるかを判定する。
【0013】燃料噴射量制御手段は内燃機関の運転状態
に応じた燃料噴射量制御を行う。少なくとも、内燃機関
始動時から前記第2の活性化状態判定手段により、前記
酸素濃度検出手段が活性化したと判定されるまでは、空
燃比がリッチとなるように燃料噴射量を制御している。
【0014】また、前記第2の活性化状態判定手段によ
り前記酸素濃度検出手段が活性化したと判定されると、
空燃比フィードバック制御手段により、排気ガス中の空
燃比を理論空燃比の近傍にフィードバック制御を行うよ
うになっている。
【0015】前記第1の活性化判定手段により、前記排
気ガス浄化手段が活性化したと判定されると、第1の燃
料噴射量調整手段は、理論空燃比より薄くなるように前
記内燃機関の特定気筒への燃料噴射量を減量、または、
燃料供給を停止する。
【0016】さらに、前記第2の活性化判定手段の判定
結果にもとづいて、前記第1の燃料噴射量調整手段によ
り調整されていた燃料噴射量を、第2の燃料噴射量調整
手段により、前記内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射
量に徐々に戻していくようにしてもよい。
【0017】
【実施例】本発明を直列6気筒内燃機関(エンジン)に
用いた第1実施例の構成図を図2、図3に示し、以下、
これに従って説明する。なお、図3は6気筒のうち排気
ガス浄化装置(触媒コンバータ)が活性化してから酸素
濃度センサ(O2 センサ)が活性化するまでの間、燃料
供給を停止される気筒と、その他の気筒のうちの一つの
気筒とを代表として示したものである。また、本実施例
では燃料カットを行う気筒は一つに定められている。
【0018】エンジン1には各気筒独立に燃料を供給で
きるインジェクタ2a〜2f(これらをまとめたものを
2と表す。以下、他の複数個ある同一の構成部品は、そ
の中の一つを特定して説明するとき以外は、まとめて一
つの数字で表す。)と、このインジェクタ2に燃料を配
送するデリバリパイプ3が設けられている。このデリバ
リパイプ3には、図示しないフューエルポンプからフュ
ーエルフィルタ4を通して燃料が供給される。また、こ
の燃料を供給するときに生じる脈動はパルセーションダ
ンパ5によって抑えられている。
【0019】今、吸気系に設けられているエアクリーナ
6、エアフロメータ7、スロットルボディ8に取り付け
られているスロットル弁9、あるいはアイドルスピード
コントロールバルブ10を経て吸入された空気は、イン
ジェクタ2から供給された燃料と混合してインテークマ
ニホールド11および吸気弁12を介して各気筒13の
各燃焼室14に吸入行程で吸入される。各燃焼室14に
吸入された混合気は各点火プラグ15から発生される点
火火花により点火され爆発する。
【0020】このように、吸入行程、膨張行程を経た混
合気は、排気行程で燃焼後の排気ガスとして各気筒13
の燃焼室14から排出される。各気筒13から排出され
た排気ガスは各気筒13から延びているエキゾーストマ
ニホールド16とこのエキゾーストマニホールド16が
合流して形成されるエキゾーストパイプ17とを通っ
て、三元触媒を用いて排気ガスを浄化する触媒コンバー
タ18に取り込まれ、さらに排気管19、マフラを通っ
て外部に排出される。
【0021】電子制御装置(ECU)20は、スロット
ル開度センサ21やエアフロメータ7、また、図示しな
い回転角センサ(その信号をNeで表している)やノッ
クセンサ22、酸素濃度センサ(O2 センサ)23等か
らの信号をもとにエンジン1の運転状態を常に監視し、
燃料噴射量および燃料噴射時期を制御している。
【0022】さらにエアフロメータ7と、水温センサ2
4と、排気温センサ25と、触媒温度センサ26とから
の信号により、エンジン1の始動時の水温、O2 センサ
23の活性化状態、触媒コンバータ18の活性化状態を
検出している。
【0023】ここで、スロットル開度センサ21は吸気
系に取り付けられているスロットル弁9の開度を検出
し、エアフロメータ7はエンジン1に吸入される吸入空
気量を検出する。また、回転角センサはクランク軸に設
けられおり、クランク角を検出する。さらに、ノックセ
ンサ22はエンジン1のシリンダブロックに取り付けら
れていて各気筒のノック現象を検出し、酸素濃度センサ
(O2 センサ)23はエキゾーストパイプ17内に取り
付けられていて排気ガスに含まれている酸素濃度に応じ
た信号を出力する。
【0024】また、水温センサ24は気筒13aの側面
に取り付けられており各気筒13の冷却水温を検出す
る。排気温センサ25はエキゾーストパイプ17内に取
り付けられており排気ガスの温度を検出する。触媒温度
センサ26は触媒コンバータ18に取り付けられており
触媒コンバータ18の温度を検出する。また、O2 セン
サ23は排気温センサ25に近接して取り付けられてい
る。
【0025】次に、図2、図3にしたがって、その作動
を説明する。エンジン1が始動すると、ECU20は水
温センサ24からの信号より冷間始動時であるかを判定
する。本実施例では、冷却水温が60℃以下のときを冷
間始動時としている。冷間始動時はエンジン1の始動後
少なくとも約30秒間は、O2 センサ23が活性化して
いないため空燃比フィードバック制御が不可能となる。
【0026】ECU20により冷間始動時と判定される
と、触媒温度センサ26からの信号より触媒コンバータ
18の活性化状態を検出する。そして、触媒コンバータ
18の一部が活性化するまでは冷間始動時に行われる理
論空燃比より濃い燃料噴射を行い、排気ガスにより触媒
コンバータ18が温められる。触媒温度センサ26の検
出信号にもとづき触媒コンバータ18の前縁付近の一部
が少しでも活性化温度(三元触媒の場合約300℃以
上)に達しているとECU20が判定すると、ECU2
0は所定のインジェクタ2への通電を停止し、所定の気
筒13a(例えば、第1気筒)への燃料供給を停止す
る。
【0027】このとき、所定の気筒13aの燃焼室14
aには空気のみが吸入され、燃料粒子が存在しないた
め、爆発行程における燃焼は不可能となり、吸入された
燃焼室の体積分の空気がそのまま排気行程で排出され
る。
【0028】一方、その他の気筒13bには冷間始動時
の燃料噴射が行われるため、燃焼室14b内で空燃比が
リッチ状態の燃焼がなされたあと、排気行程で炭化水素
(HC)および一酸化炭素(CO)を含む排気ガスが排
出される。
【0029】そして、気筒13aから排出された空気
と、その他の気筒13bから排出された排気ガスがそれ
ぞれのエキゾーストマニホールド16を経て、両者が合
流するエキゾーストパイプ17で混合され、炭化水素
(HC)と一酸化炭素(CO)とを十分酸化しうる酸素
量を含んだ状態で触媒コンバータ18に入る。冷間始動
時には、数十秒間、空燃比が12〜13のリッチ状態と
なるので、その他の気筒13bの排気ガスの空燃比はリ
ッチとなるが、所定気筒13aから排出される空気によ
り、触媒コンバータ18を通る排気ガスの空燃比が理論
空燃比、あるいは、リーンとなる。このため、触媒コン
バータ18内の三元触媒により、炭化水素(HC)と一
酸化炭素(CO)との酸化反応が始まる。このとき、酸
化反応による反応熱が発生するため、触媒コンバータ1
8の活性化領域がさらに拡大し、活性化が促進される。
【0030】さらに、ECU20は排気温センサ25の
出力と、エアフロメータ7の出力から算出される排気流
量とにもとづいて、ECU20内に記憶されているマッ
プからO2 センサの温度を読み取り、この温度が約30
0〜400℃になっていると判断すると、O2 センサ2
3が活性化状態に達していると判定する。そして、O2
センサ23の出力信号にもとづく空燃比フィードバック
制御を開始するとともに、所定気筒13aの燃料カット
を停止して、始めは希薄燃焼ができるぐらいに燃料供給
を再開し、その後、徐々に燃料供給量をその他の気筒1
3bと同じになるまで増量していく。この増量方法とし
ては、所定時間毎に所定量増量し、数秒後にその他の気
筒13bと同量の噴射量に戻すという方法を用いてい
る。燃料供給量を徐々に戻していくのは、燃料噴射量を
急激に復帰させると空燃比フィードバック制御が追従で
きず、瞬間的に空燃比がリッチとなり、浄化不足が生じ
るためである。
【0031】次に、ECU20にて行われる、エンジン
1の始動から空燃比フィードバック制御が行われるまで
の処理を、図4(a)、(b)、図5に示したフローチ
ャートにしたがって説明する。
【0032】まず、図4(a)に示したフローチャート
にしたがって説明する。このフローチャートは8ms毎
の時間割込みで行われる。エンジン1が始動すると、ス
テップ1において、水温センサ24の出力から冷間始動
時であるかを判定する。ここで、冷却水温THWが水温
判定基準THWSである60℃以下のときには冷間始動
時であるとして、ステップ2に進む。ステップ2ではス
ロットル開度センサ21からの出力により、アイドル状
態であるかを判定する。アイドル状態であればステップ
3に進む。さらに、ステップ3では触媒コンバータ18
の一部分が活性化しているかを判定する。
【0033】具体的には、触媒温度センサ26からの出
力をもとに触媒温度THCが触媒活性化温度THCAで
ある300℃以上であるかを判定する。触媒温度THC
が300℃未満の活性化状態でないときには、そのまま
このルーチンを抜ける。このとき、空燃比フィードバッ
ク制御は行わない。しばらくして、触媒温度THCが3
00℃以上の活性化状態になるとステップ4に進む。ス
テップ4では燃料カットフラグFCを1とする。
【0034】次に、ステップ5において、O2 センサ2
3の活性化を判定する。O2 センサ23の温度は、エア
フロメータ7によって求められる吸入空気量から算出さ
れる排気流量と排気温センサ25の出力から求められる
排気温度とにより、ECU20内に記憶されているマッ
プから読み取る。この読み込んだO2 センサ23の温度
が300℃以上のとき、活性化しているものと判定す
る。O2 センサ23が活性化していないときは、このま
まこのルーチンを抜け、燃料カットを続ける。
【0035】ECU20内に記憶されているマップから
読み取られたO2 センサ23の温度が300℃をこえ
て、O2 センサ23が活性化したと判定されると、ステ
ップ6に進み、燃料カットフラグFCを0にする。次
に、ステップ7で燃料噴射復帰フラグFRを1にセット
する。そして、ステップ8で、O2 センサ23の出力を
用いた通常の空燃比フィードバック制御を行う。また、
ステップ1で冷却水温が60℃以上のときと、ステップ
2でアイドル状態であると判定されたときにもステップ
8に進み、通常の空燃比フィードバック制御を行う。
【0036】以上の処理を行うことにより、冷間始動時
には、触媒が活性化するまでは冷間始動時の燃料噴射を
行うようにして、触媒が活性化しはじめると燃料カット
を行うことにより、活性化を促進することができる。さ
らに、O2 センサ23が活性化すると、O2 センサの出
力を用いた通常の空燃比フィードバック制御を行うよう
にすることができる。また、冷間始動時でないときは、
エンジン1の始動後すぐに空燃比フィードバック制御を
行うことができる。
【0037】また、図4(b)に示したように、ステッ
プ3aでエンジン始動後から所定時間(例えば500m
s)経過したか、ステップ3bでエンジン回転数が所定
回転数(例えば、700rpm)以上であるかを判定
し、これらの条件を満たしているときのみにステップ4
に進み、それ以外はこのルーチンを抜けるようにように
してもよい。これにより、エンジン回転数が低いときに
は燃料カットが行われないので、燃料カットによる運転
性の悪化とエンジンストールとを防ぐことができる。
【0038】次に、図5に示したフローチャートにした
がって説明する。なお、このフローチャートは30°C
A毎の角度割り込みにて実行される。また、イニシャラ
イズ処理として、FC=0、FR=0、K=1、TIM
=0が設定される。ここで、Kは燃料噴射時間の補正係
数、TIMはカウンタが始動しているかを示すカウンタ
始動フラグを表す。
【0039】エンジン1が始動すると、ステップ9にお
いて回転角センサからの信号により90°CA(クラン
ク角)であるかを判定する。90°CAであれば、ステ
ップ15に進む。ステップ15では燃料カットフラグF
Cが1であるかを判定する。1でなければ、ステップ1
6に進む。ステップ16では、ECU20内のメモリに
記憶されている燃料噴射時間Tを所定の気筒である第1
気筒(♯1)13aの燃料噴射時間として読み込む。E
CU20内のメモリには、メインルーチンにて算出され
るエンジン1の運転状態に応じた燃料噴射時間Tが逐次
記憶されている。この燃料噴射時間Tの算出ルーチンを
図6に示す。詳細は後述する。ステップ17では燃料噴
射復帰フラグFRが1であるかを判定する。1でなけれ
ば、ステップ30に進む。そして、ステップ30におい
て、タイマに燃料噴射時間をセットし、このルーチンを
抜ける。
【0040】また、ステップ15にて、燃料カットフラ
グFCが1であれば、第1気筒13aに燃料噴射を行わ
ずにこのルーチンを抜ける。さらに、ステップ17に
て、燃料噴射復帰フラグFRが1のとき、ステップ18
に進む。ステップ18ではカウンタ始動フラグが1であ
るかを判定する。1でなければ、ステップ19に進む。
ステップ19では、カウンタ始動フラグTIMを1にセ
ットする。次に、ステップ20では、タイマにもとづい
て、カウンタがカウントを行う。そして、ステップ21
では、燃料噴射時間補正係数Kの値を0.8にセットす
る。
【0041】ステップ22において、カウンタのカウン
ト値が0.2秒を経過するとステップ23において、燃
料噴射時間補正係数Kの値を0.02だけ増加させる。
そしてステップ24にて、カウンタのカウント値をクリ
アする。さらに、ステップ25で燃料噴射時間補正係数
Kの値が1であるかを判定する。1でなければステップ
29に進み、ECU20内のメモリから読み込んだ燃料
噴射時間Tに燃料噴射時間補正係数Kを乗じたものを、
あらためて燃料噴射時間Tとする。はじめ、K=0.8
に設定されるのはECU20にて計算された燃料噴射量
の少なくとも8割が供給されていれば十分燃焼可能であ
るためである。そして、ステップ30において、ステッ
プ29で求めた第1気筒13aの燃料噴射時間Tをタイ
マにセットしてこのルーチンを抜ける。
【0042】ステップ25において、所定時間が経過し
てKの値が1になると、ステップ26に進み、燃料噴射
復帰フラグFRを0にする。さらに、ステップ27でカ
ウンタ始動フラグを0にする。そして、ステップ28で
カウンタによるカウントを終了する。その後、ステップ
29において、燃料噴射時間Tを算出して、ステップ3
0でこの算出時間に応じた第1気筒13aの燃料噴射時
間Tをタイマにセットし、このルーチンを抜ける。
【0043】また、ステップ18でカウンタの作動状態
を表すカウンタ始動フラグTIMが1のときにはステッ
プ22に進む。また、ステップ22で経過時間が0.2
秒未満のときにはステップ25に進む。
【0044】ステップ9において、90°CAでないと
きには、ステップ10に進む。ステップ10では、21
0°CAであるかを判定する。210°CAであれば、
ステップ31に進み、ECU20内のメモリに記憶され
ている燃料噴射時間Tを第4気筒(♯4)のの燃料噴射
時間として読み込み、次のステップ32でこの燃料噴射
時間Tをタイマにセットし、このルーチンを抜ける。
【0045】ステップ10で、210°CAでなかった
ときはステップ11に進み、先に述べた第4気筒と同様
のことを第2気筒(♯2)に行う。つまり、ステップ1
1で330°CAであれば、ステップ33、ステップ3
4でそれぞれステップ31、ステップ32と同じ処理を
実行する。そして、ステップ11で330°CAでなけ
れば、ステップ12に進む。ステップ12でも450°
CAであったときには、同様に、第6気筒(♯6)にス
テップ35、ステップ36でステップ31、ステップ3
2に相当することを行う。そして、このルーチンを抜け
る。
【0046】450°CAでなかったときには、次に、
ステップ13に進み570°CAかを判定し、そうであ
ればステップ37、ステップ38においてステップ3
1、ステップ32で実行したことを第3気筒(♯3)に
対して実行してこのルーチンを抜け、そうでなければス
テップ14に進み、690°CAであるかを判定する。
そうであれば、ステップ39、ステップ40において、
ステップ31、ステップ32にて実行されたことを第5
気筒(♯5)に対して実行し、このルーチンを抜ける。
そうでないときには、何も実行せずにこのルーチンを抜
ける。
【0047】次に、燃料噴射量Tの算出法を、図6に示
したフローチャートに従って説明する。この処理は、メ
インルーチンによって所定時間毎に行われる。図6にお
いて、ステップ41で燃料噴射量Tを決めるのに必要な
吸入空気量Q、エンジン回転数Ne、冷却水温THW等
の各種信号を読み込む。次に、ステップ42において有
効噴射時間TP を算出する。TP はエアフローメータ7
より求められる吸入空気量Qと回転角センサの出力から
求められるエンジン回転数Neおよび各種条件により定
められる係数より算出される。次にステップ43で水温
センサ24より求められる冷却水温THW等により決ま
る補正係数COEFを求める。その後、ステップ44で
バッテリ電圧より決まる無効噴射時間TS を設定する。
次に、ステップ45において、燃料噴射量Tを次式より
求める。
【0048】
【数1】T=TP ×COEF+TS 以上のような処理を行うことにより、燃料噴射量Tを求
めることができる。この求められた燃料噴射量Tは逐次
ECU20内のメモリに記憶される。
【0049】また、冷間始動時には、点火を確実に行う
ために理論空燃比より濃い燃料噴射を行う。つまり、冷
却水温THWが低いときには、これによって決まる補正
係数COEFを1より大きくするようになっている。よ
って、冷間始動時にはO2 センサが十分活性化するま
で、つまり、冷却水温が十分温まるまでは理論空燃比よ
り濃い燃料噴射が行われる。
【0050】本実施例において、触媒コンバータ18が
排気ガス浄化手段に、触媒温度センサ26が第1の活性
化状態検出手段に、ステップ3が第1の活性化判定手段
に、O2 センサ23が酸素濃度検出手段に、エアフロメ
ータ7と排気温センサ25とが第2の活性化状態検出手
段に、ステップ5が第2の活性化判定手段に、ステップ
16とステップ31とステップ33とステップ35とス
テップ37とステップ39とが燃料噴射量制御手段に、
ステップ8が空燃比フィードバック制御手段に、ステッ
プ4とステップ6とステップ15とが第1の燃料噴射量
調整手段に、ステップ7とステップ17からステップ2
9までとが第2の燃料噴射量調整手段にそれぞれ相当
し、機能する。
【0051】次に、第2実施例として図7に示すような
V型8気筒エンジン1において、その排気系にヒータ付
き触媒(EHC)を付設したときの例について説明す
る。各エキゾーストマニホールド16およびこれに直接
接続される各EHC27、その下流の各触媒コンバータ
18は左右バンク独立に配置されている。この場合、各
バンク別々に排気ガスの浄化をしなければならないた
め、各バンク4気筒中の1気筒に先に述べた燃料カット
を適用する。そして、冷間始動時において、エンジン1
の始動と同時に各EHC27の電極30にヒータ用の電
源31を用いて所定の電力で通電し、自己発熱および、
排気ガスからの熱伝達により、各EHC27を急速に昇
温させる。
【0052】このとき、各EHC27の触媒温度センサ
26の検出信号により、エンジン1の始動後数秒で各E
HC27の少なくとも一部分が活性化温度(例えば、約
300℃以上)に達しているとECU20が判定すると
直ちに各バンクのインジェクタ2のうち、例えば点火時
期のクランク角が等間隔となるように第1気筒および第
6気筒の各インジェクタ2g、2lへの通電を停止、す
なわち、第1気筒と第6気筒との燃料噴射を停止する。
【0053】そして、各バンク4気筒中の1気筒から吸
入、排出された空気と、他の気筒から排出された空燃比
リッチの排気ガスが各エキゾーストパイプ17内で混合
して、この混合気の空燃比は理論空燃比またはリーンと
なり、HCおよびCOが十分浄化できるだけの酸素を含
んだ状態で各EHC27内に送り込まれる。エンジン1
の始動後数秒で活性化温度まで昇温したEHC27内で
このHC、COが酸化反応し、大量の反応熱を発生す
る。この反応熱により、EHC27を出た排気ガスはさ
らに高温となり、直後に配設された触媒コンバータ18
を熱伝達により急速に加熱する。
【0054】次に、排気温センサ25の検出信号にもと
づき、O2 センサ23が活性化して、空燃比フィードバ
ック制御によりEHC27の上流側の空燃比を常に理論
空燃比近傍に制御可能であるとECU20が判定する
と、燃料カットを実行した気筒のインジェクタ2g、2
lに対し、最初は失火が発生しない限度内における最小
の燃料噴射量となるような通電時間だけ通電し、この
後、所定時間毎に通電時間を増加していき、ある所定の
時間後に通常の燃料噴射と同等の通電時間に戻す。以上
のような燃料噴射の復帰制御により、燃料噴射停止状態
から正規噴射状態への復帰時における空燃比の急激な乱
れを起こさずに正規の空燃比フィードバック制御に移行
することが可能となる。
【0055】上記のような一連の動作により、特に冷間
始動時のように、空燃比フィードバック制御が追従でき
ず空燃比がリッチ状態のとき、排気ガス中のHC、CO
の浄化に不可欠な酸素量と、触媒の活性化との両条件が
整い、触媒コンバータ18による浄化効率が向上する。
特に、本発明の燃料噴射停止手段をヒータ付き触媒装置
と組み合わせることにより、低温始動時の排気ガス浄化
性能は格段に向上する。
【0056】また、その他に、本発明に油圧制御による
バルブ駆動機構(VVT)を併用すると、さらに、酸素
供給量が増加するのでより一層排気ガス浄化作用を促進
することができる。本発明に用いるVVTの作動の一例
を図8、図9に示し、以下、これにしたがって説明す
る。なお、VVTの構成および作動原理の説明は、実開
昭62−31745号公報に示されているように公知の
ため省略する。
【0057】図8は、燃料噴射を停止する気筒に上記V
VTを用いたサイクル線図である。また、図9(a)〜
(d)は図8中の(a)〜(d)の各状態における吸・
排気弁12、28、ピストン29の位置および空気の流
れの様子を表した図である。以下、図8、図9に従っ
て、クランクシャフト1回転中の各状態について説明す
る。
【0058】まず、状態(a)において、クランク角が
上死点前(BTDC)α°CA(例えばα=15〜1
2)の位置で吸気弁12を開くとインテークマニホール
ド11から燃焼室14に空気が流れ込む。その直後、状
態(b)において上死点(TDC)の位置で排気弁28
を閉じる。次に、ピストン29がTDCから下死点(B
DC)までの下降中には上記(b)の状態を保持し、気
筒容積分の空気を吸入し、状態(c)においてBDCで
排気弁36を開く。ここで、吸気慣性を利用してより多
くの空気をエキゾーストマニホールド16に導くため、
まだ吸気弁12を開いたままとする。最後に状態(d)
において、下死点後(ABDC)β°CA(例えばβ=
50〜55)で吸気弁12を閉じ、ピストン29の上昇
により、気筒13内の空気をエキゾーストマニホールド
16に押し出し、その後状態(a)に戻る。
【0059】以上の操作をクランクシャフト1回転毎に
行うことによって、通常のバルブ駆動で燃料噴射を停止
した場合に対し、2倍の空気量を触媒コンバータ18に
供給することが可能である。
【0060】本発明から、冷間始動時の判定をなくし
て、触媒コンバータとO2 センサとの活性化状態から燃
料カット、および、空燃比フィードバック制御を行うよ
うにしてもよい。他にも、特定気筒をあらかじめ決めて
おかずに、例えば、燃料カット開始条件が成立したとき
に、燃料噴射を行おうとしている気筒を所定気筒として
選ぶようにしてもよい。また、燃料カットを連続して行
わずに、燃料供給と燃料カットを少なくとも一回交代で
行うようにしてもよい。
【0061】さらに、燃料カットを行う気筒は特定する
必要がなく、例えば、所定時間毎に燃料カットを行うよ
うにすればよい。これは、ある規則時間毎(例えば、一
定時間毎や、エンジン回転数に応じて設定されている時
間毎)に、そのとき燃料を供給しようとしているインジ
ェクタへの通電を停止することにより行うことができ
る。
【0062】O2 センサと触媒コンバータとの活性化判
定は、エンジン始動時の冷却水温と経過時間によって予
測するようにしてもよい。さらに、O2 センサの活性化
判定は、その出力が暖気状態によって変化することか
ら、この出力から判定するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】冷間始動時に、排気ガス浄化装置(触媒
コンバータ)の活性化を検出し、触媒コンバータが活性
化するまでは冷間始動時の理論空燃比より濃い燃料噴射
を行い、その排気ガスを利用して触媒コンバータを温め
て、速やかに活性化させる。触媒コンバータの少なくと
も一部が活性化されると、少なくともいずれか一つの気
筒に燃料カットを行い、シリンダ内に吸入された空気を
そのまま排出することにより、他の気筒から排出された
排気ガスとの混合気の空燃比を理論空燃費、または、リ
ーンにする。この空気の割合の多い混合気を触媒コンバ
ータに供給することにより触媒コンバータの活性化して
いる部分でHCとCOとが酸化反応をおこす。そして、
このときの反応熱により、活性化している部分の周りを
活性化させて、活性化領域を広めていく。
【0064】そして、酸素濃度センサ(O2 センサ)が
活性化して正常に作動するようになると、通常の空燃比
フィードバック制御を行うようにする。以上の作動を行
うことにより、冷間始動時に効率よく排気ガスを浄化す
ることができる。
【0065】また、燃料供給を再開するときにその燃料
供給量を徐々に復帰させていくようにしてもよい。これ
により、空燃比フィードバック制御の追従性をよくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明を直列6気筒エンジンに用いたときの第
一実施例の構成図である。
【図3】本発明を直列6気筒エンジンに用いたときの第
一実施例の構成図である。
【図4】(a)、(b)は本発明を直列6気筒エンジン
に用いたときのECUにて行われる処理を表したフロー
チャートである。
【図5】本発明を直列6気筒エンジンに用いたときのE
CUにて行われる処理を表したフローチャートである。
【図6】本発明に用いる燃料噴射量の算出方法を示した
フローチャートである。
【図7】本発明をV型8気筒エンジンに用いたときの第
2実施例の構成図である。
【図8】本発明に用いることのできるVVTの作動を示
したサイクル線図である。
【図9】本発明に用いることのできるVVTの作動説明
図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 インジェクタ 18 触媒コンバータ 20 ECU 23 O2 センサ 24 水温センサ 25 排気温センサ 26 触媒温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 武 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒を用いて排気ガスを浄化する排気ガ
    ス浄化手段と、 前記排気ガス浄化手段の活性化状態を検出する第1の活
    性化状態検出手段と、 前記第1の活性化状態検出手段の検出結果にもとづい
    て、前記排気ガス浄化手段の少なくとも一部が活性化し
    ているかを判定する第1の活性化判定手段と、 排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段と、 前記酸素濃度検出手段の活性化状態を検出する第2の活
    性化状態検出手段と、 前記第2の活性化状態検出手段の検出結果にもとづい
    て、前記酸素濃度検出手段が活性化しているかを判定す
    る第2の活性化判定手段と、 内燃機関の運転状態に応じて燃料噴射量の制御を行い、
    少なくとも、前記内燃機関始動時から前記第2の活性化
    判定手段により、前記酸素濃度検出手段が活性化してい
    ると判定されるまでは空燃比がリッチとなるように前記
    燃料噴射量を制御する燃料噴射量制御手段と、 前記第2の活性化判定手段により前記酸素濃度検出手段
    が活性化していると判定されると、この酸素濃度検出手
    段の出力にもとづいて、排気ガス中の空燃比を理論空燃
    比近傍にフィードバック制御をする空燃比フィードバッ
    ク制御手段と、 前記第1の活性化判定手段により、前記排気ガス浄化手
    段の少なくとも一部が活性化していると判定されてか
    ら、前記第2の活性化判定手段によって、前記酸素濃度
    検出手段が活性化していると判定されるまでの間、前記
    内燃機関の少なくともいずれか一つの気筒への燃料噴射
    量を理論空燃比より薄くなるように減量、または、燃料
    供給を停止するように制御する第1の燃料噴射量調整手
    段とを備えることを特徴とする多気筒内燃機関の排気ガ
    ス浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の活性化判定手段により前記酸
    素濃度検出手段が活性化したと判定されると、前記第1
    の燃料噴射量調整手段により調整されていた燃料噴射量
    を前記内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射量に徐々に
    戻す第2の燃料噴射量調整手段を備えることを特徴とす
    る請求項1記載の多気筒内燃機関の排気ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の活性化状態検出手段は、前記
    排気ガス浄化手段に取り付けられた前記排気ガス浄化手
    段の温度を検出する触媒温度センサであることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の多気筒内燃機関の排
    気ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の活性化状態検出手段は、前記
    酸素濃度検出手段の近くに取り付けられている排気温セ
    ンサであることを特徴とする請求項1から請求項3まで
    のいずれか1つに記載の多気筒内燃機関の排気ガス浄化
    装置。
JP5042556A 1993-03-03 1993-03-03 多気筒内燃機関の排気ガス浄化装置 Pending JPH06257488A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5042556A JPH06257488A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 多気筒内燃機関の排気ガス浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5042556A JPH06257488A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 多気筒内燃機関の排気ガス浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06257488A true JPH06257488A (ja) 1994-09-13

Family

ID=12639324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5042556A Pending JPH06257488A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 多気筒内燃機関の排気ガス浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06257488A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5845492A (en) * 1995-09-18 1998-12-08 Nippondenso Co., Ltd. Internal combustion engine control with fast exhaust catalyst warm-up
DE19701482C2 (de) * 1996-01-18 2002-06-13 Hitachi Ltd Steuervorrichtung für Brennkraftmaschinen
KR100354084B1 (ko) * 1999-11-01 2002-09-26 기아자동차주식회사 산소 센서를 이용한 자동차의 공연비 피드백 제어 방법
US6560959B2 (en) * 1999-12-06 2003-05-13 Denso Corporation Exhaust gas purification apparatus of internal combustion engine
KR100435767B1 (ko) * 2002-06-18 2004-06-10 현대자동차주식회사 차량 배출가스 저감 장치의 고장 진단 방법
JP2010138837A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御方法
JP2019100227A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 ダイハツ工業株式会社 内燃機関の制御装置
JP2022090743A (ja) * 2020-12-08 2022-06-20 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5845492A (en) * 1995-09-18 1998-12-08 Nippondenso Co., Ltd. Internal combustion engine control with fast exhaust catalyst warm-up
US5974792A (en) * 1995-09-18 1999-11-02 Nippondenso Co., Ltd. Internal combustion engine control with fast exhaust catalyst warm-up
DE19701482C2 (de) * 1996-01-18 2002-06-13 Hitachi Ltd Steuervorrichtung für Brennkraftmaschinen
KR100354084B1 (ko) * 1999-11-01 2002-09-26 기아자동차주식회사 산소 센서를 이용한 자동차의 공연비 피드백 제어 방법
US6560959B2 (en) * 1999-12-06 2003-05-13 Denso Corporation Exhaust gas purification apparatus of internal combustion engine
KR100435767B1 (ko) * 2002-06-18 2004-06-10 현대자동차주식회사 차량 배출가스 저감 장치의 고장 진단 방법
JP2010138837A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御方法
JP2019100227A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 ダイハツ工業株式会社 内燃機関の制御装置
JP2022090743A (ja) * 2020-12-08 2022-06-20 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
US11802500B2 (en) 2020-12-08 2023-10-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for internal combustion engine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3426744B2 (ja) 内燃機関用燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法
US6516612B1 (en) Exhaust gas purification device for an engine and A/F ratio control for early activating a NOx trapping catalyst
JPH10317946A (ja) 排気浄化装置
JP3602612B2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
US20080236144A1 (en) Control system of internal combustion engine and method for controlling the same
JP3602613B2 (ja) 内燃機関の排気ガス浄化装置
US6170260B1 (en) Exhaust emission control apparatus for combustion engine
EP1496230B1 (en) Start-up control of in-cylinder fuel injection spark ignition internal combustion engine
JPH06257488A (ja) 多気筒内燃機関の排気ガス浄化装置
JP4106529B2 (ja) 多気筒内燃機関の排気浄化装置
JP3552609B2 (ja) 火花点火式直噴エンジンの制御装置
JP2009036021A (ja) 内燃機関の過給機制御装置及び排気圧力制御方法
JPH0777033A (ja) 内燃エンジンの排気ガス浄化装置
JP3843847B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP3890828B2 (ja) 内燃機関の燃料カット制御装置
JP2001115883A (ja) 内燃機関の排気昇温装置
JP2006214272A (ja) 内燃機関の始動時制御装置
JP2897550B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2004124824A (ja) 二次空気供給装置
JP2006348776A (ja) エンジン制御装置及びエンジン制御方法
JPH1054273A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4902632B2 (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置
JP2001090591A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5942743B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2000314341A (ja) 内燃機関の点火制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031202