JPH06257475A - 排気ブレーキ用バタフライバルブの軸受装置 - Google Patents

排気ブレーキ用バタフライバルブの軸受装置

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JPH06257475A
JPH06257475A JP5069179A JP6917993A JPH06257475A JP H06257475 A JPH06257475 A JP H06257475A JP 5069179 A JP5069179 A JP 5069179A JP 6917993 A JP6917993 A JP 6917993A JP H06257475 A JPH06257475 A JP H06257475A
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Hideaki Yaginuma
英朗 柳沼
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Fuji Oozx Inc
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Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軸受部材とシールリングとの摺接部に付着す
る排気ガス中の異物を除去して、弁体の容易な開閉操作
を確保する。 【構成】 外方のリテーナ7と軸受部材5の段差部5aと
により形成される外方の凹溝8内に、シール部材10を遊
嵌し、シール部材10の段差面5bに摺接する側面に、多数
の三角形断面の放射方向を向く粗面を形成したことによ
り、段差面5bに付着する異物が、弁体4の開閉操作ごと
に掻き落され、その付着が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンの排
気路を開閉して、制動力を制御する排気ブレーキ用のバ
タフライバルブに係り、特に、バタフライバルブの軸部
を支承する軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、本願出願人が既に出願(実願平
4−76547号)したバタフライバルブ装置を示すも
ので、ほぼ円筒形をなすボディ(101)内には、流路(109)
と直交する左右1対の弁軸(102)(103)により支持された
バタフライ形の弁体(104)が、回転可能に収容されてい
る。
【0003】弁軸(102)(103)は、ボディ(101)における
両側壁の厚肉部(101a)の嵌合孔(101b)に嵌合したブッシ
ュ(105)により回転可能に枢支され、ボディ(101)を貫通
して左方に突出している駆動側の弁軸(102)の端部に固
着したレバー(106)を操作することにより、弁体(104)を
開閉することができる。
【0004】各弁軸(102)(103)におけるブッシュ(105)
の内方には、シール保持部材(107)がそれぞれ圧入さ
れ、その外周面中央に形成した環状溝(10a)に、シール
リング(108)を外嵌してある。
【0005】図3のバタフライバルブ装置は、各シール
リング(108)の外周面が、厚肉部(101a)に穿設した嵌合
孔(101b)の内周面に密接することにより、排気ガスがボ
デイ(101)の外部に漏出することを防止するものであ
る。
【0006】特に、図3のバタフライバルブ装置は、弁
軸(102)(103)を支承するブッシュ(105)より内方の流路
(109)側に、シール保持部材(107)を配置することによ
り、ブッシュ(105)を高温の排気ガスから隔離して、ブ
ッシュ(105)が弁軸(102)(103)や嵌合孔(101b)に焼きつ
く不都合を防止したものである。
【0007】上記したバタフライバルブ装置は、図4に
拡大して示すように、シールリング(108)が、シール保
持部材(107)の環状溝(107a)に若干の間隙を形成して装
着されており、通常は、流路(109)内の矢印方向のガス
圧により押圧されて、環状溝(107a)の左側面と密接しな
がら摺動している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記先願装置
は、シールリング(108)が、シール保持部材(107)の環状
溝(107a)に固着する傾向があり、長期間使用した場合
に、弁体(104)の開閉操作が不円滑になる恐れがあっ
た。
【0009】この原因は、流路(109)を通る排気ガス中
に混在するカーボンや金属酸化物の微粒子が、シールリ
ング(108)の端面と環状溝(107b)の側壁面との間に付着
するためである。
【0010】すなわち、排気ガス中には、燃料の燃焼に
より発生したカーボンや、金属酸化物が、微粒子状とな
って混在しており、これらの異物が通路(109)から弁軸
(102)の軸受部に侵入して、シールリング(108)と、それ
が装着されている溝(107b)との間に付着するため、それ
らの当接面における摩擦抵抗が増大して、弁軸(102)の
回転抵抗が大きくなるからである。
【0011】本発明は、この問題を解決した排気ブレー
キ用バタフライバルブの軸受装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、排気ガスが流通する流路を備えるボデ
ィの両側壁に、流路と連通する嵌合孔を穿設し、該嵌合
孔内に設けた軸受部材により、前記流路内に収容した弁
体の弁軸の両端部を回動自在に枢支するとともに、前記
軸受部材の外周面に形成した環状をなす凹溝に、円環状
のシール部材を、その外周面が前記嵌合孔の内周面と密
着するようにして遊嵌してなる排気ブレーキ用バタフラ
イバルブの軸受装置において、前記シール部材における
弁体側の側面又はその面と対向する軸受部材の側面のい
ずれか一方に、粗面を形成したことを特徴としている。
【0013】
【作用】シール部材における弁体側の側面又はそれと対
向する軸受部材の側面を粗面としたことにより、軸受部
材とシール部材とが摺接しながら相対的に回転する際
に、シール部材と軸受部材との摺動面に付着したカーボ
ンや金属酸化物等の微粒子状異物が、粗面により掻き落
とされて除去される。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の軸受装置の一実施例を示す
断面図で、ボディ(1)の両側壁(図は駆動側の軸受部を
示す)には、流路(12)と連通する嵌合孔(2)が穿設され
ている。なお、右方の従動側の軸受部は、駆動側と同様
につき省略する。
【0015】弁体(4)に圧入された弁軸(3)は、嵌合孔
(2)内に嵌合した軸受部材(ブッシュ)(5)により支承さ
れている。軸受部材(5)は、嵌合孔(2)及び弁軸(3)に
対して若干のクリアランス(例えば0.01mm)を設けて遊嵌
してある。
【0016】軸受部材(5)の左右両端には、縮径した段
差部(5a)が形成されている。軸受部材(5)は、弁軸(3)
に圧入された内外2個のリテーナ(6)(7)により、軸方
向に移動するのが阻止されている。
【0017】上記段差部(5a)と各リテーナ(6)(7)との
間に形成される環状の凹溝(8)内には、シール部材(9)
(10)が遊嵌されている。シール部材(9)(10)は、それぞ
れ方形断面の円環状に形成され、ボディ(1)の嵌合孔
(2)に圧入することにより、外周面が嵌合孔(2)の内周
面と密着している。
【0018】シール部材(9)(10)を、確実に嵌合孔(2)
の内周面に密着させるために、シール部材(9)(10)の円
周の一部に切欠きを設けておき、外径を縮縮させた状態
で嵌合孔(2)に挿入し、拡径させて嵌合孔(2)の内周面
に圧接することが望ましい。
【0019】前記リテーナ(6)(7)の外周面と、嵌合孔
(2)との間には、若干のクリアランスが形成され、リテ
ーナ(6)(7)は、弁軸(3)とともに回転するようにして
ある。
【0020】外方のシール部材(10)における、軸受部材
(5)の外方の段差面(5b)と当接する内方(弁体側)の側面
には、凹凸状の粗面(11)が形成されている。
【0021】この粗面(11)は、たとえば図2に示すよう
に、側面全体に三角形断面をなすギザギザ状の凹凸を半
径方向に向かって放射状に多数刻設して形成したもの、
あるいは、これらの凹凸を半径方向に一定角度で傾斜さ
せて、スパイラル状に形成したものが好ましい。
【0022】ボディ(1)内の流路(12)から洩れ出た高温
高圧の排気ガスは、嵌合孔(2)とリテーナ(6)との間を
通って段差部(5a)に至り、シール部材(5)と嵌合孔(2)
間の隙間を通って外方へ流出しようとするが、シール部
材(9)はガス圧により外方に押圧されて内方の段差面と
密着しており、かつシール部材(9)の外周面と嵌合孔
(2)の内周面とが密接しているため、洩れ出た排気ガス
の大部分がシール部材(9)により外方へ流出するのが阻
止される。
【0023】シール部材(9)により、シールし切れなか
った一部の排気ガスは、外方のシール部材(10)によりシ
ールされて外部に漏出するのが防止される。排気ガス中
のカーボンや金属酸化物等の異物が、外方の段差面(5b)
に付着し堆積すると、シール部材(10)の内方の側面に形
成した粗面(11)が、弁体(4)を開閉する毎に、軸受部材
(5)の回転に対し、段差面(5b)と相対的に摺動するた
め、付着したカーボン等は、粗面(11)の三角形の頂部に
より掻き落されて除去される。
【0024】したがって、段差面(5b)に付着する異物
は、弁体(4)の開閉操作ごとに除去されるので、摩擦抵
抗が増大したり焼き付きを生じたりすることがなくな
り、長期間の使用に際しても、弁体(4)を常にスムーズ
に開閉することができる。
【0025】シール部材(9)(10)とリテーナ(6)(7)と
の間には、前述したとおり若干のクリアランスが設けら
れており、この部分に異物が付着しても、開閉操作に支
障を生じるおそれは少ないが、弁軸(3)が弁体(4)とと
もに、軸線方向にクリアランス分だけ移動すると、それ
ら同士が当接する場合も生じる。
【0026】このような場合に対処するために、内方の
シール部材(9)の内方(弁体側)の側面に上述のような粗
面(11)を形成してもよく、このようにすれば軸受部材
(5)に付着した異物に加えて、リテーナ(6)に付着した
異物も除去することができる。
【0027】なお、上記実施例においては、シール部材
(10)における内方の側面に粗面(11)を形成したが、それ
とは反対に、シール部材(10)の内方の側面と対向する軸
受部材(5)の側面に形成してもよい。
【0028】本発明は、凹溝(8)を軸受部材(5)自身に
形成し、その凹溝にシール部材を嵌合してなる軸受装置
にも適用しうる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。 (a) 軸受部材とシールリングとの摺接部に付着する排
気ガス中のカーボンや金属酸化物等の微粒子を、堆積す
る以前に除去しうるので、弁軸の摩擦抵抗が増大して弁
体の開閉操作が不円滑になる不都合を防止することがで
きる。
【0030】(b) 各部材の基本的な構成を大幅に変更
することなく、シール部材の側面に粗面を形成するのみ
で、容易に実施をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の軸受装置を示す駆動側の軸
受部の縦断面図である。
【図2】シール部材の部分斜視図である。
【図3】従来のバタフライバルブ装置を示す縦断面図で
ある。
【図4】同じく駆動側の軸受部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
(1)ボデイ (2)嵌合孔 (3)弁軸 (4)弁体 (5)軸受部材 (5a)段差部 (5b)段差面 (6)(7)リ
テーナ (8)凹溝 (9)(10)シ
ール部材 (11)粗面 (12)流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガスが流通する流路を備えるボディ
    の両側壁に、流路と連通する嵌合孔を穿設し、該嵌合孔
    内に設けた軸受部材により、前記流路内に収容した弁体
    の弁軸の両端部を回動自在に枢支するとともに、前記軸
    受部材の外周面に形成した環状をなす凹溝に、円環状の
    シール部材を、その外周面が前記嵌合孔の内周面と密着
    するようにして遊嵌してなる排気ブレーキ用バタフライ
    バルブの軸受装置において、前記シール部材における弁
    体側の側面又はその面と対向する軸受部材の側面のいず
    れか一方に、粗面を形成したことを特徴とする排気ブレ
    ーキ用バタフライバルブの軸受装置。
  2. 【請求項2】 粗面が、半径方向を向くほぼ三角形断面
    の多数の凹凸面である請求項1記載の排気ブレーキ用バ
    タフライバルブの軸受装置。
JP06917993A 1993-03-05 1993-03-05 排気ブレーキ用バタフライバルブの軸受装置 Expired - Fee Related JP3306720B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009180097A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Aisan Ind Co Ltd スロットル装置

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JP2009180097A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Aisan Ind Co Ltd スロットル装置

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