JPH06257461A - エンジンの補機駆動装置及びその製造方法 - Google Patents

エンジンの補機駆動装置及びその製造方法

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JPH06257461A
JPH06257461A JP6613493A JP6613493A JPH06257461A JP H06257461 A JPH06257461 A JP H06257461A JP 6613493 A JP6613493 A JP 6613493A JP 6613493 A JP6613493 A JP 6613493A JP H06257461 A JPH06257461 A JP H06257461A
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supercharger
drive
engine
pulley
auxiliary machine
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JP6613493A
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Taiji Matsubara
泰司 松原
Naoyuki Yamagata
直之 山形
Kazumasa Nomura
一正 野村
Kazunori Makimura
和紀 槇村
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ス−パ−チャ−ジャを備えるエンジンの補機
駆動装置をス−パ−チャ−ジャを備えないものに用いる
に際し、ス−パ−チャ−ジャ用速度調整機構を有効に利
用する。 【構成】 ス−パ−チャ−ジャ27を備えないとき、ス
−パ−チャ−ジャの速度調整用プ−リ15、21と、ス
−パ−チャ−ジャ以外の補機の駆動用プ−リ23、2
4、25、26との間にベルト32を掛渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの補機駆動装
置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】エンジンの補機駆動装置においては、実開
平3−123949号公報に示すように、エンジンの長
手方向(気筒配列方向)端面外方に補機駆動用プ−リを
配設し、その補機駆動用プ−リと出力軸としてのクラン
クシャフト(クランクプ−リ)とをベルト等の動力伝達
部材を介して駆動連係し、クランクシャフトの動力を補
機に伝達することが一般に行なわれている。このような
エンジンの補機駆動装置は改良が進められており、その
中で、補機としてス−パ−チャ−ジャを備えるものにお
いては、第1、第2出力軸を設け、その第1、第2出力
軸に、制御手段によりオン、オフ制御されるクラッチを
介して第1、第2駆動プ−リをそれぞれ取付け、その第
1、第2駆動プ−リに動力伝達部材を掛渡して該動力伝
達部材を速度調整可能とし、該動力伝達部材にス−パ−
チャ−ジャ駆動用プ−リを連係して、該ス−パ−チャ−
ジャ駆動用プ−リの回転速度を変更調整可能としたもの
が提案されている。これにより、ス−パ−チャ−ジャの
駆動状態は車両状態に応じて変更されることになり、運
転性能が向上されることになる。
【0003】ところで、近時、製造の簡素化を図る観点
から、上述のようなス−パ−チャ−ジャを備えるエンジ
ンと、ス−パ−チャ−ジャを備えないエンジンとの間
で、共用化を図ることが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ス−パ−チャ
−ジャを備える上述のエンジンを用いて、ス−パ−チャ
−ジャを備えないエンジンとすると、ス−パ−チャ−ジ
ャの駆動状態を変更する必要がなくなることから、上述
の動力伝達手段の速度調整を行う速度調整手段は何等利
用されないことになり、当該速度調整手段は無駄とな
る。
【0005】本発明は、上記実情に鑑み、ス−パ−チャ
−ジャ以外の補機においても駆動調整することが運転性
能上好ましいことに着目してなされたもので、その目的
は、ス−パ−チャ−ジャを備えるエンジンの補機駆動装
置を、ス−パ−チャ−ジャを備えないものに用いるに際
し、動力伝達手段の速度調整を行う速度調整手段を有効
に利用することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用】上記目的を達成す
るために本発明(第1の発明)にあっては、掛渡される
補機駆動用動力伝達部材の速度調整を行う速度調整手段
を備えるエンジンの補機駆動装置において、前記速度調
整手段とス−パ−チャ−ジャ以外の補機の駆動用プ−リ
との間に動力伝達部材が掛渡される、構成としてある。
上述の構成により、ス−パ−チャ−ジャが備えられなく
なっても、ス−パ−チャ−ジャ以外の上記補機におい
て、その駆動状態が車両状態に応じて的確に変更できる
ことになり、運転性能が向上されることになる。このた
め、ス−パ−チャ−ジャを備えるエンジンの補機駆動装
置を、ス−パ−チャ−ジャを備えないものに用いると
き、動力伝達部材の速度調整手段を有効に利用できるこ
とになる。
【0007】また、前述の目的を達成するために本発明
(第2の発明)にあっては、請求項2において、前記補
機駆動用プ−リが複数設けられると共に、該複数の補機
駆動用プ−リの駆動条件を検出する検出手段が設けら
れ、前記制御手段は、前記検出手段からの信号に基づ
き、前記複数の補機駆動用プ−リの駆動状態を優先順序
をもって決定するように設定されている、構成としてあ
る。上述の構成により、前述の第1の発明と同様の作用
を生じる他に、設定された優先順序に応じて、複数の補
機の駆動状態が決定されることになり、複数の補機の駆
動状態を車両状態に対してより的確に適合させることが
できることになる。このため、運転性能を一層向上させ
ることができることになる。
【0008】さらに、前述の目的を達成するために本発
明(第3の発明)にあっては、ス−パ−チャ−ジャを配
設するときに、動力伝達部材を、該動力伝達部材の速度
調整を行う速度調整手段とス−パ−チャ−ジャ駆動用プ
−リとに駆動連係する一方、ス−パ−チャ−ジャを配設
しないときには、動力伝達部材を、前記速度調整手段と
ス−パ−チャ−ジャ以外の補機の駆動用プ−リとに駆動
連係させる、構成としてある。上述の構成により、ス−
パ−チャ−ジャを備えないときに、単に、動力伝達部材
の配設を代えるだけで、前述の第1の発明同様、動力伝
達部材の速度調整手段を有効に利用できることになる。
このため、前述の第1の発明に係るス−パ−チャ−ジャ
を備えないタイプを極めて容易に製造できることにな
る。
【0009】さらにまた、前述の目的を達成するために
本発明(第4の発明)にあっては、請求項5において、
前記ス−パ−チャ−ジャ以外の補機を、ス−パ−チャ−
ジャを備えるフロントエンジン・フロントドライブ方式
車におけるドライブシャフト近傍に配設される補機と
し、該補機を、ス−パ−チャ−ジャ配設個所に配設す
る、構成としてある。上述の構成により、前述の第3の
発明と同様の作用を生じる他に、ス−パ−チャ−ジャを
備えないときにおいて、ス−パ−チャ−ジャの配設個所
を当該補機の配設変更に有効に利用できることになる。
このため、ドライブシャフトに対して当該補機が干渉す
ることを確実に防止できることになる。
【0010】
【実施例】図1、図2において、1はエンジンで、該エ
ンジン1は、本実施例においては横置き式V型エンジン
とされており、このV型エンジン1は、基本構造に対し
てス−パ−チャ−ジャを備えさせるか否かにより、ス−
パ−チャ−ジャを備えるタイプと(図1参照)、ス−パ
−チャ−ジャを備えないタイプ(図2参照)とに使い分
けることになっている。
【0011】先ず、上記両タイプの基本構造について説
明すれば、このエンジン1においては、図1、図2に示
すように、既知の如く、シリンダブロック2が備えられ
ている。このシリンダブロック2の上部には左右バンク
3、4が設けられており、その左右バンク3、4は上方
に向かうに従ってエンジンの幅方向(図1中、左右方
向)外方に延びるようにそれぞれ傾斜され、その各左右
バンク3、4の上端部にはシリンダヘッド5、6がそれ
ぞれ設けられている。そして、この左右バンク3、4間
には中央空間7が形成されている。
【0012】一方、このシリンダブロック2の下部に
は、図1〜図3に示すように、オイルパン8が取付けら
れると共に、そのオイルパン8の上方において第1出力
軸としてのクランクシャフト9と第2出力軸としての駆
動軸10とが設けられている。上記クランクシャフト9
は、エンジン1の長手方向に延びるように配設されてお
り、その前部は、シリンダブロック2の前面部2aより
も前方に突出している。このクランクシャフト9には、
シリンダブロック2内においてスプロケット部11が設
けられ、その前部先端部には第1クランクプ−リ12が
一体的に取付けられている。上記駆動軸10は、上記ク
ランクシャフト9に対して平行に配設されており、その
後部が図示を略すオイルポンプに連結されている一方、
その前部はシリンダブロック2の前面部2aよりも前方
に突出している。この駆動軸10には、前記クランクシ
ャフト9同様、シリンダブロック2内においてスプロケ
ット部13が設けられており、そのスプロケット部13
と前記スプロケット部11とには駆動力伝達手段として
のチェ−ン14が巻回され、クランクシャフト9の動力
が該駆動軸10に伝達されるようになっている。本実施
例においては、スプロケット部13の外径が、スプロケ
ット部11の外径よりも拡径されて、駆動軸10の回転
速度はクランクシャフト9の回転速度を基準にして70
%に落されている。
【0013】前記クランクシャフト9には、図3に示す
ように、第2クランクプ−リ15が電磁クラッチ16を
介して取付けられている。上記第2クランクプ−リ15
は、クランクシャフト9の外周側においてシリンダブロ
ック2の前面部2aから前方に延びる支持部材17にベ
アリング18を介して支持されており、その位置は、前
記第1クランクプ−リ12の後方側とされている(図
1、図2においては、第1クランクプ−リ12と重なる
ため、該第1クランクプ−リ12と同一部材に対して符
号を付す)。そして、この第2クランクプ−リ15の外
径は、本実施例においては、135mmとされている。上
記電磁クラッチ16は、クラッチ板19と、コイル20
とからなる。クラッチ板19は前記第1クランクプ−リ
12の後部に一体的に取付けられ、その板面は第2クラ
ンクプ−リ15の側板部に対向されている。コイル20
は、前記支持部材17に設けられており、該コイル20
は、第2クランクプ−リ15の側板部を挟んでクラッチ
板19に対向するように位置されている。これにより、
コイル20の励磁、非励磁によりクラッチ板19が第2
クランクプ−リ15の側板部に結合又は離間し、第2ク
ランクプ−リ15が、クランクシャフト9と一体化する
場合と、一体化しない場合とが選択できるようになって
いる。
【0014】前記駆動軸10には、図3に示すように、
プ−リ21が電磁クラッチ22を介して取付けられてい
る。上記プ−リ21は、駆動軸10の前部外周におい
て、前記第2クランクプ−リ15と同様の構成をもって
設けられており、このため、取付けに関連する前記構成
要素と同一構成要素については同一符号を付してその説
明を省略する。但、上記プ−リ21は、本実施例におい
ては、外径が120mmとされ、該プ−リ21の外径は前
記第2クランクプ−リ15の外径よりも小さくされてい
る。上記電磁クラッチ22は、前記電磁クラッチ16と
同一の構成とされて、該電磁クラッチ21の作動、非作
動により、プ−リ21が、駆動軸10と一体化する場合
と、一体化しない場合とが選択できるようになってい
る。このため、この電磁クラッチ22についても、前記
電磁クラッチ16と同一構成要素については同一符号を
付してその説明を省略する。
【0015】前記エンジン1の前面部には、図1、図2
に示すように、前記両タイプの共通した補機駆動用プ−
リとして、本実施例においては、オルタネ−タ駆動用プ
−リ23、パワ−ステアリング用ポンプの駆動用プ−リ
24、ウォ−タポンプ駆動用プ−リ25、エアコン駆動
用プ−リ26が備えられている。これら各プ−リ23〜
26は、対応する補機をその回転により駆動するように
なっている。
【0016】次に、上記基本構造を利用して製造される
ス−パ−チャ−ジャを備えるタイプについて図1に基づ
いて説明する。ス−パ−チャ−ジャ27は、図1に示す
ように、前記中央空間7に配設されており、そのス−パ
−チャ−ジャ27には、エンジン1の前面側において駆
動用プ−リ28が取付けられている。この駆動用プ−リ
28は、前記第2クランクプ−リ15、プ−リ21と、
エンジン1の長手方向同一位置に位置されており、これ
らス−パ−チャ−ジャ駆動用プ−リ28、第2クランク
プ−リ15、プ−リ21には動力伝達部材としてのベル
ト29が巻回されている。そして、このベルト29は、
上記プ−リ28、15、21の他に、アイドラ30とテ
ンショナ31にも掛渡されており、これにより、ベルト
29に張りが持たされている。このため、電磁クラッチ
16、22の作動・非作動により、ベルト29に対して
第2クランクプ−リ15により駆動力が伝達される場
合、ベルト29に対してプ−リ21により駆動力が伝達
される場合、ベルト29に対していずれの駆動力も伝達
されない場合が得られることになり、これら3態様に基
づき、ベルト29の速度調整が可能となっている。すな
わち、ベルト29に対して第2クランクプ−リ15によ
り駆動力が伝達される場合には、第2クランクプ−リ1
5の外径がプ−リ21の外径よりも大きく、しかも、ク
ランクシャフト9の回転速度が駆動軸10の回転速度よ
りも大きいため、ベルト29は高速状態となり、ス−パ
−チャ−ジャ27は高回転状態となる。ベルト29に対
してプ−リ21により駆動力が伝達される場合には、プ
−リ21の外径が第2クランクプ−リ15の外径よりも
小さく、しかも、駆動軸10の回転速度がクランクシャ
フト9の回転速度よりも落されていることから、上述の
場合に比べて、ベルト29は低速状態となり、ス−パ−
チャ−ジャ27は低回転状態となる。ベルト29に対し
ていずれの駆動力も伝達されない場合には、ベルト29
は動かず、ス−パ−チャ−ジャ27は作動されない。一
方、前記補機駆動用プ−リ23〜26等には、前記第1
クランクプ−リ12を経由する動力伝達部材としてのベ
ルト32が掛渡されており、第1クランクプ−リ12の
駆動力がベルト32を介して各プ−リ23〜26に伝達
されるようになっている。これにより、ス−パ−チャ−
ジャ27以外の各補機が作動されることになっている。
【0017】次に、上記基本構造を利用して製造される
ス−パ−チャ−ジャを備えないタイプについて図2に基
づいて説明する。この場合においては、ス−パ−チャ−
ジャ27を備えなくてもよい結果、ベルト29が不要と
なり、そのベルト29に代えて、前記ベルト32が、図
2に示すように、第2クランクプ−リ15とプ−リ21
をも経由するように掛渡される。このため、第2クラン
クプ−リ15、プ−リ21と、他の補機駆動用プ−リ2
3〜26とは、エンジン1の長手方向同一位置に位置さ
れる。しかも、この場合、前記中央空間7にス−パ−チ
ャ−ジャ27を配設しなくてもよいことを利用して、そ
の中央空間7には、オルタネ−タ23(符号はオルタネ
−タ駆動用プ−リの符号をもって示す)が配設される。
なお、図2中、40はアイドラである。
【0018】図3中、符号Uは、マイクロコンピュ−タ
を利用して構成されたコントロ−ルユニットで、このコ
ントロ−ルユニットUは、本実施例においては、ス−パ
−チャ−ジャ27を備える場合とス−パ−チャ−ジャ2
7を備えない場合の両方の場合において使用できること
になっている。このコントロ−ルユニットUには、ス−
パ−チャ−ジャ27の駆動制御をオフ、高、低回転に使
い分けるための入力信号として、センサ33からのエン
ジン回転数、センサ34からのエンジン負荷の他に、セ
ンサ35〜38からの信号が入力され、その一方、コン
トロ−ルユニットUからは前記電磁クラッチ16、22
に制御信号が出力されることになっている。上記センサ
35はエンジン冷却水温を検出するものである。上記セ
ンサ36はバッテリの充電状態量を検出するものであ
る。上記センサ37は車室内温度を検出するものであ
る。上記センサ38はノックセンサである。
【0019】上記コントロ−ルユニットUの制御内容
は、ス−パ−チャ−ジャ27を備える場合と、ス−パ−
チャ−ジャ27を備えない場合とでは異なっている。す
なわち、ス−パ−チャ−ジャ27を備える場合には、エ
ンジン回転数、エンジン負荷等に基づき、電磁クラッチ
16だけを作動させてベルト29に対して第2クランク
プ−リ15により駆動力を伝達させる場合と、電磁クラ
ッチ22だけを作動させてベルト29に対してプ−リ2
1により駆動力を伝達させる場合と、両電磁クラッチ1
6、22を非作動としてベルト29に対していずれの駆
動力も伝達させない場合とに切換えられることになって
いる。これにより、前述したように、ス−パ−チャ−ジ
ャ27は、高・低回転状態、非作動状態のいずれかの状
態が得られることになる。一方、ス−パ−チャ−ジャ2
7を備えない場合には、電磁クラッチ16だけを作動さ
せてベルト32に対して第2クランクプ−リ15により
駆動力を伝達させ、高速状態を得る場合と、電磁クラッ
チ22だけを作動させてベルト32に対してプ−リ21
により駆動力を伝達させ、低速状態を得る場合とに切換
えられることになっており、そのベルト32の速度切換
においては、エンジン冷却水温が所定温度(例えば10
0℃)以上のとき、ノッキングが生じるとき、バッテリ
充電状態量が所定値以下のとき、車室内温度と設定温度
との差が所定値以上のとき等のいずれかが検出されると
きには、ベルト32が高速状態に切換えられ、それ以外
のときには、ベルト32が低速状態に切換えられること
になっている。これにより、車両状態に応じて、エンジ
ン冷却性能、オルタネ−タ発電性能等を向上させて、車
両状態に適合した状態を得ることができることになる。
しかも、本実施例においては、ベルト32の高・低速状
態が選択されるに際し、各センサ35〜38から相反す
る検出状態が検出されることを考慮して、補機作動の優
先順序が決められており、その優先順序は、ウォ−タポ
ンプ、オルタネ−タ、エアコンの順序とされている。こ
れにより、車両状態に対して、補機をより的確な作動状
態にすることができることになる。
【0020】したがって、上記装置においては、ス−パ
−チャ−ジャ27が備えられなくなっても、ス−パ−チ
ャ−ジャ27以外の上記補機において、その駆動状態が
車両状態に応じて的確に変更されて、運転性能が向上さ
れることから、ス−パ−チャ−ジャ27を備えるタイプ
を、ス−パ−チャ−ジャ27を備えないものに用いると
しても、第2クランクプ−リ15、プ−リ21等の速度
調整手段を有効に利用できることになる。また、設定さ
れた優先順序に応じて、複数の補機の駆動状態が決定さ
れて、複数の補機の駆動状態を車両状態に対してより的
確に適合させることができることになり、運転性能を一
層向上させることができることになる。しかも、上述の
ように、第2クランクプ−リ15、プ−リ21等の速度
調整手段を利用するだけで、ス−パ−チャ−ジャ27以
外の補機の駆動状態をも適宜変更できることから、上述
の装置の製造は容易となる。さらに、ス−パ−チャ−ジ
ャ27を備えるフロントエンジン・フロントドライブ方
式車においては、図1に示すように、ドライブシャフト
(図1、図2において仮想線をもって示す)39と該ド
ライブシャフト39近傍に配設されるオルタネ−タ23
との干渉が問題となるが、本実施例においては、図2に
示すように、該オルタネ−タ23を、ス−パ−チャ−ジ
ャ27の配設個所としての中央空間7に配設することか
ら、ス−パ−チャ−ジャ27を配設しなくなる中央空間
7を有効に利用し、ドライブシャフト39に対して当該
オルタネ−タ23が干渉することを確実に防止できるこ
とになる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように第1〜第4の発明にあ
っては、ス−パ−チャ−ジャを備えるエンジンの補機駆
動装置を、ス−パ−チャ−ジャを備えないものに用いる
に際し、ス−パ−チャ−ジャを備える場合におけるス−
パ−チャ−ジャ駆動用プ−リの速度調整手段を有効に利
用することができる。第2の発明にあっては、複数の補
機の駆動状態を走行状態に対してより的確に適合させ
て、運転性能を一層向上させることができる。第3の発
明にあっては、第1の発明に係るス−パ−チャ−ジャを
備えないタイプを極めて容易に製造できる。第4の発明
にあっては、ス−パ−チャ−ジャを備えないときにおい
て、ス−パ−チャ−ジャの配設個所を補機の配設に有効
に利用して、ドライブシャフトに対して当該補機が干渉
することを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ス−パ−チャ−ジャを備える場合における補機
に対するベルトの取廻しを説明する説明図。
【図2】ス−パ−チャ−ジャを備えない場合における補
機に対するベルトの取廻しを説明する説明図。
【図3】ベルトの速度調整を説明する説明図。
【符号の説明】
1 V型エンジン 9 クランクシャフト 10 駆動軸 14 チェ−ン 15 第2クランクプ−リ 16 電磁クラッチ 21 プ−リ 22 電磁クラッチ 23 オルタネ−タ駆動用プ−リ 24 パワ−ステアリング用ポンプの駆動用プ−リ 25 ウォ−タポンプ用駆動プ−リ 26 エアコン駆動用プ−リ 27 ス−パ−チャ−ジャ 28 ス−パ−チャ−ジャ駆動用プ−リ 29 ベルト 32 ベルト 35 センサ 36 センサ 37 センサ 38 センサ 39 ドライブシャフト U コントロ−ルユニット
フロントページの続き (72)発明者 槇村 和紀 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掛渡される補機駆動用動力伝達部材の速
    度調整を行う速度調整手段を備えるエンジンの補機駆動
    装置において、 前記速度調整手段とス−パ−チャ−ジャ以外の補機の駆
    動用プ−リとの間に動力伝達部材が掛渡される、ことを
    特徴とするエンジンの補機駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記速度調整手段は、第1、第2出力軸と、該第1、第
    2出力軸に、制御手段によりオン、オフ制御されるクラ
    ッチを介してそれぞれ取付けられて前記動力伝達部材を
    掛渡す第1、第2駆動プ−リと、からなる、ことを特徴
    とするエンジンの補機駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第1出力軸がクランクシャフトとされ、 前記第2出力軸が前記第1出力軸に駆動力伝達手段を介
    して駆動連係されている、ことを特徴とするエンジンの
    補機駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記補機駆動用プ−リが複数設けられると共に、該複数
    の補機駆動用プ−リの駆動条件を検出する検出手段が設
    けられ、 前記制御手段は、前記検出手段からの信号に基づき、前
    記複数の補機駆動用プ−リの駆動状態を優先順序をもっ
    て決定するように設定されている、ことを特徴とするエ
    ンジンの補機駆動装置。
  5. 【請求項5】 ス−パ−チャ−ジャを配設するときに、
    動力伝達部材を、該動力伝達部材の速度調整を行う速度
    調整手段とス−パ−チャ−ジャ駆動用プ−リとに駆動連
    係する一方、ス−パ−チャ−ジャを配設しないときに
    は、動力伝達部材を、前記速度調整手段とス−パ−チャ
    −ジャ以外の補機の駆動用プ−リとに駆動連係させる、
    ことを特徴とするエンジンの補機駆動装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記ス−パ−チャ−ジャ以外の補機を、ス−パ−チャ−
    ジャを備えるフロントエンジン・フロントドライブ方式
    車におけるドライブシャフト近傍に配設される補機と
    し、該補機を、ス−パ−チャ−ジャ配設個所に配設す
    る、ことを特徴とするエンジンの補機駆動装置の製造方
    法。
JP6613493A 1993-03-02 1993-03-02 エンジンの補機駆動装置及びその製造方法 Pending JPH06257461A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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