JPH0625710B2 - 自動車自動運転用ロボットの制御方法 - Google Patents

自動車自動運転用ロボットの制御方法

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JPH0625710B2
JPH0625710B2 JP1285266A JP28526689A JPH0625710B2 JP H0625710 B2 JPH0625710 B2 JP H0625710B2 JP 1285266 A JP1285266 A JP 1285266A JP 28526689 A JP28526689 A JP 28526689A JP H0625710 B2 JPH0625710 B2 JP H0625710B2
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保芳 河端
恭広 小川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シャシダイナモメータの回転ドラム上に駆動
輪を載せて自動車を走行させて、自動車の動的な走行性
能試験を室内で行う実車走行シミュレート運転におい
て、自動車を自動運転する自動車自動運転用ロボットの
制御方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、自動車の動的な走行性能試験のため、シャシ
ダイナモメータによって実車走行シミュレート運転が行
われており、近時、この実車走行シミュレート運転に、
油圧や空気圧あるいはDCモータなどによって複数のア
クチュエータを個々に駆動し、このアクチュエータによ
ってアクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダル
などの踏込み操作や、シフトレバーの切換えを行うよう
にした自動車自動運転用ロボット(以下、ロボットと云
う)が用いられるようになってきている。
ところで、上記実車走行シミュレート運転では、予め決
められた走行パターンで自動車を走行させる必要がある
が、従来においては、実車速と走行目標車速との偏差を
求め、この偏差を直接フィードバックするようにして走
行制御していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、自動車の発進あるいは変速時においては、前
記偏差がどうしても大きくなる。すなわち、第6図は実
車速(実線で表す)と走行目標車速(点線で示す)の推移の
一例を表すもので、今、時刻TN-1 ′において変速を開
始し、時刻TN-1 において変速を終了した場合、変速に
際してクラッチ操作をすることろから、エンジン側と駆
動輪側とが一時的に切り離されるため、実車速は同図に
示すように落ち込み、その結果、時刻TN-1 における実
車速とその時刻TN-1 における走行目標車速との間に少
なからぬ偏差が生ずることになるのである。従って、実
車速をできるだけ素早く走行目標車速に近づける必要が
ある。
しかしながら、上記従来の方法によれば、アクセルペダ
ルやブレーキペダルを急激に踏み込んだり、戻したりす
ることがあり、その結果、所定の走行パターンに沿わな
い、速度が大きく変動してぎくしゃくした運転となり、
燃費や排気ガスの測定などの試験に悪影響が及ぼされ、
人間の運転による実車走行シミュレート運転における走
行性能試験の結果と異なることがあった。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その
目的とするところは、発進時や変速時においてスムーズ
な運転を行うことができ、各種モード運転においてその
全走行時間にわたって実車速と走行目標車速との偏差を
可及的に少なくすることができる自動車自動運転用ロボ
ットの制御方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明に係る自動車自動運
転用ロボットの制御方法は、自動車自動運転用ロボット
に各ギヤチェンジにおける変速時間とこの変速時間内に
おける速度落込量とを記憶させておくと共に、走行目標
車速データと次の変速タイミングデータとから次の変速
時点における加速度を演算すると共に、前記記憶された
変速時間と速度落込量の中から該当するデータを選び、
前記加速度および選択されたデータに基づいて次の変速
時点における速度誤差発生予測量を求め、さらに、過去
に行った発進または変速の操作終了時の速度誤差と前記
速度誤差発生予測量とに基づいて現在時刻の速度補正量
を求め、この速度補正量を現在走行目標車速に加えて、
これを制御目標車速とするようにしている。
〔作用〕
上記制御方法によれば、発進時または変速時においてア
クセルペダルやブレーキペダルを急操作せずに運転が行
なえるので、走行パターンに沿ったスムーズな運転を行
うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
先ず、第1図は本発明に係るロボットの制御方法が適用
されるロボットの一構成例を示すブロック図で、この図
において、1は走行性能試験に供される自動車で、その
駆動輪2をシャシダイナモメータ3のローラ4上に当接
載置した状態で配置されている。
5は前記自動車1の運転席6に人間が座るときと同じよ
うにして座席シートに適宜の手段で固定されるロボット
本体で、このロボット本体5には、第2図(A),(B)に
も示すように、アクセルペダルA,ブレーキペダルB,
クラッチペダルCをそれぞれ踏込み操作するためのペダ
ル用アクチュエータ7A,7B,7Cと、シフトレバーSの頭
部を把持して切変え操作するためのシウトレバー用アク
チュエータ7Sとが設けられていると共に、図示してない
が、ペダル用アクチュエータ7A,7B,7Cをそれぞれ個別
に駆動するDCサーボモータ、シフトレバー用アクチュ
エータ7SをX軸,Y軸,Z軸方向にそれぞれ個別に駆動
するDCサーボモータ、これらのモータ(この場合、合
計6個)にそれぞれ付随する伝達機構などが設けてあ
る。また、各ペダル用アクチュエータ7A,7B,7Cには近
接スイッチおよび位置検出のためのエンコーダが設けて
あり、さらに、ブレーキペダル用アクチュエータ7Bには
圧力センサが設けてある。
8は前記シャシダイナモメータ3,ロボット本体5を制
御する制御部で、制御用CPUとマンマシンインターフ
ェース用操作CPUとからなるCPU部9と、サーボド
ライバ回路10と、電源部11とからなる。12はCRT&入
力キーボード、13はリモコン、14はティーチング用ペン
ダントである。
而して、上記構成のロボットによって自動車1の走行性
能試験を行うに先立って、ティーチングとラーニングを
行い、ロボットに必要な事項を学習させる。
先ず、ティーチング画面(図外)を見ながら、リモコン13
を使ってシフトレバー用アクチュエータ7S(X,Y,Z
軸)を操作し、ニュートラルを始めとする各変速位置を
全て学習させる。
このティーチングが終了すると、次にラーニングモード
に移り、ペダル用アクチュエータ7A,7Bがそれぞれのペ
ダルA,Bに触れ始める踏込み開始位置と、ペダルA,
Bを最大に踏み込んだ最大踏込み位置とを自動的に学習
させる。
そして、アクセルペダルAの踏込量とニュートラル(無
負荷状態)におけるエンジン回転数との関係を学習させ
る。また、ブレーキペダルBの踏込量とブレーキ力との
関係を学習させる。さらに、クラッチペダルCについて
は、クラッチペダル復帰位置、クラッチ接続開始位置、
クラッチペダル最大踏込み位置をそれぞれ記憶させる。
一方、シフトレバーSについては、ティーチングで学習
した位置を順次復習する。
以上によって、ロボットは対象車種に対するシフトレバ
ーSの各切換え位置、各ペダルA,B,Cの各ペダル位
置について学習したことになる。
次に、上記ロボットによって自動車1を所定の走行パタ
ーンで走行させる制御方法について説明する。
先ず、ギヤチェンジを行い、そのときに要する時間(変
速時間)とこの変速時間内における自動車1の速度の落
込量とを測定し、これらの関係を各ギヤチェンジ毎にロ
ボットに記憶させる。例えば、 LOWギヤから2ndギヤに
変速する場合の変速時間ΔT1と速度落込量ΔV1とを測
定し、これらを互いに関連付けて記憶する。以下、同様
に、他のギヤチェンジ(例えば2ndギヤ→3rdギヤ,3
rdギヤ→4thギヤ、4thギヤ→5thギヤ)における変速
時間ΔT2,ΔT3,ΔT4と速度落込量ΔV2,ΔV3
ΔV4とについても互いに関連付けて記憶する。第3図
はギヤチェンジにおける変速時間ΔTmとそのときの速
度落込量ΔVmとを示すグラフである。
次に、 LOWギヤで定速運転を行い、車速Vとそのときの
エンジン回転数Nを読み取り、絶対変速比(G1′=V/
N)を求める。そして、2ndギヤで定速運転を行って同
様に絶対変速比G2′を求め、この2ndギヤにおける絶
対変速比G2′の前記 LOWギヤにおける絶対変速比G1
に対するギア比(G1=G2′/G1′)を求めてこれをロ
ボットに記憶させる。以下、同様にして、3rdギヤ,4
thギヤ,5thギヤについても、 LOWギヤに対するギア比
2,G3,G4を求め、これをロボットに記憶させる。
そして、走行目標車速データおよび次の変速タイミング
データとから、次の変速時点における加速度dVN′/
dtを求め、このdVN′/dtと変速時間ΔTmと速度
落込量ΔV(m=1〜4)とから、次の変速時点(実
施予定時刻TN′)における速度誤差発生予測量△VN
を求める。
すなわち、第4図から理解されるように、前記速度誤差
発生予測量ΔVN′は、 ΔVN′=dVN′/dt×ΔTm+ΔVと表される。
但し、前記加速度dVN′/dtは、 で求めることができる。
ここで、VN′,VN+1 ′は次回,次々回の変速実施予
定時刻TN′,TN+1′における走行目標車速である。
そして、過去のある時刻TN-1 において行った発進また
は変速操作終了時の実車速Vact と走行目標車速V
N-1 ′との速度誤差ΔVN-1 とし、所定の走行パターン
に対する現在時刻Tにおける目標車速補正量ΔV(T)
を、 とし、現在の走行目標車速をV(T) とするとき、制御目
標速度VT は、 VT =V(T) +ΔV(T) となるようにすればよい。すな
わち、現在の走行目標車速V(T) に上記現在時刻Tにお
ける目標車速補正量ΔV(T) を加えて制御目標車速VT
とすれば、第5図に示すように、実車速Vact (図中、
実線Iで示す)の走行目標車速Vtable (図中、点線II
で示す)に対する偏差を全走行時間にわたって可及的に
小さくすることができる。
なお、変速操作中、すなわち、クラッチを切っている状
態においては、制御目標車速Vnominal(第5図におい
て実線IIIで示す)は走行目標車速Vtable とする。
また、上述のギヤ比データは、発進または変速の際、ク
ラッチの接続を行う場合、変速機構にショックを与えぬ
ように、エンジンの回転をそのギヤでの車速相当に制御
するために使用する。そして、ギヤ位置が正しくなかっ
たり、ギヤ抜けが発生した場合の検知にも用いることが
できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、各ギヤチェン
ジにおける変速時間とこの変速時間における速度落込量
とをロボットに学習させ、そのデータに基づいて目標車
速補正量を求め、これを現在の走行目標車速に加えるよ
うにしているので、発進や変速時においてアクセルペダ
ルやブレーキペダルを急激に操作する必要がなく、しか
も、実車速の本来の走行目標車速に対する偏差が可及的
に小さくなるので、所定の走行パターンに沿ったスムー
ズな運転が行え、従って、人間の運転による実車走行シ
ミュレータ運転における走行性能試験の結果と同様の結
果が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明に係るロボットの制御方法を説
明するための図で、第1図は前記ロボットの制御方法が
適用されるロボットの一構成例を示すブロック図、第2
図(A)はロボット本体の構成を概略的に示す側面図、第
2図(B)はその平面図である。 第3図は変速時における速度落込量を示す図、第4図は
速度誤差発生予測量を説明するための図、第5図は本発
明に係るロボットの制御方法によって運転したときの車
速の変化を、走行目標車速と共に示す図である。 第6図は従来技術における車速の変化を、走行目標車速
と共に示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車自動運転用ロボットに各ギヤチェン
    ジにおける変速時間とこの変速時間内における速度落込
    量とを記憶させておくと共に、走行目標車速データと次
    の変速タイミングデータとから次の変速時点における加
    速度を演算すると共に、前記記憶された変速時間と速度
    落込量の中から該当するデータを選び、前記加速度およ
    び選択されたデータに基づいて次の変速時点における速
    度誤差発生予測量を求め、さらに、過去に行った発進ま
    たは変速の操作終了時の速度誤差と前記速度誤差発生予
    測量とに基づいて現在時刻の速度補正量を求め、この速
    度補正量を現在走行目標車速に加えて、これを制御目標
    車速とするようにしたことを特徴とする自動車自動運転
    用ロボットの制御方法。
JP1285266A 1989-10-31 1989-10-31 自動車自動運転用ロボットの制御方法 Expired - Lifetime JPH0625710B2 (ja)

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