JPH0625705Y2 - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JPH0625705Y2
JPH0625705Y2 JP5192390U JP5192390U JPH0625705Y2 JP H0625705 Y2 JPH0625705 Y2 JP H0625705Y2 JP 5192390 U JP5192390 U JP 5192390U JP 5192390 U JP5192390 U JP 5192390U JP H0625705 Y2 JPH0625705 Y2 JP H0625705Y2
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base plate
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notch
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JP5192390U
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久次 川合
周次 吉野
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Yazaki Kako Corp
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Yazaki Kako Corp
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、軸受装置に係り、特に無給油式のすべり軸受
を備えた軸受装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の軸受装置に用いられるすべり軸受として
は、ふっ素系樹脂、ポリイミド・ポリアミドイミド系樹
脂や超高分子量ポリエチレン樹脂等を用いたルーロンす
べり軸受(NTN総合カタログ軸受編CAT.No.2200-III/
J.′89,5,20,N1.参照)やオイレスベアリング(オイレ
ス工業(株),OILES′87-1,JCOO-100-2参照)等が知ら
れている。
しかして、これらの無給油式のすべり軸受を用いた軸受
装置は、いずれもすべり軸受をしまりばめでハウジング
に取り付けて構成されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の軸受装置においては、軸受本
体であるすべり軸受の摩耗、破損、変更などによる交換
の必要が生じた場合、その都度、ハウジングを機体から
取り外してしまりばめで嵌め込まれた軸受本体を段付の
マンドレル等の治具を用いバイスやプレス等使用して抜
き取った後、新しい軸受本体を同様に治具、プレス等を
用いて嵌め込み、ハウジングを機体に取り付けなければ
ならず、メインテナンスが煩雑でそのコストの増大を招
来していると共に、ハウジングや軸受の寸法精度を必要
としている。
そこで、本考案は、メインテナンスを容易になし得、か
つ比較的寸法精度を必要としない軸受装置の提供を目的
とする。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するため、本考案の軸受装置は、パイプ
を継ぎ合わせて構成したフレームに取り付けられるベー
スプレートと、ベースプレートに着脱可能に装着され、
被駆動回転軸を回転自在に支承する合成樹脂製の軸受本
体とからなる軸受装置であって、パイプに跨がって取り
付け可能に設けたベースプレートに、挿入孔を設け、か
つ挿入孔より大径の同心円周上に先端部を中心側へ屈曲
したL字状の複数の係止突起を立設する一方、被駆動回
転軸を挿通可能とする軸孔を設け、かつベースプレート
の挿入孔に挿入可能に設けた軸受本体のスリーブの一端
部に、前記各係止突起の基端部に内接可能な鍔を一体的
に形成し、この鍔にそれぞれの係止突起と係合可能な切
欠きを設け、かつ鍔の外側面に切欠きから周方向へ遠去
かるにつれて高くなる傾斜面、係止突起の先端部に圧接
される圧接面、及びストッパーを切欠きから周方向へ順
に設けたものである。
[作用] 上記手段においては、ベースプレートの係止突起に軸受
本体の鍔の切欠きを合わせて、軸受本体のスリーブをベ
ースプレートの挿入孔に挿入し、鍔がベースプレートに
当接した後に軸受本体を適宜方向へ回転することによ
り、鍔の外周面が各係止突起の基端部に内接して軸受本
体の軸孔とベースプレートの挿入孔の軸心が調芯される
と共に、各係止突起の先端部が鍔の傾斜面を経て圧接面
を圧接しかつストッパーに当接して回転が阻止され、ベ
ースプレートに対する軸受本体の固定が行われる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面と共に説明する。
第1図は本考案に係る軸受装置1の分解斜視図である。
図中2は冷間圧延鋼板をプレス成形したベースプレート
で、矩形状のプレート部3と、プレート部3の両側に設
けた取付部4とからなる。プレート部3の中央部には、
後述する軸受本体のスリーブが挿入される挿入孔5が設
けられている。又、プレート部3には、挿入孔5より大
径でこれと同心の円周上に、これらの中心側へ先端部6
aを屈曲したL字状の複数(図においては4個)の係止
突起6が周方向へ等間隔に離隔して立設されている。取
付部4は、後述する継手片と相俟ってベースプレート2
をパイプフレームに取り付けると共に、パイプフレーム
のパイプを継ぎ合わせる機能を有するもので、T型継手
を半割状とした第1嵌合筒部41と第2嵌合筒部42と
からなり、継手片との組み合わせのため、第1嵌合筒部
41には連結部411が設けられ、又、第2嵌合筒部4
2にはボルト孔421が設けられている。
7はベースプレート2と同様に冷間圧延鋼板のプレス成
形によりT型継手を半割状とした継手片で、ベースプレ
ート2の取付部4と同様に第1嵌合筒部71と第2嵌合
筒部72とからなり、第1嵌合筒部71には連結部71
1が設けられ、又、第2嵌合筒部72にはボルト孔72
1が設けられている。8,9はベースプレート2の取付
部4と継手片7とを締結するボルト、ナットである。
10は含油性ポリアセタールを射出成形した軸受本体
で、後述する被駆動回転軸を挿通可能とする軸孔11を
設け、かつベースプレート2の挿入孔5に挿入可能に設
けたスリーブ12と、スリーブ12の一端部に一体的に
形成され、ベースプレート2の各係止突起6の基端部6
bに内接可能に設けられた鍔13とからなる。鍔13に
は、それぞれの係止突起6と係合可能な切欠き131が
設けられていると共に、鍔13の外側面(図においては
右側面)に、切欠き131から周方向へ遠去かるにつれ
て高くなる傾斜面132、係止突起6の先端部6aに圧
接される圧接面133、及び係止突起6の先端部6aの
相対的な回転を阻止するストッパー134が切欠き13
1から周方向へ順に設けられている。
上記構成の軸受装置1を、パイプを継ぎ合わせて構成し
たフレーム、例えば駆動ローラコンベヤのパイプフレー
ムに装架される被駆動回転軸の軸受装置として用いるに
は、まず、第2図、第3図に示すように、駆動ローラコ
ンベヤ14のパイプフレーム15における2本の平行な
パイプ151とこれらと直角な1本のパイプ151と
に、ベースプレート2の両取付部4と2個の継手片7と
を、相互の連結部411,711を連結して係合すると
共に、ボルト8及びナット9により締結し、ベースプレ
ート2をパイプフレーム15に取り付け、かつパイプフ
レーム15の一部の継ぎ合わせを行う。
ついで、ベースプレート2の各係止突起6に軸受本体1
0の鍔13の切欠き131を位置合わせして軸受本体1
0のスリーブ12をベースプレート2の挿入孔5に挿入
し、鍔13がベースプレート2のプレート部3に当接し
た後、軸受本体10を適宜方向へ回転(実施例において
は左回転)すると、鍔13の外周面が各係止突起6の基
端部6bに内接して軸受本体10の軸孔11とベースプ
レート2の挿入孔5の軸心が調芯されると共に、各係止
突起6の先端部6aが鍔13の傾斜面132を経て圧接
面133を圧しかつストッパー134当接して回転が阻
止され、ベースプレート2に対する軸受本体10の固定
が行われる。
しかる後、軸受本体10の軸孔11に被駆動回転軸16
を挿通することにより、軸受装置1に被駆動回転軸11
が回転自在に支承される。
軸受本体10は、上述した組み立て順序の逆の操作によ
りベースプレート2から容易に取り外され、又、その摩
耗、破損、変更等により、交換の必要が生じた時は、ベ
ースプレート2をパイプフレーム15から取り外すこと
なく行い得る。
ここで、駆動ローラコンベヤ14は、薄肉鋼管の外周に
合成樹脂を接着被覆したパイプ151を合成樹脂の射出
成形品である継手17,18等を用いて継ぎ合わせてパ
イプフレーム15を形成し、このパイプフレーム15の
上部の平行なパイプ151間にこれと同様な被覆鋼管か
らなる複数のローラ19を合成樹脂の射出成形品である
支軸部材20により回転自在に支承し、かつ各ローラ1
9に取り付けた合成樹脂製の従動プーリ21相互を従動
丸ベルト22により連動連結すると共に、任意の従動プ
ーリ21と被駆動回転軸16に軸方向へ移動自在に嵌装
した原動プーリ23とを原動丸ベルト24により連動連
結して構成されている。
被駆動回転軸16は、薄肉鋼管の外周にナイロン、ポリ
アセタール、ふっ素系樹脂等のすべり性のよい合成樹脂
をスプライン状に接着被覆して形成され、図示しない回
転駆動源と適宜に連結されているものである。
なお、上述した実施例においては、ベースプレート2を
冷間圧延鋼板のプレス成形品とする場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、例えばエンジニ
アプラスチックの射出成形品としてもよく、このように
することにより、パイプ151等が樹脂被覆鋼管からな
り、かつ継手17,18等が合成樹脂の射出成形品から
なることも相俟って、軸受装置1及び駆動ローラコンベ
ヤ14を錆等による耐食性に優れたものとすることがで
きる。
又、ベースプレート2の取付部4は、T型継手の半割状
に限らず、L字形の三方継手の半割状としたり、あるい
は継手として機能しない半円筒状その他の形状としても
よい。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、ベースプレートの係止突
起に軸受本体の鍔の切欠きを合わせて、軸受本体のスリ
ーブをベースプレートの挿入孔に挿入し、鍔がベースプ
レートに当接した後に軸受本体を適宜方向へ回転するこ
とにより、鍔の外周面が各係止突起の基端部に内接して
軸受本体の軸孔とベースプレートの挿入孔の軸心が調芯
されると共に、各係止突起の先端部が鍔の傾斜面を経て
圧接面を圧接しかつストッパーに当接して回転が阻止さ
れ、ベースプレートに対する軸受本体の固定が行われる
ので、従来のしまりばめによる固定のように治具やプレ
ス等を用いた軸受本体の嵌め込みや抜き取りを行う必要
がなく、これを単に軸受本体の適宜方向への回転によっ
て行うことができ、メインテナンスを容易に行うことが
できると共に、はめあい寸法公差のような高寸法精度を
必要としない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は本考案に係る軸
受装置の分解斜視図、第2図は上記軸受装置を備えた駆
動ローラコンベヤの一部を省略した斜視図で、第3図は
その軸受装置の取付状態を拡大して示した斜視図であ
る。 1…軸受装置、2…ベースプレート 3…プレート部、4…取付部 5…挿入孔、6…係止突起 6a…先端部、6b…基端部 10…軸受本体、11…軸孔 12…スリーブ、131…切欠き 132…傾斜面、133…圧接面 134…ストッパー、15…パイプフレーム 151…パイプ、16…被駆動回転軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプを継ぎ合わせて構成したフレームに
    取り付けられるベースプレートと、ベースプレートに着
    脱可能に装着され、被駆動回転軸を回転自在に支承する
    合成樹脂製の軸受本体とからなる軸受装置であって、パ
    イプに跨がって取り付け可能に設けたベースプレート
    に、挿入孔を設け、かつ挿入孔より大径の同心円周上に
    先端部を中心側へ屈曲したL字状の複数の係止突起を立
    設する一方、被駆動回転軸を挿通可能とする軸孔を設
    け、かつベースプレートの挿入孔に挿入可能に設けた軸
    受本体のスリーブの一端部に、前記各係止突起の基端部
    に内接可能な鍔を一体的に形成し、この鍔にそれぞれの
    係止突起と係合可能な切欠きを設け、かつ鍔の外側面に
    切欠きから周方向へ遠去かるにつれて高くなる傾斜面、
    係止突起の先端部に圧接される圧接面、及びストッパー
    を切欠きから周方向へ順に設けたことを特徴とする軸受
    装置。
JP5192390U 1990-05-18 1990-05-18 軸受装置 Expired - Lifetime JPH0625705Y2 (ja)

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JP5192390U JPH0625705Y2 (ja) 1990-05-18 1990-05-18 軸受装置

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JPH0410122U JPH0410122U (ja) 1992-01-28
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JP2580252Y2 (ja) * 1992-08-24 1998-09-03 沖電気工業株式会社 軸受支持構造

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