JPH0625703Y2 - 移動台のダストシール - Google Patents

移動台のダストシール

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JPH0625703Y2
JPH0625703Y2 JP1988146602U JP14660288U JPH0625703Y2 JP H0625703 Y2 JPH0625703 Y2 JP H0625703Y2 JP 1988146602 U JP1988146602 U JP 1988146602U JP 14660288 U JP14660288 U JP 14660288U JP H0625703 Y2 JPH0625703 Y2 JP H0625703Y2
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JP
Japan
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guide rail
dust seal
guide
dust
slides
Prior art date
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JP1988146602U
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English (en)
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JPH0267115U (ja
Inventor
信嗣 松川
一成 須藤
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Nippon Mektron KK
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Nippon Mektron KK
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、旋盤等の各種工作機械にあって、ガイドレー
ル上を摺動するスライドベアリング等の移動台の前後方
向に設けられ、ガイドレール上の塵埃や異物を除去する
ダストシールに関する。
[従来の技術] 第4図および第5図は、いずれも従来のダストシールを
示す。スライドベアリング等の移動台がガイドレール上
を摺動する際、このガイドレール上に塵埃や異物が付着
していると、これらを移動台が内部に巻き込むと精度に
影響を及ぼす。これを防止するために、移動台の摺動方
向の前後にそれぞれダストシールがスカート状に取付け
られる。即ち、このダストシールで移動台上の塵埃等を
掃き取る。
第4図に示すダストシールは、門型に成形された本体1
が取付ボルト2によって移動台の摺動する前後側に取付
られる。この本体1の内側には、ガイドレール4の上面
および左右側面に三方向から接触する門型の可撓性リッ
プ部3が設けてあり、本体1の摺動に際し、リップ部3
によってガイドレールの三方向の案内面4a、4bを清
掃する。ガイドレール4の一般的な断面形状としては、
例えば鉛直方向で上部案内面4aと左右両側の案内面4
b、4bで移動台が摺接するX字状に形成してあり、移
動台を案内し且つ摺動の安定化を図っている。したがっ
て、本体1のリップ部3としても、こうしたガイドレー
ルの三方向の案内面4a、4bに摺接すべく左右に凸状
のアンダーカット部3aが形成されている。
なお、第4図のダストシールは、本体1が左右対称形の
2つの1A、1Bからなる割型となっており、それぞれ
に取付ボルト2で移動台に取付るためのボルト孔2aが
設けてある。
[考案が解決しようとする課題] ところで、第4図のダストシールにあっては、経時使用
によって交換の必要が生じてガイドレール4から取り外
すような場合、本体1の形状が門型による一体構造体で
あるために、リップ部3のアンダーカット部3aによっ
て本体1をガイドレール4の三方向の案内面4a、4b
から直ちに取り外すことはできない。そのため、新旧の
ダストシールはガイドレール4の長手方向の一方端まで
移動させてから着脱せざるを得ないという取付作業上の
煩しさがある。こうした不具合は、前後にダストシール
1を取付けた移動台を、単一のガイドレール4上で数台
連ねて使用するような形態の場合に、先のような理由か
ら非常に作業時間を浪費する。また、リップ部3として
は、門型形状で可撓性を有し、ガイドレール4の三方向
の案内面4a、4bにて全面で均一に摺接するという条
件を踏まえることから、非常に高い加工精度が要求され
るものである。
また、第5図のダストシールの場合、本体1が左右2つ
に分割型であるために、第4図のような着脱時の不具合
は解消される。しかしながら、分割型であるがために、
所要の組立精度が得がたい。しかも、左右の本体1A、
1Bの分割面とガイドレール4の上部の案内面4aとの
間でシール性が低下するという問題がある。
本考案の目的は、以上のような従来のダストシールの問
題点に鑑み、組立性が向上し且つ所要の加工精度を出し
易い移動台のダストシールを提供することにある。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するために、本考案による移動台
のダストシールは、ガイドレール上を摺動する移動台の
前後に取付られ、ガイドレールの三方向の案内面に摺接
する門型のダストシールにおいて、左右の本体をこれら
の間の弾性変形部を介して一体的に結合すると共に、本
体および弾性変形部のガイドレールに摺接する内側面に
可撓性のリップ部を形成してなり、左右の本体に相対方
向に力を加えて弾性変形部を変形させることにより、ガ
イドレール上の任意の位置から取り外しできるようにし
ている。
[作用] 交換に際して、ガイドレール上の任意の位置で、左右の
本体に対して、ガイドレールの両側の案内面から離す方
向で、相対する方向に作用力を加える。この作用力によ
って、中央の弾性変形部が変形する。この弾性変形部の
変形によって、左右の本体をガイドレールの案内面から
離して取り外すことができる。
[実施例] 以下、本考案による移動台のダストシールの実施例を図
面に基づいて説明する。
第1図において、ガイドレール30上をスライドベアリ
ング等の移動台10が摺動し、この移動台10の摺動方
向の前後には実施例のダストシール20が取付られる。
ダストシール20は、第2図に示すように、全体的に門
型に形成され、一般に左右対称形の一対の金属製本体2
1A、21Bとこれらの間の弾性変形部22とが一体に
結合された構造である。弾性変形部22としては、例え
ば、ゴム質またはこれに替る弾性材質のものが用いら
れ、鉛直方向の上面22aの長さ寸法が下面22bのよ
りも長い逆台形状に形成されている。移動台10への取
付は、左右の本体21A、21Bに設けられたボルト孔
23によって取付ボルト(図示せず)を用いて行われ、
移動台10の前後面のボルト孔11に固定される。
また、かかる形状のダストシール20には、左右の本体
21A、21Bと中央の弾性変形部22とで形成される
門型内側面に沿ってリップ部24が設けられる。このリ
ップ部24は従来例と同様に弾性材料で可撓性を有して
形成され、ガイドレール30の上面および左右側面の三
方向の案内面30a、30bに摺接する。
ここで、ガイドレール30は、第1図で明らかなよう
に、縦断面の形状がほぼX字状であり、この上面および
左右側面に摺接して長手方向に摺動する移動台10の安
定化を図っている。即ち、移動台10の両側には、ガイ
ドレール30の長手方向両側に形成した凹溝状の案内面
30bに摺接するアンダーカット凸部12が設けてあ
り、このアンダーカット凸部12によって移動台10の
前後左右方向への脱落を防止して案内するようになって
いる。したがって、ダストシール20は、左右の本体2
1A、21Bおよび中央部の弾性変形部22によって移
動台10およびガイドレール30の断面形状に倣って形
成してある。また、リップ部24の両端部には、ガイド
レール30の両側の案内面30bに嵌合するアンダーカ
ット凸部24aが設けてある。
かかる形状のダストシール20が移動台10の前後に取
付られ、経時使用によって交換の必要が生じた際、固定
ボルトを抜き取った後、ダストシール20はこのリップ
部24のアンダーカット凸部24aによってガイドレー
ル30の上下左右方向からは取り外すことはできない。
この時、左右の本体21A、21Bに対して、中央部の
弾性変形部22を回動支点にして、ガイドレール30の
両側の案内面30b、30bから相対する方向へ回動さ
せる力を加える。この作用力によって、弾性変形部22
の上面22aに圧縮力が、下面22bには引張力がそれ
ぞれ働いて変形する。この弾性変形部22の変形によっ
て、左右の本体21A、21Bが下側が拡開してハ字状
になり、ダストシール20をガイドレール30のその位
置で取り外すことができる。
第3図に示すダストシール20は、本考案の第二の実施
例ともいうべき前述の実施例の変形例である。この場
合、弾性変形部22を左右対称の一対22A、22Bに
分割体としたものであり、これら左右の弾性変形部22
A、22Bの間には、本体21A、21Bと同様に金属
製のスペーサ部21Cが介装され、以上の部材が一体に
結合された構造である。中央のスペーサ部21Cの移動
台10との固定は、ボルト孔23でのボルト締めで十分
であるが、必要に応じてスペーサ部21Cにもボルト孔
が設けられる。なお、符号25は、グリース注入孔であ
る。
この第3図の変形例のように、弾性変形部22を分割型
とすると、ダストシール20の取り外し時に、左右の本
体21A、21Bに加える力が全体的に作用し易く、ハ
字状に拡開して取り外しが容易になる。
第2図および第3図の各ダストシール20を単一のガイ
ドレール30上で数台連ねて使用するような場合、以上
のような手順で複数のダストシール20をガイドレール
30上のその位置にて簡単に取り外せる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による移動台のダストシー
ルは、旋盤等の工作機械にあって、特にスライドベアリ
ング用として好適であり、経時使用により交換の必要が
生じた際に、ガイドレール上に担持された位置で、両側
一対の本体を相対方向に回動力を加えることで、中央部
の弾性変形部が変形し、門型のダストシール全体がハ字
状に拡開してガイドレールから容易に取り外すことがで
きる。
したがって、従来のように、交換に際しガイドレールの
長手方向の一方端まで交換されるダストシールをわざわ
ざ移動させて取り外す手間が省け、組立作業を短時間で
行うことが可能である。
また、従来のように一体型ではなく、本体および弾性変
形部からなる数個の部材による結合構造であるので、ガ
イドレール側との間で所要のシール性が確保される他、
ガイドレールに直接摺接する可撓性のリップ部として
も、前記各部材に内側面に沿って対応させれば良いか
ら、一体型の場合に比較して寸法精度を出し易くなると
いう設計面での利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ガイドレール上の移動台に取付られる本考案
のダストシールを含む全体の分解斜視図、第2図および
第3図は、ダストシールの実施例および変形例のそれぞ
れ正面図を示す。また、第4図(a)、(b)は一体型
ダストシールの従来例の正面図および縦断面図、第5図
は同じく従来例の分割型ダストシールの正面図を示す。 [符号の説明] 10…移動台、 20…ダストシール、 21A、21B…本体、 22(22A、22B)…弾性変形部、 24…リップ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレール上を摺動する移動台の前後に
    取付られ、ガイドレールの三方向の案内面に摺接する門
    型のダストシールにおいて、左右の本体をこれらの間の
    弾性変形部を介して一体的に結合すると共に、本体およ
    び弾性変形部のガイドレールに摺接する内側面に可撓性
    のリップ部を形成してなり、左右の本体に相対方向に力
    を加えて弾性変形部を変形させることにより、ガイドレ
    ール上の任意の位置から取り外しできるようにしたこと
    を特徴とする移動台のダストシール。
JP1988146602U 1988-11-11 1988-11-11 移動台のダストシール Expired - Lifetime JPH0625703Y2 (ja)

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JP1988146602U JPH0625703Y2 (ja) 1988-11-11 1988-11-11 移動台のダストシール

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JPH0267115U JPH0267115U (ja) 1990-05-21
JPH0625703Y2 true JPH0625703Y2 (ja) 1994-07-06

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JP3687755B2 (ja) * 1995-03-15 2005-08-24 日本精工株式会社 潤滑剤含有ポリマ潤滑リニアガイド装置
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JPH0267115U (ja) 1990-05-21

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