JPH062562Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents
化粧用コンパクト容器Info
- Publication number
- JPH062562Y2 JPH062562Y2 JP10994987U JP10994987U JPH062562Y2 JP H062562 Y2 JPH062562 Y2 JP H062562Y2 JP 10994987 U JP10994987 U JP 10994987U JP 10994987 U JP10994987 U JP 10994987U JP H062562 Y2 JPH062562 Y2 JP H062562Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- slide piece
- front wall
- pushed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は化粧用のコンパクト容器に係る。
「従来の技術」 化粧用コンパクト容器は、通常容器本体と該容器本体上
面を開閉する蓋体とを各後縁部で枢着すると共に、容器
本体前面に付設した係合部に蓋体前面から垂設したフッ
クを係合して容器本体に対する蓋体の閉塞状態が保持さ
れ、かつ容器本体および蓋体の各前面に設けた指掛け部
を上下反対方向へ押すと、上記係合部とフックとの係合
が外れて蓋体を開くことが出来るよう設けられている。
面を開閉する蓋体とを各後縁部で枢着すると共に、容器
本体前面に付設した係合部に蓋体前面から垂設したフッ
クを係合して容器本体に対する蓋体の閉塞状態が保持さ
れ、かつ容器本体および蓋体の各前面に設けた指掛け部
を上下反対方向へ押すと、上記係合部とフックとの係合
が外れて蓋体を開くことが出来るよう設けられている。
ところで上記容器本体と蓋体とは、合成樹脂材でそれぞ
れ一体成形するが、その成形に際しては高温の溶融状態
で金型内へ射出され、冷却により成品化されるため、上
記係合部とフックとの係合部分の精度が出し難く、この
ため上記係合が強くなり過ぎることが多かった。このよ
うな欠点を除くため、近時は容器本体前壁に回動子を枢
着し、該回動子の下部を後方へ押込むと該回動子の後面
から突出された押上げ板が上記蓋体から垂設されたフッ
ク等を押上げして容器本体と蓋体との係合を外すよう設
けたものが知られている。
れ一体成形するが、その成形に際しては高温の溶融状態
で金型内へ射出され、冷却により成品化されるため、上
記係合部とフックとの係合部分の精度が出し難く、この
ため上記係合が強くなり過ぎることが多かった。このよ
うな欠点を除くため、近時は容器本体前壁に回動子を枢
着し、該回動子の下部を後方へ押込むと該回動子の後面
から突出された押上げ板が上記蓋体から垂設されたフッ
ク等を押上げして容器本体と蓋体との係合を外すよう設
けたものが知られている。
「考案が解決しようとする課題」 容器本体前面に回動子を枢着させて、該回動子の下部押
込みによる回動で、回動子後面から後方へ突出する押上
げ板が、蓋体前面から垂下して容器本体前面の係合子に
係合するフックを押上げて蓋体を開放するよう設けた従
来のコンパクト容器は、回動子の上下方向中間部の左右
から突出するピンを容器本体前壁に設けた凹部の左右両
壁面に枢着させなければならないため、その容器本体周
壁の高さをあまり低くすることが出来なかった。
込みによる回動で、回動子後面から後方へ突出する押上
げ板が、蓋体前面から垂下して容器本体前面の係合子に
係合するフックを押上げて蓋体を開放するよう設けた従
来のコンパクト容器は、回動子の上下方向中間部の左右
から突出するピンを容器本体前壁に設けた凹部の左右両
壁面に枢着させなければならないため、その容器本体周
壁の高さをあまり低くすることが出来なかった。
本案は上記欠点を除去したものである。
「課題を解決するための手段」 容器本体１と蓋体２とを各後縁部で枢着させると共に、
容器本体前壁３に付設した係合条４に蓋体前部から垂下
するフック５を係合させて、蓋体閉塞状態を保持する化
粧用コンパクト容器において、上記前壁３の少くとも一
方外側部を前面切欠きの肉薄部６として、該肉薄部に穿
設したガイド孔８内へ後面から突出するガイド片10を挿
入係合させることでその切欠き内へスライドピース９を
装着させ、該スライドピース外端面９ｂを非肉薄の前壁
部側へ押込むことで該スライドピースが上昇し、かつ蓋
体前部を押上げ可能に、該スライドピースの内方側端面
ないし該端面と対向する非肉薄部側の前部端面の双方な
いし一方を、下外方から上内方へ上昇する傾斜面９ｃ，
７に形成してそれ等両端面を当接させると共に、上記ガ
イド孔８を容器前方からみて上記傾斜面と平行な長孔と
した。
容器本体前壁３に付設した係合条４に蓋体前部から垂下
するフック５を係合させて、蓋体閉塞状態を保持する化
粧用コンパクト容器において、上記前壁３の少くとも一
方外側部を前面切欠きの肉薄部６として、該肉薄部に穿
設したガイド孔８内へ後面から突出するガイド片10を挿
入係合させることでその切欠き内へスライドピース９を
装着させ、該スライドピース外端面９ｂを非肉薄の前壁
部側へ押込むことで該スライドピースが上昇し、かつ蓋
体前部を押上げ可能に、該スライドピースの内方側端面
ないし該端面と対向する非肉薄部側の前部端面の双方な
いし一方を、下外方から上内方へ上昇する傾斜面９ｃ，
７に形成してそれ等両端面を当接させると共に、上記ガ
イド孔８を容器前方からみて上記傾斜面と平行な長孔と
した。
「作用」 第２図の状態からスライドピース９を図左方へ押し込む
と、上向き傾斜面７に沿って押上げられることで第３図
のようにスライドピースは上昇し、該スライドピースが
蓋体２前部を押上げることで係合条とフック５との係合
を強制的に外して蓋体が開放される。蓋体開放後、スラ
イドピース９は自重により、或いは蓋体閉塞により押下
げられ、該蓋体閉塞によりフック５は係合条４に係合し
て蓋体閉塞状態を保つ。
と、上向き傾斜面７に沿って押上げられることで第３図
のようにスライドピースは上昇し、該スライドピースが
蓋体２前部を押上げることで係合条とフック５との係合
を強制的に外して蓋体が開放される。蓋体開放後、スラ
イドピース９は自重により、或いは蓋体閉塞により押下
げられ、該蓋体閉塞によりフック５は係合条４に係合し
て蓋体閉塞状態を保つ。
「実施例」 １は容器本体、２は蓋体で、これ等は各後縁部において
枢着させてある。
枢着させてある。
容器本体の前壁３には係合条４が付設してあり、又蓋体
前部からはフック５を垂設して該フックを係合条４に係
合させることで蓋体の閉塞状態が保持される。
前部からはフック５を垂設して該フックを係合条４に係
合させることで蓋体の閉塞状態が保持される。
容器本体前壁３の一方外側部は前面切欠きの肉薄部６と
して、該肉薄部を除く前壁肉厚部分の上記肉薄部分側端
部に下外方から上内方へ上昇する傾斜面７を設けてい
る。又上記肉薄部分には、容器本体前方側からみて、上
記傾斜面７と平行な長孔状のガイド孔８，８を穿設す
る。
して、該肉薄部を除く前壁肉厚部分の上記肉薄部分側端
部に下外方から上内方へ上昇する傾斜面７を設けてい
る。又上記肉薄部分には、容器本体前方側からみて、上
記傾斜面７と平行な長孔状のガイド孔８，８を穿設す
る。
９は、上記切欠き部分と同一形状かつ同一大きさのスラ
イドピースで、前壁肉厚部分側の端部に上記傾斜面７に
対応する傾斜面９ｃを有する。又該スライドピース後面
からは上記ガイド孔８，８内へ摺動可能に嵌合させるガ
イド片10,10を後方突設する。該ガイド片は抜出し防止
のためその後端に肉薄部分後面へ係合させる突部を付設
している。該スライドピースは、第２図が示すように傾
斜面９ｃを傾斜面７に面接触させ、かつガイド片10をガ
イド孔８内へ嵌合させることで前壁３の肉薄部へ装着さ
せる。このように形成されたスライドピース９は、第３
図が示すように外端面９ｂを内方側へ押込むことで上昇
し、蓋体２前部を押上げて係合条４に対するフック５の
係合が外れるよう設ける。
イドピースで、前壁肉厚部分側の端部に上記傾斜面７に
対応する傾斜面９ｃを有する。又該スライドピース後面
からは上記ガイド孔８，８内へ摺動可能に嵌合させるガ
イド片10,10を後方突設する。該ガイド片は抜出し防止
のためその後端に肉薄部分後面へ係合させる突部を付設
している。該スライドピースは、第２図が示すように傾
斜面９ｃを傾斜面７に面接触させ、かつガイド片10をガ
イド孔８内へ嵌合させることで前壁３の肉薄部へ装着さ
せる。このように形成されたスライドピース９は、第３
図が示すように外端面９ｂを内方側へ押込むことで上昇
し、蓋体２前部を押上げて係合条４に対するフック５の
係合が外れるよう設ける。
尚図示例において肉薄部６およびスライドピース９を、
容器本体前壁の右側方にだけ設けたが、前壁の左右両側
に設けてもよい。また傾斜面７，９ｃはその一方だけを
傾斜面として、他方はその傾斜面に接し、相対的に摺動
する突部としてもよい。
容器本体前壁の右側方にだけ設けたが、前壁の左右両側
に設けてもよい。また傾斜面７，９ｃはその一方だけを
傾斜面として、他方はその傾斜面に接し、相対的に摺動
する突部としてもよい。
「考案の効果」 本案は既述構成としたから、スライドピース９の外端面
９ｂと内方側、つまり前壁の非肉薄部側へ押込むだけで
傾斜面の係合により該スライドピース９が上昇し、蓋体
前部を押上げてフック５の係合を外すから、その閉蓋操
作が容易であると共に、そのフック５取外しのための蓋
体前部の押上げは、蓋体前壁の少くとも一方外側部に設
けた肉薄部内へスライドピース９を装着させ、該ピース
の内方側端面ないし該端面と対向する非肉薄部側の前部
端面の双方ないし一方に下外方から上内方へ上昇する傾
斜面９ｃ，７を設けて、スライドピース外端面９ｂの内
方押圧により該スライドピースが上昇して蓋体前部を押
上げるよう設けたから、その容器本体前壁の高さが低く
ても、つまり容器本体が薄くても上記フックの取外しが
容易である。
９ｂと内方側、つまり前壁の非肉薄部側へ押込むだけで
傾斜面の係合により該スライドピース９が上昇し、蓋体
前部を押上げてフック５の係合を外すから、その閉蓋操
作が容易であると共に、そのフック５取外しのための蓋
体前部の押上げは、蓋体前壁の少くとも一方外側部に設
けた肉薄部内へスライドピース９を装着させ、該ピース
の内方側端面ないし該端面と対向する非肉薄部側の前部
端面の双方ないし一方に下外方から上内方へ上昇する傾
斜面９ｃ，７を設けて、スライドピース外端面９ｂの内
方押圧により該スライドピースが上昇して蓋体前部を押
上げるよう設けたから、その容器本体前壁の高さが低く
ても、つまり容器本体が薄くても上記フックの取外しが
容易である。
第１図Ａは本案容器の分解斜視図、同図Ｂはその容器に
使用しているスライドピースを後方側からみた斜視図、
第２図は蓋体閉塞状態でのその容器の正面図、第３図は
スライドピース押込みによって容器本体に対する蓋体の
係合を外した状態でのその容器の正面図である。 １…容器本体、２…蓋体、９…スライドピース
使用しているスライドピースを後方側からみた斜視図、
第２図は蓋体閉塞状態でのその容器の正面図、第３図は
スライドピース押込みによって容器本体に対する蓋体の
係合を外した状態でのその容器の正面図である。 １…容器本体、２…蓋体、９…スライドピース
Claims (1)
- 【請求項１】容器本体１と蓋体２とを各後縁部で枢着さ
せると共に、容器本体前壁３に付設した係合条４に蓋体
前部から垂下するフック５を係合させて、蓋体閉塞状態
を保持する化粧用コンパクト容器において、上記前壁３
の少くとも一方外側部を前面切欠きの肉薄部６として、
該肉薄部に穿設したガイド孔８内へ後面から突出するガ
イド片１０を挿入係合させることでその切欠き内へスラ
イドピース９を装着させ、該スライドピース外端面９ｂ
を非肉薄の前壁部側へ押込むことで該スライドピースが
上昇し、かつ蓋体前部を押上げ可能に、該スライドピー
スの内方側端面ないし該端面と対向する非肉薄部側の前
部端面の双方ないし一方を、下外方から上内方へ上昇す
る傾斜面９ｃ，７に形成してそれ等両端面を当接させる
と共に、上記ガイド孔８を容器前方からみて上記傾斜面
と平行な長孔としたことを特徴とする化粧用コンパクト
容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10994987U JPH062562Y2 (ja) | 1987-07-17 | 1987-07-17 | 化粧用コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10994987U JPH062562Y2 (ja) | 1987-07-17 | 1987-07-17 | 化粧用コンパクト容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6414307U JPS6414307U (ja) | 1989-01-25 |
| JPH062562Y2 true JPH062562Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31346659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10994987U Expired - Lifetime JPH062562Y2 (ja) | 1987-07-17 | 1987-07-17 | 化粧用コンパクト容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062562Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-17 JP JP10994987U patent/JPH062562Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6414307U (ja) | 1989-01-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0364237U (ja) | ||
| JPH062562Y2 (ja) | 化粧用コンパクト容器 | |
| JPH0535780Y2 (ja) | ||
| JPH0535767Y2 (ja) | ||
| JPH0535776Y2 (ja) | ||
| JPH0535762Y2 (ja) | ||
| JPH0535779Y2 (ja) | ||
| JPH0355365Y2 (ja) | ||
| JPH0355366Y2 (ja) | ||
| JPH0535768Y2 (ja) | ||
| JPH0417490Y2 (ja) | ||
| JPH0535781Y2 (ja) | ||
| JPH0718325Y2 (ja) | コンパクト容器 | |
| JPH0610884Y2 (ja) | コンパクトケース | |
| JPH061044Y2 (ja) | 薄型コンパクト容器 | |
| JPH0319290Y2 (ja) | ||
| JPS6033847Y2 (ja) | 化粧用コンパクト | |
| JPH0630087Y2 (ja) | 薄型コンパクト容器 | |
| JPS5915975Y2 (ja) | はし入れ | |
| JPH0621379Y2 (ja) | 薄型コンパクト容器 | |
| JPH061045Y2 (ja) | 薄型コンパクト容器 | |
| JPS6310106Y2 (ja) | ||
| JPH0647370Y2 (ja) | 化粧料容器 | |
| JPH0733689Y2 (ja) | 化粧用コンパクト容器 | |
| JPH0112643Y2 (ja) |