JPH06255883A - コードの張力制御装置 - Google Patents

コードの張力制御装置

Info

Publication number
JPH06255883A
JPH06255883A JP4246593A JP4246593A JPH06255883A JP H06255883 A JPH06255883 A JP H06255883A JP 4246593 A JP4246593 A JP 4246593A JP 4246593 A JP4246593 A JP 4246593A JP H06255883 A JPH06255883 A JP H06255883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cord
tension
brake
electromagnetic brake
pulley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4246593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kurita
康史 栗田
Kiyoomi Tanaka
清臣 田中
Hiroshi Sakurai
宏 桜井
Shuichiro Hayashi
修一郎 林
Yasuji Yokomichi
安二 横道
Kazuya Okubo
和也 大窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
Priority to JP4246593A priority Critical patent/JPH06255883A/ja
Publication of JPH06255883A publication Critical patent/JPH06255883A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存設備にも簡単に適用できるコードの張力
制御装置の提供。 【構成】 フレーム1と、前記フレーム1に回転可能に
取付けられ且つ上記取付け時においてコードの一部が巻
付けられるブレーキプーリ2と、供給される電圧の大/
小により前記ブレーキプーリ2に相違する回転制動力を
付与する電磁式ブレーキ3と、前記フレーム1に設けら
れ且つ上記取付け時において前記ブレーキプーリ2に巻
付けられた部分よりも作業部側に近いコード部分にかか
る張力の大きさを検出する張力検出部4と、前記張力検
出部4により検出されたコードにかかる張力が、所望値
より大きい場合には電磁式ブレーキ3の回転制動力を減
少ならしめ、所望値より小さい場合には電磁式ブレーキ
3の回転制動力を増大ならしめるような大きさの電圧を
上記電磁ブレーキ3に供給する制御部5とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コード(例えば、糸
・ワイヤー等)の張力制御装置に関するものであり、前
記装置は、ベルト製造時における芯線の張力管理、織物
製造時における糸の張力管理、ワイヤー放電加工に使用
されるワイヤーの張力管理等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】芯線を有するベルトを製造する際におい
て、金型に芯線を一定張力で巻付ける装置としては、例
えば、図8に示すようなものがある。この装置は、同図
に示すように、コードCを巻付けたコードボビン90
と、前記コードボビン90に巻付けられたコードCを
繰出させるための繰出し機91と、ダンサプーリ9
2、ウエイト93、ポテンショメータ94とから成る変
位検出器と、タコジェネレータ96等より成る速度検
出器と、コードCが巻付けられる金型98と、前記
金型98を回転せしめる金型駆動装置97と、制御装
置95とから構成されており、上記速度検出器により検
出された速度信号値と、変位検出器により検出された変
位信号値とを補正信号として制御装置95を入力し、前
記制御装置95からの出力信号により前記繰出し機91
によって繰り出されるコードCの速度を調節するように
している。
【0003】しかしながら、このものでは、上記した全
ての構成が一つにまとまって装置をなすものであるか
ら、張力調整機構であるを他の既存設備に簡単
に使用することは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、既存設備にも簡単に適用できるコードの張力制御装
置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】この発明のコードの張力制
御装置は、コード供給部とこれから引張り出されている
コードを利用して各種の作業をする作業部との間に着脱
容易に取付けられる装置であって、フレーム1と、前記
フレーム1に回転可能に取付けられ且つ上記取付け時に
おいてコードの一部が巻付けられるブレーキプーリ2
と、供給される電圧の大/小により前記ブレーキプーリ
2に相違する回転制動力を付与する電磁式ブレーキ3
と、前記フレーム1に設けられ且つ上記取付け時におい
て前記ブレーキプーリ2に巻付けられた部分よりも作業
部側に近いコード部分にかかる張力の大きさを検出する
張力検出部4と、前記張力検出部4により検出されたコ
ードにかかる張力が、所望値より大きい場合には電磁式
ブレーキ3の回転制動力を減少ならしめ、所望値より小
さい場合には電磁式ブレーキ3の回転制動力を増大なら
しめるような大きさの電圧を上記電磁ブレーキ3に供給
する制御部5とを有している。
【0006】
【作用】この発明は次のように作用する。この装置をコ
ード供給部と作業部との間に取付ける際の主な作業はこ
れら相互間のコードをブレーキプーリ2に巻付けること
であり、又、取外す際の主な作業はブレーキプーリ2に
巻付けたコードを解くことであるから、装置を張力管理
する部分に対して容易に着脱できることとなって既存設
備にも簡単に適用できる。
【0007】尚、この発明の装置をコード供給部と作業
部との間に上記の如く取付けると、前記ブレーキプーリ
2に巻付けられた部分よりも作業部側に近いコード部分
にかかる張力の大きさが張力検出部4により検出され、
この張力検出部4により検出された張力と対応する大き
さの電圧が制御部5から電磁式ブレーキ3に供給され
る。前記制御部5から電磁式ブレーキ3に供給される電
圧値は、張力検出部4により検出されたコードにかかる
張力が、所望値より大きい場合には電磁式ブレーキの回
転制動力を減少ならしめ、所望値より小さい場合には電
磁式ブレーキの回転制動力を増大ならしめるような大き
さとなるから、ブレーキプーリ2と作業部との間のコー
ド部分に作用する張力は常時所望値に極めて近い張力に
補正(フィードバック)される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面に従って説明する。この実施例におけるコードの張
力制御装置は、図1や図2に示すように、フレーム1
と、前記フレーム1に回転可能に取付けられ且つ張力制
御されるコードCの一部が巻付けられるブレーキプーリ
2と、前記フレーム1に取付けられ且つブレーキプーリ
2に回転制動力を付与する電磁式ブレーキ3と、前記フ
レーム1に設けられ且つ前記ブレーキプーリ2に巻付け
られた部分よりも作業部B側に近いコードC部分にかか
る張力の大きさを検出する張力検出部4と、前記張力検
出部4により検出されたコードCにかかる張力が、所望
値より大きい場合には電磁式ブレーキ3の回転制動力を
減少ならしめ、所望値より小さい場合には電磁式ブレー
キの回転制動力を増大ならしめるような大きさの電圧を
上記電磁ブレーキ3に供給する制御部5とを有してい
る。
【0009】フレーム1は、図1に示すように、二枚の
金属板材10,11をビス止めして構成してあり、これ
ら相互間に空間Kを形成してある。ブレーキプーリ2
は、図1や図3に示すように、三本の周溝2a,2b,
2cを有した厚肉円形板状のウレタンゴムにより構成し
てあり、上記金属板材10,11を貫通する回転軸20
によってフレーム1の金属板10側に回転可能に取付け
られいる。そして、図3に示すように、上記空間K内に
おける回転軸20部分に歯付き車21を設け、ブレーキ
プーリ2が回転軸20を介して歯付き車21と一体的に
回転する構成としてある。
【0010】尚、この実施例では図1に示すように、上
記ブレーキプーリ2近傍に三個の溝がえ用プーリ61,
62,63を回転自在に取付けてあり、これら溝がえ用
プーリ61,62,63の存在により張力制御されるコ
ードCが周溝2a,2b,2cに対して図4に示す如く
巻付けられるようにしてある。電磁式ブレーキ3は公知
のものが採用されており、図3に示すように、フレーム
1の金属板10に取付けると共にこれの軸30を上記し
た空間K内に臨ませてある。そして、同図に示すよう
に、前記軸30の先端部に歯付き歯車31を設け、前記
歯付き車31が軸30と一体的に回転する構成としてあ
る。
【0011】上記した歯付き車21と歯付き車31との
間には図3に示すように、ループ状の歯付きベルトBを
張設してあり、電磁ブレーキ3に供給される電圧の大/
小によって前記ブレーキプーリ2に対して相違する回転
制動力が付与されるようにしてある。張力検出部4は、
図1や図5に示すように、金属板材11にこれから金属
板10を越えるようにして片持ち状態で取付けられてい
る起歪体40と、この起歪体40の上面部に取付けられ
ている歪ゲージ41と、前記起歪体40の先端部分に回
転自在に取付けられている検出用補助プーリ43と、金
属板材10における前記検出用補助プーリ43の両脇に
回転自在に取付けられている補助プーリ42,44とか
ら構成されている。そして、この張力検出部4では、コ
ードCにかかる張力によって発生する起歪体40への押
圧変形力を歪ゲージ41の抵抗変化として取り出し、こ
れを制御部5に入力する構成としてある。
【0012】制御部5は、図1の二点鎖線に示すよう
に、基板等を介して金属板材11に取付けられており、
上記張力検出部4により検出されたコードCにかかる張
力が、所望値より大きい場合には電磁式ブレーキ3の回
転制動力を減少ならしめ、所望値より小さい場合には電
磁式ブレーキ3の回転制動力を増大ならしめるような大
きさの電圧を上記電磁式ブレーキ3に供給するようにし
てある。
【0013】この実施例の装置は上記のような構成とし
てあり、この装置を使用する際には、コード供給部Aと
作業部Bとの間に張られた状態(コード供給部Aから作
業部Bに引張り出されて張られた状態)となっているコ
ードCに取付けるだけでよい。即ち、この装置では、図
6に示す如く作業部B近傍のコードC部分を、図2又は
図4に示す如く、溝がえ用プーリ60の溝→ブレー
キプーリ2の周溝2a→溝がえ用プーリ61の溝→
ブレーキプーリ2の周溝2b→溝がえ用プーリ62の
溝→ブレーキプーリ2の周溝2c→補助プーリ42
の溝→検出用補助プーリ43の溝→補助プーリ44
の溝の経路で挿入していくだけで取付けは完了し、この
状態において作用の欄に記載した如くコードCの張力は
フィードバック制御される。尚、装置を取外す場合に
は、上記した全てのプーリの溝からコードCを外すよう
にすればよい。
【0014】ここで、上記の構成の装置を実際に製造し
た場合における全体寸法と、精度を以下に示しておく。 一台の寸法:105mm ×235mm ×55mm 精 度:0.5 〜5Kgf の範囲で±0.02Kgf の精度 尚、上記実施例では、電磁式ブレーキ3によるブレーキ
プーリ2への回転制動力を、歯付き車21,31、歯付
きベルトB等を介して付与する構成としてあるが、これ
に限定されることなく、回転軸20と軸30とを直列に
繋いで電磁式ブレーキ3の回転制動力をブレーキプーリ
2に付与する構成を採用してもよい。
【0015】又、図7に示すように、電磁式ブレーキ
3、ブレーキプーリ2、検出用補助プーリ43、溝がえ
用プーリ63、補助プーリ45等を配置させた場合で
も、上記実施例の装置と同様の作用効果を有する。更
に、上記実施例の張力検出部4にかえて、特開昭53−
82265号に記載されたものを使用することができ
る。
【0016】
【発明の効果】この出願の発明は、上述の如くの構成を
有するものであるから、次の効果を有する。作用の欄に
記載した内容から、既存設備にも簡単に適用できるコー
ドの張力制御装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例におけるコードの張力制御装
置の斜視図。
【図2】前記張力制御装置の正面図。
【図3】前記張力制御装置の上面図。
【図4】コードが各プーリにどのようにして掛けられて
いるかを示した図。
【図5】前記張力制御装置の張力検出部の拡大斜視図。
【図6】前記張力制御装置をコードに取付けた状態を示
す図。
【図7】この発明の他の実施例のコードの張力制御装置
の正面図。
【図8】従来のコードの張力制御装置全体の概念図。
【符号の説明】
A コード供給部 B 作業部 C コード 1 フレーム 2 ブレーキプーリ 3 電磁式ブレーキ 4 張力検出部 5 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 修一郎 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株式 会社奈良工場内 (72)発明者 横道 安二 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株式 会社奈良工場内 (72)発明者 大窪 和也 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株式 会社奈良工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード供給部とこれから引張り出されて
    いるコードを利用して各種の作業をする作業部との間に
    着脱容易に取付けられる装置であって、フレーム(1)
    と、前記フレーム(1)に回転可能に取付けられ且つ上
    記取付け時においてコードの一部が巻付けられるブレー
    キプーリ(2)と、供給される電圧の大/小により前記
    ブレーキプーリ(2)に相違する回転制動力を付与する
    電磁式ブレーキ(3)と、前記フレーム(1)に設けら
    れ且つ上記取付け時において前記ブレーキプーリ(2)
    に巻付けられた部分よりも作業部側に近いコード部分に
    かかる張力の大きさを検出する張力検出部(4)と、前
    記張力検出部(4)により検出されたコードにかかる張
    力が、所望値より大きい場合には電磁式ブレーキ(3)
    の回転制動力を減少ならしめ、所望値より小さい場合に
    は電磁式ブレーキ(3)の回転制動力を増大ならしめる
    ような大きさの電圧を上記電磁ブレーキ(3)に供給す
    る制御部(5)とを有していることを特徴とするコード
    の張力制御装置。
JP4246593A 1993-03-03 1993-03-03 コードの張力制御装置 Pending JPH06255883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4246593A JPH06255883A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 コードの張力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4246593A JPH06255883A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 コードの張力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06255883A true JPH06255883A (ja) 1994-09-13

Family

ID=12636827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4246593A Pending JPH06255883A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 コードの張力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06255883A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997027137A1 (fr) * 1996-01-23 1997-07-31 Nitta Corporation Mecanisme tendeur pour corde ou similaire

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997027137A1 (fr) * 1996-01-23 1997-07-31 Nitta Corporation Mecanisme tendeur pour corde ou similaire
US6042040A (en) * 1996-01-23 2000-03-28 Nitta Corporation Tension adjusting mechanism for cord or the like

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003214258A1 (en) Method and device for the constant-tension feed and take-up of a yarn fed to a textile machine
JP3826780B2 (ja) 長手物体の巻き替え装置
WO2016117140A1 (ja) ワイヤ電極供給装置及びワイヤ電極供給方法
JPS6239127A (ja) ワイヤ放電加工機のワイヤ送り出し装置
JPH06255883A (ja) コードの張力制御装置
JP2616110B2 (ja) ワイヤ放電加工装置
JPH0824939A (ja) 連続伸線機
KR100496447B1 (ko) 장력제어수단을 구비한 꼬인 케이블 제조장치
JPH0655359A (ja) ワイヤ放電加工機のワイヤ電極送り方法および装置
JPS63300823A (ja) ワイヤ張力付与装置
JP2001328766A (ja) 張力制御装置
EP0744483A3 (en) Device for feeding a thread, particularly an elastic thread, for knitting machines, hosiery knitting machines, or the like
JP2687023B2 (ja) 研摩テープを使用した平面研摩装置における研摩テープの巻出・巻取装置
JP3292687B2 (ja) 張力制御装置
JP3522868B2 (ja) 巻取り・巻戻し制御装置
JP4121059B2 (ja) 微細ワイヤ供給装置
JPH0760552A (ja) ワイヤ放電加工装置
JPH09226996A (ja) 張力制御機構を備えた巻取装置
JPH0211418Y2 (ja)
JPH012978A (ja) 巻線機
JPS59102765A (ja) 線材巻取装置
KR850000538Y1 (ko) 브레이크가 달린 스트립 수대
JP2000005473A (ja) 伸縮テープ用フィーダー
JPH0657100U (ja) 巻線機の速度制御装置
JP2841635B2 (ja) 線条体繰出し装置