JPH06255487A - 金属検知装置 - Google Patents

金属検知装置

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JPH06255487A
JPH06255487A JP6755993A JP6755993A JPH06255487A JP H06255487 A JPH06255487 A JP H06255487A JP 6755993 A JP6755993 A JP 6755993A JP 6755993 A JP6755993 A JP 6755993A JP H06255487 A JPH06255487 A JP H06255487A
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JP
Japan
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level
detection
reception
detector
metal
Prior art date
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JP6755993A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kato
雅一 加藤
Koichi Yomogihara
弘一 蓬原
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】励振源を必要とせず、一の放送局に事故や故障
があって、放送波が受信できない場合も、検知機能を維
持することができ、放送局の事故等の検知及び通報に用
いる得る金属検知装置を提供する。 【構成】検知アンテナ1は放送波Rを受信すると共に、
金属性物体Mによる遮蔽を受けたとき放送波Rの受信レ
ベルが変化する。受信回路2は検知アンテナ1から入力
された受信信号のレベルに基づいて金属性物体Mの有無
を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属検知装置に関す
る。本願発明に係る金属検知装置は、例えば道路や空港
誘導路上等を走行する車両もしくは航空機等の金属性移
動体の検知に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁誘導事象を用いて道路等を走
行する金属性移動体を検出する検知装置としては、例え
ば路面にループコイルを埋設し、路上を走行する金属性
移動体による自己インダクタンスの変化を検出する検知
装置や、路面に送信コイルと受信コイルを埋設して路上
を走行する金属性移動体による相互インダクタンスの変
化を検出する金属検知装置がよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上述の検知装置
はいずれもコイルを励振するための励振源が必要であっ
た。即ち、自己インダクタンスの変化を検出するタイプ
では予めコイルに高周波電流を通電しておき、金属物体
接近に伴う高周波電流の変化として信号を抽出してお
り、コイル励振電源を必要とした。また、相互インダク
タンスの変化を検出するタイプでは送信コイルを励振す
るための電源を必要とした。これらは、設備の大型化や
コスト高を招くほか、励振源の故障等に対する対応策を
考慮しなければならない。
【0004】そこで、本発明の第1の課題は、励振源を
必要としない金属検知装置を提供することである。
【0005】本発明の第2の課題は、一の放送局に事故
や故障があって、放送波が受信できない場合も、検知機
能を維持し得る金属検知装置を提供することである。
【0006】本発明の第3の課題は、放送局の事故等の
検知及び通報に用いる得る金属検知装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した第1の課題解決
のため、本発明は、検知アンテナと、受信回路とを含
み、金属性物体を検知する金属検知装置であって、前記
検知アンテナは、放送波を受信すると共に、前記金属性
物体による遮蔽を受けたとき前記放送波の受信レベルが
変化するものであり、前記受信回路は、前記検知アンテ
ナから入力された受信信号のレベルに基づいて前記金属
性物体の有無を判定する。
【0008】第2及び第3の課題解決のため、本発明
は、上記構成において、検知アンテナ及び受信回路の組
は、複数組備えられ、少なくとも2つの組は周波数の異
なる放送波を受信する。
【0009】
【作用】検知アンテナは、放送波を受信すると共に、被
検知物体である金属性物体による遮蔽を受けたとき放送
波の受信レベルが変化し、受信回路は検知アンテナから
入力された受信信号のレベルに基づいて金属性物体の有
無を判定するから、商用放送波の受信レベル変化に基づ
いて、金属性物体を検知することができる。このため、
検知アンテナを励振する電源等の励振源を有することな
く、金属性物体の検出を行なうことが可能になる。
【0010】また、検知アンテナ及び受信回路の組は、
複数組備えられ、少なくとも2つの組は周波数の異なる
放送波を受信する構成を取ることにより、一の放送局に
事故があって放送波が受信できない場合も、他方の放送
局の放送波を受信することによって検知機能を維持でき
る。
【0011】一の放送局の放送波が受信できないにもか
かわらず、他方の放送局の放送波が受信されている場合
は、一の放送局に事故等の故障が生じている可能性があ
るから、その旨の検知及び通報を行なう。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る金属検知装置のブロック
図である。図において、1は検知アンテナ、2は受信回
路、Mは金属性物体である。
【0013】検知アンテナ1は、放送波Rを受信すると
共に、金属性物体Mによる遮蔽を受けて放送波Rの受信
レベルが変化する。検知アンテナ1は例えば検知コイル
等によって構成できる。検知アンテナ1の態様は用途に
応じて変化する。金属性物体Mが車両や誘導路等の地上
を走行する航空機等の移動体である場合は、検知アンテ
ナ1は走行路または走行路付近に設置される。所定位置
に設置されている金属性物体Mを検知する場合は、検知
アンテナ1は携帯式とすることもできる。放送波Rはラ
ジオ放送局またはテレビ放送局等から放送された電波で
ある。その内でも、振幅変調を受けないFM波が最も好
ましい。
【0014】受信回路2は、検知アンテナ1から入力さ
れた受信信号のレベルに基づいて金属性物体Mの有無を
判定する。このような受信回路2は容易に実現できる。
【0015】上記の構成において、金属性物体Mが検知
アンテナ1から離れている図1のような状態では、検知
アンテナ1は放送波Rを受信する。このとき、受信回路
2は検知アンテナ1から入力された受信信号のレベルに
基づいて、「金属性物体無し」と判定し、その判定出力
を生じる。
【0016】図2に示すように、金属性物体Mが検知ア
ンテナ1に近づく矢印Xの方向に相対的に移動した場
合、検知アンテナ1は金属性物体Mによる電磁的な遮蔽
を受ける。このため、検知アンテナ1における放送波R
の受信レベルが変化する。このとき、受信回路2は検知
アンテナ1から入力された受信信号のレベルに基づいて
「金属性物体有り」と判定し、その信号を出力する。こ
のように、商用放送波Rの受信レベル変化に基づいて、
金属性物体Mを検知することができる。このため、検知
アンテナ1を励振する電源等の励振源を有することな
く、金属性物体Mを検出することが可能になる。
【0017】図3は本発明に係る金属検知装置を移動体
検知に用いた場合の例を示している。金属性物体Mは地
上Sに設定された走行路を移動する移動体である。以
下、この実施例では、金属性物体Mを移動体と称して説
明する。移動体Mには道路を走行する車両または誘導路
を走行する航空機もしく車両等が含まれる。
【0018】検知アンテナ1は放送波Rの受信レベルが
移動体Mの走行位置に応じて変化する位置に設けられて
いる。一般には、移動体Mの移動障害とならないよう
に、走行路またはその付近の地中に埋設するのが望まし
い。
【0019】移動体Mが検知アンテナ1から離れて走行
している状態では、検知アンテナ1は放送波Rを受信す
る。このとき、受信回路2は検知アンテナ1から入力さ
れた受信信号のレベルに基づいて、移動体無しと判定
し、その判定出力を生じる。
【0020】図3において、破線によって示す如く、移
動体Mが検知アンテナ1に近づく矢印Xの方向に相対的
に移動した場合、検知アンテナ1は移動体Mによる電磁
的な遮蔽を受ける。このため、検知アンテナ1における
放送波Rの受信レベルが変化する。このとき、受信回路
2は検知アンテナ1から入力された受信信号のレベルに
基づいて移動体有りと判定し、その信号を出力する。こ
のように、商用放送波Rの受信レベル変化に基づいて、
移動体Mを検知することができる。このため、検知アン
テナ1を励振する電源を有することなく、移動体Mを検
出することが可能になる。
【0021】図4は本発明に係る金属検知装置の別の実
施例を示すブロック図である。検知アンテナ1及び受信
回路2の組A1〜Anは複数n組備えられ、少なくとも
2つの組は周波数の異なる放送波を受信する。
【0022】上述のように、検知アンテナ1及び受信回
路2の組A1〜Anは、複数n組備えられ、少なくとも
2つの組は周波数の異なる放送波を受信する構成となっ
ているから、一の放送局に事故があって放送波が受信で
きない場合も、他方の放送局の放送波を受信することに
よって検知機能を維持できる。更に、一の放送局の放送
波が受信できないにも関わらず、他方の放送局の放送波
が受信されている場合は、一の放送局に事故等の故障が
生じている可能性があるから、その旨の検知及び通報を
行なうことができる。参照符号3は、一の放送局に事故
等の故障が生じている可能性があることを検知し、通報
する判定部である。
【0023】図5は図4に示した本発明に係る金属検知
装置の更に具体的な構成を示している。受信回路2は、
増幅回路21と、包絡線検波器22と、第1のレベル検
定器23と、第2のレベル検定器24とを含んでいる。
増幅回路21が検知アンテナ1の受信信号を増幅する。
包絡線検波器22が増幅器21の出力信号を包絡線検波
する。第1のレベル検定器23は包絡線検波器22の出
力信号のレベル検定を行なう。第2のレベル検定器24
が第1のレベル検定器23のしきい値より低いしきい値
をもつ。
【0024】検知アンテナ1が金属性物体Mによる遮蔽
作用を受けていないときは、放送波は増幅器21で増幅
され、包絡線検波器22で整流平滑される。検知アンテ
ナ1が遮蔽作用を受けない場合、包絡線検波器22の出
力レベルは高レベルにあるので、第1のレベル検定器2
3および第2のレベル検定器24はいずれも高レベルの
出力レベルを生成している。
【0025】次に、検知アンテナ1が金属性物体Mの遮
蔽作用を受けると、検知アンテナ1の受信レベルが低下
し、包絡線検波器22の出力レベルも低下するので、第
1のレベル検定器23の出力信号は低レベルとなる。し
かし、第2のレベル検定器24のしきい値は低いので、
第2のレベル検定器24は高レベルの出力信号を維持す
る。
【0026】従って、第1のレベル検定器23及び第2
のレベル検定器24の出力信号の論理により、金属性物
体Mの有無を検知することができる。
【0027】万一、放送局に事故があって検知アンテナ
1のいずれかが受信できない場合は、対応する包絡線検
波器22のいずれかが著しくレベル低下し、対応する第
2のレベル検定器24の出力信号は低レベルとなる。従
って、第2のレベル検定器24の出力が低レベルになっ
たことを検知することにより、放送局の一つに故障があ
ったことを検知することができる。このとき、第1のレ
ベル検定器23の出力論理を参照することができる。
【0028】図6は第1のレベル検定器23の出力論理
を判定する判定回路31であり、ORゲートとして表現
されている。判定回路31は第1のレベル検定器23の
出力信号a1〜anの全てが低レベルであるとき、論理
値0の出力信号を生じる。
【0029】図7は第2のレベル検定器24の出力論理
を判定する判定回路32であり、ORゲートとして表現
されている。判定回路32は第2のレベル検定器24の
出力信号b1〜bnの全てが低レベルであるとき、論理
値0の出力信号を生じる。
【0030】図8は本発明に係る金属検知装置の別の実
施例を示すブロック図である。図において、複数nの検
知系B1〜Bnが移動体Mの走行方向に沿って間隔を隔
てて配置されている。検知系B1〜Bnのそれぞれは、
複数組の検知アンテナ及び受信回路の組合せを含んでい
る。図示は検知系B1〜Bnのそれぞれが2組の検知ア
ンテナ及び受信回路の組合せを含む場合を図示してい
る。各検知系B1〜Bnの受信回路2は、増幅器21
1、212、包絡線検波器221、222及びレベル検
定器231、232を有している。
【0031】金属性物体MがX方向に移動すれば、検知
アンテナ(111、121)、(112、122)、・
・・・・(11n、12n)の順で受信レベルが低下す
る。このため、各検知系B1〜Bnno出力信号(a1
1、a12)〜(an1、an2)が体レベルになり、
金属性物体Mが検知される。
【0032】図9は図8に図示されたレベル検定器23
1の出力a11〜an1の論理判断をする判定回路33
を図示している。判定回路33はORゲートとして表現
されている。
【0033】図10は図8に図示されたレベル検定器2
32の出力a12〜an2の論理判断をする判定回路3
4を図示している。判定回路34はORゲートとして表
現されている。
【0034】図8〜図10において、万一、2つの放送
局のいずれかに事故があって受信できない場合、故障し
た放送局の放送波を受信する各々のレベル検定器231
もしくは232の出力信号a11〜an1またはa12
〜an2のすべてが低レベルとなるから、判定回路3
3、34の出力が低レベル(論理値0)となる。これに
より、放送局の故障を検知し、通報することができる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)励振源を必要としない金属検知装置を提供するこ
とができる。 (b)一の放送局に事故があって放送波が受信できない
場合も、他方の放送局の放送波を受信することによって
検知機能を維持し得る金属検知装置を提供できる。 (c)放送局の事故等の検知及び通報に用いる得る金属
検知装置を提供することことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属検知装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明に係る金属検知装置の検知動作を説明す
るブロック図である。
【図3】本発明に係る金属検知装置を移動体検知に用い
た例を示す図である。
【図4】本発明に係る金属検知装置の別の実施例を示す
ブロック図である。
【図5】図4に示した本発明に係る金属検知装置の更に
具体的な構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示した金属検知装置と組合され、第1の
レベル検定器の出力を判定する判定回路を示す図であ
る。
【図7】図5に示した金属検知装置と組合され、第2の
レベル検定器の出力を判定する判定回路を示す図であ
る。
【図8】本発明に係る金属検知装置の別の実施例を示す
ブロック図である。
【図9】図8に図示された金属検知装置と組合せて用い
られる判定回路を示す図である。
【図10】図8に図示された金属検知装置と組合せて用
いられる判定回路を示す図である。
【符号の説明】
1 検知アンテナ 2 受信回路 R 放送波 M 金属性物体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知アンテナと、受信回路とを含み、金
    属性物体を検知する金属検知装置であって、 前記検知アンテナは、放送波を受信すると共に、前記金
    属性物体による遮蔽を受けたとき前記放送波の受信レベ
    ルが変化するものであり、 前記受信回路は、前記検知アンテナから入力された受信
    信号のレベルに基づいて前記金属性物体の有無を判定す
    る金属検知装置。
  2. 【請求項2】 前記金属性物体は、地上に設定された走
    行路上を移動する移動体である請求項1に記載の金属検
    知装置。
  3. 【請求項3】 前記検知アンテナは、前記放送波の受信
    レベルが前記移動体の走行位置に応じて変化する位置に
    設けられている請求項2に記載の金属検知装置。
  4. 【請求項4】 前記検知アンテナ及び前記受信回路の組
    は、複数組備えられ、少なくとも2つの組は周波数の異
    なる放送波を受信する請求項1、2または3に記載の金
    属検知装置。
  5. 【請求項5】 前記受信回路は、増幅回路と、包絡線検
    波器と、第1のレベル検定器と、第2のレベル検定器と
    を含み、前記増幅回路が前記検知アンテナの受信信号を
    増幅し、前記包絡線検波器が前記増幅器の出力信号を包
    絡線検波し、前記第1のレベル検定器が前記包絡線検波
    器の出力信号のレベル検定を行ない、前記第2のレベル
    検定器が前記第1のレベル検定器のしきい値より低いし
    きい値をもつ請求項1、2、3または4に記載の金属検
    知装置。
  6. 【請求項6】 前記受信回路のそれぞれは、増幅回路
    と、包絡線検波器と、レベル検定器とを有し、前記増幅
    回路が前記検知アンテナの受信信号を増幅し、前記包絡
    線検波器が前記増幅器の出力信号を包絡線検波し、前記
    レベル検定器が前記包絡線検波器の出力信号のレベル検
    定を行なう請求項4に記載の金属検知装置。
  7. 【請求項7】 ゲート回路を含み、前記ゲート回路は、
    前記受信回路のそれぞれに含まれる前記レベル検定器の
    出力信号がすべて金属有りを示すときに放送波無しの出
    力を生じる請求項6に記載の金属検知装置。
JP6755993A 1993-03-03 1993-03-03 金属検知装置 Pending JPH06255487A (ja)

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