JPH0625543A - タンパク質を含む液体の吸収用ポリマー組成物 - Google Patents

タンパク質を含む液体の吸収用ポリマー組成物

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JPH0625543A
JPH0625543A JP3101478A JP10147891A JPH0625543A JP H0625543 A JPH0625543 A JP H0625543A JP 3101478 A JP3101478 A JP 3101478A JP 10147891 A JP10147891 A JP 10147891A JP H0625543 A JPH0625543 A JP H0625543A
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blood
carboxyl groups
neutralized
pendant
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JP3101478A
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Sandra M Yarbrough
マリー ヤーブルー サンドラ
Ramakant T Shet
テュカラム シェト ラマカント
Ronald S Harland
スコット ハーランド ロナルド
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Kimberly Clark Corp
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    • A61L15/60Liquid-swellable gel-forming materials, e.g. super-absorbents

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血液の如きタンパク質を含む液体を吸収する
のに特に適し、且つ改良された初期の吸収速度を有し、
女性用ナプキン、包帯等の如き製品に使用するのに特に
適した吸収体ポリマー組成物を提供することにある。 【構成】ペンダント中和カルボキシル基対ペンダントカ
ルボキシル基の比が約1:9〜約9:11の範囲内であ
り、反復単位の少なくとも約20モル%がペンダント中和
カルボキシル基またはペンダントカルボキシル基を含
み、且つペンダント中和カルボキシル基の少なくとも約
50%がカリウムまたはリチウム塩基で中和されているこ
とを特徴とする反復単位を有し、ペンダント中和カルボ
キシル基及びペンダントカルボキシル基を含む血液膨潤
性の、一般に血液不溶性のポリマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液及び月経の如き溶
解または懸濁されたタンパク質を含む液体を吸収するの
に特に適するポリマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】水膨潤性の、一般に水不溶性のポリマー
材料は当業者に知られている。おむつ、女性用ナプキ
ン、成人失禁製品等の如き身辺保護製品に於けるこのよ
うな材料の使用が同様に公知である。一般に、このよう
な水膨潤性の、一般に水不溶性のポリマー材料は広範囲
の操作条件にわたって多種の材料から形成し得ると記載
されている。このようなポリマー材料の多くは、尿及び
血液のようなタンパク質を含む液体の両方を吸収するよ
うに設計された身辺保護製品に使用するのに適すると記
載されている。それにもかかわらず、幾つかの文献は、
特定の型の体液を吸収するのに特によく適すると言われ
る材料または製品を記載している。
【0003】フランス特許第2,602,985 号明細書(1988
年、2月26日に公開) は血液またはタンパク質を含む液
体の吸収に適用される吸収ポリマーに関する。記載され
た吸収ポリマーは顕著な酸特性を有し、50〜95モル%の
ビニルまたはアクリル酸からなる。50〜95モル%の酸を
有するポリマーに関する言及は、100 %の酸モノマーか
ら形成されたポリマーが5〜50モル%中和されているこ
とを意味する。例えば、アクリル酸のホモポリマーが形
成され、5〜50%中和され、こうして酸特性を有し、50
〜95モル%のアクリル酸からなるポリマーを得ることが
できる。記載された吸収ポリマーは血液を吸収するのに
特に良く適すると言われている。
【0004】ケメリル(Chmelir)に1987年9月15日に発
行された米国特許第4,693,713 号明細書は、血液及び漿
液の吸収剤に関する。水膨潤性の、一般に水不溶性の合
成または天然のポリマーの粒子及び常温で注入し得る粉
末の形態の無機または有機の水溶性化合物の混合物が記
載されている。注入し得る粉末は、粒子の塊中の血液の
毛管流を加速し得ると言われている。それ故、混合物は
血液及び漿液の吸収に特に適すると言われている。
【0005】米国特許第4,055,184 号明細書(1977 年、
10月25日に発行) は、酸形態の加水分解澱粉/ポリアク
リロニトリルグラフトコポリマー及び無毒性の水溶性の
塩基性材料の微細混合物を含む吸収パッドに関する。塩
基性材料の存在はパッドの液体吸収能力を高めると記載
されている。こうして、その組成物または構造がそれら
の血液または尿の吸収を改良するように特別に仕立てら
れている或種のポリマー組成物または構造が知られてい
ることがわかる。特に血液吸収ポリマー組成物に関する
従来技術文献は、それ自体が前記のポリマーの固有の吸
収速度を改良するという事柄に関するものではなかっ
た。更に、既知文献は特別な血液吸収ポリマー組成物か
ら最大の能力を得る方法を記載していなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】血液の如きタンパク質
を含む液体を吸収するのに特に適し、且つ改良された初
期の吸収速度を有し、こうしてそれを女性用ナプキン、
包帯等の如き製品に使用するのに特に良く適するものに
する吸収体ポリマー組成物を提供することが所望され
る。更に、血液、月経及びポリペプチド溶液の如きタン
パク質を含む液体の吸収のために改良された平衡容量を
有するタンパク質を含む液体を吸収するのに特に適した
吸収体ポリマー組成物を提供することが所望される。
【0007】更に、タンパク質を含む液体を吸収するの
に特に適し、且つ改良された初期の吸収速度または血液
の吸収のために改良された平衡容量を有する吸収体ポリ
マーを含む、女性用ナプキンの如き、吸収体身辺保護製
品を提供することが所望される。
【0008】
【課題を解決するための手段】これらの目的及びその他
の関連する目的は、反復単位を有し、ペンダント中和カ
ルボキシル基(塩)及びペンダントカルボキシル基を含
む血液膨潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組成物で
達成される。そのポリマー組成物は、ペンダント中和カ
ルボキシル基対ペンダントカルボキシル基の比が約1:
9〜約9:11の範囲内であり、反復単位の少なくとも約
20モル%がペンダント中和カルボキシル基またはペンダ
ントカルボキシル基を含み、且つペンダント中和カルボ
キシル基の少なくとも約50%がカリウムまたはリチウム
塩基で中和されていることを特徴とする。更に、そのポ
リマー組成物は、それが同じ組成を有するが約1:9〜
約9:11の範囲外のペンダント中和カルボキシル基対ペ
ンダントカルボキシル基の比を有する血液膨潤性の、一
般に血液不溶性のポリマー組成物、またはペンダント中
和カルボキシル基の少なくとも約50%がナトリウム塩基
で中和されている血液膨潤性の、一般に血液不溶性のポ
リマー組成物に較べて改良された6分のウシ血液吸収能
力または60分のウシ血液吸収能力を有することを特徴と
する。
【0009】好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は血液膨潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組
成物に関する。本明細書に使用されるように、組成物
は、それがポリマー1g当たり少なくとも約10gの血液
を吸収し得る場合、及びそれが血液に実質的に不溶性で
ある場合に血液膨潤性であり、一般に血液不溶性である
と考えられる。本明細書に使用されるように、血液に関
する言及は、全血100 ml当たり30mlの赤血球の赤血球容
積を有し、且つ血液1ガロン当たりシュウ酸アンモニウ
ム4.8g、シュウ酸カリウム3.2g、及び0.9 重量%の塩化
ナトリウム水溶液150 mlを含むウシ血液を云う。本明細
書の言及は血液に関してなされているが、広い意味で本
発明は溶解または懸濁されたポリペプチド( 例えば、タ
ンパク質)を含む液体を吸収し得るポリマー組成物に関
することが理解されるべきである。
【0010】本件出願人は、ペンダント中和カルボキシ
ル基及びペンダントカルボキシル基を含む或種のポリマ
ー組成物の血液吸収速度及び能力が少なくとも三つの変
数により影響され得ることを発見した。このようなポリ
マー組成物の血液吸収性に影響すると本件出願人により
見出された三つの変数は、(1) ポリマー組成物の相対的
な親水性;(2) ポリマー組成物の相対的な酸性度(カル
ボキシル基の濃度);及び(3) カルボキシル基を中和す
るのに使用される塩基(対イオン)である。
【0011】本発明の血液膨潤性の、一般に血液不溶性
のポリマー組成物は反復単位を有する。ポリマー組成物
はペンダント中和カルボキシル基(塩)及びペンダント
カルボキシル基を含む。ポリマー組成物は、ペンダント
中和カルボキシル基対ペンダントカルボキシル基の比が
約1:9〜約9:11の範囲内であることを特徴とする。
更に、ポリマー組成物は、反復単位の少なくとも約20モ
ル%がペンダント中和カルボキシル基またはペンダント
カルボキシル基を含み、且つペンダント中和カルボキシ
ル基の少なくとも約50%がカリウムまたはリチウム塩基
で中和されていることを特徴とする。このようなポリマ
ー組成物は、同じ組成を有するが約1:9〜約9:11の
範囲外のペンダント中和カルボキシル基対ペンダントカ
ルボキシル基の比を有する血液膨潤性の、一般に血液不
溶性のポリマー組成物、または中和カルボキシル基の少
なくとも約50%がナトリウム塩基で中和されている血液
膨潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組成物に較べて
改良された6分のウシ血液吸収能力または改良された60
分のウシ血液吸収能力を有する。
【0012】一つの特徴に於いて、本件出願人は、速い
血液吸収速度(6分のウシ血液吸収能力により反映され
るような)または高い血液吸収能力(60分のウシ血液吸
収能力により反映されるような)を有するポリマー組成
物がカリウムまたはリチウム塩基を使用して中和される
カルボキシル基を中和することと組み合わせて一般に酸
性のポリマー(約1:9〜約9:11の中和カルボキシル
基対カルボキシル基の比)を与えることにより得られる
ことを発見した。
【0013】本発明に使用するのに適したポリマーの例
は、ポリ(カルボン酸)、ポリ(カルボン酸無水物)、
カルボン酸またはカルボン酸無水物のコポリマー、及び
天然ポリマーの誘導体(例えばカルボキシメチルセルロ
ース、カルボキシメチル澱粉)等のような反復単位を有
する血液膨潤性の、一般に血液不溶性の合成ポリマーで
ある。 本発明のポリマー組成物は反復単位を含む。前
記の反復単位の少なくとも約20モル%、望ましくは少な
くとも約50モル%、好ましくは少なくとも約90モル%、
最も好ましくは少なくとも約99モル%は、ペンダント中
和カルボキシル基またはペンダントカルボキシル基を含
む。当業者は、反復単位に関する言及がポリマーの主鎖
を構成する反復部分を云うことを認める。”ペンダン
ト”は主鎖に結合されているが主鎖の一部ではない部分
を表す。
【0014】本発明のポリマー組成物は架橋されること
が望ましい。ポリマー組成物が合成ポリマーである場
合、当業者は、この架橋が架橋剤をポリマーが形成され
るモノマー混合物に含めることにより導入し得ることを
認める。ポリマー組成物がカルボキシメチルセルロース
の如き天然ポリマーの誘導体である場合、当業者は所望
の程度の架橋を導入する好適な手段、例えば、熱により
触媒される架橋を認めている。
【0015】本発明の合成ポリマーを生成するのに使用
するのに好適な架橋剤は、制限がなく、カルボキシル基
含有モノマーと共重合し得る二つ以上のエチレン性基を
有する有機化合物を含む。好適な架橋剤の例は、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリメチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトールのジアクリレートまたはジ
メタクリレート;トリメチロールプロパン及びペンタエ
リスリトールのトリアクリレートまたはトリメタクリレ
ート;ペンタエリスリトールのテトラアリレートまたは
テトラメタクリレート;N,N’−メチレン−ビス−ア
クリルアミド;N,N’−メチレン−ビス−メタクリル
アミド;トリアリルイソシアヌレート等を含む。その他
の好適な架橋剤は、銅、カルシウム、アルミニウム、等
の2価、3価、及び多価のカチオンの如き多価カチオン
またはポリカチオン;並びにデラウェア州、ウィルミン
トンにあるハーキュレス社から商品名キメン(Kymene)
557(H)として市販されるようなアジピン酸ジエチレント
リアミンポリアミドエピクロロヒドリン樹脂の如きポリ
カチオンを含む。
【0016】架橋剤は、所望の程度の架橋を生じるのに
充分な量でポリマー組成物中に存在する。一般に、架橋
剤は、ポリマー組成物の約0.01〜約10.0モル%、好まし
くは約0.1 〜約2.0 モル%の量で存在する。本発明のポ
リマー組成物の生成方法は、当業者に知られており、本
発明に使用するのに適する。例えば、ポリマー組成物は
カルボキシル基含有モノマーを含むモノマー混合物から
生成でき、またはカルボキシル基を含まないポリマーの
変性により生成し得る。また、ポリマー組成物は澱粉ま
たはセルロースの如き天然産ポリマーの誘導体であり得
る。
【0017】本発明のポリマー組成物は、約1:9〜約
9:11の範囲内、好ましくは約1:3〜約9:11の範囲
内のペンダント中和カルボキシル基対ペンダントカルボ
キシル基の比を有することを特徴とする。中和カルボキ
シル基の少なくとも50%、好ましくは少なくとも約80
%、最も好ましくは少なくとも約95%がカリウムまたは
リチウム塩基( 対イオン) で中和されている。
【0018】更に、本発明のポリマー組成物は、それら
が同じ組成を有するが約1:9〜約9:11の範囲外のペ
ンダント中和カルボキシル基対ペンダントカルボキシル
基の比を有するポリマー組成物、または中和カルボキシ
ル基の少なくとも約50%がナトリウム塩基で中和されて
いるポリマー組成物に較べて改良される6分のウシ血液
吸収能力または60分のウシ血液吸収能力(実施例に関し
て後述されるように測定される)を有することを特徴と
する。6分のウシ血液吸収能力及び60分のウシ血液吸収
能力の両方が改良されることが好ましい。本願の目的の
ため、本発明の組成物の6分または60分のウシ血液吸収
能力は、その能力がそれらが比較される組成物の能力よ
りも少なくとも約10%、好ましくは少なくとも約25%大
きい場合に改良されると考えられる。
【0019】本明細書に使用されるように、本発明のポ
リマー組成物と、同じ組成を有するが約1:9〜約9:
11の範囲外の中和カルボキシル基対カルボキシル基の比
を有するポリマー組成物、またはペンダント中和カルボ
キシル基の少なくとも約50%がナトリウム塩基で中和さ
れているポリマー組成物との比較に関する言及は、二つ
の異なるポリマー組成物がウシ血液の同じ試料(この試
料は実施例に関して後述されるように調製される)中で
試験される場合の比較を云う。
【0020】本発明のポリマー組成物は、ポリマー組成
物1g当たり少なくとも約14g、好ましくは少なくとも
約20g(g/g)の6分のウシ血液吸収能力(実施例に関し
て後述されるように測定される)及び少なくとも約40g/
g 、好ましくは少なくとも約50g/g の60分のウシ血液吸
収能力(実施例に関して後述されるように測定される)
を有することが好ましい。
【0021】一つの好ましい実施態様に於いて、本発明
の血液膨潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組成物は
架橋され、少なくとも約20モル%の重合されたカルボキ
シル基含有モノマー及び架橋剤を含む。本発明のこの実
施態様に使用するのに適したカルボキシル基含有モノマ
ー(関連する塩モノマーを含む)の例は、オレフィン性
不飽和酸及び少なくとも一つの炭素−炭素オレフィン性
二重結合を含む酸無水物である。好適なオレフィン性不
飽和酸モノマー及び酸無水物モノマーは、制限がなく、
アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸及びこれらの混合物を含む。
【0022】上記の一種以上の重合されたカルボキシル
基含有モノマーに加えて、本発明のこの好ましい実施態
様の組成物は、重合されたカルボキシル基を含まないモ
ノマーを含んでもよい。本発明のポリマー組成物を生成
するのに同様に使用し得るカルボキシル基を含まないモ
ノマーの例は、例えば、上記のカルボキシル基含有モノ
マーの水溶性エステルまたは水分散性エステルである。
好適なモノマーは、制限がなく、カルボン酸またはスル
ホン酸のエステル含有モノマー、ヒドロキシル基含有モ
ノマー、アミド基含有モノマー、ニトリル基含有モノマ
ー及び4級アンモニウム塩基含有モノマーを含む。
【0023】本発明のこの好ましい実施態様に使用する
のに好ましいカルボキシル基含有モノマーはアクリル酸
及びメタクリル酸からなる群から選ばれる。上記の本発
明の好ましい実施態様に於いて、ポリマー組成物は少な
くとも約50モル%、好ましくは少なくとも約90モル%、
最も好ましくは少なくとも約99モル%のカルボキシル基
含有モノマーから形成される。カルボキシル基含有モノ
マーはアクリル酸及びメタクリル酸からなる群から選ば
れることが好ましい。
【0024】カルボキシル基含有モノマーが水溶性であ
る場合、カルボキシル基含有モノマーは、モノマー濃度
がモノマー含有水溶液の合計重量を基準として約5〜約
70重量%であるように水に溶解されることが好適であ
る。その後、このモノマー含有溶液に、架橋剤及び(架
橋剤が水不溶性である場合には)当業者に知られている
好適な分散剤が添加される。次いで溶液が攪拌され、開
始剤が添加される。好適な添加剤は当業者に知られてお
り、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫
酸アンモニウム、及びその他の過硫酸のアルカリ金属塩
の如き水溶性の過酸化物及び水溶性のアゾ化合物、並び
にレドックス型開始剤からなる群から選ばれる。
【0025】その溶液の重合は、開始剤を含む混合物の
温度を上げることにより、または上記のレドックス型開
始剤を使用することにより開始させることができる。一
般に、重合が開始する温度は約15℃〜約90℃の範囲であ
る。重合が行われる正確な温度は、選ばれるモノマーに
大きく依存し、当業者に知られている。得られたゲル状
ポリマーは、その後、適当に乾燥され、所望のサイズに
粉砕され、生成後の中和操作を受ける。本発明のポリマ
ー組成物は、重合された形態で中和されてもよく、また
はそれらが重合前のカルボキシル基含有モノマーの形態
である時に中和されてもよいことが理解されるべきであ
る。いずれの場合にも、カルボキシル基含有モノマーま
たは重合されたカルボキシル基含有モノマーは、中和の
ためのカリウムまたはリチウム対イオンを与え得る塩基
性溶液と接触させることにより部分中和される。本発明
のこの好ましい実施態様のポリマー組成物は、約10〜約
45モル%の範囲内、好ましくは約25〜約45モル%の範囲
内の中和度を有する。
【0026】本明細書に使用されるように、中和度に関
する言及は、カルボキシル基含有モノマーに最初に存在
するカルボキシル基に対するモル%を云い、そのカルボ
キシル基はカリウムまたはリチウム塩に(重合前または
重合後に)変換された。当業者は、上記の中和度に関す
る言及及びペンダント中和カルボキシル基対ペンダント
カルボキシル基の比に関する言及が同じ特性を表し、互
換可能に使用されることを認める。例えば、本発明のポ
リマー組成物がカルボキシル基含有モノマーから生成さ
れる場合、25モル%の中和度に関する言及は1:3のペ
ンダント中和カルボキシル基対ペンダントカルボキシル
基の比を表している。同様に、本発明の組成物が天然ポ
リマー、例えば、カルボキシメチルセルロースの誘導体
化により生成される場合、1:3のペンダント中和カル
ボキシル基対ペンダントカルボキシル基の比に関する言
及は25モル%の中和度に言及することと同じである。
【0027】上記のように、幾つかの変数が本発明のポ
リマー組成物の6分及び60分のウシ血液吸収能力に影響
することが発見された。変数を変化させる効果は、比較
例を含む下記の実施例を参照することにより最も良く見
られる。
【0028】
【実施例】本発明のポリマー組成物の血液吸収特性を評
価するために、下記の標準試験操作及び方法を使用す
る。血液調製 1ガロンの回収容器にシュウ酸アンモニウム
4.8g、シュウ酸カリウム3.2g、及び0.9 重量%の塩化ナ
トリウム水溶液150 mlを添加する。次いで合計容量が1
ガロンに等しくなるまでウシ血液を容器に添加する。容
器の内容物を穏やかに攪拌して充分に混合する。次いで
ウシ血液の赤血球容積をミクロ−ヘマトクリット遠心分
離機中の遠心分離により測定する。赤血球カウントを血
液100 ml当たり29〜31mlの赤血球の範囲内の値に調節す
る。赤血球カウントが31より大きい場合には、それを血
液へのウシ血漿の添加により下方に調節する。赤血球カ
ウントが29より小さい場合には、それを濃縮赤血球の添
加により上方に調節する。いずれの場合にも、血漿また
は濃縮赤血球は、上記のようにして処理された或る量の
ウシ血液を冷却遠心分離機に入れることにより分離され
る。次いで血液を回転させて血漿から赤血球を分離す
る。次いで血液のこれらの二つの成分を分離でき、ウシ
血液試料の赤血球カウントを調節するのに使用し得る。
【0029】こうして調製されたウシ血液を使用して本
発明のポリマー組成物の吸収特性を測定する。ウシ血液
の個々の試料は特別な動物の血液の幾つかのその他の特
性の変化により変化し得る。血液吸収速度及び能力の絶
対値は異なるウシの血液で試験される場合に変化し得る
が、相対的な性能は同じままである。こうして、本発明
のポリマー試料は、例えば、第一血液試料では15g/g 、
第二血液試料では10g/g の6分のウシ血液吸収能力を有
し得る。本発明の範囲内にない同様のポリマー組成物
(上記の比較に使用される)は、第一血液試料では11g/
g 、第二血液試料では6g/g の6分のウシ血液吸収能力
を有し得る。こうして、第一血液試料中の本発明の範囲
外の試料の絶対値(11)が第二血液試料中の本発明の試料
の絶対値(10)よりも大きいとしても、改良を示す条件が
依然として満たされる。何となれば、二つの試料は同じ
血液試料中で比較される必要があるからである。こうし
て、相対的な挙動(同じ血液試料中)は改良(15:11 、
10:6) を示す。
【0030】下記の方法を使用して所定のポリマー組成
物の吸収特性を測定する。血液吸収能力の測定 試験されるポリマー組成物を粒状
形態で用意する。その材料を、それが50メッシュスクリ
ーンを通され100 メッシュスクリーンに保持されるよう
に、US標準サイズスクリーン上で移動させる。こうし
て、その粒子は約150 〜約300 ミクロンの最大断面寸法
を有する。試験中、ポリマー組成物を、約30g/平方メー
トルの基本重量、約6ミルの厚さ、及び材料が0.5 ポン
ド/平方インチの圧力で毎分約170 立方フィート/平方
フィートの空気を通すような多孔度を有する多孔質のヒ
ートシール性の紙状材料(これは商品名K-C-542 バーク
シャー・ヒート・シール(Berkshire Heat Seal) として
キンベリィ−クラーク・コーポレーション(Kimberly-C
lark Corporation) から市販される)中に入れる。詳し
くは、紙状材料を3インチX6インチのストリップに切
断し、長さ方向に半分に折り、二つの側面に沿ってヒー
トインパルスシールする。試験されるポリマー組成物0.
2gの試料を紙状材料により形成されたパウチに挿入し、
第三の側面をシールする。対照パウチを、それがポリマ
ー組成物を含まない以外は、記載されたようにして調製
する。対照パウチを試験して、それが吸収する血液の量
を測定する。
【0031】ポリマー組成物の吸収性を測定するため
に、ウシ血液約1lを大きな開口容器に入れ、恒温浴中
で37℃に温める。上記のようにして調製されたポリマー
組成物を含むパウチを穏やかに振とうしてポリマー組成
物をパウチの一つの平らな表面に均等に分布させ、次い
で平らにセットする。パウチを、血液へのその暴露中に
一般に水平の配向で浸漬して保つように設計されたメッ
シュホルダーに入れる。メッシュホルダーを温めたウシ
血液中に下げ、所望の期間にわたって膨潤させる。所望
の期間の終了時に、メッシュホルダーをウシ血液から取
り出し、試料から1分間排液し、次いで試料の重量を記
録する。吸収された血液のグラム数は、ウシ血液中への
挿入後のパウチの重量からウシ血液中への挿入前のパウ
チの重量及びパウチにより吸収された血液の重量(対照
実験から測定される)を差し引くことにより計算され
る。
【0032】試験試料を一般に約6分間ウシ血液中にい
れ、前記の期間中に吸収された血液の量を測定する。ポ
リマー組成物を血液と接触させたままにする比較的短い
期間のために、この初期の能力は吸収の初期速度を代表
すると考えられる。即ち、ポリマー基準1グラム当たり
吸収された血液のグラム数に関する能力が高い程、比較
的短い期間でこのような能力を得るには初期速度は速い
必要がある。次いで試験試料をウシ血液と接触させても
との位置に置き、そこに60分までそのままにする。60分
後に、試験したポリマー試料全部がそれらの全平衡容量
の少なくとも約75%に達した。一般に、改良された60分
のウシ血液吸収能力が得られる場合、改良された平衡ウ
シ血液吸収容量が得られる。
【0033】実施例1 エアジャケット付き重合容器を用意する。4つの通常の
テーパ(24/40) 付き入口を有する1000mlの樹脂フラスコ
を用意する。樹脂フラスコは、その樹脂フラスコが入れ
られるビーカーマントルの内側よりも約1インチ小さい
外径である。樹脂フラスコのまわりの空気を加熱するた
め、電気コイルがマントル中に存在する。操作中、樹脂
フラスコの内側に存在するサーミスタープローブが、そ
の中に存在する液体の温度を感知する。液体の温度が整
定値に達した時、ソレノイドを活性化し、空気流が樹脂
フラスコのまわりの自由空間中に存在する熱空気をマン
トルから追い出す。その一端にテフロンパドルを有し、
O−リングをつけたガラス攪拌機シャフトを樹脂フラス
コの中央口に挿入する。そのシャフトを短片のゴム管で
定速攪拌機に連結し、これは反応器の内容物が最早攪拌
されない時にスリップする。残りの口の一つを窒素入口
として使用する。残りの口の他の一つは、中に挿入され
たサーモウェルを有する一つの残りの口で冷却器を保持
するのに使用する。
【0034】窒素パージ(毎分80立方センチメートル)
を樹脂フラスコ中で開始する。フラスコに蒸留水139.5g
を添加する。ローム・アンド・ハース社から商品名トリ
トン(Triton)X-102 として市販されるノニオン性表面活
性剤1.8gをアクリル酸36g(0.5 モル) に溶解する。アク
リル酸及び表面活性剤の混合物を樹脂フラスコに添加す
る。次いでN,N'- メチレンビスアクリルアミド(MBA)0.5
g(0.0032モル) を樹脂フラスコに添加する。最後に、過
硫酸ナトリウム開始剤0.1gを水10g に溶解する。反応器
の内容物が70℃に達した時に開始剤を反応器に添加す
る。数分以内に、反応器の内容物はゴム状ゲルに硬化す
る。ゲルを反応器中で1時間にわたって乱さないでその
ままにし、その後、それを取り出し、小片に切断し、70
℃の熱対流炉中でガラス板上で一夜乾燥する。ゲルは20
重量%のポリマーを含むことがわかった。乾燥ポリマー
を実験室用ブレンダー中で粉砕し、それが20メッシュス
クリーンを通り、100 メッシュスクリーン(150〜850 ミ
クロン) で保持されるようにUS標準スクリーンで分離す
る。次いでこの試料を所望の程度まで後中和する。
【0035】後中和法は、ポリマーを3倍に膨潤させる
のに充分な水に所望のモル%の水酸化カリウムを溶解す
ることにより行う。例えば、45%の中和が所望される場
合、アクリル酸1モル当たり0.45モルの水酸化カリウム
が使用される。ポリマーを水酸化カリウム溶液に素早く
均等に添加し、溶液が吸収されるまで手で攪拌する。中
和ポリマーを70℃の熱対流炉中で再度乾燥し、実験室用
ブレンダー中で再度粉砕して血液中の試験に所望される
所望の150 〜300 ミクロンの粒径を得る。
【0036】血液及び食塩水の吸収に関する中和度の効
果を測定するために、中和度を15〜75モル%に変化させ
て種々のポリマー組成物を上記のようにして調製する。
ポリマー基準1g当たり吸収される液体のグラム数に関す
る吸収性をウシ血液中、及び0.9 重量%の塩化ナトリウ
ムを含む水溶液中で測定する。表1 に示された結果は血
液または食塩水への30分の暴露に基く。
【0037】 表1 吸収性(g/g) 中和度 血液 食塩水 15 45 15 30 46 22 45 48 24 75* 36 30 *本発明の実施例ではない。
【0038】図1は表1に示されたデータをグラフ形態
で示す。表1及び図1を参照してわかるように、血液の
吸収性は、中和度が15%から45%まで増加するのとほぼ
同じに一般に高いレベルに留まる。約45%より高い中和
度では、血液吸収性の低下が観察される。しかしなが
ら、食塩溶液中の吸収性は、中和度が15%から75%まで
増加するにつれて一様に増加する。こうして、血液を吸
収するのに特に適した吸収ポリマーを製造することが所
望される場合には、比較的低い中和度を有することが望
ましい。逆に、食塩水(これは多くの方法では尿に相当
することがある)を吸収することが所望される場合に
は、高度に中和されたポリマーを有することが望まし
い。
【0039】それ故、本発明の組成物は、カルボキシル
基含有モノマー中に存在するカルボキシル基を基準とし
て約45モル%未満の中和度を有する。実施例2 MBA 0.385g(0.0025 モル) を使用する以外は、第一乾燥
工程中及び生成後の中和法の前まで実施例1に関して記
載したようにしてポリマー組成物を調製する。この実施
例では、こうして生成したポリマーを6つの部分に分け
る。次いで各部分を水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、または水酸化カリウムで30または75モル%まで中和
する。次いで血液吸収能力を6分、30分及び60分で測定
する。この試験の結果を表2に示す。
【0040】 表2 吸収性(g/g)1 吸収性(g/m)2 時間 イオン 中和度 血液 食塩水 血液 食塩水 6 Na 30* 15 -- 1188 -- 6 Li 30 23 -- 1692 -- 6 K 30 27 -- 2250 -- 30 Na 30* 41 30 3222 2358 30 Li 30 53 29 3906 2140 30 K 30 49 25 4176 2085 60 Na 30* 46 30 3616 2358 60 Li 30 54 29 3985 2140 60 K 30 51 25 4253 2085 6 Na 75* 15 -- 1328 -- 6 Li 75* 26 -- 1989 -- 6 K 75* 23 -- 2312 -- 30 Na 75* 33 36 2921 3186 30 Li 75* 42 39 3213 2983 30 K 75* 32 33 3216 3317 60 Na 75* 39 36 3452 3186 60 Li 75* 43 39 3290 2983 60 K 75* 35 33 3518 3317 *本発明の実施例ではない。
【0041】1 ポリマー1g当たり吸収された血液/
食塩水のグラム数で示される吸収性 2 ポリマー反復単位1モル当たり吸収された血液/食
塩水のグラム数で示される吸収性 図2は30%の中和度に於ける表2に示された血液吸収性
データ( g/g ) を図示する。図2及び表2を参照してわ
かるように、本発明のポリマー組成物の中和中の対イオ
ンとしてのリチウムまたはカリウムの使用は、試験時間
に関して改良された血液吸収能力(速度)を有する組成
物を生じる。表2を参照して、食塩溶液中の吸収能力に
関して、対イオンを変化させることは血液吸収性の場合
と同じ程度に同じ結果を生じないことがわかる。更に、
表2を参照すると、30%の中和度を有する組成物は血液
吸収の絶対値と食塩水吸収の絶対値との間に比較的大き
な差異を有することが示される。一方、75%の中和度で
は、血液吸収の絶対値と食塩水吸収の絶対値との間の差
異は比較的小さいことが明らかである。こうして、本発
明の組成物は、再度、血液の吸収に特に適することがわ
かる。
【0042】対イオンを注意して選択し、中和度を調節
することにより得られる好ましい血液吸収性は、従来認
められていなかった。実施例3 カルボキシル基含有モノマーの選択の効果を測定するた
めに、MBA 0.270g(0.00175モル) を使用する以外は、実
施例1に示されたようにしてアクリル酸ポリマーを調製
する。アクリル酸ポリマーを水酸化カリウムで後中和し
て中和度を変化させる。同様に、メタクリル酸43g(0.5
モル) をアクリル酸36g(0.5 モル) に代えて使用し、MB
A 0.154g(0.001モル) を使用する以外は、実施例1に示
された方法を再度使用してメタクリル酸ポリマーを生成
する。更に、追加の水31g を添加してモノマー濃度を合
計モノマー溶液重量を基準として20重量%に保つ。こう
して生成したメタクリル酸ポリマーを水酸化カリウムで
中和して中和度を変化させる。次いで二つのポリマーに
関して血液吸収特性を6分、30分及び60分で測定する。
これらの試験の結果を表3 に示す。
【0043】 表3 中和度 6分の吸収性(g/g) 30分の吸収性(g/g) 60分の吸収性(g/g) AA MAA AA MAA AA MAA 15 15 20 37 30 48 32 30 16 21 39 29 47 30 45 17 22 43 26 51 25 AA= アクリル酸 MAA=メタクリル酸 図3は表3に示された6分及び60分のデータを図示す
る。表3を参照してわかるように、最高の30分及び60分
の血液吸収能力は、メタクリル酸をアクリル酸に代えて
使用する場合に低い中和度で生じる。メチル基の存在の
ため、メタクリル酸ポリマーはアクリル酸ポリマーより
親水性ではないと思われる。更に、吸収速度(6分の能
力)はアクリル酸ポリマーの場合よりもメタクリル酸ポ
リマーの場合の方が大きい。
【0044】実施例4 架橋剤の相対的な親水性の有効性を測定するため、以下
の実験を行う。架橋剤としてメチレンビスアクリルアミ
ド(MBA)0.231g(0.0015モル) を使用して実施例1に関し
て示したようにしてアクリル酸ポリマーを生成する。こ
うして生成したポリマー組成物を幾つかの部分に分け、
これらの部分を中和して中和度を変化させる。同様に、
実施例1に記載されたメチレンビスアクリルアミドに代
えて架橋剤としてトリメチロールプロパントリアクリレ
ート0.144g(0.00049モル) を使用する以外は、実施例1
に関して示されたようにしてアクリル酸ポリマー組成物
を調製する。トリメチロールプロパントリアクリレート
はメチレンビスアクリルアミドよりも比較的水溶性では
ないという事実により明らかなように、トリメチロール
プロパントリアクリレートは実施例1に使用されたメチ
レンビスアクリルアミドよりも親水性ではない。架橋剤
としてトリメチロールプロパントリアクリレートを使用
して生成されるアクリル酸ポリマー組成物を調製し幾つ
かの部分に分け、これらの部分を中和して中和度を変化
させる。次いで異なる部分の血液吸収能力を測定する。
血液吸収性試験の結果を表4に示す。
【0045】 表4 中和度 6分の吸収性( g/g ) 30分の吸収性( g/g ) 60分の吸収性( g/g ) TPT MBA TPT MBA TPT MBA 15 9 20 29 42 45 53 30 19 24 44 47 56 54 45 14 23 41 44 52 51 75* 16 24 40 39 47 42 *本発明の実施例ではない。
【0046】TPT=トリメチロールプロパントリアクリレ
ート MBA=メチレンビスアクリルアミド 図4は表4に示された6分及び60分の試験データを図示
する。表4及び図4を参照してわかるように、架橋剤は
水溶性または水不溶性であり、本発明の組成物を生成す
るのに良く作用する。
【0047】こうして、改良された血液吸収性に必要と
されるものは親水性の成分と親水性でない成分のバラン
スのとれた特別の系であると仮定されるが、実施例から
明らかであることは、所定のポリマー組成物が血液を吸
収する能力が所望の中和度を得るのに使用される対イオ
ンと関連してポリマー組成物に存在する酸基の中和度に
依存することである。更に、実施例に示されるように、
このようなポリマー組成物の血液吸収特性を最適化する
のに必要とされる中和度は、ポリマーが生成されるモノ
マーの性質(特に親水性の程度)に更に依存する。
【0048】当業者に明らかなように、血液中、並びに
その他の液体中の所定のポリマー組成物の吸収速度は、
関与する粒子の表面積に少なくとも或る程度依存する。
それ故、本願の目的のため、本明細書に記載された血液
吸収値は、約150 〜約300 ミクロンの範囲内の直径を有
する固体の非凝集ポリマー粒子に関して測定される。凝
集粒子の使用は、材料の単位容積当たりのそれらの非常
に増大された表面積のために高い初期能力(速度)を示
すと思われる。
【0049】記載された血液膨潤性の、一般に血液不溶
性のポリマー組成物は、タンパク質を含む液体を吸収す
ることを目的とする製品に使用するのに特に良く適す
る。このような製品の例は、女性用ナプキン、包帯、病
院用ガウン、薬剤送出装置、タンパク質の濃縮のような
バイオテクノロジィ用途、等である。女性用ナプキンに
使用される場合、女性用ナプキンは、外側の一般に水分
不浸透性のカバー、本発明のポリマー組成物を含む吸収
構造体、及び着用者の皮膚と接触するのに適した内側の
ライナーを含むことが好適である。吸収構造体は内側の
ライナーと外側のカバーとの間に配置される。外側のカ
バーは、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレンの
フィルム、ポリエチレンまたはポリプロピレンのフォー
ム、等を含んでもよい。吸収構造体は、セルロース繊維
の如き繊維のマトリックス含んでもよく、または約0〜
約100 %の合成のメルトブローされた繊維(例えば、ポ
リエチレンまたはポリプロピレン繊維)を含むセルロー
ス繊維とメルトブローされた合成繊維の混合物であって
もよい。好ましいセルロース繊維は木材プルプ毛羽であ
る。合成繊維が吸収構造体中に存在する場合、合成繊維
は吸収構造体の合計重量を基準として約1〜約95重量%
の量で一般に存在する。本発明の血液膨潤性の、一般に
血液不溶性のポリマー組成物は約5〜約99重量%の量で
吸収構造体中に存在することが好適であり、別々の位置
で吸収構造体中に配置されてもよく、吸収構造体中に均
一に配置されてもよく、また層の形態であってもよく、
あるいは吸収構造体の厚さにわたって緊密に混合されて
もよい。体側のライナーはスパンボンドポリエステル等
の如き不織合成繊維から形成されることが好適である。
【0050】好適な女性用ナプキンの例は、ホワイトヘ
ッド(Whitehead)に発行された米国特許第4,315,507
号;ホワイトヘッドに発行された米国特許第3,881,490
号;及びカツマルジク(Kaczmarzyk) に発行された米国
特許第3,805,790 号に記載されたものであり、これらの
特許は参考として本明細書に含まれる。当業者は、本発
明がその範囲から逸脱しないで多くの改良及び変化が可
能であることを認める。それ故、上記の詳細な説明及び
実施例は例示であることのみを意味し、特許請求の範囲
に記載された本発明の範囲を何ら限定することを意味し
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の表1に示された中和度と吸収性の関
係を示す。
【図2】実施例2の表2に示された中和度30%におけ
る血液吸収性を示す。
【図3】実施例3の表3に示された6分及び60分の血
液吸収性を示す。
【図4】実施例4の表4に示された6分及び60分の血
液吸収性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラマカント テュカラム シェト アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54956 ニーナ ヒーザー コート 809 (72)発明者 ロナルド スコット ハーランド アメリカ合衆国 ミズーリー州 63017 チェスターフィールド シャットラー ヴ ァリー ドライヴ 1944

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペンダント中和カルボキシル基対ペンダ
    ントカルボキシル基の比が約1:9〜約9:11の範囲内
    であり、反復単位の少なくとも約20モル%がペンダント
    中和カルボキシル基またはペンダントカルボキシル基を
    含み、且つペンダント中和カルボキシル基の少なくとも
    約50%がカリウムまたはリチウム塩基で中和されている
    ことを特徴とする反復単位を有し、ペンダント中和カル
    ボキシル基及びペンダントカルボキシル基を含む血液膨
    潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 前記のポリマー組成物がポリ(カルボン
    酸)、ポリ(カルボン酸無水物)、カルボン酸またはカ
    ルボン酸無水物のコポリマー、及び天然ポリマーの誘導
    体からなる群から選ばれる請求項1に記載のポリマー組
    成物。
  3. 【請求項3】 前記のポリマー組成物がポリアクリル酸
    である請求項2に記載のポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 前記のポリマー組成物は、それが同じ組
    成を有するが約1:9〜約9:11の範囲外のペンダント
    中和カルボキシル基対ペンダントカルボキシル基の比を
    有する血液膨潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組成
    物、または中和カルボキシル基の少なくとも約50%がナ
    トリウム塩基で中和されている血液膨潤性の、一般に血
    液不溶性のポリマー組成物に較べて改良される6分のウ
    シ血液吸収能力または60分のウシ血液吸収能力を有する
    ことを更に特徴とする請求項1に記載のポリマー組成
    物。
  5. 【請求項5】 前記のポリマー組成物は、それが比較さ
    れるポリマー組成物よりも少なくとも約25%高い6分ま
    たは60分のウシ血液吸収能力を有する請求項4に記載の
    ポリマー組成物。
  6. 【請求項6】 前記のポリマー組成物が非凝集固体粒子
    の形態である請求項1に記載のポリマー組成物。
  7. 【請求項7】 前記のポリマー粒子が約150 〜約300 ミ
    クロンの範囲内の平均最大断面寸法を有する請求項6に
    記載のポリマー組成物。
  8. 【請求項8】 前記のペンダント中和カルボキシル基の
    少なくとも約80%がカリウムまたはリチウム塩基で中和
    されている請求項1に記載のポリマー組成物。
  9. 【請求項9】 前記のペンダント中和カルボキシル基の
    少なくとも約95%がカリウムまたはリチウム塩基で中和
    されている請求項8に記載のポリマー組成物。
  10. 【請求項10】 ペンダント中和カルボキシル基対ペンダ
    ントカルボキシル基の比が約1:3〜約9:11の範囲内
    である請求項9に記載のポリマー組成物。
  11. 【請求項11】 前記のポリマー組成物が架橋されている
    請求項1に記載のポリマー組成物。
  12. 【請求項12】 前記の反復単位の少なくとも約50モル%
    がペンダント中和カルボキシル基またはペンダントカル
    ボキシル基を含む請求項1に記載のポリマー組成物。
  13. 【請求項13】 前記の反復単位の少なくとも約90モル%
    がペンダント中和カルボキシル基またはペンダントカル
    ボキシル基を含む請求項1に記載のポリマー組成物。
  14. 【請求項14】 ペンダント中和カルボキシル基対ペンダ
    ントカルボキシル基の比が約1:3〜約9:11の範囲内
    であり、反復単位の少なくとも約90モル%がペンダント
    中和カルボキシル基またはペンダントカルボキシル基を
    含み、且つペンダント中和カルボキシル基の少なくとも
    約80%がカリウムまたはリチウム塩基で中和されている
    ことを特徴とする反復単位を有し、ペンダント中和カル
    ボキシル基及びペンダントカルボキシル基を含む血液膨
    潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組成物。
  15. 【請求項15】 前記のポリマー組成物は、それが同じ組
    成を有するが約1:9〜約9:11の範囲外のペンダント
    中和カルボキシル基対ペンダントカルボキシル基の比を
    有する血液膨潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組成
    物、または中和カルボキシル基の少なくとも約50%がナ
    トリウム塩基で中和されている血液膨潤性の、一般に血
    液不溶性のポリマー組成物に較べて改良される6分のウ
    シ血液吸収能力または60分のウシ血液吸収能力を有する
    ことを更に特徴とする請求項14に記載のポリマー組成
    物。
  16. 【請求項16】 少なくとも約20モル%の重合されたカル
    ボキシル基含有モノマー;及び架橋剤を含む血液膨潤性
    の、一般に血液不溶性のポリマー組成物であって、 前記のカルボキシル基の約10〜約45モル%の範囲内の中
    和度を有し、且つ中和カルボキシル基の少なくとも約50
    %がカリウムまたはリチウム塩基で中和されていること
    を特徴とする上記のポリマー組成物。
  17. 【請求項17】 前記のカルボキシル基含有モノマーがオ
    レフィン性不飽和酸及び少なくとも一つの炭素−炭素二
    重結合を含む酸無水物並びに関連塩モノマーからなる群
    から選ばれる請求項16に記載のポリマー組成物。
  18. 【請求項18】 前記のカルボキシル基含有モノマーがア
    クリル酸である請求項17に記載のポリマー組成物。
  19. 【請求項19】 前記のポリマー組成物は、同じ組成を有
    するが約10〜約45モル%の範囲外の中和度を有する血液
    膨潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組成物、または
    中和カルボキシル基の少なくとも約50%がナトリウム塩
    基で中和されている血液膨潤性の、一般に血液不溶性の
    ポリマー組成物に較べて改良される6分のウシ血液吸収
    能力または60分のウシ血液吸収能力を有する請求項16に
    記載のポリマー組成物。
  20. 【請求項20】 前記のポリマー組成物は、それが比較さ
    れるポリマー組成物よりも少なくとも約25%高い6分ま
    たは60分のウシ血液吸収能力を有する請求項19に記載の
    ポリマー組成物。
  21. 【請求項21】 前記のポリマー組成物が非凝集固体粒子
    の形態である請求項16に記載のポリマー組成物。
  22. 【請求項22】 前記のポリマー粒子が約150 〜約300 ミ
    クロンの範囲内の平均最大断面寸法を有する請求項21に
    記載のポリマー組成物。
  23. 【請求項23】 前記の中和カルボキシル基の少なくとも
    約80%がカリウムまたはリチウム塩基で中和されている
    請求項16に記載のポリマー組成物。
  24. 【請求項24】 前記の中和カルボキシル基の少なくとも
    約95%がカリウムまたはリチウム塩基で中和されている
    請求項23に記載のポリマー組成物。
  25. 【請求項25】 前記のポリマー組成物が少なくとも約50
    モル%の重合されたカルボキシル基含有モノマーを含む
    請求項16に記載のポリマー組成物。
  26. 【請求項26】 前記のポリマー組成物が少なくとも約90
    モル%の重合されたカルボキシル基含有モノマーを含む
    請求項25に記載のポリマー組成物。
  27. 【請求項27】 少なくとも約50モル%の重合されたアク
    リル酸モノマー;及び架橋剤を含む血液膨潤性の、一般
    に血液不溶性のポリマー組成物であって、 少なくとも約14g/g の6分のウシ血液吸収能力、少なく
    とも約40g/g の60分のウシ血液吸収能力、及び前記のカ
    ルボキシル基の約10〜約45モル%の中和度を有し、中和
    カルボキシル基の少なくとも約80%がカリウムまたはリ
    チウム塩基で中和されていることを特徴とする上記のポ
    リマー組成物。
  28. 【請求項28】外側の水分不浸透性カバー;前記の外側の
    カバーに関して向かい合って重ねられ、且つ着用者の皮
    膚に接触するのに適した体側のライナー;及びそれらの
    間に配置された吸収構造体(前記の吸収構造体は、少な
    くとも約20モル%の重合されたカルボキシル基含有モノ
    マー;及び架橋剤を含む血液膨潤性の、一般に血液不溶
    性のポリマー組成物を含む)を含むタンパク質を含む体
    液の吸収用吸収体製品であって、 前記のポリマー組成物が前記のカルボキシル基の約10〜
    約45モル%の範囲内の中和度を有し、且つ中和カルボキ
    シル基の少なくとも約50%がカリウムまたはリチウム塩
    基で中和されていることを特徴とする上記の吸収体製
    品。
  29. 【請求項29】 前記の吸収構造体は、前記のポリマー組
    成物が固体の非凝集不連続粒子の形態で分散されている
    繊維の吸収マトリックスを更に含む請求項28に記載の吸
    収体製品。
  30. 【請求項30】 繊維の前記の吸収マトリックスがセルロ
    ース繊維とメルトブローされた合成ポリマー繊維の混合
    物を含む請求項28に記載の吸収体製品。
  31. 【請求項31】 前記のカルボキシル基含有モノマーがア
    クリル酸、メタクリル酸、及びこれらの混合物からなる
    群から選ばれる請求項28に記載の吸収体製品。
  32. 【請求項32】 前記のカルボキシル基含有モノマーがア
    クリル酸である請求項31に記載の吸収体製品。
  33. 【請求項33】 前記のポリマー組成物が約25モル%〜約
    45モル%の範囲内の中和度を有する請求項32に記載の吸
    収体製品。
  34. 【請求項34】 前記のポリマー組成物が少なくとも約14
    g/g の6分のウシ血液吸収能力を有する請求項28に記載
    の吸収体製品。
  35. 【請求項35】 前記のポリマー組成物が少なくとも約40
    g/g の60分のウシ血液吸収能力を有する請求項28に記載
    の吸収体製品。
  36. 【請求項36】 前記のポリマー組成物は、同じ組成を有
    するが約10〜約45モル%の範囲外の中和度を有する血液
    膨潤性の、一般に血液不溶性のポリマー組成物、または
    中和カルボキシル基の少なくとも約50%がナトリウム塩
    基で中和されている血液膨潤性の、一般に血液不溶性の
    ポリマー組成物に較べて改良される6分のウシ血液吸収
    能力及び60分のウシ血液吸収能力を有する請求項28に記
    載の吸収体製品。
  37. 【請求項37】 前記のポリマー組成物は、それが比較さ
    れるポリマー組成物よりも少なくとも約25%高い6分の
    ウシ血液吸収能力及び60分のウシ血液吸収能力を有する
    請求項36に記載の吸収体製品。
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