JPH0625525B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH0625525B2
JPH0625525B2 JP13250188A JP13250188A JPH0625525B2 JP H0625525 B2 JPH0625525 B2 JP H0625525B2 JP 13250188 A JP13250188 A JP 13250188A JP 13250188 A JP13250188 A JP 13250188A JP H0625525 B2 JPH0625525 B2 JP H0625525B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、機関弁を閉弁方向へ付勢する弁ばねと、機関
弁を開弁させるリフト部及び機関弁の閉弁を許容するベ
ース部を有するカムと、このカムから機関弁に至る力の
伝達系に介装されて弁頭間隙を排除する油圧タペットと
を備えた内燃機関の動弁装置の改良に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる動弁装置において、カム軸の芯振れや撓み
に起因するカムの振動により機関弁に閉弁不良を惹起す
るのを防止するために、カムのベース部に閉弁点から開
弁点に向って下り勾配をつけると共に、それらの二点間
の落差を油圧タペットの遊びに相当するリフト量または
それよりやゝ小さいリフト量に設定して、機関弁の開弁
時期を狂わせることなく、ベース部のリフト方向の振れ
をベース部の下り勾配と相殺させるようにすることが知
られている(特開昭59−43911号公報参照)。
(3)発明が解決しようとする課題 上記のようにカムのベース部に閉弁点から開弁点に向っ
て直線的に下り勾配をつけるものでは、その下り勾配が
比較的緩やかになるため、機関弁の閉弁直後にベース部
にリフト方向の大きな振れが起こったときには、これを
上記下り勾配で相殺することが困難である。殊に、ベー
ス部の大きな振れは機関弁の閉弁直後に発生し易い。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、機関弁
の閉弁直後、カムのベース部にリフト方向の大きな振れ
が生じても、その振れの影響を機関弁に及ぼさないよう
にした内燃機関の動弁装置を提供することを目的とす
る。
B.発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、カムのベース部
が、閉弁点から所定の第1中間点に向って下る1次下り
勾配部と、第1中間点から所定の第2中間点に向って上
り且つその勾配がリフト部の開弁緩衝曲線より緩い上り
勾配部と、第2中間点から開弁点までの区間内に在って
開弁点に近づくにつれて下る2次下り勾配部とを少なく
とも有し、1次下り勾配部の、油圧タペットの伸縮量に
換算した下り量をA、第1中間点及び開弁点間の高低差
をB、油圧タペットの遊びをLoとしたとき、 A≧B………………(1) Lo≧A−B………(2) 上記(1)及び(2)式が成立するようにA及びBを設定した
ことを第1の特徴とし、また、カムのベース部が、閉弁
点から所定の第1中間点に向って下る1次下り勾配部
と、第1中間点から所定の第2中間点に向って上り且つ
その勾配がリフト部の開弁緩衝曲線より緩い上り勾配部
と、第2中間点から開弁点に向って下る2次下り勾配部
とを有し、1次下り勾配部の、油圧タペットの伸縮量に
換算した下り量をA、第1中間点及び開弁点間の高低差
をB、油圧タペットの遊びをLoとしたとき、 A≧B………………(1) Lo≧A−B………(2) 上記(1)及び(2)式が成立するようにA及びBを設定した
ことを第2の特徴とし、更に、カムのベース部が、閉弁
点から所定の第1中間点に向って下る1次下り勾配部
と、第1中間点から所定の第2中間点に向って上り且つ
その勾配がリフト部の開弁緩衝曲線より緩い1次上り勾
配部と、第2中間点から所定の第3中間点に向って下る
2次下り勾配部と、第3中間点から開弁点までの区間内
に在って開弁点に近づくにつれて上り且つその勾配がリ
フト部の開弁緩衝曲線より緩い2次上り勾配部とを少な
くとも有し、1次下り勾配部の、油圧タペットの伸縮量
に換算した下り量をA、第1中間点及び開弁点間の高低
差をB、油圧タペットの遊びをLoとしたとき、 A≧B………………(1) Lo≧A−B………(2) 上記(1)及び(2)式が成立するようにA及びBを設定した
ことを第3の特徴とする。
(2)作 用 上記構成によれば、カムのベース部において、閉弁点か
ら下る1次下り勾配部の次に上り勾配部が続くため、そ
の1次下り勾配部には大なる勾配及び下り量を与えるこ
とができ、したがって機関弁の閉弁直後に生じるベース
部の大なるリフト方向の振れでも上記下り勾配部の勾配
によって相殺することができ、また相殺しきれない振れ
は油圧タペットの遊びによって吸収される。しかも、上
記上り勾配部の勾配はリフト部の開弁緩衝曲線の勾配よ
りも緩いので、この上り勾配部によって油圧タペットを
作動させることはない。
更にその上り勾配部よりも後のベース部後半に2次下り
勾配部が特設されることにより、そのベース部後半で生
じるリフト方向の振れが吸収される。
さらにまた、前記(1)及び(2)式の成立によって、開弁点
は常に閉弁点と同レベル若しくはそれより低いレベルに
設定されることになり、リフト部の作動時には油圧タペ
ットを遅れなく作動させることができる。
(3)実 施 例 以下、図面により本発明の実施例について説明する。
先ず本発明の第1実施例を示す第1図において、内燃機
関のシリンダヘッド1には燃焼室2と、この燃焼室2に
開口するポート3とが形成されており、そのポートは
吸,排気弁等の機関弁4により開閉される。
機関弁4はシリンダヘッド1にバルブガイド5を介して
昇降自在に支承され、本発明による動弁装置6により開
閉駆動される。
動弁装置6は、機関弁4の頭部に固着されたリテーナ4
aとシリンダヘッド1との間に縮設されて機関弁4を閉
じ方向に付勢する弁ばね7と、シリンダヘッド1の支持
孔8に装着される油圧タペット9と、この油圧タペット
9に揺動自在に支承されて先端部を機関弁4の頭部に係
合させるカムフォロア10と、シリンダヘッド1に支承
されて図示しないクランク軸より回転駆動され、カムフ
ォロア10の上側に形成されたスリッパ面10aにカム
Cを係合させるカム軸11とより構成される。
上記カムCは、第1図及び第2図に示すように、機関弁
4を開弁させるリフト部Clと、同弁4の閉弁を許容す
るベース部Cbとを有し、両部Cl,Cbの境界点の一
方が閉弁点Pc、他方が開弁点Poとなる。ベース部C
bには閉弁点Pc側から順に第1及び第2中間点P
が設定されると共に、閉弁点Pc及び第1中間点P
間を結ぶ部分は閉弁点Pcから下る1次下り勾配部d
に形成され、第1及び第2中間点P,P間を結ぶ
部分は第1中間点Pから上る上り勾配部aに形成さ
れ、また第2中間点P及び開弁点Po間を結ぶ部分は
第2中間点Pから下る2次下り勾配部dに形成され
る。その際、上り勾配部aの勾配は、前記リフト部C
lの開弁緩衝曲線の勾配よりも緩く設定される。
次に第3図により前記油圧タペット9について説明す
る。油圧タペット9は、有底のシリンダ20と、このシ
リンダ20のシリンダ孔20aに摺動自在に嵌合してそ
の内部に油圧室21を画成するプランジャ22とを主た
る構成要素としており、シリンダ20が前記支持孔8に
嵌着される。プランジャ22はその外端の球状端部22
aをカムフォロア10基端部の球状凹部10bに係合さ
せる。
プランジャ22には油溜室23と、この油溜室23を前
記油圧室21に連通する弁孔24とが設けられており、
油溜室23は、プランジャ22の側壁の油孔25、シリ
ンダ20及びプランジャ22の摺動面間の環状油路27
及びシリンダ20の側壁の油孔26を介して、シリンダ
ヘッド1に穿設された給油路32に連通し、この給油路
32は図示しない油ポンプの吐出口に連なる。したがっ
て機関の運転中、油溜室23は油ポンプから送られる油
によって常に満たされる。
プランジャ22の下端にはハット形のバルブケージ28
のフランジ部28aが嵌合され、そしてかしめリング3
3により固着される。このバルブケージ28には、それ
に開閉ストロークを規定されつゝ前記弁孔24を開閉す
るフリーボール型のチエック弁29が収容される。即
ち、チエック弁29は閉弁方向にばね付勢されてはおら
ず、油圧室21の昇圧にのみ依存して弁孔24を閉じる
ようになっている。
更に油圧室21にはプランジャ22をシリンダ20の上
方へ突出させるように付勢する伸長ばね31が収容され
る。
而して、カムCの回転に伴いリフト部Clがカムフォロ
ア10のスリッパ面10aに押圧力を加えると、油圧タ
ペット9では、プランジャ22が油圧室21側へ押圧さ
れるので、油圧室21が昇圧し始め、該室21から弁孔
24を通して油溜室23へ少量の油が流出することによ
りプランジャ22が初期沈みを起こした後、チエック弁
29が弁孔24を閉じて油圧室21の油圧を保持し、続
いて油圧室21の油中に混在する気泡の圧縮等に起因し
てプランジャ22全体が弾性沈みを起こした後、油圧室
21の油圧が急上昇し、その油圧によりプランジャ22
が踏張力が発揮する結果、カムフォロア10は、プラン
ジャ22の球状端部22aを支点として、リフト部Cl
により下方へ揺動され、弁ばね7の力に抗して機関弁4
を開く。
機関弁4の開弁中、油圧室21の高圧の油がシリンダ2
0及びプランジャ22の摺動間隙へ僅かに漏洩するた
め、プランジャ22はリーク沈みを起こす。
次に、カムCのベース部Cbがカムフォロア10に到来
すると、弁ばね7が機関弁4をカムフォロア10と共に
押上げて閉弁位置に戻す。他方、油圧タペット9では伸
長ばね31がプランジャ22を伸長復帰させてカムフォ
ロア10のスリッパ面10aをカム11aに当接させ、
これによって弁頭間隙を排除する。
そして、伸長ばね31のプランジャ22に対する伸長作
用により油圧室21が減圧すれば、チエック弁29が開
弁するので、油溜室23の油が弁孔24を通して油圧室
21に供給され、油圧室21からの油の流出分が補充さ
れる。
こゝで、 Lo…油圧タペットの遊び1A …チエック弁29が閉じるに要する油圧タペット9
の初期沈み量1B …油圧室21の油中気泡の圧縮等に起因するタペッ
ト9の弾性沈み量 L…機関弁4の開弁中、油圧タペット9が油圧室21か
らの油圧リークによって沈むリーク沈み量 としたとき、前記カムCのベース部Cbにおける1次下
り勾配部dの、油圧タペット9の伸縮量に換算した下
り量A、並びに第1中間点P及び開弁点Po間の、油
圧タペット9の伸縮量に換算した高低差Bは次式が成立
するように設定される。
A>B…………………(1) Lo=1A1B+L>A−B……(2) また上り勾配部aの上り量Dは前記下り量Aより小さ
く設定される。
次にこの実施例の作用について説明する。
第4図はカムCの回転に伴う油圧タペット9及び機関弁
4の各変位を示すものである。同図において、点aでリ
フト部Clの作動によりプランジャ22が沈みを始め、
点bでチエック弁29が閉じ、点b−c間で油圧タペッ
ト9に弾性沈みを生じ、点dで機関弁4の開弁が開始さ
れ、点eで機関弁4が閉弁(弁座に着座)し、点f−g
間で前記弾性沈みの反発力によりプランジャ22が伸
び、点hでプランジャ22が弁頭間隙を排除すべく完全
復帰する。
点hを過ぎると、点iに達するまでプランジャ22はチ
エック弁29を開いたまゝカムCのベース部Cbにおけ
る1次下り勾配部dに沿って伸びて行く。特に、1次
下り勾配部dは閉弁点Pcからベース部Cbの第1中
間点Pまで下っているので、ベース部の全長に亘って
下る従来のものに比し、その勾配及び下り量は大であ
り、したがって機関弁4の閉弁直後にカムCがリフト方
へ大きく振れても、その振れは1次下り勾配部dの大
なる下り勾配及び下り量によって相殺され、油圧タペッ
ト9のチエック弁29の閉弁を防止し得る。その結果、
機関弁4は無用な開弁力を全く受けず、正常な閉弁状態
を維持することができる。
この場合、カムCの振れが1次下り勾配部dの勾配で
相殺しきれない程大であれば、残余の振れは油圧タペッ
ト9自体の遊びLoによって吸収される。
特に油圧タペット9を自由チエック弁型に構成した本実
施例では、その遊びLoは、初期沈み量1A+弾性沈み
1B+リーク沈み量Lとなり、就中、1Aは油圧タペ
ット9のチエック弁29の開閉ストロークの選定により
自由に大きく設定できるから、チエック弁29の閉じ後
の油圧タペット9の踏張機能を何等損じることなく遊び
Loを大きく取ることが可能であり、これによって油圧
タペット9の吸振幅を増大させ、カムCの残余の振れを
確実に吸収することができる。
点iを過ぎると、点jに達するまでプランジャ22はカ
ムCのベース部Cbにおける上り勾配部bに沿って沈
んでいくが、この上り勾配部aの勾配はリフト部Cl
の開弁緩衝曲線の勾配よりも緩くなっているから、この
間のプランジャ22の沈み速度は遅く、チエック弁29
の閉弁をもたらすには至らない。
点jを過ぎると、再び点aに達するまでプランジャ22
はベース部Cbにおける2次下り勾配部dに沿って伸
びて行くので、機関弁4の開弁直前にカムCがリフト方
向へ振れても、その振れは2次下り勾配部dの下り勾
配及び油圧タペット9の遊びLoによって吸収され、チ
エック弁29の閉弁を防止し得る。
したがって、再びカムCのリフト部Clが作動したとき
は、チエック弁29を所定時期に閉弁し得るので、機関
弁4の開弁開始時期を安定させることができる。
第5図は本発明の第2実施例を示すもので、上り勾配部
の上り量Dを下り勾配部dの下り量Aと等しく設
定したもので、その他の構成は前実施例と略同様であ
る。
この実施例によれば、2次下り勾配部dの下り量を比
較的大きく得ることができ、機関弁4の開弁直前におけ
るカムCのリフト方向の大なる振れに対応することがで
きる。
第6図は本発明の第3実施例を示すもので、上り勾配部
の上り量Dを1次下り勾配部dの下り量Aより大
きく設定したもので、その他の構成は前記第1実施例と
略同様である。
この実施例によれば、2次下り勾配部dの下り量を更
に大きく得ることができる。
第7図は本発明の第4実施例を示すもので、第1中間点
及び開弁点Poを同レベルに、即ちB=0に設定し
たもので、その他の構成は前記第1実施例と略同様であ
る。
この実施例によれば、2次下り勾配部dの下り量をよ
り一層大きく得ることができる。
第8図は本発明の第5実施例を示すもので、2次下り勾
配部dと開弁点Poとの間に、上り勾配がリフト部C
lの開弁緩衝曲線より緩い2次上り勾配部dを設け、
閉弁点Pc及び開弁点Poを同レベルに、即ちA=Bに
設定したもので、その他の構成は前記第1実施例と略同
様である。
第9図は本発明の第6実施例を示すもので、ベース部C
bの第1中間点P以降に、1次下り勾配部dの下り
量Aより小さい量を以て上りと下りを複数回繰返す多次
の上り勾配部及び下り勾配部を設けたもので、その他の
構成は前記第1実施例と略同様である。
また第10図は本発明の第7実施例を示すもので、油圧
タペット9を、固定のロッカ軸35に枢支されるカムフ
ォロア10の揺動端部に装着して、その先端を機関弁4
頭部に当接させた点を除けば第1実施例と同様構成であ
る。
尚、第5図ないし第10図中、前記第1実施例と対応す
る部分には同一符号を付す。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、カムのベース部におい
て、閉弁点から下る1次下り勾配部の直後に上り勾配部
を設けたので、1次下り勾配部に大なる勾配及び下り量
を与えることができ、油圧タペットの吸振機能と相俟っ
て、機関弁閉じ直後のベース部の大なる振れを効果的に
吸収することができる。
しかも、1次下り勾配部に続く上り勾配部の勾配は、カ
ムのリフト部における開弁緩衝曲線の勾配より緩く設定
されているから、該上り勾配部により油圧タペットの作
動を回避することができる。
そして、上記上り勾配よりも後のベース部後半に2次下
り勾配部が特設されるので、その2次下り勾配部によっ
て、ベース部後半で生じるリフト方向の振れを効果的に
吸収することができる。
さらに、ベース部において、1次下り勾配部の下り量A
と、第1中間点及び開弁点間の高低差Bとを A≧B と設定すると共に、A−Bを油圧タペットの遊びLoに
対し Lo≧A−B と設定したので、開弁点を常に閉弁点と同レベル若しく
はそれより低いレベルに設定でき、これにより機関弁閉
弁時の着座力低下の発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は全体図、第2図はカムのプロフィル展開
図、第3図は油圧タペットの縦断面図、第4図はカムの
回転に伴う油圧タペット及び機関弁の変位特性線図、第
5図ないし第9図は本発明の第2ないし第6実施例を示
すカムのプロフィル展開図、第10図は本発明の第7実
施例を示す、第1図に対応した全体図である。 a……上り勾配部としての1次上り勾配部、a……
2次上り勾配部、C……カム、Cl……リフト部、Cb
……ベース部、d……1次下り勾配部、d……2次
下り勾配部、Pc……閉弁点、Po……開弁点、P
……第1,第2中間点 4……機関弁、6……動弁装置、9……油圧タペット、
10……カムフォロア、11……カム軸、20……シリ
ンダ、21……油圧室、22……プランジャ、23……
油溜室、28……バルブケージ、29……チエック弁、
31……伸長ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関弁(4)を閉弁方向へ付勢する弁ばね
    (7)と、機関弁(4)を開弁させるリフト部(Cl)
    及び機関弁(4)の閉弁を許容するベース部(Cb)を
    有するカム(C)と、このカム(C)から機関弁(4)
    に至る力の伝達系に介装されて弁頭間隙を排除する油圧
    タペット(9)とを備えた内燃機関の動弁装置におい
    て、カム(C)のベース部(Cb)が、閉弁点(Pc)
    から所定の第1中間点(P)に向って下る1次下り勾
    配部(d)と、第1中間点(P)から所定の第2中
    間点(P)に向って上り且つその勾配がリフト部(C
    l)の開弁緩衝曲線より緩い上り勾配部(a)と、第
    2中間点(P)から開弁点(Po)までの区間内に在
    って開弁点(Po)に近づくにつれて下る2次下り勾配
    部(d)とを少なくとも有し、1次下り勾配部
    (d)の、油圧タペット(9)の伸縮量に換算した下
    り量をA、第1中間点(P)及び開弁点(Po)間の
    高低差をB、油圧タペット(9)の遊びをLoとしたと
    き、 A≧B………………(1) Lo≧A−B………(2) 上記(1)及び(2)式が成立するようにA及びBを設定した
    ことを特徴とする、内燃機関の動弁装置。
  2. 【請求項2】機関弁(4)を閉弁方向へ付勢する弁ばね
    (7)と、機関弁(4)を開弁させるリフト部(Cl)
    及び機関弁(4)の閉弁を許容するベース部(Cb)を
    有するカム(C)と、このカム(C)から機関弁(4)
    に至る力の伝達系に介装されて弁頭間隙を排除する油圧
    タペット(9)とを備えた内燃機関の動弁装置におい
    て、カム(C)のベース部(Cb)が、閉弁点(Pc)
    から所定の第1中間点(P)に向って下る1次下り勾
    配部(d)と、第1中間点(P)から所定の第2中
    間点(P)に向って上り且つその勾配がリフト部(C
    l)の開弁緩衝曲線より緩い上り勾配部(a)と、第
    2中間点(P)から開弁点(Po)に向って下る2次
    下り勾配部(d)とを有し、1次下り勾配部(d
    の、油圧タペット(9)の伸縮量に換算した下り量を
    A、第1中間点(P)及び開弁点(Po)間の高低差
    をB、油圧タペット(9)の遊びをLoとしたとき、 A≧B………………(1) Lo≧A−B………(2) 上記(1)及び(2)式が成立するようにA及びBを設定した
    ことを特徴とする、内燃機関の動弁装置。
  3. 【請求項3】機関弁(4)を閉弁方向へ付勢する弁ばね
    (7)と、機関弁(4)を開弁させるリフト部(Cl)
    及び機関弁(4)の閉弁を許容するベース部(Cb)を
    有するカム(C)と、このカム(C)から機関弁(4)
    に至る力の伝達系に介装されて弁頭間隙を排除する油圧
    タペット(9)とを備えた内燃機関の動弁装置におい
    て、カム(C)のベース部(Cb)が、閉弁点(Pc)
    から所定の第1中間点(P)に向って下る1次下り勾
    配部(d)と、第1中間点(P)から所定の第2中
    間点(P)に向って上り且つその勾配がリフト部(C
    l)の開弁緩衝曲線より緩い1次上り勾配部(a
    と、第2中間点(P)から所定の第3中間点(P
    に向って下る2次下り勾配部(d)と、第3中間点
    (P)から開弁点(Po)までの区間内に在って開弁
    点(Po)に近づくにつれて上り且つその勾配がリフト
    部(Cl)の開弁緩衝曲線より緩い2次上り勾配部(a
    )とを少なくとも有し、1次下り勾配部(d)の、
    油圧タペット(9)の伸縮量に換算した下り量をA、第
    1中間点(P)及び開弁点(Po)間の高低差をB、
    油圧タペット(9)の遊びをLoとしたとき、 A≧B………………(1) Lo≧A−B………(2) 上記(1)及び(2)式が成立するようにA及びBを設定した
    ことを特徴とする、内燃機関の動弁装置。
JP13250188A 1988-03-03 1988-05-30 内燃機関の動弁装置 Expired - Fee Related JPH0625525B2 (ja)

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