JPH09112233A - エンジンのバルブメカニズム - Google Patents
エンジンのバルブメカニズムInfo
- Publication number
- JPH09112233A JPH09112233A JP29755395A JP29755395A JPH09112233A JP H09112233 A JPH09112233 A JP H09112233A JP 29755395 A JP29755395 A JP 29755395A JP 29755395 A JP29755395 A JP 29755395A JP H09112233 A JPH09112233 A JP H09112233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- valve
- crosshead
- guide pin
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/242—Arrangement of spark plugs or injectors
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バルブのリフト量に影響を及ぼすことなくバ
ルブメカニズムの可動部分の運動量を小さくする。 【解決手段】 シリンダヘッド１に立設したガイドピン
２をクロスヘッド３の脚部４に設けたガイド孔５に昇降
自在に嵌入してガイドピン２の上面に油溜室６を形成す
る一方、バルブ８のステム９の上端面に下面を対向させ
たピストン１０をクロスヘッド３のアーム７の先端部に
昇降自在に嵌着してピストン１０の上面に油室１１を形
成する。油室１１と油溜室６を連通保持させる油路１２
を設けると共に、油溜室６に圧油を供給保持する圧油供
給手段を設けたことにより、ガイドピン２とクロスヘッ
ド３の間の相対運動をクロスヘッド３とピストン１０の
間の相対運動に変換することにより、クロスヘッド３の
運動量よりもピストン１０の運動量を大きくしてバルブ
のリフト量を増大させるようにした。
ルブメカニズムの可動部分の運動量を小さくする。 【解決手段】 シリンダヘッド１に立設したガイドピン
２をクロスヘッド３の脚部４に設けたガイド孔５に昇降
自在に嵌入してガイドピン２の上面に油溜室６を形成す
る一方、バルブ８のステム９の上端面に下面を対向させ
たピストン１０をクロスヘッド３のアーム７の先端部に
昇降自在に嵌着してピストン１０の上面に油室１１を形
成する。油室１１と油溜室６を連通保持させる油路１２
を設けると共に、油溜室６に圧油を供給保持する圧油供
給手段を設けたことにより、ガイドピン２とクロスヘッ
ド３の間の相対運動をクロスヘッド３とピストン１０の
間の相対運動に変換することにより、クロスヘッド３の
運動量よりもピストン１０の運動量を大きくしてバルブ
のリフト量を増大させるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのバルブメ
カニズムに係り、特に、高速型のマルチバルブエンジン
に適したバルブメカニズムに関するものである。
カニズムに係り、特に、高速型のマルチバルブエンジン
に適したバルブメカニズムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ポペット形式のバルブを設けたエンジン
においては、バルブスプリングによってバルブを閉弁保
持させつつ、バルブを必要な時期にカムで開けるように
している。このようなバルブメカニズムにおいて、バル
ブステムの延長線上にカムを配したＯＨＣ方式のバルブ
メカニズムにおいては、カムとステムが接近しているた
めにその間のリンクの剛性が高く、軽量であるために高
速化に適しているとされている。
においては、バルブスプリングによってバルブを閉弁保
持させつつ、バルブを必要な時期にカムで開けるように
している。このようなバルブメカニズムにおいて、バル
ブステムの延長線上にカムを配したＯＨＣ方式のバルブ
メカニズムにおいては、カムとステムが接近しているた
めにその間のリンクの剛性が高く、軽量であるために高
速化に適しているとされている。
【０００３】ところが、このようなＯＨＣ方式のバルブ
メカニズムにおいてはカムのリフト量とバルブのリフト
量が実質的に同一であるために、バルブのリフト量を大
きくしようとするときはリフト量の大きな大型のカムを
用いる必要性がある。
メカニズムにおいてはカムのリフト量とバルブのリフト
量が実質的に同一であるために、バルブのリフト量を大
きくしようとするときはリフト量の大きな大型のカムを
用いる必要性がある。
【０００４】また、カムとバルブステムの間にロッカア
ームを介在させた方式のバルブメカニズムの場合は、リ
フト量の大きな大型のカムを用いる他にもロッカアーム
のレバー比を大きくすることでバルブのリフト量を大き
くできるが、この場合は重量の大きなロッカアームの揺
動角度が大きくなってしまう。
ームを介在させた方式のバルブメカニズムの場合は、リ
フト量の大きな大型のカムを用いる他にもロッカアーム
のレバー比を大きくすることでバルブのリフト量を大き
くできるが、この場合は重量の大きなロッカアームの揺
動角度が大きくなってしまう。
【０００５】このように、バルブメカニズムの可動部分
の運動量が増加すると、バルブメカニズムの消費動力が
増加すると共に、振動が大きくなる。特に、一気筒あた
り複数個の吸排気弁を設けたマルチバルブエンジンにお
いては、カムあるいはロッカアームとバルブのステムの
間に介在させたクロスヘッドの昇降ストロークがバルブ
のリフト量と同一になってバルブメカニズムの消費動力
が増大してしまうために、バルブのリフト量に影響を及
ぼすことなく可動部分の運動量を小さくできるバルブメ
カニズムの具体化が要請されている。
の運動量が増加すると、バルブメカニズムの消費動力が
増加すると共に、振動が大きくなる。特に、一気筒あた
り複数個の吸排気弁を設けたマルチバルブエンジンにお
いては、カムあるいはロッカアームとバルブのステムの
間に介在させたクロスヘッドの昇降ストロークがバルブ
のリフト量と同一になってバルブメカニズムの消費動力
が増大してしまうために、バルブのリフト量に影響を及
ぼすことなく可動部分の運動量を小さくできるバルブメ
カニズムの具体化が要請されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、バルブのリフト量に影響を
及ぼすことなく可動部分の運動量を小さくできるバルブ
メカニズムを提供することを課題としている。
みてなされたものであって、バルブのリフト量に影響を
及ぼすことなく可動部分の運動量を小さくできるバルブ
メカニズムを提供することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、駆動手段とバルブのステムの間にクロスヘ
ッドを介在させたエンジンのバルブメカニズムにおい
て、シリンダヘッドに立設したガイドピンをクロスヘッ
ドの脚部に設けたガイド孔に昇降自在に嵌入してガイド
ピンの上面に油溜室を形成する一方、バルブのステムの
上端面に下面を対向させたピストンをクロスヘッドのア
ームの先端部に昇降自在に嵌着してピストンの上面に油
室を形成している。そして、油室と油溜室を連通保持さ
せる油路を設けると共に、油溜室に圧油を供給保持する
圧油供給手段を設けたことを特徴としている。
に本発明は、駆動手段とバルブのステムの間にクロスヘ
ッドを介在させたエンジンのバルブメカニズムにおい
て、シリンダヘッドに立設したガイドピンをクロスヘッ
ドの脚部に設けたガイド孔に昇降自在に嵌入してガイド
ピンの上面に油溜室を形成する一方、バルブのステムの
上端面に下面を対向させたピストンをクロスヘッドのア
ームの先端部に昇降自在に嵌着してピストンの上面に油
室を形成している。そして、油室と油溜室を連通保持さ
せる油路を設けると共に、油溜室に圧油を供給保持する
圧油供給手段を設けたことを特徴としている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図１は本発明に係るバルブメカ
ニズムの一実施形態を示す概略構成図であり、エンジン
のシリンダヘッド１の上面に中空パイプで構成したガイ
ドピン２を立設し、クロスヘッド３の脚部４に設けたガ
イド孔５に前記ガイドピン２を昇降自在に嵌入してガイ
ドピン２の上面に油溜室６を形成している。そして、ガ
イドピン２を挟んだ対向位置にそれぞれポペット型のバ
ルブ７を昇降自在に取り付けると共に、脚部４の上端か
ら図中左右方向に伸びる一対のアーム８の先端をバルブ
７のステム９の延長線上に位置させている。
づいて詳細に説明する。図１は本発明に係るバルブメカ
ニズムの一実施形態を示す概略構成図であり、エンジン
のシリンダヘッド１の上面に中空パイプで構成したガイ
ドピン２を立設し、クロスヘッド３の脚部４に設けたガ
イド孔５に前記ガイドピン２を昇降自在に嵌入してガイ
ドピン２の上面に油溜室６を形成している。そして、ガ
イドピン２を挟んだ対向位置にそれぞれポペット型のバ
ルブ７を昇降自在に取り付けると共に、脚部４の上端か
ら図中左右方向に伸びる一対のアーム８の先端をバルブ
７のステム９の延長線上に位置させている。
【０００９】アーム８の先端部にはバルブ７のステム９
の上端面に下面を対向させたピストン１０を昇降自在に
嵌着することにより、該ピストン１０を介してアーム８
の先端をバルブ７のステム９に当接させると共に、ピス
トン１０の上面に油室１１を形成している。また、油溜
室６と油室１１をクロスヘッド３に設けた油路１２を介
して連通保持させる一方、図示しないクランクシャフト
の回転にともなって駆動される油圧ポンプ１３の吐出口
と油溜室６を逆止弁１４を設けた油路１５およびガイド
パイプ２の内部を介して連通保持させることにより、少
なくともエンジンの運転中は油溜室６に所定圧力の圧油
を供給保持させている。
の上端面に下面を対向させたピストン１０を昇降自在に
嵌着することにより、該ピストン１０を介してアーム８
の先端をバルブ７のステム９に当接させると共に、ピス
トン１０の上面に油室１１を形成している。また、油溜
室６と油室１１をクロスヘッド３に設けた油路１２を介
して連通保持させる一方、図示しないクランクシャフト
の回転にともなって駆動される油圧ポンプ１３の吐出口
と油溜室６を逆止弁１４を設けた油路１５およびガイド
パイプ２の内部を介して連通保持させることにより、少
なくともエンジンの運転中は油溜室６に所定圧力の圧油
を供給保持させている。
【００１０】そして、クロスヘッド３の上方に配設した
ロッカアーム１６の先端部下面をロッカアーム３の中央
部上面に当接させることにより、カム１７が回転駆動さ
れると、ロッカアーム１６、クロスヘッド３およびピス
トン１０を介してステム９を押し下げてバルブ７を開弁
させるようにしている。１８、１８はバルブスプリング
リテーナ、１９はロッカシャフト、２０はタペットロー
ラである。
ロッカアーム１６の先端部下面をロッカアーム３の中央
部上面に当接させることにより、カム１７が回転駆動さ
れると、ロッカアーム１６、クロスヘッド３およびピス
トン１０を介してステム９を押し下げてバルブ７を開弁
させるようにしている。１８、１８はバルブスプリング
リテーナ、１９はロッカシャフト、２０はタペットロー
ラである。
【００１１】上記のような構成になるバルブメカニズム
において、エンジンの運転にともなって油圧ポンプ１３
が駆動されると、図示しないオイルパンのオイルが油圧
ポンプ１３から吐出されて逆止弁１４を備えた油路１５
およびガイドパイプ２の内部通路を介して油溜室６に供
給される。このために、油溜室６およびこの油溜室６に
油路１２を介して連通保持されている油室１１の圧力が
油圧ポンプ１３の吐出圧力と同等に上昇保持される。
において、エンジンの運転にともなって油圧ポンプ１３
が駆動されると、図示しないオイルパンのオイルが油圧
ポンプ１３から吐出されて逆止弁１４を備えた油路１５
およびガイドパイプ２の内部通路を介して油溜室６に供
給される。このために、油溜室６およびこの油溜室６に
油路１２を介して連通保持されている油室１１の圧力が
油圧ポンプ１３の吐出圧力と同等に上昇保持される。
【００１２】油室１１の圧力が上昇すると、ピストン１
０がクロスヘッド３に対して下降移動してバルブ７のス
テム９の上端面に押し付けられる。また、この押付反力
によってクロスヘッド３の上面がロッカアーム１６の先
端部下面に押し付けられてタペットローラ２０をカム１
７に押し付けるために、カム１７とバルブ７の間のクリ
アランスがゼロの状態になる。
０がクロスヘッド３に対して下降移動してバルブ７のス
テム９の上端面に押し付けられる。また、この押付反力
によってクロスヘッド３の上面がロッカアーム１６の先
端部下面に押し付けられてタペットローラ２０をカム１
７に押し付けるために、カム１７とバルブ７の間のクリ
アランスがゼロの状態になる。
【００１３】なお、油圧ポンプ１３から吐出された余剰
のオイルは、逆止弁１４より油圧ポンプ１３側の油路１
５あるいは油圧ポンプ１３に内蔵した図示しないリリー
フ弁などを経てオイルパンに戻される。このために、油
溜室６および油室１１の圧力が必要以上に高くなること
がなく、バルブ７の不用意な開弁が阻止される。
のオイルは、逆止弁１４より油圧ポンプ１３側の油路１
５あるいは油圧ポンプ１３に内蔵した図示しないリリー
フ弁などを経てオイルパンに戻される。このために、油
溜室６および油室１１の圧力が必要以上に高くなること
がなく、バルブ７の不用意な開弁が阻止される。
【００１４】このようにクリアランスがゼロになった状
態でカム１７が回転してタペットローラ２０が図中上方
に移動すると、ロッカシャフト１９を中心としてロッカ
アーム１６が図中反時計回りの方向に揺動し、クロスヘ
ッド３を押し下げる。クロスヘッド３が下降すると、ガ
イドピン２の上面に形成されている油溜室６の容積が減
少して該油溜室６の内部の圧力が上昇する。
態でカム１７が回転してタペットローラ２０が図中上方
に移動すると、ロッカシャフト１９を中心としてロッカ
アーム１６が図中反時計回りの方向に揺動し、クロスヘ
ッド３を押し下げる。クロスヘッド３が下降すると、ガ
イドピン２の上面に形成されている油溜室６の容積が減
少して該油溜室６の内部の圧力が上昇する。
【００１５】油溜室６の内部の圧力が上昇すると、油溜
室１１に油路１２を介して連通保持されている油室１１
の圧力が上昇してクロスヘッド３に対してピストン１０
を下降移動させるために、クロスヘッド３とピストン１
０の相対運動量に相当する分だけクロスヘッド３よりも
ピストン１０の絶対運動量が増加して昇降速度が高くな
る。従って、図１に実線で示したようなカムノーズが低
くてカムリフトが小さいカム１７を用いた場合であって
も、同図に二点鎖線で示したような大きなカムリフトの
カムを用いた場合と同様の特性でバルブ７が開閉運動す
る。
室１１に油路１２を介して連通保持されている油室１１
の圧力が上昇してクロスヘッド３に対してピストン１０
を下降移動させるために、クロスヘッド３とピストン１
０の相対運動量に相当する分だけクロスヘッド３よりも
ピストン１０の絶対運動量が増加して昇降速度が高くな
る。従って、図１に実線で示したようなカムノーズが低
くてカムリフトが小さいカム１７を用いた場合であって
も、同図に二点鎖線で示したような大きなカムリフトの
カムを用いた場合と同様の特性でバルブ７が開閉運動す
る。
【００１６】また、上記のようにカム１７を小型軽量化
した場合にも大きなバルブリフト量を得ることができる
ことはもちろんのこと、クロスヘッド３およびロッカア
ーム１６の運動量を小さくできる。このために、バルブ
メカニズムの消費エネルギが小さくなってエンジンの燃
費が改善されると共に、バルブメカニズムを振動源とす
る振動の発生が抑制される。
した場合にも大きなバルブリフト量を得ることができる
ことはもちろんのこと、クロスヘッド３およびロッカア
ーム１６の運動量を小さくできる。このために、バルブ
メカニズムの消費エネルギが小さくなってエンジンの燃
費が改善されると共に、バルブメカニズムを振動源とす
る振動の発生が抑制される。
【００１７】なお、ガイドピン２およびピストン１０と
クロスヘッド３の摺動隙間から漏れたオイルはバルブ７
の潤滑に供された後にオイルパンに戻され、摺動隙間か
らの漏れ量に相当する量のオイルがバルブ７の閉弁時に
逆止弁１４を経て油溜室６に補給される。
クロスヘッド３の摺動隙間から漏れたオイルはバルブ７
の潤滑に供された後にオイルパンに戻され、摺動隙間か
らの漏れ量に相当する量のオイルがバルブ７の閉弁時に
逆止弁１４を経て油溜室６に補給される。
【００１８】上記実施形態においては吸排気バルブをそ
れぞれ複数本設けたマルチバルブエンジンに本発明を適
用しているが、吸気バルブあるいは排気バルブの少なく
とも一方を１本だけしか備えていないエンジンにも本発
明を適用してピストンによるリフト量の増大効果を与え
ることができる。
れぞれ複数本設けたマルチバルブエンジンに本発明を適
用しているが、吸気バルブあるいは排気バルブの少なく
とも一方を１本だけしか備えていないエンジンにも本発
明を適用してピストンによるリフト量の増大効果を与え
ることができる。
【００１９】また、上記実施形態においては油溜室６の
断面積と油室１０の総断面積をほぼ同一にしてクロスヘ
ッド３のリフト量の２倍のバルブリフト量を得るように
しているが、油溜室６と油室１０の総断面積の比を変更
してリフト量の増大倍率を変更することもできる。
断面積と油室１０の総断面積をほぼ同一にしてクロスヘ
ッド３のリフト量の２倍のバルブリフト量を得るように
しているが、油溜室６と油室１０の総断面積の比を変更
してリフト量の増大倍率を変更することもできる。
【００２０】さらに、上記実施形態においてはクロスヘ
ッドとカムの間にロッカアームを介在させているが、ロ
ッカアームとカムの間にプッシュロッドを介在させた方
式のバルブメカニズムあるいはカムをクロスヘッドに直
接作用させる方式のバルブメカニズムに本発明を適用す
ることもできる。
ッドとカムの間にロッカアームを介在させているが、ロ
ッカアームとカムの間にプッシュロッドを介在させた方
式のバルブメカニズムあるいはカムをクロスヘッドに直
接作用させる方式のバルブメカニズムに本発明を適用す
ることもできる。
【００２１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、ガイドピンとクロスヘッドの間の相対運動をクロス
ヘッドとピストンの間の相対運動に変換することによ
り、クロスヘッドの運動量よりもピストンの運動量を大
きくしてバルブリフト量を確保するようにしたものであ
るから、バルブリフト量に影響を及ぼすことなくカムあ
るいはクロスヘッドなどで代表される可動部分の運動量
を小さくすることができる。よって、バルブメカニズム
の消費エネルギが小さくなってエンジンの燃費が改善さ
れると共に、バルブメカニズムを振動源とする振動の発
生が抑制される。
は、ガイドピンとクロスヘッドの間の相対運動をクロス
ヘッドとピストンの間の相対運動に変換することによ
り、クロスヘッドの運動量よりもピストンの運動量を大
きくしてバルブリフト量を確保するようにしたものであ
るから、バルブリフト量に影響を及ぼすことなくカムあ
るいはクロスヘッドなどで代表される可動部分の運動量
を小さくすることができる。よって、バルブメカニズム
の消費エネルギが小さくなってエンジンの燃費が改善さ
れると共に、バルブメカニズムを振動源とする振動の発
生が抑制される。
【図１】本発明に係るバルブメカニズムの一実施形態を
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
１ シリンダヘッド ２ ガイドピン ３ クロスヘッド ４ 脚部 ５ ガイド孔 ６ 油溜室 ７ バルブ ８ アーム ９ ステム １０ ピストン １１ 油室 １２ 油路 １３ 油圧ポンプ １４ 逆止弁 １５ 油路 １６ ロッカアーム １７ カム １８ バルブスプリングリテーナ １９ ロッカシャフト ２０ タペットローラ
Claims (1)
- 【請求項１】 駆動手段とバルブのステムの間にクロス
ヘッドを介在させたエンジンのバルブメカニズムにおい
て、シリンダヘッドに立設したガイドピンをクロスヘッ
ドの脚部に設けたガイド孔に昇降自在に嵌入してガイド
ピンの上面に油溜室を形成する一方、バルブのステムの
上端面に下面を対向させたピストンをクロスヘッドのア
ームの先端部に昇降自在に嵌着してピストンの上面に油
室を形成し、油室と油溜室を連通保持させる油路を設け
ると共に、油溜室に圧油を供給保持する圧油供給手段を
設けたことを特徴とするエンジンのバルブメカニズム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29755395A JPH09112233A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | エンジンのバルブメカニズム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29755395A JPH09112233A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | エンジンのバルブメカニズム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112233A true JPH09112233A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17848045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29755395A Pending JPH09112233A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | エンジンのバルブメカニズム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09112233A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006512522A (ja) * | 2002-07-05 | 2006-04-13 | ボルボ ラストバグナー アーベー | 内燃機関用装置 |
| JP2008530430A (ja) * | 2005-02-11 | 2008-08-07 | ボルボ ラストバグナー アーベー | 内燃機関用装置 |
| JP2009522487A (ja) * | 2005-12-28 | 2009-06-11 | ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド | 部分サイクルブリーダ型制動の方法とシステム |
| CN107143392A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-09-08 | 重庆理工大学 | 气门摇臂驱动装置及其同名两气门单臂驱动结构 |
| WO2020000640A1 (zh) * | 2018-06-28 | 2020-01-02 | 潍柴动力股份有限公司 | 配气相位两级切换的进气门装置及柴油机 |
| EP3832076A1 (en) * | 2019-12-04 | 2021-06-09 | Wärtsilä Finland Oy | An assembly for transmitting force from a rocker arm to an end of two valve stems in an internal combustion piston engine |
| WO2021110250A1 (en) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | Wärtsilä Finland Oy | An assembly for transmitting force from a rocker arm to an end of two valve stems in an internal combustion piston engine |
| CN113692480A (zh) * | 2019-03-29 | 2021-11-23 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于内燃机的具有液压延时元件的阀门系统 |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP29755395A patent/JPH09112233A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP4897216B2 (ja) * | 2002-07-05 | 2012-03-14 | ボルボ ラストバグナー アーベー | 内燃機関用装置 |
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