JPH06255182A - 検査依頼書と検体管に同時にインデックスナンバーを印字する方法並びにその装置 - Google Patents

検査依頼書と検体管に同時にインデックスナンバーを印字する方法並びにその装置

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JPH06255182A
JPH06255182A JP4122512A JP12251292A JPH06255182A JP H06255182 A JPH06255182 A JP H06255182A JP 4122512 A JP4122512 A JP 4122512A JP 12251292 A JP12251292 A JP 12251292A JP H06255182 A JPH06255182 A JP H06255182A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 検体を検査依頼書に基づいて検査し、あるい
は検査結果の集計作業を円滑に進めるため、検査依頼書
と検体管の両方にインデックスナンバーを自動的に印字
する。 【構成】 コンピューター装置部20に入力設定してお
いたインデックスナンバーを、検査依頼書24に検査依
頼書印字装置で印字するのと連動させて、複数本の検体
管をラック2に1列に挿入して搬送しながら、検体管に
検査依頼書24と同じインデックスナンバーをインクジ
ェットプリンター22で印字する。印字と連動して、こ
のインクジェットプリンター22の印字ヘッド29の前
をラック2が横切ると、ラック2に挿入されている各検
体管すべてに検査依頼書24と同じインデックスナンバ
ーを印字できるように制御するコンピューター装置部2
0を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野]本発明は,医療機関等で採取され
た人の血液や尿等の検体を検査依頼書に記入された検査
項目にもとづいて検査機にかけて検査をしたり,その検
査結果を集計したりする作業を円滑に進めることを目的
になされたもので,検査依頼書と検体の入った検体管の
両方にインデックスナンバーを印字する方法及びその装
置に関するものである. [従来の技術]通常,検査対象者1人につき,その者の
氏名や検査依頼事項を記入した検査依頼書1枚と,血液
や尿等の検体を入れた複数本の検体管(以後,検体管と
は試験管に検体を注入してあるものを称する)とがあ
り,医療機関等でその検体管それぞれに氏名やその他の
事項を記入したラベルを貼るとともに,他方,検査依頼
書にも同じ氏名を記入し,また,それぞれの検体がどの
ような検査をするのかという事項を記入(あらかじめ検
査項目が印刷されているので該当する項目に印をつけて
おく)して,一緒に検査センターに送られる(医療機関
内に設置している場合もあるが,ほとんどの場合は専門
の検査センターで分析検査を実施している)これらの検
体管数はその検査目的によって,検査対象者1人につき
2〜3本のときもあれば10数本になるときもある.検
査センターでは検査依頼書に記入されている検査目的別
に各検体を仕分けてから,それぞれの専用の検査機器に
回すようにしている.この時点で,同一人の検体であっ
ても別々の場所に分かれて処理されていくので,他人の
検体と間違わないようにするために,従来は同一にの検
体管すべてと,その者の検査依頼書の両方に同じインデ
ックスナンバーを割り当て,そのインデツクスナンバー
を作業者がマジックペンを使って手で記入していた.こ
のようにすることによって,検査の途中や,その後の検
査結果データーの集計その他をインデツクスナンバーで
管理することができるようになり,氏名を確認しながら
行う方法に比べて取り扱いミスが減った.また,コンピ
ューターに氏名ではなく,インデックスナンバーで入力
することができるので作業の省力化をはかることができ
るようになった. [発明が解決しようとする課題]しかしながら,1日当
りの処理数についてみると,何千人分もの検体管が検査
センターに送られてくるので,その合計数は万単位の数
にのぼることになる.このような多数の細い試験管から
なる検体管を作業者が手に取ってその壁面にマジックペ
ンでインデックスナンバーを1日長時間にわたって記入
していると誤って記入する場合がよくあり,他人の検体
と間違って検査報告書に記入されるという最悪の事態を
招く場合もあって,これをチェックするために多くの労
力を必要とした.また,これらの検体は昼間に採取され
て検査センターに回収されてくるので,それからインデ
ックスナンバーを記入しなければならず,深夜におよぶ
作業となるために作業者の肉体的,精神的な疲労が大き
かった.また,これらの検体には多分に危険な病原菌等
を含んでいる可能性があり,作業者が検体管を直接手で
握るときに感染する恐れもあった.さらにまた,たとえ
上記のようにインデックスナンバーをつけて管理し易く
しても,検査報告書を作成する際には,それぞれの検査
対象者に該当するインデックスナンバーをコンピュータ
ーに手で入力しなければならないから,それほど作業効
率を上げることができず,また,手入力によるミスもた
びたび発生していた.本発明は,上記従来の問題点を解
決しょうとしてなされたもので,ナンバーリング作業を
機械で自動的に行うことによって人の手に触れる事を少
なくして作業環境を安全なものとし,また,それによっ
てインデックスナンバーを正確に印字することができる
システムを完成させるとともに,印字装置を使って検査
依頼書にOCR文字によるインデックスナンバーを印字
することによってそれをOCR読取機で自動的に読み取
ることができるようにし,またその検査依頼書に記入し
てある検査事項等も同時にコンピューターで自動的に読
み取れるようにして作業を省力化し,作業効率をあげよ
うとする目的でなされたものである. 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は次に説明するような手段を採用した.初め
に,本発明に係わる検査依頼書と検体管に同時にインデ
ックスナンバーを印字する方法について説明する.あら
かじめ印字する前に,次のような準備作業をする.各医
療機関等から回収されてきた血液や尿等の検体が入った
検体管と検査依頼書を同一人のものごとに仕分ける.検
査依頼書は1人につき1枚で,その者に該当する検体管
は複数本ある.同一人の検体管をラックの挿入口に挿入
しておく.検査対象者1人につき1ラック内に納まると
きもあれば2ラック以上になるときもある.2ラック以
上のときは特別に色分けしたラックに挿入したり,ま
た,センサーによって同一人のものであることを識別で
きるようにしておく.他方,検査依頼書も上記ラックの
順番に重ねておく.以上の準備作業をしたのち,コンピ
ューター装置部に印字したいインデックスナンバーを入
力設定する.次に,検体管を挿入したラックを1個ずつ
検査依頼書と同一人のものであるかどうかを作業者が照
合確認しながら搬送部に手で置くか,あるいは,搬送部
に順番に手で並べて載せるか,あるいは,いったんトレ
ーの上に順番に1列に並べておいてから,まとめて搬送
部に移しかえるようにする等,種々の手段でラックをセ
ットする.並行して,搬送部にセットしたラックに該当
する検査対象者の検査依頼書を検査依頼書印字装置に供
給すると検査依頼書に該コンピューター装置部で指定し
たインデックスナンバーを印字すると同時に,この動き
に連動して該ラックが搬送されて,ラックに挿入してあ
る検体管すべてに,該検査依頼書に印字したのと同じイ
ンデックスナンバーをインクジェットプリンターで印字
できるようにして,同一人の検査依頼書と検体管それぞ
れに同じインデックスナンバーを印字する.印字した後
の検体管はラックに載せたまま回収集積する.インデッ
クスナンバーは連続する番号とかまたは記号の入ったも
の,また,日付の入ったもの,あるいはまたそれらの組
み合わせたもの等,種々の文字を選択することができる
ようにする.次に,本発明に係わる検査依頼書と検体管
に同時にインデックスナンバーを印字する装置について
説明する.検査依頼書にインデックスナンバーを印字す
るための検査依頼書印字装置を設け,該検査依頼書に記
入されている検査対象者の検体管を1列に複数本挿入す
ることができるように構成したラックを搬送するラック
搬送装置を設け,さらに該検体管にインデックスナンバ
ーを印字するためのインクジェットプリンターを設け,
該検査依頼書に印字するのと連動して,このインクジェ
ットプリンターの印字ヘッドの前をラックが横切るとラ
ックに挿入されている検体管すべてに該検査依頼書に印
字したのと同じインデックスナンバーを印字できるよう
に制御するためのコンピューター装置部を設ける.検査
依頼書印字装置にはドットプリンターその他の適宜の印
字装置が利用できる.これに検査依頼書を自動的に給排
紙できるようにした自動給排紙機を設けてもよい.ラッ
クは複数個の挿入口を設けたプラスティックス等からで
きた直方体をしている.また,検体管は各医療機関の都
合で様々な種類のものが使用されており,ガラス管やプ
ラスティックス管等でできている.また,ラック搬送装
置はラックを1個ずつセットするための供給コンベアー
と,セットされたラックを搬送してインクジェットプリ
ンターで印字できるようにするための印字搬送コンベア
ーと,印字後のラックを排出するための排出コンベアー
からなり,さらに排出したラックを回収する集積棚部を
設けることによってラックの自動供給から印字後の排
出,回収までを自動的に行うことができる.この際,供
給コンベアーから1ラックずつ印字搬送コンベアーにセ
ットされるごとにそのラックと同一人の検査依頼書とを
対応させて印字処理する必要があるので,間違いがない
ようにビデオカメラを設けてその氏名が一致しているか
監視できるようにしておくのが好ましい.尚,処理数が
少ないところで使用するには,供給コンベアーや監視用
のビデオカメラを設備しないで作業者が直接氏名を確認
しながら印字搬送コンベアー上にラックを1個ずつ直接
手で置くようにしてもよい.また,インクジェットプリ
ンター及びコンピューター装置部は市販のものを利用す
る. [作 用]上記構成にもとづいてその作用を述べる.ナ
ンバーリングする前に前記したように,各医療機関等か
ら回収されてきた検体入りの検体管と検査依頼書を仕分
ける.このようにして仕分けた検体管をトレーの上に順
番に並べ,供給コンベアー上に移しかえる.他方,その
順番に検査依頼書を重ねておく.コンピューター装置部
のモニターに向かってまず,インデックスナンバーの入
力範囲,例えば,連番をナンバーリング印字する場合に
ついて説明すると,10001から20000を指定す
る.そして印字を開始するインデックスナンバー100
01を指定する.次に,作業者は検査依頼書を手に取り
これに記入されている氏名が印字搬送コンベアーにセッ
トされているラックに挿入されている検体管の氏名と同
じ氏名であるかどうかを照合確認する.同じであれば検
査依頼書を検査依頼書印字装置にセッティングすると検
査依頼書印字装置は検査依頼書が挿入されたことを感知
する.この両者がセットされたことを感知すると初めて
検査依頼書印字装置が作動し,検査依頼書にインデック
スナンバーを印字すると同時に,印字搬送コンベアーが
作動してラックを搬送する.ラックがインクジェットプ
リンターの印字ヘッド前を通過すると,センサーが感知
して挿入されている検体管の側面に該インデックスナン
バーを印字する.印字済み後の検査依頼書は自動給排紙
機で排紙し,収納カゴに回収する.他方のラックは印字
搬送コンベアーの末端で排出コンベアーで排出される.
続いて,次の検査依頼書とラックがセッティングされる
と上記作業がくりかえされる.印字後のラックは排出コ
ンベアー上に順次排出されるが,例えば30ラックに達
すると,横送り装置でこれらを一斉に集積棚部に転送で
きるようにする.また,1人当りの検体管の数が多くな
ると複数のラックに分散して挿入し,続けて並べて供給
する.この複数ラックが印字搬送コンベアー上にセット
されると,例えばラック側面に埋め込まれた金属棒をセ
ンサーが感知して検査依頼書なしでラックが走行し,イ
ンクジェットプリンターで直前に印字したのと同じイン
デックスナンバーを印字する. [実施例]実施例について図面を参照して説明すると,
第1図ないし第4図に示すように,ラック搬送装置1は
ラック2を直進搬送する印字搬送コンベアー3と,その
前後それぞれに連設した,ラック2を供給する供給コン
ベアー4とラック2を排出する排出コンベアー5とから
構成され,この供給コンベアー4と排出コンベアー5は
チェーンその他の伝動体6で互いに逆移動できるように
なっており,しかもこれらはゼネバを介して印字搬送コ
ンベアー3と互いに1/2サイクルずつ作動して合わせ
て1サイクル作動するように駆動モーター7に連設され
ている.供給コンベアー4及び排出コンベアー5はベル
ト式またはキャタピラ式等の搬送体を使用する.他方,
印字搬送コンベアー3はほぼラック2の厚み程度の幅を
形成した通路8と,これに隣接するようにしてその前後
にわたるように掛けたチェーンコンベアー9からなる.
このチェーンコンベアー9にはラック2の長さ間隔ごと
にアタッチメント爪28が取り付けてあって,これで供
給コンベアー4から供給されてきたラック2の側部を引
っかけて直進搬送できるように構成されている.また,
供給コンベアー4に隣接して,ラック2の長さ程度の幅
をもつ供給用棚11を設けることによって,ラック2を
供給する準備用として用いるようにし,他方,排出コン
ベアー5の片側に払い出しバー10からなる横送り装置
12を設け,排出コンベアー5上に,一定個数のラック
2が排出されて溜ると,横方向に往復移動させて排出コ
ンベアー5上のラック2を払い出すようにするととも
に,これに隣接して設けた前記供給用棚11と同様の回
収棚13上に転送できるようにする.これらは第3図及
び第4図に示されているセンサーによって感知されて作
動するように構成されている.まず,14は,ラック2
が印字搬送コンベアー3に進入してきたことを感知する
ものである.また,ラック2がそのセット位置に完全に
セットされたかどうかを感知するためにセンサー15を
設ける.さらにまた,セット位置の上方でラック2の挿
入口16それぞれに該当する個所にセンサー17を設け
て,挿入口16のどの個所に検体管18が入っているか
を感知するようにする.尚,センサー19は複数ラック
2であることを感知する金属感知センサーで複数ラック
のみ,その表面に金属棒を埋め込んでおく.すなわち,
上記センサーの14,15,17がすべて感知して初め
てラック2がセットされたことを認識するように構成す
る.その結果は,別途設けたコンピューター装置部20
の本体に送信され,ここで印字すべきインデックスナン
バーのデーターを検査依頼書印字装置21及びインクジ
ェットプリンター22の両方に送信するように構成され
る.23は検査依頼書24の自動給排紙機で,検査依頼
書24を上部挿入口から挿入するとドットプリンター2
5の吸入口に挿入され,そのまま印字位置まで吸入され
る.印字後,排出ローラ26で排出され,シュートを経
て収納ガゴ27内に回収できるように構成されている.
他方,セットされたラック2は上記検査依頼書24が挿
入されたことを感知すると同時にアタッチメント爪28
が作動してラック2の側部を引っかけながら通路8上を
直進搬送させることができる.通路6上の途中個所には
インクジェットプリンター22の印字ヘッド29が取り
付けてあって,該ラック2がその前を通過することをセ
ンサー30で感知すると,すでにセンサー14,15,
17によってコンピューター装置部20から送信されて
いた印字データーにもとづいて印字ヘッド29からイン
クが発射されて,第5図に示すようにラック2上にある
検体管18それぞれの側面にインデックスナンバーを印
字するように構成されている.センサー31は印字終了
後のラック2が印字搬送コンベアー3の末端に来たこと
を感知するもので,このセンサー31によって,ラック
2の処理個数をカウントする.また,駆動モーター7の
駆動軸には1サイクル回転を検知する原点センサーを設
けてあり,しかも搬送系との間にはクラッチブレーキを
介して,もし,1サイクルの動作時間内にラック2のセ
ットと検査依頼書24のセットが正常に完了しなかった
場合にはクラッチが外れてアタッチメント爪28が移動
しないように構成してある.このように構成することに
よって,もし,検査依頼書24がセットされていても印
字搬送コンベアー3上にラック2が供給されていなけれ
ば,搬送系を空運転させて,この検査依頼書24に対応
するラック2を供給することができるようにする.尚,
32はラック2を載置するトレーで,この上にラックを
並べておき供給コンベアー4上に移しかえたり,あるい
は印字後のラック2を払い出しバー12で回収する際に
利用するものである.また,34はコンピューター装置
部20のモニター,35はキーボード,36はコンピュ
ーター装置部20の架台である.さらにまた,37はビ
デオカメラで,38はそれに接続されているモニターで
ある.これは供給コンベアー4から印字搬送コンベアー
3に供給されてくるラック2に挿入してある検体管18
の氏名とそれに対応する検査依頼書24の氏名とが一致
するかどうかを作業者が確認するために設備している.
本実施例において使用するラック2は第5図に示すよう
に,挿入口16を5個設けたプラスティックス等からで
きた直方体をしている.図は検体が入っている検体管1
8を挿入口16に挿入した状態を示している.この検体
管18は各医療機関の都合で様々な種類のものが使用さ
れ,ガラス管やプラスティックス管等でできている.サ
イズは大体のところ直径が13〜17mm,長さは80
〜108mm程度のものである.同じ医療機関内であっ
ても異なる材質,寸法のものを使用している.本実施例
では,それらのものをすべて処理する事ができるように
ラック2の挿入口16の直径をその最大直径にし,検体
管18を挿入するとその長さの違いに関わらず管の底が
常に同レベルになるようにした.もちろん将来において
統一したサイズの検体管18を採用する事になればそれ
に応じてラック2の形状を変更することができるので必
ずしも上記形状である必要はない.また,挿入口16を
5個所にしたのは,大体1人当たりの検体数が5本以内
のものがほとんどであるためであり,必ずしも,この数
に限定する必要はない.第5図に挿入口16の5ケ所す
べてに様々な寸法の検体管18を挿入した状態を示す.
実際の使用状態では,その大部分が2〜3本である.上
記のように,検体管18はその大きさがまちまちである
からラック2の挿入口16に挿入したまま搬送させると
挿入口16内で動くからインクジェットプリンター22
で印字する際に字がゆがんだり,印字ミスをしたりす
る.これを防ぐために,第3図及び第4図に示すように
押えベルト部39を設ける.このベルトはアタッチメン
ト爪28のチェーンコンベア9の駆動軸と同速度に駆動
させるようにする.アタッチメント爪28で送られてき
たラック2はこの押えベルト部39の取り付け個所にく
ると検体管18はベルトで片側を押さえられて印字ヘッ
ド29側に固定されながら直進搬送されるように形成す
る.第6図及び第8図に示す第2の実施例は比較的処理
数の少ない作業に実施することを目的になされたもので
ある.ここでは,供給コンベアー4を設けず,ラック2
を1個ずつ作業者が手に取って,セット位置に置くよう
にする.また,印字搬送コンベアー3は第8図に示すよ
うに,ラック2を2本のチャッキング腕40でチャッキ
ングするようにしたチャッキングヘッド部41と,これ
を直進移動させるリニアヘッド42からなり,ラック2
をセッティングしたことをセンサー43が感知するとと
もに検査依頼書印字装置1に検査依頼書24が挿入され
るとコンピューター装置部20から検査依頼書24に印
字するように指令が出され,検査依頼書24にインデッ
クスナンバーを印字すると同時にリニアヘッド42が作
動してラック2のセット位置にチャッキングヘッド部4
1を移動させる.次に,このチャッキングヘッド部41
のモーター44が作動してこの駆動軸に取り付けた変心
カムの回転押し付け作用によって,ばねに坑しながらチ
ャッキング腕40が前進するとベアリング45で規制さ
れながらチャッキング腕40を押し広げ,その側面に形
成した凹みが該ベアリング45にはまり込むとチャッキ
ング腕40は互いに間隔をせばめてラック2をその両側
から挟み込んでチャッキングする.前記したようにラッ
ク2の検体管18の挿入口16の直径はその最大径より
もやや大きくしてあるから,それよりも小さい直径の検
体管2を入れると間隙ができてしまい,搬送する際に動
くと印字不良が出る.これを防止するために該チャッキ
ングヘッド部41の前部に圧縮ばね46を5個所に取り
付けた管固定部47を設け,チャッキングヘッド部41
の動きに連動してまずチャッキング腕40が前進してラ
ック2をチャッキングした後,さらに続いてこの管固定
部47が前進移動してきて圧縮ばね46が各検体管18
の側面を押し付けて検体管18が動かないように固定す
ると該モーター44は停止するように構成してある.チ
ャッキングヘッド部41はコンピューター装置部20か
ら印字指令があると,ラック2をチャツキングしたまま
リニアヘッド42の作動によってチャッキングヘッド部
41を直進搬送するように構成してある.搬送部末端に
達すると該モーター44が再び回転すると先のラック2
をチャッキングするときとは逆の動きとなり変心カムの
退避作用によって,まず,管固定部47を退避させて検
体管18の押し付け作用を解除した後,チャッキング腕
40を押し広げながらラック2のチャッキングを解除
し,チャッキングヘッド部41が退避して,再び元のラ
ック2のセッティング個所に戻るように構成してある. [発明の効果]本発明によると,以下に記載するような
効果を奏する.まず,作業者が検体管に直接手を触れず
に,インデックスナンバーを印字することができるの
で,病原菌等に感染する恐れがなく,作業環境が安全な
ものとなる.また,機械で自動的にナンバーリングする
から,作業者の肉体的,精神的な疲労も解消できるよう
になる.また,機械で自動的に印字するから,誤って記
入したりすることがなく,正確なインデックスナンバー
を印字することができる.従って,従来のように,あと
でチェックする作業が不要となる.また,ナンバーリン
グ作業を従来10数人で処理していたものが,1人ない
し2人の作業者でできるようになった.しかも,検査依
頼書に印字したインデックスナンバーをOCR読取機で
直接読み取りさせることができるので,従来のように手
で入力する必要がなく,また検査依頼書に記入されてい
る検査事項等も同時にコンピューターで読み取らせる事
ができるので大幅な省力化をはかることができ,作業効
率もあがる.この設備はわずか1.5m程度の占有面
積ですむから,場所も取らない.さらにまた,どの様な
材質,寸法の検体管であっても取り扱うことができるの
で,利用範囲が広い.以上のように,本発明は産業上有
用な検査依頼書と検体管に同時にインデックスナンバー
を印字する方法並びにその装置であるといえる.
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例を示す全体斜示図,第2図
はそのラック搬送装置の側面図、第3図はその平面図,
第4図は印字搬送コンベアーの側面図及び第5図はラッ
クに検体管を挿入した状態を示す斜示図であり,また第
6図は第2の実施例を示す全体斜示図,第7図はその平
面図及び第8図はチャッキングヘッド部の平面図であ
る. 1・・・ラック搬送装置,2・・・ラック,18・・・
検体管,20・・・コンピューター装置部,21・・・
検査依頼書印字装置, 22・・・インクジェットプリ
ンター,24・・・検査依頼書,29・・・印字ヘッ
ド,

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンピューター装置部(20)に入力設定しておい
    たインデックスナンバーを,検査依頼書(24)に検査
    依頼書印字装置(21)で印字するのと連動させて,該
    検査依頼書(24)に記入されている検査対象者の検体
    を入れた複数本の検体管(18)をラック(2)に1列
    に挿入して搬送しながら,それら検体管(18)すべて
    に該検査依頼書(24)に印字したのと同じインデック
    スナンバーをインクジェットプリンター(22)で印字
    することを特徴とする検査依頼書と検体管に同時にイン
    デックスナンバーを印字する方法. 2.検査依頼書(24)にインデックスナンバーを印字
    するための検査依頼書印字装置(21)を設け,該検査
    依頼書(24)に記入されている検査対象者の検体を入
    れた検体管(18)を1列に複数本挿入することができ
    るように構成したラック(2)を搬送するラック搬送装
    置(1)を設け,さらに該検体管(18)にインデック
    スナンバーを印字するためのインクジェットプリンター
    (22)を設け,該検査依頼書(24)に印字するのと
    連動して,このインクジェットプリンター(22)の印
    字ヘッド(29)の前をラック(2)が横切るとラック
    (2)に挿入されている各検体管(18)すべてに該検
    査依頼書(24)に印字したのと同じインデックスナン
    バーを印字できるように制御するためのコンピューター
    装置部(20)を設けたことを特徴とする検査依頼書と
    検体管に同時にインデックスナンバーを印字する装置.
JP12251292A 1992-03-30 1992-03-30 検査依頼書と検体管に同時にインデックスナンバーを印字する方法並びにその装置。 Expired - Fee Related JP3314308B2 (ja)

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