JPH06255128A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH06255128A
JPH06255128A JP6470893A JP6470893A JPH06255128A JP H06255128 A JPH06255128 A JP H06255128A JP 6470893 A JP6470893 A JP 6470893A JP 6470893 A JP6470893 A JP 6470893A JP H06255128 A JPH06255128 A JP H06255128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
damper
jet recording
ink jet
head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6470893A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Kadowaki
昭彦 門脇
Koji Yoshizawa
孝二 吉沢
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP6470893A priority Critical patent/JPH06255128A/ja
Publication of JPH06255128A publication Critical patent/JPH06255128A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンパーの振動膜を支えるバネ部材をダンパ
ー本体と一体の構造にすることで組立性および耐久性を
向上する。 【構成】 インクタンク1からキャリッジ4に搭載され
て往復移動するインクジェット記録ヘッド2へインクを
供給するチューブ3上に、容積が変動することによりイ
ンク圧の変動を吸収するダンパーを設置したインクジェ
ット記録装置において、ダンパー本体30に形成された
インク貯蔵部35の開口面に振動膜31を貼着するとと
もに、ダンパー本体30と一体的に形成された片持ち構
造のL字状バネ部材37により振動膜31の内面を支持
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関し、更に詳細にはキャリッジの往復移動による加
速度により発生したインクの圧力を吸収するダンパー
を、インクタンクからインクジェット記録ヘッド(以下
ヘッドと称す)へインクを供給するチューブの途中に設
置したインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置には、イ
ンクタンクからヘッドへインクを供給するチューブの途
中にダンパーを設置した構造のものがある。図4は、そ
のインクジェット記録装置の一例を示す斜視図である。
【0003】図4において、1はインクタンク、2はヘ
ッド、3はヘッド2にインクを供給するチューブであ
る。ヘッド2はガイド軸5,6に沿って矢印方向、すな
わち主走査方向に移動するキャリッジ4に搭載されてい
る。7はプラテンであり、プラテン7上に供給された用
紙8に近接した位置をヘッド2が主走査方向に移動しな
がらインク滴を噴射しながら記録を行う。
【0004】図5にヘッド2の正面図を示す。図に示さ
れるように、複数のノズル21、ノズル21にインクを
供給するインク流路22、インク流路22にインクを供
給するための共通のインク池部20、および圧力室23
等により、ヘッド2が構成される。圧力室23には上面
の振動板(図示せず)を介して電歪振動子24の振動が
加えられ、その急激な圧力変化によりインクが押し出さ
れて滴状になり噴射される。
【0005】このように構成されたインクジェット記録
装置では、ヘッド2の主走査方向の高速移動によって、
ヘッド2内部のインクやチューブ3内のインクに慣性力
が発生してインク滴径が変化し、記録が不安定となり、
さらには、記録不能に至ることもある。そこで通常は、
インク噴射の安定性の向上を図るため、ヘッド2とチュ
ーブ3の間にダンパーを設置している。このダンパーと
しては、実公平3−54914号や、本出願人が出願し
た特願平4−286833号がある。
【0006】以下、本出願人が出願したダンパーについ
て図を参照しながら説明する。図6は従来のダンパーの
要部を示す正面図であり、図7は図6の断面図である。
図において、2はヘッド、3はインクタンク(図示せ
ず)からのチューブ、30がダンパー本体であり、材質
にはインク耐腐食性にすぐれたポリエチレン等が用いら
れる。ダンパー本体30のインク流入口32は、ジョイ
ント40によりチューブ3と接続される。同じインク流
出口34はジョイント41によりヘッド2と接続され
る。このヘッド2とダンパー本体30との接続をできる
限り短くすることにより、外力が加えられたときその間
のインクに発生する慣性力を小さくしている。
【0007】ダンパー本体30の中央部のやや上方より
にインク貯蔵部35が形成されている。インク貯蔵部3
5は凹部により形成され、その下端部でインク流路33
に接続している。インク流路33は、インク流入口32
とインク流出口34との間に形成された溝からなり、イ
ンクタンク(図示せず)から流入したインクをヘッド2
へ送る。
【0008】インク貯蔵部35の開口部の対角線上に
は、インク耐腐食性にすぐれたステンレスからなる板バ
ネ37が張架され、両端が板バネ固定部36a,36b
により固定、支持される。板バネ37は、インク貯蔵部
35の全体を覆うように両側に枝状の凸部を有する。さ
らに板バネ37の上から重ねるように、ダンパー本体3
0とほぼ同形のポリエチレンフィルム等からなる振動膜
31を覆い、ダンパー本体30に熱融着等により固定す
る。これによりインク貯蔵部35およびインク流路33
の開口部がシールされる。
【0009】このダンパー本体30を接続したヘッド
2、チューブ3へのインクの充填は、キャップ装置(図
示せず)を用いて、ヘッド2のノズル21を密閉した
後、インク吸引回復装置と称するポンプ装置(図示せ
ず)を用いてキャップ装置内に負圧を発生させて行う。
負圧が発生すると、インクが吸引され、インクタンク
1、チューブ3、ダンパー本体30、ヘッド2、キャッ
プ装置、インク吸引回復装置の順に流入する。
【0010】このインク吸引のとき、ダンパー本体30
内のインク貯蔵部35の上部には空気室が形成される。
この空気室内の空気の圧縮性と振動膜31の弾性によ
り、ヘッド2およびチューブ3内のインク供給流路中に
発生する圧力の変動が吸収される。また振動膜31の内
側に板バネ37を設置したことにより、インク貯蔵部3
5内に過大な負圧が発生しても振動膜31に生じる引っ
張り応力は、板バネ37に接する面積の分だけ小さい値
となる。その結果、可撓性にすぐれた材質からなる振動
膜をダンパー本体30の圧力吸収用として使用すること
が可能になり、ダンパーの圧力吸収特性をさらに向上す
ることができる。
【0011】また、負圧解消時には、板バネ37がその
バネ性により元の形状に復帰し、同時に振動膜も撓んだ
状態から元の状態に復帰する。このとき、インクタンク
1およびチューブ3内からインクがダンパー内に吸引・
補充されることにより、ダンパー内のインクが常に必要
なレベルに保たれて、インク噴射が安定する。この圧力
変動に対する応答性は、キャリッジの加速度往復周期、
流路の長さ等が変っても板バネ37の形状の設計により
容易に変更できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ダンパーには以下の問題があった。 (1)振動膜31を板バネ37の上から重ねるように覆
い、ダンパー本体30に熱融着等により固定するとき、
板バネ37の位置ずれを考慮しなければならず、組立性
を低下させていた。 (2)板バネ37の固定部36a,36bにおいて、板
バネ37は撓んだ状態と、元の状態に復帰する動作を繰
り返す。そのため、板バネ37の両端の板バネ固定部3
6a,36bでは、振動膜31に対する板バネ37の相
対的な変位、いわゆるずれが最大となって集中する。そ
の結果、板バネ37の両端が振動膜31を傷つけて振動
膜31を摩耗させる。この摩耗が進むと、やがてダンパ
ーの破損に至ることもある。 本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
その目的とするところは、組立性が向上し、耐久性にす
ぐれたインクジェット記録装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、インクタンクからキャリッジに搭載され
て往復移動するインクジェット記録ヘッドへインクを供
給するインク供給流路上に、容積が変動することにより
インク圧の変動を吸収するダンパーを設置したインクジ
ェット記録装置において、ダンパー本体に形成された圧
力室の開口面に振動膜を貼着するとともに、ダンパー本
体と一体的に形成された片持ち構造の弾性支持片により
振動膜の内面を支持したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、ダンパー本体に形成された
圧力室の開口面に貼着された振動膜の内面を支持する弾
性支持片を、ダンパー本体と一体的に形成したことによ
り、振動膜を貼着する工程では、弾性支持片をダンパー
本体に取り付けることが不要になって組立が容易にな
る。また、動作中に弾性支持片が内外に撓んでも、弾性
支持片は片持ちにより支持されているため、弾性支持片
と振動膜との相対的な位置ずれによる摺動がその根元に
近いほど小さくなる。そのため、摺動による摩耗が少な
くなり、振動膜が破損されにくくなり耐久性も増す。
【0015】
【実施例】本発明の実施例について以下に図を参照しな
がら説明する。図1は本発明の実施例のダンパーの要部
を示す正面図、図2は断面図、図3は斜視図である。図
において、30はダンパー本体であり、インク耐性にす
ぐれたポリエチレンにより射出成形されたものである。
ダンパー本体30の中央部には圧力室であるところのイ
ンク貯蔵部35が形成され、インク貯蔵部35の表と裏
の両開口部にはダンパー本体30と一体に弾性支持片で
あるところのL字状バネ部材37がそれぞれ形成されて
いる。さらに両面のL字状バネ部材37の上から重ねる
ようにポリエチレンフィルムからなる振動膜31を熱融
着により固定することによりインク貯蔵部35が形成さ
れる。
【0016】インク流入口32、インク流出口34、イ
ンク流路33の構造は図6、図7の従来例と共通である
ので説明を省略する。この実施例では、両面にL字状バ
ネ部材37を形成し、その上に振動膜31を粘着したた
め、インク貯蔵部35内に過大な負圧が発生しても、振
動膜31に生じる単位面積あたりの引っ張り応力は小さ
い値となる。その結果、従来用いていたステンレスより
も座屈荷重の小さいポリエチレンのL字状バネ部材37
をダンパー本体30に一体形成で設けることが可能とな
る。
【0017】また、ダンパーの動作中、内部のインク圧
の変動により両面の振動膜31およびL字状バネ部材3
7が内外に撓むとき、L字状バネ部材37は片持ちによ
りダンパー本体30に支持されて先端がフリーである。
そのため、振動膜31とL字状バネ部材37とが接して
いる部分に発生する相対的なずれは、L字状バネ部材3
7の根元に近い方が小さくなる。すなわち、従来のダン
パー本体30と別体にバネ部材37を取り付けた場合に
比較して、振動膜31とL字状バネ部材37との摺動が
少なくなって振動膜31の摩耗量が少なくなる。なお、
これはバネ部材の材質をステンレスからポリエチレンに
したことでさらに相乗されて摩耗量が少なくなる。こう
して摩耗量が少なくなった分、振動膜31の破損の危険
が減り、ダンパー自体の寿命が長くなる。
【0018】さらには、インク貯蔵部35に設置するL
字状バネ部材37をダンパー本体30と一体的に形成
し、しかも両面に振動膜31を貼着したことにより、ダ
ンパー本体30をより小型化することが可能となり、そ
れにより圧力吸収特性がさらに向上する。なお、バネ部
材37の形状は、図示されたようにL字形状に限定され
るものではなく、他の形状にすることも可能であり、ま
た、それぞれの面に2個以上形成することも可能であ
る。また、実施例では、インク貯蔵部35の両面に開口
部を形成し、それぞれにL字状バネ部材37を形成して
振動膜31を貼着したが、従来例のように片面のみを開
口した構造とすることも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、振動
膜の内面を支持する弾性支持片をダンパー本体と一体的
でしかも片持ち構造に形成したことにより、ダンパーの
組立性および耐久性を向上することができる。それによ
り、印字の信頼性、耐久性にすぐれ、しかも安価なイン
クジェット記録装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のダンパーの要部を示す正
面図である。
【図2】本発明に係る実施例のダンパーの要部を示す断
面図である。
【図3】本発明に係る実施例のダンパーの要部を示す斜
視図である。
【図4】従来のインクジェット記録装置の一例を示す斜
視図である。
【図5】ヘッドの正面図である。
【図6】従来のダンパーの要部を示す正面図である。
【図7】従来のダンパーの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インクタンク 2 ヘッド 3 チューブ 4 キャリッジ 5,6 ガイド軸 7 プラテン 8 用紙 20 インク池部 21 ノズル 22 インク流路 23 圧力室 24 電歪振動子 30 ダンパー本体 31 振動膜 32 インク流入口 33 インク流路 34 インク流出口 37 板バネ部材 40,41 ジョイント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクからキャリッジに搭載され
    て往復移動するインクジェット記録ヘッドへインクを供
    給するインク供給流路上に、容積が変動することにより
    インク圧の変動を吸収するダンパーを設置したインクジ
    ェット記録装置において、 ダンパー本体に形成された圧力室の開口面に振動膜を貼
    着するとともに、ダンパー本体と一体的に形成された片
    持ち構造の弾性支持片により振動膜の内面を支持したこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
JP6470893A 1993-03-01 1993-03-01 インクジェット記録装置 Withdrawn JPH06255128A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6470893A JPH06255128A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 インクジェット記録装置

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JP6470893A JPH06255128A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 インクジェット記録装置

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Publication Number Publication Date
JPH06255128A true JPH06255128A (ja) 1994-09-13

Family

ID=13265925

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6470893A Withdrawn JPH06255128A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 インクジェット記録装置

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JP (1) JPH06255128A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012061631A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Sii Printek Inc 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012061631A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Sii Printek Inc 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
CN102431303A (zh) * 2010-09-14 2012-05-02 精工电子打印科技有限公司 液体喷射头、液体喷射装置以及液体喷射头的制造方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000509