JPH06255123A - 生分解性を有する廃インク吸収体およびこれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

生分解性を有する廃インク吸収体およびこれを備えたインクジェット記録装置

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JPH06255123A
JPH06255123A JP4137493A JP4137493A JPH06255123A JP H06255123 A JPH06255123 A JP H06255123A JP 4137493 A JP4137493 A JP 4137493A JP 4137493 A JP4137493 A JP 4137493A JP H06255123 A JPH06255123 A JP H06255123A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境劣化の防止に寄与する記録装置、特にイ
ンクジェット記録装置に用いられる水性染料インクの廃
液吸収に有効で、しかも生分解性を有する環境保全型の
廃インク吸収体ならびに該廃インク吸収体を備えたイン
クジェット記録装置を提供する。 【構成】 生分解性ポリマー物質(特にデンプン配合合
成ポリマー、変成デンプン配合合成ポリマー、微細化セ
ルロース配合合成ポリマーおよび微生物生産合成ポリマ
ーなどの微生物分解性合成ポリマー)と、微生物育成物
質(固形の食品粉末、澱粉および糖類粉末など)を配合
した組成物からなる廃インク吸収体および該インク吸収
体を備えたインクジェット記録装置が提供され、環境劣
化の防止に寄与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環境劣化の防止を意図
する記録装置に関する。特に文字および画像を記録する
ためのプリンタ、複写機、ファクシミリ、プロッタ、な
どのインクジェット記録装置に用いられる水性染料イン
クの廃液吸収に有効な、生分解性を有し環境劣化の防止
に寄与する環境保全型の廃インク吸収体、およびこれを
備えたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水性染料インクを用いるインクジ
ェット記録関連の分野では、環境劣化の防止に寄与し得
るためのインクに求められる特性として、耐候性(耐光
性、耐水性、耐オゾン性)などが検討されてきた。その
ため色材である染料自身の耐候性を向上させるべく様々
な努力がなされている。
【0003】その一例として、染料分子中の可溶化基
(−OH、−SO3 H、−COOHなど)の数を減らす
ことで耐水性を向上させているものを挙げることができ
る。これらの染料は水溶性が低いため比較的高いpHで
安定であり、環境水のpH領域(pH=5.8〜8.
6)では析出し易い性質を持っている。従ってこの染料
を用いたインクが何らかの要因によって環境に放出され
た場合には染料が析出し、土壌中あるいは、川底、湖
底、海底に堆積し且つそこの生態系を着色する恐れがあ
る。
【0004】一方、近年カラー画像記録の普及につれて
高発色のインクも多量に使用される傾向に至っている。
水溶性のカラーインクは特にインクジェット記録の分野
および一般の筆記具の分野でその使用量が年々増大して
いる。殊に高発色を可能とするカラー染料は、記録物の
品位が良好なため今後も使用量が増加してゆくと考えら
れている。上記の水性インクは、記録装置上では装備し
ているインクの全量が記録のために消費されることが理
想的であるが、実際には全量が消費されることは殆どな
く、残りのインクを収容するよう記録装置の信頼性を確
保する手段として回復系と呼ばれる機構を内蔵してい
る。
【0005】該機構は記録ヘッドを長期放置後、最初の
書き出しを容易にするため記録ヘッド内のインクの一部
を吸い出して、記録ヘッドの中のインクをフレッシュな
ものに置換するように動作する。そのような動作により
吸い出されたインクは専用の移送経路により廃インクと
してインク吸収体を備えた容器に蓄えられる。このよう
な廃インク吸収体は所定の吸収容量に達すると、容器ご
と廃棄処分あるいは焼却処分されるか、インク吸収体の
みが棄却されることになる。従って今後はインクジェッ
ト記録方式の普及に伴いこれらの処分量は一層増大する
ものと一般に予想されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、増大が予想
される廃インク吸収体の処分に関して、該インク吸収体
に生分解性を持たせて、たとえインク吸収体が環境中に
放出されても、微生物の分解作用によりインクの消色と
共に吸収体自身が安全な物質に還元され、環境劣化をも
たらすことのない環境保全に優れたインク吸収体、およ
び該インク吸収体を備えたインクジェット記録装置を提
供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の本発明
によって達成される。すなわち本発明により、生分解性
ポリマーと微生物育成物質を配合した組成物からなるイ
ンク吸収体を備えたことを特徴とするインクジェット記
録装置が提供されるが、本発明においての更なる特徴
は、単に生分解性物質をそのまま利用するのではなく、
生分解そのものが数ヵ月〜数年の長期に亘って進行する
現象であることに鑑み、使用開始時点からの生分解が有
利に進行するような状況を特別に作り出している点にあ
る。
【0008】つまり本発明のインク吸収体は、装置に装
着され使用が開始される当初から、微生物の増殖による
吸収体およびそれに吸収されるインクの分解が誘起され
進行するという際だった特徴を有する。
【0009】本発明に用いられる生分解性ポリマーとし
ては、インク吸収体容器すなわち、遮光密閉容器中での
分解が必要であるため、微生物分解性合成ポリマーが好
適である。微生物分解性合成ポリマーとしては、 (1)デンプン配合合成ポリマー (2)変成デンプン配合合成ポリマー (3)微細化セルロース配合合成ポリマー (4)微生物生産合成ポリマー などが効果的である。
【0010】また、分解性は上記の物質よりやや劣るも
のの以下のポリマーも場合によっては使用し得る。 (5)ポリカプロラクトン配合合成ポリマー (6)PEG、PVA、ポリウレタンおよびポリエステ
ル。
【0011】一方、上記生分解性ポリマーに配合し得る
微生物育成物質としては、カビなどの微生物の成育を助
長させるため、その栄養分であり特に水性インクの主成
分である水と接触して初めて栄養素となるべき機能を付
与されていることが必要である。そのための好適な物質
としては、安全性も考慮すると、固形の食品粉末、澱
粉、糖類などを挙げることができる。これらの粉末を上
記の生分解性ポリマーからなる吸収体に配合することに
よって微生物育成を実現し得る。
【0012】上記のような構成を有するインク吸収体の
生分解性の評価方法は現時点では明確な定義はなされて
いないが、一例として、ASTM(アメリカ標準試験
法)G21−70による評価法がある。この評価試験
は、比較試料にポリスチレン樹脂とポリエチレン樹脂と
を用い、試験試料における微生物(カビ)の成育度をク
ラス分けして評価する方法である。この場合、前者の樹
脂(ポリスチレン樹脂およびポリエチレン樹脂)が1級
ないし2級に相当するのに対して、後者の試験試料樹脂
のうち、生分解性ありと定義できるのは微生物の成育度
が3級ないし4級のものが相当する。
【0013】また、広義には一般的な自然界での生分解
性を反映する方法として、「化学物質の審査および製造
などの規制に関する法律」が1974年に施行され、そ
れに従って各種化学物質についての微生物分解試験(通
称MITI法)が行われている。MITI法は自然界で
の浄化作用に関与している活性汚泥を用いている。な
お、本発明の意図からして前記のG21−70試験法に
準拠した評価法が正当性を裏付けるものと考えられる。
【0014】また、環境保全の観点からはインク吸収体
のみならず記録装置の匡体、インク容器その他従来の腐
敗性のない材料で構成されている部分も、可能な限り生
分解あるいは光分解などが期待される材料で代替される
ことがより好ましい。
【0015】本発明の水性染料インクを用いてインクジ
ェット記録を行う装置としては、インクに熱エネルギー
を与え、その熱による発泡でインク滴を吐出し記録を行
う構成が挙げられる。その装置の主要部であるインクジ
ェット記録ヘッドの構成例を図1および図2に示す。図
1はインク流路に沿ったヘッド13の断面図であり、図
2は図1の正面から見た立面図である。
【0016】図1でヘッド13はインクを通す溝14を
有するガラス、セラミックまたはプラスチックなどと熱
発生部を有するヘッド基体15とを接合して得られる。
ヘッド基体15は酸化シリコンなどで形成される保護層
16、アルミニウムなどの電極17、硼化ハフニウムな
どで形成される発熱抵抗体層18、酸化シリコンなどで
形成される蓄熱層19、アルミナなどの基板20よりな
っている。
【0017】この構成のヘッドに電気信号を電極17に
印加すると、ヘッド基体15のhで示される領域すなわ
ち熱作用部が急激に発熱し、該熱作用部に接しているイ
ンクが発泡し、その圧力で吐出口22よりインク滴24
が吐出する。ヘッドから吐出したインク滴24が被記録
材25に向かって飛翔し着弾して記録を行う。なおイン
クジェット記録ヘッド13は図2に示す吐出口22が所
望の記録密度に応じて複数個形成されている。
【0018】図3に、このようなインクジェット記録ヘ
ッドを組み込んだインクジェット記録装置の一例を示
す。図3において、61はワイピング部材としてのブレ
ードであり、その一端はブレード保持部材によって保持
されて固定端となり、カンチレバーの形態をなす。ブレ
ード61は記録ヘッドによる記録領域に隣接した位置に
配置され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動し
て吐出口面と当接し、キャッピングを行う構成を備え
る。
【0019】さらに63はブレード61に隣接して設け
られたインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録
ヘッドの移動経路中に突出した形状で保持される。イン
ク吸収体63はさらにチューブなどを介して廃インク吸
収体99に接続されている。上記ブレード61、キャッ
プ62、吸収体63によってインク吐出口面の水分、塵
埃などの除去が行われる。
【0020】65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を
搭載して記録ヘッド65の移動を行うためのキャリッジ
である。キャリッジ66はガイド軸67と摺動可能に係
合し、キャリッジ66の一部はモーター68によって駆
動されるベルト69と接続(不図示)している。これに
よりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可能
となり、記録ヘッド65により記録領域およびその隣接
した領域に移動が可能となる。
【0021】51は被記録材を挿入するための給紙部、
52は不図示のモーターにより駆動される紙送りローラ
ーである。これらの構成により記録ヘッドの吐出口面と
対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行するに
つれて排紙ローラー53を配した排紙部へ排紙される。
【0022】以上の構成において、記録ヘッド65が記
録終了してホームポジションへ戻る際、ヘッド回復部6
4のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避
しているが、ブレード61は移動経路中に突出してい
る。その結果、記録ヘッド65の吐出口がワイピングさ
れる。なお、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に
当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録
ヘッドの移動経路中に突出するように移動する。
【0023】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62およびブレー
ド61は上記したワイピングのときの位置と同一の位置
にある。この結果、この移動においても記録ヘッド65
の吐出口面はワイピングされる。上記の記録ヘッドのホ
ームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ば
かりでなく、記録ヘッドが記録のために記録領域を移動
する間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジシ
ョンへ移動し、この移動に伴って上記ワイピングが行わ
れる。
【0024】図4は、記録ヘッドにインク供給部材、例
えばチューブを介して供給されるインクを収容したイン
クカートリッジ45の一例を示す断面図である。ここで
40は供給用インクを収納したインク収容部、例えばイ
ンク袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられ
ている。この栓42に、針(不図示)を挿入することに
よりインク袋40中のインクをヘッドに供給可能ならし
める。44は廃インクを受容する廃インク吸収体であ
る。インク収容部としてはインクとの接液面がポリオレ
フィン、特にポリエチレンで形成されているものが好ま
しい。
【0025】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、上記のようにヘッドとインクカートリッジ
とが別体となったものに限らず、図5に示すようなそれ
らが一体になったものにも好適に用いられる。図5にお
いて、70は記録ユニットであり、この中にはインクを
収容したインク収容部、例えばインク吸収体が収納され
ており、かかるインク吸収体中のインクが複数オリフィ
スを有するヘッド部71からインク滴として吐出される
構成になっている。72はカートリッジ内部を大気に連
通させるための大気連通口である。この記録ユニット7
0は図3に示す記録ヘッドに換えて用いられるものであ
って、キャリッジ66に対し着脱自在になっている。
【0026】
【実施例】以下実施例に基づいて本発明を具体的に説明
するが、本発明がこれらによって何ら限定されるもので
はない。
【0027】実施例1 生分解性ポリマーとして日本合成化学工業(株)製マタ
ービーAF10H(商品名)フィルムを裁断し繊維状に
したもの90部と、微生物育成物質として和光純薬工業
製スターチ10部を混合し100kg/cm2 の圧力で
シート状に成形した。このシートを図4に示す形態のイ
ンクカートリッジの廃インク吸収体44として装着し
た。インクは以下の組成の黒色水性インクを使用し、一
日平均A4版50枚を印字記録した。 (インク組成) 染料 C.I.フードブラック2 3重量% 溶剤 1,2−プロパンジオール 30重量% 水 67重量% 3ヵ月後インクカートリッジを分解し、廃インク吸収体
の状態を観察したところ図6に示すようにインクが吸収
されている部分と吸収されていない部分との境界にカビ
の発生が見られた。また、廃インク吸収体自身もかなり
強度の低下が見られ生分解が進行していることが確認さ
れた。
【0028】実施例2 生分解性ポリマーとしてICI社製Biopol(商品
名)ホモポリマー(HV10%)を実施例1と同様に繊
維状に成形したもの90部と、微生物育成物質としてマ
ギーブイヨン粉末10部を混合しシート状に成形した。
このシートを図4に示す形態のインクカートリッジの廃
インク吸収体44として装着した。インクは実施例1と
同じものを用い、印字を繰り返して3ヵ月後の廃インク
吸収体の状態を観察したところ、やはり実施例1と同様
にカビの成育が進行して繊維状シートが部分的に破断さ
れていることが確認された。
【0029】実施例3 生分解性ポリマーとして和光純薬社製試薬1級キトサン
50gと、和光純薬社製ポリビニルアルコール(重合度
2,000)10gとを混合し、さらに微生物育成物質
としてD−フルクトース(果糖)5gを混合した粉体を
成形し廃インク吸収体として使用した。使用形態および
インクジェット記録装置は図1と同様な形態のものを用
い、インクは実施例1と同じものを用いた。3ヵ月後の
廃インク吸収体の状態を観察したところ実施例1および
実施例2と同様にカビの成育と吸収体の発酵が観察され
た。
【0030】実施例4 生分解性ポリマーとして実施例1に記載のマタービー8
0部を、また微生物育成物質として乾燥米粉末(コシヒ
カリ)20部を用いて混合し、シート状に成形して図4
の形態の廃インク吸収体を作成した。水性インクは下記
の組成のものを用い、印字試験を繰り返した。 (インク組成) 染料 C.I.ダイレクトブラック19 3重量% 溶剤 グリセリン 20重量% 2−プロパノール 7重量% 水 70重量% 使用3カ月後の廃インク吸収体の状態を観察したところ
青カビ、赤カビが吸収体全面に繁殖し、吸収体の強度低
下も観察された。
【0031】
【発明の効果】上記のように、生分解性ポリマー物質と
微生物育成物質を配合した組成物からなる本発明の廃イ
ンク吸収体は、少なくとも3カ月の使用で生分解が充分
進行することが明らかであり、このような廃インク吸収
体は、たとえ何らかの要因により自然環境中に放出され
ても、微生物の分解作用によって環境の廃棄物汚染を回
避することが可能であり、ひいては今後の環境保全問題
の解決を促進し積極化するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録ヘッドのインク流路方向の
断面図。
【図2】インクジェット記録ヘッドの吐出口近辺のAB
断面を見た立面図。
【図3】インクジェット記録装置の一例を示す全体斜視
図。
【図4】インクカートリッジの一例を示す断面図。
【図5】インクジェット記録ヘッドとインクカートリッ
ジが一体化した構成の斜視図。
【図6】廃インク吸収体試験片の生分解状態を示す観察
模写図。
【符号の説明】
40 インク収容部(インク袋) 42 栓 44 廃インク吸収体 45 インクカートリッジ 51 給紙部 52 紙送りローラー 53 排紙ローラー 61 ワイピング部材(ブレード) 62 キャップ 63 インク吸収体 64 吐出回復部 65 記録ヘッド 66 キャリッジ 67 キャリッジガイド軸 68 キャリッジ駆動部 69 駆動用ベルト部 99 廃インク吸収体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 27/02 9211−2C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置に備えられる廃
    インク吸収体において、該廃インク吸収体が、生分解性
    ポリマー物質と微生物育成物質を配合した組成物からな
    ることを特徴とする廃インク吸収体。
  2. 【請求項2】 前記生分解性ポリマー物質が、微生物分
    解性合成ポリマーであることを特徴とする請求項1記載
    の廃インク吸収体。
  3. 【請求項3】 前記生分解性ポリマー物質である微生物
    分解性合成ポリマーが、デンプン配合合成ポリマー、変
    成デンプン配合合成ポリマー、微細化セルロース配合合
    成ポリマーおよび微生物生産合成ポリマーの何れかまた
    は、それらの混合物であることを特徴とする請求項1記
    載の廃インク吸収体。
  4. 【請求項4】 前記微生物育成物質が、固形食品粉末、
    澱粉または糖類粉末であることを特徴とする請求項1記
    載の廃インク吸収体。
  5. 【請求項5】 前記微生物育成物質である固形食品粉末
    が、固形スープ粉末または米麦乾燥品であることを特徴
    とする請求項1記載のインク吸収体。
  6. 【請求項6】 廃インク吸収体を備えたインクジェット
    記録装置において、該廃インク吸収体が、生分解性ポリ
    マー物質と微生物育成物質を配合した組成物からなるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記生分解性ポリマー物質が、微生物分
    解性合成ポリマーであることを特徴とする請求項6記載
    のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記生分解性ポリマー物質である微生物
    分解性合成ポリマーが、デンプン配合合成ポリマー、変
    成デンプン配合合成ポリマー、微細化セルロース配合合
    成ポリマーおよび微生物生産合成ポリマーの何れかまた
    は、それらの混合物であることを特徴とする請求項6記
    載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記微生物育成物質が、固形食品粉末、
    澱粉または糖類粉末であることを特徴とする請求項6記
    載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記微生物育成物質である固形食品粉
    末が、固形スープ粉末または米麦乾燥品であることを特
    徴とする請求項6記載のインクジェット記録装置。
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