JPH06254809A - 槐材並びに槐材を使用した部屋 - Google Patents
槐材並びに槐材を使用した部屋Info
- Publication number
- JPH06254809A JPH06254809A JP20658492A JP20658492A JPH06254809A JP H06254809 A JPH06254809 A JP H06254809A JP 20658492 A JP20658492 A JP 20658492A JP 20658492 A JP20658492 A JP 20658492A JP H06254809 A JPH06254809 A JP H06254809A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- kaizai
- board
- room
- lumber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部屋全体にすべて槐の美しい木目が表出され
る従来実現不可能とされてきた美しい槐の間ａを提供す
ること。 【構成】 槐合板材４により格天井板Ａ並びに床板Ｂを
形成し、槐加工板６を長押Ｃに嵌合止着し、槐の原木１
を乾燥して切断加工をして敷居Ｄ，鴨居Ｅ，床柱Ｆを形
成して槐を主材とした槐の間ａを構成した槐材を使用し
た部屋。
る従来実現不可能とされてきた美しい槐の間ａを提供す
ること。 【構成】 槐合板材４により格天井板Ａ並びに床板Ｂを
形成し、槐加工板６を長押Ｃに嵌合止着し、槐の原木１
を乾燥して切断加工をして敷居Ｄ，鴨居Ｅ，床柱Ｆを形
成して槐を主材とした槐の間ａを構成した槐材を使用し
た部屋。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、槐材並びに槐材を使用
した部屋に関するものである。
した部屋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】槐の木
は、けやきやひのきに劣らずその木目が非常に美しく銘
木として知られている。
は、けやきやひのきに劣らずその木目が非常に美しく銘
木として知られている。
【０００３】しかしながら、槐は切断すると狂うという
本質から、従来、魔よけとして無垢な状態で床柱として
は使用されていたが、格天井板や床板などの建築用材と
しては使用されていない。
本質から、従来、魔よけとして無垢な状態で床柱として
は使用されていたが、格天井板や床板などの建築用材と
しては使用されていない。
【０００４】本発明はいかにして槐の美しい木目を建築
用材として使用できるかどうかに着目し、狂いが生じず
建築用材として提供できる槐材を提供し、この槐材を用
いて部屋全体が美しい槐で構成できる槐材並びに槐材を
使用した部屋を提供することを目的としている。
用材として使用できるかどうかに着目し、狂いが生じず
建築用材として提供できる槐材を提供し、この槐材を用
いて部屋全体が美しい槐で構成できる槐材並びに槐材を
使用した部屋を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００６】所定長さの槐の原木１を周方向に所定厚で
スライス切断してツキ板２を切り出し、このツキ板２を
表側にして合板３に重合止着して格天井板Ａや床板Ｂと
して使用する槐合板材４に構成したことを特徴とする槐
材に係るものである。
スライス切断してツキ板２を切り出し、このツキ板２を
表側にして合板３に重合止着して格天井板Ａや床板Ｂと
して使用する槐合板材４に構成したことを特徴とする槐
材に係るものである。
【０００７】所定長さの槐の原木１を長さ方向に切断
し、この切断面を切削して長押Ｃに嵌合する嵌合部５を
形成し、長押付設用材として使用する槐加工板６に構成
したことを特徴とする槐材に係るものである。
し、この切断面を切削して長押Ｃに嵌合する嵌合部５を
形成し、長押付設用材として使用する槐加工板６に構成
したことを特徴とする槐材に係るものである。
【０００８】請求項１記載の槐合板材４により格天井板
Ａ並びに床板Ｂを形成し、請求項２記載の槐加工板６を
長押Ｃに嵌合止着し、槐の原木１を乾燥して切断加工を
して敷居Ｄ，鴨居Ｅ，床柱Ｆを形成して槐を主材とした
槐の間ａを構成したことを特徴とする槐材を使用した部
屋に係るものである。
Ａ並びに床板Ｂを形成し、請求項２記載の槐加工板６を
長押Ｃに嵌合止着し、槐の原木１を乾燥して切断加工を
して敷居Ｄ，鴨居Ｅ，床柱Ｆを形成して槐を主材とした
槐の間ａを構成したことを特徴とする槐材を使用した部
屋に係るものである。
【０００９】
【実施例】格天井板Ａ，床板Ｂについて説明する。
【００１０】図１に示すように、所定長さの槐の原木１
を周方向に所定厚でスライス切断して、ツキ板２を切り
出す。この切断方法により一本の木の木目であるように
見える美しい木目が表出する図２に示すように、このツ
キ板２を表側にして合板３に重合止着して槐合板材４に
構成する。この重合止着構造により狂いが生じない。こ
の槐合板材４をロウ引き仕上げする。
を周方向に所定厚でスライス切断して、ツキ板２を切り
出す。この切断方法により一本の木の木目であるように
見える美しい木目が表出する図２に示すように、このツ
キ板２を表側にして合板３に重合止着して槐合板材４に
構成する。この重合止着構造により狂いが生じない。こ
の槐合板材４をロウ引き仕上げする。
【００１１】図８に示すように、この槐合板材４を格天
井板Ａ及び床板Ｂとして使用する。この格天井板Ａとし
て使用する槐合板材４の表面に槐の原木１を彫刻した装
飾彫刻物７を付設している。
井板Ａ及び床板Ｂとして使用する。この格天井板Ａとし
て使用する槐合板材４の表面に槐の原木１を彫刻した装
飾彫刻物７を付設している。
【００１２】長押Ｃについて説明する。
【００１３】図４に示すように、所定長さの槐の原木１
を長さ方向に切断する。
を長さ方向に切断する。
【００１４】図５に示すように、この切断面を切削して
長押Ｃに嵌合する嵌合部５を形成し槐加工板６に構成す
る。
長押Ｃに嵌合する嵌合部５を形成し槐加工板６に構成す
る。
【００１５】この槐加工板６を色付ロウ引き仕上げし、
正面に当たる水平面部８には木目を表出させ、左右のテ
ーパ部９には槐の独特な白色部分が表出されるように形
成している。
正面に当たる水平面部８には木目を表出させ、左右のテ
ーパ部９には槐の独特な白色部分が表出されるように形
成している。
【００１６】この槐加工板６の嵌合部５を長押材に嵌合
止着して、図６，図８に示すように長押Ｃを構成する。
このように長押Ｃを構成することで、表面に美しい木目
が表出し、長押に狂いも生じない。
止着して、図６，図８に示すように長押Ｃを構成する。
このように長押Ｃを構成することで、表面に美しい木目
が表出し、長押に狂いも生じない。
【００１７】また、この長押Ｃにも装飾彫刻物７を付設
している。
している。
【００１８】敷居Ｄ，鴨居Ｅ，床柱Ｆなどの建材は槐の
原木１を乾燥して狂いができるだけ生じないように処理
し、切断加工をして適宜製作する。
原木１を乾燥して狂いができるだけ生じないように処理
し、切断加工をして適宜製作する。
【００１９】従って、部屋全体にすべて槐の美しい木目
が表出される従来実現不可能とされてきた美しい槐の間
ａが実現される。
が表出される従来実現不可能とされてきた美しい槐の間
ａが実現される。
【００２０】この槐の間ａの各部材において実際に狂い
が生じなく、極めて美しい和室となることも確認されて
いる。
が生じなく、極めて美しい和室となることも確認されて
いる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、狂
いがなく一本の木でできている感じを与える美しい木目
が表出される格天井板Ａや床板Ｂが実現でき、また、狂
いがなく美しい木目が表出される長押Ｃが実現でき、従
来にない美しい槐の間ａが提供できることとなる。
いがなく一本の木でできている感じを与える美しい木目
が表出される格天井板Ａや床板Ｂが実現でき、また、狂
いがなく美しい木目が表出される長押Ｃが実現でき、従
来にない美しい槐の間ａが提供できることとなる。
【図１】本実施例の格天井板や床板として使用する槐合
板材のツキ板を形成する手法を示す槐の原木の断面図で
ある。
板材のツキ板を形成する手法を示す槐の原木の断面図で
ある。
【図２】本実施例のツキ板と合板とを重合止着した槐合
板材の説明側面図である。
板材の説明側面図である。
【図３】本実施例の槐合板材の表面から見た平面図であ
る。
る。
【図４】本実施例の長押を形成する槐加工板を形成する
手法を示す槐の原木の断面図である。
手法を示す槐の原木の断面図である。
【図５】本実施例の図４に示す手法により切り出して嵌
合部を形成した槐加工板の断面図である。
合部を形成した槐加工板の断面図である。
【図６】本実施例の槐加工板の使用状態の長押の正面図
である。
である。
【図７】本実施例の床柱の正面図である。
【図８】本実施例の槐の間の概略斜視図である。
１ 槐の原木 ２ ツキ板 ３ 合板 ４ 槐合板材 ５ 嵌合板 ６ 槐加工板 Ａ 格天井板 Ｂ 床板 Ｃ 長押 Ｄ 敷居 Ｅ 鴨居 Ｆ 床柱 ａ 槐の間
Claims (3)
- 【請求項１】 所定長さの槐の原木を周方向に所定厚で
スライス切断してツキ板を切り出し、このツキ板を表側
にして合板に重合止着して格天井板や床板として使用す
る槐合板材に構成したことを特徴とする槐材。 - 【請求項２】 所定長さの槐の原木を長さ方向に切断
し、この切断面を切削して長押に嵌合する嵌合部を形成
し、長押付設用材として使用する槐加工板に構成したこ
とを特徴とする槐材。 - 【請求項３】 請求項１記載の槐合板材により格天井板
並びに床板を形成し、請求項２記載の槐加工板を長押に
嵌合止着し、槐の原木を乾燥して切断加工をして敷居，
鴨居，床柱を形成して槐を主材とした槐の間を構成した
ことを特徴とする槐材を使用した部屋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20658492A JPH06254809A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 槐材並びに槐材を使用した部屋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20658492A JPH06254809A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 槐材並びに槐材を使用した部屋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06254809A true JPH06254809A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=16525826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20658492A Pending JPH06254809A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 槐材並びに槐材を使用した部屋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06254809A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS551896A (en) * | 1978-06-01 | 1980-01-09 | Bobst Sa | Energy recovery method in solvent evaporation system and its device |
| JPS55148107A (en) * | 1979-05-09 | 1980-11-18 | Daiken Trade & Industry | Preparation of dressing veneer |
| JPS58194573A (ja) * | 1982-05-08 | 1983-11-12 | Ricoh Co Ltd | インク滴左右位置検出装置 |
| JPS6059122A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-04-05 | Toray Ind Inc | 帯電防止性混繊糸条の製造方法 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP20658492A patent/JPH06254809A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS551896A (en) * | 1978-06-01 | 1980-01-09 | Bobst Sa | Energy recovery method in solvent evaporation system and its device |
| JPS55148107A (en) * | 1979-05-09 | 1980-11-18 | Daiken Trade & Industry | Preparation of dressing veneer |
| JPS58194573A (ja) * | 1982-05-08 | 1983-11-12 | Ricoh Co Ltd | インク滴左右位置検出装置 |
| JPS6059122A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-04-05 | Toray Ind Inc | 帯電防止性混繊糸条の製造方法 |
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