JPH06254511A - ロータリ式洗壜機の異物混入防止装置 - Google Patents

ロータリ式洗壜機の異物混入防止装置

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JPH06254511A
JPH06254511A JP6311693A JP6311693A JPH06254511A JP H06254511 A JPH06254511 A JP H06254511A JP 6311693 A JP6311693 A JP 6311693A JP 6311693 A JP6311693 A JP 6311693A JP H06254511 A JPH06254511 A JP H06254511A
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Isao Oi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロータリ式洗壜機の回転側と固定側との摺動部
に発生した摩耗粉等が洗浄水中に混入することを防止す
る。 【構成】ノズル16へ洗浄液を送る吐出通路14bが形
成された回転プレート14と、ポンプから洗浄液が供給
される円弧状の長孔22bが形成された固定プレート2
2との間に中間プレート20が介在されている。中間プ
レート20は固定プレート22上に一体的に連結され、
上記長孔22bに連通する円弧状の貫通通路20cが形
成されている。貫通通路20cの内周側と外周側に、こ
の貫通通路20cと同心円をなす環状溝20d,20
e,20f,20gが形成されている。これら環状溝2
0d,20e,20f,20g内には洗浄水の供給口と
排出口とが設けられており、洗壜運転中、常に洗浄液を
流しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリ式の洗壜機に
係り、特に回転側と固定側との間の摺動部に発生する摩
耗粉等の異物が、洗浄液中に混入することを防止する異
物混入防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に ロータリ式の洗壜機は、回転体
と、この回転体の外周部に円周方向等間隔で設けられ、
搬送されてきた壜を把持し、回転搬送する間にこの壜を
反転させるボトルグリッパと、回転体の各ボトルグリッ
パに対応する位置にそれぞれ設けられ、上記壜内に洗浄
液を噴射するノズルと、回転体の下面に取付けられて一
体的に回転し、その下方に配置された固定側のプレート
上を摺動する回転プレートとを備えており、回転プレー
トには、各ノズルへの配管に洗浄液を給送する吐出通路
が形成され、一方、固定側のプレートには、ポンプから
送り出された洗浄液を分配供給する供給通路が形成され
ており、回転プレートの回転中の所定の区間において、
回転プレートの吐出通路が固定側プレートの供給通路に
接続されると、洗浄液が上記配管を介してノズルに送ら
れ、ボトルグリッパに把持された壜に噴射されてその壜
の洗浄を行なうようになっている。
【0003】上記洗壜機において、洗浄液の供給遮断を
行なうロータリバルブを構成している固定側のプレート
と回転プレートは、通常、両者共ステンレス等の金属か
らできており、しかも、洗浄液の圧力に負けてロータリ
バルブが分離してしまわないように、スプリング等によ
り下方側から常時圧力をかけている。そのため、固定側
プレート上で回転プレートが回転することによる摺動面
の摩擦を低減する目的で、固定側プレートの面上に、こ
の固定側プレートの供給通路と常時連通する中間通路が
形成された樹脂製の中間プレートを連結して、回転プレ
ートをこの中間プレートに対して摺動させるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のロータリ式
洗壜機では、金属同士の摩擦を避けるために、固定側プ
レートと回転プレートの間に樹脂製の中間プレートを介
在させているが、固定側プレートに対して相対回転しな
いように一体的に連結したこの中間プレート上で回転プ
レートが摺動回転すると、樹脂製の中間プレートが摩耗
し、その摩耗粉が洗浄液中に混入してしまう危険性があ
った。このよう洗浄液中に摩耗粉が混入すると、洗浄し
た壜に摩耗粉が付着したり、回転プレート内に設けられ
た吐出通路や洗浄液を噴射するノズルが詰まってしまう
等の問題があった。
【0005】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、樹脂製の中間プレート上を金属製の回転プレート
が摺動することにより発生した摩耗粉やその他の異物
が、洗浄液中に混入するおそれのないロータリ式洗壜機
の異物混入防止装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロータリ式
洗壜機の異物混入防止装置は、洗浄液の供給通路が形成
された固定プレートと、この固定プレート上に連結さ
れ、上記供給通路に連通する中間通路が形成された中間
プレートと、この中間プレート上に回転可能に配設さ
れ、回転に伴なって上記中間通路に連通遮断される吐出
通路が形成された回転プレートと、上記固定プレートお
よび中間プレートを押上げて回転プレートに圧接させる
押上手段とを備え、回転プレートの回転中に吐出通路が
中間プレートの中間通路に接続された際に、上記洗浄液
を噴射して壜の洗浄を行なうロータリ式洗壜機に設けら
れたもので、上記中間プレートの上下の面に、中間通路
の開口部の周囲を囲む溝を設けるとともに、これら溝内
に洗浄液を給排する供給口および排出口を形成し、回転
プレートの回転中にこれら溝内に洗浄液を流通させるよ
うにしたものである。
【0007】
【作用】上記ロータリ式洗壜機の異物混入防止装置で
は、洗壜工程を行なう通常運転時に、壜へ噴射される洗
浄液の通路を構成している中間プレートの中間通路の周
囲に、中間通路の開口を囲む溝を形成して常時洗浄液を
流通させておくので、回転プレートと中間プレートとの
摺動によって発生する摩耗粉やその他の異物が、この溝
の内側に入ることがないため、これら摩耗粉や異物が洗
浄液中に混入することを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明を説明
する。図1は本発明の一実施例に係る異物混入防止装置
を備えたロータリ式洗壜機の縦断面図、図2はその要部
の拡大図である。中央の回転軸2の上部に取付けられて
一体的に回転する回転体4の外周寄りに、円周方向等間
隔で、複数のボトルグリッパ6が設けられている。この
ボトルグリッパ6は、回転体4の外周縁部に立設された
支柱8上に支点ピン10を介して支持されており、この
支点ピン10を中心に反転できるようになっている。回
転体4の中央部の下面には、洗浄液の供給遮断を行なう
ロータリバルブ12の可動側部材を構成する回転プレー
ト14が固定されており、回転体4と一体的に回転す
る。この回転プレート14の回転軸2に嵌合している中
心部には、筒状部14aが形成されて下方へ延びてい
る。
【0009】回転プレート14内には、上記ボトルグリ
ッパ6と同数の吐出通路14b(図5参照)が放射状に
形成されている。なお、図5は、この回転プレート14
(図の一番上)と、後に説明する中間プレート20(図
の中央)および固定プレート22(図の一番下)の分解
斜視図であり、中間プレート20はその上面(図の上か
ら2番目)と下面(図の上から3番目)とを示してお
り、これら回転プレート14が上述したようにロータリ
バルブ12の可動側部材を、そして、中間プレート20
および固定プレート22がロータリバルブ12の固定側
部材を構成している。上記回転プレート14内の各吐出
通路14bは、その洗浄水の入口が、回転プレート14
の下面側の同一円周状に等間隔で並び、洗浄水の出口
は、回転プレート14の外周面に等間隔で開口してい
る。
【0010】上記ボトルグリッパ6が壜Bを把持して反
転させた位置の下方には、洗浄水を噴射するノズル16
がそれぞれ配置されており、壜Bが反転される際にノズ
ル16の先端がその壜Bの口部内に挿入される。これら
各ノズル16は、それぞれ配管18を介して、上記回転
プレート14内に設けられた吐出通路14bの出口側開
口に接続されている。
【0011】上記回転軸2の周囲の、回転プレート14
より下方側に、中間プレート20および固定プレート2
2が配置されている。下側の固定プレート22の内周孔
22aは、上記回転プレート14の筒状部14aの周囲
に遊嵌している。この固定プレート22は、下面側に昇
降用のアクチュエータ23が設けられており、このアク
チュエータ23を介して下方の固定枠体25に支持され
ることにより、昇降が可能であるとともに回転を規制さ
れるようになっている。回転プレート14と固定プレー
ト22との間に介装された中間プレート20は、その内
周孔20aの径が上記回転プレート14の筒状部14a
の外周にほぼ一致しており、隙間のない状態で嵌合して
いる。この中間プレート14の内周孔20aには、複数
の切欠き20bが形成され、上面側と下面側との間の洗
浄液の流通を許容するようになっている。これら中間プ
レート20と固定プレート22とは、固定プレート22
上に設けられた4本の位置決めピン24によって一体的
に連結されており、中間プレート20は固定プレート2
2に対して、回転方向には相対移動を規制され、上下方
向には移動できるようになっている。回転プレート20
および固定プレート22は、本実施例に係る洗壜機が通
常の壜の洗浄運転を行なう場合には、昇降用アクチュエ
ータ23によって押上げられて、中間プレート20の上
面が上方の回転プレート14に圧接され、洗浄水の圧力
によって、回転プレート14と中間プレート20との間
および中間プレート20と固定プレート22との間が分
離しないようになっている。なお、昇降用アクチュエー
タ23としては、エアシリンダ等種々の構成のものを用
いることができるが、いずれの場合でも、従来のスプリ
ングとは異なり、簡単な操作で押上力の付与および解除
が可能なもの、あるいは押上力が調整可能なものを使用
している。
【0012】固定プレート22の上面(図4および図5
参照)には、回転軸2の軸心を中心として約90度の範
囲に亘る円弧状の長孔22bが形成されている。この円
弧状の長孔22bは、固定プレート22の内部を通って
外周面に開口する入口通路22cに連通し、さらに、供
給配管26を介して図示しないポンプに接続されてお
り、これらの通路等を介してポンプから吐出されたリン
ス用の洗浄水が導入される。固定プレート22上に連結
された中間プレート20には、固定プレート22の円弧
状の長孔22bと上下の位置を一致させて、ほぼ同一の
長さの円弧状の貫通通路20cが形成されている。な
お、これら中間プレート20の貫通通路20cおよび固
定プレート22の長孔22bは、上記回転プレート14
に設けられた吐出通路14bの入口側の開口が配置され
ている円周と同一半径の円周上に位置している。
【0013】中間プレート20の上下の面には、上述し
た円弧状の貫通通路20cの内周側と外周側に、この貫
通通路20cの円弧と同心円をなす2本の環状溝20
d,20e,20f,20gがそれぞれ刻設されてい
る。これら上下4本の環状溝20d,20e,20f,
20gは、内周側の上下2本20d,20fが中間プレ
ート20を上下に貫通する2本の連通穴20h,20i
によって、また、外周側の2本20e,20gが別の2
本の連通穴20j,20kによって互いに連通してい
る。一方、固定プレート22内には、回転軸2の軸線を
中心としてほぼ対称の位置に、上記環状溝20d,20
e,20f,20g内にバリア用(中間プレート20の
上記円弧状の貫通通路20cをその周囲から遮断するた
め)の洗浄水を導入する入口通路22dと、そのバリア
用の洗浄水を排出する出口通路22eが設けられてい
る。これら入口通路22dと出口通路22eは、固定プ
レート22の上面にそれぞれ2つの開口22f,22
g,22h,22iを有しており、内周寄りの開口22
f,22hが上記中間プレート20の内周側の上下の環
状溝20d,20fおよび連通穴20h,20iと、ま
た、外周寄りの開口22g,22iが上記中間プレート
20の外周側の上下の環状溝20e,20gおよび連通
穴20j,20kと位置が一致している。バリア用洗浄
水の入口通路22dは、壜Bのリンス用の洗浄水を供給
する上記供給配管26と別個に設けられた供給配管28
を介してポンプに接続されており、バリア用の洗浄水が
上記リンス用の洗浄水とは分岐して供給されるようにな
っている。一方、出口通路22eは図示しない排出配管
に接続され環状溝20d,20e,20f,20g内の
バリア用洗浄水を排出するようになっている。なお、バ
リア用の洗浄水を流通させる溝は、上述のような2本で
1組となる環状溝に限らず、例えば、円弧状貫通通路2
0cの開口の形状をそのまま拡大した形状でこの開口部
を囲む1本の溝等であっても良く、いずれにしても、円
弧状貫通通路20cの開口部の周囲をその他の部分から
遮断しうるものであれば良い。
【0014】さらに、固定プレート22の上面の内周寄
りには、ほぼ全周に亘る円弧状の凹部22jが形成され
ている。この円弧状の凹部22j内には、固定プレート
22の内部に形成された中間プレート20押上用の導入
通路22kを介して加圧された洗浄水(洗剤水あるいは
スチーム等でも良い)が導入されるようになっている。
円弧状の凹部22jは、上方に配置された中間プレート
20の下面の内周側に設けられている環状溝20fより
もさらに内周側に位置しており、これら固定プレート2
2と中間プレート20とを重ね合せたときには、中間プ
レート20の内周孔20a寄りの平坦な部分によって閉
塞されるようになっている。
【0015】回転プレート14の下面側に設けられた上
記筒状部14aの周囲には、環状の空間14cが形成さ
れている。この環状の空間14cの外径は、下方に配置
された中間プレート20の上面に設けられている内周側
の環状溝20dよりも小径であり、かつ、上記固定プレ
ート22に設けられた円弧状凹部22jよりも大径にな
っている。固定プレート22内には、上記中間プレート
20押上用の導入通路22kに隣接して中間プレート2
0押下用の導入通路22mが形成されている。この中間
プレート20押下用の導入通路22mの開口は、上記円
弧状凹部22jと同一円周上に位置している。また、中
間プレート14には、この中間プレート20押下用の導
入通路22mの開口と一致する位置に、貫通孔20mが
形成され、これら導入通路22mと貫通孔20m内にカ
ラー30が挿入されている。中間プレート20押下用の
導入通路22mも図示しない供給側の配管に接続され、
加圧された洗浄水が供給されるようになっており、供給
された洗浄水は、カラー30内を通って、上方の回転プ
レート14の底面に形成された環状空間14c内に直接
導入されるようになっている。
【0016】以上の構成に係るロータリ式洗壜機の作動
について説明する。洗壜作業を行なう通常運転時には、
昇降用アクチュエータ23の押上力が作用して、固定プ
レート22および中間プレート20が押上げられ、中間
プレート20の上面が回転プレート14の下面に圧接さ
れた状態になっている。回転軸2に支持された回転体4
および回転プレート14は、図示しない駆動手段によっ
て回転される。回転体4に設けられている各ボトルグリ
ッパ6は、コンベア等の搬送手段によって正立状態で搬
送されてきた壜Bの頭部を把持して受取った後、回転搬
送中に反転して壜Bを倒立状態にする(図1の状態)。
倒立した壜Bの口部内には洗浄水噴射用のノズル16の
先端が挿入される。固定プレート22と中間プレート2
0には、ほぼ90度に亘る円弧上の長孔22bおよび円
弧上の貫通通路20cが形成されており、回転プレート
14の回転により、吐出通路14bの入口側開口が中間
プレート20の貫通通路20cに接続されると、ポンプ
から吐出されたリンス用洗浄水は、供給配管26、固定
プレート22の入口通路22c、円弧状の長孔22b、
中間プレート20の円弧状の貫通通路20c、回転プレ
ート14の吐出通路14bおよび配管18等を介して上
記ノズル6に送られ、壜B内に噴射されて洗浄を行な
う。回転プレート14の吐出通路14bの入口側開口
が、中間プレート20の円弧状貫通通路20cに重なり
合って回転している間(図5のRで示す領域)、ノズル
6に洗浄水が送られて壜Bの洗浄が行なわれる。その
後、回転プレート14の吐出通路14bの入口側開口
が、中間プレート20の円弧状貫通通路20cを通過す
ると、上記リンス用の洗浄水を供給する一連の通路が遮
断されて洗浄が終了する。以後、ボトルグリッパ6は、
所定の回転範囲の間壜Bを倒立状態のまま保持して水き
りを行ない、その後、再び壜Bを反転させて正立状態に
戻し洗壜機外に排出する。
【0017】上述のように壜Bの洗浄を行なっている
間、ポンプから吐出された洗浄水は、リンス用洗浄水を
供給する上記供給配管26とは分岐された別の供給配管
28を介してバリア用洗浄水として固定プレート22の
入口通路22d内にも供給される。入口通路22d内に
入った洗浄水は、半径方向内方側と外方側の2つの開口
22f,22gから中間プレート20の下面側の2本の
環状溝20f,20gに入り、これら環状溝20f,2
0gに沿って円周方向に流れ、固定プレート22の入口
通路22dと対称の位置に設けられている出口通路22
eを介して排出される。また、入口通路22dに供給さ
れた水は、中間プレート20を上下に貫通する連通穴2
0i,20kを通って中間プレート20の上面側の環状
溝20d,20e内にも送り込まれる。上面側の環状溝
20d,20e内の洗浄水も下面側の洗浄水と同様に円
周方向に流れて、反対側の連通穴20h,20jから上
記出口通路22eを経て排出される。このように、回転
プレート14が中間プレート20に圧接されて摺動回転
している洗浄運転中、樹脂製の中間プレート20に形成
されている円弧状の貫通通路20cの内周側と外周側に
配置された環状溝20d,20e,20f,20g内
に、絶えずバリア用の洗浄水を流しておくので、回転プ
レート14と中間プレート20との摺動により発生する
摩耗粉やその他の異物等が、内外の環状溝20d,20
e,20f,20gよりも外方から、リンス用洗浄水の
通路である円弧状の貫通通路20c側に侵入することを
防止できるので、これら摩耗粉や異物がリンス用洗浄水
中に混入するおそれがない。
【0018】さらに本実施例に係るロータリ式洗壜機で
は、洗壜運転中にバリア用の洗浄水を絶えず流してリン
ス用の洗浄水中に摩耗粉や異物が混入することを防止す
ることに加えて、洗壜運転を行なう前後に、リンス用洗
浄水の分配用通路(円弧状貫通通路20c)が形成され
ている中間プレート20の上下両面(摺動面と固定面)
を洗浄することにより、洗壜を行なう際にリンス用洗浄
水中に摩耗粉や異物が混入することを防止できるように
なっている。この中間プレート20の洗浄は以下のよう
に行なう。先ず、昇降用アクチュエータ23の作動を解
除して固定プレート22と中間プレート20を押上げる
力を解放する。すると、回転軸2側に一体的に取付けら
れている回転プレート14と、その下方に配置された中
間プレート20との間に間隙が生じる。中間プレート2
0の下面を洗浄する場合には、この状態にした後、中間
プレート20押上用の導入通路22k内に洗浄水を加圧
して注入する。この洗浄水は、固定プレート22の上面
に形成されたほぼ全周に亘る円弧状の凹部22j内に入
り、この水圧によって中間プレート20を押し上げる。
その結果、中間プレート20と固定プレート22との間
に間隙が生じ、洗浄水はこの間隙を、中間プレート20
と固定プレート22の内周側および外周側に流れて、中
間プレート20の下面および固定プレート22の上面全
体の洗浄を行なう(図6参照)。
【0019】中間プレート20の上面を洗浄する場合に
は、中間プレート20押下用の導入通路22m内に洗浄
水を加圧して注入する。この洗浄水は、導入通路22m
の開口と中間プレート20の貫通孔20m内に挿入され
たカラー30を通って、回転プレート14の底部中央に
形成された環状の空間14c内に入り、この回転プレー
ト14を押上げて回転プレート14と中間プレート20
との間に間隙を生じさせる。環状空間14c内に入った
洗浄液は、図7に示すように、中間プレート20の面上
を内周側と外周側に流れて上面全体の洗浄を行なう。中
間プレート20の内周側に流れた洗浄液は、中間プレー
ト20の内周孔20aに形成された切欠き20bを通っ
て流下する。このように壜Bを洗浄するための運転の前
後に、中間プレート20の上下両面の洗浄を行なうこと
により、壜Bの洗浄運転中に回転プレート14と中間プ
レート20との摺動によって発生した摩耗粉やその他の
異物を除去しておくので、リンス用洗浄水中にこれらの
異物が混入する可能性を低減することができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、回
転プレートと固定プレートとの間に介在され、固定プレ
ートの供給通路に連通する中間通路が形成された中間プ
レートに、上記中間通路の開口部の周囲を囲む溝を設け
るとともに、これら溝内に洗浄液を給排する供給口およ
び排出口を形成し、回転プレートの回転中にこれら溝内
に洗浄液を流通させるようにしたことにより、回転プレ
ートと中間プレートとの摺動により発生する摩耗粉やそ
の他の異物が、洗浄水の通路内に混入することを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る異物混入防止装置を備
えたロータリ式洗壜機の縦断面図である。
【図2】上記ロータリ式洗壜機の要部の拡大図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】回転プレート、中間プレートおよび固定プレー
トから成るロータリバルブの分解斜視図である。
【図6】中間プレートの下面側を洗浄する場合を説明す
る要部縦断面図である。
【図7】中間プレートの上面側を洗浄する場合を説明す
る要部縦断面図である。
【符号の説明】
14 回転プレート 14b 吐出通路 20 中間プレート 20c 中間通路(貫通通路) 22d,22e,22f,22g 溝(環状溝) 22 固定プレート 22b 供給通路(円弧状長孔) 22d 供給口(入口通路) 22e 排出口(出口通路) 23 押上手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液の供給通路が形成された固定プレ
    ートと、この固定プレート上に連結され、上記供給通路
    に連通する中間通路が形成された中間プレートと、この
    中間プレート上に回転可能に配設され、回転に伴なって
    上記中間通路に連通遮断される吐出通路が形成された回
    転プレートと、上記固定プレートおよび中間プレートを
    押上げて回転プレートに圧接させる押上手段とを備え、
    回転プレートの回転中に吐出通路が中間プレートの中間
    通路に接続された際に、上記洗浄液を噴射して壜の洗浄
    を行なうロータリ式洗壜機において、上記中間プレート
    の上下の面に、中間通路の開口部の周囲を囲む溝を設け
    るとともに、これら溝内に洗浄液を給排する供給口およ
    び排出口を形成し、回転プレートの回転中にこれら溝内
    に洗浄液を流通させることを特徴とするロータリ式洗壜
    機の異物混入防止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008506524A (ja) * 2004-07-20 2008-03-06 スィデル・パルティスィパスィヨン 圧縮ガスの周方向のジェットで洗浄することによる、容器をクリーニングするための複数ステーションの機械
JP2008100130A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd 液供給装置およびその起動方法

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