JPH06254243A - パチンコ機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】パチンコ機において入玉を計数するための構成
を簡素化する。 【構成】盤面を形成するゲージ盤の裏面を覆うように配
されて、セーフ孔１１あるいはアウト孔１２から取込ま
れたパチンコ玉を収集して下部の一か所から流出させる
セーフ・アウト玉ガイド６１と、このセーフ・アウト玉
ガイド６１の下部から流出したパチンコ玉を整列させる
玉整列機６８と、この玉整列機６８の下流に接続され
て、パチンコ玉をパチンコ島内のパチンコ玉回収樋等に
送出する玉島内払出通路６９と、この玉島内払出通路６
９に設けられて、入玉の数を計数すべく通過するパチン
コ玉を検出する玉計数センサ７０とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、入玉の計数が簡単な構
成で可能となるパチンコ機に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、パチンコ機は、遊技場における
各種管理のためのデータとして、いわゆる入玉（盤面に
打込まれパチンコ島内に取込まれるパチンコ玉）の数
と、出玉（賞出により払い出されるパチンコ玉）の数を
計数する必要があるが、このうち入玉の計数は、従来、
各セーフ孔あるいはアウト孔にそれぞれ設けられた通過
検知センサにより行なわれていた。すなわち、パチンコ
機内に設けられたコントローラ等において、これら通過
検知センサからそれぞれ出力される通過検知信号の数を
累積演算することにより、入玉の数を計数していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため、光電センサ
等よりなる通過検知センサを複数設けることが必要であ
るとともに、前記累積演算を行なうコントローラ等にお
ける入出力回路等が複雑になって、部品コスト，組立コ
ストの低減化の支障になっていた。

【０００４】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、入玉の計数が簡単な
構成で可能となるパチンコ機を提供することを目的とし
ている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、盤面に打込まれたパ
チンコ玉を盤面上のセーフ孔（１１）あるいはアウト孔
（１２）から取込み、これらセーフ孔（１１）あるいは
アウト孔（１２）から取込まれたパチンコ玉を入玉とし
てパチンコ島内に送出するパチンコ機であって、前記盤
面を形成するゲージ盤の裏面を覆うように配されて、前
記セーフ孔（１１）あるいはアウト孔（１２）から取込
まれたパチンコ玉を収集して下部の一か所から流出させ
るセーフ・アウト玉ガイド（６１）と、このセーフ・ア
ウト玉ガイド（６１）の下部から流出したパチンコ玉を
整列させる玉整列機（６８）と、この玉整列機（６８）
の下流に接続されて、パチンコ玉をパチンコ島内のパチ
ンコ玉回収樋等に送出する玉島内払出通路（６９）と、
この玉島内払出通路（６９）に設けられて、前記入玉の
数を計数すべく通過するパチンコ玉を検出する玉計数セ
ンサ（７０）とを備えたことを特徴とするパチンコ機に
存する。

【０００６】

【作用】本発明のパチンコ機では、盤面に打込まれセー
フ孔（１１）あるいはアウト孔（１２）に入った全ての
パチンコ玉（すなわち、全ての入玉）は、セーフ・アウ
ト玉ガイド（６１）により一括して収集され、玉整列機
（６８）により整列された後、玉島内払出通路（６９）
を通ってパチンコ島内のパチンコ玉回収樋等に送出され
るが、この送出の途中で玉計数センサ（７０）により検
出される。このため、この玉計数センサ（７０）の検知
信号だけをパチンコ機内のコントローラ（６０）あるい
は遊技場のホストコンピュータ等により累積演算すれば
入玉の数が計数できる。

【０００７】

【実施例】以下、図１〜５に基づき本発明の一実施例を
説明する。本実施例のパチンコ機は、図１に示すよう
に、ゲージ盤１０の裏面全体を覆うようにプリント基板
２０が貼付され、さらにこの裏面の一部を覆うようにセ
ーフ・アウト玉ガイド６１が取り付けられている。ゲー
ジ盤１０の表面（ゲーム領域）あるいはその内部には、
図２に示す如く、パチンコ玉の取込み口としてのセーフ
孔１１やアウト孔１２が形成され、中央役物１３あるい
は電飾器１４等が設けられている。また、ゲージ盤１０
の前面には、ゲーム領域の部分がガラス板とされた前扉
１５が設けられ、さらにその正面下部には、パチンコ玉
を入れる皿１５ａや、カード出入り口１５ｂ、清算スイ
ッチ１６、データ表示器１７、玉の取込み・払出スイッ
チ１８、玉を打出すためのハンドル１９等の周知の要素
が配設されている。

【０００８】また、ゲージ盤１０（プリント基板２０）
の裏面には、図１．３，４に示す如く、本パチンコ機全
体の動作を制御するコントロールユニット６０と、前記
セーフ・アウト玉ガイド６１、中央役物用カバ６２、賞
球用ガイド６３、シャッタ６４、シャッタレバ６５、賞
球用無限カウンタ６６、賞球払出ダクト６７、整列機６
８、島内払出通路６９、玉計数センサ７０、電源ユニッ
ト７１、玉発射装置７２が設けられている。

【０００９】ここで、セーフ・アウト玉ガイド６１は、
図４に示すように、セーフ玉用ガイド部６１ａとアウト
玉用ガイド部６１ｂとより成る箱形のもので、ゲージ盤
１０（プリント基板２０）の裏面の一部を覆うように配
されて、前記セーフ孔１１やアウト孔１２から取込まれ
たパチンコ玉（入玉）を収集し、下部に接続された整列
機６８に流出させるものである。玉計数センサ７０は、
入玉を島内に取込む前に計数するためのセンサである。

【００１０】また、賞球用ガイド６３、シャッタ６４、
シャッタレバ６５、賞球用無限カウンタ６６、賞球払出
ダクト６７は、島上部に配されたパチンコ玉の供給樋か
ら供給されるパチンコ玉を賞出信号（後述するセーフ玉
センサ３０の出力を受けてコントロールユニット６０等
が出力する信号）に応じて、正面の皿１５ａにパチンコ
玉を賞出するための周知の要素である。玉発射装置７２
は、正面の前記ハンドル１９の操作に応じて投入された
パチンコ玉をゲーム領域内に打出す周知の装置である。
さらに、電源ユニット７１は、各電気機器に電力を供給
するための装置であり、商用電源を変圧するトランス等
を必要に応じて備えるものであるが、この場合、前記カ
ード出入口１５ｂから投入されるカードのリードライト
装置を内蔵している。なお、この電源ユニット７１から
は、商用電源に接続するための電源コード７１ａ（図１
に示す）が伸びている。

【００１１】またここで、中央役物１３、電飾装置１
４、清算スイッチ１６、データ表示器１７、玉の取込み
・払出スイッチ１８、コントロールユニット６０、賞球
用無限カウンタ６６、玉計数センサ７０等は、必要に応
じてゲージ盤２０を貫通した状態に設けられて、プリン
ト基板２０に半田付け又はコネクタにより直接接続され
ている。

【００１２】プリント基板２０は、各電気機器あるいは
以下に説明する各コネクタの所定端子間を相互に接続す
る回路導体が、例えばゲージ盤１０に接合される側の表
面に形成されたものである。このプリント基板２０に
は、図５に示すように、前記セーフ孔１１，アウト孔１
２に対応させてセーフ玉通過孔２１，アウト玉通過孔２
１ａが穿設されている。セーフ玉通過孔２１の孔縁には
セーフ玉通過検知用のセーフ玉センサ３０（電気機器）
が設けられ、このセーフ玉センサ３０の出力端子はプリ
ント基板２０の回路導体に直接半田付けされている。な
お、半田付けの他にコネクタを介して回路導体に接続し
てもよい。

【００１３】プリント基板２０における前記セーフ玉通
過孔２１には、さらにセーフ孔用コネクタ２２が設けら
れ、このコネクタ２２に図示省略したセーフ孔用の部材
（セーフ孔の上部に数字表示や電飾をする機器を含む）
の端子あるいはコネクタが嵌合するようになっており、
この部材がセーフ孔用コネクタ２２を介してワンタッチ
でプリント基板２０に接続できるように構成されてい
る。

【００１４】また、プリント基板２０の中央には中央役
物１３用の挿入孔４０が穿設され、この挿入孔４０の周
縁には中央役物用コネクタ２３が設けられる一方、中央
役物１３にコネクタ２３の相手側のコネクタが設けられ
ることにより、中央役物１３がプリント基板２０にワン
タッチで接続できるように構成されている。

【００１５】プリント基板２０には電飾用コネクタ５０
が半田付けされ、ゲージ盤１０には電飾用コネクタ５０
に対応させて図示省略した挿通孔が穿設されており、こ
の挿通孔を通して電飾用コネクタ５０に電飾用豆球やＬ
ＥＤ等を嵌合させることにより、基板２０にワンタッチ
で接続できるように構成されている。

【００１６】また、プリント基板２０にはコントロール
ユニット用コネクタ２４が設けられ、このコネクタ２４
の相手側のコネクタがコントロールユニット６０に設け
られることによって、コントロールユニット６０がプリ
ント基板２０に直接取り付けて接続できるように構成さ
れている。なお、コントロールユニット６０は、ゲーム
そのものを制御するソフトと、ＣＰＵが内蔵されてお
り、それ自体が一つのカードの様になっているととも
に、改ざん不能なように封印されている。

【００１７】また、プリント基板２０にはコンピュータ
入出力用コネクタ２５が設けられ、コンピュータ（遊技
場全体を制御管理するためのいわゆるホールコンピュー
タ等であり、本発明の外部機器の一つである）の信号線
２６の端末にこのコネクタ２５の相手側のコネクタ２５
ａが取り付けられることにより、前記信号線２６がワン
タッチでプリント基板２０に接続できるように構成され
ている。

【００１８】また、プリント基板２０には外部入出力用
コネクタ２７が設けられ、他の外部機器をプリント基板
２０を介してコントロールユニット６０等にワンタッチ
で接続できるように構成されている。さらに、プリント
基板２０には、無限カウンタ用コネクタ２８と電源ユニ
ット用コネクタ２９が設けられ、これらコネクタにより
前記賞球用無限カウンタ６６あるいは前記電源ユニット
７１がそれぞれプリント基板２０にワンタッチで接続で
きるように構成されている。なお、プリント基板２０に
おける、前記電気機器あるいは外部機器に対する信号の
入出力部には、フォトカプラが介在させてある。また、
プリント基板２０への接続は、かならずしも以上のよう
なコネクタ等による直接的なものに限らず、部分的に配
線を使用するようにしてもよい。例えば、玉発射装置７
２は、フレキシブル基板よりなる配線によりプリント基
板２０に接続してもよい。

【００１９】次に作用を説明する。上記パチンコ機で
は、盤面に打込まれセーフ孔１１あるいはアウト孔１２
に入った全てのパチンコ玉（すなわち、全ての入玉）
は、セーフ・アウト玉ガイド６１により一括して収集さ
れ、玉整列機６８により整列された後、玉島内払出通路
６９を通ってパチンコ島内のパチンコ玉回収樋等に送出
されるが、この送出の途中で玉計数センサ７０により検
出される。このため、この玉計数センサ７０の検知信号
だけをパチンコ機内のコントローラ６０あるいは遊技場
のホストコンピュータ等により累積演算すれば入玉の数
が計数できる。したがって、入玉計数のための構成が極
めて簡素となり、パチンコ機の部品コスト，組立コスト
の低減に貢献できる。

【００２０】

【発明の効果】本発明にかかるパチンコ機によれば、玉
計数センサの検知信号だけをパチンコ機内のコントロー
ラあるいは遊技場のホストコンピュータ等により累積演
算すれば入玉の数が計数できる。したがって、入玉計数
のための構成が極めて簡素となり、パチンコ機の部品コ
スト，組立コストの低減に貢献できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すゲーム機を斜め後方か
ら見た斜視図である。

【図２】本発明の一実施例を示すゲーム機の正面図であ
る。

【図３】本発明の一実施例を示すゲーム機の裏面図であ
る。

【図４】本発明の一実施例を示すゲージ盤の裏面図であ
る。

【図５】本発明の一実施例を示すプリント基板の裏面図
である。

【符号の説明】

１０…ゲージ盤 １１…セーフ孔 １２…アウト孔 ６０…コントロールユニット ６１…セーフ・アウト玉ガイド ６８…玉整列機 ６９…玉島内払出通路 ７０…玉計数センサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】盤面に打込まれたパチンコ玉を盤面上のセ
   ーフ孔あるいはアウト孔から取込み、これらセーフ孔あ
   るいはアウト孔から取込まれたパチンコ玉を入玉として
   パチンコ島内に送出するパチンコ機であって、 前記盤面を形成するゲージ盤の裏面を覆うように配され
   て、前記セーフ孔あるいはアウト孔から取込まれたパチ
   ンコ玉を収集して下部の一か所から流出させるセーフ・
   アウト玉ガイドと、 このセーフ・アウト玉ガイドの下部から流出したパチン
   コ玉を整列させる玉整列機と、 この玉整列機の下流に接続されて、パチンコ玉をパチン
   コ島内のパチンコ玉回収樋等に送出する玉島内払出通路
   と、 この玉島内払出通路に設けられて、前記入玉の数を計数
   すべく通過するパチンコ玉を検出する玉計数センサとを
   備えたことを特徴とするパチンコ機。