JPH062541Y2 - 畜舎用除糞装置のロープ切れ防止装置 - Google Patents

畜舎用除糞装置のロープ切れ防止装置

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JPH062541Y2
JPH062541Y2 JP1988155621U JP15562188U JPH062541Y2 JP H062541 Y2 JPH062541 Y2 JP H062541Y2 JP 1988155621 U JP1988155621 U JP 1988155621U JP 15562188 U JP15562188 U JP 15562188U JP H062541 Y2 JPH062541 Y2 JP H062541Y2
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rope
pulley
corner
pit
motor
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JP1988155621U
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JPH0278056U (ja
Inventor
英雄 丸山
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株式会社セキネ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、畜舎の除糞ピット内をスクレーパーを摺動
させて除糞を行う除糞装置のロープ切れ防止装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、第5図に示すように、豚房等の並行する各除糞ピ
ット30、31内を摺動するスクレーパー32、33を
隣接するピットのスクレーパーと1本のロープ34で接
続して、1つの駆動ユニット35により駆動して、同時
に2つのピット内の除糞を行うようにした除糞装置が知
られている。該従来の除糞装置は、駆動プーリーにロー
プを巻き付けて、モーターの回転トルクを該駆動プーリ
ーに伝え、駆動プーリーとロープの摩擦力によりロープ
を移動させて、ロープに連結してあるスクレーパーをピ
ットに沿って摺動させるようになっている。従って、ロ
ープに一定の張力がないと駆動プーリーとロープ間に十
分な摩擦力が得られず、十分なトルクを伝達できないば
かりでなく、負荷が増大したり異物が挟まった場合等に
は、ロープと駆動プーリーとがスリップを起こし、ロー
プ表面が削られてついには切断してしまう事故が発生し
ている。特に、最近の豚舎は大規模化し、ピット長が5
0メートルを越える場合もあり、ロープ切断事故が発生
すると全体のロープを取替なければならないので、大き
な損失を蒙ると同時に、除糞ピット内の極めて劣悪な環
境での取替作業を強いられる。そのため、従来除糞装置
は、ロープ切断防止のために、サーマルリレー、カレン
トリレー、メーターリレー等を設けて、スリップが発生
した場合、モーターが過負荷になりモーターに流れる電
流値が増大することを利用して、それを感知してモータ
ーの駆動を停止することにより、ロープの切断を防止す
るようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、該従来の上記方法は、何れもモーターの電流値
の増大を利用するものであるので、モーターの馬力、出
力軸のトルク、ワイヤロープとプーリー溝、径、及びそ
れらの摩耗度、ロープの張り、季節等により負荷の変動
がある。そのため、運転には、事前点検を行ってその都
度調節する必要があった。しかも従来の方法は、上記の
ように変動要素が多く、確実にスリップを検出できない
問題点がある。また、従来の除糞装置におけるスクレー
パーの往復動制御は、ロープに固定してある作動部材が
除糞ピットの端部に設けてあるリミットスイッチを押圧
することにより行っているが、リミットスイッチに糞が
付着して作動しなくなり、モータがそのまま一方向に回
転を続け、スクレーパーが過剰移動して破壊したり、ロ
ープが切断してしまう等の事故が発生している。
本考案は、上記実情に鑑み創案されたものであって、そ
の目的とするところは、スクレーパーの往復動を確実に
制御でき、且つ負荷の変動やモーターの出力に影響され
ず、常に確実にロープの滑りを検出でき、それにより確
実にロープの切断を防止することができる除糞装置のロ
ープ切断防止装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の畜舎除糞装置のロープ切れ防止装置は、畜舎の
除糞ピット内をスクレーパーを往復摺動させて該除糞ピ
ット内の除糞を行う畜舎用除糞装置のロープ切れ防止装
置であって、前記スクレーパーは、駆動ユニットのモー
ターの駆動により前記除糞ピットの両端部に回転自在に
配置されたコーナープーリーに案内されて往復移動する
1本のロープに連結固定され、前記除糞ピット内に、前
記スクレーパーが前記除糞ピット内の端部に到達したこ
とを検出して前記モーターの回転方向変換又は停止制御
信号を発生する1段目と2段目の組合せからなるリミッ
トスイッチが配置され、前記コーナープーリーのうち少
なくとも1個は、放射状に等間隔で設けられた多数のリ
ブを有するコーナープーリーであり、該コーナープーリ
ーの前記リブを検出しリブ検出毎にパルスを発する検出
スイッチを前記コーナープーリーに対設して固定してな
り、該検出スイッチが一定時間以上パルスを発しないと
き、又は一定時間以上パルスを発した状態のままである
とき、前記駆動ユニットのモーターの回転を停止させる
ようにしたことを特徴とする構成によって、上記問題点
を解決した。
(作用) 運転中プーリーの外側に設けてある検出スイッチがコー
ナープーリーのリブを検出するたびにパルスを発生させ
制御部に送る。その際、検出スイッチは、コーナープー
リーの放射状に貫通する空間を隔てて等間隔に配置され
ているリブを直接検出するので、糞尿が堆積する除糞ピ
ット内であっても、目詰り等による誤作動はめったにな
く、確実にリブを検出することができる。そして、ロー
プに設けてあるリミットスイッチ作動部材がリミットス
イッチを押圧することにより、モーターの制御が行わ
れ、スクレーパーが除糞ピット内を往復動してピット内
の除糞を行うが、本考案ではリミットスイッチが1段目
と2段目の組合せで2段に構成されているので、もし1
段目のリミットスイッチが糞の付着により作動しなかっ
た場合でも、次の2段目のリミットスイッチを作動させ
ることによって、確実にスクレーパーの往復動の制御を
行うことができる。ロープがスリップすることなく正常
に駆動されているとコーナープーリー及びアイドラープ
ーリーは一定速度で回転し、一定間隔でパルスを発生す
るので、正常運転が確認される。もし、駆動プーリーと
ロープの間にスリップが生じてロープの移動が停止、又
は遅くなった場合は、前記コーナープーリー及びアイド
ラープーリーの回転もそれに同期するので、検出器から
のパルスが一定時間(例えば1秒)以上発生しない状態
又は発生し続ける状態が発生すると、制御回路にて装置
の停止信号を送出し、装置を停止すると共に異常ランプ
等を点灯させ異常の発生を知らせる。以上のように、本
願考案では、ロープの移動と同期して回転するコーナー
プーリー等の回転を検出することにより、確実にロープ
の滑りを検出できるので、従来発生していたロープ切れ
事故を防ぐことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図乃至第3図は、本考案に係る畜舎用除糞装置のロ
ープ切れ防止装置の一実施例を示す。図中、1はロープ
であり、モーター、駆動プーリー、アイドラープーリー
からなる駆動ユニット4により、各ピットの両端角部に
設けられたコーナープーリー5、5……に沿って移動す
る閉ループを成し、並行する2つの除糞ピット内を摺動
するスクレーパー2、3が途中に連結固定され、モータ
ーを駆動することによって、ロープが往復動してスクレ
ーパーをピットに沿って摺動させる。6、7はピット内
の特定位置に固定されたリミットスイッチ8〜11を作
動させるために、ロープの特定位置に固定されたリミッ
トスイッチ作動部材であり、ロープが移動して該リミッ
トスイッチを押圧することによって、モーターの回転方
向を変換する制御信号を制御盤12に送るようになって
いる。前記リミットスイッチ8〜11の内、1段目のリ
ミットスイッチ9と2段面のリミットスイッチ8が、ス
クレーパーが除糞ピットの一方側の端部に到達したこと
を検出するリミットスイッチであり、他方の1段目のリ
ミットスイッチ11と2段目のリミットスイッチ10
が、スクレーパーが反対側の端部に到達を検出するリミ
ットスイッチである。
前記コーナープーリー5の内少なくとも1個は、放射状
に等間隔で設けられた多数(本実施例では12本)のリ
ブ16を有するコーナープーリーを採用し、その側方に
第2図及び第3図に示すように検出スイッチ15が取付
けられている。該検出スイッチ15は、コーナーフレー
ム17に固定され、プーリー放射状に等間隔で設けられ
たリブ16を検出する度に検出パルスを発生する。本考
案では、完全に貫通した空間を隔てて放射状に延びてい
る前記リブ16を被検出体として直接検出するようにす
ることによって、糞尿が付着する劣悪環境下での使用で
あっても、誤動作が少なく確実に検出するようになって
いる。該検出パルスは制御盤12に送られ、一定時間パ
ルスが送られない時又は一定時間パルスが発生した状態
のままの時は、滑りが発生しているとみなし、モーター
の駆動を自動的に停止させると共に、警報ランプやブザ
ー等適宜の警報装置を作動させるようになっている。な
お、図中20はピットコーナー部へのコーナープーリー
取付部である。
本実施例は以上のように構成され、タイマー等で制御さ
れ所定時間に自動的に駆動し、モーターが回転すること
によって、駆動プーリーとロープの摩擦力によりロープ
1が移動し、スクレーパー2、3がピットの一方端まで
移動し、ロープ1に固定したリミットスイッチ作動部材
6、7がリミットスイッチを押圧することによって、モ
ーターが逆回転してスクレーパーを復動させる。以後そ
の繰り返しでピット内の除糞を行う。その際、ロープの
移動によって案内プーリーであるコーナープーリー5も
同期して回転し、検出スイッチ15はコーナープーリー
の溝を検出するたび毎にパルスを発生する。滑りが発生
すると上記した方法により、装置が自動的に停止すると
共に異常ランプ等が点灯し異常の発生を知らせる。そし
て、異常停止後はリミットボタンを押さないと再運転が
行えないようになっている。なお、上記実施例では、制
御はシーケンサーにより自動的に行うようになっている
が、必要により手動に切替て運転することもできる。
第4図は検出スイッチを駆動ユニットのアイドラープー
リーの側方に設けた場合の実施例である。図中25は駆
動ユニットであり、モーターと該モーターで駆動される
駆動プーリー26、及びアイドラープーリー27とから
なり、駆動プーリーとの摩擦力でロープを送る。ロープ
滑り検出スイッチ28は、前記アイドラープーリー27
の側方に位置してその回転を検出できるように、駆動ユ
ニットのフレームに取り付けられ、前記実施例と同様
に、プーリー27のリブ又は溝を検出するたびにパルス
を制御盤に送出して、ロープの滑りを検出する。
(効果) 本考案は、以上のように構成され、次のような格別の効
果を奏する。
ロープの移動と同期して回転するコーナープーリーの回
転を直接検出することによりロープの移動を検出するの
で、従来のモーター電流値による検出方法のように運転
の諸状況による負荷の変動に影響されることなく、確実
にロープの滑りを検出してロープ切れ事故を防ぐことが
できる。
しかも、完全に貫通した空間を隔てて放射状に延びてい
るコーナープーリーのリブを被検出体として直接検出す
るので、糞尿が付着する劣悪環境下での使用であって
も、誤動作が少なく確実にスリップを検出することがで
きる。
また、リミットスイッチが1段目と2段目の組合せで2
段に構成されているので、もし1段目のリミットスイッ
チが糞の付着により作動しなかった場合でも、2段目の
リミットスイッチが作動することによって、確実にモー
ターの制御を行うことができ、スクレーパーが過剰移動
してロープを切断する等の事故を確実に防止することが
できる。
そして、運転のための事前調整等も必要がなく、取扱が
容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のロープ切れ防止装置を適用した畜舎用
除糞装置の概略斜視図、第2図は本考案の実施例に係る
ロープ切れ防止装置の平面図、第3図はその側断面図、
第4図は他の実施例の側断面図、第5図は従来の畜舎用
除糞装置の概略平面図である。 1:ロープ、2、3:スクレーパー、4、25:駆動ユ
ニット、5、26:コーナープーリー、15、28:検
出スイッチ、27:アイドラープーリー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】畜舎の除糞ピット内をスクレーパーを往復
    摺動させて該除糞ピット内の除糞を行う畜舎用除糞装置
    のロープ切れ防止装置であって、 前記スクレーパーは、前記除糞ピットの両端部に回転自
    在に配置されたコーナープーリーに案内されて駆動ユニ
    ットのモーターの駆動により往復動する1本のロープに
    連結固定され、 前記除糞ピット内に、前記スクレーパーが前記除糞ピッ
    ト内の端部に到達したことを検出する1段目と2段目の
    組合せからなるリミットスイッチが配置され、 前記コーナープーリーのうち少なくとも1個は、放射状
    に等間隔に設けられた多数のリブを有するコーナープー
    リーであり、 該コーナープーリーの前記リブを検出し検出毎にパルス
    を発する検出スイッチを前記コーナープーリーに対設し
    て固定してなり、 該検出スイッチが一定時間以上パルスを発しないとき、
    又は一定時間以上パルスを発した状態のままであると
    き、前記駆動ユニットのモーターの回転を停止させるよ
    うにしたことを特徴とする畜舎用除糞装置のロープ切れ
    防止装置。
JP1988155621U 1988-12-01 1988-12-01 畜舎用除糞装置のロープ切れ防止装置 Expired - Lifetime JPH062541Y2 (ja)

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CN114051937A (zh) * 2021-12-10 2022-02-18 河南南商农牧科技股份有限公司 一种猪舍粪污清理监测控制系统及方法

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