JPH06254148A - 止血用パッド - Google Patents

止血用パッド

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JPH06254148A
JPH06254148A JP5045480A JP4548093A JPH06254148A JP H06254148 A JPH06254148 A JP H06254148A JP 5045480 A JP5045480 A JP 5045480A JP 4548093 A JP4548093 A JP 4548093A JP H06254148 A JPH06254148 A JP H06254148A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゼラチンを用いた止血用パッドにおいて、製
造および取扱いが容易であるとともに、皮膚の出血個所
に対する保護および組織回復を良好に行うことのできる
止血用パッドを提供する。 【構成】 不織布などの通気性材料からなる支持体20
の表面に、ゼラチン粉末30を付着させたり、支持体2
0にゼラチン溶液を含浸し乾燥させて、ゼラチンを支持
体20に付着させたり、支持体20を、ゼラチンで被覆
された繊維材料で形成しておいたりすることにより、支
持体20に、その通気性を遮断しない状態で、ゼラチン
30を担持させる。その結果、支持体の優れた強度や耐
久性と、ゼラチンの優れた止血作用を生かし、さらに、
出血個所へ外気を供給して、組織回復を良好に行わせる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、止血用パッドに関
し、詳しくは、切り傷や火傷などの傷部分、あるいは、
注射や点滴の針を抜いた跡など、皮膚の出血個所に当て
て、止血および出血個所の保護を図る止血用パッドに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゼラチンやコラーゲンには良好な
止血作用があることが知られている。すなわち、ゼラチ
ンやコラーゲンが血液に接触すると、血液を吸収すると
ともに血液を凝固させるという作用がある。そこで、ゼ
ラチンやコラーゲンを用いた止血シートや止血用絆創膏
が種々開発されている。
【0003】たとえば、特開平2−182259号公報
には、ゼラチン又はコラーゲンの溶液を発泡させ、凍結
乾燥させ、さらにゼラチン又はコラーゲンを架橋させて
架橋スポンジを作製し、この架橋スポンジを粘着テープ
に接着して止血用絆創膏とする技術が開示されている。
特公平4−44551号公報には、未変性ゼラチンを薄
いフィルム状に成形して止血および傷口封止用ゼラチン
フィルムとする技術が開示されている。この未変性ゼラ
チンフィルムは、血液と接触したときに吸収と同時に溶
解するので、広い範囲の血液を迅速に凝固させることが
でき、手術創面などに使用したときに止血効果が高いと
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来におけるゼラチンを用いた止血材料は、製造に
手間がかかったり、出血個所の組織回復を遅らせてしま
う等の問題があった。具体的には、前記したゼラチンの
架橋スポンジを用いる方法は、ゼラチンを発泡させる工
程、凍結乾燥させる工程、さらには架橋反応を行わせる
工程など、非常に多くの作業工程が必要になり、製造設
備が大掛かりになって作業の手間もかかり、コスト的に
高くつくという欠点がある。
【0005】また、未変性ゼラチンフィルムは、厚さ数
10μm程度の薄いフィルムを製造するのは手間がかか
り、製造されたフィルムの保管などの取扱いも面倒であ
る。しかも、フィルムで出血個所を覆ってしまうと、皮
膚表面の組織が外気と完全に遮断されてしまう。出血個
所の組織回復が行われる際には、外気との接触が重要な
要素である。出血個所がフィルムで完全に覆われている
と、このような組織回復が遅れることになる。また、皮
膚の表面で凝固した血液は、乾燥風化して皮膚表面から
脱落することにより、その下に皮膚組織が再生されるの
であるが、出血個所がフィルムで密閉されたままである
と、凝固した血液は、いつまでも乾燥風化せず、このこ
とによっても、組織の回復が遅れる。さらに、平坦なフ
ィルムを、手足の指のように、複雑な曲面状をなす皮膚
にぴったりと貼り付けるのが難しい。
【0006】架橋スポンジあるいはフィルムの何れであ
っても、ゼラチンのみからなる材料は、それほど強度が
ないので、皮膚に張り付ける際や取扱い中に破れ易い。
そこで、この発明の課題は、ゼラチンを用いた止血用パ
ッドに関する前記従来技術の問題点を解消し、製造およ
び取扱いが容易であるとともに、皮膚の出血個所に対す
る保護および組織回復を良好に行うことのできる止血用
パッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する、こ
の発明にかかる止血用パッドは、通気性材料からなる支
持体に、その通気性を遮断しない状態で、ゼラチンを担
持させてなる。支持体は、ガーゼのような繊維の編織材
料、不織布など、シートまたはフィルム状をなし、表裏
に貫通する通気空間を有していれば、従来の止血用パッ
ドその他の医用品に採用されていたような、通常の通気
性材料が使用できる。合成樹脂の連続発泡体や、樹脂自
体が通気性を有する樹脂からなるフィルムやシートも利
用できる。
【0008】ゼラチンは、従来、止血用ゼラチンとして
採用されていたような、通常のゼラチンが使用できる。
ゼラチンには、原料の違い、アルカリ処理あるいは酸処
理という処理方法の違い、抽出条件の違いなどによっ
て、様々な特性を有するゼラチンが存在するが、この発
明では、前記した良好な止血作用が達成できれば、ゼラ
チンの製造方法や特性は限定しない。
【0009】なお、ゼラチンには、吸水によって溶解す
る通常のゼラチンと、吸水しても膨潤するだけで溶解し
ない不溶性のゼラチン(架橋ゼラチン、硬膜ゼラチンな
どとも呼ばれ、通常のゼラチンを変性させて得ることが
できる)があり、この発明では何れのゼラチンも使用可
能であり、両者を併用することもできる。但し、通常の
条件では、止血作用に優れた溶解性のあるゼラチンのほ
うが好ましい。
【0010】ゼラチンとして、分解ゼラチンを使用する
こともできる。分解ゼラチンは、通常のゼラチンを分解
したものであり、通常のゼラチンに比べて溶解性が高
く、低い温度でも容易に溶解するので、血液と接触した
ときに溶解し易く、止血作用が高まる。分解ゼラチンの
製造方法は、従来食品その他の用途に使用されていた各
種分解ゼラチンの製造方法など、通常の製造方法が適用
できる。この分解ゼラチンと、前記通常のゼラチンある
いは不溶性のゼラチンを併用することもできる。
【0011】ゼラチンには、止血作用その他の医療上の
機能を有する化合物を配合しておいたり、これらの化合
物とゼラチン分子を結合しておくこともできる。ゼラチ
ンを支持体に担持させる方法には、次に説明するような
方法がある。まず、支持体の表面に、ゼラチン粉末を付
着させる方法が適用できる。ゼラチン粉末は、乾燥状態
のゼラチンを粉砕したり、ゼラチン溶液を噴霧乾燥した
りする通常の粉末形成手段で製造できる。ゼラチン粉末
の大きさは、製造や取扱いの容易性、支持体への付着
性、通気性の確保、止血効果などの条件を考慮して、自
由に設定することができる。一般的には、粒径が小さい
ほど、止血効果などの使用性能は良好になるが、あまり
粒径の小さなものは製造が難しい。具体的には、通常、
平均粒径300〜3μm程度のものが用いられ、好まし
くは200〜20μm程度のものが用いられる。
【0012】ゼラチン粉末を支持体の表面に付着させる
とは、ゼラチン粉末が支持体から脱落しない程度に固着
していればよい。具体的な付着手段としては、たとえ
ば、ゼラチン粉末の一部を水と接触させたり加熱したり
して、溶解させた状態で支持体の表面に散布することに
よって、ゼラチン粉末を支持体に付着させることができ
る。支持体の表面に粘着剤や接着剤を塗布しておき、そ
の上にゼラチン粉末を散布してもよい。支持体を構成す
る繊維や糸に、予めゼラチン粉末を付着させておき、こ
のゼラチン粉末が付着した繊維や糸で、支持体を作製し
てもよい。
【0013】支持体の表面に付着させるゼラチン粉末の
密度あるいは量は、十分な止血作用が発揮できるととも
に、支持体の通気性をあまり阻害しない程度に設定す
る。具体的には、支持体の構造やゼラチン粉末の大きさ
によってもことなるが、通常、ゼラチンを100〜15
0g/m2程度、支持体の表面に付着させておけばよい。支
持体には、ゼラチン粉末とともに、止血剤、殺菌剤その
他の薬剤を付着させておくこともできる。
【0014】ゼラチンを支持体に担持させる方法とし
て、支持体にゼラチン溶液を含浸し乾燥させて、ゼラチ
ンを支持体に付着させる方法が適用できる。ゼラチン溶
液は、ゼラチンを抽出製造したときに得られるゼラチン
溶液をそのまま使用することもできるし、一旦乾燥状態
で製造されたゼラチンの板あるいは粉体を水に溶かした
ものでもよい。ゼラチン溶液は、通気性材料からなる支
持体に良好に浸透することができる。ゼラチン溶液は、
支持体の表から裏まで全体に均等に含浸させてもよい
し、支持体の表面近くの一定厚みのみに含浸させること
もできる。ゼラチン溶液の濃度は、このような支持体へ
の浸透性と乾燥後に形成されるゼラチン固体の生成量な
どを考慮して設定しておけばよい。具体的には、ゼラチ
ン溶液の濃度を、10〜40重量%程度に設定しておく
のが好ましい。ゼラチン溶液に、止血剤や殺菌剤その他
の薬効成分や各種添加剤を添加しておくこともできる。
【0015】支持体に含浸されたゼラチン溶液は、加熱
あるいは通風その他の乾燥手段で乾燥され、その結果生
成されたゼラチンの固体が支持体に付着した状態で残
る。このゼラチンは、支持体の内部構造の全体に一様な
厚みで形成されていてもよいし、部分的に塊になった状
態でゼラチン固体が存在していてもよい。但し、何れに
しても、ゼラチン固体が、支持体の通気性を完全に阻害
してしまわないようにしておく必要がある。
【0016】支持体にゼラチンを担持する方法は、上記
した以外にも、ゼラチンの止血作用を良好に発揮でき、
支持体の通気性をあまり阻害しない方法であれば、各種
医用材料技術における支持体への薬効材料の担持方法を
適用することができる。ゼラチンが担持された支持体
は、そのままで適当な大きさに裁断して、止血用パッド
として使用することができる。止血用パッドは、矩形そ
の他の面板状、あるいはテープ状など、使用する身体の
部位や用途に合わせて、自由な形状で使用できる。
【0017】止血用パッドを、他の材料と組み合わせ
て、各種の製品を製造することもできる。たとえば、粘
着剤が塗布された伸縮性テープの中央に止血用パッドを
貼着しておけば、皮膚の任意の場所に止血用パッドを張
り付けることがてき、いわゆる緊急用絆創膏として利用
することができる。止血用パッド自体の外周に粘着剤を
塗布しておけば、止血用パッドだけでも、皮膚に張り付
けておくことができる。包帯などの一部に止血用パッド
を取り付けておいてもよい。
【0018】
【作用】通気性材料からなる支持体に、その通気性を遮
断しない状態で、ゼラチンを担持させておけば、この支
持体を、皮膚の出血個所に当てたときに、支持体に担持
されたゼラチンが、血液と接触して、良好な止血作用を
発揮する。ゼラチンは支持体に担持されているので、取
扱い中にゼラチンに手や異物が接触して汚染されたり溶
解したりする心配がない。保管あるいは流通も、容易で
ある。ゼラチンが止血作用を発揮するまで、皮膚に当て
ておく際にも、支持体が存在することにより、取扱いあ
るいは固定が容易に行える。
【0019】止血用パッドを皮膚に取り付けた状態で、
手や腕を動かしたりしても、強度や耐久性に優れた支持
体でゼラチンを固定しているので、ずれたり外れたりす
る心配がない。物がぶつかったりしても、支持体で出血
個所およびゼラチンを良好に保護しておくことができ
る。出血個所にゼラチンを当てた状態で、止血用パッド
には十分な通気性があるので、外気が血液と接触して、
血液の凝固あるいは乾燥風化を促進させ、出血個所の組
織回復を良好に行わせることができる。出血個所が適度
に乾燥していれば、雑菌の繁殖や化膿が発生する心配も
少なくなる。
【0020】ゼラチンを支持体に担持させる方法とし
て、支持体の表面に、ゼラチン粉末を付着させる方法を
採用すれば、ゼラチン粉末の製造は容易であり、この粉
末を散布するなどの手段で支持体に容易に付着させるこ
ともできるので、止血用パッドの製造は容易であり、製
造コストも安価である。しかも、粉末の間には確実に隙
間が形成されるので、止血用パッドの通気性も確保でき
る。
【0021】支持体にゼラチン溶液を含浸し乾燥させ
て、ゼラチンを支持体に付着させる方法を採用すれば、
ゼラチンを支持体の全体に確実に支持させることができ
る。止血用パッドの取扱い中に、支持体からゼラチンが
脱落する心配もない。支持体を、ゼラチンで被覆された
繊維材料で形成しておくことにより、支持体にゼラチン
を担持させておけば、支持体の内部全体に、ゼラチンを
均等に配置することができる。
【0022】上記のような各方法において、ゼラチンと
して分解ゼラチンを用いれば、分解ゼラチンは低い温度
でも容易に溶解するので、出血個所の血液や水分を吸収
して迅速に溶解し、広い範囲の血液を迅速に凝固させる
ことが可能になる。
【0023】
【実施例】ついで、この発明の実施例について、図面を
参照しながら以下に説明する。図1は、止血用パッドの
断面構造を表している。止血用パッド10は、支持体2
0とゼラチン粉末30で構成されている。支持体20
は、不織布からなり、繊維の空間を通じて表裏面へと十
分な通気性を有している。支持体20の表面に、ゼラチ
ン粉末30が付着している。ゼラチン粉末30は、全表
面にほぼ均等に配置されているとともに、ゼラチン粉末
30同士の間にはある程度の隙間があいている。
【0024】図2に示すように、矩形状に裁断された止
血用パッド10が、伸縮性のある帯状の粘着テープ40
の表面中央に貼着されている。粘着テープ40には、微
細な孔42が多数形成されていて、通気性を確保してい
る。この止血用パッド10が取り付けられた粘着テープ
40は、緊急用絆創膏として使用できる。手指などの皮
膚に小さな切り傷や火傷による出血が生じたときに、こ
の緊急用絆創膏を皮膚の曲面形状に沿って貼れば、止血
用パッド10のゼラチン粉末30が血液と接触し、血液
を吸収して凝固させるとともに、ゼラチン粉末30の全
体もしくは一部が溶解して血液側に進出したり、ゼラチ
ン粉末30が変形して拡がったりする。その結果、当初
のゼラチン粉末30の存在個所だけではなく、より広い
範囲の血液に対してもゼラチンが接触して、その部分を
血液を凝固させ、止血することができる。
【0025】粘着テープ40を皮膚に貼り付けた状態で
も、粘着テープ40の表面から孔42および支持体20
の通気空間を通して、外界の空気が供給される。ゼラチ
ン粉末30同士の間にも隙間があいているので、ゼラチ
ン粉末30で凝固させられた血液に空気が触れ、血液を
乾燥風化させる。また、皮膚の表面にも空気が供給され
る。その結果、傷口の皮膚組織は迅速に再生回復するこ
とができる。また、傷口が蒸れて、不快感を与えたり、
雑菌が繁殖したりするのを防ぐこともできる。
【0026】緊急用絆創膏としては、図2に示した形状
および構造以外にも、用途や使用部位に合わせて、任意
の形状からなる粘着テープ40および止血用パッド10
を組み合わせればよい。図3に示す実施例では、不織布
などの通気性材料からなる粘着テープ44の表面中央
に、ゼラチン粉末30を直接に付着させている。この場
合、粘着テープ44が、前記実施例における支持体20
としての機能と、皮膚に固定したり皮膚を保護したりす
る絆創膏としての機能の両方を果たすことになる。
【0027】つぎに、図4には、止血用パッド10の別
の構造を表している。支持体20は、繊維22が複雑に
絡み合った立体的構造を有している。この繊維22の所
々に、球状のゼラチン小塊32が付着形成されている。
すなわち、前記実施例では、支持体20の表面にゼラチ
ン粉末30が付着していたのに対し、この実施例では、
支持体20の内部構造にゼラチン小塊32が分散してい
る構造になっている。
【0028】このような止血用パッド10を製造するに
は、ゼラチン溶液を支持体20に含浸させた後、これを
乾燥すればよい。支持体20に含浸されたゼラチン溶液
が、その表面張力などの作用で、繊維22の所々に集ま
った状態で乾燥固化するので、前記のようなゼラチン小
塊32が形成されるのである。但し、ゼラチン溶液の特
性や濃度などの条件によっては、図示したような球状の
ゼラチン小塊32は形成されず、繊維22の周囲を薄い
ゼラチン膜が覆った形になったりする場合もあるが、こ
のような状態でも使用可能である。なお、ゼラチン溶液
の濃度が高過ぎたり、ゼラチン溶液の含浸量が多過ぎた
りすると、支持体20の通気空間が、ゼラチンで完全に
埋められてしまい、目的とする通気が果たせなくなるの
で、そのような状態にならない程度にゼラチン溶液を含
浸させておくものとする。
【0029】上記した実施例の止血用パッド10は、支
持体20に対してゼラチン小塊32が強固に付着するこ
とになるので、ゼラチン小塊32の脱落などは起こり難
い。但し、支持体20の表面にゼラチン粉末30を付着
させた前記実施例では、血液がゼラチン粉末30に早く
接触できる。つぎに、図5に示す実施例は、支持体20
を構成する繊維もしくは糸24の周囲に、ゼラチンの薄
い膜34をコーティングしている。このように、ゼラチ
ン膜34がコーティングされた繊維24を用いて、編織
あるいは集積により支持体20を形成すれば、支持体2
0にゼラチンが担持された構造が得られる。
【0030】図6に示す実施例では、支持体20とし
て、合成樹脂の発泡体すなわちスポンジを用いた。スポ
ンジからなる支持体20には、表裏に貫通する微細な通
気空間が構成されている。合成樹脂の発泡体は、その使
用樹脂の種類あるいは製造方法によって、独立した孔の
集まりからなる発泡体いわゆる独立気泡発泡体と、互い
に連続した孔の集まりからなる発泡体いわゆる連続気泡
発泡体、あるいは、独立気泡と連続気泡の両方を備えた
発泡体の何れかが形成される。この実施例では、少なく
とも多くの部分が連続気泡であるものを用いるのが好ま
しい。
【0031】スポンジ支持体20に、前記したようなゼ
ラチン溶液を含浸させた後、乾燥固化させると、スポン
ジ支持体20の通気空間26の内壁に、固化したゼラチ
ンが生成する。このとき、図6(a) に示すように、通気
空間26の内壁の全体を、一様な厚みでゼラチン膜36
が覆うように形成される場合や、図6(b) に示すよう
に、通気空間26の所々にゼラチン小塊38が形成され
る場合がある。何れの場合も、通気空間26の一部に
は、スポンジ支持体20の表裏を貫通する部分が存在し
ている。
【0032】上記実施例で得られた止血用パッド10
は、外観的には、従来のスポンジ状ゼラチンと似た構造
を有している。しかし、この実施例では、支持体20
を、強度や耐久性に優れ、製造も容易な合成樹脂材料で
構成しているので、スポンジ状ゼラチンに比べて、はる
かに製造し易く、強度や耐久性も高いものとなる。つぎ
に、この発明にかかる止血用パッドを具体的に製造し
て、その性能を評価した結果について説明する。
【0033】−実施例1− 酸処理豚皮ゼラチン30%溶液を、噴霧器を用いて、ガ
ーゼ(日本薬局方)に1m2当たり400ml吹き付けた。
これを乾燥空気により通風乾燥させて、止血用パッドを
得た。 −実施例2− 酸処理豚皮ゼラチン微粉末(粒径約150μm)を、水
分を含ませた不織布(厚さ5mm、レーヨン)に、1m2
たり100gふりかけた。これを乾燥空気により通風乾
燥させて、止血用パッドを得た。
【0034】−実施例3− 酸処理豚皮ゼラチン微粉末(粒径約150μm)を、粘
着シートの止血部分に、1m2当たり100gふりかけ、
止血用パッドを得た。 −実施例4− 酸処理豚皮ゼラチン微粉末(粒径約150μm)と分解
ゼラチン(平均分子量約1万、粒径約150μm)を
2:1の割合で混合し、粘着シートの止血部分に、1m2
当たり100gふりかけ、止血用パッドを得た。
【0035】−実施例5− 酸処理豚皮ゼラチン10%溶液を、不織布(厚さ5mm、
レーヨン)に、1m2当たり1.5リットルしみ込ませ
た。これを乾燥空気により通風乾燥させて、止血用パッ
ドを得た。 −実施例6− 分解ゼラチン10%溶液を、ガーゼ(日本薬局方)に、
1m2当たり1.5リットルしみ込ませた。これを乾燥空
気により通風乾燥させて、止血用パッドを得た。
【0036】上記各実施例で得られた止血用パッドを、
皮膚の出血個所に当てておいたところ、血液は迅速に凝
固し、出血部分の組織回復も良好であった。
【0037】
【発明の効果】以上に述べた、この発明にかかる止血用
パッドは、通気性材料からなる支持体に、その通気性を
遮断しない状態で、ゼラチンを担持させていることによ
り、ゼラチンの有する止血作用を十分に発揮させること
ができ、その結果、優れた止血効果を有するものとな
る。
【0038】特に、ゼラチンを支持体に担持させるの
で、製造および取扱いが容易であるとともに、強度や耐
久性に優れたものとなる。耐久性のある支持体は、出血
個所にものが当たったり、傷口が汚染されたりすること
を、良好に防止することもできる。しかも、支持体にゼ
ラチンを担持させた状態でも、良好な通気性を有してい
るので、単に止血が迅速に行われるだけでなく、外部空
気との接触により、血液の固化作用や皮膚の内部組織の
再生回復作用などが良好に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例を表す止血用パッドの概略
断面構造図
【図2】 止血用パッドを用いて製造された緊急用絆創
膏の平面図(a) および正面図(b)
【図3】 別の実施例を表す緊急用絆創膏の平面図(a)
および正面図(b)
【図4】 別の実施例を表す止血用パッドの概略断面構
造図
【図5】 別の実施例を表す繊維の切断斜視図
【図6】 別の実施例を表す止血用パッドの概略断面構
造図
【符号の説明】
10 止血用パッド 20 支持体 22、24 繊維 26 通気空間 30 ゼラチン粉末 32 ゼラチン小塊 34 ゼラチンコーティング膜 40、44 粘着テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性材料からなる支持体に、その通気
    性を遮断しない状態で、ゼラチンを担持させてなる止血
    用パッド。
  2. 【請求項2】 請求項1の止血用パッドであって、支持
    体の表面に、ゼラチン粉末を付着させている止血用パッ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1の止血用パッドであって、支持
    体にゼラチン溶液を含浸し乾燥させて、ゼラチンを支持
    体に付着させている止血用パッド。
  4. 【請求項4】 請求項1の止血用パッドであって、支持
    体を、ゼラチンで被覆された繊維材料で形成しておくこ
    とにより、支持体にゼラチンを担持させている止血用パ
    ッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の止血用パッドにおいて、
    ゼラチンとして分解ゼラチンを用いる止血用パッド。
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Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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