JPH06254048A - 内視鏡撮像装置 - Google Patents

内視鏡撮像装置

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Publication number
JPH06254048A
JPH06254048A JP5040282A JP4028293A JPH06254048A JP H06254048 A JPH06254048 A JP H06254048A JP 5040282 A JP5040282 A JP 5040282A JP 4028293 A JP4028293 A JP 4028293A JP H06254048 A JPH06254048 A JP H06254048A
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JP
Japan
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endoscope
solid
input
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Application number
JP5040282A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nakajima
中島  茂
Katsuyuki Saito
克行 斉藤
Tetsumaru Kubota
哲丸 窪田
Hideki Koyanagi
秀樹 小柳
Shinji Yamashita
真司 山下
Masao Uehara
政夫 上原
Shinkichi Tanizawa
信吉 谷沢
Yasuhiko Omagari
泰彦 大曲
Masahito Goto
正仁 後藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は安価で、かつ比較的短時間の使用に耐
えることができる程度の耐久性を持つ光学フィルタを構
成し、ディスポ内視鏡の観察光学系に採用するうえで好
適な光学フィルタ構造を形成することを最も主要な特徴
とする。 【構成】内視鏡2における挿入部5の先端部の対物レン
ズ11と固体撮像素子12との間にフィルム状の光学フ
ィルタ13を対物レンズ11の光透過面11aに固定し
た状態で配設したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡の観察光学系を構
成する内視鏡撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、観察光学系に例えばCCD等の
固体撮像素子が配設され、観察像がこの固体撮像素子に
よって電気信号に変換された状態で伝送される電子内視
鏡が開発されている。
【0003】また、内視鏡の観察光学系には光学レンズ
群によって形成される対物光学系が配設されている。こ
の対物光学系には例えば内視鏡の観察光学系に入射され
る入射光の特性を変化させる各種の光学特性を備えた光
学フィルタが介設されることが多い。ここで、従来の光
学フィルタは例えばガラスやプラスチック等の素材内に
色素が混入された比較的硬質の光学部材によって形成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、医療用の内
視鏡は患者の診断、手術等による使用後に、洗浄、滅
菌、消毒、濯ぎ、乾燥等の複数の工程の再生処理作業が
行なわれる。そして、この再生処理作業が完了した清潔
な内視鏡が次の新たな患者の診断、手術等に使用され
る。そのため、内視鏡の観察光学系に配設される対物光
学系の光学レンズ群や光学フィルタ等の光学部材は上記
内視鏡の再生処理作業に十分に耐えることができる程度
に比較的耐久性が高い材料によって形成されている。
【0005】また、感染症以外の患者には再使用可能な
リュース用内視鏡を使用するとともに、感染症の患者に
はディスポ内視鏡を使用し、感染症の患者との接触によ
って汚染された使用済みのディスポ内視鏡を廃棄するこ
とにより、感染症の患者との接触によって汚染された使
用済みのディスポ内視鏡の面倒な再生処理作業を省略し
て内視鏡診断、手術等の能率化を図ることが考えられて
いる。この場合、ディスポ内視鏡は例えば2〜3時間程
度の1回の使用時間のみに内視鏡の機能が発揮できる程
度の比較的簡易な構造にすることが望ましい。
【0006】しかしながら、ディスポ内視鏡の観察光学
系に配設される対物光学系の光学レンズ群や光学フィル
タ等の光学部材をリュース用内視鏡のように再生処理作
業に十分に耐えることができる程度に比較的耐久性が高
い硬質の材料によって形成した場合にはディスポ内視鏡
全体が比較的高価になるので、従来のリュース用内視鏡
の観察光学系の構造をそのままディスポ内視鏡に採用す
ることが難しい問題がある。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、安価で、かつ比較的短時間の使用に耐
えることができる程度の耐久性を持つ光学フィルタを備
え、ディスポ内視鏡の観察光学系に採用するうえで好適
な内視鏡撮像装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は内視鏡における
挿入部の先端部の観察光学系を構成する光学部材とこの
光学部材を透過した画像を電気信号に変換して出力する
撮像手段との間にフィルム状の光学フィルタを前記光学
部材の光透過面に固定した状態で配設したものである。
【0009】
【作用】光学部材の光透過面に固定されたフィルム状の
光学フィルタを設けることにより、安価で、かつ比較的
短時間の使用に耐えることができる程度の耐久性を持つ
光学フィルタを構成し、ディスポ内視鏡の観察光学系に
採用するうえで好適な光学フィルタ構造を形成するよう
にしたものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1、図2お
よび図4を参照して説明する。図4は内視鏡装置1全体
の概略構成を示すものである。この内視鏡装置1には使
い捨て用のディスポ内視鏡2と、この内視鏡2が接続さ
れる内視鏡制御装置であるビデオプロセッサ3と、この
ビデオプロセッサ3に接続されたモニタ4とが設けられ
ている。
【0011】また、内視鏡2には体腔内に挿入される細
長い挿入部5と、この挿入部5の基端部に設けられた手
元側の操作部6と、この操作部6に一端が連結されたユ
ニバーサルコード7とが設けられている。さらに、ユニ
バーサルコード7の先端部にはビデオプロセッサ3との
接続用コネクタ8が設けられている。
【0012】また、内視鏡2の内部には照明光を伝送す
るライトガイド9が配設されている。このライトガイド
9の入射端部はコネクタ8に固定されているとともに、
このライトガイド9の出射端部は挿入部5の先端面に固
定されている。
【0013】さらに、挿入部5の先端部には図1に示す
ように観察光学系10が配設されている。この観察光学
系10には例えば光学ガラス、プラスチックからなる複
数の対物レンズ(光学部材)11と、この対物レンズ1
1によって結像された被写体像を電気信号に変換する例
えばCCD等の固体撮像素子(撮像手段)12とが設け
られている。
【0014】また、対物レンズ11の後端部の平面状の
光透過面11aには例えばYAGカットフィルタ、IR
カットフィルタ等を構成するフィルム状の光学フィルタ
13が例えば接着等の手段で固着されている。この光学
フィルタ13は例えば、市販されているコダック社のW
rattenフィルタ(商品名)、富士写真フィルム社
の富士フィルタ(商品名)、Leeフィルタ(商品名)
のように色素で着色したフィルム状の被膜によって形成
されている。なお、フィルム状の光学フィルタ13が固
着される対物レンズ11の光透過面11aは必ずしも平
面である必要はなく、曲面であってもよい。
【0015】また、固体撮像素子12には入出力ケーブ
ル14が連結されている。この入出力ケーブル14は図
2に示すように横1列に並設された固体撮像素子12の
6つの入出力ピン14a〜14fと、各入出力ピン14
a〜14fをそれぞれ被覆する絶縁体からなる被覆部材
15とによって形成されている。
【0016】ここで、入出力ピン14a,14b,14
cはそれぞれ駆動パルスであるφS(水平転送パル
ス)、φP(垂直転送パルス)、φAB(アンチブルー
ミングパルス)の各信号線によって形成されている。ま
た、他の入出力ピン14d,14e,14fはそれぞれ
GND(グランド)、SIG−OUT(信号出力)、+
Vcc(電源)の各信号線によって形成されている。な
お、各入出力ピン14a〜14fはそれぞれ別個に被覆
チューブによって被覆するか、或いは各入出力ピン14
a〜14fを一体的に被覆する構成にしてもよい。ま
た、固体撮像素子12の入出力ケーブル14はコネクタ
8側に延出されている。
【0017】さらに、ビデオプロセッサ3の本体内には
照明光を供給する光源装置16が配設されているととも
に、固体撮像素子12の駆動信号線に接続されるCCD
駆動回路17および出力信号線に接続されるビデオプロ
セス回路18がそれぞれ設けられている。この場合、光
源装置16には光源ランプ19およびこの光源ランプ1
9から照射される白色光をライトガイド9の入射端部に
集光する集光レンズ20が設けられている。また、ビデ
オプロセス回路18はスーパーインポーズ回路21を経
てビデオプロセッサ3の外部のモニタ4に接続されてい
る。
【0018】さらに、ビデオプロセッサ3には接続され
たディスポ内視鏡2の固体撮像素子12の保護を行なう
保護手段22および警告手段23が設けられている。こ
の場合、固体撮像素子12の保護手段22には固体撮像
素子12の入出力ケーブル14とCCD駆動回路17と
の間に介設された安全スイッチ25と、例えば挿入部5
の内部に水漏れが発生した際に固体撮像素子12の入出
力ケーブル14に過電流が流れる状態を検出するショー
ト検出回路24とが設けられている。そして、安全スイ
ッチ25はショート検出回路24によって入出力ケーブ
ル14に過電流が流れる状態が検出されていない通常状
態ではオン状態で保持され、ショート検出回路24から
のショート検出信号に応じてオフ操作されるようになっ
ている。
【0019】また、警告手段23にはショート検出回路
24に接続された警告回路26が設けられている。この
警告回路26はスーパーインポーズ回路21に接続され
ている。そして、ショート検出回路24からのショート
検出信号が警告回路26に入力されるとこの警告回路2
6からの警告信号がスーパーインポーズ回路21に入力
され、ビデオプロセス回路18の出力信号にスーパーイ
ンポーズされてモニタ4に出力される。そのため、この
場合にはモニタ4には図4に示すように表示画面27の
下部に例えば「ショート検知」等のように固体撮像素子
12の入出力ケーブル14がショートした状態を警告す
るコメント28が表示されるようになっている。
【0020】そこで、上記構成のものにあってはディス
ポ内視鏡2の観察光学系10に配設される対物レンズ1
1の光透過面11aにフィルム状の光学フィルタ13を
接着等の手段で固着して設けたので、比較的短時間の使
用に耐えることができる程度の耐久性を持つ光学フィル
タ13を構成することができる。そのため、リュース用
内視鏡のように再生処理作業に十分に耐えることができ
る程度に比較的耐久性が高い硬質の材料によって光学フ
ィルタを形成した場合に比べて安価となり、ディスポ内
視鏡2の観察光学系10に採用するうえで好適な光学フ
ィルタ構造を形成することができる。
【0021】さらに、フィルム状の光学フィルタ13を
対物レンズ11の後端部の平面状の光透過面11aに接
着等の手段で固着したので、薄いフィルム状の光学フィ
ルタ13の平面性を保つことができる。
【0022】また、横1列に並設された固体撮像素子1
2の6つの入出力ピン14a〜14fと、各入出力ピン
14a〜14fをそれぞれ被覆する絶縁体からなる被覆
部材15とによって固体撮像素子12の入出力ケーブル
14を形成したので、固体撮像素子12の入出力ピンに
別体の入出力ケーブルをはんだ付け等の手段によって固
着する場合に比べてディスポ内視鏡2の挿入部5内に固
体撮像素子12を組付ける作業を簡素化することができ
るとともに、固体撮像素子12を低価格化することがで
きる。
【0023】さらに、ビデオプロセッサ3の本体内に接
続されたディスポ内視鏡2の固体撮像素子12の保護を
行なう保護手段22および警告手段23を設けたので、
例えば挿入部5の内部に水漏れが発生した際に、ショー
ト検出回路24によって固体撮像素子12の入出力ケー
ブル14に過電流が流れる状態を検出し、ショート検出
回路24からのショート検出信号に応じて安全スイッチ
25をオフ操作させることができる。そのため、CCD
駆動回路17からの信号が固体撮像素子12側に伝送さ
れることを遮断することができるとともに、ショート検
出回路24からのショート検出信号を警告回路26に入
力させることにより、モニタ4の表示画面27の下部に
例えば「ショート検知」等のように固体撮像素子12の
入出力ケーブル14がショートした状態を警告するコメ
ント28を表示させることができるので、ディスポ内視
鏡2の安全性を高めることができる。
【0024】なお、上記実施例では横1列に並設された
固体撮像素子12の6つの入出力ピン14a〜14f
と、各入出力ピン14a〜14fをそれぞれ被覆する絶
縁体からなる被覆部材15とによって固体撮像素子12
の入出力ケーブル14を形成した構成のものを示した
が、図3に示すように被覆部材15によってそれぞれ被
覆された固体撮像素子12の6つの入出力ピン14a〜
14fを略丸形に束ねる構成にしてもよい。この場合に
はディスポ内視鏡2の挿入部5内に配設される固体撮像
素子12の入出力ケーブル14を細くすることができ、
ディスポ内視鏡2の挿入部5の内部スペースを有効利用
することができる。
【0025】また、図5は本発明の第2の実施例を示す
ものである。これは、ディスポ内視鏡2の挿入部5の先
端部に配設された固体撮像素子12の前面ガラス12a
にフィルム状の光学フィルタ31を例えば接着等の手段
で固着したものである。
【0026】さらに、固体撮像素子12の入出力ケーブ
ル32には駆動系ケーブル32aと、信号出力ケーブル
32bとが設けられている。この場合、駆動系ケーブル
32aは固体撮像素子12の入力ピンと、各入力ピンを
それぞれ被覆する絶縁体からなる被覆部材とによって形
成されている。
【0027】また、信号出力ケーブル32bの信号出力
線と固体撮像素子12の出力ピンとの間には信号伝送用
バッファアンプを構成するハイブリッドIC(Hic)
33がはんだ付け等の手段によって固着されている。
【0028】そこで、上記構成のものにあってはディス
ポ内視鏡2の観察光学系10に配設される固体撮像素子
12の前面ガラス12aにフィルム状の光学フィルタ3
1を接着等の手段で固着したので、第1の実施例と同様
に比較的短時間の使用に耐えることができる程度の耐久
性を持つ光学フィルタ31を構成することができる。そ
のため、リュース用内視鏡のように再生処理作業に十分
に耐えることができる程度に比較的耐久性が高い硬質の
材料によって光学フィルタを形成した場合に比べて安価
となり、ディスポ内視鏡2の観察光学系10に採用する
うえで好適な光学フィルタ構造を形成することができ、
かつ薄いフィルム状の光学フィルタ31の平面性を保つ
ことができる。
【0029】また、図6は本発明の第3の実施例を示す
ものである。これは、例えば光学ガラス、プラスチック
からなる平板状の透明な光学部材41にフィルム状の光
学フィルタ42を例えば接着等の手段で固着し、これを
ディスポ内視鏡2の観察光学系10内に組込んだもので
ある。
【0030】したがって、この場合も第1,第2の実施
例と同様に比較的短時間の使用に耐えることができる程
度の耐久性を持つ光学フィルタ42を構成することがで
き、安価で、ディスポ内視鏡2の観察光学系10に採用
するうえで好適な光学フィルタ構造を形成することがで
き、かつ薄いフィルム状の光学フィルタ31の平面性を
保つことができる。
【0031】また、図7は固体撮像素子12の保護手段
22の変形例を示すものである。これは、ビデオプロセ
ッサ3内のCCD駆動回路17と電源51との間に安全
スイッチ52を介設し、固体撮像素子12の入出力ケー
ブル14に過電流が流れる状態がショート検出回路24
によって検出されていない通常状態ではこの安全スイッ
チ52をオン状態で保持させ、ショート検出回路24か
らのショート検出信号に応じてオフ操作させるようにし
たものである。
【0032】したがって、この場合には挿入部5の内部
に水漏れが発生した際に、ショート検出回路24によっ
て固体撮像素子12の入出力ケーブル14に過電流が流
れる状態を検出し、ショート検出回路24からのショー
ト検出信号に応じて警告回路26によって固体撮像素子
12の入出力ケーブル14がショートした状態を警告す
るコメント28を表示させるとともに、安全スイッチ5
2をオフ操作させることができるので、CCD駆動回路
17と電源51との間の通電を遮断して固体撮像素子1
2の駆動を停止させることができる。
【0033】また、図8(A)は内視鏡装置の第1の変
形例を示すものである。これは、ビデオプロセッサ3の
本体内に図4とは異なる構成のディスポ内視鏡2の保護
手段61を設けたものである。この場合、ディスポ内視
鏡2の挿入部5内には固体撮像素子12の近傍位置に水
漏れや湿度等を検知する湿度センサ62が配設されてい
る。
【0034】さらに、この湿度センサ62はディスポ内
視鏡2の内部に配設された固体撮像素子12の入出力ケ
ーブル14を介してビデオプロセッサ3の本体内の水漏
れ検知回路63に接続されている。そして、この湿度セ
ンサ62によるセンサ出力に基づいて水分が検知された
か否かの検知信号が水漏れ検知回路63から出力される
ようになっている。
【0035】また、CCD駆動回路17の信号出力側に
は安全スイッチ64が介設されている。この安全スイッ
チ64は水漏れ検知回路63からの水漏れ検知信号に応
じてオフ操作されるようになっている。
【0036】さらに、水漏れ検知回路63からの水漏れ
検知信号はスーパーインポーズ回路21に入力され、ビ
デオプロセス回路18の出力信号にスーパーインポーズ
されてモニタ4に出力される。そのため、この場合には
モニタ4には表示画面27の下部に例えば「水漏れ検
知」等のように内視鏡2の挿入部5内への水漏れ状態を
警告するコメント65が表示されるようになっている。
なお、湿度センサ62は図8(B)に示すように固体撮
像素子12の入出力ケーブル14に巻き付ける構成にし
てもよい。
【0037】また、図9(A)は図8(A)の水漏れ検
知回路63の構成例を示すものである。ここで、湿度セ
ンサ62はノイズを除去するためのコンデンサ75と並
列に接続されている。そして、この湿度センサ62の一
端は固体撮像素子12の入出力ケーブル14における駆
動系ケーブル73を構成する複数のケーブルのうちの1
本の信号伝送していない伝導線であるシールド外被導体
73aと接続され、他端は接地されている。なお、71
は固体撮像素子12のシール部材、72は固体撮像素子
12の出力信号伝送ケーブルである。
【0038】さらに、水漏れ検知回路63には交流電源
81に湿度センサ62の抵抗値を分圧により検出するた
めの抵抗素子82が接続されている。この場合、湿度セ
ンサ62の抵抗値が高インピーダンスであるため、測定
点xは高インピーダンスとなるが、固体撮像素子12の
入出力ケーブル14の特性インピーダンスに対して信号
線の接続部ではインピーダンス整合させる必要があり、
コンデンサ83が接続されている。そして、測定点xは
ダイオード87と、抵抗素子88と、一端を接地された
コンデンサ89とにより構成されている整流型検回路8
4に接続され、この整流型検回路84から出力されたレ
ベルと基準レベル86をオペアンプ等を用いた比較器8
5により比較して湿度等が検知されたか否かの検知信号
をスーパーインポーズ回路21に出力するようになって
いる。
【0039】また、図9(B)は湿度センサ62の構成
例を示すものである。ここで、71は絶縁基板である。
この絶縁基板71上に湿度センサ部91が形成されてい
る。この湿度センサ部91には例えば略櫛歯状に形成さ
れた一対の電極パターン92,93が互い違いに配置さ
れており、これらの電極パターン92,93間の抵抗値
変化に応じて湿度を検出する構成になっている。
【0040】また、図10(A),(B)は第2の変形
例の内視鏡装置101を示すものである。これは、硬性
内視鏡102に上記水漏れ保護手段を設けたものであ
る。なお、図10(A)中で、103は照明光を供給す
る光源装置、104はビデオプロセッサである。
【0041】硬性内視鏡102には挿入部105の基端
部側にライトガイドケーブル接続部106および信号ケ
ーブル接続部107がそれぞれ形成されている。さら
に、挿入部105の内部にはライトガイド108が配設
されている。このライトガイド108の基端部はライト
ガイドケーブル接続部106に固定され、その先端部は
内視鏡102の先端面に固定されている。
【0042】また、挿入部105の観察光学系109に
は挿入部105の先端面に配設された対物レンズ110
とこの対物レンズ110によって結像された被写体像を
電気信号に変換する固体撮像素子111とが設けられて
いる。この固体撮像素子111の入出力ピンは配線基板
112を介して入出力ケーブル113に接続されてい
る。
【0043】さらに、入出力ケーブル113の先端部に
は図10(B)に示すように湿度センサ114が接続さ
れており、この入出力ケーブル113の基端部は信号ケ
ーブル接続部107に固定されている。
【0044】また、115はライトガイドケーブルであ
る。このライトガイドケーブル115の一端部のコネク
タ115aは内視鏡102のライトガイドケーブル接続
部106に着脱可能に接続されている。さらに、このラ
イトガイドケーブル115の他端部のコネクタ115b
は光源装置103のライトガイドケーブル接続部116
に着脱可能に接続されている。なお、117はこのライ
トガイドケーブル115の内部に配設されたライトガイ
ドである。
【0045】また、118は信号ケーブルである。この
信号ケーブル118の一端部のコネクタ118aは内視
鏡102の信号ケーブル接続部107に着脱可能に接続
されている。さらに、この信号ケーブル118の他端部
のコネクタ118bはビデオプロセッサ104の信号ケ
ーブル接続部119に着脱可能に接続されている。な
お、120はこの信号ケーブル118の内部に配設され
た信号線である。
【0046】また、ビデオプロセッサ104の本体内に
は固体撮像素子111の駆動信号線に接続されるCCD
駆動回路121、出力信号線に接続されるビデオプロセ
ス回路123および湿度センサ114の出力信号線に接
続される水漏れ検出回路122がそれぞれ設けられてい
る。
【0047】また、図11および図12は内視鏡装置1
01の第3の変形例を示すものである。これは、硬性内
視鏡102に湿度センサを設ける代りに硬性内視鏡10
2の本体内にエアを供給する手段を設け、この硬性内視
鏡102の本体内にエアを供給することにより、硬性内
視鏡102の本体からの空気圧のリークを検査する構成
にしたものである。
【0048】なお、図11中、124は硬性内視鏡10
2の挿入部105の基端部側に設けられたエアチューブ
接続部、125はこのエアチューブ接続部に接続された
エアチューブ、126はエアチューブ125を介して硬
性内視鏡102の本体内にエアを供給するエアポンプで
ある。
【0049】また、図13は内視鏡装置の第4の変形例
を示すものである。これは、硬性内視鏡102の挿入部
105の基端部側に接続された信号ケーブル118のコ
ネクタ118bに電源通電時間を検出するライフメータ
131を設けたものである。
【0050】さらに、図14は硬性内視鏡102の挿入
部105の基端部側に接続された信号ケーブル118の
コネクタ118b内に配設された入出力ケーブル14内
の電線141に過電流保護用ヒューズ142を介設した
ものである。
【0051】また、図15は第1の実施例の固体撮像素
子12の入出力ケーブル14の第2の変形例を示すもの
である。これは、入出力ケーブル14をフレキシブル基
板151によって形成したものである。このフレキシブ
ル基板151には絶縁体によって形成されたベース板1
52上に固体撮像素子12の6つの入出力ピン153a
〜153fをプリント配線したものである。
【0052】ここで、入出力ピン153a,153b,
153cはそれぞれ駆動パルスであるφS(水平転送パ
ルス)、φP(垂直転送パルス)、φAB(アンチブル
ーミングパルス)の各信号線によって形成されている。
また、他の入出力ピン153d,153e,153fは
それぞれGND(グランド)、SIG−OUT(信号出
力)、+Vcc(電源)の各信号線によって形成されて
いる。
【0053】また、図16は固体撮像素子12の入出力
ケーブル14の第3の変形例を示すものである。これ
は、複数のフレキシブル基板162,163を積層させ
た多層型フレキシブル基板161を形成するとともに、
この多層型フレキシブル基板161の外周部分に導電体
からなるシールド用の被覆部材164を装着し、この被
覆部材164を接地させる構成にしたものである。した
がって、この場合には入出力ケーブル14のシールド効
果を一層高めることができる。
【0054】また、図17(A)は固体撮像素子12の
入出力ケーブル14の第4の変形例を示すものである。
これは、固体撮像素子12の入出力ケーブル14を形成
する図15のフレキシブル基板151を略リング状に丸
めた状態で形成したものである。この場合には固体撮像
素子12の入出力ケーブル14を一層細くすることがで
きる。
【0055】さらに、図17(B)に示す固体撮像素子
12の入出力ケーブル14の第5の変形例のように図1
5のフレキシブル基板151を略渦巻き状に丸めた状態
で形成してもよい。
【0056】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば内視鏡における挿入部の
先端部の観察光学系を構成する光学部材とこの光学部材
を透過した画像を電気信号に変換して出力する撮像手段
との間にフィルム状の光学フィルタを光学部材の光透過
面に固定した状態で配設したので、安価で、かつ比較的
短時間の使用に耐えることができる程度の耐久性を持つ
光学フィルタを構成し、ディスポ内視鏡の観察光学系に
採用するうえで好適な光学フィルタ構造を形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の要部構成を示す縦断
面図。
【図2】 固体撮像素子の信号ケーブルを示す横断面
図。
【図3】 固体撮像素子の信号ケーブルの第1の変形例
を示す横断面図。
【図4】 内視鏡装置全体の概略構成図。
【図5】 本発明の第2の実施例の要部構成を示す縦断
面図。
【図6】 本発明の第3の実施例の要部構成を示す縦断
面図。
【図7】 固体撮像素子の保護回路の変形例を示す概略
構成図。
【図8】 内視鏡装置の第1の変形例を示すもので、
(A)は内視鏡装置全体の概略構成図、(B)は固体撮
像素子の信号ケーブルに巻き付けられた湿度センサを示
す斜視図。
【図9】 (A)は水漏れ検知回路の構成例を示す概略
構成図、(B)は湿度センサの構成例を示す概略構成
図。
【図10】 内視鏡装置の第2の変形例を示すもので、
(A)は内視鏡装置全体の概略構成図、(B)は湿度検
出部を示す概略構成図。
【図11】 内視鏡装置の第3の変形例を示す全体の概
略構成図。
【図12】 第3の変形例の内視鏡装置の要部構成を示
す概略構成図。
【図13】 内視鏡装置の第4の変形例を示す内視鏡装
置全体の概略構成図。
【図14】 コネクタ内の過電流保護用ヒューズの装着
状態を示す概略構成図。
【図15】 固体撮像素子の入出力ケーブルの第2の変
形例を示す横断面図。
【図16】 固体撮像素子の入出力ケーブルの第3の変
形例を示す横断面図。
【図17】 (A)は固体撮像素子の入出力ケーブルの
第4の変形例を示す横断面図、(B)は固体撮像素子の
入出力ケーブルの第5の変形例を示す横断面図。
【符号の説明】
2…内視鏡、5…挿入部、10…観察光学系、11…対
物レンズ(光学部材)、11a…光透過面、12…固体
撮像素子(撮像手段)、12a…前面ガラス(光学部
材)、13,31,42…光学フィルタ、41…光学部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小柳 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山下 真司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上原 政夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 谷沢 信吉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大曲 泰彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 後藤 正仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡における挿入部の先端部の観察光
    学系を構成する光学部材とこの光学部材を透過した画像
    を電気信号に変換して出力する撮像手段との間にフィル
    ム状の光学フィルタを前記光学部材の光透過面に固定し
    た状態で配設したことを特徴とする内視鏡撮像装置。
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