JPH0625402Y2 - 自動車のヘッドトリム取付け構造 - Google Patents

自動車のヘッドトリム取付け構造

Info

Publication number
JPH0625402Y2
JPH0625402Y2 JP1987197086U JP19708687U JPH0625402Y2 JP H0625402 Y2 JPH0625402 Y2 JP H0625402Y2 JP 1987197086 U JP1987197086 U JP 1987197086U JP 19708687 U JP19708687 U JP 19708687U JP H0625402 Y2 JPH0625402 Y2 JP H0625402Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trim
flange
head
retainer
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987197086U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0199750U (ja
Inventor
和雄 戎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP1987197086U priority Critical patent/JPH0625402Y2/ja
Publication of JPH0199750U publication Critical patent/JPH0199750U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0625402Y2 publication Critical patent/JPH0625402Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はルーフパネルの車室内側を覆うヘッドライニン
グを支持するヘッドトリムの取付け構造に関し、特にヘ
ッドトリムの外れ、回転等の不具合が生じることのない
ようにしたトリムリテーナの形状の改善に関する。
〔従来の技術〕
一般に自動車のルーフパネルの車室内側にはヘッドライ
ニングが張設されており、これは外観の向上を図るとと
もに、防音,防振効果を高めるためのものである。この
ヘッドライニングをルーフパネルに取り付ける構造とし
ては、例えば実開昭61-138741号公報に記載された構造
が一般的である。この従来構造は、第7図に示すよう
に、ルーフインナパネル31のフロントウインド開口フ
ランジ32の縁部に形成された取付座33にトリムリテ
ーナ34を取り付け、これにヘッドトリム35を嵌合装
着している。
ところで、上述の如きヘッドトリムの取付け構造では、
トリムリテーナ34の支持部34aとフランジ32との
間隔Aは、ヘッドトリム35の挟持部厚さBより若干
(約1mm)広くするのが望ましい。狭すぎるとヘッドト
リム35の装着が不可能となり、広すぎると該トリム3
5が外れたり、回転したりする不具合が生じる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが上記従来構造では、仮に加工誤差等によりフラ
ンジ32が変形していたり、あるいは取付座33の座面
角度が正しくない場合は、上記間隔Aを設計値どおりに
するどとが困難となり、その結果上記取付け作業性の悪
化,トリム外れ,回転等の問題が生じる懸念がある。
そこで本考案の目的は、上記従来の問題点に鑑み、仮に
フランジ等に変形,角度誤差があってもこれを吸収して
フランジとリテーナとの間隔を設計値どおりに保持で
き、その結果上記トリム外れ等の問題を解消できる自動
車のヘッドトリム取付け構造を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ルーフインナパネルのフランジに、トリムリ
テーナを取り付け、これにヘッドライニングの前端に取
り付けられたヘッドトリムを嵌合装着するようにした自
動車のヘッドトリム取付け構造において、上記トリムリ
テーナを、上記ヘッドトリムが嵌合装着されるトリム支
持部と、該支持部に続いて上記フランジに当接するよう
膨出形成され、上記トリム支持部とフランジとの間隔
を、上記ヘッドトリムのトリム支持部への嵌合状態で、
該ヘッドトリムとフランジとが非圧接状態となる寸法に
保持する位置決め部と、該位置決め部に続いて形成さ
れ、上記ルーフインナパネルのフランジに続く段状の取
付座に固定される取付部とから構成したことを特徴とし
ている。
〔作用〕
本考案に係るヘッドトリムの取付け構造によれば、トリ
ムリテーナはこれの位置決め部の上記寸法に形成された
膨出部がルーフパネルのフランジに当接した状態で取り
付けられるので、フランジの変形,取付座の角度誤差が
あってもこれを吸収して上記間隔Aを所定値に保持でき
る。即ち、第6図に模式的に示すように、仮にフランジ
6aが二点鎖線の形状に変形している場合は、該変形し
たフランジ6aにトリムリテーナ8の位置決め部8bが
当接するから、このフランジ6aとトリム支持部8aと
の間隔は上記Aに保持される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例によるヘッドト
リム取付け構造を説明するための図である。図におい
て、1は該実施例構造が適用された自動車であり、該自
動車1のルーフパネル2の前端部にはフロントウインド
開口3が形成されており、該開口3内にはウインドガラ
ス4が配設されている。上記ルーフパネル2はアウタパ
ネル5,インナパネル6からなり、該両パネル5,6の
上記開口3の縁部にはフランジ5a,6aが段落ち状に
形成されている。そしてアウタパネル5のフランジ5a
上に上記ウインドガラス4の縁部が位置しており、これ
の端面とアウタパネル5の段部との隙間にモール7aが
装着されるとともに、接着剤7bで両者が接合されてい
る。なお、7cは接着剤7bの流出を防止するダム部材
である。
そして上記インナパネル6のフランジ6aの縁部には、
取付座6bが形成されており、該取付座6bにトリムリ
テーナ8が取り付けられている。このトリムリテーナ8
は、金属板製で車幅方向に延びる帯状のもので、横断面
で見て、前部をトリム支持部8aとするとともに、これ
に続いて位置決め部8bをフランジ6a側に膨出形成
し、さらにこれに続いて取付部8cを一体形成して構成
されている。この位置決め部8bは、トリム支持部8a
とフランジ6aとの必要な間隔と同じ高さに形成されて
いる。また、このトリムリテーナ8の両端には端部固定
座8dが、また幅方向の4箇所には内側固定座8eが形
成されている。さらに上記インナパネル6の取付座6b
の、上記各固定座8d,8eに対応する部分は他の部分
より凹状になっており、この凹部6cに上記各固定座8
d,8eがタッピングネジ9で固定されている。これに
より、上記位置決め部8bがフランジ6aに当接し、該
フランジ6aとトリム支持部8aとの間隔Aが設計値ど
おりに保持されている。
そして上記トリム支持部8aには、ヘッドトリム10が
嵌合装着されている。このヘッドトリム10は車幅方向
に延びる棒状のもので、嵌合用スリット10aが形成さ
れた基部10bの前部には上記フランジ5a,6aの端
面を覆う被覆リップ10cが、後部にはヘッドライニン
グ11を支持する支持リップ10dがそれぞれ一体形成
されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例構造において、ヘッドトリム10を組み付ける
場合は、先ず、トリムリテーナ8の取付部8cを取付座
6bに当接させ、各固定座8d,8eにタッピングネジ
9を捩じ込む。すると、該トリムリテーナ8は、これの
位置決め部8bがフランジ6aに当接した状態で取り付
けられることとなり、これにより該トリムリテーナ8の
トリム支持部8aとフランジ6aとの間隔Aは、位置決
め部8bの高さと等しくなり、設計値どおりの間隔とな
る。次にヘッドライニング11が接合されたヘッドトリ
ム10を、トリム支持部8aにスリット10aを嵌合さ
せることによって取り付ける。
このように本実施例では、トリムリテーナ8をインナパ
ネル6に取り付けると、必要な間隔と等しい高さの位置
決め部8bがフランジ6aに当接刷るようにしたので、
仮にフランジ6aが変形している場合は、この変形に追
従した状態でトリムリテーナ8が取り付けられることと
なり、フランジ6aとトリム支持部8aとの間隔を確実
に設計値どおりにすることができる。従って上記間隔が
狭すぎてヘッドトリム10の装着が困難になったり、逆
に広すぎてヘッドトリム10が外れたり、回転したりす
る不具合を確実に防止できる。
なお、上記実施例では、位置決め部8bを車幅方向の全
幅に渡って設けたが、本考案の位置決め部は、必ずしも
全幅に渡って設ける必要はなく、幅方向に間隔を開けて
複数箇所に設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係るヘッドトリムの取付け構造に
よれば、トリムリテーナにルーフインナパネルへの装着
時、フランジと当接し、ヘッドトリムをトリム支持部に
嵌合させたときヘッドトリムがフランジに非圧接状態と
なる寸法に形成された膨出部を備えた位置決め部を形成
したので、該フランジとトリム支持部との間隔を設計値
に一致させることが容易となり、ヘッドトリムの取付作
業性を向上できるとともに、トリム外れ等の問題を解消
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例によるヘッドト
リムの取付構造を説明するための図であり、第1図,第
2図,第3図はそれぞれ第4図のI−I線位置,II-II
線位置,III-III線位置におけるヘッドトリムの取付け
状態を示す断面図、第4図はトリムリテーナの斜視図、
第5図は該実施例が適用された自動車の斜視図、第6図
は本考案の効果を説明するための模式図、第7図は従来
のトリム取付け構造の断面図である。 図において、1は自動車、3はフロントウインド用開
口、6はルーフインナパネル、6aはフランジ、6bは
取付座、8はトリムリテーナ、8aはトリム支持部、8
bは位置決め部、8cは取付部、10はヘッドトリム、
11はヘッドライニング、Aは間隔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフインナパネルのフロントウィンド用
    開口縁部に段落ち状に形成されたフランジに、車幅方向
    に延びる帯状のトリムリテーナを取り付け、該トリムリ
    テーナにヘッドライニングの前端に取り付けられたヘッ
    ドトリムを嵌合装着するようにした自動車のヘッドトリ
    ム取付け構造において、上記トリムリテーナを、上記ヘ
    ッドトリムが嵌合されるトリム支持部と、該トリム支持
    部に続いて上記フランジに当接するよう膨出形成され、
    上記トリム支持部とフランジとの間隔を、上記ヘッドト
    リムのトリム支持部への嵌合状態で、該ヘッドトリムと
    上記フランジとが非圧接状態となる寸法に保持する位置
    決め部と、該位置決め部に続いて形成され、上記ルーフ
    インナパネルのフランジに続く取付座に固定される取付
    部とから構成したことを特徴とする自動車のヘッドトリ
    ム取付け構造。
JP1987197086U 1987-12-24 1987-12-24 自動車のヘッドトリム取付け構造 Expired - Lifetime JPH0625402Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987197086U JPH0625402Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24 自動車のヘッドトリム取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987197086U JPH0625402Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24 自動車のヘッドトリム取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0199750U JPH0199750U (ja) 1989-07-04
JPH0625402Y2 true JPH0625402Y2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=31487658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987197086U Expired - Lifetime JPH0625402Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24 自動車のヘッドトリム取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0625402Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147965A (en) * 1981-03-06 1982-09-13 Nissan Motor Co Ltd Ceiling for car
JPH0324411Y2 (ja) * 1984-12-14 1991-05-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0199750U (ja) 1989-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0625402Y2 (ja) 自動車のヘッドトリム取付け構造
JPH09202142A (ja) ウインドガラスの窓枠部の構造
JP2606084Y2 (ja) ピラートリムの取付構造
JPH0134602Y2 (ja)
CN219969592U (zh) 一种装饰条固定总成及汽车
JPH0133402Y2 (ja)
JPH0612974Y2 (ja) ウインドガラスの取付構造
JPS647050Y2 (ja)
JPS6052003B2 (ja) 自動車のウインドモ−ル取付用スペ−サ
JP2576771Y2 (ja) 自動車のサイドモール取り付け構造
JP3275605B2 (ja) 自動車用ガーニッシュモールディングの取付構造
JPS6146022Y2 (ja)
JP2600672Y2 (ja) サンバイザにおけるミラーユニットの取付構造
JPH0710967Y2 (ja) フードモールの取付け構造
JPH08188092A (ja) サイドシルスカッフの取付構造
JPH046376Y2 (ja)
JPH0321291Y2 (ja)
JPH0214489Y2 (ja)
JPH0446993Y2 (ja)
JPS5820435Y2 (ja) 自動車用ピラ−トリム
JP2597873Y2 (ja) 遮音材の固定構造
JPH0533403Y2 (ja)
JP3246246B2 (ja) 自動車用トリムの取付構造
JPS6242857Y2 (ja)
JPH071322Y2 (ja) 車両のヘッドライニング取付構造