JPH0625394Y2 - 車両用内燃機関の支持ブラケット装置 - Google Patents

車両用内燃機関の支持ブラケット装置

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Publication number
JPH0625394Y2
JPH0625394Y2 JP7744388U JP7744388U JPH0625394Y2 JP H0625394 Y2 JPH0625394 Y2 JP H0625394Y2 JP 7744388 U JP7744388 U JP 7744388U JP 7744388 U JP7744388 U JP 7744388U JP H0625394 Y2 JPH0625394 Y2 JP H0625394Y2
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JP
Japan
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bracket
vehicle
cylinder block
combustion engine
internal combustion
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Application number
JP7744388U
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English (en)
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JPH01180318U (ja
Inventor
栄治 前田
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両に搭載した内燃機関を、車両における車
体フレームに対して支持するためのブラケット装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般に、車両用の内燃機関を車両における車体フレーム
に対して支持する場合、内燃機関におけるシリンダブロ
ックに第1ブラケットを取付け、この第1ブラケットに
第2ブラケットを取付け、該第2ブラケットを、車両の
車体フレーム側のマウント部材に対して取付けるように
構成していることは、例えば、実開昭61−15022
4号公報等に記載されているように良く知られている。
[考案が解決しようとする課題] この支持ブラケット装置では、シリンダブロックにおけ
る振動が、第1ブラケット及び第2ブラケットを介して
車体フレームに伝達される。この場合において、シリン
ダブロックが鋳鉄製のときには、鋳鉄材料の固体におけ
る音速度は遅いので、シリンダブロックから両ブラケッ
トを介して車体フレームに至る振動の伝達は比較的小さ
いが、シリンダブロックの軽量化を図るためにシリンダ
ブロックをアルミ合金製にしたとき、アルミ合金材料の
固体における音速度は前記鋳鉄材料の場合よりも可成り
早いので、シリンダブロックから両ブラケットを介して
車体フレームに至る振動の伝達が増大し、その結果、車
両の車内におけるこもり音が高くなるのである。
本考案は、シリンダブロックをアルミ合金製にした内燃
機関を、第1ブラケット及び第2ブラケットを介して車
体フレームに対して支持する場合において、前記の問
題、つまり、シリンダブロックの振動が両ブラケットを
介して車体フレーム側に伝達するのを低減することを目
的とするものであり、振動が互いに接触する二つの固体
のうち一方の固体から他方の固体に伝達する場合におけ
る減衰率は、両固体における音速度が同じのときには小
さいが、両固体の音速度が異なっているときには横及び
縦弾性率の相違等より大きくなるものである点に着目し
て本考案を完成するに至った。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本考案は、内燃機関におけるアルミ合金製のシ
リンダブロックに取付けた第1ブラケットに、第2ブラ
ケットを取付け、該第2ブラケットを、車両における車
体フレーム側のマウント部材に対して取付けるようにし
た支持ブラケット装置において、前記第1ブラケットを
鉄合金製にする一方、第2ブラケットをアルミ合金製に
する構成にした。
〔考案の作用・効果〕
このように、アルミ合金製のシリンダブロックに取付け
る第1ブラケットを、シリンダブロックと同じアルミ合
金製にすることなく、鉄合金製にしたことにより、シリ
ンダブロックに対する第1ブラケットの取付け箇所で
は、固体における音速度が早いアルミ合金材料と、固体
における音速度が遅い鉄合金材料との接触であり、換言
すると、固体中における音速度が異なる材料同志の接触
であるから、シリンダブロックから第1ブラケットへの
振動伝達の減衰率は、第1ブラケットをシリンダブロッ
クと同様にアルミ合金製にした場合よりも大きくて、第
1ブラケットへの振動の伝達を低減することができる。
また、前記第1ブラケットに取付ける第2ブラケット
を、第1ブラケットと同じ鉄合金製にすることなく、ア
ルミ合金製にしたことにより、第1ブラケットに対する
第2ブラケットの取付け箇所では、固体における音速度
が遅い鉄合金材料と、固体における音速度が早いアルミ
合金材料との接触であり、換言すると、固体における音
速度が異なる材料同志の接触であるから、第1ブラケッ
トから第2ブラケットへの振動伝達の減衰率は、第2ブ
ラケットを第1ブラケットと同様に鉄合金製にした場合
よりも大きくて、第2ブラケットへの振動の伝達を低減
することができる。
すなわち、本考案によると、固体における音速度が異な
る材料同志の接触による振動伝達の減衰が、シリンダブ
ロックに対する第1ブラケットの取付け箇所と、第1ブ
ラケットに対する第2ブラケットの取付け箇所との二箇
所において行なわれ、車体フレームへの振動の伝達を低
減できるから、車内におけるこもり音を確実に下げるこ
とができるのである。
しかも、第2ブラケットをアルミ合金製にしたことによ
り、軽量化を図ることができる一方、第1ブラケットを
鉄合金製にしたことにより、大きい外力が作用する第1
ブラケットにおける剛性のアップを図ることができる効
果をも有するのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明すると、図に
おいて符号1は、シリンダブロック2及びシリンダヘッ
ド3を各々アルミ合金製にした内燃機関を、符号4は、
前記内燃機関1における長手方向の一側面にこれと略平
行に配設した盤型の第1ブラケットを、符号5は、前記
内燃機関1における前側面側に略水平方向に配設した断
面L型の第2ブラケットを各々示す。
前記第1ブラケット4を鋳鉄又は鉄鋼等の鉄合金製にし
て、この第1ブラケット4を、前記シリンダブロック2
の長手方向の一側面に一体的に造形した複数個のボス部
6に対してボルト7にて締結することによって取付ける
一方、前記第2ブラケット5をアルミ合金製にして、こ
の第2ブラケット5における基端部を、前記第1ブラケ
ット4の一端面4aに対して複数本のボルト8にて締結
することによって取付け、そして、この第2ブラケット
5を、車両における車体フレーム(図示せず)から突出
したマウトン部材9に対して、ボルト10にて締結する
ように構成する。
なお、前記第2ブラケット5の他端部は、前記シリンダ
ブロック2の長手方向の他側面に一体的に造形したボス
部11に対して、当該ボス部11のとの間に鋳鉄又は鉄
鋼等の鉄合金製ブッシュ12を挟んだ状態でボルト13
にて締結することによって取付けられている。
シリンダブロック2に対する第1ブラケット4の取付け
箇所は、固体における音速度の早いアルミ合金材料と、
固体中における音速度の遅い鉄合金材料との接触である
から、シリンダブロック2から第1ブラケット4への振
動の伝達を低減することができる一方、前記第1ブラケ
ット4に対する第2ブラケットの取付け箇所は、固体中
における音速度の遅い鉄合金材料と固体中における音速
度の早いアルミ合金材料との接触であるから、第1ブラ
ケット5から第2ブラケット5への振動の伝達を低減す
ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は組立てた状態の
斜視図、第2図は分解した状態の斜視図である。 1……内燃機関、2……シリンダブロック、4……第1
ブラケット、5……第2ブラケット、6……ボス部、
8,8……ボルト、9……マウント部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関におけるアルミ合金製のシリンダ
    ブロックに取付けた第1ブラケットに、第2ブラケット
    を取付け、該第2ブラケットを、車両における車体フレ
    ーム側のマウント部材に対して取付けるようにした支持
    ブラケット装置において、前記第1ブラケットを鉄合金
    製に、第2ブラケットをアルミ合金製に構成したことを
    特徴とする車両用内燃機関の支持ブラケット装置。
JP7744388U 1988-06-10 1988-06-10 車両用内燃機関の支持ブラケット装置 Expired - Lifetime JPH0625394Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7744388U JPH0625394Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10 車両用内燃機関の支持ブラケット装置

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Publication Number Publication Date
JPH01180318U JPH01180318U (ja) 1989-12-26
JPH0625394Y2 true JPH0625394Y2 (ja) 1994-07-06

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ID=31302427

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