JPH0625355U - 溶融金属メッキ付着量制御用ガスノズル - Google Patents
溶融金属メッキ付着量制御用ガスノズルInfo
- Publication number
- JPH0625355U JPH0625355U JP6841492U JP6841492U JPH0625355U JP H0625355 U JPH0625355 U JP H0625355U JP 6841492 U JP6841492 U JP 6841492U JP 6841492 U JP6841492 U JP 6841492U JP H0625355 U JPH0625355 U JP H0625355U
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- nozzle
- slit
- gas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、溶融金属メッキ付着量制御用ガスノ
ズルにおいて、幅方向に均一なガス量(圧)を噴射する
ガスノズルの提供する。 【構成】上下二分割した割型部材を後端部でシムを介し
て締結し、組み立てるガスノズルのスリット状ガス噴射
口とノズル後端間に多数のノズル孔を設けたダンパーを
配置し、第1均圧室と第2均圧室を構成したガスノズル
において、上記ダンパーにスリット状ガス噴射口のガス
噴射軸延長線がノズル軸となるスリット状ノズルを設け
ると共に、このスリット状ノズルの幅方向同一位置の上
下にノズル軸が上記第2均圧室の上記スリット状ノズル
のノズル軸延長線上で交叉する上下一対のノズル孔を上
記スリット状ノズルの幅方向に等間隔で設け、通過ガス
の衝突、攪拌作用により、スリット状ガス噴射口で均一
なガス量(圧)を噴射することができる。
ズルにおいて、幅方向に均一なガス量(圧)を噴射する
ガスノズルの提供する。 【構成】上下二分割した割型部材を後端部でシムを介し
て締結し、組み立てるガスノズルのスリット状ガス噴射
口とノズル後端間に多数のノズル孔を設けたダンパーを
配置し、第1均圧室と第2均圧室を構成したガスノズル
において、上記ダンパーにスリット状ガス噴射口のガス
噴射軸延長線がノズル軸となるスリット状ノズルを設け
ると共に、このスリット状ノズルの幅方向同一位置の上
下にノズル軸が上記第2均圧室の上記スリット状ノズル
のノズル軸延長線上で交叉する上下一対のノズル孔を上
記スリット状ノズルの幅方向に等間隔で設け、通過ガス
の衝突、攪拌作用により、スリット状ガス噴射口で均一
なガス量(圧)を噴射することができる。
Description
【0001】
本考案は、溶融金属メッキ付着量制御用ノズルに関するものである。
【0002】
溶融金属メッキ付着量制御用ガスノズルとしては、メッキ鋼帯巾方向に均一な ガス量(圧)を噴射する構造になっていることが必要である。しかるにガスノズ ルへのガスの供給はガスノズルの巾方向に配設される複数の供給管により行われ るため、ガスノズル噴射口におけるガスノズル巾方向のガス噴射圧は均一ではな い。ガス噴射圧の均一性を改善する装置として例えば、実開昭62−11168 号公報に示されるように、上下二分割した割型部材の中間部に多数のノズル孔を 有するダンパー片を設けて、上下部材を締結したノズルがある。これを図によっ て説明する。
【0003】 図3、4に示すように、ノズル孔3を形成したダンパー片4を設けた上部材1 と、下部材2を先端中央部を除く対向面間にシム5を介してノズル6の後端部と 、ダンパー片4外側位置でボルト7とナット8により締結し、第1均圧室9と第 2均圧室10とガス噴射口11(スリット状)を形成したガスノズル6を構成す る。しかしてガスは第1均圧室9に連結するガス供給口12から供給され、一旦 この均圧室9で巾方向で出来るだけ均圧するように保持され、ダンパー片4のノ ズル孔3から第2均圧室10へ導入されここで一層均圧化され、スリット状ガス 噴射口11からメッキ鋼帯(図示せず)へ噴射し、メッキ付着量を制御するもの である。均圧効率を上げるためにはガスノズル巾方向における上下ダンパー片4 、4のノズル孔部面積をできるだけ一定にする必要があり、前記ダンパー片4、 4のノズル孔部は図4のごとく、シム5の上下に千鳥状にほぼ等間隔で配置され る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 最近溶融金属メッキにおいては、更なる付着量の均一化及び外観品質の向上が 強く要求されている。しかるに前述のガスノズルにおいては、ガス供給口12か ら供給されたガスはその慣性により第1均圧室9底部に衝突し、第1均圧室9底 部の圧力を上げる。そのため第1均圧室9底部に近いダンパー片4に配設したノ ズル孔3の通過ガス量が多くなり、第2均圧室10を経ても均一化出来ず、ダン パー片4のノズル孔3の巾方向配設ピッチでの圧力変動がガス噴射口11におい ても残りノズル巾方向のガス噴射圧が不均一になる結果として、メッキ鋼帯の巾 方向付着量が不均一になるという問題がある。
【0005】
本考案は、上下二分割した割型部材を後端部でシムを介して締結し、組み立て るガスノズルのスリット状ガス噴射口とノズル後端間に多数のノズル孔を設けた ダンパーを配置し、第1均圧室と第2均圧室を構成し、該ダンパー位置で割型部 材を締結した、溶融金属メッキ付着量制御用ガスノズルにおいて、上記ダンパー には上記多数のノズル孔以外に、スリット状ガス噴射口の噴射軸延長線がノズル 軸となるスリット状ノズルを設けると共に、上記多数のノズル孔は上記スリット 状ノズルの巾方向同一位置で交叉する上下一対のノズル孔を上記スリット状ノズ ルの巾方向に等間隔で設けた溶融金属メッキ付着量制御用ノズルである。
【0006】
本考案においては、上記の如くダンパーにスリット状ガス噴射口の噴射軸延長 線がノズル軸となるスリット状ノズルを設けると共に、このスリット状ノズルの 巾方向同一位置の上下にノズル軸が上記第2均圧室の上記スリット状ノズルのノ ズル軸延長線上で交叉する上下一対のノズル孔を上記スリット状ノズルの巾方向 で等間隔で設けているため上下のノズル孔より噴出したガス流は第2均圧室で衝 突し、攪拌作用により孔ピッチの影響が緩和される。更に、スリット状ノズルよ り噴出したガス流はさきの上下のノズル孔より噴出したガス流の衝突部に衝突し 、より一層の攪拌作用を生じ均圧化効果を一層上げることが出来る。
【0007】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案のガスノズルの縦断面図、図2は図1のA−A矢視図で、ノズル 孔3を形成したダンパー片4を設けた上部材1と下部材2を先端中央部及びダン パー片4、4間にシムを介在させること無く、その他の対向面間にシム5を介し てノズル6の後端部、ダンパー片4、4外側位置でボルト7とナット8により締 結し、第1均圧室9と第2均圧室10とスリット状ガス噴射口11を形成すると 共に、上下ダンパー片4、4間にスリット状ガス噴射口11の噴射軸延長線がノ ズル軸となるスリット状ノズル13を形成したガスノズル6を構成する。
【0008】 図2に示すように、上記ガスノズル6のスリット状ノズル13の巾方向同一位 置の上下に、図1に示すようにノズル軸が第2均圧室10内のスリット状ノズル 13のノズル軸延長線上で交叉する上下一対のノズル孔3、3がスリット状ノズ ル13の巾方向に等間隔で配置されるように、ガスノズル6を構成する上下部材 1、2の上下ダンパー片4、4には予め多数のノズル孔3、3を形成する。 しかしてガスは第1均圧室9に連結するガス供給口12から供給され、一旦こ の第1均圧室9で巾方向で出来るだけ均圧するように保持され、ダンパー片4の ノズル孔3及びスリット状ノズル13により第2均圧室10へ導入され、ここで スリット状ノズル13の上下のノズル孔3より噴出したガスとスリット状ノズル 13より噴出したガスが衝突、攪拌し、ここで一層均圧化され、ガス噴射口11 からメッキ鋼帯(図示せず)へ噴射し、メッキ付着量を制御するものである。
【0009】 尚本例ではスリット状ノズル13のスリット間隔はシム5の厚みと同一として おり、従来ノズルからの改造が容易な構造としている。具体的な実施結果として 、図5、6にガス噴射口出口ガス圧力分布の測定結果の一部(約100mm幅) を示す。図5は図1、2に示す本考案の圧力分布で非常に均一な圧力分布が得ら れている。図6は図1、2の本考案のノズルのダンパー片間にシムを設けてスリ ット状ノズル部を閉塞し且つ上下のノズル孔を千鳥状に閉塞した図3、4に示す 従来ノズルの圧力分布で、ガス圧の変動が大きく、その変動ピッチはほぼノズル のピッチと合っていた。
【0010】
本考案は以上のように、均一なガス噴射量(圧)が得られ、メッキ鋼帯幅方向 の一層の均一なメッキ量制御ができ、品質を向上することができる。 また、従来ノズルからも改善が容易にできる等の優れた効果が得られる。
【図1】本考案のガスノズルの縦断面図である。
【図2】ダンパー部の図1におけるA−A矢視図であ
る。
る。
【図3】従来ノズルの縦断面図である。
【図4】ダンパー部の図3におけるB−B矢視図であ
る。
る。
【図5】本考案ノズルのガス噴射口出口のガス圧力の分
布図である。
布図である。
【図6】従来ノズルのガス噴射出口のガス圧力の分布図
である。
である。
1 上部材 2 下部材 3 ノズル孔 4 ダンパー片 5 シム 6 ガスノズル 7 ボルト 8 ナット 9 第1均圧室 10 第2均圧室 11 スリット状ガス噴射口 12 ガス供給口 13 スリット状ノズル
Claims (1)
- 【請求項1】上下二分割した割型部材を後端部でシムを
介して締結し、組み立てるガスノズルのスリット状ガス
噴射口とノズル後端間に多数のノズル孔を設けたダンパ
ーを配置し、第1均圧室と第2均圧室を構成し、該ダン
パー位置で割型部材を締結した、溶融金属メッキ付着量
制御用ガスノズルにおいて、上記ダンパーには上記多数
のノズル孔以外に、スリット状ガス噴射口の噴射軸延長
線がノズル軸となるスリット状ノズルを設けると共に、
上記多数のノズル孔は上記スリット状ノズルの幅方向同
一位置の上下にノズル軸が上記第2均圧室の上記スリッ
ト状ノズルのノズル軸延長線上で交叉する上下一対のノ
ズル孔を上記スリット状ノズルの幅方向に等間隔で設け
たことを特徴とする溶融金属メッキ付着量制御用ガスノ
ズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6841492U JPH0625355U (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 溶融金属メッキ付着量制御用ガスノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6841492U JPH0625355U (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 溶融金属メッキ付着量制御用ガスノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625355U true JPH0625355U (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=13372998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6841492U Withdrawn JPH0625355U (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 溶融金属メッキ付着量制御用ガスノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625355U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08109457A (ja) * | 1994-10-12 | 1996-04-30 | Kobe Steel Ltd | 溶融めっきラインにおける高圧ガスワイピングノズル |
US11788179B2 (en) | 2017-09-29 | 2023-10-17 | Nippon Steel Corporation | Method for manufacturing a gas wiping nozzle |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP6841492U patent/JPH0625355U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08109457A (ja) * | 1994-10-12 | 1996-04-30 | Kobe Steel Ltd | 溶融めっきラインにおける高圧ガスワイピングノズル |
US11788179B2 (en) | 2017-09-29 | 2023-10-17 | Nippon Steel Corporation | Method for manufacturing a gas wiping nozzle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |