JPH0625319Y2 - 樹脂ベルト用ジョイントプレス - Google Patents

樹脂ベルト用ジョイントプレス

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JPH0625319Y2
JPH0625319Y2 JP5775589U JP5775589U JPH0625319Y2 JP H0625319 Y2 JPH0625319 Y2 JP H0625319Y2 JP 5775589 U JP5775589 U JP 5775589U JP 5775589 U JP5775589 U JP 5775589U JP H0625319 Y2 JPH0625319 Y2 JP H0625319Y2
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JP
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belt
plate
cooling
heating
holding plate
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JP5775589U
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JPH02148332U (ja
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康夫 住吉
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は樹脂ベルト用ジョイントプレスに関する。よ
り詳しくは熱可塑性樹脂ベルト、例えばポリウレタン樹
脂、塩化ビニル樹脂製のベルトにあって、ベルトの端部
における熱可塑性ポリマーを溶融せしめてベルトのエン
ドレス化に、使用される樹脂ベルト用のジョイントプレ
スに関する。
(従来の技術) 従来の樹脂ベルト用ジョイントプレスは、第3図にその
側面図を、また第4図にジョイントプレスの一構成部材
たる熱盤の表面を切欠き、その内部の詳細を示す平面図
をもってそれぞれ例示するように、一対のプレス盤21
の内側には断熱材22を介して熱盤24が配され、さら
に熱盤の内側にはクッション材25を介して、前記熱盤
24より、ベルト長手方向に一致するやや幅広の厚さ2
〜5mmの薄手のベルト保持板27が層状に配設されてい
る。
前記ベルト保持板27は熱盤24よりやや幅広に予め形
成することにより、ベルトプレス時、ベルトへの段付き
の発生を阻止し、またクッション材25はベルトへの均
一な圧力を付与せしめることを目的としている。
そして、前記熱盤24には第4図に例示するように、冷
却用流体の通路28とヒーター用配線23が、熱盤24
全面を万遍なくカバーするように蛇行状に配置されてい
る。
一対のプレス盤21,21間に供給された樹脂ベルト3
2の無端化さるべき両端部は、室温より150℃に上昇
された一対の熱盤24,24間にて所定の加圧下にて約
10〜15分間加熱され、樹脂ベルトの両端部の熱可塑
性ポリマーは溶融・融着一体化する。加熱によるジョイ
ント加工が完了するもベルト表面は依然粘着性を有して
いる。この状況下にて熱盤24の加熱用電源に切り、熱
24内の冷却用流体の通路28内に水道水を供給し、熱
盤を約40℃に冷却する。熱盤24の冷却、延いてはそ
の表面に粘着性を有するベルトを冷却し、一対のプレス
盤21,21の開離によりエンドレス化したベルトは取
出される。
以上詳記した従来のジョイントプレスの構成、作用につ
いてその稼動過程における時間表をより詳しく記述する
と、ベルト加熱時、熱盤24の温度が室温より150℃
に達するための所要時間は20分、この加熱熱盤よりベ
ルトへの融着適温が伝わるために更に10〜15分を要
した。つぎにベルト冷却時、昇温状態の熱盤をして、1
50℃より40℃以下への冷却に3分、さらにベルトの
温度が40℃以下となるために約18分を要した。
よって、ベルトのジョイント加工の所要時間は全体とし
て51〜56分を要していた。
(考案が解決しようとする課題) 従来の樹脂ベルト用ショイントプレスはその熱盤に加熱
機構と冷却機構を併設せしめたことに原因して、ベルト
への加熱.冷却の反復作業時、熱盤の温度にベルトの加
熱温度が迅速に順応しない問題点が発生する。また熱盤
への、この作用の全く異る機構の併設は機構的にも複雑
化し、コスト的には高価なものとなる。また加熱.冷却
と過酷な状態の反復は熱盤の寿命を短命化し、水漏れ、
寸法歪などを発生せしめる原因ともなる。さらに熱盤の
短時間のうちの温度操作は熱エネルギーの効率的活用の
面からも不経済で、最終的には製品のコスト高となって
現れるなどの問題点を有していた。この考案は、従来の
技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、この種の装置における
必須の構成部材たるベルト保持板をしてベルトの冷却部
門を担当せしめ、機構の簡素化、ジョイント作業の効率
化、さらに装置の疲労回避に伴う延命化に大きく貢献し
うる樹脂ベルト用ジョイントプレスを提供しようとする
ものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成させるために、この考案はつぎのような
構成としている。
すなわち、この考案に係る樹脂ベルト用ジョイントプレ
スは、その間隔を調整可能とした一対のプレス盤にあっ
て、各プレス盤の内側に、それぞれ順に熱盤およびベル
ト保持板が積層状に配されており、熱盤にはヒーター機
構が、またベルト保持板には冷却機構がそれぞれ内装さ
れている。そして、該熱盤はジョイントすべきベルトの
全幅をカバーしうるに十分の長さを保有しており、また
ベルト保持板は、前記熱盤のベルト長手方向に一致する
熱盤の幅方向に、熱盤の縁部よりはみ出した拡大部を残
しうるに十分に大形化しており、このベルト保持板の冷
却機構な熱盤相当部に対応する中央部分と前記拡大部に
それぞで必要に応じて独立して機能するよう構成されて
いることを特徴とする。
(作用) ベルト保持板の縁部に位置する拡大部のみに冷却機構を
稼動せしめ、一方熱盤を150℃程度に加熱せしめた状
態にて一対のプレス盤をもって、ジョイントすべき樹脂
ベルトの突き合された端部の両面を挾持し、樹脂ベルト
の当接両端部を両面より溶融着せしめ、その後熱盤のヒ
ーターを停止状態におき、つぎにベルト保持板の中央部
分の冷却機構も稼動せしめて、一対のベルト保持板全面
にて樹脂ベルトの融着エンドレス化部分を40℃程度に
冷却せしめて、樹脂ベルトのジョイント作業は完成す
る。ベルトの取出し後、改めて前記同一作業が反復され
る。
(実施例) つぎに、この考案に係る樹脂ベルト用ジョイントプレス
の具体的実施例を図面を用いて説明する。
第1図はこの考案を実施したジョイントプレスの側面
図、第2図はこのジョイントプレスの一部を構成するベ
ルト保持板の表面部を切欠いて示す平面図である。その
間隔を調整可能とした一対のプレス盤1,1のそれぞれ
の内側には、断熱材2を介してヒーター3を内装し、ベ
ルト12の全幅をカバーしうる長さの熱盤4が配され、
さらにこの熱盤4の内側には、熱伝導性良好なクッショ
ン材5が介して、冷却機構6を内装したベルト保持板7
が積層状に配設されている。
このベルト保持板7はジュラルミン、鉄、アルミニウム
などにて構成され、中でも熱伝導性良好で、かつ軽量な
ジュラルミン製のものが望ましく、その厚みは15mm以
上に設定されている。そしてベルト保持板7はベルトの
長手方向に一致する保持板の幅方向において、重ね合さ
れた前記熱盤4の幅(第2図にて二本の仮想線にて示
す)より張り出た拡大部7aを残して幅広に形成されて
いる。第2図にその詳細を示すように、ベルトの長手方
向と直交して配されたベルト保持板7にはその長さ方向
に伸び、ベルト保持板7の全面をカバーするように、二
本の全体形状U字形の冷却用水供給パイプ8A,8Bが
埋設され、これら組合された供給パイプのうち外側に位
置する大形のU字形供給パイプ8Aおよび内側に位置す
る小型のU字形供給パイプ8Bはそれぞれベルト保持板
7の端部にて、大形供給パイプ8Aにあって水供給口9
aおよび水排出口9bを、また小形供給パイプ8Bにあ
って、前記水排出口9b側に水供給口9c、また前記水
供給口部9a側に水排出口9dをそれぞれ設け、大形U
字形供給パイプ8Aの水供給口9a部には三方バルブ1
0aが設置され、該バブル10aには圧力エアールート
11が連繋され、一方大形U字形供給パイプ8Aの水排
出口9b部には同じく三方バルブ10bが設置され、該
バルブ10bには小形U字形供給パイプ8Bの水供給口
9c部がそれぞれ接続されている。
そして、重ね合された熱盤4とベルト保持板7の関係に
あって、熱盤4より幅広に形成することにより、熱盤4
の側縁より外側にはみ出したベルト保持板の拡大部7a
には大形のU字形供給パイプ8Aが位置するよう構成さ
れている。そしてベルト保持板7にはその温度操作の正
確さを意図して、サーミスター7bが内装されている。
尚、このベルト保持板7は熱盤4より着脱自在に構成せ
しめてもよい。
まず一対のプレス盤1,1間にて、ジョイントを目的と
する樹脂ベルト12の両端部を突き合せ状に当接せし
め、一対のプレス盤の間隔を調整して、ベルト保持板
7,7にて、ベルト12の表裏両面を挾持する。ベルト
保持板の冷却用水供給パイプのうち、大形のU字形供給
パイプ8Aの三方バルブ10aの水路側を閉じ、圧エア
ー11側を開く。また同U字形供給パイプ8Aの他方の
三方バルブ10bを操作して、小型のU字形供給パイプ
8Bの水供給口9cに連続せしめる。この状況下にて圧
エアーを供給パイプ8A,8Bに導入して、パイプ内の
残留水を水排出口9dより排除する。ついで、各三方バ
ルブ10a,10bを操作して、冷却用水を大形のU字
形供給パイプ8A内にのみ導入し、小形のU字形供給パ
イプ8B内は冷却用水を欠く状態とする。ついで、熱盤
4のヒーター3を起動せしめて、ウレタン樹脂の場合、
ベルトジョイント部を150℃前後の加熱と6kg/1cm
2以下の加圧状況下にて約10分間加熱する。この折、
熱盤4の縁部より張り出したベルト保持板7の一部拡大
部7aには冷却水が存在しているため、ベルトのうち熱
盤4と接触域にある部分と非接触状態にある部分との境
界部分におけるベルト厚みのばらつき、外観光沢のむ
ら、ベルト接着力の低下、ベルトの変形などの発生を未
然に予防することができる。
熱盤4による加熱後、大形のU字形冷却用水供給パイプ
8Aの三方バルブ10a,10bを操作して、大小両U
字形供給パイプ8A,8Bに冷却水を供給してベルト保
持板7全体を冷却して、ベルト保持板7を約40℃に制
御し、ベルトの冷却と共にエンドレス化完了したベルト
は一対のプレス盤間より解放せしめて取り出す。
(考案の効果) この考案は加熱機構と冷却機構をそれぞれプレス装置を
構成する個別部材たる熱盤とベルト保持板上に設置し、
不要な熱交換に伴うエネルギーロスを解消したので、熱
費または冷費の両面で経済的なものとなる。また経済性
とも深く関連して、ベルトのエンドレス作業の具体的所
要時間は、 ◎ベルト加熱作業時(熱盤加温) 本考案にては5分、従来装置にては20分、 ◎ベルト冷却作業時(本考案では保持板冷却、従来装置
では熱盤冷却) 本考案にては3分、従来装置にては18分、をそれぞれ
要し、本考案にては計8分、従来装置には38分とその
エンドレスジョイント作業の効率化の面でも顕著な改良
性が確認された。但し、熱盤からベルトに加熱温度が伝
播する時間および冷却作業時熱盤またはベルト保持板か
らベルトに冷却温度が伝わる時間は本考案装置および従
来装置はともに同じである。
またこの考案にあっては、ベルトの完全冷却によって製
品の接着力の向上が図れると共に、完成後の製品の外観
形状などについて多面的に品質を向上せしめることがで
きる。また熱盤にはヒーターのみの設置により、熱盤に
対して過酷な作業態様を求めることが不要となるので、
熱盤自体の寿命の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る樹脂ベルト用ジョイントプレス
の側面図、第2図はこのジョイントプレスの一部を構成
するベルト保持板の表面部を切欠いて示す平面図、第3
図は従来のジョイントプレスを示す第1図に相当する
図、第4図は第3図に示すジョイントプレスの一部を構
成する熱盤の表面部を切欠いて示す平面図である。 1,1……プレス盤 3……ヒーター 4……熱盤 6……冷却機構 7……ベルト保持板 8A,8B……冷却用流体供給パイプ 9a,9c……供給口 9b,9d……排出口 10a,10b……三方バルブ 11……圧エアールート 12……樹脂ベルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のプレス盤のそれぞれ内側に、ヒータ
    ーを埋設し、ベルトの全幅域をカバーしうる長さの熱盤
    を、さらにその内側に配したベルト保持板が、前記熱盤
    よりもベルト長手方向に一致して、熱盤の側縁より張り
    出す拡大部を有し、かつ同ベルト保持板に内装した冷却
    機構が熱盤相当域部とその外側の前記拡大部とを必要に
    応じ区分して冷却しうる機能を有する樹脂ベルト用ジョ
    イントプレス。
  2. 【請求項2】前記ベルト保持板に内装された冷却機構
    は、同板内に全面的に張りめぐらされた冷却用流体パイ
    プの配管にて構成され、同供給パイプの所々には切換バ
    ルブが配設され、さらに同パイプには冷却水と圧エアー
    の供給源が接続されている請求項1記載の樹脂ベルト用
    ジョイントプレス。
JP5775589U 1989-05-18 1989-05-18 樹脂ベルト用ジョイントプレス Expired - Lifetime JPH0625319Y2 (ja)

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JPH02148332U JPH02148332U (ja) 1990-12-17
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