JPH0625317Y2 - インフレーションフィルム成形におけるバブル安定風冷装置 - Google Patents

インフレーションフィルム成形におけるバブル安定風冷装置

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JPH0625317Y2
JPH0625317Y2 JP1063588U JP1063588U JPH0625317Y2 JP H0625317 Y2 JPH0625317 Y2 JP H0625317Y2 JP 1063588 U JP1063588 U JP 1063588U JP 1063588 U JP1063588 U JP 1063588U JP H0625317 Y2 JPH0625317 Y2 JP H0625317Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はインフレーシヨンフイルム、殊にLDPE
(ローデンシティポリエチレン)フイルム成形における
バブル安定風冷装置に関する。
〈従来の技術〉 この種のフイルムの成形方法の一例として特開昭60−
172522号公報に記載したものがあり、この成形方
法に用いられている風冷装置は上下2層の上向きの環状
吹出口を有する風冷リングからなり、この風冷装置の作
用により成形ダイより押出されたバブルを、この成形ダ
イの環状吐出口から出た直後に、バブルの押出方向に対
して半径方向上方へ膨張するものであり、所期の品質の
バブルを成形することができる。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記従来の風冷装置においては、この環
状吐出口より押出され所望直径に膨張する過程におい
て、前記風冷装置ではバブル周面に沿い充分な支持空気
流が存在せず周囲の乱気流により、又は過剰な浮力がこ
のバルブ外周面に作用することでバブルが振動するおそ
れがあり、殊に、LDPEフイルム成形においてはその
透明度及び光沢度が所望通り得られずLDPEフィルム
の利用分野を狭くしており、この点に今だ改良の余地を
残している。
更に一台のバブル安定風冷装置により、低ブロー比から
高ブロー比までインフレーシヨンフイルム成形可能とし
た機械は市場に見られるが、その構造が複雑で、安定成
形に欠けている。
この考案は前記課題を解決し、常にブロー比にあった浮
力を冷風空気により発生させ、種々ブロー比で形成中の
バブルを冷風空気でその外周から支持し低ブロー比から
高ブロー比までインフレーシヨンフイルムを安定良く振
動を伴わずに成形可能としたバブル安定風冷装置を提供
することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 前記課題を達成するために、この考案のバブル安定風冷
装置は上下リップ部材間に形成した少なくとも1つの環
状のエア吹出口を有する風冷リングのエア吹出口が成形
ダイの環状溶融樹脂吐出口近傍に設けてあり、成形ダイ
の環状溶融樹脂吐出口より若干上方位置から更に上方位
置にわたってバブルを囲繞する加圧室を形成する環状ケ
ースが、この風冷リングの上方側に設けてあり、この環
状ケースの上端部にはバブル径調整装置が設けてあり、 この加圧室内を数個の環状エアチャンバに同心円状に区
画する直径の異なる環状整流筒が、前記吐出口と同心円
状に間隔を置いて前記風冷リングの上面に並列配置して
あり、隣接する整流筒下端には、隣接する環状エアチャ
ンバ同士を連通する冷風空気吸排口が各々穿設し形成し
てあり、これら数個の環状整流筒の高さは、外側に位置
するものほど高くなり、これら環状整流筒の上端部でバ
ブル案内面が形成されていると共に、 前記風冷リングにおける上部リップ部材の基部には前記
複数の環状エアチャンバのうち、最内側のエアチャンバ
アと連通する冷風空気分岐用連通穴がバブル引取方向で
数個穿設してあること特徴とする。
〈作用〉 前記のように構成した本件考案の作用は次の通りであ
る。
先ず、成形すべきフイルムの折幅、即ちブロー比に見合
う口径に、前記バブル径調整装置の口径を調整した後、
風冷リングに冷風空気を供給しその上向きのエア吹出口
より、前記ダイの環状吐出口から押出された溶融状態の
バブルの外周面に向け冷風空気を吹付けバブルの引取り
と共に上方へ流れるこの冷風空気によりバブルは若干冷
却固化される。
次に下方からバブルに沿い流れようとするエア流は前記
上部リップ部材の内周面とバブルの間を通って前記最内
側のエアチャンバア内に流入する。このとき、前記上部
リップ部材の内周面とバブルの間の冷風空気速度は若干
速くなり、融軟状態のバブルを前記上部リップ部材の内
周面側へ吸引する。
他方、前記エア吹出口より吹き出した冷風空気の一部は
前記押出された直後の溶融状態のバブルに接触すること
なく、前記冷風空気分岐用連通穴を通り抜けて最内側の
エアチャンバア内に流入後、前記上部リップ部材の上端
を乗り越えてくる冷風空気と合流し、これを冷却する。
この最内側のエアチャンバアの部分においては、気流断
面積が大きいため、このエアチャンバア内の冷風空気の
流速はゆっくりとなり、バブルと接触する部分の冷風空
気はバルブとの熱交換によってこのバブルを冷却し、冷
風空気自身は昇温し若干膨張し、この最内側のエアチャ
ンバア上に位置するバブルの外周面を押し上げる上向き
の力、即ち浮力をこのエアチャンバア内に発生させる。
而して、前記冷風空気分岐用連通穴を通り抜けて流入し
た殆ど加熱されていない冷風空気と昇温した前記空気と
が一緒になって、隣接して設けた環状整流筒とバブルの
間を通過し、またその一部は前記整流筒の下端に設けた
前記空気吸排口を通り抜けて次のエアチャンバア内に流
入する。
以下前記と同様の作用が繰り返され、各整流筒上端部と
バブルの間では冷風空気の流速は速く、若干融軟状態の
バブルが整流筒端部に向け吸引され、かつ、所定ブロー
比に対応する各エアチャンバア部分においては冷風空気
の流速は遅くなりバブルは前記浮力で支持される。
このようにして成形すべきバブルのブロー比に関与する
複数個のエアチャンバアにおける冷風空気による浮力作
用及びエア吹き出し口の上部リップ部材又はこの上部リ
ップ部材と環状整流筒上端部の吸引作用を受けてバブル
は支持され、バブル周面に沿い流れる冷風空気との合流
によりバブルを有効に冷却し所望ブロー比で透明度が高
くかつ、光沢度が良好なインフレーシヨンフイルム、殊
にLDPEフイルムを成形加工する。
前記環状整流筒群を利用して同一引取速度、同一肉厚の
フイルムを成形する場合、ブロー比が高くなればなるほ
ど前記バブルの支持に関与する環状エアチャンバアの数
を増大させる。
〈効果〉 前記のように隣接する環状エアチャンバアを冷風空気吸
排口で連通し、かつ前記冷風空気分岐用連通孔を前記上
部リップ部材の基部に形成することにより、各種ブロー
比に見合う数の環状エアチャンバアにそれぞれ適宜の浮
力を発生させ、過剰な流量の冷風空気により、前記押し
出された直後の融軟状態のバブルを過冷却せずに、かつ
偏肉を伴わずに所定直径に振動無くバブルを安定出来、
一台の装置で低ブロー比から高ブロー比の範囲にわた
り、フイルムを成形加工できる。
更に、この成形時に所定ブロー比のバブル成形に直接関
与しない最外側寄りのエアチャンバアの上端部は前記バ
ブル径調整装置で閉止されているが、隣接する環状エア
チャンバア同士は前記空気吸排口を介して相互連通して
いるため、バブル周面に沿い流れバブル径調整装置の下
面に当って下向きに偏光する空気を一部に滞留すること
無く平均してこれら環状エアチャンバア内に前記空気吸
排口を介して流れ込ませることが出来、成形に直接関与
しない最外側寄りの環状エアチャンバアの一部の圧力が
高圧と成らず、圧力を平衡化出来、所定直径に成形され
たバブルの外周面に皺、偏肉が発生するのを防止出来、
バブルを安定良く支持できる。
(実施例) 次に、この考案の代表的な実施例を説明する。
第1実施例 第1図において、Aはインフレーシヨンフイルム成形に
使用するバブル安定風冷装置であり、その風冷リング1
0の環状のエア吹出口11は、同心の下部リップ部材1
2と、上部リップ部材13間に形成されている。
この風冷リング10のエア吹出口11は成形ダイ14の
環状溶融樹脂吐出口15の近傍に設けてある。
前記上部リップ部材13は全体漏斗状に形成してあり、
その基部13cは半径方向内方へ水平に張出し、この水
平な基部13cには、前記吐出口15より押し出される
環状のバブルBの引取方向で数個冷風空気分岐用連通穴
16が穿設されている。
この吐出口15より若干上方位置から更に上方位置にわ
たってバブルBを囲撓する加圧室17を形成するための
環状ケース18が、前記風冷リング10の上方側に設け
てある。
この環状ケース18の上端部には、バブル径調整装置
(例えばカメラの絞り機構のようなもの)19が設けて
ある。
この風冷リング10において、エア吹出口11へ冷風空
気を送る通路23の一次側は、蛇行通路(図示せず)を
内部に有する固定の冷風空気分配環25を介して、送風
機26の二次側に連通している。
前記通路23の天井板22aと、この冷風空気分配環2
5の天井板22bとにより、風冷リング10の天井板2
2が形成され、この通路23の天井板22aは冷風空気
分配環25の天井板22bより低位、即ち下方に位置し
ている。
前記加圧室17内を3つの環状エアチャンバ17a、1
7b、17cに同心円状に区画する直径の異なる環状整
流筒20、21が前記吐出口15と同心円状に間隔を置
いて風冷リング10の前記冷風空気分配環25の天井板
22b上面に並列載置されている。
これら環状整流筒20、21の風冷リング10への取付
けは、前記環状ケース18のドーナツ型の底板18a上
面に環状整流筒20、21を並列配置し、この底板18
aを前記冷風空気分配環25の天井板22b上面に載置
固定することで、その取付けを行っている。
前記2つの環状整流筒20、21の下端には隣接する環
状エアチャンバ17a、17b、17c同士を連通する
冷風空気吸排口27が、各々複数個穿設し形成してあ
る。
また、前記冷風空気分岐用連通穴16は、複数の環状エ
アチャンバ17a、17b、17cのうち、最内側の環
状エアチャンバ17a内と連通しており、これら整流筒
20、21と上部リップ部材13の高さは、外側に位置
するものほど高くしてあり、これら環状整流筒20、2
1と下流側リップ部材13の上端部でバブル案内面が形
成されている。
第2実施例(第2図参照) 第1実施例と同一符号のものは、第1実施例と同一の構
造である。
異なるところは、次の通りである。
前記第1実施例における最内側の環状エアチャンバ17
aが、更に2つの並列した環状整流筒20a、21aに
より3つの環状エアチャンバ17a、17a、17a
に区画されている構造である。
更に、上部リップ部材13bは全体円筒状に形成され、
これら環状整流筒20、21、20a、21a及び上部
リップ部材13aの高さは、外側に位置するものほど高
くしてあり、これらの上端部でバブル案内面が形成さ
れ、最内側の環状エアチャンバ17aに、上部リップ
部材13aの基部13cに設けた冷風空気分岐用連通穴
16が開口し連通している(第2図参照)。
第3実施例(第3図参照) 第1実施例と同一の符号のものは、第1実施のものと同
一の構造である。
異なるところは最内側のエアチャンバ17aが、冷風空
気分配環25寄りに位置する一枚の環状整流筒20bに
より、2つの環状エアチャンバ17a、17aに区
画されている構造である。
更に、上部リップ部材13bは全体漏斗に形成され、そ
の上端は前記最内側の環状エアチャンバ17aの上部
開口を半分程度覆う程度、半径方向外方に放射状に大き
く張出し、冷風空気案内面を形成している。
(各実施例の作用) 前記第1実施例の作用は次の通りである。
最大ブロー比でバブルBをインフレーシヨン成形する場
合には、前記調整装置19の口径を最大値に調整する。
この状態で押出成形機を作動し、前記成形ダイ14の吐
出口15よりバブルBを溶融状態で押出し、この押出し
た直後のバブルBの外周面に向け、前記エア吹出口11
より冷風空気を吹き出し、バブルBを外周面から徐々に
冷却固化するとともに、上部リップ部材13の上端とバ
ブルBの外周面との間を通過する際にこの冷風空気の速
度は高速となり、ベンチュリー作用を受けてバブルBは
下流側リップ部材13の上端面に向け吸引され半径方向
へ拡径する。
このエア吹出口11から吹出した冷風空気のうち、一部
の冷風空気はバブルBと接触することなく、エア吹出口
11から出ると直ぐに前記連通穴16を通り抜けて、最
内側の環状エアチャンバ17aと合流し、最内側の環状
エアチャンバ17aの開口部上方に位置するバブルBを
冷却する。
この最内側の環状エアチャンバ17aにおいては気流断
面積が大きくしてあるため、この環状エアチャンバ17
a内の冷風空気の流速はゆっくりとなり、融軟状態のバ
ブルBと接触する部分の冷風空気はバブルBとの熱交換
によりこのバブルBを冷却し、冷風空気自身は昇温し若
干膨張し、この環状エアチャンバ17a上に位置するバ
ブルBの外周面を押し上げる上向きの力、即ち浮力をこ
の環状エアチャンバ17a内に発生させる。
次いで、前記連通穴16を通り抜けて流入した殆ど加熱
されていない冷風空気と昇温した前記空気とが一緒にな
って、この環状エアチャンバ17aの外周壁を形成する
隣接下流側の環状整流筒21上端とバブルB間を通過
し、またその一部はこの環状整流筒21下端の前記吸排
口27を通り抜けて次の環状エアチャンバ17b内に流
入する。
この環状エアチャンバ17bにおける冷風空気の作用
も、前記最内側の環状エアチャンバ17aにおけると同
様であり、バブルBを整流筒20の上端に向け吸引膨張
するとともに、環状エアチャンバ17b内で浮力を発生
させ、バブルBを下方から支持する。
最後に、最外側の環状整流筒20上端とバブルB間を通
り抜ける空気は、前記同様高速となりバブルBをこの上
端側へ吸引し、所定ブロー比にバブルBを膨張延伸させ
た後、最後に最外側の環状整流筒20上端とバブルBの
外周面に沿いバブル引き取り方向へ伴われ流れ、前記調
整装置19の口縁とバブルB間の間隙を通り外方へ流出
する。とともに、空気の一部は、最外側の環状エアチェ
ンバ17c内で還流し、若干低速となり昇温し膨張し、
所定最大直径に成形した直後のバブル外面を外側直径方
向から支持するとともに、中間の環状エアチャンバ17
b内に環状整流筒20下端の吸排口27を通してその一
部分は流入し、各環状エアチャンバ17a、17b、1
7c内の圧力はバランスする。
また、バブルBのブロー比を小さく、即ちバブルBの直
径を小さくしてインフレーシヨンフィルムを成形加工す
る場合には、前記調整装置19の口径を縮少し、変更し
たブロー比に対応する環状エアチャンバ17a及び17
b若しくは17aにおいて冷風空気の冷却作用及び浮力
作用を受け、ブロー比に関与しない外側の環状エアチャ
ンバ17c若しくは17c及び17bは、空気圧の調整
室として機能する。
第2、第3の実施例も第1実施例と同様の作用を奏する
が、第2実施例においては、 最内側の環状エアチヤンバ17aが3つの環状エアチャ
ンバ17a、17b、17aに区画されているた
め、より多く環状エアチャンバからの浮力作用でバブル
Bを安定良く支持しインフレーシヨン成形し、かつ、実
施例より小ブロー比を細かにとり、種々小径のフイルム
をインフレーシヨン成形するのには好適である。
第3実施例においては、上部リップ部材13cの上端
が、最内側の環状エアチャンバ17aの上部開口を半
分程覆っているため、前記エア吹出口11から出て冷風
空気はバブルとこの上端間を層流となって流れ、安定良
くバブルを広い面積で支持し冷却した後、環状エアチャ
ンバ17a内に流入し減速する。また、連通孔16を
通り環状エアチヤンバ17a内に流入した冷風空気の
一部は、この内で一時的に滞留した後、この下流側端を
越えてくる冷風空気と混合、合流し、ハブルBを冷却す
るとともに押し上げ支持する作用は第1実施例と同じで
ある。
〈実施例特有の効果〉 第1実施例においては、最内側の環状エアチャンバ17
aを大きくとれ、低ブロー比、高ブロー比は勿論、中間
のブロー比においても安定良くフイルムをインフレーシ
ヨン成形加工できる。
第2実施例においては、より多数の環状エアチャンバで
バブルを安定良く押し上げ支持することができる。
第3実施例においては、最内側の環状エアチャンバ17
aの開口部を上部リップ部材13cの上端で半分閉塞し
てあるため、成形ダイ14寄りで今だ溶融状態のバブル
を過冷却することなく安定良く冷却することができる。
実験例:成形樹脂名 LDPE(ローデンシティポリエチレン) 1)その1 a)環状溶融樹脂吐出口(15) 直径:400mm b)下流側リップ部材基部(13c) 内径:630mm c)中間環状整流筒(21) 内径:1050mm d)最外側環状整流筒(20) 内径:1300mm のバブル安定風冷装置(実施例1に対応)により成形加
工したところ、次の結果を得た。
最内側の環状エアチャンバ17aのみ使用の場合 ブロー比2.15 でインフレーシヨン成形加工できた。
更に、環状エアチャンバ17a、17b使用時には、 ブロー比2.86 のフイルムを成形加工できた。
全ての環状エアチャンバ17a、17b、17cを使用
した時には、 ブロー比3.47 のフイルムを成形加工できた。
即ち、一台のハブル安定風冷装置で、 ブロー比2.15乃至3.74 の範囲でLDPEフイルムをインフレーシヨン成形でき
た。
2)その2 a)環状溶融樹脂吐出口(15) 直径:300mm b)下流側リップ部材基部(13c) 内径:530mm c)環状整流筒(21a) 内径:690mm d)環状整流筒(20a) 内径:850mm e)中間環状整流筒(21) 内径:1050mm f)最外側環状整流筒(20) 内径:1300mm のバブル安定風冷装置(実施例2に対応)により成形加
工したところ、次の結果を得た。
最内側環状エアチャンバ17aのみ使用の場合 ブロー比2.15 でインフレーシヨン成形加工できた。
更に、環状エアチャンバ17a、17b使用時に
は、 ブロー比2.65 のフイルムを成形加工できた。
全ての環状エアチャンバ17a、17b、17c
を使用した時には、 ブロー比3.18 〃 3.50 のフイルムを成形加工できた。
3)その3 a)環状溶融樹脂吐出口(15) 直径:300mm b)下流側リップ部材基部(13c) 内径:530mm c)環状整流筒(20b) 内径:850mm d)中間環状整流筒(21) 内径:1050mm e)最外側環状整流筒(20) 内径:1300mm のバブル安定風冷装置(実施例3に対応)により成形加
工したところ、次の結果を得た。
最内側の環状エアチャンバ17aのみ使用の場合 ブロー比2.65 でインフレーシヨン成形加工できた。
更に、環状エアチャンバ17a、17b使用時に
は、 ブロー比3.18 〃 3.50 のフイルムを成形加工できた。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案に係わるもので、第1図は第1実施例の半
截縦断面図、第2図は第2実施例の半截縦断面図、およ
び第3図は第3実施例の半截縦断面図である。 図中の主な符号 16……冷風空気分岐用連通穴、 17……加圧室、 19……バブル径地調整装置、 17a……最内側の環状エアチャンバ、 23……通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下リップ部材間に形成した少なくとも1
    つの環状のエア吹出口を有する風冷リングのエア吹出口
    が成形ダイの環状溶融樹脂吐出口近傍に設けてあり、成
    形ダイの環状溶融樹脂吐出口より若干上方位置から更に
    上方位置にわたってバブルを囲繞する加圧室を形成する
    環状ケースが、この風冷リングの上方側に設けてあり、
    この環状ケースの上端部にはバブル径調整装置が設けて
    あり、 この加圧室内を数個の環状エアチャンバに同心円状に区
    画する直径の異なる環状整流筒が、前記吐出口と同心円
    状に間隔を置いて前記風冷リングの上面に並列配置して
    あり、隣接する整流筒下端には、隣接する環状エアチャ
    ンバ同士を連通する冷風空気吸排口が各々穿設し形成し
    てあり、これら数個の環状整流筒の高さは、外側に位置
    するものほど高くなり、これら環状整流筒の上端部でバ
    ブル案内面が形成されていると共に、 前記風冷リングにおける上部リップ部材の基部には前記
    複数の環状エアチャンバのうち、最内側のエアチャンバ
    アと連通する冷風空気分岐用連通穴がバブル引取方向で
    数個穿設してあることを特徴とするインフレーシヨンフ
    イルム成形におけるバブル安定風冷装置。
JP1063588U 1988-01-29 1988-01-29 インフレーションフィルム成形におけるバブル安定風冷装置 Expired - Lifetime JPH0625317Y2 (ja)

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