JPH06252954A - 通信ネットワーク間相互接続方法 - Google Patents

通信ネットワーク間相互接続方法

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JPH06252954A
JPH06252954A JP5038567A JP3856793A JPH06252954A JP H06252954 A JPH06252954 A JP H06252954A JP 5038567 A JP5038567 A JP 5038567A JP 3856793 A JP3856793 A JP 3856793A JP H06252954 A JPH06252954 A JP H06252954A
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JP5038567A
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Inventor
Toru Kamimura
透 上村
Masami Kato
正美 加藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電文構成やアドレス体系などが異なる通信ネ
ットワーク間での通信を実現するための相互接続装置の
ハードウェアや処理負荷などを軽減する。 【構成】 相互接続装置(20)には各通信ネットワー
クと電文を送受信するための通信インタフェース(2
1,22)と、通信ネットワーク間の電文転送処理手段
(23)とを設け、一方の通信ネットワーク(A)にお
いて、後に続ける電文を他方の通信ネットワーク(B)
に電文転送するよう相互接続装置(20)に要求するた
めの電文転送処理情報(32)を定義し、相互接続装置
は一方の通信ネットワーク(A)上の端末から送信され
る電文転送処理情報(32)に従って、電文転送処理手
段(23)により、電文転送処理情報(32)の後に続
けられた相互接続装置(20)から他方の通信ネットワ
ーク(B)上の端末へ送信するための電文(34)を他
方の通信ネットワーク(B)に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の通信ネットワ
ークを相互接続し、それぞれの通信ネットワークに接続
された端末間でパケットデータ通信を行うための通信ネ
ットワーク間相互接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の通信ネットワーク間に設けたゲー
トウェイやブリッジなどの相互接続装置によって、それ
ぞれの通信ネットワークに接続された端末間でパケット
データの相互通信を行う形態として次の3種類が考えら
れる。 同じアドレス体系,電文構成の通信ネットワークの
相互接続で、相互接続したネットワーク全体でアドレス
割り当てを行う。即ち、各通信ネットワークで同じアド
レスはもたない。
【0003】 同じアドレス体系,電文構成の通信ネ
ットワークの相互接続で、各通信ネットワークごとにア
ドレス割り当てを行う。よって、各通信ネットワークに
同じアドレスの端末が存在することがある。 アドレス体系または電文構成が違う通信ネットワー
クの相互接続で、アドレス割り当ても各通信ネットワー
クごとに行う。
【0004】従来前記の場合、例えば特開昭60−1
52145、特開平2−241155、特開平3−68
234などに記載されているように、2つの通信ネット
ワーク間に設けた相互接続装置に、各通信ネットワーク
に接続された端末のアドレスを記憶保持するアドレステ
ーブルを各通信ネットワークごとに持たせ、一方の通信
ネットワークから受信した電文パケットの宛先端末アド
レス(相手アドレス)がこの通信ネットワークのアドレ
ステーブルに存在するかどうかで、他方の通信ネットワ
ークに受信パケットを送信するかどうかを判定する(相
互接続方法)ことにより、ネットワーク間の相互通信
を行っている。
【0005】次に前記の場合、電文パケットに他方の
通信ネットワークの端末アドレスを指定するサブアドレ
ス領域を設け、相互接続装置では一方の通信ネットワー
クから受信した電文パケットにサブアドレス情報がある
場合は、そのサブアドレス情報を宛先端末アドレス(相
手アドレス)に変換して、相互接続装置から他方の通信
ネットワークに送信する(相互接続方法)ことによ
り、ネットワーク間の相互通信を行っている。
【0006】前記の場合は、アドレス体系だけが違う
場合や、電文構成の違いがかなりある場合と多少違う場
合などによって、いろいろな方法が提案されており、例
えば特開昭62−269437、特開平2−11934
2、特開平2−222337などがある。これらの通信
ネットワーク間相互通信の実現方法はそれぞれ違うが、
いずれも相互接続装置によって少なくともアドレス変換
や電文構成変換処理を行っている。(相互接続方法)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記相互接続方法で
は、通信ネットワークに接続される端末数が多くなるほ
ど、相互接続装置のアドレステーブルが増え、受信電文
パケットの相手アドレスとの比較に時間がかかることに
なる。ここで、端末数が増えても同等の相互接続処理を
するためには、ハードウェアの追加や高価格化を招くと
いう問題点があった。
【0008】前記相互接続方法では、電文パケットに
サブアドレスを指定する領域がない通信ネットワークで
は、相互接続できないという問題があった。前記相互接
続方法は、相互接続装置において異なるアドレス体系
や電文構成を変換する処理機能をもたせるため、相互接
続装置が複雑で高価になり、特にある通信ネットワーク
で構成された多くのサブシステムを相互接続装置によっ
て別の通信ネットワークに相互接続する場合などに問題
があった。
【0009】また、前記相互接続方法では前記の接
続形態のネッワーク間相互接続は実現できず、また前記
相互接続方法またはでは前記の接続形態のネット
ワーク間相互接続は実現できない。前記相互接続方法
で前記またはの接続形態のネットワーク間相互接続
を実現することはできるが、相互接続装置にアドレス変
換や電文構成変換処理機能が必要であるため、前記ま
たはの接続形態のネットワーク間相互接続にとっては
高価な相互接続装置になってしまうという問題があっ
た。
【0010】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、相互接続装置のハードウェア、処
理負荷を軽減するとともに、電文パケットにサブアドレ
スを指定する領域がない通信ネットワーク間の相互接続
を可能にし、さらに前記〜のようなそれぞれ異なる
ネットワーク接続形態にも共通に使うことができる通信
ネットワーク間相互接続方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の通信ネットワー
ク間相互接続方法は、送信元端末アドレス(自己アドレ
ス)、宛先端末アドレス(相手アドレス)及びデータフ
ィールドを含む電文を送受信するよう構成された端末が
それぞれ複数台接続された二つの通信ネットワークを、
各通信ネットワークと電文を送受信するための通信イン
タフェース(21,22)と通信ネットワーク間の電文
転送処理手段(23)とを具備する相互接続装置(2
0)で接続することによって構成される複合通信ネット
ワークにおいて、一方の通信ネットワーク上の端末は、
前記相互接続装置(20)に送信する電文(30)のデ
ータフィールドに、電文転送処理情報(32)と、該電
文転送処理情報(32)の後に続けて、前記相互接続装
置(20)から他方の通信ネットワーク上の端末へ送信
するための電文(34)とを含め、この電文(30)を
受信した前記相互接続装置(20)は、前記電文転送処
理手段(23)により、受信電文のデータフィールド含
まれる前記電文転送処理情報(32)に従って、その後
に続く他方の通信ネットワーク上の電文(34)を取り
出して、他方の通信ネットワークに送信することを特徴
とする。
【0012】また、本発明の通信ネットワーク間相互接
続方法は、一方の通信ネットワーク(A)において、一
方の通信ネットワーク(A)上の端末から他方の通信ネ
ットワーク(B)上の端末へ電文転送処理することと、
他方の通信ネットワーク(B)上のアドレス指定または
アドレスグループ指定した端末から相互接続装置(2
0)に送信された電文を一方の通信ネットワーク(A)
へ電文転送処理することを、相互接続装置(20)に要
求する第1の電文転送処理情報(61または62)と、
後に続くデータが、他方の通信ネットワーク(B)から
の電文であることを示す第2の電文転送処理情報(6
7)と、一方の通信ネットワーク(A)上の端末から他
方の通信ネットワーク(B)上の端末へ電文転送処理す
ることと、他方の通信ネットワーク(B)上のアドレス
指定またはアドレスグループ指定した端末から送信され
た電文全てを一方の通信ネットワーク(A)へ電文転送
処理することを、相互接続装置(20)に要求する第3
の電文転送処理情報(63または64)と、相互接続装
置(20)から、前記第1または第3の電文転送処理情
報(61〜64)を送信した端末に対し、他方の通信ネ
ットワーク(B)へ転送する電文を送信するようNo.
指定付きで要求する第4の電文転送処理情報(65)
と、後に続くデータが、他方の通信ネットワーク(B)
へ転送する電文であることをNo.指定付きで示す第5
の電文転送処理情報(66)とを定義し、相互接続装置
(20)には、前記第1または第3の電文転送処理情報
(61〜64)に付加されるアドレス指定またはアドレ
スグループ指定情報を格納するアドレス指定記憶部(2
3f)と、前記第1または第3の電文転送処理情報(6
1〜64)を送信した端末のアドレス情報を格納する電
文転送開始端末アドレス記憶部(23e)と、前記第4
及び第5の電文転送処理情報(65,66)でやりとり
する電文No.指定情報を格納する電文No.記憶部
(23c)を設け、一方の通信ネットワークと相互接続
装置(20)間でのみ、あらかじめ決められた通信シー
ケンスにより前記電文転送処理情報のやりとりすること
を特徴とする。
【0013】
【作用】上記手段により、相互接続装置(20)は、一
方の通信ネットワークから送信される電文のデータフィ
ールド内に含まれる電文転送処理情報に従って、電文転
送処理情報の後に続けられた他方の通信ネットワーク上
の電文を、そのまま抜き出して他方の通信ネットワーク
に送信するだけで2つの通信ネットワーク間の相互接続
が実現できるため、二つの通信ネットワークのアドレス
体系や電文構成が違う場合でも、相互接続装置(20)
でアドレス変換や電文構成変換を行う必要がなく、相互
接続装置(20)のハードウェア、処理負担を軽減する
ことができるとともに、一方の通信ネットワークの電文
にサブアドレスを指定する領域がない場合でも、他方の
通信ネットワークの任意の端末と通信することができ
る。
【0014】また、一方の通信ネットワーク上で、上記
手段に示す各種の電文転送処理情報と通信シーケンスを
定義することにより、他方の通信ネットワーク上の端末
から送信される電文には電文転送処理情報を付加しなく
ても、他方の通信ネットワーク上の任意の端末から一方
の通信ネットワークへの通信を行うことができる。さら
に、一方の通信ネットワーク上の端末と相互接続装置
(20)間で送受信する電文転送処理情報にNo.指定
を付加することにより、他方の通信ネットワークに転送
した電文の通信異状の発生を、一方の通信ネットワーク
上の端末でも確認することができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。まず図1〜図3により、本発明の基本的方法に
ついて説明する。図1は本発明の適応される通信ネット
ワークの相互接続構成の一例を示す図、図2は本発明に
適応される相互接続装置の一構成例を示す図、図3は本
発明による電文構成及び電文の転送状態の一例を示す図
である。
【0016】図1において、(A,B)は通信ネットワ
ーク、(10,12)は伝送路、(1A,2A,3A)
は通信ネットワーク(A)に接続される端末、(1B,
2B,3B)は通信ネットワーク(B)に接続される端
末、(20)は通信ネットワーク(A)と(B)を相互
接続する相互接続装置である。図2において、(21,
22)は通信ネットワーク(A,B)に接続された端末
と通信を行うための通信インタフェース、(23)は一
方の通信ネットワークから受信した電文中に含まれる電
文転送処理情報に従って、その後に続く他方の通信ネッ
トワーク上の電文を取り出して、他方の通信ネットワー
クにその電文を送信する処理を行う電文転送処理手段で
あり、例えばマイクロプロセッサ及びプログラムの格納
されたメモリから構成される。(24)は通信ネットワ
ークからの受信電文を一端記憶するバッファである。
尚、電文転送処理手段(23)とバッファ(24)をシ
ングルチップマイクロコンピュータで構成してもよい。
【0017】図3において、(30)は通信ネットワー
ク(A)上で通信される電文で、電文の送信元端末アド
レスを示す自己アドレス(sa)と宛先端末アドレスを
示す相手アドレス(da)及びデータフィールド(da
ta)を含んでいる。(34)は通信ネットワーク
(B)上で通信される電文で、電文(30)と同様に自
己アドレス(SA),相手アドレス(DA),データフ
ィールド(DATA)を含んでいる。
【0018】ここで、一例として、通信ネットワーク
(A)に接続された端末(1A)から通信ネットワーク
(B)に接続された端末(2B)への通信を説明する。
端末(1A)は、自己アドレス(sa),相手アドレス
(da)に通信ネットワーク(A)上で端末(1A),
相互接続装置(20)に割付けられたアドレス情報を入
れ、データフィールド(data)に電文転送処理情報
(ti(32))と、通信ネットワーク(B)で相互接
続装置(20)から端末(2B)へ送信する電文(3
4)をそのまま入れた電文(30)を伝送路(10)に
送信する。
【0019】この時、電文(34)の自己アドレス(S
A),相手アドレス(DA)には、通信ネットワーク
(B)上で相互接続装置(20),端末(2B)に割付
けられたアドレス情報を入れ、データフィールド(DA
TA)には端末(2B)へ伝えるべき情報を入れてい
る。相互接続装置(20)は、ネットワークA通信イン
タフェース(21)でこの電文(30)を受信し、自分
宛の電文であるので一旦バッファ(24)に記憶する。
電文転送処理手段(23)は、バッファ(24)から電
文を受け取り、その電文のデータフィールド(dat
a)の電文転送処理情報(ti(32))の内容によ
り、その後に続く電文を通信ネットワーク(B)へ転送
するかどおかを判定する。判定により転送する場合は、
電文(34)をネットワークB通信インタフェース(2
2)に渡し、電文(34)を伝送路(12)に送信す
る。
【0020】端末(2B)は、この電文(34)を受信
し、データフィールド(DATA)の情報を受け取る。
通信ネットワーク(B)の端末から通信ネットワーク
(A)の端末への通信も、電文(34)のデータフィー
ルド(DATA)内に、電文転送処理情報と通信ネット
ワーク(A)上の電文を入れることによって、前記と同
様に実現することができる。
【0021】次に、図4〜図15により、より具体的な
実施例を説明する。
【0022】図4は本発明の適応される通信ネットワー
クの一つであるホームバスシステム(EIAJ規格ET
−2101)で用いられる電文構成を示す図、図5はア
ドレス体系及び電文構成がホームバスシステムと異なる
通信ネットワークの電文構成の一例を示す図であり、以
下、図1の通信ネットワーク(A)を図5の電文を通信
するネットワーク、通信ネットワーク(B)を図4の電
文を通信するネットワーク(ホームバスシステム)とす
る。
【0023】図6は通信ネットワーク(A)上で定義す
る電文転送処理情報の一例である電文転送コマンドのコ
ード割り当て例を示す図で、電文転送開始コマンドa
(60)は、通信ネットワーク(A)上の端末から通信
ネットワーク(B)上の端末への電文転送開始を相互接
続装置(20)に要求する情報、電文転送開始コマンド
b(61)は、前記電文転送開始コマンドa(60)に
加え、opr2でアドレス指定された通信ネットワーク
(B)上の端末から相互接続装置(20)に送信された
電文も、通信ネットワーク(A)に電文転送するよう相
互接続装置(20)要求する情報、電文転送開始コマン
ドc(62)は、前記電文転送開始コマンドb(61)
のアドレス指定をアドレスグループ指定にすることによ
り、通信ネットワーク(B)上の全端末またはあるグル
ープに属する端末から相互接続装置(20)に送信され
た電文を、通信ネットワーク(A)に電文転送するよう
相互接続装置(20)に要求する情報、電文転送開始コ
マンドd(63)は、opr2でアドレス指定された通
信ネットワーク(B)上の端末が送信する電文全てを通
信ネットワーク(A)に電文転送するよう相互接続装置
に要求する情報、電文転送開始コマンドe(64)は、
前記電文転送開始コマンドd(63)のアドレス指定を
アドレスグループ指定にすることにより、通信ネットワ
ーク(B)上の全端末またはあるグループに属する端末
が送信する電文全てを通信ネットワーク(A)に電文転
送するよう相互接続装置(20)に要求する情報、電文
転送データ要求コマンド(65)は、相互接続装置(2
0)が前記電文転送開始コマンドa〜e(60〜64)
を受信した場合に、そのコマンドの要求通りの電文転送
が可能な状態のときに、前記電文転送開始コマンドa〜
e(60〜64)を送信した端末に対し、通信ネットワ
ーク(B)へ転送するための電文を送信するようNo.
指定付きで要求する情報、電文転送上りデータコマンド
(66)は、その後に続く電文をそのまま通信ネットワ
ーク(B)に送信するよう相互接続装置(20)に要求
する情報、電文転送下りデータコマンド(67)は、そ
の後に続く電文が通信ネットワーク(B)から(A)に
電文転送されたものであることを示す情報、電文転送終
了コマンド(68)は、前記電文転送開始コマンドa〜
e(60〜64)で始めた電文転送通信シーケンスの終
了を、相互接続装置(20)に要求する情報、電文転送
不可コマンド(69)は、前記電文転送開始コマンドa
〜e(60〜64)を受信した相互接続装置(20)
が、要求通りの電文転送を実行できない状態のとき、前
記電文転送開始コマンドa〜e(60〜64)を送信し
た端末にその旨を知らせる情報である。
【0024】図7は、図1の通信ネットワーク(A)に
図5の電文構成を、通信ネットワーク(B)に図4の電
文構成を使用した場合の具体的アドレス割り当て例を表
示した図である。図8は、図6に示す電文転送コマンド
を使って、通信ネットワーク(A)の端末と通信ネット
ワーク(B)の端末間で通信する場合の電文転送通信シ
ーケンスの一例を示す図、図9〜図14は図8に示す電
文(801〜816)の具体的電文構成を示す図であ
る。
【0025】図15は図2に示す相互接続装置(20)
の具体的な構成例を示す図で、トランシーバ(21a,
22a)は、伝送路(10,12)上の信号を受信する
レシーバ、及び伝送路(10,12)上に信号を送信す
るドライバを持ち、伝送路(10,12)上の信号とネ
ットワークA通信制御部(21b),ネットワークB通
信制御部(22b)との間の信号の電圧レベル等の変換
を行う。
【0026】ネットワークA通信制御部(21b),ネ
ットワークB通信制御部(22b)は、各通信ネットワ
ーク(A,B)上で規定された誤り検出・制御や同期制
御などの通信制御を行い、各通信ネットワーク(A,
B)用の電文をバッファ(24)または電文転送処理手
段(23)との間でやりとりする。電文転送処理手段
(23)は、一方の通信ネットワーク上の端末と送受信
する前記電文転送コマンド(60〜69)を認識するた
めの電文転送処理情報認識部(23b)と、一方の通信
ネットワーク上の端末と送受信する前記電文転送データ
要求コマンド(65),電文転送上りデータコマンド
(66)でやりとりされる電文No.情報を格納する上
り電文No.記憶部(23c)と、同じく電文転送下り
データコマンド(67)でやりとりされる電文No.情
報を格納する下り電文No.記憶部(23d)と、前記
電文転送開始コマンドa〜e(60〜64)を送信し
て、電文転送通信シーケンスを開始した一方の通信ネッ
トワーク上の端末のアドレス情報を格納する電文転送開
始端末アドレス記憶部(23e)と、一方の通信ネット
ワーク上の端末から送信された前記電文転送開始コマン
ドb〜e(61〜64)で指定されるアドレス情報を格
納するアドレス指定記憶部(23f)と、前記構成要素
(23b〜f)による電文転送処理の全体制御を行う電
文転送処理全体制御部(23a)とから構成される。
【0027】ここで、一例として、通信ネットワーク
(A)に接続された端末(1A)と通信ネットワーク
(B)に接続された端末(2B)との通信を説明する。
まず端末(1A)は、アドレス指定を端末(2B)のア
ドレス「02 HEX」にした電文転送開始コマンドb(6
1)をデータフィールド(data)に含む電文(80
1)を相互接続装置(20)に送信する。
【0028】この電文(801)は相互接続装置(2
0)のトランシーバ(21a)及びネットワークA通信
制御部(21b)で受信され、通信エラーのない場合は
バッファ(24)に電文(801)を格納し、電文転送
処理全体制御部(23a)はバッファ(24)より電文
(801)を受け取り、電文転送処理情報認識部(23
b)にて電文(801)に前記電文転送開始コマンドb
(61)が含まれていることを認識する。そして、電文
転送処理全体制御部(23a)は、相互接続装置(2
0)が電文転送処理可能な状態の場合に、電文No.指
定を「0」にした電文転送データ要求コマンド(65)
をデータフィールド(data)に含む電文(802)
をバッファ(24),ネットワークA通信制御部(21
b),トランシーバ(21a)を介して端末(1A)に
送信し、同時に上り電文No.記憶部(23c)に電文
No.「0」を、電文転送開始端末アドレス記憶部(2
3e)に端末(1A)のアドレス「0101 HEX」を、
アドレス指定記憶部(23f)に前記電文転送開始コマ
ンドb(61)のアドレス指定「02 HEX」を格納す
る。
【0029】これで、端末(1A)は通信ネットワーク
(B)上の任意の端末への、端末(2B)は端末(1
A)への通信が可能な状態になる。尚、相互接続装置
(20)は、端末(1A)より先に通信ネットワーク
(A)上の他の端末から電文転送開始コマンドa〜e
(60〜64)を受信していた場合には、既に電文転送
開始端末アドレス記憶部に端末(1A)とは別の端末の
アドレスが格納されているため、端末(1A)に電文転
送不可コマンド(69)を送信し、電文転送が実行でき
ないことを知らせる。但し、相互接続装置(20)が、
通信ネットワーク(A)上の複数の端末からの電文転送
通信シーケンスを実行可能にした場合はその限りではな
く、電文転送が実行できなくなったときに電文転送不可
コマンド(69)を送信する。
【0030】電文(802)を受信した端末(1A)は
相互接続装置(20)へ、電文No.指定を「0」にし
た電文転送上りデータコマンド(66)と、相互接続装
置(20)から端末(2B)への電文(804)をデー
タフィールド(data)に含む電文(803)を送信
する。電文(803)を受信した相互接続装置(20)
の電文転送処理全体制御部(23a)は、電文転送開始
端末アドレス記憶部(23e)に格納されているアドレ
ス「0101 HEX」と電文(803)の自己アドレス
(sa)が同じで、且つ上り電文No.記憶部(23
c)に格納されている電文No.「0」と電文(80
3)の電文転送上りデータコマンド(66)の電文N
o.指定が同じであることを確認し、電文転送上りデー
タコマンド(66)の後にある通信ネットワーク(B)
用の電文(804)をそのまま抜き出し、バッファ(2
4),ネットワークB通信制御部(22b),トランシ
ーバ(22a)を介して端末(2B)に送信する。
【0031】電文(804)を受信した端末(2B)
は、ホームバスシステムに規定されている肯定応答(A
CK)を相互接続装置(20)に送信するとともに、電
文(804)のデータフィールド(DATA)の情報を
受け取る。この肯定応答(ACK)をトランシーバ(2
2a)及びネットワークB通信制御部(22b)で受信
した電文転送処理全体制御部(23a)は、電文(80
4)が端末(2B)で受信されたことを確認し、次の上
りデータを要求するために電文No.指定を「1」にし
た電文転送データ要求コマンド(65)をデータフィー
ルド(data)に含む電文(805)を端末(1A)
に送信し、同時に上り電文No.記憶部(23c)に電
文No.「1」を格納する。
【0032】これで、相互接続装置(20)を介して、
端末(1A)から端末(2B)への通信が完了したこと
になる。次に、通信ネットワーク(B)で通信異常が発
生した場合のシーケンスを説明する。電文(805)を
受信した端末(1A)は相互接続装置(20)へ、電文
No.指定を「1」にした電文転送上りデータコマンド
(66)と、相互接続装置(20)から端末(2B)へ
の電文(807)をデータフィールド(data)に含
む電文(806)を送信する。この電文(806)を受
信した相互接続装置(20)は、前記同様、電文転送開
始端末アドレス記憶部(23e)に格納されているアド
レス「0101 HEX」と電文(805)の自己アドレス
(sa)が同じで、且つ上り電文No.記憶部(23
c)に格納されている電文No.「1」と電文(80
3)の電文転送上りデータコマンド(66)の電文N
o.指定が同じであることを確認し、通信ネットワーク
(B)用の電文(807)をそのまま抜き出して端末
(2B)に送信する。
【0033】この時、何らかの原因により、端末(2
B)からの肯定応答(ACK)が相互接続装置(20)
に伝えられない場合、ネットワークB通信制御部(22
b)はホームバスシステムに規定されている電文再送処
理を行うが、この再送によっても肯定応答(ACK)が
得られない場合は、上り電文No.記憶部(23c)に
格納する電文No.を更新せずに、電文(805)と同
じ電文(808)を端末(1A)に送信する。
【0034】端末(1A)は、電文No.指定が更新さ
れずに上りデータ要求を受けたことで、電文(806)
に含まれる電文(807)が端末(2B)に伝わってい
ないことを知り、電文(806)と同じ電文(809)
を相互接続装置(20)に送信する。この電文(80
9)を受信した相互接続装置(20)は、前記と同様に
して電文(807)と同じ電文(810)を端末(2
B)に送信し、肯定応答(ACK)を受信すれば、上り
電文No.記憶部(23c)に格納する電文No.を
「2」に更新し、電文No.指定を「2」にした電文転
送データ要求コマンド(65)をデータフィールド(d
ata)に含む電文(811)を端末(1A)に送信す
る。
【0035】このようにして、通信ネットワーク(B)
で通信異常があっても、端末(1A)から端末(2B)
への通信を確実に行うことができる。次に、端末(2
B)から端末(1A)への通信シーケンスを説明する。
通信ネットワーク(B)上の端末から相互接続装置(2
0)に電文が送信されると、電文転送処理全体制御部
(23a)がトランシーバ(22a),ネットワークB
通信制御部(22b),バッファ(24)を介して電文
を受信し、その電文の自己アドレス(SA)と、前記電
文(801)によりアドレス指定記憶部(23f)に格
納したアドレス「02 HEX」とを比較し、この2つのア
ドレスが一致する場合に、電文転送開始端末アドレス記
憶部(23e)に格納されているアドレス「0101 H
EX」を持つ端末(1A)に電文転送を実行する。
【0036】電文(812)の自己アドレス(SA)は
端末(2B)のアドレス「02 HEX」であり、アドレス
指定記憶部(23f)に格納されたアドレスと同じであ
るため、電文転送処理全体制御部(23a)は、電文N
o.指定を「0」にした電文転送下りデータコマンド
(67)と電文(812)をデータフィールド(dat
a)に含む電文(813)を端末(1A)に送信し、同
時に下り電文No.記憶部(23d)に電文No.
「0」を格納する。
【0037】この電文(813)を受信した端末(1
A)は、電文(813)に含まれる電文(812)のデ
ータフィールド(DATA)の情報を受け取る。この後
さらに端末(2B)から相互接続装置(20)に電文が
送信されれば、下り電文No.記憶部(23e)に格納
する電文No.と、電文転送下りデータコマンド(6
7)の電文No.指定を更新して、前記同様端末(1
A)に電文転送を実行する。
【0038】一方、電文(814)の自己アドレス(S
A)は端末(1B)のアドレス「01 HEX」であり、ア
ドレス指定記憶部(23f)に格納されたアドレスと違
うため、端末(1A)に電文転送は行わない。最後に、
端末(1A)は、電文転送終了コマンド(68)をデー
タフィールド(data)に含む電文(816)を相互
接続装置(20)に送信し、端末(1A)と端末(2
B)間の電文転送通信シーケンスを終了する。この時、
前記各記憶部(23c〜23f)に格納された情報はク
リアされる。
【0039】この後に、端末(2B)から相互接続装置
(20)に電文(817)が送信されてきても、アドレ
ス指定記憶部(23f)にアドレス情報が格納されてい
ないため、相互接続装置(20)は電文転送を行わな
い。尚、上記実施例において、電文(801)の電文転
送開始コマンドb(61)のアドレス指定と、電文(8
04,807,810)に含まれる通信ネットワーク
(B)用の電文の相手アドレス(DA)を同じにした
が、この2つのアドレスを同じにしなくてもよい。即
ち、電文(804,807,810)は、端末(2B)
以外の端末への電文でも構わない。
【0040】また、電文(803,806,809)に
含まれる通信ネットワーク(B)用の電文の自己アドレ
ス(SA)とフレームチェックコード(FCC)を省略
し、相互通信装置(20)のネットワークB通信インタ
フェース(22)で付け加えて電文転送するようにして
もよい。さらに、上記実施例では、通信ネットワーク
(A)と(B)の端末の1対1の通信例を説明したが、
電文転送上りデータコマンド(66)の後に付ける通信
ネットワーク(B)用の電文を、ホームバスシステムに
規定された一斉同報またはグループ同報電文にすれば、
通信ネットワーク(A)上のある端末から通信ネットワ
ーク(B)上の端末に対して、一斉同報またはグループ
同報することもできる。
【0041】例えば、図8において、電文(803)に
含まれる電文(804)を相互接続装置(20)から通
信ネットワーク(B)への一斉同報電文にすれば、通信
ネットワーク(B)上の全端末に対して電文(804)
を伝えることができる。次に、前記実施例以外の電文転
送処理情報(電文転送コマンド)を使った実施例を説明
する。
【0042】通信ネットワーク(A)上の端末が電文転
送開始コマンドc(62)で電文転送通信シーケンスを
開始した場合、相互接続装置(20)は電文転送開始コ
マンドc(62)で指定されたアドレスグループをアド
レス指定記憶部(23f)に格納し、通信ネットワーク
(B)上で相互接続装置(20)に送信される電文の自
己アドレス(SA)が前記アドレス指定記憶部(23
f)に格納されているアドレスグループに含まれる時に
は、その電文を通信ネットワーク(A)上の端末に電文
転送することもできる。
【0043】例えば、図8において、電文(801)が
電文転送開始コマンドc(62)を含み、そのアドレス
グループ指定で通信ネットワーク(B)上の全端末を指
定した場合、相互接続装置(20)のアドレス指定記憶
部(23f)には「全アドレス」が格納されるため、電
文(814)も端末(1A)に電文転送される。尚、こ
の時、アドレスグループ指定をホームバスシステムで規
定される同報指定の方法と合わせてもよい。
【0044】また、アドレス指定がない電文転送開始コ
マンドa(60)で電文転送通信シーケンスを開始した
場合、相互接続装置(20)はアドレス指定記憶部(2
3f)に「アドレス指定なし」を格納することにより、
通信ネットワーク(B)から(A)への電文転送を禁止
し、通信ネットワーク(A)から(B)への電文転送の
みを可能にする一方通行の電文転送をさせることができ
る。
【0045】例えば、図8において、電文(801)が
電文転送開始コマンドa(60)を含む場合、電文(8
12)は端末(1A)に電文転送されない。また、アド
レス指定またはアドレスグループ指定が可能な電文転送
開始コマンドd,e(63,64)で電文転送通信シー
ケンスを開始した場合、相互接続装置(20)はアドレ
ス指定記憶部(23f)にアドレスまたはアドレスグル
ープを格納するとともに、ネットワークB通信制御部
(22b)に自己宛の電文以外も受信するよう要求する
ことにより、指定されたアドレスまたはアドレスグルー
プに該当する通信ネットワーク(B)上の端末が送信す
る電文全てを、通信ネットワーク(A)上の端末に電文
転送させることができる。
【0046】例えば、図8において、電文(801)が
電文転送開始コマンドd(63)を含み、そのアドレス
指定を端末(2B)のアドレス「02 HEX」にした場
合、端末(2B)から端末(1B)に送信される電文
(815)も、端末(1A)に電文転送される。
【0047】尚、例えば、端末(1A)から、アドレス
グループ指定を通信ネットワーク(B)上の全端末に指
定した電文転送開始コマンドe(64)で電文転送通信
シーケンスを開始した場合は、通信ネットワーク(B)
上でやりとりされる電文全てを端末(1A)に電文転送
することになり、端末(1A)で通信ネットワーク
(B)のバスモニタが可能になる。
【0048】前記実施例においては、2つの通信ネット
ワーク(A,B)間の相互接続方法について説明した
が、図16に示すように、複数の通信ネットワークを複
数の相互接続装置によって相互接続するよう構成するこ
ともできる。尚、図16では複数の通信ネットワーク
(B)を同じものとしたが、別の通信ネットワークが混
在した構成にしてもよい。
【0049】また、相互接続装置によって相互接続する
通信ネットワークが、電文構成やアドレス体系だけでな
く、伝送媒体,伝送スピード,伝送制御方式などが異な
る場合にも、本発明の方式を適応することができる。も
ちろん、通信ネットワーク(A)と(B)が同じ電文を
通信する場合においても、本発明の方式を適応すること
ができる。
【0050】また、前記実施例では、通信ネットワーク
(A)上の端末から始まる電文転送通信シーケンスにつ
いての実施例を説明したが、図6の電文転送処理情報
(電文転送コマンド)のアドレス指定及びアドレスグル
ープ指定を通信ネットワーク(A)のアドレス体系にあ
わせた電文転送コマンドを通信ネットワーク(B)にお
いて定義することにより、同様にして通信ネットワーク
(B)上の端末から電文転送通信シーケンスを始めるよ
うにすることもできる。
【0051】さらに、電文転送通信シーケンスを開始で
きる端末に優先度を持たせたり、電文転送通信シーケン
スを他の端末が途中で強制的に終了できるようにしても
よい。
【0052】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、相互接続装置(20)は、一方の通信ネットワーク
から送信される電文のデータフィールド内に含まれる電
文転送処理情報に従って、電文転送処理情報の後に続け
られた他方の通信ネットワーク上の電文を、そのまま抜
き出して他方の通信ネットワークに送信するだけで2つ
の通信ネットワーク間の相互接続が実現できるため、二
つの通信ネットワークのアドレス体系や電文構成が違う
場合でも、相互接続装置(20)でアドレス変換や電文
構成変換を行う必要がなく、相互接続装置(20)のハ
ードウェア、処理負担を軽減することができるととも
に、一方の通信ネットワークの電文にサブアドレスを指
定する領域がない場合でも、他方の通信ネットワークの
任意の端末と通信することができる。
【0053】また、電文転送処理情報の後に続ける電文
を、他方の通信ネットワーク上の同報通信電文にするこ
とで、相互接続装置(20)では特別な処理をすること
なく、一方の通信ネットワーク上の端末から他方の通信
ネットワークに同報通信することができる。さらに、一
方の通信ネットワーク上で、前記実施例に示す各種の電
文転送処理情報と通信シーケンスを定義することによ
り、他方の通信ネットワーク上の端末から送信される電
文には電文転送処理情報を付加しなくても、他方の通信
ネットワーク上の任意の端末から一方の通信ネットワー
クへの通信を行うことができる。よって、既に通信ネッ
トワーク上の通信シーケンスが固定され、追加・変更が
困難な通信ネットワークが複数あり、これらを新たな通
信ネットワークで相互接続する場合には特に有効な方法
となる。
【0054】また、一方の通信ネットワーク上の端末と
相互接続装置(20)間で送受信する電文転送処理情報
にNo.指定を付加することにより、相互接続装置(2
0)から他方の通信ネットワークに転送された電文に通
信異状が発生したことを一方の通信ネットワーク上の端
末で確認できるため、再送処理などによる通信ネットワ
ーク間の相互接続保証を、一方の通信ネットワーク上の
端末で処理することも可能になり、さらに相互接続装置
の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適応される通信ネットワークの相互接
続構成の一例を示す図である。
【図2】本発明の適応される相互接続装置の一構成例を
示す図である。
【図3】本発明による電文構成及び電文の転送状態の一
例を示す図である。
【図4】本発明が適応される通信ネットワークの一つで
あるホームバスシステムで用いられる電文構成を示す図
である。
【図5】アドレス体系及び電文構成がホームバスシステ
ムと異なる通信ネットワークの電文構成の一例を示す図
である。
【図6】本発明による電文転送処理情報の一例である電
文転送コマンドのコード割り当て例を示す図である。
【図7】図1で示した通信ネットワークの相互接続構成
における具体的アドレス割り当て例を示す図である。
【図8】本発明による電文転送通信シーケンスの一例を
示す図である。
【図9】図8の電文(801)の具体的電文構成を示す
図である。
【図10】図8の電文(802,805,811)の具
体的電文構成を示す図である。
【図11】図8の電文(803,806)の具体的電文
構成を示す図である。
【図12】図8の電文(813)の具体的電文構成を示
す図である。
【図13】図8の電文(814,815)の具体的電文
構成を示す図である。
【図14】図8の電文(816)の具体的電文構成を示
す図である。
【図15】本発明の適応される相互接続装置の具体的構
成例を示す図である。
【図16】本発明の適応される複数の通信ネットワーク
の相互接続構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
(10,12) 伝送路、 (1A〜3A) 通信ネットワーク(A)上の端
末、 (1B〜4B) 通信ネットワーク(B)上の端
末、 (20) 相互接続装置、 (21,22) 通信ネットワーク(A,B)の通
信インタフェース、 (23) 電文転送処理手段、 (32) 電文転送処理情報。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信元端末アドレス(自己アドレス)、
    宛先端末アドレス(相手アドレス)及びデータフィール
    ドを含む電文を送受信するよう構成された端末がそれぞ
    れ複数台接続された二つの通信ネットワーク(A,B)
    を、各通信ネットワークと電文を送受信するための通信
    インタフェース(21,22)と通信ネットワーク間の
    電文転送処理手段(23)とを具備する相互接続装置
    (20)で接続することによって構成される複合通信ネ
    ットワークにおいて、 一方の通信ネットワーク(A)上の端末は、前記相互接
    続装置(20)に送信する電文(30)のデータフィー
    ルドに、 電文転送処理情報(32)と、 該電文転送処理情報(32)の後に続けて、前記相互接
    続装置(20)から他方の通信ネットワーク(B)上の
    端末へ送信するための電文(34)とを含め、 この電文(30)を受信した前記相互接続装置(20)
    は、前記電文転送処理手段(23)により、受信電文の
    データフィールドに含まれる前記電文転送処理情報(3
    2)に従って、その後に続く他方の通信ネットワーク
    (B)上の電文(34)を取り出して、他方の通信ネッ
    トワーク(B)に送信することを特徴とする通信ネット
    ワーク間相互接続方法。
  2. 【請求項2】 一方の通信ネットワーク(A)におい
    て、一方の通信ネットワーク(A)上の端末から他方の
    通信ネットワーク(B)上の端末へ電文転送処理するこ
    とと、他方の通信ネットワーク(B)上のアドレス指定
    またはアドレスグループ指定した端末から相互接続装置
    (20)に送信された電文を一方の通信ネットワーク
    (A)へ電文転送処理することを、相互接続装置(2
    0)に要求する第1の電文転送処理情報(61または6
    2)と、 後に続くデータが、他方の通信ネットワーク(B)から
    の電文であることを示す第2の電文転送処理情報(6
    7)とを定義し、 相互接続装置(20)には、前記アドレス指定またはア
    ドレスグループ指定情報を格納するアドレス指定記憶部
    (23f)と、前記第1の電文転送処理情報(61また
    は62)を送信した端末のアドレス情報を格納する電文
    転送開始端末アドレス記憶部(23e)を設け、 相互接続装置(20)が一方の通信ネットワーク(A)
    上の端末から、前記第1の電文転送処理情報(61また
    は62)を受信すると、 相互接続装置(20)は、他方の通信ネットワーク
    (B)上の端末から相互接続装置(20)に送信される
    電文の自己アドレスが、前記アドレス指定記憶部(23
    f)に格納されているアドレス指定またはアドレスグル
    ープ指定と一致または包含される時に、その電文を前記
    第2の電文転送処理情報(67)の後に続けた電文を構
    成し、前記電文転送開始端末アドレス記憶部(23e)
    に格納されたアドレスを持つ一方の通信ネットワーク
    (A)上の端末に送信することを特徴とする前記請求項
    1記載の通信ネットワーク間相互接続方法。
  3. 【請求項3】 一方の通信ネットワーク(A)におい
    て、一方の通信ネットワーク(A)上の端末から他方の
    通信ネットワーク(B)上の端末へ電文転送処理するこ
    とと、他方の通信ネットワーク(B)上のアドレス指定
    またはアドレスグループ指定した端末から送信された電
    文全てを一方の通信ネットワーク(A)へ電文転送処理
    することを、相互接続装置(20)に要求する第3の電
    文転送処理情報(63または64)と、 後に続くデータが、他方の通信ネットワーク(B)から
    の電文であることを示す第2の電文転送処理情報(6
    7)とを定義し、 相互接続装置(20)には、前記アドレス指定またはア
    ドレスグループ指定情報を格納するアドレス指定記憶部
    (23f)と、前記第3の電文転送処理情報(63また
    は64)を送信した端末のアドレス情報を格納する電文
    転送開始端末アドレス記憶部(23e)を設け、 相互接続装置(20)が一方の通信ネットワーク(A)
    上の端末から、前記第3の電文転送処理情報(63また
    は64)を受信すると、 相互接続装置(20)は、他方の通信ネットワーク
    (B)の通信インタフェース(22)に自己宛以外の電
    文も受信するよう要求し、 他方の通信ネットワーク(B)上のある端末から別の端
    末に送信される電文の自己アドレスが、前記アドレス指
    定記憶部(23f)に格納されているアドレス指定また
    はアドレスグループ指定と一致または包含される時に、
    その電文を前記第2の電文転送処理情報(67)の後に
    続けた電文を構成し、前記電文転送開始端末アドレス記
    憶部(23e)に格納されたアドレスを持つ一方の通信
    ネットワーク(A)上の端末に送信することを特徴とす
    る前記請求項1記載の通信ネットワーク間相互接続方
    法。
  4. 【請求項4】 一方の通信ネットワーク(A)におい
    て、一方の通信ネットワーク(A)上の端末から他方の
    通信ネットワーク(B)上の端末への電文転送処理の開
    始を要求する第1または第3の電文転送処理情報(61
    または62または63または64)と、 相互接続装置(20)から、前記第1または第3の電文
    転送処理情報(61または62または63または64)
    を送信した端末に対し、他方の通信ネットワーク(B)
    へ転送する電文を送信するようNo.指定付きで要求す
    る第4の電文転送処理情報(65)と、 後に続くデータが、他方の通信ネットワーク(B)へ転
    送する電文であることをNo.指定付きで示す第5の電
    文転送処理情報(66)とを定義し、 相互接続装置(20)には、前記No.指定情報を格納
    する電文No.記憶部(23c)と、前記第1または第
    3の電文転送処理情報(61または62または63また
    は64)を送信した端末のアドレス情報を格納する電文
    転送開始端末アドレス記憶部(23e)を設け、 相互接続装置(20)と前記第1または第3の電文転送
    処理情報(61または62または63または64)を送
    信した一方の通信ネットワーク(A)上の端末との間
    で、前記第4及び第5の電文転送処理情報(65,6
    6)のNo.指定を比較、更新することにより、他方の
    通信ネットワーク(B)に転送した電文の通信異常の発
    生を一方の通信ネットワーク(A)上の端末で確認でき
    るようにしたことを特徴とする前記請求項1記載の通信
    ネットワーク間接続方法。
  5. 【請求項5】 前記第1または第3の電文転送処理情報
    (62,64)のアドレスグループ指定を、他方の通信
    ネットワーク(B)で定められたアドレスグループ指定
    と同じにすることを特徴とした前記請求項2または3ま
    たは4記載の通信ネットワーク間相互接続方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019213140A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 三菱電機株式会社 ゲートウェイ装置、制御信号中継方法、及び、プログラム

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