JPH062528Y2 - カッターにおけるセラミック刃の取付装置 - Google Patents
カッターにおけるセラミック刃の取付装置Info
- Publication number
- JPH062528Y2 JPH062528Y2 JP1620489U JP1620489U JPH062528Y2 JP H062528 Y2 JPH062528 Y2 JP H062528Y2 JP 1620489 U JP1620489 U JP 1620489U JP 1620489 U JP1620489 U JP 1620489U JP H062528 Y2 JPH062528 Y2 JP H062528Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- ceramic
- cutter
- ceramic blade
- fitting recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は、藁・飼料作物類を細かい切截片に切断するカ
ッターにおけるセラミック刃の取付装置についての改良
に関する。
ッターにおけるセラミック刃の取付装置についての改良
に関する。
上述のカッターにおけるセラミック刃の取付装置は、固
定刃についていえば、通常、第1図に示している如く、
カッターAの機枠aに装架した切截室1の入口10の口
縁部位に、刃物保持金2を機枠aに固定状態に組付け、
その刃物保持金2の切截室1に対面する内面側に、第2
図に示している如く、セラミックで形成したセラミック
刃3を接合して、組付ボルト4および締付ナット40に
より刃物保持金2に締付固定することで、機枠aに対し
取付けるように構成し、これにより、前記第1図の如
く、切截室1の軸心部位を貫通せしめて機枠aに軸架し
た回転軸5に刃物取付金50を介して装架せる回転刃5
1に対して、この固定刃として装設せるセラミック刃3
が対応するようにして、入口10に上下に対向させて軸
支してある送込ロール11・12により送込まれてくる
被切截資料を、回転刃51との共同で切断するようにし
てある。
定刃についていえば、通常、第1図に示している如く、
カッターAの機枠aに装架した切截室1の入口10の口
縁部位に、刃物保持金2を機枠aに固定状態に組付け、
その刃物保持金2の切截室1に対面する内面側に、第2
図に示している如く、セラミックで形成したセラミック
刃3を接合して、組付ボルト4および締付ナット40に
より刃物保持金2に締付固定することで、機枠aに対し
取付けるように構成し、これにより、前記第1図の如
く、切截室1の軸心部位を貫通せしめて機枠aに軸架し
た回転軸5に刃物取付金50を介して装架せる回転刃5
1に対して、この固定刃として装設せるセラミック刃3
が対応するようにして、入口10に上下に対向させて軸
支してある送込ロール11・12により送込まれてくる
被切截資料を、回転刃51との共同で切断するようにし
てある。
ところで、このように構成せるセラミック刃3の取付手
段には、切截室1の入口10から被切截物を切截室1内
に供給して、回転軸5の駆動により切截室1内を回動す
る回転刃51と機枠aに固定装着したセラミック刃3と
により切截せしめる作業を行なっているときに、作業中
の衝激によりセラミック刃3が折損して刃物保持金2か
ら外れて切截室1の入口10から外に飛び出し、それが
作業者に当たり、障害事故を起こすようになる問題があ
る。
段には、切截室1の入口10から被切截物を切截室1内
に供給して、回転軸5の駆動により切截室1内を回動す
る回転刃51と機枠aに固定装着したセラミック刃3と
により切截せしめる作業を行なっているときに、作業中
の衝激によりセラミック刃3が折損して刃物保持金2か
ら外れて切截室1の入口10から外に飛び出し、それが
作業者に当たり、障害事故を起こすようになる問題があ
る。
このことから、セラミック刃3は、それを刃物保持金2
に取付けるときに、第3図および第4図に示している如
く、刃物保持金2の切截室1と反対側の面の上端縁部
に、セラミック刃3の下半側を嵌入させる嵌合凹部20
と切欠部21とを形成しておいて、この嵌合凹部20に
セラミック刃3の下半側を、そのセラミック刃3の刃先
側が切欠部21に露出してくるように接合して組付ボル
ト4により一体的に組付け、この状態の刃物保持金2
を、それの左右の両端部に形成してあるセット穴22・
22に嵌挿するセットボルト23により機枠aに対し組
付ける際、その刃物保持金2の前記切截室1と反対側の
面に、該刃物保持金2に対応する帯板状に形成してある
押え板6を当接して、この押え板6と一緒に前記セット
ボルト23により機枠aに固定していくことで、セラミ
ック刃3を、第5図にあるよう刃物保持金2と押え板6
とにより挟み込むように保持せしめる手段が試みられて
いる。しかし、そのようにしても、依然としてセラミッ
ク刃3の破損は生じてくる。
に取付けるときに、第3図および第4図に示している如
く、刃物保持金2の切截室1と反対側の面の上端縁部
に、セラミック刃3の下半側を嵌入させる嵌合凹部20
と切欠部21とを形成しておいて、この嵌合凹部20に
セラミック刃3の下半側を、そのセラミック刃3の刃先
側が切欠部21に露出してくるように接合して組付ボル
ト4により一体的に組付け、この状態の刃物保持金2
を、それの左右の両端部に形成してあるセット穴22・
22に嵌挿するセットボルト23により機枠aに対し組
付ける際、その刃物保持金2の前記切截室1と反対側の
面に、該刃物保持金2に対応する帯板状に形成してある
押え板6を当接して、この押え板6と一緒に前記セット
ボルト23により機枠aに固定していくことで、セラミ
ック刃3を、第5図にあるよう刃物保持金2と押え板6
とにより挟み込むように保持せしめる手段が試みられて
いる。しかし、そのようにしても、依然としてセラミッ
ク刃3の破損は生じてくる。
本考案は、従来手段に生じているこれら問題を解消せし
めるためになされたものであって、セラミックで形成し
たセラミック刃を、作業中に受ける衝激によって生ずる
破損がないように刃物保持金に組付け得るようにする新
たな手段を提供することを目的とする。
めるためになされたものであって、セラミックで形成し
たセラミック刃を、作業中に受ける衝激によって生ずる
破損がないように刃物保持金に組付け得るようにする新
たな手段を提供することを目的とする。
しかして本考案は、上述の目的のために種々の研究と実
験を重ねて得られた知見に基づいて完成したものであ
る。即ち、刃物保持金2に取付けたセラミック刃3に生
じてくる破損は、そのセラミック刃3を刃物保持金2に
取付ける組付ボルト4と重要な関係があり、セラミック
刃3の破損の多くがこの組付ボルト4に接する部位に生
じてくることから、切断作用の際にセラミック刃3にか
かる荷重が、この組付ボルト4に支えられる部位に集中
してくることによるものであることが判ってきた。そし
て、このことから、セラミック刃3の刃物保持金2に対
する組付けを、第6図に示している如く、刃物保持金2
の上端の回転刃51と対向する側に、セラミック刃3の
刃身30を嵌合さす嵌合凹部20を設けて、ここにセラ
ミック刃3の刃身30を嵌合し、切断作用時に、セラミ
ック刃3の刃身3030にかかる第6図において矢印X
方向とY方向の2つの荷重の両方が、刃物保持金2に形
設した嵌合凹部20の前壁20aと底壁20bとにより
支承される状態としておいて、これを組付ボルト4によ
り刃物保持金2に組付けるとともに、セラミック刃3の
刃身30と嵌合凹部20の前壁20aおよび底壁20b
との接触面に、シリコン系の合成樹脂材などの充填材を
充填して、接触面における荷重が均等になるようにした
ところ、セラミック刃3の刃身30に生じてくる破損が
効果的に防止されるようになる結果を得たことに基づく
ものである。
験を重ねて得られた知見に基づいて完成したものであ
る。即ち、刃物保持金2に取付けたセラミック刃3に生
じてくる破損は、そのセラミック刃3を刃物保持金2に
取付ける組付ボルト4と重要な関係があり、セラミック
刃3の破損の多くがこの組付ボルト4に接する部位に生
じてくることから、切断作用の際にセラミック刃3にか
かる荷重が、この組付ボルト4に支えられる部位に集中
してくることによるものであることが判ってきた。そし
て、このことから、セラミック刃3の刃物保持金2に対
する組付けを、第6図に示している如く、刃物保持金2
の上端の回転刃51と対向する側に、セラミック刃3の
刃身30を嵌合さす嵌合凹部20を設けて、ここにセラ
ミック刃3の刃身30を嵌合し、切断作用時に、セラミ
ック刃3の刃身3030にかかる第6図において矢印X
方向とY方向の2つの荷重の両方が、刃物保持金2に形
設した嵌合凹部20の前壁20aと底壁20bとにより
支承される状態としておいて、これを組付ボルト4によ
り刃物保持金2に組付けるとともに、セラミック刃3の
刃身30と嵌合凹部20の前壁20aおよび底壁20b
との接触面に、シリコン系の合成樹脂材などの充填材を
充填して、接触面における荷重が均等になるようにした
ところ、セラミック刃3の刃身30に生じてくる破損が
効果的に防止されるようになる結果を得たことに基づく
ものである。
そして、このことから本考案においては、前述の目的を
達成するための手段として、金属材により帯板状に形成
してカッターの機枠にセットする刃物保持金の上端側で
切截室と対面する側に、切欠状の嵌合凹部を形設し、そ
の嵌合凹部にそれの断面形状に対応する断面形状とした
セラミック刃の刃身を、嵌合凹部との接触面に充填材を
介装してその嵌合凹部に嵌合し、組付ボルトにより一体
的に組付けてなるカッターにおけるセラミック刃の取付
装置を提起するものである。
達成するための手段として、金属材により帯板状に形成
してカッターの機枠にセットする刃物保持金の上端側で
切截室と対面する側に、切欠状の嵌合凹部を形設し、そ
の嵌合凹部にそれの断面形状に対応する断面形状とした
セラミック刃の刃身を、嵌合凹部との接触面に充填材を
介装してその嵌合凹部に嵌合し、組付ボルトにより一体
的に組付けてなるカッターにおけるセラミック刃の取付
装置を提起するものである。
次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は同
効の構成部材については従前手段のものと同一の符号を
用いるものとする。
効の構成部材については従前手段のものと同一の符号を
用いるものとする。
第6図は本考案によるカッターにおけるセラミック刃の
取付装置の要部の縦断した側面図で、同図において、a
はカッターAの機枠の一部で切截室1の入口10を構成
している部分、11は送込ロール、2は刃物保持金、2
3はセットボルト、3はセラミック刃、4は組付ボル
ト、51は回転刃を示す。
取付装置の要部の縦断した側面図で、同図において、a
はカッターAの機枠の一部で切截室1の入口10を構成
している部分、11は送込ロール、2は刃物保持金、2
3はセットボルト、3はセラミック刃、4は組付ボル
ト、51は回転刃を示す。
刃物保持金2は、第7図に示す如く、金属材により通常
のカッターAの固定刃の刃身に対応する帯板状に形成し
てあり、それの左右の両端部には、カッターAの機枠a
に切截室1の入口10の口縁部を横切る状態としてセッ
トボルト23により止着するためのセットボルト挿通用
のセット穴22・22が形設してあり、また、上端部の
切截室1に対面する前面側には、セラミック刃3の刃身
30を嵌合さす嵌合凹部20が切欠状に形設してある。
そして、その嵌合凹部20はそれの切截室1に対面する
前壁20aおよび階段状の底壁20bが、平らな面に切
削仕上げ加工がなされている。また、この嵌合凹部20
は、第7図および第8図にあるよう、刃物保持金2の上
縁側の前面を左右に横切るように形成する場合と、刃物
保持金2の左右の両端部を残して切截室1の入口10の
左右の巾に対応する中央部位にだけ形設する場合があ
る。
のカッターAの固定刃の刃身に対応する帯板状に形成し
てあり、それの左右の両端部には、カッターAの機枠a
に切截室1の入口10の口縁部を横切る状態としてセッ
トボルト23により止着するためのセットボルト挿通用
のセット穴22・22が形設してあり、また、上端部の
切截室1に対面する前面側には、セラミック刃3の刃身
30を嵌合さす嵌合凹部20が切欠状に形設してある。
そして、その嵌合凹部20はそれの切截室1に対面する
前壁20aおよび階段状の底壁20bが、平らな面に切
削仕上げ加工がなされている。また、この嵌合凹部20
は、第7図および第8図にあるよう、刃物保持金2の上
縁側の前面を左右に横切るように形成する場合と、刃物
保持金2の左右の両端部を残して切截室1の入口10の
左右の巾に対応する中央部位にだけ形設する場合があ
る。
また、該刃物保持金2の嵌合凹部20を形成した上端部
には、その嵌合凹部20に嵌め込んだセラミック刃3を
止着する組付ボルト4を螺合さすねじ穴24…が、嵌合
凹部20の前壁20aを形成する部位の上下の中央部
に、前後に透通するように形成してある。このねじ穴2
4…は、第8図にあるよう、該刃物保持金2の左右の中
間部位と左右の両端部位との三個所の部位に形設する
が、それぞれの部位に左右に一対に並列するように形設
してある。
には、その嵌合凹部20に嵌め込んだセラミック刃3を
止着する組付ボルト4を螺合さすねじ穴24…が、嵌合
凹部20の前壁20aを形成する部位の上下の中央部
に、前後に透通するように形成してある。このねじ穴2
4…は、第8図にあるよう、該刃物保持金2の左右の中
間部位と左右の両端部位との三個所の部位に形設する
が、それぞれの部位に左右に一対に並列するように形設
してある。
セラミック刃3は、刃身30全体をセラミックにより形
成してあること通常のセラミック刃と同様であるが、前
述の刃物保持金2の上端側の前面に形設した嵌合凹部2
0に嵌合するよう、その嵌合凹部20の断面形状に対応
する断面形状で刃物保持金2の左右の巾に略対応する長
さの平たい角柱状に形成してあり、側面視における四つ
の角部がそれぞれ切断刃として使用できるようにしてあ
る。
成してあること通常のセラミック刃と同様であるが、前
述の刃物保持金2の上端側の前面に形設した嵌合凹部2
0に嵌合するよう、その嵌合凹部20の断面形状に対応
する断面形状で刃物保持金2の左右の巾に略対応する長
さの平たい角柱状に形成してあり、側面視における四つ
の角部がそれぞれ切断刃として使用できるようにしてあ
る。
そして、該セラミック刃3の刃身30には、それを刃物
保持金2の嵌合凹部20に嵌め込んだときにねじ穴24
と対応する個所に組付ボルト4を挿通するボルト穴31
…を形設するが、そのボルト穴引…は、セラミック刃3
の刃身30の表裏の両面30a・30bのうちの表面3
0aを嵌合凹部20の前壁20aに接合させたときに、
左右に一対づつに並列しているねじ穴24…のうちの各
右側のねじ穴24…に重合するボルト穴31…にあって
は、第10図に示している如く、組付ボルト4の頭部を
嵌入さす座ぐり穴310が裏面30bに位置するように
形設し、また、前記状態において、左右に一対のねじ穴
24…のうちの各左側のねじ穴24…に重合するボルト
穴31…にあっては、第11図に示している如く、組付
ボルト4の頭部を嵌入さす座ぐり穴310が表面30a
に位置するように形設してあって、これにより、セラミ
ック刃3の切断刃とする角部を変えるよう該セラミック
刃3の刃身30を裏返しにしたときにも、組付ボルト4
を座ぐり穴310が外面に出てきたボルト穴31…を選
択してそれに組付ボルト4を挿通し、ねじ穴24に螺合
していくことで、組付ボルト4の頭部をセラミック刃3
の外面から突出させない状態として組付け得るようにし
てある。
保持金2の嵌合凹部20に嵌め込んだときにねじ穴24
と対応する個所に組付ボルト4を挿通するボルト穴31
…を形設するが、そのボルト穴引…は、セラミック刃3
の刃身30の表裏の両面30a・30bのうちの表面3
0aを嵌合凹部20の前壁20aに接合させたときに、
左右に一対づつに並列しているねじ穴24…のうちの各
右側のねじ穴24…に重合するボルト穴31…にあって
は、第10図に示している如く、組付ボルト4の頭部を
嵌入さす座ぐり穴310が裏面30bに位置するように
形設し、また、前記状態において、左右に一対のねじ穴
24…のうちの各左側のねじ穴24…に重合するボルト
穴31…にあっては、第11図に示している如く、組付
ボルト4の頭部を嵌入さす座ぐり穴310が表面30a
に位置するように形設してあって、これにより、セラミ
ック刃3の切断刃とする角部を変えるよう該セラミック
刃3の刃身30を裏返しにしたときにも、組付ボルト4
を座ぐり穴310が外面に出てきたボルト穴31…を選
択してそれに組付ボルト4を挿通し、ねじ穴24に螺合
していくことで、組付ボルト4の頭部をセラミック刃3
の外面から突出させない状態として組付け得るようにし
てある。
しかして、セラミック刃3を刃物保持金2の嵌合凹部2
0に嵌め込んで、第9図及び第10図の如く、組付ボル
ト4により刃物保持金2に一体的に組付ける際、そのセ
ラミック刃3と刃物保持金2との接触面となる嵌合凹部
20の前壁20aと底壁20b及びセラミック刃3の下
面と裏面側とには、第12図に示している如くシリコン
系の合成樹脂材等の充填材bを厚く塗布しておき、その
状態においてセラミック刃3を組付ボルト4の螺合によ
り組付けて、接合面が充填材bを介して密着した状態と
する。これは、第13図の如く、セラミック刃3と刃物
保持金2との間の接合面に生じてくる空隙wを充填材b
で第14図の如く埋め、切断作用時に、第13図で太線
の矢印の如くセラミック刃3の刃身30にかかる荷重が
空隙wを押し潰すようになることで、その刃身30の空
隙wに対応する部位に、第13図にて細線の矢印の如く
働く引張り方向の力を消去せしめるためである。
0に嵌め込んで、第9図及び第10図の如く、組付ボル
ト4により刃物保持金2に一体的に組付ける際、そのセ
ラミック刃3と刃物保持金2との接触面となる嵌合凹部
20の前壁20aと底壁20b及びセラミック刃3の下
面と裏面側とには、第12図に示している如くシリコン
系の合成樹脂材等の充填材bを厚く塗布しておき、その
状態においてセラミック刃3を組付ボルト4の螺合によ
り組付けて、接合面が充填材bを介して密着した状態と
する。これは、第13図の如く、セラミック刃3と刃物
保持金2との間の接合面に生じてくる空隙wを充填材b
で第14図の如く埋め、切断作用時に、第13図で太線
の矢印の如くセラミック刃3の刃身30にかかる荷重が
空隙wを押し潰すようになることで、その刃身30の空
隙wに対応する部位に、第13図にて細線の矢印の如く
働く引張り方向の力を消去せしめるためである。
なお、図示する実施例において、6は送込ロール11と
刃物保持金2の裏面側との間に配設した押え板である。
刃物保持金2の裏面側との間に配設した押え板である。
このように構成せる実施例装置は次のように作用する。
第10図及び第11図に示す如くセラミック刃3を組付
ボルト4により一体的に組付けた刃物保持金2を、それ
の左右の両端部に形成してあるセット穴22・22にセ
ットボルト23・23を挿通して、そのセットボルト2
3・23によりカッターAの機枠aに組付けセットすれ
ば、第6図の状態となる。
ボルト4により一体的に組付けた刃物保持金2を、それ
の左右の両端部に形成してあるセット穴22・22にセ
ットボルト23・23を挿通して、そのセットボルト2
3・23によりカッターAの機枠aに組付けセットすれ
ば、第6図の状態となる。
この状態において、カッターAの主軸となっている回転
刃51の回転軸5を駆動して、回転刃51を回転さすと
ともに送込ロール11…を駆動して被切截材料を供給樋
から供給すれば、その被切截材料は回転刃51と固定刃
たるセラミック刃3とにより切断されていくようにな
る。
刃51の回転軸5を駆動して、回転刃51を回転さすと
ともに送込ロール11…を駆動して被切截材料を供給樋
から供給すれば、その被切截材料は回転刃51と固定刃
たるセラミック刃3とにより切断されていくようにな
る。
このとき、セラミック刃3の刃身30は、第6図で矢印
に示している如く、回転刃51により下方に押し付けら
れるX方向の荷重と切截室1側から入口10の外方に向
けて押し返されるように働くY方向の荷重との両方の荷
重を受けるが、このX・Yの両方向の荷重が刃物保持金
2の嵌合凹部20の前壁20aと底壁20bとにより支
えられるようになり、セラミック刃3の刃身30を刃物
保持金2に組付けた組付ボルト4に対しては大きな荷重
がかからないようになる。
に示している如く、回転刃51により下方に押し付けら
れるX方向の荷重と切截室1側から入口10の外方に向
けて押し返されるように働くY方向の荷重との両方の荷
重を受けるが、このX・Yの両方向の荷重が刃物保持金
2の嵌合凹部20の前壁20aと底壁20bとにより支
えられるようになり、セラミック刃3の刃身30を刃物
保持金2に組付けた組付ボルト4に対しては大きな荷重
がかからないようになる。
また、セラミック刃3の刃身30と刃物保持金2との接
触面に生ずる僅かの空隙wは充填材bで埋められている
ことで、この空隙wにより刃身30を左右方向に引張る
ように働く力も消去されるようになって、切断時の衝激
により生ずるセラミック刃3の破損を効果的に防止する
ようになる。なお、本考案によるセラミック刃の取付手
段は、固定刃について説明したが、固定刃だけでなく回
転刃51の側にもそのまま適用し得るものである。
触面に生ずる僅かの空隙wは充填材bで埋められている
ことで、この空隙wにより刃身30を左右方向に引張る
ように働く力も消去されるようになって、切断時の衝激
により生ずるセラミック刃3の破損を効果的に防止する
ようになる。なお、本考案によるセラミック刃の取付手
段は、固定刃について説明したが、固定刃だけでなく回
転刃51の側にもそのまま適用し得るものである。
以上説明したように、本考案によるカッターにおけるセ
ラミック刃の取付装置は、金属材により帯板状に形成し
てカッターAの機枠aにセットする刃物保持金2の上端
側で切截室1と対面する側に、切欠状の嵌合凹部20を
形設し、その嵌合凹部20にそれの断面形状に対応する
断面形状としたセラミック刃3の刃身30を、嵌合凹部
20との接触面に充填材bを介装してその嵌合凹部20
に嵌合し、組付ボルト4により一体的に組付けて構成し
ているのだから、従来の破損の原因となっていた、刃物
保持金2にセラミック刃3を組付け止着する組付ボルト
4に荷重が集中することおよび刃物保持金2とセラミッ
ク刃3との接触面に形成される僅かな空隙が、それぞれ
消去されることで、セラミックで形成したセラミック刃
を、作業中に受ける衝激によって生ずる破損がないよう
に刃物保持金に組付け得るようになる。
ラミック刃の取付装置は、金属材により帯板状に形成し
てカッターAの機枠aにセットする刃物保持金2の上端
側で切截室1と対面する側に、切欠状の嵌合凹部20を
形設し、その嵌合凹部20にそれの断面形状に対応する
断面形状としたセラミック刃3の刃身30を、嵌合凹部
20との接触面に充填材bを介装してその嵌合凹部20
に嵌合し、組付ボルト4により一体的に組付けて構成し
ているのだから、従来の破損の原因となっていた、刃物
保持金2にセラミック刃3を組付け止着する組付ボルト
4に荷重が集中することおよび刃物保持金2とセラミッ
ク刃3との接触面に形成される僅かな空隙が、それぞれ
消去されることで、セラミックで形成したセラミック刃
を、作業中に受ける衝激によって生ずる破損がないよう
に刃物保持金に組付け得るようになる。
第1図はカッターの全体の概要縦断側面図、第2図は同
上の要部の縦断側面図、第3図は刃物保持金とセラミッ
ク刃との組付け手段の説明図、第4図は同上の正面図、
第5図は同上の作用の説明図、第6図は本考案によるカ
ッターにおけるセラミック刃の取付装置の要部の縦断側
面図、第7図は同上の刃物保持金の正面図、第8図は同
上刃物保持金の縦断側面図、第9図は同上刃物保持金の
セラミック刃を組付けた状態の縦断側面図、第10図は
第9図のAーA線の拡大縦断側面図、第11図は第10
図のB−B線の拡大縦断側面図、第12図は刃物保持金
に対するセラミック刃の組付け工程の説明図、第13図
および第14図は要部の拡大縦断正面図である。 図面符号の説明 A…カッター、a…機枠 b…充填材、w…空隙 1…切截室、10…入口 11・12…送込ロール 2…刃物保持金、20…嵌合凹部 20a…前壁、20b…底壁 21…切欠部、22…セット穴 23…セットボルト、24…ねじ穴 3…セラミック刃、30…刃身 30a…表面、30b…裏面 31…ボルト穴、310…座ぐり穴 4…組付ボルト、40…締付ナット 5…回転軸、50…刃物取付金 51…回転刃、6…押え板
上の要部の縦断側面図、第3図は刃物保持金とセラミッ
ク刃との組付け手段の説明図、第4図は同上の正面図、
第5図は同上の作用の説明図、第6図は本考案によるカ
ッターにおけるセラミック刃の取付装置の要部の縦断側
面図、第7図は同上の刃物保持金の正面図、第8図は同
上刃物保持金の縦断側面図、第9図は同上刃物保持金の
セラミック刃を組付けた状態の縦断側面図、第10図は
第9図のAーA線の拡大縦断側面図、第11図は第10
図のB−B線の拡大縦断側面図、第12図は刃物保持金
に対するセラミック刃の組付け工程の説明図、第13図
および第14図は要部の拡大縦断正面図である。 図面符号の説明 A…カッター、a…機枠 b…充填材、w…空隙 1…切截室、10…入口 11・12…送込ロール 2…刃物保持金、20…嵌合凹部 20a…前壁、20b…底壁 21…切欠部、22…セット穴 23…セットボルト、24…ねじ穴 3…セラミック刃、30…刃身 30a…表面、30b…裏面 31…ボルト穴、310…座ぐり穴 4…組付ボルト、40…締付ナット 5…回転軸、50…刃物取付金 51…回転刃、6…押え板
Claims (1)
- 【請求項1】金属材により帯板状に形成してカッターA
の機枠aにセットする刃物保持金2の上端側で切截室1
と対面する側に、切欠状の嵌合凹部20を形設し、その
嵌合凹部20にそれの断面形状に対応する断面形状とし
たセラミック刃3の刃身30を、嵌合凹部20との接触
面に充填材bを介装してその嵌合凹部20に嵌合し、組
付ボルト4により一体的に組付けてなるカッターにおけ
るセラミック刃の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1620489U JPH062528Y2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | カッターにおけるセラミック刃の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1620489U JPH062528Y2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | カッターにおけるセラミック刃の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107945U JPH02107945U (ja) | 1990-08-28 |
JPH062528Y2 true JPH062528Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31228928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1620489U Expired - Lifetime JPH062528Y2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | カッターにおけるセラミック刃の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062528Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-14 JP JP1620489U patent/JPH062528Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02107945U (ja) | 1990-08-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE19549087A1 (de) | Hackschnitzelmaschine mit austauschbaren Messern und Verschleißplatte | |
JPH062528Y2 (ja) | カッターにおけるセラミック刃の取付装置 | |
CA1054511A (en) | Roll fed rotary web device with improved perforator | |
KR20040107281A (ko) | 부시 절삭용 지지장치 | |
CN212641147U (zh) | 一种联装刀及设置有该联装刀的铣刨装置 | |
JPH0629012Y2 (ja) | カツターにおける切断刃部の取付装置 | |
JPH0516919Y2 (ja) | ||
JPH1056967A (ja) | 茶破砕機 | |
US20030013399A1 (en) | Grinding unit for grinding machines and mounting method for the same | |
US3523475A (en) | Nibbling tool with recessed punch | |
JPS6245788Y2 (ja) | ||
EP1259362B1 (en) | Disk chipper and method for fastening a bedknife to a disk chipper | |
JPS5933474Y2 (ja) | 固定ジヨ−プレ−トの取付構造 | |
JPH08323744A (ja) | ペレタイザーの替え刃用回転切断ロール | |
JP4010163B2 (ja) | 破砕機用刃物 | |
EP0075692B1 (de) | Einstellbare Halterung für den Scherstab von Häckselmaschinen | |
JPS6234591Y2 (ja) | ||
JPH0228011Y2 (ja) | ||
JP2559344Y2 (ja) | 農用カッターの切截機構における刃物組付装置 | |
JPH087983Y2 (ja) | スポット溶接機用チップドレッサ | |
JP2550131Y2 (ja) | 農用カッターにおける固定刃取付装置 | |
JPH0340559Y2 (ja) | ||
DE2360297A1 (de) | Messerschnellwechsel fuer messerringzerspaner | |
KR19990000923U (ko) | 열간압연기의 피드롤 장착장치 | |
JPH0427500Y2 (ja) |