JPH06252317A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06252317A
JPH06252317A JP6104193A JP6104193A JPH06252317A JP H06252317 A JPH06252317 A JP H06252317A JP 6104193 A JP6104193 A JP 6104193A JP 6104193 A JP6104193 A JP 6104193A JP H06252317 A JPH06252317 A JP H06252317A
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JP
Japan
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groove
package
resin
trench
radiator
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JP6104193A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Sato
幸弘 佐藤
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の基板実装時における加熱リフロ
ー時等に樹脂封止パッケージにクラックが発生するのを
防止する。 【構成】 放熱体10のペレット搭載部13の上面にペ
レット16を囲むように矩形溝30を形成し、さらにそ
の外側に溝31を形成する。矩形溝30とその外側溝3
1において放熱体10のヘッダ部11側の直線溝は非連
続に形成し、非溝部32、33が複数個所設けられてい
る。 【効果】 半導体装置の基板実装時における加熱リフロ
ー時等に樹脂封止パッケージ18が加熱されて、パッケ
ージと放熱体との界面に吸湿されている水分が膨張して
も、その水蒸気は放熱体の非溝部32、33とパッケー
ジ18との界面を通って外部に排出されるため、パッケ
ージにクラックが発生するのが防止される。そして、矩
形溝30とその外側溝31とで放熱体とパッケージとの
間における密着性および耐湿性は確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置、特に半導体
ペレットが放熱体にボンディングされ、かつ、樹脂封止
されており、放熱体の一部である機器取付用のヘッダ部
がパッケージの側面から突出している構造のものに関
し、例えばフィン付きシングル・インライン・プラスチ
ック・パッケージを備えているパワーIC(以下、パワ
ーICという。)に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーICとして、良好な放熱性を確保
するためにペレットが放熱体にボンディングされてお
り、このペレットに電気的に接続されているリードが放
熱体に若干の間隙をもって対向するように配置されてお
り、前記ペレットおよびリードの一部が樹脂封止されて
いるものがある。
【0003】なお、パワーICを述べてある例として
は、特開昭57−155755号公報や、日経BP社刊
行「日経マイクロデバイス 1989年9月号」P91
〜99がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のパワーICにお
いて、放熱体のペレット搭載部の上面に、リークパスを
長くして耐湿性を向上させる溝が、ペレットを取り囲む
ように環状に刻設されているものがある。
【0005】しかしながら、上記環状の溝が周方向にお
いて完全に連続していると、パワーICの基板実装時に
おいて、加熱リフロー装置に通した際に、樹脂封止パッ
ケージと放熱体との界面に吸湿されていた水分が急激な
加熱により膨張して、樹脂封止パッケージにクラックが
発生することがある。
【0006】本発明の目的は、放熱体と樹脂封止パッケ
ージとの間における密着性および耐湿性を確保しつつ、
半導体装置の基板実装における加熱リフロー時等に樹脂
封止パッケージにクラックが発生するのを防止すること
にある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0009】すなわち、電子回路を作り込まれている半
導体ペレットと、半導体ペレットがボンディングされて
いる放熱体と、半導体ペレットに電気的に接続されてい
るリードと、前記放熱体にボンディングされた半導体ペ
レットおよびリードの一部を樹脂封止するパッケージと
を備えており、前記放熱体の一部である機器取付用のヘ
ッダ部が前記パッケージ側面から突出している半導体装
置において、前記放熱体の樹脂封止領域における半導体
ペレットの周辺部に溝が形成されており、この溝が非連
続に形成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】前記した手段によれば、半導体装置の基板実装
における加熱リフロー時等に、樹脂封止パッケージと放
熱体との界面(特に、半導体ペレットの周辺)に吸湿さ
れていた水分が加熱によって膨張しても、その水蒸気は
放熱体における非溝部と樹脂封止パッケージとの界面を
通って外部に排出されるため、樹脂封止パッケージにク
ラックが発生するのを防止することができる。そして、
放熱体に形成されている溝によって樹脂封止パッケージ
と放熱体との間における密着性および耐湿性は確保され
る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるパワーICに
おける樹脂封止パッケージ成形後を示す平面図、図2
(a)、(b)は放熱体を示す平面図およびそのb−b
線に沿う断面図、図3は樹脂成形工程を示す正面断面
図、図4はパワーICを示す斜視図である。
【0012】本実施例において、本発明に係る半導体装
置は、パワーICとして構成されている。このパワーI
Cは高出力の集積回路が作り込まれている半導体ペレッ
ト(以下、ペレットという。)16と、ペレットがボン
ディングされている放熱体10と、ペレットに電気的に
接続されているリードと、樹脂封止パッケージ18とを
備えており、放熱体10の一部であるヘッダ部11が樹
脂封止パッケージ18の側面から露出されている。そし
て、この放熱体10の樹脂封止パッケージ18内におけ
るペレット搭載部の周辺に溝30が非連続に形成されて
いる。
【0013】そして、このパワーICは次のような製造
方法によって製造されている。以下、パワーICの製造
方法を説明することにより、前記パワーICの構成の詳
細を説明する。
【0014】本実施例において、樹脂封止パッケージを
備えているパワーICの製造方法には図1に示されてい
る多連リードフレームが使用される。この多連リードフ
レーム1は略同一パターンに形成された単位リードフレ
ーム6が複数個、一方向に繰り返すように隣り合わせに
並べられて連設されている。但し、以下の説明並びに図
面においては、繰り返しが理解される単位のみが示され
ている。これは他の構成についても同様である。
【0015】単位リードフレーム6は導電材料を用いて
プレス加工により略長方形の板形状に一体成形されてお
り、一長辺の一部が切り欠かれた略長方形枠形状の外枠
2と、外枠2の切欠部において先端部が後記するペレッ
トを取り囲むように配設されている複数本のインナリー
ド3と、各インナリード3に一体的にそれぞれ連接され
ているとともに、外枠2の一辺に保持されている複数本
のアウタリード4と、隣り合うアウタリード4、4間に
架橋されているとともに、外枠2に保持されているダム
5とを備えている。外枠2の切欠部における両脇には放
熱体連結部7がインナリード3の方向にそれぞれ突出し
ており、これらの連結部7には小孔8が先端部に配され
て肉厚方向に貫通するようにそれぞれ開設されている。
【0016】パワーICに使用される際、前記構成にか
かる単位リードフレーム6には放熱性を確保するための
放熱体10が組み付けられる。放熱体10は図2に示さ
れているように構成されている。
【0017】放熱体10は銅等のような熱伝導性の良好
な導電材料が用いられてプレス加工により一体成形され
ており、ヘッダ部11と搭載部13とから構成されてい
る。ヘッダ部11は略長方形の板形状に形成されてお
り、その両端部には取付孔12がこのパワーICを電気
機器等に実装する際にねじ部材等を挿通し得るようにそ
れぞれ開設されている。
【0018】搭載部13は略台形の板形状に形成されて
おり、その一端面(以下、上面とする。)にはペレット
16が略中央部に配されて、銀ペーストによる接着等の
ような適当な手段によりボンディングされている。搭載
部13における台形の長辺の両脇にはリードフレーム連
結部14がその上面から若干隆起するように、かつ、外
向きにそれぞれ突設されており、両連結部14には突起
15が上向きにそれぞれ突設されている。
【0019】搭載部13の上面にはリークパスを長く
し、かつ、密着性を向上させる2条の溝30および31
が内外に配されて形成されている。内側の溝30はペレ
ット16を取り囲むように矩形の略環状に刻設されてお
り、この内側溝30のヘッダ部11側に位置している直
線溝30aは非連続に形成されており、非溝部32が複
数個所に設けられている。
【0020】外側の溝31は上記矩形溝30の外側に刻
設されており、内側の矩形溝30における非連続直線溝
30aに平行に配置されている直線溝31aと、その両
端からハ字形状に形成され搭載部13の端縁まで延びて
いる一対の直線溝31bとで構成されている。この外側
の溝31において、上記矩形溝30の非連続直線溝30
aに平行に形成されている直線溝31aも非連続に形成
されており、非溝部33が複数個所に設けられている。
そして、内側溝30とその外側溝31において非連続直
線溝30a、31a部における非溝部32、33は互い
に対向する位置に配置されている。
【0021】上記内外の溝30、31の断面形状は図2
(b)に示されているように、V字形状にそれぞれ形成
されているが、U字形状やW字形状等、他の形状でもよ
い。
【0022】放熱体10の矩形溝30で囲まれた領域
と、その領域から矩形溝30の非溝部32および外側溝
31の非溝部33を通って垂直に樹脂封止領域を越えた
位置まで延びている直線状の領域とに、Ag等の金属め
っき34が被着されている。
【0023】そして、リードフレーム連結部14の突起
15は前記単位リードフレーム6における放熱体連結部
7の小孔8にそれぞれ嵌入される。これにより、放熱体
10と単位リードフレーム6とは規定する間隙を置いて
対向するように重ね合わされて、組み付けられる。
【0024】この組付状態において、インナリード3群
の先端部はペレット16の四辺を取り囲むように配設さ
れることになり、これらインナリード3の先端部とペレ
ット16の各電極パッド(図示せず)との間にはボンデ
ィングワイヤ17がそれぞれ橋絡される。これにより、
ペレット16に作り込まれた集積回路は各パッド、ワイ
ヤ17およびインナリード3を通じてアウタリード4に
電気的に引き出されることになる。
【0025】前述のように、ワイヤボンディング工程を
経た多連リードフレーム1および放熱体10の組立体
は、図3に示されているように、トランスファ成形装置
20により樹脂封止パッケージ18を成形される。
【0026】この成形装置20は型締め装置(図示せ
ず)等により互いに型合わせされる上型21と下型22
とを備えており、上型21と下型22との合わせ面に
は、互いに協働してキャビティー23を形成する一対の
凹所23a、23bが複数組、一方向に整列されてそれ
ぞれ没設されている。
【0027】上型21の合わせ面にはサブランナ25が
複数本(但し、図面では1本のみが示されている。)、
隣り合うキャビティー凹所23aと23aとの間におい
てキャビティーの整列方向と直角方向に延びるように配
されて没設されており、このサブランナ25の一端は成
形材料圧送源としてのポット(図示せず)に連通された
メインランナに流体的に接続されている。
【0028】サブランナ25の他端部にはゲート26が
一対、左右両向きに配されて、隣り合うキャビティー2
3、23内に連通するようにそれぞれ開設されており、
ゲート26はサブランナ25に送給されて来る成形材料
をキャビティー23に注入し得るように構成されてい
る。
【0029】パッケージ18が樹脂成形される際、多連
リードフレーム1と放熱体10との組立体は下型22上
に、各ペレット16が各キャビティー凹所23b内の略
中央部にそれぞれ位置するようにセットされる。
【0030】続いて、上型21と下型22とが型締めさ
れた後、成形材料としての樹脂がメインランナ、サブラ
ンナ25を通じて各ゲート26から各キャビティー23
にそれぞれ注入され、各キャビティー23によりパッケ
ージ18がそれぞれ樹脂成形される。
【0031】パッケージ18の樹脂成形後、上型21と
下型22とが互いに離反されて開かれ、成形製品が成成
装置20から取り外される。
【0032】このようにして、ペレット16、インナリ
ード3、ボンディングワイヤ17および放熱体10の搭
載部13は樹脂を用いて成形されたパッケージ18によ
り樹脂封止される。この状態において、アウタリード4
群はパッケージ18の一側面から1列に整列された状態
で突出されており、これにより、ペレット16の集積回
路はボンディングワイヤ17、インナリード3およびア
ウタリード4を通じてパッケージ18の外部に引き出さ
れる。
【0033】放熱体10はそのヘッダ部11がアウタリ
ード4群とは反対側の側面においてパッケージ18から
突出されているとともに、搭載部13の裏面がパッケー
ジ18の裏面において露出されている。
【0034】その後、リード切断工程等を経て、図4に
示されているように、樹脂封止パッケージを備えている
パワーIC35が製造される。
【0035】このパワーIC35はそのアウタリード4
群が基板に形成されているスルーホールやランド部に、
はんだリフローによってはんだ付けされて実装される。
このはんだ付け作業時に、樹脂封止パッケージ18が加
熱されるため、放熱体10における矩形溝30およびそ
の外側溝31とで囲まれている領域と樹脂封止パッケー
ジ18との界面に吸湿されていた水分が膨張する。この
水分の膨張力が樹脂封止パッケージ18の内部に籠もる
と、樹脂封止パッケージ18にクラックが発生する。
【0036】しかし、本実施例においては、その水蒸気
は矩形溝30とその外側溝31とに形成されている非溝
部32、33と樹脂封止パッケージ18との界面を通っ
て外部に排出されるため、樹脂封止パッケージ18にク
ラックが発生するのが防止される。
【0037】さらに、本実施例においては、放熱体10
における上記水分の排出領域にはAg等の金属めっき3
4が被着されていることによって、その部分においては
樹脂封止パッケージ18との密着性が低減するため、上
記膨張した水分の排出がより効果的に行われる。
【0038】一方、矩形溝30とその外側溝31とによ
って、放熱体10と樹脂封止パッケージ18との間にお
ける密着性および耐湿性は確保される。
【0039】前記実施例によれば次の効果が得られる。 放熱体10にペレット16を取り囲む矩形溝30と
その外側に溝31を刻設し、それらの溝30、31の一
部を非連続として非溝部32、33を設けたことによっ
て、パワーIC35の基板実装時におけるはんだリフロ
ー時等に樹脂封止パッケージ18が加熱されて、放熱体
10における矩形溝30およびその外側溝31とで囲ま
れている領域と樹脂封止パッケージ18との界面に吸湿
されていた水分が膨張しても、その水蒸気は前記非溝部
32、33と樹脂封止パッケージ18との界面を通って
外部に排出されるため、樹脂封止パッケージ18にクラ
ックが発生するのが防止される。
【0040】 放熱体10の矩形溝30で囲まれた領
域と、その領域から矩形溝30の非溝部32および外側
溝31の非溝部33を通って垂直に樹脂封止領域を越え
た位置まで延びている直線状の領域とに、Ag等の金属
めっき34を被着したことによって、金属めっき34が
被着されている部分は樹脂封止パッケージ18との密着
性が低下するため、前記における水分の排出が効果的
になされる。
【0041】 前記非溝部32、33を内外の溝3
0、31における樹脂封止パッケージ18と接触し合っ
ているヘッダ部11側に配置させたことにより、前記
における水分の排出が効果的になされる。
【0042】 前記非溝部32、33を互いに対向す
る位置に設けたことにより、前記における水分の排出
が効果的になされる。
【0043】 前記矩形溝30とその外側溝31とに
よって放熱体10と樹脂封止パッケージ18との間にお
ける密着性および耐湿性を充分に確保することができ
る。
【0044】図5(a)、(b)は本発明の他の実施例
であるパワーICの放熱体をそれぞれ示す各平面図であ
る。
【0045】図5(a)は実施例2を示す。本実施例2
は上記実施例1とは矩形溝とその外側溝における非溝部
の位置を異にしているもので、その他の構成は同じであ
る。本実施例2においては、ヘッダ部11側に位置して
いる互いに平行な非連続直線溝30a、31aにおける
非溝部32、33を、実施例1におけるように互いに対
向する位置に配置させずに、互いにずれた位置になるよ
うに千鳥状に設けたものである。
【0046】上記構成により、実施例1に比べて、外部
から樹脂封止パッケージ18内のペレット16部分に水
分が浸入しにくくなり、耐湿性が向上する。
【0047】図5(b)は実施例3を示す。本実施例3
も上記実施例1とは矩形溝とその外側溝における非溝部
の位置を異にしているもので、その他の構成は同じであ
る。本実施例3においては、矩形溝30に設ける非溝部
32はヘッダ部11側に配置する直線溝と直交する一対
の対向する直線溝部に設け、外側溝31に設ける非溝部
33はハ字形状に形成されている一対の直線溝部に設け
たものである。
【0048】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0049】例えば、上記実施例におけるように、放熱
体の所定個所にAg等の金属めっきを被着するのが望ま
しいが、被着しなくともよい。
【0050】また、金属めっきを施す領域は上記実施例
で示したものに限らないことはいうまでもなく、適宜選
定すればよい。
【0051】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるパワー
IC技術に適用した場合について説明したが、それに限
定されるものではなく、パワートランジスタ等の半導体
装置全般に適用することができる。
【0052】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0053】放熱体の樹脂封止領域における半導体ペレ
ットの周辺部に溝が形成されており、この溝が非連続に
形成されていることにより、半導体装置の基板実装時等
における加熱リフロー時等に、樹脂封止パッケージと放
熱体との界面に吸湿されていた水分が膨張しても、その
水蒸気は放熱体における非溝部と樹脂封止パッケージと
の界面を通って外部に排出されるため、樹脂封止パッケ
ージにクラックが発生するのを防止することができる。
そして、放熱体に形成されている溝によって樹脂封止パ
ッケージと放熱体との間における密着性および耐湿性は
確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパワーICにおける樹
脂封止パッケージ成形後を示す平面図である。
【図2】(a)は放熱体を示す平面図、(b)はb−b
線に沿う拡大断面図である。
【図3】樹脂成形工程を示す正面断面図である。
【図4】パワーICを示す斜視図である。
【図5】(a)は本発明の実施例2であるパワーICに
おける放熱体を示す平面図、(b)は本発明の実施例3
であるパワーICにおける放熱体を示す平面図である。
【符号の説明】
1…多連リードフレーム、2…外枠、3…インナリー
ド、4…アウタリード、5…ダム、7…放熱体連結部、
8…透孔、10…放熱体、11…ヘッダ部、12…取付
孔、13…搭載部、14…リードフレーム連結部、15
…突起、16…ペレット、17…ボンディングワイヤ、
18…樹脂封止パッケージ、20…成形装置、21…上
型、22…下型、23…キャビティー、25…サブラン
ナ、26…ゲート、30…矩形溝、30a、31a…非
連続直線溝、31…外側溝、32、33…非溝部、34
…金属めっき、35…IC。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路を作り込まれている半導体ペレ
    ットと、半導体ペレットがボンディングされている放熱
    体と、半導体ペレットに電気的に接続されているリード
    と、前記放熱体にボンディングされた半導体ペレットお
    よびリードの一部を樹脂封止するパッケージとを備えて
    おり、前記放熱体の一部である機器取付用のヘッダ部が
    前記パッケージ側面から突出している半導体装置におい
    て、 前記放熱体の樹脂封止領域における半導体ペレットの周
    辺部に溝が形成されており、この溝が非連続に形成され
    ていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記溝の非連続部分が前記放熱体のヘッ
    ダ部側に位置していることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記放熱体において溝の内側から樹脂封
    止パッケージの側面位置までにわたって金属めっきが被
    着されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
JP6104193A 1993-02-25 1993-02-25 半導体装置 Pending JPH06252317A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH104170A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Nec Corp リードフレーム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH104170A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Nec Corp リードフレーム

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