JPH06252229A - 回路パターン検査装置 - Google Patents
回路パターン検査装置Info
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- JPH06252229A JPH06252229A JP4085293A JP4085293A JPH06252229A JP H06252229 A JPH06252229 A JP H06252229A JP 4085293 A JP4085293 A JP 4085293A JP 4085293 A JP4085293 A JP 4085293A JP H06252229 A JPH06252229 A JP H06252229A
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- lead
- lead portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触方式の検査方法であっても、そのランド
とプローブとの接触抵抗の影響が及ばないとともに、欠
陥の位置の特定も可能であって、しかも、短時間で信頼
性の高い検査を行なえる回路パターン検査装置を実現す
ること。 【構成】 TABテープ検査装置10は、TABテープ
のランド間に電圧を印加したときに、リード部の赤外線
像を撮像してそれを温度分布情報50aとして出力する
赤外線撮像部50を有し、この温度分布情報50aに基
づいて、判定部60は、リード部のオープン不良および
ショート不良を検出し、それを検査結果60aとして出
力する。
とプローブとの接触抵抗の影響が及ばないとともに、欠
陥の位置の特定も可能であって、しかも、短時間で信頼
性の高い検査を行なえる回路パターン検査装置を実現す
ること。 【構成】 TABテープ検査装置10は、TABテープ
のランド間に電圧を印加したときに、リード部の赤外線
像を撮像してそれを温度分布情報50aとして出力する
赤外線撮像部50を有し、この温度分布情報50aに基
づいて、判定部60は、リード部のオープン不良および
ショート不良を検出し、それを検査結果60aとして出
力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回路パターン検査装置に
関し、とくに、その検査機構に関する。
関し、とくに、その検査機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ICチップの実装化技術として多用され
ているTAB(Tape Automated Bon
ding)方式においては、図2に示すように、ポリイ
ミド製などのキャリヤテープ2に複数のリード部5が所
定の間隔をおいて連続的に形成されたTABテープ1が
用いられる。このようなTABテープ1は、その両側に
形成されているスプロケットホール6によって順次送ら
れて、そのデバイスホール7にICチップが装着された
後に、基板上へのICの実装に供される。ここで、リー
ド部5は、まず、図3(a)に示すように、銅箔に対す
るエッチングによってリード部5同士が連結部3を介し
て接続し合う状態に加工された後に、連結部3に対する
切断工程を経て、図3(b)に示すように、分割された
ものである。このようなTABテープ1を用いての実装
化技術において、ICチップを装着した後にリード部5
の欠陥を検出することは、ICチップも廃棄することに
なるため、TABテープ1のリード部5に対する検査
は、その製造途中において行われる。かかる検査工程と
して、従来は、まず、リード部5同士が連結部3を介し
て接続し合う状態のままで、リード部5の端部にあるラ
ンド8にプローブを接触させて、ランド8間の抵抗値を
測定し、リード部5のオープンの有無を検査した後に、
連結部3を切断、除去し、リード部5が分割された状態
で、ランド8にプローブを接触させて、ランド8間の抵
抗値を再度測定し、リード部5間のショートの有無を検
査する。
ているTAB(Tape Automated Bon
ding)方式においては、図2に示すように、ポリイ
ミド製などのキャリヤテープ2に複数のリード部5が所
定の間隔をおいて連続的に形成されたTABテープ1が
用いられる。このようなTABテープ1は、その両側に
形成されているスプロケットホール6によって順次送ら
れて、そのデバイスホール7にICチップが装着された
後に、基板上へのICの実装に供される。ここで、リー
ド部5は、まず、図3(a)に示すように、銅箔に対す
るエッチングによってリード部5同士が連結部3を介し
て接続し合う状態に加工された後に、連結部3に対する
切断工程を経て、図3(b)に示すように、分割された
ものである。このようなTABテープ1を用いての実装
化技術において、ICチップを装着した後にリード部5
の欠陥を検出することは、ICチップも廃棄することに
なるため、TABテープ1のリード部5に対する検査
は、その製造途中において行われる。かかる検査工程と
して、従来は、まず、リード部5同士が連結部3を介し
て接続し合う状態のままで、リード部5の端部にあるラ
ンド8にプローブを接触させて、ランド8間の抵抗値を
測定し、リード部5のオープンの有無を検査した後に、
連結部3を切断、除去し、リード部5が分割された状態
で、ランド8にプローブを接触させて、ランド8間の抵
抗値を再度測定し、リード部5間のショートの有無を検
査する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、プローブをランド8に接触させて、そのランド
8間の抵抗値を測定する方法では、プローブとランド8
との接触抵抗が変動しやすく、この変動に起因して抵抗
値が変化するので、欠陥を確実に検出できないという問
題点がある。また、測定するのは、あくまでランド8間
の全体の抵抗値であるため、ランド8間のいずれの位置
に欠陥があるかを検出することが不可能であるという問
題点もある。
ように、プローブをランド8に接触させて、そのランド
8間の抵抗値を測定する方法では、プローブとランド8
との接触抵抗が変動しやすく、この変動に起因して抵抗
値が変化するので、欠陥を確実に検出できないという問
題点がある。また、測定するのは、あくまでランド8間
の全体の抵抗値であるため、ランド8間のいずれの位置
に欠陥があるかを検出することが不可能であるという問
題点もある。
【0004】そこで、CCDカメラなどを備えた画像処
理装置を用いて、予め入力されているリード部5の線
幅、位置に関するデータを、実際に加工中のリード部5
から得られたデータと対比して、欠陥の有無およびその
位置を検出する方法が検討されている。この方法によれ
ば、プローブとリード部5との接触抵抗に係る問題点を
解消できるとともに、欠陥位置を検出できる。しかしな
がら、画像処理装置による検査方法では、リード部5か
らの反射光からその形状(輪郭)に係る信号処理を行う
ため、形状を認識するまでに多くの信号処理を必要と
し、しかも、検査可能な分解能を得ようとすると、検査
可能な範囲が極めて狭いため、リード部5を複数の領域
に分割し、その領域毎に検査を行う必要がある。従っ
て、検査に要する時間が長すぎて、製造工程に組み込む
ことができないという新たな問題点がある。さらに、画
像処理装置を用いての検査方法では、リード部5の上面
側からのみ検査を行なうため、上面側から見えない箇所
の欠陥を検出できないという問題点もある。
理装置を用いて、予め入力されているリード部5の線
幅、位置に関するデータを、実際に加工中のリード部5
から得られたデータと対比して、欠陥の有無およびその
位置を検出する方法が検討されている。この方法によれ
ば、プローブとリード部5との接触抵抗に係る問題点を
解消できるとともに、欠陥位置を検出できる。しかしな
がら、画像処理装置による検査方法では、リード部5か
らの反射光からその形状(輪郭)に係る信号処理を行う
ため、形状を認識するまでに多くの信号処理を必要と
し、しかも、検査可能な分解能を得ようとすると、検査
可能な範囲が極めて狭いため、リード部5を複数の領域
に分割し、その領域毎に検査を行う必要がある。従っ
て、検査に要する時間が長すぎて、製造工程に組み込む
ことができないという新たな問題点がある。さらに、画
像処理装置を用いての検査方法では、リード部5の上面
側からのみ検査を行なうため、上面側から見えない箇所
の欠陥を検出できないという問題点もある。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
接触方式の検査方法であっても、そのランドとプローブ
との接触抵抗の影響が及ばないとともに、欠陥の位置の
特定も可能であって、しかも、短時間で信頼性の高い検
査を行なえる回路パターン検査装置を実現することにあ
る。
接触方式の検査方法であっても、そのランドとプローブ
との接触抵抗の影響が及ばないとともに、欠陥の位置の
特定も可能であって、しかも、短時間で信頼性の高い検
査を行なえる回路パターン検査装置を実現することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る回路パターン検査装置においては、回
路パターンを構成する導電部の抵抗値や形状を検出する
のではなく、導電部の通電時における赤外線像から欠陥
の有無を検出することに特徴を有する。すなわち、基体
上に形成された導電部の回路パターンの欠陥の有無を検
査する回路パターン検査装置であって、通電状態にされ
た導電部の赤外線像を撮像してそれを温度分布情報とし
て出力する赤外線撮像手段と、この赤外線撮像手段から
出力された温度分布情報に基づいて回路パターンの欠陥
の有無を判別し、それを検査結果として出力する判定手
段とを設ける。
に、本発明に係る回路パターン検査装置においては、回
路パターンを構成する導電部の抵抗値や形状を検出する
のではなく、導電部の通電時における赤外線像から欠陥
の有無を検出することに特徴を有する。すなわち、基体
上に形成された導電部の回路パターンの欠陥の有無を検
査する回路パターン検査装置であって、通電状態にされ
た導電部の赤外線像を撮像してそれを温度分布情報とし
て出力する赤外線撮像手段と、この赤外線撮像手段から
出力された温度分布情報に基づいて回路パターンの欠陥
の有無を判別し、それを検査結果として出力する判定手
段とを設ける。
【0007】
【作用】本発明に係る回路パターン検査装置において、
赤外線撮像手段は、導電部を通電状態にしたときにそれ
が発熱して発する赤外線像を撮像し、それを温度分布情
報として出力する。ここで、導電部にオープン部分があ
ると、電流が流れないので、良品であれば温度が上昇し
て赤外線を発するべき箇所の温度が上昇せず、赤外線が
発せられない。これに対して、導電部にショート部分が
あると、そこに電流が流れるため、良品であれば温度が
上昇せず赤外線が発しない箇所も、その温度が上昇し、
赤外線を発する。従って、導電部の温度分布の異常は、
そのときの電流経路の異常の有無に対応する。それ故、
判定手段は、赤外線撮像手段から出力された温度分布情
報に基づいて導電部における欠陥の有無を判別して検査
結果として出力することができる。ここで、検査結果に
は、ランドとプローブとの接触抵抗の影響が及ばないと
ともに、欠陥の位置の特定も可能である。しかも、画像
処理のように、信号に多くの処理を施してその輪郭など
を把握する必要がないので、検査に要する時間が短いと
ともに、裏面側や内部の欠陥も検出できる。
赤外線撮像手段は、導電部を通電状態にしたときにそれ
が発熱して発する赤外線像を撮像し、それを温度分布情
報として出力する。ここで、導電部にオープン部分があ
ると、電流が流れないので、良品であれば温度が上昇し
て赤外線を発するべき箇所の温度が上昇せず、赤外線が
発せられない。これに対して、導電部にショート部分が
あると、そこに電流が流れるため、良品であれば温度が
上昇せず赤外線が発しない箇所も、その温度が上昇し、
赤外線を発する。従って、導電部の温度分布の異常は、
そのときの電流経路の異常の有無に対応する。それ故、
判定手段は、赤外線撮像手段から出力された温度分布情
報に基づいて導電部における欠陥の有無を判別して検査
結果として出力することができる。ここで、検査結果に
は、ランドとプローブとの接触抵抗の影響が及ばないと
ともに、欠陥の位置の特定も可能である。しかも、画像
処理のように、信号に多くの処理を施してその輪郭など
を把握する必要がないので、検査に要する時間が短いと
ともに、裏面側や内部の欠陥も検出できる。
【0008】
【実施例】つぎに、添付図面に基づいて、本発明の一実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0009】図1は、本発明の実施例に係るTABテー
プ検査装置(回路パターン検査装置)の全体構成を示す
ブロック図、図2は、本例のTABテープ検査装置に仕
掛けられるTABテープの構成を模式的に示す斜視図、
図3(a)は、その製造工程途中におけるデバイスホー
ル周囲を拡大して示す説明図、図3(b)は製造工程終
了後におけるデバイスホール周囲を拡大して示す説明図
である。
プ検査装置(回路パターン検査装置)の全体構成を示す
ブロック図、図2は、本例のTABテープ検査装置に仕
掛けられるTABテープの構成を模式的に示す斜視図、
図3(a)は、その製造工程途中におけるデバイスホー
ル周囲を拡大して示す説明図、図3(b)は製造工程終
了後におけるデバイスホール周囲を拡大して示す説明図
である。
【0010】これらの図において、本例のTABテープ
検査装置10に仕掛けられるTABテープ1は、ポリイ
ミド製などのキャリヤテープ2(基体)に複数のリード
部5(導電部、回路パターン)が所定の間隔をおいて連
続的に形成されたものであって、そのキャリヤテープ2
の両側にはスプロケットホール6が形成されている。
検査装置10に仕掛けられるTABテープ1は、ポリイ
ミド製などのキャリヤテープ2(基体)に複数のリード
部5(導電部、回路パターン)が所定の間隔をおいて連
続的に形成されたものであって、そのキャリヤテープ2
の両側にはスプロケットホール6が形成されている。
【0011】TABテープ1は、スプロケットホール6
によって位置決めされながら順次送られて、そのデバイ
スホール7にICチップが装着された後に、基板上への
実装に供される。ここで、リード部5は、まず、図3
(a)に示すように、銅箔に対するエッチングによって
リード部5同士が連結部3を介して接続し合う状態に加
工された後に、連結部3に対する切断、除去工程を行っ
て、図3(b)に示す構造、すなわち、リード部5同士
が分割された状態に加工される。
によって位置決めされながら順次送られて、そのデバイ
スホール7にICチップが装着された後に、基板上への
実装に供される。ここで、リード部5は、まず、図3
(a)に示すように、銅箔に対するエッチングによって
リード部5同士が連結部3を介して接続し合う状態に加
工された後に、連結部3に対する切断、除去工程を行っ
て、図3(b)に示す構造、すなわち、リード部5同士
が分割された状態に加工される。
【0012】かかるTABテープ1に対する検査工程
は、まず、リード5同士が連結部3を介して接続してい
る状態(図3(a)に示す状態)のままで、リード部5
に対するオープン不良の有無が第1の検査工程として検
査された後に、連結部3を切断、除去し、リード部5が
分割された状態(図3(b)に示す状態)で、リード部
5間でのショートの有無が第2の検査工程として検査さ
れる。
は、まず、リード5同士が連結部3を介して接続してい
る状態(図3(a)に示す状態)のままで、リード部5
に対するオープン不良の有無が第1の検査工程として検
査された後に、連結部3を切断、除去し、リード部5が
分割された状態(図3(b)に示す状態)で、リード部
5間でのショートの有無が第2の検査工程として検査さ
れる。
【0013】このような検査工程が可能なように、本例
のTABテープ検査装置10は、その検査領域30の下
方位置に、TABテープ1のランド8に対する電極たる
金属製のプローブ41およびそれらを介してランド8間
に数mAから破壊前までの電流を印加する電源42を備
える電源部40を有する一方、検査領域30の上方位置
には、赤外線カメラ51を備える赤外線撮像部50を有
する。このため、電源部40のプローブ41を介してT
ABテープ1のランド8間に電流を通電でき、この通電
によって、リード部5が発熱したときに、その赤外線像
を赤外線カメラ51が撮像し、それを赤外線撮像部50
が温度分布情報50aとして判定部60に出力可能にな
っている。ここで、判定部60は、赤外線撮像部50か
ら出力された温度分布情報50aに基づいて、リード部
5における欠陥の有無を検出する目的に、以下の構成を
有する。すなわち、温度分布情報50aはアナログ信号
として出力されるため、判定部60は、後段側での信号
の処理が容易なように、図1にブロック図で示すよう
に、A/D変換部61を有し、このA/D変換部61の
後段側には、A/D変換部61から出力されたディジタ
ル信号を所定のしきい値で2値化する2値化信号変換部
62を有する。この2値化信号変換部62は、A/D変
換部61から出力された信号を赤外線強度の低レベル
(低温部分)に対応する一方の2値化信号(たとえば、
論理値「0」に対応する信号)と、赤外線強度の低レベ
ル(高温部分)に対応する他方の2値化信号(たとえ
ば、論理値「1」に対応する信号)とに2値化する。な
お、しきい値については、外部入力された固定のしきい
値を用いることができる他に、入力された温度分布情報
50aに基づいて、所定部分の赤外線強度によって自動
設定されるしきい値を用いることもできる。また、温度
分布情報50aを2値化信号にするにあたっては、A/
D変換部61の前段側に、所定のしきい値に基づく処理
を行うレベル判定部を配置することもある。また、プロ
ーブ41については、それらが移動して各ランド8に順
次接触する構造のもの、各ランド8に同時に接触する構
造のものなどを採用でき、検査すべきTABテープ1の
種類に応じて最適なものが採用される。
のTABテープ検査装置10は、その検査領域30の下
方位置に、TABテープ1のランド8に対する電極たる
金属製のプローブ41およびそれらを介してランド8間
に数mAから破壊前までの電流を印加する電源42を備
える電源部40を有する一方、検査領域30の上方位置
には、赤外線カメラ51を備える赤外線撮像部50を有
する。このため、電源部40のプローブ41を介してT
ABテープ1のランド8間に電流を通電でき、この通電
によって、リード部5が発熱したときに、その赤外線像
を赤外線カメラ51が撮像し、それを赤外線撮像部50
が温度分布情報50aとして判定部60に出力可能にな
っている。ここで、判定部60は、赤外線撮像部50か
ら出力された温度分布情報50aに基づいて、リード部
5における欠陥の有無を検出する目的に、以下の構成を
有する。すなわち、温度分布情報50aはアナログ信号
として出力されるため、判定部60は、後段側での信号
の処理が容易なように、図1にブロック図で示すよう
に、A/D変換部61を有し、このA/D変換部61の
後段側には、A/D変換部61から出力されたディジタ
ル信号を所定のしきい値で2値化する2値化信号変換部
62を有する。この2値化信号変換部62は、A/D変
換部61から出力された信号を赤外線強度の低レベル
(低温部分)に対応する一方の2値化信号(たとえば、
論理値「0」に対応する信号)と、赤外線強度の低レベ
ル(高温部分)に対応する他方の2値化信号(たとえ
ば、論理値「1」に対応する信号)とに2値化する。な
お、しきい値については、外部入力された固定のしきい
値を用いることができる他に、入力された温度分布情報
50aに基づいて、所定部分の赤外線強度によって自動
設定されるしきい値を用いることもできる。また、温度
分布情報50aを2値化信号にするにあたっては、A/
D変換部61の前段側に、所定のしきい値に基づく処理
を行うレベル判定部を配置することもある。また、プロ
ーブ41については、それらが移動して各ランド8に順
次接触する構造のもの、各ランド8に同時に接触する構
造のものなどを採用でき、検査すべきTABテープ1の
種類に応じて最適なものが採用される。
【0014】ここで、判定部60には、2値化信号変換
部62から出力された2値化信号に基づいて、その温度
分布を赤外線像として表示するモニター63を有し、こ
のモニター63においては、たとえば、図3(a)に示
す加工途中のTABテープ1であれば、そのリード部5
の赤外線像は、図4(a)に模式的に示すような画面で
表示される。この画面において、リード部5の低温部分
および背景部分は、赤外線強度が低い領域として白部分
で表示される一方、高温部分は、赤外線強度が高い領域
として黒部分(図4における斜線部分)で表示される。
このため、リード部5は、まだ連結部3を介して接続す
る状態にあるため、黒部分が連続した画面で表示されて
いる。また、図3(b)に示す状態のTABテープ1で
あれば、そのリード部5が分割されているため、いずれ
のランド8間に電圧を印加しても、リード部5には電流
が流れないので、図4(b)に模式的に示すように、画
面全体が、赤外線強度が低いとして白部分として表示さ
れる。
部62から出力された2値化信号に基づいて、その温度
分布を赤外線像として表示するモニター63を有し、こ
のモニター63においては、たとえば、図3(a)に示
す加工途中のTABテープ1であれば、そのリード部5
の赤外線像は、図4(a)に模式的に示すような画面で
表示される。この画面において、リード部5の低温部分
および背景部分は、赤外線強度が低い領域として白部分
で表示される一方、高温部分は、赤外線強度が高い領域
として黒部分(図4における斜線部分)で表示される。
このため、リード部5は、まだ連結部3を介して接続す
る状態にあるため、黒部分が連続した画面で表示されて
いる。また、図3(b)に示す状態のTABテープ1で
あれば、そのリード部5が分割されているため、いずれ
のランド8間に電圧を印加しても、リード部5には電流
が流れないので、図4(b)に模式的に示すように、画
面全体が、赤外線強度が低いとして白部分として表示さ
れる。
【0015】従って、本例のTABテープ検査装置10
において、第1の検査工程として、リード部5が連結部
3を介して接続し合う図3(a)に示すTABテープ1
に対して、ランド8間に定電流を印加すると、リード部
5に電流が流れ、図4(a)に示す画像が得られるが、
ランド8−リード部5−リード部5−ランド8の間のい
ずれかの部分にオープン箇所があると、そこに電流が流
れないため、良品であれば電流が流れて黒部分として表
示されるべきリード部5に電流が流れず、そこからは赤
外線が発せられない。従って、図3(c)に点線で示す
ように、オープン状態にあるリード部は、画面に表示さ
れないので、モニター63を監視することによって、オ
ープン不良を検出できる。
において、第1の検査工程として、リード部5が連結部
3を介して接続し合う図3(a)に示すTABテープ1
に対して、ランド8間に定電流を印加すると、リード部
5に電流が流れ、図4(a)に示す画像が得られるが、
ランド8−リード部5−リード部5−ランド8の間のい
ずれかの部分にオープン箇所があると、そこに電流が流
れないため、良品であれば電流が流れて黒部分として表
示されるべきリード部5に電流が流れず、そこからは赤
外線が発せられない。従って、図3(c)に点線で示す
ように、オープン状態にあるリード部は、画面に表示さ
れないので、モニター63を監視することによって、オ
ープン不良を検出できる。
【0016】また、連結部3を切断、除去して、図3
(b)に示すように、リード部5を分割した以降におい
て、第2の検査工程として、TABテープ1の隣接し合
うリード部5に対応するランド8間に定電流を印加する
と、良品であれば、いずれのリード部5にも電流が流れ
ないので、図4(b)に示す画像が得られる。これに対
して、リード部5−リード部5間にショート箇所がある
と、リード部5に電流が流れ、赤外線が発せられるた
め、図3(d)に示すように、ショートし合うリード部
5が黒部分として表示される。その結果、モニター63
を監視することによって、ショート不良を検出できる。
(b)に示すように、リード部5を分割した以降におい
て、第2の検査工程として、TABテープ1の隣接し合
うリード部5に対応するランド8間に定電流を印加する
と、良品であれば、いずれのリード部5にも電流が流れ
ないので、図4(b)に示す画像が得られる。これに対
して、リード部5−リード部5間にショート箇所がある
と、リード部5に電流が流れ、赤外線が発せられるた
め、図3(d)に示すように、ショートし合うリード部
5が黒部分として表示される。その結果、モニター63
を監視することによって、ショート不良を検出できる。
【0017】さらに、本例のTABテープ検査装置10
においては、モニター63に表示された画面上での検査
に加えて、判定部60における信号比較によっても検査
を行う。すなわち、本例のTABテープ検査装置10に
おいては、リード部5の温度分布のうち、高温部分と低
温部分との面積比からリード部5全体を観察する第1の
処理と、リード部5の高温部分について、その温度分布
パターンを判別し、予め設定されている良品のデータと
の比較によって、オープンまたはショートの位置を検出
する第2の処理とが可能になっており、それらの検査の
結果は、判定部60から、「OK」、「NG」の良否判
定および欠陥位置を示す情報(検査結果60a)として
出力されるようになっている。
においては、モニター63に表示された画面上での検査
に加えて、判定部60における信号比較によっても検査
を行う。すなわち、本例のTABテープ検査装置10に
おいては、リード部5の温度分布のうち、高温部分と低
温部分との面積比からリード部5全体を観察する第1の
処理と、リード部5の高温部分について、その温度分布
パターンを判別し、予め設定されている良品のデータと
の比較によって、オープンまたはショートの位置を検出
する第2の処理とが可能になっており、それらの検査の
結果は、判定部60から、「OK」、「NG」の良否判
定および欠陥位置を示す情報(検査結果60a)として
出力されるようになっている。
【0018】このような処理が可能なように、判定部6
0においては、時系列的に出力されてくる温度分布情報
50aをA/D変換部61および2値化信号変換部62
を介して2値化信号にし、そのうちの一方のデータ数を
判定部60の演算部64によってカウントすることによ
って高温部分と低温部分との面積比に相当するデータを
得ることができ、これを良品に対応する値とを比較する
ことによって、第1の処理としての全体観察を行なう。
この第1の処理においては、第1の検査工程で、リード
部5のいずれかの部分にオープン箇所があると、良品で
あれば電流が流れるべき箇所に電流が流れないため、そ
この温度が上昇せず、赤外線を放出しないので、低温部
分の比率が高くなる。また、第2の検査工程で、リード
部5のいずれかの部分にショート箇所があると、良品で
あれば電流が流れない箇所に電流が流れるため、そこの
温度が上昇し、高温部分の比率が高くなる。従って、T
ABテープ1のリード部5にオープンまたはショートが
存在するか否かを判断でき、それを検査結果60aとし
て出力できる。
0においては、時系列的に出力されてくる温度分布情報
50aをA/D変換部61および2値化信号変換部62
を介して2値化信号にし、そのうちの一方のデータ数を
判定部60の演算部64によってカウントすることによ
って高温部分と低温部分との面積比に相当するデータを
得ることができ、これを良品に対応する値とを比較する
ことによって、第1の処理としての全体観察を行なう。
この第1の処理においては、第1の検査工程で、リード
部5のいずれかの部分にオープン箇所があると、良品で
あれば電流が流れるべき箇所に電流が流れないため、そ
この温度が上昇せず、赤外線を放出しないので、低温部
分の比率が高くなる。また、第2の検査工程で、リード
部5のいずれかの部分にショート箇所があると、良品で
あれば電流が流れない箇所に電流が流れるため、そこの
温度が上昇し、高温部分の比率が高くなる。従って、T
ABテープ1のリード部5にオープンまたはショートが
存在するか否かを判断でき、それを検査結果60aとし
て出力できる。
【0019】さらに、第2の処理としての細部観察にお
いては、良品の温度分布に対応するパターンを2値化信
号として判別部60の比較用データ記憶部65に記憶さ
せておく一方、時系列的に出力されてくる温度分布情報
50a(輝度パターン)をA/D変換部61および2値
化信号変換部62を介して2値化信号にしてそれを判定
部60の一時記憶部66に記憶しておき、比較用データ
記憶部65に記憶されている良品のデータと、一時記憶
部66に記憶されているデータとを比較部67が比較す
ることによって、第2の処理を行なうようになってい
る。すなわち、第1の検査工程で、リード部5のいずれ
かの部分にオープン箇所があると、オープン箇所のある
リード部5は、温度が上昇せず、赤外線を放出しないの
で、その位置に対応するデータ比較においては、比較用
データ記憶部65に記憶されているデータが高温部分で
あることを意味する一方、一時記憶部66に記憶されて
いるデータは低温部分であることを意味し、その不一致
からオープン不良の発生を検出できるとともに、オープ
ン箇所を特定でき、それを検査結果60aとして出力で
きる。また、第2の検査工程で、リード部5のいずれか
の部分にショート箇所があると、良品であれば電流が流
れない箇所に電流が流れるため、そこでも温度が上昇
し、赤外線を放出するので、その位置に対応するデータ
比較においては、比較用データ記憶部65に記憶されて
いるデータが低温部分であることを意味する一方、一時
記憶部66に記憶されているデータが高温部分であるこ
とを意味し、その不一致からショート不良の発生を検出
できるとともに、ショート箇所を特定でき、それを検査
結果60aとして出力できる。ここで、比較用データ記
憶部65および一時記憶部66に記憶されるデータは、
赤外線の強度パターンであって、細かな赤外線像まで記
憶する必要がないので、比較用データ記憶部65および
一時記憶部66の記憶容量は、小さくて済むとともに、
判定に要する時間が短くて済む。
いては、良品の温度分布に対応するパターンを2値化信
号として判別部60の比較用データ記憶部65に記憶さ
せておく一方、時系列的に出力されてくる温度分布情報
50a(輝度パターン)をA/D変換部61および2値
化信号変換部62を介して2値化信号にしてそれを判定
部60の一時記憶部66に記憶しておき、比較用データ
記憶部65に記憶されている良品のデータと、一時記憶
部66に記憶されているデータとを比較部67が比較す
ることによって、第2の処理を行なうようになってい
る。すなわち、第1の検査工程で、リード部5のいずれ
かの部分にオープン箇所があると、オープン箇所のある
リード部5は、温度が上昇せず、赤外線を放出しないの
で、その位置に対応するデータ比較においては、比較用
データ記憶部65に記憶されているデータが高温部分で
あることを意味する一方、一時記憶部66に記憶されて
いるデータは低温部分であることを意味し、その不一致
からオープン不良の発生を検出できるとともに、オープ
ン箇所を特定でき、それを検査結果60aとして出力で
きる。また、第2の検査工程で、リード部5のいずれか
の部分にショート箇所があると、良品であれば電流が流
れない箇所に電流が流れるため、そこでも温度が上昇
し、赤外線を放出するので、その位置に対応するデータ
比較においては、比較用データ記憶部65に記憶されて
いるデータが低温部分であることを意味する一方、一時
記憶部66に記憶されているデータが高温部分であるこ
とを意味し、その不一致からショート不良の発生を検出
できるとともに、ショート箇所を特定でき、それを検査
結果60aとして出力できる。ここで、比較用データ記
憶部65および一時記憶部66に記憶されるデータは、
赤外線の強度パターンであって、細かな赤外線像まで記
憶する必要がないので、比較用データ記憶部65および
一時記憶部66の記憶容量は、小さくて済むとともに、
判定に要する時間が短くて済む。
【0020】以上のとおり、本例のTABテープ検査装
置10においては、接触方式の検査方法である点につい
ては、抵抗値に基づく従来の検査方法と共通するが、電
流の印加による発熱を利用しているため、ランド8とプ
ローブとの間の接触抵抗を吸収できるため、信頼性の高
い検査を行うことができる。
置10においては、接触方式の検査方法である点につい
ては、抵抗値に基づく従来の検査方法と共通するが、電
流の印加による発熱を利用しているため、ランド8とプ
ローブとの間の接触抵抗を吸収できるため、信頼性の高
い検査を行うことができる。
【0021】また、TABテープ1のリード部5の温度
分布から検査を行うため、画像処理装置と相違して、各
リード部5の輪郭などを求める処理が不要である。しか
も、画像処理装置のような高分解能を必要とせず、検査
可能な範囲が広いため、リード部5を複数の領域に区画
してその領域毎に検査を行う必要がない。従って、検査
に要する時間が短いので、製造工程に組み込むことがで
きる。しかも、画像処理では不可能な裏面側や内部の欠
陥、厚みばらつきも検出できる。たとえば、図5(a)
に示すように、リード部5に薄肉部5aがある場合、図
5(b)に示すように、リード部5の内部に空孔5bが
ある場合、図5(c)に示すように、リード部5に細幅
部5cがある場合には、初期的には正常であっても、そ
こに断線などが発生しやすいが、本例のTABテープ検
査装置10においては、ランド8間に電流を印加したと
きに、図5(a)〜(c)に示す異常部分(薄肉部5
a,空孔5b,細幅部5c)は、抵抗値が高いので異常
発熱を起こすので、これらの部分と正常な部分とを温度
差(赤外線強度の差)から判別可能な値にしきい値を設
定することによって、経時的な信頼性も保証可能な検査
を行なえる。
分布から検査を行うため、画像処理装置と相違して、各
リード部5の輪郭などを求める処理が不要である。しか
も、画像処理装置のような高分解能を必要とせず、検査
可能な範囲が広いため、リード部5を複数の領域に区画
してその領域毎に検査を行う必要がない。従って、検査
に要する時間が短いので、製造工程に組み込むことがで
きる。しかも、画像処理では不可能な裏面側や内部の欠
陥、厚みばらつきも検出できる。たとえば、図5(a)
に示すように、リード部5に薄肉部5aがある場合、図
5(b)に示すように、リード部5の内部に空孔5bが
ある場合、図5(c)に示すように、リード部5に細幅
部5cがある場合には、初期的には正常であっても、そ
こに断線などが発生しやすいが、本例のTABテープ検
査装置10においては、ランド8間に電流を印加したと
きに、図5(a)〜(c)に示す異常部分(薄肉部5
a,空孔5b,細幅部5c)は、抵抗値が高いので異常
発熱を起こすので、これらの部分と正常な部分とを温度
差(赤外線強度の差)から判別可能な値にしきい値を設
定することによって、経時的な信頼性も保証可能な検査
を行なえる。
【0022】なお、本例のTABテープ検査装置10に
おいては、温度分布情報50aを2値化して判定に用い
たが、これに限らず、画像認識装置などで用いられてい
る各種の信号処理を利用した判定方法も可能である。ま
た、本例のTABテープ検査装置10は、それ単独で検
査装置として利用できるとともに、TABテープ製造装
置に組み込んで、回路パターン検査機能付きTABテー
プ製造装置を構成してもよい。さらに、本例のTABテ
ープ検査装置10と同様な構成を採用して、プリント基
板などの検査装置を構成することもできる。
おいては、温度分布情報50aを2値化して判定に用い
たが、これに限らず、画像認識装置などで用いられてい
る各種の信号処理を利用した判定方法も可能である。ま
た、本例のTABテープ検査装置10は、それ単独で検
査装置として利用できるとともに、TABテープ製造装
置に組み込んで、回路パターン検査機能付きTABテー
プ製造装置を構成してもよい。さらに、本例のTABテ
ープ検査装置10と同様な構成を採用して、プリント基
板などの検査装置を構成することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る回路パター
ン検査装置においては、赤外線撮像手段が、通電状態に
ある導電部の赤外線像を温度分布情報として出力し、こ
の情報から、判定手段が導電部の欠陥の有無を判別する
ことに特徴を有する。従って、本発明によれば、導電部
の発熱を利用しているため、ランドとプローブとの間の
接触抵抗など影響を吸収できるとともに、裏面側や内部
に存在する欠陥も確実に検出できるので、検査結果の信
頼性が高い。
ン検査装置においては、赤外線撮像手段が、通電状態に
ある導電部の赤外線像を温度分布情報として出力し、こ
の情報から、判定手段が導電部の欠陥の有無を判別する
ことに特徴を有する。従って、本発明によれば、導電部
の発熱を利用しているため、ランドとプローブとの間の
接触抵抗など影響を吸収できるとともに、裏面側や内部
に存在する欠陥も確実に検出できるので、検査結果の信
頼性が高い。
【0024】また、回路パターンの発熱パターンから検
査を行うため、画像処理装置と相違して、導電部の輪郭
などを求めるための複雑な信号処理が不要である。しか
も、画像処理装置に比して検査可能な範囲が広い。従っ
て、検査に要する時間が短いので、製造ラインに組み込
むことができる。
査を行うため、画像処理装置と相違して、導電部の輪郭
などを求めるための複雑な信号処理が不要である。しか
も、画像処理装置に比して検査可能な範囲が広い。従っ
て、検査に要する時間が短いので、製造ラインに組み込
むことができる。
【図1】本発明の実施例に係るTABテープ検査装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1に示すTABテープ検査装置に仕掛けられ
るTABテープを示す斜視図である。
るTABテープを示す斜視図である。
【図3】(a)は、図1に示すTABテープ検査装置に
仕掛けられる加工途中のTABテープのリード部先端側
を拡大して示す平面図、(b)は、このTABテープの
完成品のリード部先端側を拡大して示す平面図である。
仕掛けられる加工途中のTABテープのリード部先端側
を拡大して示す平面図、(b)は、このTABテープの
完成品のリード部先端側を拡大して示す平面図である。
【図4】(a)は、図3(a)に示すTABテープのリ
ード部に対する第1の検査工程で得られる温度分布を示
す説明図、(b)は、図3(b)に示すTABテープの
リード部に対する第2の検査工程で得られる温度分布を
示す説明図、(c)は、図3(a)に示すTABテープ
のリード部にオープン不良が発生している場合に、第1
の検査工程で得られる温度分布を示す説明図、(d)
は、図3(b)に示すTABテープのリード部にショー
ト不良が発生している場合に、第2の検査工程で得られ
る温度分布を示す説明図である。
ード部に対する第1の検査工程で得られる温度分布を示
す説明図、(b)は、図3(b)に示すTABテープの
リード部に対する第2の検査工程で得られる温度分布を
示す説明図、(c)は、図3(a)に示すTABテープ
のリード部にオープン不良が発生している場合に、第1
の検査工程で得られる温度分布を示す説明図、(d)
は、図3(b)に示すTABテープのリード部にショー
ト不良が発生している場合に、第2の検査工程で得られ
る温度分布を示す説明図である。
【図5】(a)〜(c)は、TABテープのリード部に
発生し得る異常の例を示す説明図である。
発生し得る異常の例を示す説明図である。
1・・・TABテープ 2・・・キャリヤテープ 3・・・連結部 5・・・リード部(導電部、回路パターン) 10・・・TABテープ検査装置(回路パターン検査装
置) 30・・・検査領域 40・・・電源部 41・・・プローブ 42・・・電源 50・・・赤外線撮像部 50a・・・温度分布情報 51・・・赤外線カメラ 60・・・判定部 60a・・・検査結果 61・・・A/D変換部 62・・・2値化信号変換部 63・・・モニター 64・・・演算部 65・・・比較用データ記憶部 66・・・一時記憶部
置) 30・・・検査領域 40・・・電源部 41・・・プローブ 42・・・電源 50・・・赤外線撮像部 50a・・・温度分布情報 51・・・赤外線カメラ 60・・・判定部 60a・・・検査結果 61・・・A/D変換部 62・・・2値化信号変換部 63・・・モニター 64・・・演算部 65・・・比較用データ記憶部 66・・・一時記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 浩 長野県諏訪市沖田町2−80−2 株式会社 イオ内
Claims (1)
- 【請求項1】 基体上に形成された導電部の回路パター
ンの欠陥の有無を検査する回路パターン検査装置であっ
て、通電状態にされた前記導電部の赤外線像を撮像して
それを温度分布情報として出力する赤外線撮像手段と、
この赤外線撮像手段から出力された前記温度分布情報に
基づいて前記回路パターンの欠陥の有無を判別し、それ
を検査結果として出力する判定手段と、を有することを
特徴とする回路パターン検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5040852A JP2925882B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 回路パターン検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5040852A JP2925882B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 回路パターン検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06252229A true JPH06252229A (ja) | 1994-09-09 |
JP2925882B2 JP2925882B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=12592103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5040852A Expired - Fee Related JP2925882B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 回路パターン検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2925882B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4016873A1 (de) * | 1989-05-25 | 1990-11-29 | Ricoh Kk | Bilderzeugungseinrichtung |
CN111434192A (zh) * | 2017-09-08 | 2020-07-17 | 奥钢联钢铁公司 | 用于在覆有覆层的板材上建立电联接接触部的方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0472552A (ja) * | 1990-07-13 | 1992-03-06 | Hitachi Ltd | 薄膜トランジスタ基板の検査方法および薄膜トランジスタ基板の配線修正方法 |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP5040852A patent/JP2925882B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0472552A (ja) * | 1990-07-13 | 1992-03-06 | Hitachi Ltd | 薄膜トランジスタ基板の検査方法および薄膜トランジスタ基板の配線修正方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4016873A1 (de) * | 1989-05-25 | 1990-11-29 | Ricoh Kk | Bilderzeugungseinrichtung |
CN111434192A (zh) * | 2017-09-08 | 2020-07-17 | 奥钢联钢铁公司 | 用于在覆有覆层的板材上建立电联接接触部的方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2925882B2 (ja) | 1999-07-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |