JPH06252086A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH06252086A
JPH06252086A JP3532293A JP3532293A JPH06252086A JP H06252086 A JPH06252086 A JP H06252086A JP 3532293 A JP3532293 A JP 3532293A JP 3532293 A JP3532293 A JP 3532293A JP H06252086 A JPH06252086 A JP H06252086A
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JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor wafer
secondary electrons
semiconductor
manufacturing apparatus
semiconductor manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP3532293A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Taniguchi
泰弘 谷口
Toshihiro Imamura
利浩 今村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication of JPH06252086A publication Critical patent/JPH06252086A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハ面上における二次電子の過不足
をなくし、チャージアップによる絶縁膜破壊やゲート破
壊を防止できる半導体製造装置を提供する。 【構成】 半導体ウエハ1をクランプリング(半導体ウ
エハ固定手段)2によってディスク(回転部)3に固定
してイオンおよび二次電子5を照射される構造からなっ
ており、このクランプリング2をテーパ状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置に関
し、特に半導体ウエハへのイオン注入時におけるチャー
ジアップによる絶縁膜破壊やゲート破壊の防止について
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の製造プロセスにお
ける半導体ウエハへのイオン注入工程では、半導体ウエ
ハをイオン注入装置のディスクにクランプリングや半導
体ウエハ固定用つめで固定し、このディスクを回転せな
がらイオンビームを照射して半導体ウエハにイオンを注
入している。
【0003】ここで、近年、処理時間の短縮や生産性の
向上のためにイオンビームは大電流化されているが、一
方で、素子寸法の微細化やゲート酸化膜の薄層化によ
り、このイオンビームの大電流化はチャージアップを発
生させ、絶縁膜やゲートの破壊原因となる。
【0004】そこで、イオン注入電荷によって正に帯電
した半導体ウエハの表面を中和してチャージアップを防
止するために、イオン注入中に半導体ウエハ上に二次電
子を照射する方法がとられている。
【0005】この場合、照射される二次電子の総量はイ
オンビームの電流量に合わせて制御されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4および図
5に示すように、半導体ウエハ11に照射される二次電
子15には、二次電子照射手段から照射される二次電子
15a以外に、イオンビームがイオン注入装置のクラン
プリング12やディスク13の表面に入射することによ
り発生する二次電子15bがある。このクランプリング
12などから発生した二次電子15bは、イオン注入装
置のクランプリング12やディスク13が平面的である
ために、主に半導体ウエハ11の外周部に照射される。
【0007】そして、このことは、二次電子15の量が
半導体ウエハ11の外周部から中心部に向かって疎とな
ることを意味する。
【0008】前記のように、二次電子15は正に帯電し
た半導体ウエハ11の表面を中和してチャージアップを
防止するためのものである。しかし、クランプリング1
2やディスク13からの二次電子15bのために、半導
体ウエハ11が局所的に二次電子15の総量の過不足が
発生してしまうことになる。
【0009】したがって、二次電子15の不足しやすい
半導体ウエハ11の中心部は、必然的に絶縁膜破壊やゲ
ート破壊の発生率が高くなることになる。その一方で、
二次電子15が過剰となる半導体ウエハ11の外周部で
は表面が負に帯電することになり、負電荷が原因の絶縁
膜破壊やゲート破壊が発生するおそれが生じることにな
る。
【0010】そして、二次電子15の過不足による絶縁
膜破壊やゲート破壊は半導体チップの歩留りを低下させ
る要因となっている。
【0011】そこで、本発明の目的は、半導体ウエハ面
に二次電子を均等に照射することによって半導体ウエハ
面上における二次電子の過不足をなくし、チャージアッ
プによる絶縁膜破壊やゲート破壊を防止することに関す
る技術を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、次の通
りである。
【0014】すなわち、本発明の半導体製造装置は、半
導体ウエハを半導体ウエハ固定手段によって回転部に固
定してイオンおよび二次電子を照射する構造からなって
おり、この半導体ウエハ固定手段がテーパ状に形成され
ているものである。
【0015】また、本発明の半導体製造装置は、半導体
ウエハを半導体ウエハ固定手段によって回転部に固定し
てイオンおよび二次電子を照射する構造からなってお
り、半導体ウエハは回転部に設けられた凹状部の底面に
固定され、この凹状部の側面がテーパ状に形成されてい
るものである。
【0016】そして、本発明の半導体製造装置は、回転
部に設けられた凹状部底面に固定された半導体ウエハの
半導体ウエハ固定手段がテーパ状に形成されているもの
である。
【0017】
【作用】上記のような構成の半導体製造装置によれば、
半導体ウエハ固定手段や回転部に設けられた凹状部から
発生した二次電子は、半導体ウエハの外周部のみならず
中心部へも均等に照射されるので、二次電子の量は半導
体ウエハの面全域で均等になる。
【0018】したがって、二次電子の過不足に起因する
チャージアップが解消され、絶縁膜破壊やゲート破壊を
防止することができる。
【0019】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例を示す半導体製
造装置の説明図、図2は、その半導体製造装置の要部断
面図である。
【0020】まず、本実施例の半導体製造装置の構成に
ついて説明する。
【0021】本実施例の半導体製造装置は半導体ウエハ
1へのイオン注入に用いられる装置であり、半導体ウエ
ハ1がクランプリング(半導体ウエハ固定手段)2によ
ってディスク(回転部)3に固定されており、ディスク
3を回転させながら、ここに固定された半導体ウエハ1
にイオン源(図示せず)からイオンビーム4が照射され
るようになっている。
【0022】ここで、イオンビーム4の照射によるチャ
ージアップを防止するため、本半導体製造装置では、イ
オン注入中に半導体ウエハ1上に二次電子5aを照射す
るための二次電子照射手段6が設けられている(なお、
以下において、この二次電子照射手段6から照射される
二次電子5を照射二次電子5aという)。
【0023】すなわち、この二次電子照射手段6とは、
イオンビーム4が貫通する筒状体のファラデーゲージ6
aと、このファラデーゲージの内周面に設けられたター
ゲット6b、およびこのターゲット6bに熱電子を照射
するためのフィラメント6cとからなるものである。
【0024】そして、本実施例の半導体製造装置におい
ては、図2に示すように、半導体ウエハ1をディスク3
に固定しているクランプリング2はイオンビーム4の照
射方向に対してテーパ状に形成されているものである。
【0025】次に、本実施例の半導体製造装置の作用に
ついて説明する。
【0026】本実施例の半導体製造装置におけるイオン
注入は、クランプリング2によって半導体ウエハ1をデ
ィスク3に固定し、このディスク3を回転させながら半
導体ウエハ1にイオン源からのイオンビーム4を照射す
ることにより行う。
【0027】また、これと同時に、二次電子照射手段6
において、フィラメント6cからの熱電子をファラデー
ゲージ6aの内周面のターゲット6bに照射して照射二
次電子5aを発生させ、この照射二次電子5aを半導体
ウエハ1に照射することによって半導体ウエハ1の表面
を中和してチャージアップを防止している。
【0028】そして、この二次電子照射手段6からの照
射二次電子5aは、イオンビーム4の影響を受けてディ
スク3の面に対して鉛直方向から飛来する。
【0029】ここで、本実施例の半導体製造装置では、
前記のように半導体ウエハ1を固定しているクランプリ
ング2はイオンビーム4の照射方向に対してテーパ状に
形成されている。
【0030】したがって、このクランプリング2および
ディスク3に飛来したイオンビーム4により、これらの
表面から発生した二次電子(以下、「発生二次電子」と
いう。)5bは半導体ウエハ1に対して水平方向の速度
成分を持つこととなり、半導体ウエハ1の外周部のみな
らず中心部へも均等に照射されることになる。すなわ
ち、本実施例の半導体製造装置によれば、半導体ウエハ
1に照射される二次電子5の量は、照射二次電子5aと
発生二次電子5bを合わせ半導体ウエハ1の面全域で均
等になる。
【0031】よって、半導体ウエハ1の中心部では二次
電子5の不足に起因する絶縁膜破壊やゲート破壊を、ま
た、半導体ウエハ1の外周部では二次電子5が過剰とな
ることに起因する絶縁膜破壊やゲート破壊を、ともに防
止することができる。
【0032】
【実施例2】図3は、本発明の他の実施例を示す半導体
製造装置のディスクの要部断面図である。
【0033】本実施例の半導体製造装置は、ディスク3
に複数の凹状部7が形成され、この凹状部7の底面に半
導体ウエハ1が半導体ウエハ固定用つめ(半導体ウエハ
固定手段)8によって固定されるようになっている。そ
して、図3に示すように、この凹状部7の側面7aはイ
オンビーム4の照射方向に対してテーパ状に形成されて
いる。
【0034】本実施例の半導体製造装置においては、こ
のように凹状部7の側面7aがイオンビーム4の照射方
向に対してテーパ状に形成されているので、凹状部7の
側面7aに飛来したイオンビーム4により発生された発
生二次電子5bは半導体ウエハ1の外周部のみならず中
心部へも均等に照射されることになる。
【0035】したがって、本実施例の半導体製造装置に
よっても、照射された二次電子5の量は半導体ウエハ1
の面全域で均等になる。
【0036】よって、前記実施例1の半導体製造装置と
同様に本実施例の半導体製造装置においても、半導体ウ
エハ1の中心部では二次電子5の不足に起因する絶縁膜
破壊やゲート破壊を、また、半導体ウエハ1の外周部で
は二次電子5が過剰となることに起因する絶縁膜破壊や
ゲート破壊を、ともに防止することができる。
【0037】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0038】たとえば、半導体ウエハが固定されるディ
スクは、イオンビームや二次電子の照射方向に対して内
側に湾曲したすりばち状とすることも可能である。
【0039】また、テーパ状に形成されたクランプリン
グやディスクの凹状部の側面において、その傾斜角や面
形状は任意に設定することができる。
【0040】さらに、前記実施例においては、実施例1
においてテーパ状に形成されたクランプリングを用い、
実施例2において側面がテーパ状の凹状部を設けたディ
スクを用いたが、この両者を併用することによって、二
次電子を半導体ウエハに均一に照射するようにすること
も可能である。
【0041】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下
記の通りである。
【0042】(1).すなわち、本発明の半導体製造装置に
よれば、半導体ウエハ固定手段や回転部に設けられた凹
状部の側面がテーパ状に形成されているので、この部分
に入射するイオンビームにより発生された二次電子は、
半導体ウエハの外周部のみならず中心部へも均等に照射
される。したがって、二次電子の量を半導体ウエハの面
全域で均等にすることができる。
【0043】(2).したがって、半導体ウエハの表面全域
でのチャージアップが解消されることになり、半導体ウ
エハの中心部での二次電子の不足に起因する絶縁膜破壊
やゲート破壊を、半導体ウエハの外周部での二次電子の
過剰に起因する絶縁膜破壊やゲート破壊を、ともに防止
することができる。
【0044】(3).そして、二次電子の過不足によるチャ
ージアップが防止できることによって、半導体チップの
歩留りを向上させることが可能になる。
【0045】(4).さらに、二次電子の過不足によるチャ
ージアップが防止できることによって、イオンビームの
大電流化が可能になり、半導体ウエハへのイオン注入時
間の短縮や生産性の向上を図ることができる。
【0046】(5).同様に、二次電子の過不足によるチャ
ージアップが防止できることによって、素子寸法の微細
化やゲート酸化膜の薄層化による絶縁膜やゲートの破壊
が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による半導体製造装置を示す
説明図である。
【図2】図1の半導体製造装置の要部断面図である。
【図3】本発明の実施例2による半導体製造装置のディ
スクを示す要部断面図である。
【図4】従来の半導体製造装置を示す要部断面図であ
る。
【図5】従来の半導体製造装置を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体ウエハ 2 クランプリング(半導体ウエハ固定手段) 3 ディスク(回転部) 4 イオンビーム 5 二次電子 5a 二次電子照射手段から照射される二次電子(照射
二次電子) 5b イオンビームにより発生される二次電子(発生二
次電子) 6 二次電子照射手段 6a ファラデーゲージ 6b ターゲット 6c フィラメント 7 凹状部 7a 凹状部の側面 8 半導体ウエハ固定用つめ(半導体ウエハ固定手段) 11 半導体ウエハ 12 クランプリング 13 ディスク 15 二次電子 15a 二次電子 15b 二次電子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハを半導体ウエハ固定手段に
    よって回転部に固定してイオンおよび二次電子を照射す
    る構造からなり、前記半導体ウエハ固定手段がテーパ状
    に形成されていることを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 半導体ウエハを半導体ウエハ固定手段に
    よって回転部に固定してイオンおよび二次電子を照射す
    る構造からなり、前記半導体ウエハは前記回転部に設け
    られた凹状部の底面に固定され、前記凹状部の側面がテ
    ーパ状に形成されていることを特徴とする半導体製造装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体ウエハ固定手段
    が、請求項1記載の半導体ウエハ固定手段によって構成
    されていることを特徴とする半導体製造装置。
JP3532293A 1993-02-24 1993-02-24 半導体製造装置 Pending JPH06252086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3532293A JPH06252086A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 半導体製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3532293A JPH06252086A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 半導体製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06252086A true JPH06252086A (ja) 1994-09-09

Family

ID=12438584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3532293A Pending JPH06252086A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 半導体製造装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06252086A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6107524A (en) * 1996-01-30 2000-08-22 Basf Aktiengesellschaft Process for producing aldehydes by hydroformylation of olefins

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6107524A (en) * 1996-01-30 2000-08-22 Basf Aktiengesellschaft Process for producing aldehydes by hydroformylation of olefins

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