JPH06251936A - 超電導磁石 - Google Patents

超電導磁石

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JPH06251936A
JPH06251936A JP3568493A JP3568493A JPH06251936A JP H06251936 A JPH06251936 A JP H06251936A JP 3568493 A JP3568493 A JP 3568493A JP 3568493 A JP3568493 A JP 3568493A JP H06251936 A JPH06251936 A JP H06251936A
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JP
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superconducting
low resistance
container
resistance material
superconducting coil
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Application number
JP3568493A
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English (en)
Inventor
Yoko Furukawa
陽子 古川
Chikashi Yoshida
史 吉田
Eiji Fukumoto
英士 福本
Takeshi Yoshioka
健 吉岡
Teruhiro Takizawa
照広 滝沢
Tadashi Sonobe
正 園部
Fumio Suzuki
史男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁場変動や外乱によって生じる渦電流発熱が
原因のクエンチを抑制し、かつ励磁/消磁速度を損なわ
ずに、励磁/消磁時の発熱も抑制可能な超電導磁石を提
供する。 【構成】 超電導コイル収納容器を低抵抗材で一様に被
覆する。低抵抗材は、その比抵抗が1×10~11から1
×10~9Ωmの範囲とする。これにより、外部からの磁
場変動を受けて生じる渦電流が均一になり、一様なシー
ルド効果が得られる。また、変動磁場による超電導コイ
ルの局所的な渦電流発熱が防止される。更に、外乱によ
って磁石が振動して生じる渦電流が均一になり、低抵抗
材に流れる渦電流と超電導コイルの作る磁場から生じる
電磁力を均一にでき、電磁力の不均一から生じる局所的
振動が防止される。また、比抵抗を制限することで、励
磁/消磁速度を損なわず、励磁/消磁時の発熱も抑制可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は励磁/消磁が頻繁に繰り
返され振動や磁場変動などの動的外乱が加わる超電導磁
石に係り、特に、超電導破壊(以下、クエンチとい
う。)を防ぐのに好適な超電導磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超電導磁石を図6に示す。図6に
おいて、1は超電導コイル、2は超電導コイル収納容器
(以下、収納容器という。)、3は輻射熱シールド、4
は真空断熱容器、5は支持部材である。収納容器2は、
その内部に超電導コイル1と液体ヘリウムを納め、超電
導コイル1と共に4.2K程度の極低温に冷却されてい
る。通常、超電導コイル1は定常電流を保持して、強磁
場を発生させており、この強磁場によって生じるフープ
力等の電磁力は主に収納容器2が支持する。このため、
収納容器2には、強度や剛性が高いことが求められ、一
般にステンレス鋼が用いられる。
【0003】輻射シールド3は、常温の真空断熱容器4
と、極低温の収納容器2の間の輻射熱を抑制するために
設けられ、液体窒素で80K程度に冷却されている。輻
射熱シールド材には、輻射率が低く、熱伝導率がよく、
かつ軽量なためアルミニウムが用いられる。真空断熱容
器4は、その内部を真空に保つことにより、外部からの
熱侵入を防ぐ。このため、真空力に耐えうる剛性、強度
を持つステンレス鋼のような高剛性材料や、厚肉材料が
用いられる。支持部材5は真空断熱容器4の中に、超電
導コイル1及び収納容器2、輻射熱シールド3を懸架支
持するもので、伝導による熱侵入を抑制するため、断熱
性の材料を用いる。
【0004】超電導磁石は、超電導コイル1を形成する
超電導線材の臨界温度を越えるとクエンチを生じ、超電
導状態を維持できなくなる。このため、熱侵入を極力低
減し、液体ヘリウムによる冷却で、超電導コイル1及び
収納容器2の温度を臨界温度以下に保ち、超電導状態を
維持することが重要な課題である。これに対して、超電
導磁石への熱侵入の要因は、静的なものと動的なものに
分けることができる。静的要因による熱侵入とは、輻射
や伝導、熱伝達により、超電導磁石の置かれている常温
から、液体ヘリウムで冷却されている極低温への熱の流
入である。これらについては、真空断熱容器や輻射シー
ルドを設けたり、また支持材に断熱材を用いる等の対策
が従来からなされてきた。
【0005】一方、動的要因による熱侵入とは、外乱に
よって、超電導コイル1と輻射熱シールド3や真空断熱
容器4との間に相対振動が生じた場合、または外部から
の磁場の変動を受けた場合等に、誘起される渦電流によ
る発熱である。この発熱対策としては、特開昭60-21761
0号公報、特開平3-52203号公報、特開平2−211123号公
報記載のように、超電導コイル収納容器表面に低抵抗材
を設け、抵抗を低くすることによって、渦電流が流れて
も発熱を抑制できる対策が講じられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術の様
に、単に超電導コイル収納容器表面に、低抵抗材を設置
し、渦電流発熱を低減しても、超電導磁石としての性能
を向上できたとはいえない。これは、前述の静的要因や
動的要因による発熱のほかに、超電導磁石として避けら
れない発熱である励磁時,消磁時のリバース電流による
発熱を考慮しなければならないからである。リバース電
流とは、励磁または消磁によって起こる超電導コイルの
磁束の変化を妨げようとして、超電導コイル収納容器や
輻射熱シールドに流れる電流のことである。超電導コイ
ル収納容器に生じたリバース電流は、発熱して液体ヘリ
ウムの蒸発に関与する。
【0007】このリバース電流の電流値は、励磁/消磁
速度によって異なり、その発熱量も励磁/消磁速度によ
って変化する。励磁/消磁速度を速めると、リバース電
流の値は大きくなり、発熱が増加する。一方、励磁/消
磁速度を遅くすると、励磁/消磁に要する所要時間が増
加するするため、ヘリウムの総蒸発量が増加するのが普
通である。従って、励磁/消磁速度と励磁/消磁の所要
時間との兼ね合いで、発熱量を最小にする励磁/消磁速
度が存在するが、この値は、超電導コイル収納容器等の
誘導電流の流れる構成部材部の電気回路の回路抵抗値に
左右される。一般に回路抵抗値が低くなると、同じ励磁
/消磁速度でも発生するリバース電流の値は大きくな
る。
【0008】従って、励磁/消磁時の発熱は大きくなる
ため、超電導コイル収納容器の低抵抗化は、不利に働
く。また、励磁/消磁速度が速くなればなるほど、発生
するリバース電流の値は大きくなる。低抵抗化によっ
て、リバース電流が大きくなった場合、ヘリウム蒸発量
を低く押さえるためには、励磁/消磁速度を制限しなけ
ればならないといった問題が生じる。ここで問題となる
のは、励磁/消磁時の液体ヘリウム蒸発の許容量と、励
磁/消磁にかかる時間の2つである。超電導コイル冷却
用の液体ヘリウムは、通常超電導磁石とは分離された容
器に貯蔵され、配管系で超電導磁石にヘリウムを供給す
る。液体ヘリウム貯蔵容器にヘリウムを供給する時に
は、超電導コイルは一度消磁し、供給が終わってから再
び励磁しなければならない。
【0009】従って、液体ヘリウム容器へのヘリウム供
給回数は少ない方が望ましく、この回数を減らすために
は、超電導コイルの励磁/消磁で消費する液体ヘリウム
の蒸発量を極力押さえねばならない。加えて、液体ヘリ
ウムは高価なため、大きな装置でも励磁/消磁時の蒸発
量としては2〜3リットルを上限として見込むのが普通
である。また、励磁/消磁を繰り返して使用される超電
導コイルの場合、励磁/消磁に時間がかかっていたので
は、実使用時間が短くなってしまう。従って、いかに短
時間で、ヘリウム蒸発量を増やさず、超電導コイルを励
磁/消磁できるかが、超電導コイル収納容器を低抵抗化
した場合の問題になって来る。
【0010】この問題に対して、特開平4-294503号(特
願平3-59958号)公報記載の従来技術では、超電導コイ
ル収納容器を低抵抗部と高抵抗部から構成し、励磁/消
磁に対しては、周抵抗を稼いで、励磁速度を速める方法
が提案されている。しかし、低抵抗部と高抵抗部を設け
た場合、低抵抗部には高抵抗部より大きな電流が流れる
ため、外部からの磁場変動を超電導コイルに対してシー
ルドするという意味では、シールドの不均一を生じ、超
電導コイルの一部で他より発熱が大きくなるという問題
が生じる。また、外乱によって生じた渦電流が、超電導
コイルの持つ磁場との作用で電磁力を生じる場合におい
ても、電磁力が不均一となり、局所的な振動を生じやす
くなるという問題が生じる。更に、製作性からも、2種
類以上の材料を接合して、超電導コイルに設置するとい
うのは手間がかかる。また、全ての装置に共通して、小
型軽量化という課題がある。
【0011】本発明の目的は、外部からの磁場変動や、
外乱による超電導コイル収納容器の渦電流発熱を均一に
低減してクエンチを抑制すると共に、励磁/消磁速度を
犠牲にすることなく、励磁/消磁時の発熱も抑制でき、
しかも軽量化、製作工程低減にも有効な超電導磁石を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、超電導コイ
ル収納容器の全表面に、一様に低抵抗材を設置し、しか
も、低抵抗材として、純アルミニウムまたは銅で、液体
ヘリウム温度の4.2Kにおいて、その比抵抗が1×1
0~11〜1×10~9Ωmの範囲とすることによって達成
される。
【0013】また、上記目的は、低抵抗材として、純ア
ルミニウムまたは銅で、その純度が99.0%〜99.
95%の範囲のものを使用することでも、達成される。
【0014】また、上記目的は、低抵抗材の厚さを、前
記の数式1で示される表皮深さ(δ)の1/2〜2倍の
範囲内とすることによって、達成される。
【0015】
【作用】磁場変動や、外乱による渦電流発熱を低減する
方法としては、超電導コイル収納容器に低抵抗材料を設
置する方法を用いる。ここで、低抵抗材を超電導コイル
収納容器の全表面に一様に設置することによって、外部
からの磁場変動を受けて生じる渦電流を均一にすること
ができる。この渦電流により、超電導コイルが外部から
受ける変動磁場を均一にシールドすることができる。従
って、変動磁場による超電導コイルの局所的な渦電流発
熱を防ぐという効果を持つ。同様に、外乱によって磁石
が振動し、渦電流が生じた場合でも、渦電流を均一にす
ることができる。従って、低抵抗材に流れる渦電流と超
電導コイルの作る磁場から生じる電磁力を均一にできる
ので、電磁力の不均一から生じる局所的振動を防ぐとい
う効果を持つ。
【0016】超電導コイル収納容器に設置する低抵抗材
の厚さは、装置の小型軽量化の観点から、薄い方が望ま
しい。そこで、その厚さは前記の数式1で表される表皮
深さ(δ)の1/2〜2倍の範囲内とする。表皮深さ
は、周波数によって異なるが、ここで用いる表皮深さ
は、外乱の周波数または、磁場の変動の周波数の最小値
に対する値を取る。これは、最低限、表皮深さ相当の厚
さがあれば、磁場シールド効果を充分に持たせられるか
らである。また、外乱の最低周波数と、最も長時間加わ
る外乱周波数が異なり、最低周波数に対しての渦電流発
熱がある程度許容できる場合、低抵抗材料の厚さは、表
皮深さの1/2までの範囲で設定する。これによって、
必要最低限の厚さを設定して、磁石の軽量化を図れる。
また、表皮深さは、外部からの侵入磁場が1/2にな
る、磁場の侵み込み深さである。そこで、特に条件が厳
しい場合に対しては、表皮深さの2倍の厚みを確保する
ことによって、最大限の渦電流を流して、磁場をシール
ドできるようにする。これによって、外部からの変動磁
場に対して、充分なシールド効果を持つとともに、不必
要な重量増加を伴わない超電導磁石を得ることができ
る。
【0017】さらに、励磁/消磁の速度を保証し、この
時の発熱を抑制するためには、設置する低抵抗材の比抵
抗の選択が重要となる。数式1に示すように、設置する
低抵抗材の、比抵抗ρが定まり、使用する状況での変動
磁場または外乱の、周波数fがあらかじめ予測できれ
ば、その場合の表皮深さδが計算できる。次に、数式2
【0018】
【数2】
【0019】に示す通り、設置材料の面比抵抗を求め、
これに超電導コイル収納容器の周長lを乗じ、超電導コ
イル収納容器断面の周長dで割ったものが、設置材料の
抵抗値RINCということになる。
【0020】次に、励磁電流IMAXに対して、励磁/消
磁速度IVが定まれば、励磁/消磁の所要時間Tが定ま
り、超電導コイルと永久電流スイッチ(以下、PCSと
記述する。)で構成する回路を流れる電流Iは、次の数
式3で表される。
【0021】
【数3】
【0022】前記回路の方程式は、数式4で表される。
【0023】
【数4】
【0024】ここで、RPCS:PCSの抵抗値 LSCM:超電導コイルの自己インダクタンス M :超電導コイルとコイル容器との相互インダクタ
ンス IR :コイル容器を流れるリバース電流 である。
【0025】従って、数式3及び数式4から、リバース
電流IRは、次の数式5のように求まる。
【0026】
【数5】
【0027】このリバース電流による発熱WRは、次の
数式6から求められ、
【0028】
【数6】
【0029】これを励磁/消磁の所要時間Tだけ積分し
た値が、リバース電流による発熱量QRとなる。尚、数
式6のLINCは、コイル容器の自己インダクタンスであ
る。
【0030】従って、励磁/消磁速度IVを決めておく
と、許容発熱量QRから比抵抗ρを逆算でき、この関係
から、励磁/消磁速度IV、許容発熱量QR、比抵抗ρの
3つをパラメータとして、最少の発熱量、最適の励磁/
消磁速度及び比抵抗を求めることができる。実際には、
励磁/消磁時の発熱としては、リバース電流による発熱
の他にPCSヒータの発熱及びPCSの自己発熱、超電
導線の交流損失を考慮しなければならない。PCSヒー
タの発熱WPCSHは次の数式7で示されるように、
【0031】
【数7】
【0032】PCSヒータの抵抗値RPCSHとヒータの通
電電流IPCSHから計算され、これらの値は、装置によっ
て定数となり、励磁/消磁の所要時間分積分すること
で、発熱量が求められる。また、PCSの自己発熱WPC
Sは、次の数式8から求められ、
【0033】
【数8】
【0034】励磁/消磁速度さえ決まれば、定数として
扱え、時間積分によって発熱量が求められる。超電導線
の交流損失WSCMは、次の数式9から求められる。
【0035】
【数9】
【0036】ここで、WH:超電導線のヒステリシス損 WE:渦電流損 WC:フィラメントの結合損 である。それぞれの損失は、次の数式10、数式11、
数式12で表される。
【0037】
【数10】
【0038】
【数11】
【0039】
【数12】
【0040】これらの数式中のdB/dtは、次の数式
13で表される。
【0041】
【数13】
【0042】この数式13と前記の数式3を用いて前記
の数式9を書き直すと、次の数式14が得られる。
【0043】
【数14】
【0044】この数式14中の係数α,βは、次の数式
15,数式16に示す通りである。
【0045】
【数15】
【0046】
【数16】
【0047】結局、励磁/消磁速度が決まれば超電導線
の交流損失WSCMは定数となり、時間積分によって発熱
量が計算されることになる。結局、リバース電流による
発熱、PCSヒータの発熱、PCSの自己発熱、超電導
コイル線材の交流損による超電導コイル容器の全発熱
は、数式6、数式7、数式8、数式14の和で表され、
励磁/消磁速度IV、許容発熱量QR、比抵抗ρがパラメ
ータであることに変わりない。従って、これらのパラメ
ータをサーベイして最少の発熱量、最適の励磁/消磁速
度及び比抵抗を求めることができる。ここで求めた比抵
抗ρを有する導電材料で超電導コイル収納容器を被覆す
ることによって、外部からの磁場変動や外乱を受けて渦
電流が流れても、クエンチが生じにくい超電導磁石を得
ることができる。また、励磁/消磁速度IVで励磁/消
磁を行うことによって、励磁/消磁時の発熱が少なく、
液体Heの蒸発量を抑制する超電導磁石を得ることがで
きる。
【0048】参考として、図2に、励磁速度と発熱量の
相関の一例を示す。図2中の発熱量の最小値をとる励磁
速度は、比抵抗によって変化し、また、発熱量の最低値
も、比抵抗によって変化するわけである。
【0049】超電導コイル収納容器の低抵抗化による、
励磁/消磁速度と発熱量の関係を求めた計算値と、実際
に行った実験の結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】計算値と実験値との違いは、実際にはPC
Sヒータのみ長く通電するため、実験値の発熱の方が大
きくなるものと考えられ、計算によって、あらかじめ液
体ヘリウム冷却系での発熱が見積もれることがわかる。
【0052】また、実験結果から、超電導コイル収納容
器の比抵抗と励磁/消磁速度を変えて、励磁/消磁時の
発熱を計算した結果を図3に示す。横軸の抵抗比は、ア
ルミニウム(Al)のRRR(Relative Resistivity R
atio)でとっており、板厚は1mm一定で計算した結果で
ある。板厚を外乱周波数の最低値で求めた表皮深さに設
定しなおして同様の図にまとめれば、傾きが1/2に修
正される。これは、比抵抗が抵抗値に対してルート(2
乗根)で効いてくるためである。
【0053】図3の発熱を発熱量(液体He蒸発量)に
換算したのが図4である。図4から、厚さ1mmのアルミ
ニウムの純度に対して、励磁/消磁速度を変化させて発
熱量を読み取ったのが表2である。
【0054】
【表2】
【0055】仮りに、液体Heの蒸発量許容値を5リッ
トルと設定し、1A/sec以上の励磁/消磁速度を保
証しようとすると、純度を99.99%以上にできない
ことがわかる。この評価によって、最適な励磁/消磁速
度、抵抗値、設置材料の厚さ等を決定する。
【0056】ここで、諸方面で一般的に用いられる、周
長3m(半径0.5m)、断面周長300mm程度の超電
導コイルを対象とし、励磁/消磁時の液体ヘリウムの許
容蒸発量を5リットル以下、励磁/消磁速度を1.0A
/sec以上、外乱の最小周波数は50Hzと設定し、
条件を満たす材料の比抵抗を求めると、1×10~11
ら1×10~9Ωmが最適である。超電導コイルの使用温
度で、この程度の比抵抗を有する材料として、アルミニ
ウム及び銅が挙げられるが、取扱の容易さ、製作性等の
面からも最適と考えられる。また、この程度の比抵抗を
有するアルミニウム及び銅の純度は、99.0〜99.
99%の範囲にある。従って、これらの材料を低抵抗材
料として設置することによって、外乱によって生じた渦
電流によるクエンチを抑制できるとともに、励磁/消磁
時の液体ヘリウム蒸発量を押さえ、かつ充分な励磁/消
磁速度を保った超電導磁石を得られる。
【0057】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の第1実施例に係る超電導磁石
を2分割した一方の透視図である。1は超電導コイル、
2は収納容器、3は輻射熱シールド、4は真空断熱容
器、5は支持部材、6は低抵抗材、7は低抵抗材の溶接
部である。収納容器2は、その内部に超電導コイル1と
液体ヘリウムを納め、超電導コイル1と共に4.2Kに
冷却されている。輻射シールド3は、常温の真空断熱容
器4と、極低温の収納容器2の間の輻射熱を抑制するた
めに設けられ、液体窒素で80Kに冷却されている。真
空断熱容器4は、厚肉のアルミニウムである。支持部材
5は真空断熱容器4の中に、超電導コイル1及び収納容
器2、輻射熱シールド3を懸架支持している。収納容器
2は、内径370mm、外径495mmで、板厚5mmのステ
ンレス鋼で構成され、断面周長は345mmである。
【0058】この収納容器2の表面を、厚さ1mmの低抵
抗材6で被覆する。低抵抗材6は、純度99.98%の
アルミニウム展伸材で、JIS規格A1N90の材料で
ある。尚、表3に、JIS規格のアルミニウム合金展伸
材の化学成分を示す。
【0059】
【表3】
【0060】JIS規格A1N90の材料の比抵抗は
4.2Kで、1.49×10~10Ωmであり、外乱の周
波数50Hz以上を対象とすると、表皮深さは、0.8
69mmである。この場合、板厚1mmは外乱を遮蔽するの
に充分な厚さである。低抵抗材6による被覆部は、表裏
の2分割と周方向に4分割で製作され、境界はJIS規
格A5083の溶接棒により10mm幅で接合される。ま
た、支持部材5を収納容器2に取り付ける都合上、収納
容器2の裏側に相当する低抵抗材6の部位には、50×
75mmの穴を窃ける。励磁/消磁によるリバース電流
は、周方向に流れるため、収納容器2または低抵抗材6
の表から裏に渡っては流れないものとし、表裏の溶接部
については考慮せず、表と裏で並列の回路として考え
る。
【0061】4.2Kでの前記の溶接棒A5083の比
抵抗は3.0×10~8Ωm、収納容器に用いたステンレ
ス鋼の比抵抗は5.0×10~7Ωmである。以上から、
収納容器2と低抵抗材6による回路抵抗を求めると、
3.771×10~7Ωに相当する。ここで述べた超電導
磁石2個を並べ、励磁/消磁時の発熱を実験で測定し、
その結果を示したものが上記の表1である。これから、
超電導コイル1個当たり、1.85リットルのヘリウム
蒸発量で5.0A/secの励磁/消磁速度が確保でき
ることがわかる。また、この場合、被覆に用いた低抵抗
材6の重量は収納容器1個当たり約2.5kgで、比抵
抗の近い銅を同様の条件で用いた場合の約1/3の重量
で済む。
【0062】本実施例によれば、第1に、収納容器2を
低抵抗材6で被覆することによって、外部から磁場変動
を受けた場合に生じる渦電流による発熱を抑制でき、超
電導磁石の信頼性が高まり、クエンチしにくい超電導磁
石が得られる。第2に、低抵抗材の設置により、外乱を
受けて、超電導磁石が振動することによって生じる渦電
流による発熱を抑制でき、超電導磁石の信頼性が高ま
り、クエンチしにくい超電導磁石が得られる。第3に、
前述のような比抵抗を、選択することにより、励磁/消
磁速度を損なわず、励磁/消磁時の発熱も抑制可能な超
電導磁石を得ることができる。第4に、設置する比抵抗
と、外乱の最小周波数から算出される表皮深さで、設置
する低抵抗材の厚さを決定することによって、充分なシ
ールド効果を得るのに必要最低限の設置厚さを得ること
ができ、さらに低抵抗材としてアルミニウムを選択する
ことによって、低抵抗材を最も軽量に設置することがで
き、超電導磁石の小型軽量化が可能となる。
【0063】図5は、本発明の第2実施例に係る超電導
磁石の断面図である。1は超電導コイル、2は収納容
器、3は輻射熱シールド、4は真空断熱容器、5は支持
部材、6は低抵抗材である。収納容器2は、その内部に
超電導コイル1と液体ヘリウムを納め、超電導コイル1
と共に4.2Kに冷却されている。輻射シールド3は、
常温の真空断熱容器4と、極低温の収納容器2の間の輻
射熱を抑制するために設けられ、液体窒素で80Kに冷
却されている。真空断熱容器4は、厚肉のアルミニウム
である。支持部材5は真空断熱容器4の中に、超電導コ
イル1及び収納容器2、輻射熱シールド3を懸架支持し
ている。収納容器2は、内径370mm、外径495mm
で、板厚5mmのステンレス鋼で構成され、断面周長は3
45mmである。
【0064】この収納容器2の表面に、厚さ1mmの低抵
抗材6を一様に被覆する。低抵抗材6は、純度99.9
2%のアルミニウム展伸材(JIS規格A1080)の
材料である。この材料の比抵抗は4.2Kで、3.7×
10~10Ωmであり、外乱の周波数50Hz以上を対象
とすると、表皮深さは、1.369mmで、この場合、板
厚1mmは50Hzの外乱を遮蔽するのにやや不足ぎみで
ある。しかし、50〜80Hzの外乱が加わる時間を短
くすることができ、80Hz以上の外乱を主に対象とす
る場合には充分な厚さである。低抵抗材6による被覆部
は、表裏2分割で製作され、境界はJIS規格A508
3の溶接棒により10mm幅で接合する。しかし、励磁/
消磁によるリバース電流は、周方向に流れるため、収納
容器2または低抵抗材6の表から裏に渡っては流れない
ものとし、表裏の溶接部については考慮せず、表と裏で
並列の回路として考える。
【0065】以上から、収納容器2と低抵抗材6による
回路抵抗を求めると、3.771×10~7Ωである。こ
れは第1実施例の回路抵抗値に相当するため、ここで述
べた超電導磁石2個を並べ、励磁/消磁時の発熱を実験
で測定した場合、その結果は表1に等しいはずである。
従って、超電導コイル1個当たり、1.85リットルの
ヘリウム蒸発量で5.0A/secの励磁/消磁速度が
確保できることがわかる。また、この場合、被覆に用い
た低抵抗材6の重量は収納容器1個当たり約2.5kg
で、比抵抗の近い銅を同様の条件で用いた場合の約1/
3の重量で済む。
【0066】本実施例が前述した第1実施例と異なるの
は、低抵抗材を一様に設置するかどうかである。第1実
施例では、より比抵抗の低い材料を用いることにより、
溶接等による局所的な高抵抗部の存在を許容して、一周
抵抗を上げている。製作上の容易性は、この第1実施例
のほうが高いと考えられる。これに対し、第2実施例で
は、低抵抗材6を収納容器2の表面に一様に被覆する代
わりに、比抵抗をある程度高いところでとって、一周抵
抗を確保している。この方法は、製作性で多少困難が伴
うが、一様に低抵抗材を被覆することにより、第1に外
部から磁場変動を受けた場合に生じる渦電流を均一にす
ることができ、従って、超電導コイルの受ける変動磁場
を一様にシールドするという効果を持つ。この効果によ
って、変動磁場によって超電導コイルで生じる局所的な
渦電流発熱を防ぐことができる。従って、超電導磁石の
信頼性が高まり、クエンチしにくい超電導磁石が得られ
る。第2に、外乱を受けて、超電導磁石が振動すること
によって生じる渦電流も均一にすることができるので、
低抵抗材に流れる渦電流と超電導コイルの作る磁場から
生じる電磁力を均一にするという効果を持つ。この効果
によって、電磁力の不均一から生じる局所的振動を防ぐ
ことができる。従って、超電導磁石の信頼性が高まり、
クエンチしにくい超電導磁石が得られる。第3に、この
とき設置する比抵抗を前述のように選択することによっ
て、励磁/消磁速度を損なわず、励磁/消磁時の発熱も
抑制可能な超電導磁石を得る。第4に、設置する比抵抗
と、外乱の最小周波数から算出される表皮深さで、設置
する低抵抗材の厚さを決定することによって、充分なシ
ールド効果を得るのに必要最低限の設置厚さを得ること
ができ、さらに低抵抗材としてアルミニウムを選択する
ことによって、低抵抗材を最も軽量に設置することがで
き、超電導磁石の小型軽量化が可能となる。
【0067】尚、上述した実施例では、アルミニウムを
例に説明したが、重量の不利を除けば、銅その他の良導
体を使用できることはいうまでない。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、超電導コイル収納容器
の表面に低抵抗材を一様に設置することによって、外部
から磁場変動を受けた場合に生じる渦電流を均一にする
ことができる。従って、超電導コイルの受ける変動磁場
を一様にシールドするという効果を持つ。この効果によ
って、変動磁場によって超電導コイルで生じる局所的な
渦電流発熱を防ぐことができる。これにより、超電導磁
石の信頼性が高まり、クエンチしにくい超電導磁石が得
られる。
【0069】また、本発明によれば、超電導コイル収納
容器の表面に低抵抗材を一様に被覆することによって、
外乱を受けて、超電導磁石が振動することによって生じ
る渦電流を均一にすることができる。従って、低抵抗材
に流れる渦電流と超電導コイルの作る磁場から生じる電
磁力を均一にするという効果を持つ。この効果によっ
て、電磁力の不均一から生じる局所的振動を防ぐことが
できる。これにより、超電導磁石の信頼性が高まり、ク
エンチしにくい超電導磁石が得られる。また、このとき
設置する比抵抗を、励磁/消磁速度、及び液体Heの許
容蒸発量の制限から最適化することによって、励磁/消
磁速度を損なわず、励磁/消磁時の発熱も抑制可能な超
電導磁石を得ることが可能となる。更に、設置する比抵
抗と、外乱の最小周波数から算出される表皮深さで、設
置する低抵抗材の厚さを決定することによって、充分な
シールド効果を得るのに必要最低限の設置厚さを得るこ
とができ、超電導磁石の小型軽量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る超電導磁石を2分割
した一方の透視図である。
【図2】励磁/消磁速度に対するHe蒸発量を示す図で
ある。
【図3】比抵抗に対する発熱を示す図である。
【図4】比抵抗に対するHe蒸発量を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る超電導磁石の断面図
である。
【図6】従来の超電導磁石の説明図である。
【符号の説明】
1…超電導コイル、2…超電導コイル収納容器、3…輻
射熱シールド、4…真空断熱容器、5…支持部材、6…
低抵抗材、7…低抵抗材溶接部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 健 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 滝沢 照広 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所試作開発センタ内 (72)発明者 園部 正 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所試作開発センタ内 (72)発明者 鈴木 史男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所試作開発センタ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導線を巻回した超電導コイルと、該
    超電導コイルを冷却し所定位置に固定する収納容器と、
    輻射熱シールドと、真空断熱容器と、前記収納容器の全
    表面を覆う低抵抗材とを備える超電導磁石において、前
    記低抵抗材として、液体ヘリウム温度で比抵抗が1×1
    0~11から1×10~9Ωmの範囲にある純アルミニウム
    展伸材または純銅を用いたことを特徴とする超電導磁
    石。
  2. 【請求項2】 超電導線を巻回した超電導コイルと、該
    超電導コイルを冷却し所定位置に固定する収納容器と、
    輻射熱シールドと、真空断熱容器と、前記収納容器の全
    表面を覆う低抵抗材とを備える超電導磁石において、前
    記低抵抗材として、純度が99.0%〜99.99%の
    範囲の純アルミニウム展伸材または純銅を用いたことを
    特徴とする超電導磁石。
  3. 【請求項3】 超電導線を巻回した超電導コイルと、該
    超電導コイルを冷却し所定位置に固定する収納容器と、
    輻射熱シールドと、真空断熱容器と、前記収納容器の全
    表面を覆う低抵抗材とを備える超電導磁石において、前
    記低抵抗材として、JIS規格の1N00、1200、
    1100、1N30、1230、1050、1060、
    1070、1080、1085のいずれかの純アルミニ
    ウム展伸材を用いたことを特徴とする超電導磁石。
  4. 【請求項4】 超電導線を巻回した超電導コイルと、該
    超電導コイルを冷却し所定位置に固定する収納容器と、
    輻射熱シールドと、真空断熱容器と、前記収納容器の全
    表面を覆う低抵抗材とを備える超電導磁石において、前
    記低抵抗材として、JIS規格のC1020,C110
    0,C1201,C1220,C1221,C1401
    のいずれかの銅を用いたことを特徴とする超電導磁石。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、前記低抵抗材の厚さを 【数1】 で示される表皮深さδの1/2〜2倍の範囲内としたこ
    とを特徴とする超電導磁石。
  6. 【請求項6】 超電導線を巻回した超電導コイルと、該
    超電導コイルを冷却し所定位置に固定する収納容器と、
    輻射熱シールドと、真空断熱容器と、前記収納容器の全
    表面を覆う低抵抗材とを備える超電導磁石において、前
    記低抵抗材の比抵抗を制限して前記超電導コイルの励磁
    /消磁の速度を保証し、励磁/消磁時の発熱を抑制した
    ことを特徴とする超電導磁石。
  7. 【請求項7】 超電導線を巻回した超電導コイルと、該
    超電導コイルを冷却し所定位置に固定する収納容器と、
    輻射熱シールドと、真空断熱容器と、前記収納容器の全
    表面を覆う低抵抗材とを備え超電導磁石において、前記
    低抵抗材として用いるアルミニウム材または銅としての
    純度が99.99%以上のものを用いないことを特徴と
    する超電導磁石。
  8. 【請求項8】 超電導線を巻回した超電導コイルと、該
    超電導コイルを冷却し所定位置に固定する収納容器と、
    輻射熱シールドと、真空断熱容器と、前記収納容器の全
    表面を覆う低抵抗材とを備え超電導磁石において、前記
    低抵抗材として用いるアルミニウム材または銅としての
    純度が99.99%以下のものを用い且つ励磁/消磁を
    1A/s以上の速度で行うことを特徴とする超電導磁
    石。
  9. 【請求項9】 周長3m(半径0.5m)程度,断面周
    長300mm程度の規模の超電導コイルと、該超電導コイ
    ルを液体Heで冷却し所定位置に固定する収納容器と、
    輻射熱シールドと、真空断熱容器と、前記収納容器の全
    表面を覆う低抵抗材とを備える超電導磁石において、前
    記低抵抗材を、前記超電導コイルの励磁または消磁を速
    度1A/s以上で行ったときの発熱で前記液体Heの蒸
    発量が5リットル以下となる比抵抗を持つ良導体で構成
    したことを特徴とする超電導磁石。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11204325A (ja) * 1997-10-24 1999-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導コイルの運転制御法
JP2009124158A (ja) * 1997-10-24 2009-06-04 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導コイルの運転制御法

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