JPH06251554A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH06251554A
JPH06251554A JP6314193A JP6314193A JPH06251554A JP H06251554 A JPH06251554 A JP H06251554A JP 6314193 A JP6314193 A JP 6314193A JP 6314193 A JP6314193 A JP 6314193A JP H06251554 A JPH06251554 A JP H06251554A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小容量で大量のデータを記憶し得る電子回路
を搭載した安価かつ小型の光ディスク装置を提供する。 【構成】 光ディスク装置1のケース内部には、CD−
ROM5とともにワンチップマイクロコンピュータ6が
搭載されている。このワンチップマイクロコンピュータ
6は、ゲーム機30からCD−ROMプレーヤ20を介
して与えられるゲーム進行状況データを記憶する。ワン
チップマイクロコンピュータ6は、与えられるゲーム進
行状況データを圧縮した後SRAMに記憶させる。ま
た、ワンチップマイクロコンピュータ6はSRAMに記
憶されたゲーム進行状況データを読み出す際に圧縮され
たデータを元のデータに伸長して出力する。さらに、ワ
ンチップマイクロコンピュータ6は、CD−ROMプレ
ーヤ20から与えられるシリアルのゲーム進行状況デー
タをパラレルのゲーム進行状況データに変換した後、S
RAMに記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスク装置に関
し、より特定的には、ビデオゲーム機等の画像処理シス
テムに用いられる光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式記録媒体としての光ディスクを用
いた光ディスク装置は、大記憶容量であるという特質か
ら様々な分野において使用されつつある。
【0003】従来、光ディスクを収納するケースの内部
に半導体メモリを搭載したような光ディスク装置が、特
開昭63−70981号公報(以下、第1の先行技術と
称する)や特開昭63−79283号公報(以下、第2
の先行技術と称する)等に開示されている。これら第1
および第2の先行技術では、ケース内部に搭載された半
導体メモリに光ディスクのファイル管理情報(どの情報
が光ディスク上のどの場所に記録されているかを管理す
る情報)を記憶させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
装置のケース内部に半導体メモリを搭載する場合、デー
タバス,アドレスバス,制御信号線,電源線,接地線等
をデータ処理システム(光ディスク装置から読み出した
データを処理するシステム)内部のセントラル・プロセ
ッシング・ユニット(以下、CPUと称する)に接続す
る必要がある。そのため、信号線やピンの数が多くな
り、ケース内の限られた空きスペースに半導体メモリを
搭載することは実際上困難である。このような困難性
は、ケース内部の半導体メモリに記憶させるデータ量が
増加するにしたがって増大する。なぜならば、記憶すべ
きデータ量が増加すると、半導体メモリのサイズが増大
するとともに、接続のための信号線およびピンの数が増
大するからである。
【0005】一方、光ディスク装置をビデオゲーム機
(たとえば、本願出願人の製造販売に係る商品名「スー
パー・ファミリー・コンピュータ」)の外部プログラム
メモリ(ゲームプログラムを記憶した外部メモリ)とし
て用いた場合、光ディスク装置のケースの内部に半導体
メモリを搭載し、この半導体メモリにゲームの進行状況
を示すデータ(以下、ゲーム進行状況データと称する)
を記憶させることが考えられる。このようなゲーム進行
状況データがケース内部の半導体メモリに記憶されてい
れば、プレーヤはゲームの中断後ゲームを再開する時
に、中断時の状態からゲームを開始することができる。
したがって、プレーヤはゲームを中断するごとにゲーム
の最初に戻って再び面倒なキー操作を繰り返す必要がな
く、ゲームの面白味を損なうことがない。
【0006】ところで、ゲーム進行状況データは、得点
データ,クリアされたステージおよびセクションの番号
データ,獲得されたアイテムの種類や数に関するデー
タ,ゲームに登場するキャラクタのライフに関するデー
タ,ゲームの開始からの経過時間を示すデータ等、さま
ざまなデータを含むため、そのデータ量は大きなものと
なる。したがって、このようなゲーム進行状況データを
記憶するための半導体メモリは大サイズでかつ信号線数
およびピン数が多くなり、ケースの内部の空きスペース
に搭載することが極めて困難であった。
【0007】それゆえに、この発明の目的は、大量のデ
ータの記憶および読み出しが可能でかつ小型の電子回路
を搭載した光ディスク装置を提供することである。
【0008】この発明の他の目的は、画像処理システム
との間の接続のための信号線数および端子数が低減され
た電子回路を搭載した光ディスク装置を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る光ディ
スク装置は、画像処理システムに着脱自在に装着される
ケースと、ケースの内部に回転自在に収納され、少なく
とも一方面に情報が光学的に読取可能に記録された光デ
ィスクと、ケースの内部に収納された電子回路とを備え
ている。電子回路は、情報を書込読出可能な書込読出可
能メモリと、画像処理システムの画像処理に関連して発
生するデータを圧縮するデータ圧縮手段と、書込モード
のときデータ圧縮手段によって圧縮されたデータを書込
読出可能メモリへ書き込み、読出モードのとき書込読出
可能メモリの記憶データを読み出す書込・読出制御手段
と、書込・読出制御手段によって読み出された圧縮デー
タをデータ圧縮手段のデータ圧縮の規則性に関連して伸
長するデータ伸長手段とを含む。
【0010】第1の発明における好ましい実施例の形態
では、電子回路と画像処理システムとの間のデータの入
出力がシリアルに行なわれ、データ圧縮手段は画像処理
システムから入力されたシリアルデータをパラレルデー
タに変換するとともに圧縮し、データ伸長手段は書込・
読出制御手段によって読み出されたパラレルの圧縮デー
タをシリアルデータに変換するとともに伸長する。
【0011】第2の発明に係る光ディスク装置は、装着
された光ディスク装置から読み出した情報を処理して表
示手段に表示させる画像処理システムに用いられる光デ
ィスク装置であって、画像処理システムに着脱自在に装
着されるケースと、ケースの内部に回転自在に収納さ
れ、少なくとも一方面に情報が光学的に読取可能に記録
された光ディスクと、ケースの内部に収納されたワンチ
ップマイクロコンピュータとを備えている。ワンチップ
マイクロコンピュータは、情報を書込読出可能な書込読
出可能メモリと、画像処理システムの画像処理に関連し
て発生するデータを圧縮するためのデータ圧縮プログラ
ムを記憶した第1のプログラム記憶手段と、書込モード
のときデータ圧縮手段によって圧縮されたデータを書込
読出可能メモリへ書き込み、読出モードのとき書込読出
可能メモリの記憶データを読み出すための書込・読出制
御プログラムを記憶した第2のプログラム記憶手段と、
書込・読出制御手段によって読み出された圧縮データを
データ圧縮プログラムのデータ圧縮の規則性に関連して
伸長するデータ伸長プログラムを記憶した第3のプログ
ラム記憶手段と、第1〜第3のプログラム記憶手段から
読み出した各プログラムに基づいて、データの圧縮処
理,書込・読出制御,伸長処理を実行するプログラム処
理手段とを含む。
【0012】第2の発明における好ましい実施例の形態
では、画像処理システムはビデオゲーム装置であり、書
込読出可能メモリにはゲームの進行状況を示すデータが
記憶されている。
【0013】
【作用】第1の発明に係る光ディスク装置においては、
データ圧縮手段によって圧縮されたデータが書込読出可
能メモリに書き込まれる。そのため、電子回路は、小さ
な記憶容量の書込読出可能メモリに大量のデータを記憶
することができる。
【0014】第1の発明における好ましい実施例の形態
では、電子回路と画像処理システムとの間のデータの入
出力がシリアルに行われる。そのため、電子回路を画像
処理システムに接続するための信号線およびピンの数が
少なくなる。
【0015】第2の発明に係る光ディスク装置において
は、プログラム実行手段が第1〜第3のプログラム記憶
手段から読み出した各プログラムに基づいて、データの
圧縮処理,書込・読出制御,伸長処理を実行する。その
結果、ワンチップマイクロコンピュータは、小さな記憶
容量の書込読出可能メモリに大量のデータを記憶するこ
とができる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る光ディス
ク装置の構成を示す外観図である。なお、図1(a)は
光ディスク装置の平面図、図1(b)は光ディスク装置
の正面図である。また、図2は、図1(a)における線
A−Aに沿う断面図である。以下、これら図1および図
2を参照して、この発明の一実施例の構成を説明する。
【0017】図1に示すように、光ディスク装置1は平
面がほぼ正方形状の偏平なケース2を含む。ケース2の
内部には、光学式記録媒体の一例としてのCD−ROM
5が回転可能に収納されている。このCD−ROM5
は、光学的に読取可能に情報が記録された読出専用の光
ディスクである。本実施例では、CD−ROM5には、
ゲーム処理のためのプログラムデータおよび画像データ
等が格納されている。
【0018】ケース2は、上ハウジング3と下ハウジン
グ4とによって構成されている。上ハウジング3の上表
面には、ケース2のほぼ中央部から左側面方向に沿って
伸びるように情報読取用窓31が形成されている。この
情報読取用窓31は光ディスク5の記録面を外部へ露出
させるためのもので、後述するCD−ROMプレーヤ2
0(図3参照)は、情報読取用窓31を介してCD−R
OM5から記録情報を読み取る。
【0019】また、ケース2の内部には、ワンチップマ
イクロコンピュータ6が収納されている。このワンチッ
プマイクロコンピュータ6は、CD−ROM5の真偽判
別のための処理を行う。また、ワンチップマイクロコン
ピュータ6は、スタチック・ランダム・アクセス・メモ
リ(以下、SRAMと称する)を含み、このSRAMに
ゲーム進行状況データ(クリアされたステージやセクシ
ョンに関するデータ,得点データ,プレーヤが獲得した
アイテムの種類や数に関するデータ,キャラクタのライ
フに関するデータ等)をゲーム中断時のバックアップの
ために記憶する。さらに、ワンチップマイクロコンピュ
ータ6は、データの圧縮処理,伸長処理,シリアル/パ
ラレル変換処理,パラレル/シリアル変換処理等を行
う。なお、ケース2の内部には、ワンチップマイクロコ
ンピュータ6に含まれるSRAMの記憶データをバック
アップするための電池8(図3参照)が収納されてい
る。ただし、SRAMに代えてEEPROMを使用した
場合は、電池8は不要である。
【0020】上ハウジング3の上表面には、ワンチップ
マイクロコンピュータ6と対向する位置に接続用窓32
が形成されている。この接続用窓32は、ワンチップマ
イクロコンピュータ6の外部接続端子群61を外部へ露
出させるためのもので、後述するCD−ROMプレーヤ
20(図3参照)は、接続用窓32を介してワンチップ
マイクロコンピュータ6と電気的に接続される。
【0021】図2に示すように、ワンチップマイクロコ
ンピュータ6は、下ハウジング4に設けられた保持壁4
7の先端とシャッター押さえ8との間に保持されてい
る。ワンチップマイクロコンピュータ6は、両面基板6
2の下面に搭載されている。この両面基板62の上面に
は、ワンチップマイクロコンピュータ6の外部接続端子
群61が設けられている。この外部接続端子群61は、
前述したように、上ハウジング3の接続用窓32から外
部へ露出する位置に形成されている。
【0022】さらに、ケース2の内部には、シャッター
7がスライド可能に収納されている。このシャッター7
は、その左右両端部がシャッター案内壁41aおよび4
1bによって案内されて、ケース2の前後方向にスライ
ドする。これによって、シャッター7は、情報読取用窓
31および接続用窓32を開閉する。なお、シャッター
7の後方への移動はシャッター停止壁44によって規制
され、前方への移動はシャッター停止壁34aおよび3
4bによって規制されている。
【0023】図3は、図1に示す光ディスク装置を用い
た画像処理システムの一例のビデオゲームシステムの構
成を示すブロック図である。図において、このビデオゲ
ームシステムは、光ディスク装置1と、光学式情報読取
装置としてのCD−ROMプレーヤ20と、ゲーム機本
体(以下、単にゲーム機と称する)30と、コントロー
ラ40と、外部メモリカートリッジ50とを備えてい
る。光ディスク装置1は、CD−ROMプレーヤ20に
着脱自在に装着される。CD−ROMプレーヤ20は、
図示しない接続コードを介してゲーム機30に選択的に
接続される。外部メモリカートリッジ50は、ゲーム機
30に対して着脱自在に装着される。外部メモリカート
リッジ50は、ゲーム機30に装着されたとき、図示し
ないコネクタを介してゲーム機30と電気的に接続され
る。コントローラ40は、ゲーム機30に対して選択的
に接続される。
【0024】光ディスク装置1は、前述したように、ケ
ース2と、このケース2の内部に収納されたCD−RO
M5,ワンチップマイクロコンピュータ6,電池8とを
含む。CD−ROMプレーヤ20は、駆動装置201
と、ピックアップ202と、サーボ回路203と、信号
処理回路204と、マイクロコンピュータ205と、デ
コーダ206と、ロックIC207と、パラレル−シリ
アル変換器(以下、P−S変換器と称する)208とを
含む。
【0025】駆動装置201は、CD−ROM5を回転
させるための装置である。ピックアップ202は、CD
−ROM5の記録トラックに光(たとえばレーザー光)
を照射し、その反射光(または透過光)を検知すること
により、記録トラックから記録データを読み取るための
装置である。CD−ROM5の記録トラックには、たと
えばピット列の形態でデータが記録されている。サーボ
回路203は、駆動装置201の回転速度およびピック
アップ202の変位をフィードバック制御することによ
り、トラッキングおよびフォーカスのための制御を行
う。信号処理回路204は、ピックアップ202によっ
て読み取られたデータを元のデータに復調するための回
路である。マイクロコンピュータ205は、サーボ回路
203および信号処理回路204の動作を制御するため
の回路である。デコーダ206は、ゲーム機30内のC
PUブロック301から与えられるアドレスデータをデ
コードするための回路である。デコーダ206から出力
されるデコード信号は、信号処理回路204およびマイ
クロコンピュータ205に与えられる。
【0026】ロックIC207は、光ディスク装置1に
おけるワンチップマイクロコンピュータ6と協働して、
CD−ROM5の真偽判別を行うための回路である。P
−S変換器208は、ゲーム機30から入力されるパラ
レルデータをシリアルデータに変換してワンチップマイ
クロコンピュータ6に与え、ワンチップマイクロコンピ
ュータ6から与えられるシリアルデータをパラレルデー
タに変換してゲーム機30に与えるための回路である。
【0027】ゲーム機30は、CPUブロック301
と、ワーキングRAM302と、ピクチャー・プロセッ
シング・ユニット(以下、PPUと称する)303と、
ビデオRAM304と、RGBエンコーダ305と、ビ
デオアンプ306と、オーディオ・プロセッシング・ユ
ニット(以下、APUと称する)307と、オーディオ
RAM308と、オーディオアンプ309と、入出力ポ
ート310と、デコーダ311と、ロックIC312と
を備えている。
【0028】CPUブロック301は、CPU301a
と、ダイレクト・メモリ・アクセス(以下、DMAと称
する)回路301bとを含む。DMA回路301bは、
データのDMA転送を制御するための回路である。周知
のごとく、DMA転送は、データバスの占有権をCPU
301aの支配下から切り離すことにより、データを高
速に転送させるモードを言う。ワーキングRAM302
は、CPU301aの処理データを一時的に記憶するた
めのメモリである。
【0029】PPU303は、CPU301aから与え
られる画像データを処理してRGB信号に変換するため
の回路である。ビデオRAM304は、背景画となる静
止画キャラクタの画像データを、たとえば1フレーム分
記憶するためのメモリである。RGBエンコーダ305
は、PPU303から与えられるRGB信号を複合映像
信号に変換するための回路である。ビデオアンプ306
は、RGBエンコーダ305から与えられる複合映像信
号を電流増幅するための回路である。ビデオアンプ30
6の出力信号は、表示手段としてのテレビジョン受像機
60に与えられる。APU307は、CPUブロック3
01から与えられる音声データをアナログ音声信号に変
換するための回路である。オーディオRAM308は、
APU307の処理に必要なデータを一時的に記憶する
ためのメモリである。オーディオアンプ309は、AP
U307から出力されるアナログ音声信号を電流増幅す
るための回路である。オーディオアンプ309の出力信
号は、テレビジョン受像機60に与えられる。
【0030】入出力ポート310には、コントローラ4
0が接続される。コントローラ40は、モードの切換や
キャラクタの移動を指示するために、プレーヤによって
操作される。コントローラ40の出力信号は、入出力ポ
ート310を介してCPU301aに与えられる。
【0031】デコーダ311は、CPU301aから与
えられるアドレスデータをデコードするための回路であ
る。デコーダ311から出力されるデコード信号は、ワ
ーキングRAM302,外部メモリカートリッジ50に
おけるROM501に与えられる。ロックIC312
は、外部メモリカートリッジ50におけるキーIC50
2と協働して、外部メモリカートリッジ50の真偽判別
処理を行う。
【0032】CPUブロック301には、Aアドレスバ
ス313A,Bアドレスバス313Bおよびデータバス
314が接続される。CPUブロック301からAアド
レスバス313Aに出力されるアドレスデータは、ワー
キングRAM302,APU307,入出力ポート31
0,デコーダ311およびROM501に与えられる。
CPUブロック301からBアドレスバスバス313B
に出力されるアドレスデータは、PPU303およびデ
コーダ206に与えられる。CPUブロック301は、
データバス314を介してPPU303,信号処理回路
204,マイクロコントローラ205,ワーキングRA
M302,APU307,入出力ポート310およびR
OM501と接続される。さらに、入出力ポート310
は、P−S変換器208と接続される。
【0033】外部メモリカートリッジ50は、ROM5
01と、キーIC502とを備えている。ROM501
には、たとえばシステムタイトル出力プログラムデータ
やドライブ制御プログラムデータが不揮発的に記憶され
ている。システムタイトル出力プログラムデータは、画
像処理システムの起動時においてテレビジョン受像機6
0にシステムタイトルを表示させるためのプログラムデ
ータおよび表示データを含む。ドライブ制御プログラム
データは、CD−ROM5から記録データを読み取る際
に、CD−ROMプレーヤ20の動作を制御するための
プログラムデータを含む。キーIC502は、ゲーム機
30内のロックIC312と協働して外部メモリカート
リッジ50の真偽判別処理を行う。
【0034】図4は、光ディスク装置1のケースに収納
される電子回路の構成をより詳細に示すブロック図であ
る。図において、ワンチップマイクロコンピュータ6
は、マイクロコンピュータコア(以下、マイコンコアと
称する)601とSRAM602とを含む。マイコンコ
ア601とSRAM602は、アドレスバス603,デ
ータバス604および制御信号線605によって接続さ
れている。
【0035】マイコンコア601には、外部接続端子群
61が接続されている。外部接続端子群61は、外部接
続端子61a〜61eを含む。外部接続端子61aに
は、CD−ROMプレーヤ20からクロック信号が与え
られる。このクロック信号は、マイコンコア601に与
えられる。外部接続端子61bには、CD−ROMプレ
ーヤ20からシリアルデータが与えられる。このシリア
ルデータは、マイコンコア601に与えられる。外部接
続端子61cには、マイコンコア601からシリアルデ
ータが与えられる。このシリアルデータは、CD−RO
Mプレーヤ20に与えられる。
【0036】外部接続端子61dは、接地に接続され
る。外部接続端子61eは、CD−ROMプレーヤ20
を介してゲーム機30内の電源(図示せず)に接続され
る。外部接続端子61eに印加された電圧は、マイコン
コア601に供給されるとともに、ダイオードD1を介
してSRAM602に供給される。電池8は、ダイオー
ドD2を介してSRAM602に接続される。ダイオー
ドD1は、外部接続端子61eが他の外部接続端子と短
絡したときにオフ状態となり、電池8の消耗を防止す
る。ダイオードD2は、光ディスク装置1がCD−RO
Mプレーヤ20に装着されたときに、ゲーム機30の電
源から電池8に電流が流入するのを防止する。
【0037】図5は、図4に示すマイコンコア601の
より詳細な構成を示すブロック図である。図において、
マイコンコア601は、CPU601aと、ワーキング
RAM601bと、ROM601cとを含む。ワーキン
グRAM601bは、CPU601aの処理に必要なデ
ータを記憶する。ROM601cは、CPU601aの
動作プログラムを記憶する。CPU601aは、ROM
601cに記憶された動作プログラムに従って、後述す
る真偽判別処理,データ書込・読出処理,データ圧縮処
理およびデータ伸長処理を行う。
【0038】図6は、図3に示す信号処理回路204の
より詳細な構成を示すブロック図である。図において、
信号処理回路204は、データ復調回路204aと、デ
ータ抽出・出力回路204bと、バッファRAM204
cとを含む。データ復調回路204aには、ピックアッ
プ202によってCD−ROM5から読み取られた記録
信号が与えられる。データ復調回路204aは、EFM
変調(Eight to Fourteen Modu
lation)された記録信号を復調するとともに、デ
ータのエラー訂正を行う。データ復調回路204aの出
力は、データ抽出・出力回路204bに与えられる。
【0039】データ抽出・出力回路204bは、データ
復調回路204aから与えられる復調データのフォーマ
ットを変換するための回路である。すなわち、データ抽
出・出力回路204bは、CD−ROM5に特定のフォ
ーマットで記録されたデータを、CPU301aで処理
可能なフォーマットのデータに変換する。バッファRA
M204cは、データ抽出・出力回路204bによって
処理されたデータを一時的に記憶するためのメモリであ
る。
【0040】データ抽出・出力回路204bは、バッフ
ァRAM204cに一定量以上の復調データがロードさ
れたときに割込信号を出力する。この割込信号は、デー
タの転送を要求する信号としてCPUブロック301に
与えられる。さらに、データ抽出・出力回路204bに
は、デコーダ206からデコード信号が与えられる。こ
のデコード信号は、CPUブロック301が信号処理回
路204に対して復調データの出力を要求するときに活
性化される。データ抽出・出力回路204bは、このデ
コード信号が活性化されたことに応答して、バッファR
AM204cに記憶された復調データをデータバス31
4に出力する。さらに、データ抽出・出力回路204b
には、ロックIC207からロード許可信号およびロー
ド禁止信号が与えられる。また、データ抽出・出力回路
204bは、ロックIC207へロード終了信号を出力
する。さらに、データ抽出・出力回路204bには、マ
イクロコンピュータ205から制御信号が与えられる。
【0041】図7は、図3に示すCD−ROM5のメモ
リマップを示す図解図である。図において、CD−RO
M5は、記憶エリア5a〜5cを含む。これら記憶エリ
ア5a,5bおよび5cには、それぞれ、ゲーム用音楽
データ,ゲーム用映像データおよびゲーム用プログラム
データが格納されている。
【0042】図8は、図5に示すROM601cのメモ
リマップを示す図解図である。ROM601cは、図8
に示すように、記憶エリア205a〜205dを含む。
記憶エリア205a,205b,205cおよび205
dには、それぞれ、シリアルデータ送受信プログラム,
キー・ロック通信プログラム,データ伸長プログラムお
よびデータ圧縮プログラムが格納されている。
【0043】図9〜図11は、図3に示す画像処理シス
テムの動作を説明するためのフローチャートであり、特
に、図9は光ディスク装置1内のワンチップマイクロコ
ンピュータ6の動作を示すフローチャートであり、図1
0はCD−ROMプレーヤ20内のロックICの動作を
示すフローチャートであり、図11はゲーム機30内の
CPUブロック301がCD−ROM5からのデータを
ロードする際の動作を示すフローチャートである。以
下、これら図9〜図11を参照して、図3に示す画像処
理システムの動作を説明する。
【0044】まず、図9を参照して、ワンチップマイク
ロコンピュータ6の動作を説明する。ワンチップマイク
ロコンピュータ6のCPU601aは、ステップS1に
おいてCPUブロック301のCPU301aからコマ
ンドデータを受信すると、ステップS2においてそのコ
マンドデータを解読する。なお、CPU301aからの
コマンドデータ(パラレルデータ)は、データバス31
4,入出力ポート310を介してP−S変換器208で
シリアルデータに変換された後、CPU601aに与え
られる。CPU601aは、ステップS2の解読結果に
従って、データのセーブ動作,データのロード動作,照
合動作のいずれかを行う。まず、データのセーブ動作を
説明する。このデータセーブ動作は、ゲームを途中で中
断するときに行われる。データセーブ動作に入ると、C
PU301aは、ゲーム進行状況データを記憶させる先
のSRAM602のアドレスおよびセーブすべきゲーム
進行状況データのデータ数を出力する。続いて、CPU
301aは、セーブすべきゲーム進行状況データを出力
する。これらアドレス,データ数およびゲーム進行状況
データは、P−S変換器208でシリアルデータに変換
された後、外部接続端子61b(図4参照)を介してC
PU601aに与えられる。
【0045】CPU601aは、まずステップS3にお
いて、シリアルデータとしての上記アドレスおよびデー
タ数をP−S変換器208から入力し、パラレルデータ
に変換する。続いて、ステップS4において、CPU6
01aはシリアルデータとしてのゲーム進行状況データ
をP−S変換器208から入力し、パラレルデータに変
換する。これらステップS3およびS4の動作は、RO
M601cの記憶エリア6a(図8参照)から読み出さ
れたシリアルデータ送受信プログラムに基づいて行われ
る。次に、ステップS5に進み、CPU601aはステ
ップS4で入力されたゲーム進行状況データを所定の方
式により圧縮する。データ圧縮の方式としては、ハフマ
ン方式,LZS方式,ランレングス方式等が用いられ
る。圧縮されたゲーム進行状況データは、ステップS3
で入力されたアドレスに対応するSRAM602の所定
の記憶エリアに書き込まれる。上記ステップS5のデー
タ圧縮動作は、ROM601cの記憶エリア6d(図8
参照)から読み出されたデータ圧縮プログラムに基づい
て行われる。次に、ステップS6に進み、ステップS3
で入力されたデータ数に基づいて、すべてのゲーム進行
状況データのセーブ動作が終了したか否かが判断され
る。すべてのゲーム進行状況データのセーブ動作が終了
していない場合は、再びステップS4およびS5の動作
が繰り返される。一方、すべてのゲーム進行状況データ
のセーブ動作が終了した場合は、ステップS7に進み、
CPU601aは次のコマンドデータの受信を待機す
る。
【0046】上記のごとく、CPU601aは入力され
たゲーム進行状況データを圧縮した後にSRAM602
に書きむ。したがって、たとえセーブすべきゲーム進行
状況データのデータ量が多くても、SRAM602の記
憶容量は少なくてすむ。その結果、ワンチップマイクロ
コンピュータ6のサイズは小さくなり、ワンチップマイ
クロコンピュータ6をケース2の空きスペースに搭載す
ることが極めて容易となる。また、ワンチップマイクロ
コンピュータ6のコストも安くなる。
【0047】次に、データのロード動作を説明する。こ
のデータロード動作は、ゲームの開始時に行われる。デ
ータロード動作に入ると、CPU301aは、ロードす
べきゲーム進行状況データが記憶されているSRAM6
02のアドレスおよびロードすべきゲーム進行状況デー
タのデータ数を出力する。これらアドレスおよびデータ
数は、P−S変換器208でシリアルデータに変換され
た後、外部接続端子61b(図4参照)を介してCPU
601aに与えられる。
【0048】まず、ステップS8において、CPU60
1aはシリアルデータとしての上記アドレスおよびデー
タ数をP−S変換器208から入力し、パラレルデータ
に変換する。このステップS8の動作は、ROM601
cの記憶エリア6a(図8参照)から読み出されたシリ
アルデータ送受信プログラムに基づいて行われる。次
に、ステップS9に進み、CPU601aはステップS
8で入力されたアドレスに対応するSRAM602の所
定の記憶エリアからゲーム進行状況データを読み出し、
伸長する。このデータの伸長処理によって、SRAM6
02から読み出された圧縮されたゲーム進行状況データ
が元のゲーム進行状況データに変換される。上記ステッ
プS5のデータ伸長動作は、ROM601cの記憶エリ
ア6c(図8参照)から読み出されたデータ伸長プログ
ラムに基づいて行われる。次に、ステップS10に進
み、CPU601aは伸長処理の施されたパラレルのゲ
ーム進行状況データをシリアルのゲーム進行状況データ
に変換して出力する。このシリアルのゲーム進行状況デ
ータは、外部接続端子61c(図4参照)を介してP−
S変換器208に与えられる。
【0049】P−S変換器208は、与えられたシリア
ルのゲーム進行状況データをパラレルのゲーム進行状況
データに変換して、ゲーム機30に出力する。ゲーム機
30では、P−S変換器208から与えられたゲーム進
行状況データが入出力ポート310,データバス314
を介してCPU301aに取り込まれる。CPU301
aは、取り込んだゲーム進行状況データに従ってゲーム
の開始処理を実行する。すなわち、CPU301aは与
えられたゲーム進行状況データにより示される状態から
ゲームを再開させる。これによって、プレーヤはゲーム
の中断後ゲームを再開する時に、中断時の状態からゲー
ムを開始することができる。そのため、プレーヤはゲー
ムを中断するごとにゲームの最初に戻って再び面倒なキ
ー操作を繰り返す必要がなく、ゲームの面白味を損なう
ことがない。
【0050】なお、ROM601cの記憶エリア6c,
6dに記憶されたデータ伸長プログラム,データ圧縮プ
ログラムをゲームの種類ごとまたはメーカ別に異ならせ
ておけば、たとえCD−ROM5に記録されたゲームデ
ータが他の書込読出可能CDに不正にコピーされても、
これらデータ伸長プログラム,データ圧縮プログラムを
コピーしない限り、途中からのゲームのリプレーを行う
ことができず、商品価値としては半減する。したがっ
て、不正なコピー商品の氾濫を防止することができる。
【0051】次に、ステップS11に進み、ステップS
8で入力されたデータ数に基づいて、すべてのゲーム進
行状況データのロード動作が終了したか否かが判断され
る。すべてのゲーム進行状況データのロード動作が終了
していない場合は、再びステップS9およびS10の動
作が繰り返される。一方、すべてのゲーム進行状況デー
タのロード動作が終了した場合は、ステップS7に進
み、CPU601aは次のコマンドデータの受信を待機
する。
【0052】次に、照合動作を説明する。この照合動作
は、ROM601cの記憶エリア6bから読み出された
キー・ロック通信プログラムに基づいてゲームの開始時
に行われる。まず、ステップS12において、CPU6
01aは、ロックIC207に対して、照合データを出
力する。次に、ステップS13に進み、ステップS12
で出力した照合データに対して所定の演算式に基づく演
算を施す。このとき、ロックIC207は、ステップS
13で用いられる演算式と同一の演算式を用いて、CP
U601aからの入力データに対して同様の演算を行っ
ている。次に、ステップS14に進み、CPU601a
は、ステップS13の演算結果をロックIC207に出
力するとともに、ロックIC207における演算結果を
入力し、この入力された演算結果がステップS13の演
算結果と一致するか否かを比較照合する。
【0053】次に、ステップS15に進み、CPU60
1aはステップS14で比較照合された両演算結果が一
致したか否かを判断する。両演算結果が一致した場合
は、ステップS16に進み、CPU601aはシリアル
のOK識別信号を出力する。このシリアルのOK識別信
号は、図4の外部接続端子61cを介してP−S変換器
208に与えられ、パラレルのOK識別信号に変換され
る。このパラレルのOK識別信号は、入力ポート31
0,データバス314を介してCPU301aに与えら
れる。一方、ステップS14で比較照合された両演算結
果が不一致であった場合は、ステップS17に進み、C
PU601aはシリアルのNG識別信号を出力する。こ
のシリアルのNG識別信号は、OK識別信号の場合と同
様にP−S変換器208でパラレルのNG識別信号に変
換された後、入力ポート310,データバス314を介
してCPU301aに与えられる。
【0054】以上説明したごとく、ワンチップマイクロ
コンピュータ6とCD−ROMプレーヤ20との間のデ
ータの入出力は、シリアルに行われる。したがって、ワ
ンチップマイクロコンピュータ6に設けられる信号線お
よび外部接続端子の数を少なくでき、ワンチップマイク
ロコンピュータ6のサイズを小さくできる。
【0055】次に、図10を参照して、CD−ROMプ
レーヤ20におけるロックIC207の動作を説明す
る。まず、ステップS101において、ロックIC20
7はワンチップマイクロコンピュータ6からの照合デー
タを待機する。ワンチップマイクロコンピュータ6が図
9のステップS12で照合データを出力すると、ステッ
プS102に進み、ロックIC207は照合データを入
力する。次に、ステップS103に進み、ロックIC2
07は、ステップS102で入力された照合データに対
して、所定の演算式に基づく演算処理を施す。このとき
用いられる演算式は、図9のステップS13で用いられ
る演算式と同一である。次に、ステップS104に進
み、ロックIC207は、ステップS103の演算結果
をワンチップマイクロコンピュータ6に出力するととも
に、ワンチップマイクロコンピュータ6における演算結
果を入力し、この入力された演算結果がステップS10
3の演算結果と一致するか否かを比較照合する。次に、
ステップS105に進み、ロックIC207は、ステッ
プS104で比較照合された両演算結果が一致したか否
かを判断する。
【0056】ステップS105において両演算結果の一
致が判断された場合、ステップS106に進み、ロック
IC207はロード許可信号を出力する。このロード許
可信号は、信号処理回路204のデータ抽出・出力回路
204bに与えられる。データ抽出・出力回路204b
は、このロード許可信号に応答して、バッファRAM2
04cに記憶されたデータが能動化される。これによっ
て、データ抽出・出力回路204bは動作可能状態とな
る。次に、ステップS107に進み、ロックIC207
は、データ抽出・出力回路204bからのロード終了信
号を待機する。データ抽出・出力回路204bは、バッ
ファRAM204cに蓄積された所定量のデータ(たと
えば1ファイル分のデータ)の出力を終了すると、ロー
ド終了信号を出力する。ロックIC207は、データ抽
出・出力回路204bからロード終了信号が与えられる
と、ステップS108に進み、信号処理回路204に対
してロード禁止信号を出力する。データ抽出・出力回路
204bは、このロード禁止信号に応答して不能動化さ
れる。
【0057】一方、ステップS105において両演算結
果の不一致が判断された場合、ロックIC207はステ
ップS106,S107の動作をスキップして、直接ス
テップS108の動作を実行する。したがって、信号処
理回路204におけるデータ抽出・出力回路204bは
能動化されない。
【0058】ステップS108の動作の後、ロックIC
207は再びステップS101の動作を実行する。すな
わち、ロックIC207は、データ抽出・出力回路20
4bがCD−ROM5から読み出されたデータを出力す
るごとに照合動作を行い、データ抽出・出力回路204
bの能動化/不能動化を制御する。次に、図11を参照
して、CPUブロック301がCD−ROM5からデー
タをロードする際の動作を説明する。この図11の動作
は、ROM501から読み出されたロードプログラムに
基づいて行われる。まず、ステップS201において、
CPU301aは、照合コマンドを出力する。この照合
コマンドは、データバス314,入出力ポート310,
P/S変換器208を介してワンチップマイクロコンピ
ュータ6のCPU601aに与えられる。CPU601
aは、この照合コマンドに応答して、図9に示すステッ
プS12〜S17の照合動作を実行する。
【0059】次に、ステップS202に進み、CPU3
01aは、CD−ROM20に装着された光ディスク1
の真偽を判断する。このステップS202の真偽判断
は、ワンチップマイクロコンピュータ6が前述のステッ
プS16でOK識別信号を出力したか、またはステップ
S17でNG識別信号を出力したかに基づいて行われ
る。ワンチップマイクロコンピュータ6がステップS1
7でNG識別信号を出力した場合は、ステップS208
に進み、CPU301aはエラー処理を実行する。すな
わち、CPU301aは、CD−ROM5がたとえば不
正なコピーデータを記録した不適正な商品であると判断
し、ゲームプログラムの実行を禁止する。
【0060】一方、ワンチップマイクロコンピュータ6
がステップS16でOK信号を出力した場合は、ステッ
プS209に進み、CPU301aはCD−ROM5の
ロードコマンドを出力する。このロードコマンドは、デ
ータバス314を介してCD−ROMプレーヤ20にお
けるマイクロコンピュータ205に与えられる。マイク
ロコンピュータ205は、このロードコマンドに応答し
て、サーボ回路203,駆動装置201を制御し、ピッ
クアップ202によってCD−ROM5からデータを読
み取らせる。また、マイクロコンピュータ205は、信
号処理回路204におけるデータ復調回路204aおよ
びデータ抽出・出力回路204bの動作を開始させる。
応じて、データ復調回路204aはピックアップ202
によってCD−ROM5から読み出されたデータを復調
し、データ抽出・出力回路204bはデータ復調回路2
04aによって復調されたデータをフォーマット変換し
た後バッファRAM204cにストアする。データ抽出
・出力回路204bは、バッファRAM204cに一定
量の復調データがストアされると、割込信号をCPU3
01aに出力する。CPU301aは、ステップS21
0においてデータ抽出・出力回路204bからの割込信
号を受信すると、ステップS211においてDMA回路
301bを起動する。
【0061】DMA回路301bは、起動されるとまず
ステップS212において、CPU301aの動作を停
止させる。これによって、データバス314の占有権が
CPU301aからDMA回路301bに移行する。次
に、ステップS213に進み、DMA回路301bは、
Bアドレスバス313Bにデータ転送元のアドレスデー
タ(信号処理回路204のポートアドレスのデータ)を
出力する。このアドレスデータは、デコーダ206に与
えられ、デコードされる。デコーダ206から出力され
るデコード信号は、信号処理回路204におけるデータ
抽出・出力回路204bに与えられる。応じて、データ
抽出・出力回路204bはバッファRAM204cから
読み出した復調データを出力することが可能な状態とな
る。次に、ステップS214に進み、DMA回路301
bは、Aアドレスバス313Aにデータ転送先のアドレ
スデータを出力する。このアドレスデータは、データ転
送先のメモリ(ワーキングRAM302等)に与えられ
てそのメモリにおけるアドレスを指定する。
【0062】次に、ステップS215に進み、DMA回
路301bは、Bアドレスバス313Bにリード信号を
出力し、Aアドレスバス313Aにライト信号を出力す
る。Bアドレスバス313Bに出力されたリード信号
は、デコーダ206に与えられてデコードされる。この
とき、デコーダ206は、復調データの転送開始を要求
するデコード信号を、信号処理回路204のデータ抽出
・出力回路204bに出力する。このデコード信号に応
答して、データ抽出・出力回路204bは、バッファR
AM204cから読み出した復調データをデータバス3
14に出力する。一方、Aアドレスバス313Aに出力
されたライト信号は、デコーダ311に与えられ、デコ
ードされる。このときデコーダ311は、書込を許容す
るデコード信号をデータの転送先のメモリに出力する。
これによって、データ転送先のメモリが書込可能状態と
なる。
【0063】信号処理回路204のデータ抽出・出力回
路204bからデータバス314に出力される復調デー
タは、CPU301aを介さずに直接転送先のメモリ
(ワーキングRAM302等)に転送され、そこにロー
ドされる。この復調データの転送は、たとえば1バイト
(たとえば8ビット)ずつ行われる。次に、ステップS
216に進み、DMA回路301bは、すべてのデータ
の転送が終了したか否かを判断する。すべてのデータの
転送が終了していない場合は、再び前述のステップS2
13に戻って、上記ステップS213〜S215の動作
を繰り返す。一方、すべてのデータの転送が終了した場
合は、ステップS217に進み、DMA回路301b
は、CPU301aの動作停止を解除する。これによっ
て、データバス314の占有権が再びDMA回路301
bからCPU301aに移行する。
【0064】次に、ステップS218に進み、CPU3
01aは、DMA転送された復調データがワーキングR
AM302にエラーなくロードされたか否かを判断す
る。エラーが生じた場合は、ステップS208に進み、
CPU301aは、エラー処理を実行する。一方、エラ
ーが生じていない場合は、ステップS219に進み、C
PU301aは、復調データのロード処理を完了する。
【0065】その後、CPU301aは次のプログラム
を実行する。すなわち、CPU301aはCD−ROM
5から読み出されたゲームプログラムを実行し、テレビ
ジョン受像機60にゲームのための画像を表示させ、音
声を出力させる。
【0066】なお、上記実施例では、光ディスク装置1
がビデオゲームシステムに用いられているが、この発明
の光ディスク装置は、ビデオゲームシステムのみならず
その他の画像処理システム(たとえばパーソナルコンピ
ュータや光ファイリングシステム)にももちろん適用可
能である。
【0067】
【発明の効果】以上のように、請求項1および3の発明
によれば、圧縮されたデータを書込読出可能メモリに書
き込むようにしているので、小容量の書込読出可能メモ
リで多量のデータをバックアップのために記憶すること
ができる。したがって、書込読出可能メモリを含む電子
回路またはワンチップマイクロコンピュータを小型化か
つ低コスト化することができ、ケース内の限られた空き
スペースへの搭載が容易に行える。
【0068】また、請求項2の発明によれば、光ディス
ク装置と画像処理システムとの間のデータの入出力がシ
リアルに行われるので、ケース内に搭載される電子回路
の信号線数および外部接続端子数を削減することができ
る。したがって、ケース内への電子回路の搭載がより容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の光ディスク装置の外観図
である。
【図2】図1に示す線A−Aに沿う断面図である。
【図3】この発明の一実施例に係る光ディスク装置を用
いた画像処理システムの構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図4】図3に示す光ディスク装置1に搭載される電子
回路のより詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示すマイコンコア601のより詳細な構
成を示すブロック図である。
【図6】図3に示す信号処理回路204のより詳細な構
成を示すブロック図である。
【図7】図3に示すCD−ROM5のメモリマップを示
す図解図である。
【図8】図5に示すROM601cのメモリマップを示
す図解図である。
【図9】図5に示すCPU601aの動作を示すフロー
チャートである。
【図10】図3に示すロックIC207の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】図3に示すCPU301aがCD−ROM5
からデータをロードする際の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1: 光ディスク装置 2: ケース 5: CD−ROM 6: ワンチップマイクロコンピュータ 8: 電池 20: CD−ROMプレーヤ 30: ゲーム機 40: コントローラ 50: 外部メモリカートリッジ 60: テレビジョン受像機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着された光ディスク装置から読み出し
    た情報を処理して表示手段に表示させる画像処理システ
    ムに用いられる光ディスク装置であって、 前記画像処理システムに着脱自在に装着されるケース、 前記ケースの内部に回転自在に収納され、少なくとも一
    方面に情報が光学的に読取可能に記録された光ディス
    ク、および前記ケースの内部に収納された電子回路を備
    え、 前記電子回路は、 情報を書込読出可能な書込読出可能メモリと、 前記画像処理システムの画像処理に関連して発生するデ
    ータを圧縮するデータ圧縮手段と、 書込モードのとき前記データ圧縮手段によって圧縮され
    たデータを前記書込読出可能メモリへ書き込み、読出モ
    ードのとき前記書込読出可能メモリの記憶データを読み
    出す書込・読出制御手段と、 前記書込・読出制御手段によって読み出された圧縮デー
    タを前記データ圧縮手段のデータ圧縮の規則性に関連し
    て伸長するデータ伸長手段とを含む、光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記電子回路と前記画像処理システムと
    の間のデータの入出力はシリアルに行なわれ、 前記データ圧縮手段は、前記画像処理システムから入力
    されたシリアルデータをパラレルデータに変換するとと
    もに圧縮し、 前記データ伸長手段は、前記書込・読出制御手段によっ
    て読み出されたパラレルの圧縮データをシリアルデータ
    に変換するとともに伸長する、請求項1に記載の光ディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】 装着された光ディスク装置から読み出し
    た情報を処理して表示手段に表示させる画像処理システ
    ムに用いられる光ディスク装置であって、 前記画像処理システムに着脱自在に装着されるケース、 前記ケースの内部に回転自在に収納され、少なくとも一
    方面に情報が光学的に読取可能に記録された光ディス
    ク、および前記ケースの内部に収納されたワンチップマ
    イクロコンピュータを備え、 前記ワンチップマイクロコンピュータは、 情報を書込読出可能な書込読出可能メモリと、 前記画像処理システムの画像処理に関連して発生するデ
    ータを圧縮するためのデータ圧縮プログラムを記憶した
    第1のプログラム記憶手段と、 書込モードのとき前記データ圧縮手段によって圧縮され
    たデータを前記書込読出可能メモリへ書き込み、読出モ
    ードのとき前記書込読出可能メモリの記憶データを読み
    出すための書込・読出制御プログラムを記憶した第2の
    プログラム記憶手段と、 前記書込・読出制御手段によって読み出された圧縮デー
    タを前記データ圧縮プログラムのデータ圧縮の規則性に
    関連して伸長するデータ伸長プログラムを記憶した第3
    のプログラム記憶手段と、 前記第1〜第3のプログラム記憶手段から読み出した各
    プログラムに基づいて、データの圧縮処理,書込・読出
    制御,伸長処理を実行するプログラム処理手段とを含
    む、光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理システムは、ビデオゲーム
    装置であり、 前記書込読出可能メモリには、ゲームの進行状況を示す
    データが記憶されている、請求項3に記載の光ディスク
    装置。
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