JPH06250529A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
- Publication number
- JPH06250529A JPH06250529A JP5974293A JP5974293A JPH06250529A JP H06250529 A JPH06250529 A JP H06250529A JP 5974293 A JP5974293 A JP 5974293A JP 5974293 A JP5974293 A JP 5974293A JP H06250529 A JPH06250529 A JP H06250529A
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- Japan
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- developing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厳しいギャップ精度を必要とせず、安価でか
つ鮮明な画質の得られる現像装置を提供する。 【構成】 現像ローラー2を、複数個の磁極が着磁され
たスポンジ部材3と、このスポンジ部材3の表面にコー
ティングされた導電性シート4とで構成し、かつこの現
像ローラー2を感光体ドラム1に接触させて配置した現
像装置。
つ鮮明な画質の得られる現像装置を提供する。 【構成】 現像ローラー2を、複数個の磁極が着磁され
たスポンジ部材3と、このスポンジ部材3の表面にコー
ティングされた導電性シート4とで構成し、かつこの現
像ローラー2を感光体ドラム1に接触させて配置した現
像装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性現像剤である一成
分磁性トナーを現像領域へ搬送し、像坦持体上の潜像を
可視像化するための現像装置に関する。
分磁性トナーを現像領域へ搬送し、像坦持体上の潜像を
可視像化するための現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、感光体や誘電体等の像坦持体
の表面に形成された静電潜像に磁性現像剤である磁性ト
ナーを供給して現像せしめる現像装置が知られている。
このような現像装置では、磁石体を備える現像剤搬送部
材上に磁性現像剤を磁力により保持し、現像剤搬送部材
を回転させることにより磁性現像剤を現像領域に搬送し
て現像を行っている。従来の現像剤搬送部材としては、
非磁性金属材料で形成されたスリーブの内部に、複数個
の磁極を有するマグネット部材を配置して構成するもの
や、スリーブを用いないマグネット部材により構成する
もの(例えば、特開昭63−223675号)などが知
られている。
の表面に形成された静電潜像に磁性現像剤である磁性ト
ナーを供給して現像せしめる現像装置が知られている。
このような現像装置では、磁石体を備える現像剤搬送部
材上に磁性現像剤を磁力により保持し、現像剤搬送部材
を回転させることにより磁性現像剤を現像領域に搬送し
て現像を行っている。従来の現像剤搬送部材としては、
非磁性金属材料で形成されたスリーブの内部に、複数個
の磁極を有するマグネット部材を配置して構成するもの
や、スリーブを用いないマグネット部材により構成する
もの(例えば、特開昭63−223675号)などが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の現像装置で
は、現像剤搬送部材は像坦持体に近接配置され、両者の
間には所定のギャップが設けられているが、このギャッ
プの調整にはかなり厳しい精度が要求される。特に、磁
性現像剤として一成分系の磁性トナーを用いる場合に
は、現像剤搬送部材である現像ローラには、1/100
〜3/100程度のフレ精度が必要である。さらに、像
坦持体と現像搬送部材との間にギャップが存在すると、
磁性トナーのたまりの状態によって、画像に尾引きや、
前引きが発生しやすくなり画質が低下してしまう。ま
た、磁性現像剤中に、磁性トナーより大きな異物が混入
すると像坦持体に傷がついてしまう。特に、スリーブを
有するタイプの現像ローラーでは、スリーブが金属材料
(SUS,Al合金等)で形成されているため、ギャッ
プ幅よりもサイズの大きい異物が混入すると、スリーブ
よりも軟い材質で形成されている像坦持体(例えばOP
C)が傷ついてしまうのである。さらに、スリーブを有
するタイプの現像ローラーは、スリーブを設ける分、コ
ストが高くなってしまう。
は、現像剤搬送部材は像坦持体に近接配置され、両者の
間には所定のギャップが設けられているが、このギャッ
プの調整にはかなり厳しい精度が要求される。特に、磁
性現像剤として一成分系の磁性トナーを用いる場合に
は、現像剤搬送部材である現像ローラには、1/100
〜3/100程度のフレ精度が必要である。さらに、像
坦持体と現像搬送部材との間にギャップが存在すると、
磁性トナーのたまりの状態によって、画像に尾引きや、
前引きが発生しやすくなり画質が低下してしまう。ま
た、磁性現像剤中に、磁性トナーより大きな異物が混入
すると像坦持体に傷がついてしまう。特に、スリーブを
有するタイプの現像ローラーでは、スリーブが金属材料
(SUS,Al合金等)で形成されているため、ギャッ
プ幅よりもサイズの大きい異物が混入すると、スリーブ
よりも軟い材質で形成されている像坦持体(例えばOP
C)が傷ついてしまうのである。さらに、スリーブを有
するタイプの現像ローラーは、スリーブを設ける分、コ
ストが高くなってしまう。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、厳
しいギャップ精度を必要とせず、安価でかつ鮮明な画質
の得られる現像装置を提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、厳
しいギャップ精度を必要とせず、安価でかつ鮮明な画質
の得られる現像装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、像坦持体に対向し、磁性現像剤を搬送
するための現像ローラーと、磁性現像剤を収容する現像
剤容器とを有し、磁性現像剤を現像ローラーの表面に保
持させて現像ローラーを回転させることにより、磁性現
像剤を現像領域に搬送させる現像装置において、上記現
像ローラーは、複数個の磁極を有する多孔質弾性部材
と、この弾性部材の表面に設けられた導電性シートとか
ら構成され、かつこの現像ローラーを上記像坦持体に接
触させて配置した。
に、本発明では、像坦持体に対向し、磁性現像剤を搬送
するための現像ローラーと、磁性現像剤を収容する現像
剤容器とを有し、磁性現像剤を現像ローラーの表面に保
持させて現像ローラーを回転させることにより、磁性現
像剤を現像領域に搬送させる現像装置において、上記現
像ローラーは、複数個の磁極を有する多孔質弾性部材
と、この弾性部材の表面に設けられた導電性シートとか
ら構成され、かつこの現像ローラーを上記像坦持体に接
触させて配置した。
【0006】
【作用】上記本発明では、現像ローラーの内部に、複数
個の磁極が着磁された多孔質弾性部材を設けたので、像
坦持体を現像ローラーに接触させて配置できる。という
のは、像坦持体と現像ローラーとを接触させても、多孔
質弾性部材が現像ローラーのフレを吸収してくれるから
である。従って、像坦持体と現像ローラーとの間に予め
ギャップを設ける必要がなくり、ギャップ精度の微調整
も不要となる。さらに、このギャップがなくなると、画
像の尾引きや、前引きが発生しなくなり、鮮明な画像を
得ることが可能になる。というのは、従来では、画像の
尾引きや前引きは、主に、ギャップでの磁性トナーのた
まり状態が原因となって生じていたからである。さら
に、磁性現像剤中に、磁性トナーより大きな異物が混入
したとしても、多孔質弾性部材がこの異物による影響を
吸収してくれるので、像坦持体が傷つけられてしまうこ
とはない。従来では、予め設けられたギャップよりも大
きな異物が混入した場合には、OPCなど比較的軟い材
質で形成されている像坦持体が傷ついてしまっていた。
さらに、現像ローラーにはスリーブを設けていないの
で、現像ローラーのコストが安価になる。さらに、多孔
質弾性部材の表面をシートでコーティングすることによ
り、目づまりが発生するのを防止する。というのは、こ
の弾性部材は多孔性なので、シートを設けないと、磁性
トナーが弾性部材の表面の空孔に入ってしまうからであ
る。また、シートを導電性にすることにより、所定のバ
イアス電圧が現像ローラーに印加できるようにした。
個の磁極が着磁された多孔質弾性部材を設けたので、像
坦持体を現像ローラーに接触させて配置できる。という
のは、像坦持体と現像ローラーとを接触させても、多孔
質弾性部材が現像ローラーのフレを吸収してくれるから
である。従って、像坦持体と現像ローラーとの間に予め
ギャップを設ける必要がなくり、ギャップ精度の微調整
も不要となる。さらに、このギャップがなくなると、画
像の尾引きや、前引きが発生しなくなり、鮮明な画像を
得ることが可能になる。というのは、従来では、画像の
尾引きや前引きは、主に、ギャップでの磁性トナーのた
まり状態が原因となって生じていたからである。さら
に、磁性現像剤中に、磁性トナーより大きな異物が混入
したとしても、多孔質弾性部材がこの異物による影響を
吸収してくれるので、像坦持体が傷つけられてしまうこ
とはない。従来では、予め設けられたギャップよりも大
きな異物が混入した場合には、OPCなど比較的軟い材
質で形成されている像坦持体が傷ついてしまっていた。
さらに、現像ローラーにはスリーブを設けていないの
で、現像ローラーのコストが安価になる。さらに、多孔
質弾性部材の表面をシートでコーティングすることによ
り、目づまりが発生するのを防止する。というのは、こ
の弾性部材は多孔性なので、シートを設けないと、磁性
トナーが弾性部材の表面の空孔に入ってしまうからであ
る。また、シートを導電性にすることにより、所定のバ
イアス電圧が現像ローラーに印加できるようにした。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1により説明する。感光
体ドラム1は、矢印A方向に回転し、その表面には、帯
電及び露光により静電荷像(図示せず)が形成される。
この感光体ドラム1と対向して、現像ローラー2が回転
自在に配置され、感光体ドラム1と現像ローラー2との
間に現像領域Cが形成される。この際、現像剤搬送部材
である現像ローラー2は、感光体ドラム1に接触した状
態で配置されている。現像ローラー2の回転スピード
は、感光体ドラム1の回転スピードの1〜2倍程度にす
るのが好ましい。
体ドラム1は、矢印A方向に回転し、その表面には、帯
電及び露光により静電荷像(図示せず)が形成される。
この感光体ドラム1と対向して、現像ローラー2が回転
自在に配置され、感光体ドラム1と現像ローラー2との
間に現像領域Cが形成される。この際、現像剤搬送部材
である現像ローラー2は、感光体ドラム1に接触した状
態で配置されている。現像ローラー2の回転スピード
は、感光体ドラム1の回転スピードの1〜2倍程度にす
るのが好ましい。
【0008】この現像ローラー2は、表面に複数個の磁
極が着磁されたスポンジ部材3と、このスポンジ部材3
の表面にコーティングされた導電性のシート4とから構
成される。このスポンジ部材3は、軟かい発泡性の材料
で形成されている。このような材料として、例えば、ハ
ードフェライト粉末を含有する発泡ウレタンロールなど
が好ましい。このように、現像ローラー2にスポンジ部
材3を設けたのは、現像ローラー2を感光体ドラム1に
接触可能にすると共に、現像ローラー2自体のフレを吸
収するためである。
極が着磁されたスポンジ部材3と、このスポンジ部材3
の表面にコーティングされた導電性のシート4とから構
成される。このスポンジ部材3は、軟かい発泡性の材料
で形成されている。このような材料として、例えば、ハ
ードフェライト粉末を含有する発泡ウレタンロールなど
が好ましい。このように、現像ローラー2にスポンジ部
材3を設けたのは、現像ローラー2を感光体ドラム1に
接触可能にすると共に、現像ローラー2自体のフレを吸
収するためである。
【0009】ここで、現像ローラー2を比較的硬い材質
のマグネット部材のみで構成し、単純に、現像ローラー
を感光体ドラムに接触させてしまうと、比較的軟らかい
材質で形成されている感光体ドラム表面の感光体が、マ
グネット部材によって傷つけられてしまう。これを防止
するためにも、現像ローラー2にスポンジ部材3を設け
る必要がある。さらに、現像ローラー2の表面硬度を、
感光体ドラム1表面の感光体よりも軟らかくしておくこ
とも必要である。また、スポンジ部材3の表面をシート
4でコーティングしたのは、スポンジ部材3が多孔性な
ので、磁性トナーがスポンジ部材3の表面に存在する空
孔に入ってしまって、目づまりが発生するのを防止する
ためである。また、シート4を導電性にしたのは、所定
のバイアス電圧を現像ローラー2に印加できるようにす
るためである。
のマグネット部材のみで構成し、単純に、現像ローラー
を感光体ドラムに接触させてしまうと、比較的軟らかい
材質で形成されている感光体ドラム表面の感光体が、マ
グネット部材によって傷つけられてしまう。これを防止
するためにも、現像ローラー2にスポンジ部材3を設け
る必要がある。さらに、現像ローラー2の表面硬度を、
感光体ドラム1表面の感光体よりも軟らかくしておくこ
とも必要である。また、スポンジ部材3の表面をシート
4でコーティングしたのは、スポンジ部材3が多孔性な
ので、磁性トナーがスポンジ部材3の表面に存在する空
孔に入ってしまって、目づまりが発生するのを防止する
ためである。また、シート4を導電性にしたのは、所定
のバイアス電圧を現像ローラー2に印加できるようにす
るためである。
【0010】磁性現像剤5は一成分磁性トナーであり、
現像剤槽6に収容されている。現像剤槽6の出口には、
ブレード部材7が現像ローラー2に圧接した状態で配置
されている。そして、現像ローラー2上の磁性現像剤5
は、このブレード部材7によって厚みが規制されると共
に摩擦帯電されて現像領域Cに搬送される。現像ローラ
ー2の表面に磁力により吸着された磁性現像剤5は、現
像ローラー2を適当な駆動手段(図示せず)により矢印
B方向に回転させることにより、それと同方向に搬送さ
れる。ブレード部材7により厚さが規制されて帯電した
磁性現像剤5が現像領域Cに至ると、そこで形成された
磁気ブラシが感光体ドラム1の表面を摺擦して静電荷像
の現像が行われる。
現像剤槽6に収容されている。現像剤槽6の出口には、
ブレード部材7が現像ローラー2に圧接した状態で配置
されている。そして、現像ローラー2上の磁性現像剤5
は、このブレード部材7によって厚みが規制されると共
に摩擦帯電されて現像領域Cに搬送される。現像ローラ
ー2の表面に磁力により吸着された磁性現像剤5は、現
像ローラー2を適当な駆動手段(図示せず)により矢印
B方向に回転させることにより、それと同方向に搬送さ
れる。ブレード部材7により厚さが規制されて帯電した
磁性現像剤5が現像領域Cに至ると、そこで形成された
磁気ブラシが感光体ドラム1の表面を摺擦して静電荷像
の現像が行われる。
【0011】次に、本発明を実験例に基づいて説明す
る。まず、スチレン−アクリル系共重合体(Mw=21
×104 ,Mn=1.4×104 )を55重量部(wt
%),マグネタイト(戸田工業社製EPT−500)を
40重量部、ポリプロピレン(三洋化成社製ビスコール
550P)を3重量部、荷電制御剤(オリエント化学社
製オイルブラックBY)を2重量部、それぞれ混練して
粉砕し、次いで分級し、疎水性シリカ(日本アエロジル
社製アエロジルR972)を外添(0.5重量部)し
て、体積平均粒径9.5μm、体積固有抵抗1014Ω・
cm、摩擦帯電量(TEC)−18μc/gの磁性トナ
ーを得た。
る。まず、スチレン−アクリル系共重合体(Mw=21
×104 ,Mn=1.4×104 )を55重量部(wt
%),マグネタイト(戸田工業社製EPT−500)を
40重量部、ポリプロピレン(三洋化成社製ビスコール
550P)を3重量部、荷電制御剤(オリエント化学社
製オイルブラックBY)を2重量部、それぞれ混練して
粉砕し、次いで分級し、疎水性シリカ(日本アエロジル
社製アエロジルR972)を外添(0.5重量部)し
て、体積平均粒径9.5μm、体積固有抵抗1014Ω・
cm、摩擦帯電量(TEC)−18μc/gの磁性トナ
ーを得た。
【0012】トナーの平均粒径(体積)は、粒度分析計
(コールターエレクトロニクス社製、コールターカウン
ターモデルTA−II )により測定した。また、摩擦帯
電量は、ブローオフ摩擦帯電量測定器(東芝ケミカル社
製 TB−200型)により、標準キャリア(日立金属
製 KBN−100)とトナーとを混合(トナー濃度5
重量%)して測定した。トナーの体積固有抵抗は、内径
3.05mmのテフロン(商品名)製シリンダー中に試
料を数10mg充填し、0.1kgの荷重下DC4KV
/cmの電場で測定した。
(コールターエレクトロニクス社製、コールターカウン
ターモデルTA−II )により測定した。また、摩擦帯
電量は、ブローオフ摩擦帯電量測定器(東芝ケミカル社
製 TB−200型)により、標準キャリア(日立金属
製 KBN−100)とトナーとを混合(トナー濃度5
重量%)して測定した。トナーの体積固有抵抗は、内径
3.05mmのテフロン(商品名)製シリンダー中に試
料を数10mg充填し、0.1kgの荷重下DC4KV
/cmの電場で測定した。
【0013】上記磁性トナーを使用して、次の条件で画
像を作成した。感光体ドラム1として、OPCドラム
(外径30mm)を使用し、これを60mm/secの
周速で回転させた。一方、現像ローラー2をシャフト
(SUS304)と発泡ウレタンゴム(Srフェライト
を85wt%含有)と導電性シート(熱収縮型導電性ポ
リエステルフィルム、厚さ:0.5mm,比抵抗:5×
106 Ω・cm)で形成した。現像ローラー2は、外径
20mmであり、磁極数は30極で、表面磁束密度は1
50Gである。そして、この現像ローラー2を120m
m/secの速度で回転させた。そして、現像ギャップ
(感光ドラム1と現像ローラー2とのギャップ)は、ほ
ぼ零である。つまり、現像ローラー2は感光体ドラム1
にほぼ接触した状態で配置されている。また、現像ロー
ラー2の表面に形成されたトナー層の厚さは、約0.1
mmであった。
像を作成した。感光体ドラム1として、OPCドラム
(外径30mm)を使用し、これを60mm/secの
周速で回転させた。一方、現像ローラー2をシャフト
(SUS304)と発泡ウレタンゴム(Srフェライト
を85wt%含有)と導電性シート(熱収縮型導電性ポ
リエステルフィルム、厚さ:0.5mm,比抵抗:5×
106 Ω・cm)で形成した。現像ローラー2は、外径
20mmであり、磁極数は30極で、表面磁束密度は1
50Gである。そして、この現像ローラー2を120m
m/secの速度で回転させた。そして、現像ギャップ
(感光ドラム1と現像ローラー2とのギャップ)は、ほ
ぼ零である。つまり、現像ローラー2は感光体ドラム1
にほぼ接触した状態で配置されている。また、現像ロー
ラー2の表面に形成されたトナー層の厚さは、約0.1
mmであった。
【0014】そして、感光体ドラム1の表面電位(帯電
部)を−650Vとして、現像ローラー2に−530V
の直流バイアス電圧を印加し反転現像を行った。次に、
現像して得られたトナー像を普通紙にコロナ転写し、次
いで加熱ローラ定着(定着温度160℃、定着圧力0.
8kg/cm)を行った。この結果、画像濃度が1.4
0、カブリ無し、尾引き無し良質の画像が得られた。
部)を−650Vとして、現像ローラー2に−530V
の直流バイアス電圧を印加し反転現像を行った。次に、
現像して得られたトナー像を普通紙にコロナ転写し、次
いで加熱ローラ定着(定着温度160℃、定着圧力0.
8kg/cm)を行った。この結果、画像濃度が1.4
0、カブリ無し、尾引き無し良質の画像が得られた。
【0015】このように、スポンジ部材3を有する現像
ローラー2を使用して、感光体ドラム1に接触させた状
態で現像を行うことにより、初期〜5万枚まで安定した
画像が得られることが確認できた。一方、スポンジ部材
3を有さない現像ローラー(プラスチックマグネット)
を使用して、感光体ドラムと現像ローラーとの間にギャ
ップ(0.1〜0.2mm程度)を持たせた状態で現像
を行った場合には、尾引きのある画質の悪い画像が得ら
れた。
ローラー2を使用して、感光体ドラム1に接触させた状
態で現像を行うことにより、初期〜5万枚まで安定した
画像が得られることが確認できた。一方、スポンジ部材
3を有さない現像ローラー(プラスチックマグネット)
を使用して、感光体ドラムと現像ローラーとの間にギャ
ップ(0.1〜0.2mm程度)を持たせた状態で現像
を行った場合には、尾引きのある画質の悪い画像が得ら
れた。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、現像ローラーを像坦持
体に接触させて配置できるので、像坦持体と現像ローラ
ーとの間にギャップを設ける必要がなくり、ギャップ精
度の微調整も不要となる。さらに、画像の尾引きや、前
引きが発生しなくなり、鮮明な画像を得ることができ
る。さらに、磁性現像剤中に、磁性トナーより大きな異
物が混入したとしても、多孔質弾性部材がこの異物によ
る影響を吸収してくれるので、像坦持体が傷つくのを防
止できる。さらに、スリーブを設けていないので、現像
ローラーのコストを安価にすることができる。このよう
に、厳しいギャップ精度を必要とせず、安価でかつ鮮明
な画質の得られるスリーブレスの現像装置を提供するこ
とができる。
体に接触させて配置できるので、像坦持体と現像ローラ
ーとの間にギャップを設ける必要がなくり、ギャップ精
度の微調整も不要となる。さらに、画像の尾引きや、前
引きが発生しなくなり、鮮明な画像を得ることができ
る。さらに、磁性現像剤中に、磁性トナーより大きな異
物が混入したとしても、多孔質弾性部材がこの異物によ
る影響を吸収してくれるので、像坦持体が傷つくのを防
止できる。さらに、スリーブを設けていないので、現像
ローラーのコストを安価にすることができる。このよう
に、厳しいギャップ精度を必要とせず、安価でかつ鮮明
な画質の得られるスリーブレスの現像装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置の構成を示す図である。
1 感光体ドラム 2 現像ローラー 3 スポンジ部材 4 導電性シート 5 磁性現像剤
Claims (1)
- 【請求項1】 像坦持体に対向し、磁性現像剤を搬送す
るための現像ローラーと、磁性現像剤を収容する現像剤
容器とを有し、磁性現像剤を現像ローラーの表面に保持
させて現像ローラーを回転させることにより、磁性現像
剤を現像領域に搬送させる現像装置において、上記現像
ローラーは、複数個の磁極を有する多孔質弾性部材と、
この弾性部材の表面に設けられた導電性シートとから構
成され、かつこの現像ローラーを上記像坦持体に接触さ
せて配置したことを特徴とする現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5974293A JPH06250529A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5974293A JPH06250529A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06250529A true JPH06250529A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=13121991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5974293A Pending JPH06250529A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06250529A (ja) |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5974293A patent/JPH06250529A/ja active Pending
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