JPH06250491A - 帯電方法 - Google Patents

帯電方法

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JPH06250491A
JPH06250491A JP3791293A JP3791293A JPH06250491A JP H06250491 A JPH06250491 A JP H06250491A JP 3791293 A JP3791293 A JP 3791293A JP 3791293 A JP3791293 A JP 3791293A JP H06250491 A JPH06250491 A JP H06250491A
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discharge
voltage
photoconductor
charging
electrode
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JP3791293A
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English (en)
Inventor
Mochikiyo Osawa
以清 大澤
Akihito Ikegawa
彰仁 池側
Shuji Iino
修司 飯野
Masami Asano
雅己 浅野
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電による電力の消費とオゾンの発生を減少
させる。 【構成】 被帯電部材2と放電開始用電極16との間に
放電開始電圧よりも大きい電圧を印加して両者の間に放
電を開始し、被帯電部材2と放電持続電極15との間に
放電開始電圧未満でかつ放電停止電圧以上の放電持続電
圧を印加して放電を移行せしめ、被帯電部材2と放電開
始用電極16との間の放電を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被帯電部材と帯電電極
との間に電位差を付けて被帯電部材を帯電させる帯電方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法による複写機やプリン
タとして、被帯電部材である感光体の外周にブラシ、ブ
レード、フィルム、またはローラなどの帯電部材を接触
させ、これら帯電部材と感光体との間の電位差に基づい
て感光体を帯電させる接触式帯電方法が知られている。
この接触式帯電方法は、感光体と平行に張設された電極
ワイヤに高電圧を印加して感光体を帯電させるコロナ放
電式帯電方法に比べて帯電部材に印加する電圧が低くす
み、またオゾン発生量が少ないという利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記接
触式帯電方法では、感光体の均一な帯電が得られないう
え、帯電部材の種類に応じた特有の帯電むら、例えばブ
ラシやブレードでは筋状のノイズ、フィルムでは亀甲状
のノイズ、ローラでは波状のノイズが現れるという問題
点があった。
【0004】そこで、本発明者らは、上記問題点を解決
するために、帯電部材と被帯電部材との間に生じる放電
現象について2つの実験を行った。第1の実験は、図1
に示すように、対向する一対の電極100,101のう
ち一方の電極100を電源(図示せず)、他方の電極1
01をアースに接続し、電極100,101間に一定電
圧を印加しながらこれら電極100,101を接近・離
反させた。その結果、電極100,101を(i)の状
態から(vi)の状態まで徐々に接近させたとき、(vi)
の電極間距離L6(L1>L2>L3>L4>L5>L6)で
電極100,101の間に放電102が発生した。ま
た、(vi)の電極間距離L6から逆に電極100,10
1を徐々に離間させていくと、(iii)の電極間距離L3
まで電極100,101間には安定した放電102が得
られ、(ii)の電極間距離L2で放電が不安定になり、
(i)の電極間距離L1で放電が完全に停止した。
【0005】第2の実験は、図2に示すように、対向す
る一対の電極100,101間の距離を一定に保持し、
これら電極100,101間の電圧を上下させた。その
結果、電圧を徐々に上昇すると(vi)の電圧V6(V1
2<V3<V4<V5<V6)で電極100,101間に
放電102が発生し、この(vi)の電圧V6から逆に電
圧を徐々に降下させていくと、(iii)の電圧V3まで電
極100,101間には安定した放電102が形成さ
れ、(ii)の電圧V2で放電が不安定になり、(i)の電
圧V1で放電が停止した。
【0006】なお、以下の説明において、電圧が印加さ
れている2つの電極を接近させたときに放電が開始する
電極間距離を「放電開始距離」、放電状態にある上記2
つの電極を離間させたときに安定した放電が停止する直
前の電極間距離を「放電停止距離」という。また、2つ
の電極間の電圧を上昇させていったときに放電が開始す
る電圧を「放電開始電圧」、放電状態にある上記2つの
電極間の電圧を降下させていったときに安定した放電が
停止する直前の電圧を「放電停止電圧」という。具体的
に、第1の実験におけるL6が放電開始距離、L3が放電
停止距離、第2の実験におけるV6が放電開始電圧、V3
が放電停止電圧に相当する。
【0007】上記実験1,2より得られたデータに基づ
いて、電極間距離と印加電圧に対する放電開始電圧と放
電停止電圧との関係を図3に示す。この図より、電極間
に所定の電圧を印加した状態で電極間距離を放電開始距
離以下に設定し、また所定の距離に設定された電極間に
放電開始電圧以上の電圧を印加して電極間に放電を開始
すると、この放電状態は電極間距離を放電停止距離近く
まで拡大しても安定的に維持されることが分かる。具体
的に、電極間に1KVの電圧を印加した場合、放電開始
距離が120μm、放電停止距離が2.8mmであり、
電極間距離を120μm以下に設定した状態でこれら電
極間に1KVを印加すると両電極間に放電が開始され、
その状態で電極間距離を徐々に広げていくと、電極間距
離が2.8mm近くになるまで電極間に安定した放電が
得られる。
【0008】また、電極間を所定の間隔に設定した状態
で、これら電極間に放電開始電圧以上の電圧を印加して
電極間に放電を開始すると、この放電状態は電極間電圧
を放電停止電圧近くまで落としても安定的に維持される
ことが分かる。具体的に、電極間を0.5mmに設定し
た場合、放電開始電圧が2.5KV、放電停止電圧が5
50Vであるから、電極間に2.5KV以上の電圧を印
加するとこれら電極間に放電が形成され、この状態から
電極間電圧を徐々に落としていくと、電極間電圧が55
0V近くになるまで電極間に安定した放電が得られる。
【0009】上記のことから、帯電部材と非帯電部材
(例えば帯電ブラシと感光体)との間に電圧を印加する
とともに、これら帯電部材と被帯電部材との距離を放電
開始距離以下に設定して両者の間に放電を発生させ、そ
の後、帯電部材を被帯電部材との間の電圧を降下させる
とともに、帯電部材と被帯電部材との間隔を放電停止距
離以下に設定すれば、帯電部材と被帯電部材とを非接触
状態に維持しつつ低電圧で安定した被帯電部材の帯電が
得られることが理解できる。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の帯電方
法は、被帯電部材と放電開始用電極との間に放電開始電
圧よりも大きい電圧を印加して両者の間に放電を開始
し、上記被帯電部材と放電持続電極との間に放電開始電
圧未満でかつ放電停止電圧以上の放電持続電圧を印加し
て上記放電を上記被帯電部材と放電持続電極との間に移
行せしめ、上記被帯電部材と放電開始用電極との間の放
電を停止するものである。
【0011】
【作用】上記帯電方法では、まず被帯電部材と放電開始
用電極との間に放電開始電圧よりも大きい電圧が印加さ
れ、これら被帯電部材と放電開始用電極との間に放電が
開始される。次に、被帯電部材と放電持続電極との間に
放電持続電圧が印加され、上記被帯電部材と放電開始用
電極との間に形成されている放電が、被帯電部材と放電
持続電極との間に移行される。また、放電持続電圧の印
加と同時に、または放電持続電圧の印加から遅れて、放
電開始電極への放電開始電圧の印加が停止し、以後、低
圧の放電持続電圧で被帯電部材が帯電される。
【0012】
【実施例】本発明にかかる帯電方法を実施する画像形成
装置であるプリンタの概略構成と概略動作を図4にした
がって説明する。この図に示すプリンタ1において、円
筒状の感光体2は外周面に感光層を備えており、図示し
ないモータに連結されて矢印a方向に回転駆動するよう
にしてある。そして、プリンタに接続されている入力装
置例えばパーソナルコンピュータやワードプロセッサ
(図示せず)から印字情報が入力されると、感光体2は
矢印a方向に回転し、イレーサランプ3の照明により感
光体2上の残留電荷が消去される。次に、感光体2は帯
電装置4により電荷が付与されて所定電位に帯電され
る。帯電された感光体2は上記印字情報に基づいてレー
ザ発生装置5より発射されたレーザが照射されて静電潜
像が形成され、この静電潜像が現像装置6で現像されて
トナー像となる。転写材料である用紙(図示せず)は給
紙装置7より供給され、上記トナー像と同期をとって感
光体2と転写チャージャ8の対向部へ搬送され、ここで
転写チャージャ8より電荷が付与され、この付与された
電荷とトナーの電荷との静電吸着力に基づいてトナー像
が用紙に転写される。そして、トナー像の転写された用
紙は定着装置9に搬送されて上記トナー像が加熱定着さ
れ、その後排紙トレイ10に排出される。
【0013】上記帯電装置4について説明する。図5に
示すように、帯電装置4において、第1帯電部材11と
第2帯電部材12は、それぞれ導電性の基板13,14
と、この基板13,14の一側面に均一密度に植設され
た導電性ブラシ15,16をそれぞれ備えている(図6
参照)。これらの帯電部材11,12は感光体2と平行
にかつ第1帯電部材11が感光体2の回転方向に関して
下流側に平行に配置され、帯電部材11,12は、ブラ
シ15,16と同一のブラシ18を植設した導電性の連
結部材17(図7,8参照)で連結され、感光体2の両
側に設けた支持機構20,20(一方は図示せず)に支
持されている。また、帯電部材11,12は電源19に
それぞれ接続されており、この電源19の出力が放電開
始電圧である高圧VH(−4KV)と放電持続電圧であ
る低圧VL(−800V)に切換可能となっている。
【0014】なお、ブラシ15,16,18の電気抵抗
率は、一定の帯電効率を保つためには109Ω・cm以
下、また帯電むらに基づく画像上のノイズを一定レベル
以下に抑えるためには更に103Ω・cm以下するのが
よく、この点は上記ブラシ15,16,18に限るもの
でなく、以下に述べる他の形式の帯電部材でも同様であ
る。また、電源19は出力可変型であればよく、直流電
源であっても交流電源であってもよい。
【0015】上記支持機構20において、第1支持部2
1は第1帯電部材11を支持しており、これに支持され
た第1帯電部材11のブラシ15と感光体2との間隔
は、電源19から印加される低圧VLに対する放電開始
距離より大きくかつ放電停止距離以下の距離(以下「放
電持続距離」という。)δに設定してある。第2支持部
22はガイド部材23と係合しつつ感光体2の半径方向
に移動できるようにしてあり、第2帯電部材12を支持
している。また、第2支持部22には、感光体2の半径
方向に伸びる一側部にラック24が形成され、モータ2
5の駆動軸26に設けたウォーム27がラック24に噛
合させてある。規制板28,29は第2帯電部材12の
上下にそれぞれ配置され、第2帯電部材12の上下移動
を所定幅内に規制しており、第2帯電部材12が上部規
制板28と当接した状態でブラシ16の先端が感光体2
から上記放電持続距離δ以上離間し、第2帯電部材12
が下部規制板29に当接した状態で、ブラシ16と感光
体2との間隔が電源19から印加される高圧VHに対す
る放電開始距離以下の距離(0.5mm)となるか、ま
たはブラシ16が感光体2と接触するようにしてある。
【0016】上記帯電装置4の動作および動作タイミン
グについて図9のタイミングチャートを参照して説明す
る。このタイミングチャートは、図10に示すように、
感光体2の外周に沿って、イレーサランプ3の除電位置
1、帯電装置4の帯電位置X2、レーザ発生装置5の露
光位置X3、現像装置6の現像位置X4、転写装置8の転
写位置X5を等間隔に、かつそれぞれを60°づつ隔て
て配置した場合のものである。また、図9において、記
号▽は感光体2の回転開始時点で除電位置X1にある感
光体2上の点の移動を示し、記号◇は露光開始位置の移
動を示し、記号◆は露光終了位置の移動を示す。
【0017】上記タイミングチャートに従えば、入力装
置より印字情報が入力されると感光体2が矢印a方向に
回転を開始し、感光体2の回転開始から所定時間(t
1)後にイレーサランプ3が点灯され、除電位置X1
通過する感光体2の表面が除電される。この所定時間
(t1)は、静止状態にあった感光体2の回転が一定速
度まで加速される時間である。イレーサランプ3の点灯
を上記所定時間(t1)後に開始しているのは、感光体
2の回転が安定するまでに除電処理を開始すると、除電
位置X1を通過する感光体2の外周面に過剰にイレース
光が照射されるからである。
【0018】帯電装置4では、感光体2の回転開始時、
第2帯電部材12が上部規制板28に当接しており、図
8に示すように、ブラシ16の先端が感光体2から離間
している。そして、イレーサランプ3の点灯開始と同時
にモータ25が駆動して第2帯電部材12を下部規制板
29に当接し、ブラシ16と感光体2との間隔が放電開
始距離以下になるように接近させるか、ブラシ16の先
端を感光体2に接触させる。なお、感光体2の回転開始
から所定時間(t1)後にブラシ16を感光体2に接近
させているのは、ブラシ16を感光体2に接触させる場
合、感光体2の回転開始と同時にブラシ16を感光体2
に接触させると、ブラシ16の先端が整然と一方向に靡
かず感光体2と不均一に接触するが、感光体2の回転が
安定した状態でブラシ12を接触させると、ブラシ16
の先端が感光体2の回転方向に一様に靡いて感光体2と
均一な接触状態が得られるからである。
【0019】また、帯電装置4では、ブラシ16が感光
体2に接近または接触してから所定時間(t2)後に電
源19をオンし、ブラシ16に放電開始電圧すなわち高
圧VH(−4KV)を印加する。これにより、ブラシ1
6の先端と感光体2との間に放電が発生する。なお、電
源19のオン時点で帯電位置X2を通過する感光体2上
の点は、イレーサランプ3により完全に除電されてお
り、感光体停止時の履歴が完全に消去されている。
【0020】電源13をオンしてから所定時間(t3)
後、モータ25を駆動してウォーム27を逆転し、第2
帯電部材12を感光体2から離間させ、ブラシ14の先
端が感光体12の放電開始距離以上離間する位置に退避
させる。同時に、電源19の出力が放電持続電圧である
低圧VL(−800V)に切り換えられる。なお、電源
19の出力を高圧VHから低圧VLに切り換えるタイミ
ングは、第2帯電部材12を感光体2から離間させる時
点から前後してもよい。
【0021】これにより、ブラシ16と感光体2との間
に形成されていた放電がブラシ18を介して第1帯電部
材11のブラシ15に移動し、このブラシ15と感光体
2との間に安定的に放電が維持され、帯電位置X2を通
過する感光体2の表面は安定的に電荷が付与されて所定
の電位に帯電される。また、ブラシ15,16,18は
いずれも感光体2と非接触に保たれるか、またブラシ1
6だけが一時的に感光体2に接触するがその接触時間は
僅かであるから、これらブラシ15,16,18は損傷
したり変形したりすることはなく、図1のプリンタのよ
うに、感光体2上の残留トナーを除去するクリーニング
装置を具備しない所謂クリーナレスの画像形成装置であ
っても、ブラシ15,16,18の汚れは少ない。
【0022】ところで、図11に示すように、帯電用の
ブラシ16は感光体から離間しており、このブラシ16
の先端から放射された電荷Dは周囲に広がりながら感光
体2に移動するため、感光体2には均一に電荷が付与さ
れる。これに対して、図12に示すように、ブラシの先
端を感光体に接触させている接触型帯電装置では、ブラ
シの先端から放出された電荷は周囲に広がることなく、
それらの接触部近傍の感光体部分にのみ付与され、感光
体に帯電むらを生じる。
【0023】続いて、ブラシ12が感光体2から離間し
てから所定時間(t5)後、レーザ発生装置5より発射
されたレーザ光が露光位置X3で感光体2に露光され、
再現すべき画像に対応した静電潜像が形成される。な
お、ブラシ15が感光体2から離間してから所定時間
(t4)後に露光開始位置が帯電位置X2を通過する
が、この時点ですでに感光体2の表面電位は安定してい
る。そして、露光開始から所定時間(t6)後に現像装
置6が現像状態に設定され、現像位置X4を通過する静
電潜像がトナー像として可視像化される。また、現像装
置6が現像状態に設定されてから所定時間(t7)後に
転写装置8がトナー像を転写可能な状態に設定され、転
写位置X5を通過するトナー像が用紙に転写される。
【0024】レーザ光の露光が終了すると、感光体2上
の露光終了位置が現像位置X4、転写位置X5をそれぞれ
通過した後に、現像装置6、転写装置8が非動作状態に
切り換えられる。なお、図面上、記号◇から◆までがレ
ーザの露光される領域であり、この露光領域に静電潜像
を形成すべく、また形成された静電潜像を完全に現像し
て転写するために、感光体2上の露光終了位置が完全に
帯電位置X2、現像位置X4、転写位置X5をそれぞれ通
過後、電源19、現像装置6、転写装置8がオフされ
る。このオフタイミングは、露光終了位置が帯電位置X
2、現像位置X4、転写位置X5をそれぞれ通過した後で
あればいつでも構わないが、電力の無駄な消費を抑える
ために、支障のない範囲で出来るだけ早期にオフするの
が好ましい。
【0025】なお、上記説明では、ブラシ16の接近タ
イミングと電圧印加タイミングは、まずブラシ16を感
光体2に接触させ、次にブラシ16に高圧VHを印加す
るものとしたが、ブラシ16に電圧を印加し、次にブラ
シ16を感光体2に接触させてもよいし、ブラシ16を
感光体2に接触させると同時にブラシ16に高圧を印加
してもよい。
【0026】また、放電は電源19をオフすることによ
り停止するものとしたが、電源19の出力電圧を放電を
維持可能な電圧以下に切り換えることにより行ってもよ
いし、ブラシ15を放電停止距離以上に引き離すことに
より行ってもよい。
【0027】さらに、第1帯電部材11は基板13にブ
ラシ15を植設したものとしたが、これに限るものでな
く、図13,14に示すように、単なる導電性の板材3
0であってもよい。
【0028】さらにまた、第1帯電部材11と第2帯電
部材12は連結部材17で電気的に連結するものとした
が、図15,16に示すように、第1帯電部材11と第
2帯電部材12を直接電気的に接続することなく接近さ
せるだけでもよい。ただし、第1帯電部材11を高圧電
源に接続し、第2帯電部材12を低圧電源に接続する必
要がある。
【0029】帯電装置の他の実施例について説明する。
図17,18,19は帯電部材にブラシロールを用いた
例である。この帯電装置4aにおいて、ブラシロール3
1は偏心位置に軸32を備えており、この軸32に植設
されたブラシ33の長さが場所によって異なるようにし
てある。ただし、ブラシ33の毛先で形成される輪郭は
円筒形にしてある。このブラシロール31は、感光体2
の回転軸と平行に配置され、感光体2の両側部に設けた
支持部材34,34(一方は図示せず)に支持されてい
る。また、軸32の一端にはウォームギヤ35が固定さ
れており、これがモータ36の駆動軸37に固定された
ウォーム38と噛合させてある。そして、モータ36の
駆動により、ブラシロール31の最も長いブラシ33a
(放電開始用電極)が電源19の高圧VH出力に対する
放電開始距離以下の距離をもって感光体2に対向するか
または感光体2に接触する位置(図18参照)と、最も
短いブラシ33b(放電持続電極)が電源19の低圧V
L出力に対する放電持続距離δをもって感光体2に対向
する位置(図19参照)とに切り換えられるようになっ
ている。
【0030】上記構成の帯電装置4aでは、放電開始
時、ブラシロール31はブラシ33aが感光体2に対向
した状態(図18参照)に設定され、電源19から高圧
VHが印加される。これにより、ブラシ33と感光体2
との間に放電が形成される。次に、放電が安定すると、
ブラシ33と感光体2との間に放電を維持しながら、モ
ータ36の駆動に基づいてブラシロール31を回転し、
ブラシ33bが感光体2に対向した状態(図19参照)
に設定される。また、ブラシロール31の回転開始と同
時に、または回転前若しくは回転停止後に電源19の出
力が高圧VHから低圧VLに切り換えられる。そして、
ブラシ33と感光体2との間に安定的に放電が維持さ
れ、感光体2に電荷が付与されて帯電される。
【0031】上記ブラシロール31を回転させる機構は
上記実施例に限るものでなく、図20,21に示すよう
に、ブラシロール31の軸32にアーム39を取り付
け、このアーム39を規制部材40,41に当接させる
ことにより、最も長いブラシ33aが感光体2に対向す
る位置(図20参照)と、最も短いブラシ33bが感光
体2に対向する位置(図21)に切り換えるようにして
もよい。
【0032】また、ブラシロール31に代えて、図2
2,23に示すように、渦巻状の断面形状を有する導電
体42を使用してもよい。さらに、この導電体42の感
光体2に対向する部分には、例えば粗さRz=0.05
〜50μmの微小凹凸を所定密度で形成し、これらの微
小凹凸を放電点として利用するようにしてもよい。
【0033】さらに、図24に示すように、帯電電極を
シールド板で囲み、吸引装置によって内部空気を強制排
気することにより、帯電領域を減圧するようにしてもよ
い。このようにすれば、放電開始電圧および放電停止電
圧が低圧側にシフトするので、帯電電極に印加する電圧
を低くして電力の消費を抑えることができる。
【0034】以上の説明では、本発明の帯電装置を感光
体に電荷を付与して帯電させる装置に適用した例を示し
たが、上記帯電装置の適用は感光体を帯電させる装置に
限るものでなく、用紙等の転写材を静電気力によって保
持する用紙保持部材の帯電装置や、感光体上に付着して
いるトナーを用紙等の転写材に転写させるべく当該転写
材を帯電するための帯電装置など、帯電部から被帯電部
に電荷を付与するための装置であればいかなるものにも
適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかる帯電装置では、被帯電部材と放電開始用電極との
間に放電開始電圧よりも大きい電圧を印加して両者の間
に放電を開始し、上記被帯電部材と放電持続電極との間
に放電開始電圧未満でかつ放電停止電圧以上の放電持続
電圧を印加して上記放電を上記被帯電部材と放電持続電
極との間に移行せしめ、上記被帯電部材と放電開始用電
極との間の放電を停止するようにしている。したがっ
て、少ない電力で放電を維持することができるととも
に、オゾンの発生量も減少する。さらに、放電持続電極
は常に被帯電部材と非接触状態にすることができるた
め、電極がが汚れることがなく、安定した放電および帯
電が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一定の電圧を印加した一対の電極を接離させ
たときの放電現象を説明する図である。
【図2】 固定された一対の電極間の印加電圧を変化さ
せたときの放電現象を説明する図である。
【図3】 電極間距離と印加電圧に対する放電開始電圧
および放電停止電圧の関係を示す図である。
【図4】 プリンタの概略構成を示す断面図である。
【図5】 帯電装置の斜視図である。
【図6】 ブラシの斜視図である。
【図7】 図5に示す帯電装置の動作説明図である。
【図8】 図5に示す帯電装置の動作説明図である。
【図9】 帯電装置の動作等を示すタイミングチャート
である。
【図10】 帯電装置等の配置を示す図である。
【図11】 感光体から離間したブラシの放電状態を示
す図である。
【図12】 感光体に接触したブラシの放電状態を示す
図である。
【図13】 帯電部の他の実施例の概略側面図である。
【図14】 図13に示す帯電部の動作説明図である。
【図15】 帯電部の別実施例図の概略側面図である。
【図16】 図15に示す帯電部の動作説明図である。
【図17】 帯電装置の他の実施例の斜視図である。
【図18】 図17に示す帯電装置の動作説明図であ
る。
【図19】 図17に示す帯電装置の動作説明図であ
る。
【図20】 ブラシロールを動作させる他の機構の概略
側面図である。
【図21】 図20に示す機構の動作説明図である。
【図22】 帯電部の他の実施例の概略側面図である。
【図23】 図22に示す帯電部の動作説明図である。
【図24】 帯電領域を減圧する他の実施例の概略構成
図である。
【符号の説明】
2…感光体、11…第1帯電部、12…第2帯電部、1
5,16…基板、15,16,18…ブラシ、19…電
源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯野 修司 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 浅野 雅己 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電部材と放電開始用電極との間に放
    電開始電圧よりも大きい電圧を印加して両者の間に放電
    を開始し、上記被帯電部材と放電持続電極との間に放電
    開始電圧未満でかつ放電停止電圧以上の放電持続電圧を
    印加して上記放電を上記被帯電部材と放電持続電極との
    間に移行せしめ、上記被帯電部材と放電開始用電極との
    間の放電を停止することを特徴とする帯電方法。
JP3791293A 1993-02-09 1993-02-26 帯電方法 Pending JPH06250491A (ja)

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JP3791293A JPH06250491A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 帯電方法
US08/193,276 US5552865A (en) 1993-02-09 1994-02-08 Charging device and method for charging a charge-receiving member by a charging member by discharge therebetween based on difference in electric potential between the charging member and the charge-receiving member

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7647014B2 (en) 2006-02-13 2010-01-12 Sharp Kabushiki Kaisha Pretransfer charging device and image forming apparatus including same

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