JPH06249735A - 流体用センサ - Google Patents

流体用センサ

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JPH06249735A
JPH06249735A JP5637193A JP5637193A JPH06249735A JP H06249735 A JPH06249735 A JP H06249735A JP 5637193 A JP5637193 A JP 5637193A JP 5637193 A JP5637193 A JP 5637193A JP H06249735 A JPH06249735 A JP H06249735A
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JP
Japan
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fluid
chamber
sensor
fluid inlet
outlet
Prior art date
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Pending
Application number
JP5637193A
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English (en)
Inventor
Hideo Tsukazaki
英夫 柄崎
Yasuhiko Inagaki
恭彦 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T H I SYST KK
Original Assignee
T H I SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体の滞留部を形成することなくしかも構造
単純にして圧力や流量や温度等を検出できる流体用セン
サを提供する。 【構成】 第1の流体出入り口15と第2の流体出入り
口16との間にチャンバ12を形成したボディ10内
に、第1の流体出入り口15と連続する流路19を形成
しながらチャンバ12の中央部に隆起する環状の隔壁1
8を設けることにより、チャンバ12内の途中に開口す
る内部導入口20と第2の流体出入り口16に連通する
環状流路21とを同心円状に形成し、その上部に感応検
出部23を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置や医薬
品製造装置や食品機械等の高い清浄性を必要とする分
野、又は塗装機械等の複数の流体の切替えを要する分野
で、流体の圧力や流量や温度等を検出する流体用センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような分野で流体配管中の
圧力や流量や温度や導電率等の物理量を検出する場合、
図3に示すように、直線配管1の途中にT字形の分岐管
継手2を設け、該分岐管継手2の分岐部3の下端に圧力
センサや流量センサや温度センサ等のセンサ4を取り付
け、直線配管1中を流れる流体を分岐部3を通じてセン
サ4に作用させるのが一般的であった。
【0003】しかし、これによると、分岐管継手2の分
岐部3内が流速を無くす滞留部5となり、配管内部が汚
染された場合、この滞留部5に汚染物が滞留してしま
い、洗浄用流体をいかに流してもセンサ4の周辺を洗浄
することができず、配管清浄性の完全な復旧が困難とな
ることがあった。また、複数流体の切替えの場合には、
初めに流した流体が滞留部5に残り、別の流体に切り替
えた後も初めの流体が長時間に渡り混入することがあっ
た。
【0004】これを解決するため、図4に示すように直
線連通部6を有するセンサ7を直線配管1の途中に直結
して滞留部を無くしたものが従来提案されているが、こ
れによると、センサ7の感応面を直線連通部6に沿った
円筒状にしなければならないため、その製造が極めて困
難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、流体の滞留部を形成することなくしかも構造単純に
して圧力や流量や温度等を検出できる流体用センサを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による流体用セン
サは、図1の例示のように、第1の流体出入り口15と
第2の流体出入り口16との間にチャンバ12を形成し
たボディ10内に、第1の流体出入り口15と連続する
流路19を形成しながらチャンバ12の中央部に隆起す
る環状の隔壁18を設けることにより、チャンバ12内
の途中に開口する内部導入口20と第2の流体出入り口
16に連通する環状流路21とを同心円状に形成し、そ
の上部に感応検出部23を設けたものである。
【0007】
【作用】今、第1の流体出入り口15から第2の流体出
入り口16へと流体を流すと、第1の流体出入り口15
からの流体は隔壁18中の流路19を上向きに流れて内
部導入口20からチャンバ12内に入り、感応検出部2
3の検出作用を受けてから環状流路21を通って第2の
流体出入り口16から流出する。流入圧が無くなると、
チャンバ12内の流体は第2の流体出入り口16又は第
1の流体出入り口15へと自然に流下し、チャンバ12
内に残らない。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1及び図2は本発明を圧力センサに適用した具体例で、
そのボディ10は、円形の周壁11で囲繞されたチャン
バ12を有するとともに、該周壁11の下部両側より円
筒形の接続口部13・14を互いに反対向きに一体に突
設し、これら接続口部13・14をもって第1の流体出
入り口15と第2の流体出入り口16とを対称に形成し
ている。
【0009】また、ボディ10内には、その底部17及
び接続口部13から一体に連続してチャンバ12の中央
部の途中まで隆起する環状の隔壁18が設けられ、該隆
起部18中は第1の流体出入り口15と連通するL字状
の流路19、その上端はチャンバ12内の中央部で開口
する内部導入口20となり、また隔壁18と周壁11と
の間は、該内部導入口20と同心円をなして第2の流体
出入り口16と連通する環状流路21となっている。
【0010】チャンバ12の上面開口は、周壁11の上
端に張設されたダイヤフラム22によって閉塞され、該
ダイヤフラム22の上側に圧力トランスジューサ(感応
検出部)23が設置されている。
【0011】このように構成されたセンサを使用するに
は、両側の接続口部13・14に配管24を接続し、流
体が第1の流体出入り口15から第2の流体出入り口1
6へと流れるようにする。第1の流体出入り口15から
流入した流体は、隔壁18中の流路19を上向きに流れ
て内部導入口20からチャンバ12内に入り、ダイヤフ
ラム22に下側から作用して圧力トランスジューサ23
によって圧力に応じた電気信号に変換される。チャンバ
12に入った流体は環状通路21を通って第2の流体出
入り口16から流出する。そしてこのような流れが連続
し、流体は、ボディ10内のどの部分でも滞留すること
なく流速をもって流れる。
【0012】第1の流体出入り口15から流入圧が無く
なると、チャンバ12内の流体は、環状流路21より低
位の第2の流体出入り口16又は第1の流体出入り口1
5へと自然に流下し、チャンバ12には残らない。
【0013】上記構造のセンサの効果を確認するため、
次のような比較試験を行った。図5は、上流側から三方
切換弁25、両側の接続口部13・14の口径を1/2
インチとした本発明によるセンサ、インライン型導電率
計26の順で接続した試験例。図6は、三方切換弁2
5、口径1/2インチのステンレス直管27、導電率計
26の順で接続した試験例。図7は、三方切換弁25、
口径1/2インチの二方切換弁28、導電率計26の順
で接続した試験例。図8は、三方切換弁25、分岐部下
端を閉じた口径1/2インチのT字形分岐管継手29、
導電率計26の順で接続した試験例。
【0014】そして、これら試験例のそれぞれについ
て、三方切換弁25から先ず20mS/cmの導電率を
有する水酸化ナトリウム溶液を10秒間流した後、0.
06μS/cmの導電率を有する超純水を毎分1リット
ルの流量で置換した際の導電率が0.2μS/cmに達
するまでの所要時間を調べた。その結果は、図5の場合
が25秒、図6の場合が15秒、図7の場合が20秒
で、本発明によるセンサを使用した図5の場合は図6及
び図7の場合と大差はなかったが、図3の従来例と同等
に見なせる図8の場合は786秒も要した。
【0015】なお、感応検出部として圧力トランスジュ
ーサ23を用いた圧力センサについて説明したが、本発
明は、流量センサや温度センサや導電率センサなど、流
体の物理量を電気信号に変換して検出する各種の流体用
センサに広範に適用できる。また、図1では流体出入り
口15・16を同軸上に配置した例を示したが、これら
の軸線位置をずらしても構わない。
【0016】
【発明の効果】本発明によるセンサは、その内面のほと
んど全部に流体が流速をもって接触し、流体の滞留部が
無いので、従来のセンサのように滞留した汚染物で感応
検出部の機能が損なわれるとか、流体を切り換えたとき
その前後の流体が長時間に渡り混入するとかの問題が生
じない。しかも、それを、ボディ内に環状の隔壁を隆起
させた単純な構造で達成しているため、安価に提供でき
る。
【0017】請求項2によれば、感応検出部によってチ
ャンバの上面開口を閉塞したので、小型化でき、請求項
3によれば、ボディから突出した接続口部によって配管
との接続を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を圧力センサとして具体化した例を示す
断面図である。
【図2】同上におけるボディのA−A線位置の断面図で
ある。
【図3】T字形分岐管継手を使用した従来例の断面図で
ある。
【図4】直線連通部を有する従来例の断面図である。
【図5】本発明によるセンサの試験例を示す流体回路図
である。
【図6】同上との比較のための試験例を示す流体回路図
である。
【図7】同じく別の試験例を示す流体回路図である。
【図8】図3の従来例に対応した試験例を示す流体回路
図である。
【符号の説明】
10 ボディ 11 周壁 12 チャンバ 13 接続口部 14 接続口部 15 第1の流体出入り口 16 第2の流体出入り口 17 底部 18 隔壁 19 流路 20 内部導入口 21 環状流路 23 圧力トランスジューサ(感応検出部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の流体出入り口と第2の流体出入り口
    との間にチャンバを形成したボディ内に、前記第1の流
    体出入り口と連続する流路を形成しながら前記チャンバ
    の中央部に隆起する環状の隔壁を設けることにより、チ
    ャンバ内の途中に開口する内部導入口と前記第2の流体
    出入り口に連通する環状流路とを同心円状に形成し、そ
    の上部に感応検出部を設けたことを特徴とする流体用セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】前記感応検出部で前記チャンバの上面開口
    を閉塞したことを特徴とする請求項1に記載の流体用セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】前記ボディの周壁から互いに反対側に突出
    する両接続口部をもって、前記第1の流体出入り口と第
    2の流体出入り口を形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の流体用センサ。
JP5637193A 1993-02-23 1993-02-23 流体用センサ Pending JPH06249735A (ja)

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