JPH0624969A - ケトプロフェン含有外用貼付剤 - Google Patents

ケトプロフェン含有外用貼付剤

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JPH0624969A
JPH0624969A JP18236292A JP18236292A JPH0624969A JP H0624969 A JPH0624969 A JP H0624969A JP 18236292 A JP18236292 A JP 18236292A JP 18236292 A JP18236292 A JP 18236292A JP H0624969 A JPH0624969 A JP H0624969A
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ketoprofen
weight
adhesive
styrene
drug
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Toshikuni Kawachi
敏邦 川地
利幸 ▲桑▼島
Toshiyuki Kuwajima
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Teikoku Seiyaku Co Ltd
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Teikoku Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体:5〜30重量%,粘着力付与樹脂:30〜60
重量%,液状ゴム:0.5〜30重量%及び酸化防止剤
を含む粘着性基剤中にケトプロフェンが0.5〜10重
量%配合された薬物保持層を支持体上に設けた外用貼付
剤。 【効果】 長時間に亘って高い経皮吸収性を有し、副作
用を生じることなく薬理効果を持続することのできるケ
トプロフェン含有貼付剤を提供できるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケトプロフェン(Ket
oprofen)の経皮吸収を目的とした外用貼付剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケトプロフェンはプロピオン酸系の非ス
テロイド系消炎・鎮痛剤で、シクロオキシゲナーゼの活
性を阻害しプロスタグランジンの生合成を抑制するもの
であり、慢性関節リウマチ,変形性関節症,頸肩腕症候
群,腰痛症,症候性神経痛等の治療・緩解薬として使用
されている。
【0003】この薬物を患者に投与するに当たっては、
従来より錠剤,カプセル剤等の剤型での経口投与、或は
注射剤,軟膏,ローション,貼付剤などの外用製剤,坐
薬などの剤型での非経口投与が行なわれていた。
【0004】しかしながら経口投与の場合、薬剤が消化
管から吸収されるので、胃腸内のpHの変動や食事の摂
取状態によって吸収量が変動し、また肝初回通過効果が
大きい。この為投与量が過剰になると、肝機能障害、消
化不良,胃部不快感,悪心・嘔吐,下痢・便秘等の消化
器障害、血圧降下,虚脱等の循環器障害、Hb量の低
下,白血球減少等の血液障害、更には頭痛,めまい,眠
気等の精神・神経系障害等の副作用が問題となってく
る。また、注射による投与では、患者に苦痛を与えると
共に、薬物の半減期が短く1日の投与回数を多くしなけ
ればならないという問題がある。一方、軟膏,ローショ
ン等の外用剤での投与の場合、投与量が不正確となり、
また衣服や指に薬剤が付着するのを防ぐためカバー等の
処置が必要となるので使用方法が煩雑となる。
【0005】そこで、経皮的に定量投与する方法として
パップ剤が考えられるが、従来のパップ剤の様に多量の
水を含有する貼布基剤中にケトプロフェンを配合する場
合、ケトプロフェンは水に難溶性であるため少量しか配
合できず、更に溶解剤を配合しても経時的に結晶が析出
してしまい、経皮吸収量が低下して十分な薬理効果が得
られにくい等の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点に着目してなされたものであって、その目的は、
粘着性に優れ使用が簡便で、しかも1回の投与で長時間
にわたり最低有効レベルの血中濃度を維持し薬理効果を
維持できる様な外用貼付剤を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のケトプロフェン
含有外用貼付剤は、スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体:5〜30重量%,粘着力付与樹脂:3
0〜60重量%,液状ゴム:0.5〜30重量%及び酸
化防止剤を含む粘着性基剤中にケトプロフェンが0.5
〜10重量%配合された薬物保持層を支持体上に設けた
ものであることに要旨を有する。必要であれば上記貼付
剤の粘着性基剤にケトプロフェン溶解剤を0.5〜20
重量%及び/もしくは経皮吸収促進剤としてオレイン酸
を1〜10重量%含有させることも許される。
【0008】
【作用】本発明者等は、上記課題を解決する為特に外用
貼付剤に関して種々検討した結果、スチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック共重合体,粘着力付与樹脂,液状
ゴム,酸化防止剤を配合したホットメルト型粘着性基剤
(以下「粘着剤」ということがある)中にケトプロフェ
ンを配合した貼付剤が有効であることを見出した。また
ホットメルト型粘着剤は通常約130℃前後で溶融練合
するので、融点が94〜97℃であるケトプロフェンを
原末のまま配合して溶融練合することも可能であるが、
溶解剤に溶解して配合する方が、練合時の薬物の飛散に
よるロスを低下せしめ短時間の練合が可能であることを
見出した。
【0009】スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体は有効成分の包接力を有するものであり、粘着
剤成分として用いることによりケトプロフェンを安定に
放出することができ、その結果長時間に亘って薬効を持
続することができることとなる。スチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体は5〜30%(重量%、以
下同じ)好ましくは10〜28%配合することが推奨さ
れる。5%未満であると粘着剤の凝集力が保てず、一方
30%を超えると粘着剤が固くなり、皮膚に対する粘着
力や追随性が悪化する為である。
【0010】粘着力付与樹脂としては適度な粘着力を有
するものであれば特に種類は限定されず、ガムロジン,
ウッドロジン,トール油ロジン,ピネン系テルペン樹脂
等の天然樹脂、C5 ,C9 系石油樹脂,アルキルフェノ
ール樹脂,クマロン−インデン樹脂等の合成樹脂の他、
水添ロジン,水添テルペン樹脂,水添石油樹脂,グリセ
リンエステルロジン樹脂,ペンタエリスリトールエステ
ルロジン樹脂等が例示される。但し、ホットメルト法に
より高温で粘着剤を製造する為酸化・変色等の少ないも
のが適しているので、脂環族飽和炭化水素樹脂や水添ロ
ジン等が好ましい例として挙げられる。その配合量は3
0〜60%、好ましくは40〜55%である。30%未
満であると十分な粘着力が得られず、一方60%を超え
ると粘着剤が固くなって皮膚に対する粘着性や追随性が
悪化する為好ましくない。
【0011】液状ゴムは粘着剤を軟化させる為に配合す
る。通常粘着剤の軟化には油脂または脂肪酸等が用いら
れるが、不飽和結合のあるものを配合すると調製時或は
保存中に酸化されて変色・異臭の原因となり、粘着剤に
悪影響を及ぼすことがある。この為本発明では酸化・変
敗しにくい液状ゴムを配合して、軟化性と粘着性の双方
を高めることとした。液状ゴムとしては、ポリブテン,
ポリイソブチレン,ポリイソプレン等が挙げられ、その
配合量は0.5〜30%、好ましくは5〜25%であ
る。0.5%未満であると十分な軟化性が得られず粘着
剤が固くなり、一方30%を超えると基剤へのなじみが
悪くブリーディングしてしまうので好ましくない。
【0012】酸化防止剤としては、主剤の薬効を劣化さ
せずしかも基剤の酸化による経時的劣化を防止するもの
であれば特に種類は限定されず、例えば2,6−ジ−t
−ブチル−p−クレゾール(BHT)等のアルキルフェ
ノール化合物,ノニルフェニルホスファイト等のリン系
化合物,N−フェニルナフチルアミン系化合物等が挙げ
られる。酸化防止剤の配合量は0.01〜2%が好まし
い。
【0013】主剤であるケトプロフェンの配合量は粘着
特性に影響を及ぼす為、粘着剤とケトプロフェンの配合
量を調整して薬物利用度を高める必要がある。この観点
から粘着剤中のケトプロフェンの配合量は0.5〜10
%とすることが好ましい。配合量が0.5%未満の場合
は十分薬効が得られず、一方10%を超えると粘着剤に
対する相溶性を欠くこととなり、また薬剤コストに無駄
を生ずる。
【0014】本発明においては、ケトプロフェンの溶解
に溶解剤を用いることが好ましい。前述したようにケト
プロフェンは融点が94〜97℃であるので原末のまま
配合することも可能であるが、その場合、練合工程でニ
ーダー,ミキサー等の壁面に原末が飛散したり未溶解の
固まりが生じたりして、均一に溶解する為には長時間の
練合が必要となる。しかしながら長時間の練合は粘着剤
の酸化劣化による凝集力の低下や変色をもたらす恐れが
あるので好ましくない。この為溶解剤を使用して溶液状
態でケトプロフェンを粘着剤中に配合することが望まし
い。ケトプロフェンの溶解剤としては、ポリエチレング
リコール,プロピレングリコール,1,3−ブタンジオ
ール,サリチル酸グリコール等のグリコール類、l−メ
ントール、クロタミトン等が挙げられ、中でもグリコー
ル類が好ましい。その配合量としては0.5〜20%が
好ましい。
【0015】また本発明においてはケトプロフェンの経
皮吸収を高める為に吸収促進剤として特にオレイン酸を
配合することが好ましい。その配合量としては1〜10
%、好ましくは2〜8%である。
【0016】尚、各粘着剤成分は、最終物性として基本
的な粘着物性(タック,粘着力,凝集力)及び経皮吸収
性を満足する様に配合することが必要であり、各成分の
前記配合許容量はこの様な観点から定められたものであ
る。しかしながら本発明の粘着剤に例えば皮膚刺激緩和
剤としてビタミンE,グリチルリチン酸,ジフェンヒド
ラミン等を配合するなどしてその品質を更に高めること
も勿論有効である。本発明の粘着剤はホットメルト法に
より常法に準じて製造することができる。
【0017】次に本発明の貼付剤は前述の粘着基剤にケ
トプロフェンを配合して、これを支持体に直接展延する
か、或は一旦剥離ライナー状に塗工して支持体に転写し
て該支持体上に薬物保持層を形成することにより製造す
ることができる。
【0018】支持体に対する粘着剤の展延量は特に限定
されないが、粘着性を確保しケトプロフェンを有効に経
皮吸収させるために40〜200g/m2 が好ましい。
【0019】本発明において使用される支持体として
は、人体の動作に追随し易い柔軟な材質で薄いものが望
ましく、各種の不織布,繊布,ネル,スパンデックス及
びこれらの素材にポリエチレンフィルム,エチレンビニ
ルアセテートフィルム,或はポリウレタンフィルム等を
ラミネートしたもの、更には塩化ビニルフィルム,ポリ
エチレンフィルム,ポリウレタンフィルム,アルミ蒸着
フィルム等の単体或は複合フィルムが用いられる。また
発汗された水分の放散性を考慮して支持体に孔開け加工
することもできる。
【0020】以下実施例について説明するが、本発明は
下記実施例に限定されるものではなく、前・後記の趣旨
に徴して適宜設計変更することは全て本発明の技術的範
囲に属する。
【0021】
【実施例】
実施例1 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体:1
7.5% (「カリフレックスTR−1107」シェル化学社製) 脂環族飽和炭化水素石油樹脂:52.0% (「アルコンP−100」荒川化学工業社製) 液状ゴム:ポリブテン:18.0% (「ポリブテンHV−300」日本石油化学社製) BHT:0.5% ポリエチレングリコール 400:10.0% ケトプロフェン:2.0%
【0022】上記処方のうちスチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体、酸化防止剤及び粘着付与樹脂
の3分の1を予め150℃に加熱したニーダー中に投入
して溶融練合した。次に残りの粘着付与樹脂を2回に分
けて投入して完全に溶融した後、徐々に液状ゴムを加え
てさらに練合した。別にケトプロフェンを約60℃のポ
リエチレングリコール中で加温溶解して主薬溶液を作成
した。粘着剤の温度が125〜135℃になった時に主
薬溶液を粘着剤中に徐々に投入して均一になるまで練合
した。でき上った粘着剤膏体を温時シリコン処理したポ
リエステルフィルム(75μm)上に100g/m2
なるように塗工して冷却した後、ポリウレタンフィルム
(60μm)を貼り合わせ、所望の大きさに裁断して供
試剤を得た。
【0023】実施例2 ステレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体:1
6.0% (「カリフレックスTR−1107」シェル化学社製) 脂環族飽和炭化水系石油樹脂:52.0% (「アルコンP−100」荒川化学工業社製) 液状ゴム:14.5% (「クラプレンLIR−50」クラレイソプレンケミカ
ル社製) BHT:0.5% ポリエチレングリコール 400:10.0% ケトプロフェン:2.0% オレイン酸:5.0% 実施例1と同様の操作で供試剤を得た。
【0024】実施例3 実施例2のうち、粘着付与樹脂,液状ゴムをそれぞれ1
%ずつ減らし、ケトプロフェンを4%配合し、実施例1
と同様の操作で発明品を得た。なお、塗工量は50g/
2 とし、ポリウレタンフィルムは30μmのものを使
用した。
【0025】比較例1 実施例2のうち、オレイン酸の代わりに流動パラフィン
を配合した。
【0026】比較例2 実施例2のうち、オレイン酸の代わりにミリスチン酸イ
ソプロピルを配合した。
【0027】比較例3 下記の処方でパップ剤を製作した。 カルボキシメチルセルロースナトリウム:3.0% カルボキシビニルポリマー:8.0% ポリビニルアルコール:2.0% 70%ソルビトール:20.0% グリセリン:30.0% ポリアクリル酸:5.0% 水酸化アルミニウム:0.1% l−メントール:0.5% ケトプロフェン:0.2% 精製水:31.2% 常法によりでき上った膏体を1000g/m2 の割合で
不織布上に塗工して、30μmのポリプロピレン製フィ
ルムを貼合せ所望の大きさに裁断し供試剤とした。
【0028】試験1(薬物放出性試験) Wistar系雄性ラット(6週齢)の腹部をバリカン
及びシェーバーで除毛し、皮膚を摘出した。フランツ型
拡散セルのレセプター側に生理食塩液を満たしてラット
皮膚をセットし、その上に各供試剤を貼付して、以降経
時的にレセプター液中に透過してくるケトプロフェンの
量をHPLCで定量した。各試料の24時間後の累積透
過量を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1から明らかなように本発明例は24時
間貼付を続けてもケトプロフェンの皮膚透過が良好であ
った。
【0031】試験1−(2) I.方法 ケトプロフェン貼付剤の経皮吸収促進剤の効果を見るた
めに、下記の基剤処方で粘着剤を作成した。経皮吸収促
進剤の効果の判定は、試験1と同様の操作で実施した。
【0032】
【表2】
【0033】製造方法 実施例1の製造方法と同様の操作で製造した。即ち、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(カリ
フレックスTR−1107),酸化防止剤(BHT)及
び粘着付与樹脂の約1/3を150℃に加熱したニーダ
ー中で加熱溶融した。次に残りの粘着付与樹脂を投入し
て完全に溶融させた後、徐々に液状ゴム(HV−30
0)を加えてさらに練合した。別にケトプロフェンをポ
リエチレングリコールに加えて、加温溶解(約60℃)
したものを、先の粘着剤に加え、さらに流動パラフィン
又は他の経皮吸収促進剤を加え練合した。できあがった
膏体をシリコン処理した75μmのPETライナー上に
50g/m2の割合で塗工し、冷却後30μmのポリウレタ
ンフィルムと貼り合わせ、所望の大きさに裁断して試作
品を得た。
【0034】II.試験方法(薬物放出試験) フランツ型拡散セルに、腹部を除毛したラット(6週
齢)の摘出皮肩をセットし、その上に各供試剤(直径1
7mm:0.454mg/2.27cm2 のケトプロフェンを含有する)
を貼付し、以後経時的にレセプター側に投下してくるケ
トプロフェンの量をHPLCで測定した。結果を表3に
示した。
【0035】
【表3】
【0036】表3から明らかなように経皮吸収促進剤1
0種類のうち、オレイン酸が最も高い経皮吸収促進作用
を示した。
【0037】試験2(血中濃度の測定) 試験1で、薬物放出性能の高かった実施例2,3及び比
較対照として、比較例3の試料を用い、ラットに投与し
た時の血中ケトプロフェン濃度を定量した。Wista
r系雄性ラット(体重約200g)の腹部をバリカン及
びシェーバーで除毛し、各試料(4cm×5cm、ケトプロ
フェン4mgを含有する)を貼付し、以後6時間及び2
4時間後の血中ケトプロフェン濃度をHPLCにて定量
した。結果を表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】表4から明らかなように本発明例は24時
間貼付を続けても高い血中濃度を維持することができ
た。
【0040】試験3(薬効薬理試験) 試験2と同様の試料を用いて、Wistar系雄性ラッ
ト(体重200g程度)のカラゲニン足蹠浮腫抑制作用
を調べた。結果を表5に示す。
【0041】
【表5】
【0042】表5から明らかなように、本発明例は優れ
た薬効を長時間維持し得るものである。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
1日1回程度の貼付であっても長時間に亙って高い経皮
吸収性を有し、副作用を生ずることなく薬理効果を持続
することのできるケトプロフェン含有貼付剤を提供でき
るようになった。また、その製造も簡単であるという効
果も合わせ持つ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン−イソプレン−スチレンブロッ
    ク共重合体:5〜30重量%,粘着力付与樹脂:30〜
    60重量%,液状ゴム:0.5〜30重量%及び酸化防
    止剤を含む粘着性基剤中にケトプロフェンが0.5〜1
    0重量%配合された薬物保持層を支持体上に設けたもの
    であることを特徴とするケトプロフェン含有外用貼付
    剤。
  2. 【請求項2】 前記粘着性基剤中に更にケトプロフェン
    溶解剤が0.5〜20重量%含有されてなることを特徴
    とする請求項1に記載のケトプロフェン含有外用貼付
    剤。
  3. 【請求項3】 前記粘着性基剤中に更に経皮吸収促進剤
    としてオレイン酸が1〜10重量%含有されてなること
    を特徴とする請求項1または2に記載のケトプロフェン
    含有外用貼付剤。
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