JPH0624964Y2 - コイルボビン - Google Patents
コイルボビンInfo
- Publication number
- JPH0624964Y2 JPH0624964Y2 JP1985104280U JP10428085U JPH0624964Y2 JP H0624964 Y2 JPH0624964 Y2 JP H0624964Y2 JP 1985104280 U JP1985104280 U JP 1985104280U JP 10428085 U JP10428085 U JP 10428085U JP H0624964 Y2 JPH0624964 Y2 JP H0624964Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil bobbin
- winding core
- coil
- opening
- magnetic material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electromechanical Clocks (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、時計用モータのステータに装着されるコイル
ボビンに関するものである。
ボビンに関するものである。
(従来技術) 従来周知のコイルボビンについて第6、7図に示す。
一般にこの種のコイルボビンは、プラスチックを射出成
形して製造されるが、従来はその成形金型に少なくとも
三部品、すなわち固定金型、可動金型および磁芯部が挿
入される穴部2を形成するためのスライドコアを必要と
していた。
形して製造されるが、従来はその成形金型に少なくとも
三部品、すなわち固定金型、可動金型および磁芯部が挿
入される穴部2を形成するためのスライドコアを必要と
していた。
また、上記コイルボビンの改良として実公昭50−27
40号や実公昭57−16329号にみられるように、
固定金型と可動金型のみで成形できるものも知られてい
る。
40号や実公昭57−16329号にみられるように、
固定金型と可動金型のみで成形できるものも知られてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 上述の改良されたコイルボビンにおいて、前者(実公昭
50−2740号)は、磁芯部挿入口においてかならず
金型の移動方向の一方が開口となってしまい。磁芯部挿
入の際該磁芯部が曲がって挿入されると、コイルと接触
し断線のおそれがあった。また、後者(実公昭57−1
6329号)においても磁芯部が曲がって挿入されると
コイル断線のおそれがある上、つば部の外側にリブを設
けるため従来のコイルと長さが異なり、互換性がなくな
るという課題があった。本願考案は、上記課題を解決す
るためになされたもので、可動金型、固定金型で射出成
形できるコイルボビンであって、しかも磁芯部挿入の
際、コイルに磁芯部が接触するおそれがなく、さらに従
来のコイルボビンと互換性のあるコイルボビンを提供す
ることを目的とする。
50−2740号)は、磁芯部挿入口においてかならず
金型の移動方向の一方が開口となってしまい。磁芯部挿
入の際該磁芯部が曲がって挿入されると、コイルと接触
し断線のおそれがあった。また、後者(実公昭57−1
6329号)においても磁芯部が曲がって挿入されると
コイル断線のおそれがある上、つば部の外側にリブを設
けるため従来のコイルと長さが異なり、互換性がなくな
るという課題があった。本願考案は、上記課題を解決す
るためになされたもので、可動金型、固定金型で射出成
形できるコイルボビンであって、しかも磁芯部挿入の
際、コイルに磁芯部が接触するおそれがなく、さらに従
来のコイルボビンと互換性のあるコイルボビンを提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのため本考案では、コイルが巻回される矩形の巻芯部
と、該巻芯部の両端に設けられたつば部と、前記巻芯部
とつば部とに設けられ、磁性材が挿入可能な中心穴部
と、前記巻芯部の一壁に設けた開口部と、前記壁の対向
壁の前記開口部と重合しないすべての領域に設けた開口
部と、から構成されるコイルボビンにおいて、 少なくとも前記磁性材を挿入する側のつば部には、前記
中心穴部で対向する内周辺から前記各開口部と同方向
に、互いに反対の外方へ開口する一対の切欠部を形成
し、該両切欠部の幅の和は前記中心穴部の幅に等しくす
るとともに両切欠部と対向する内周辺は閉塞部としたこ
とを特徴とするものである。
と、該巻芯部の両端に設けられたつば部と、前記巻芯部
とつば部とに設けられ、磁性材が挿入可能な中心穴部
と、前記巻芯部の一壁に設けた開口部と、前記壁の対向
壁の前記開口部と重合しないすべての領域に設けた開口
部と、から構成されるコイルボビンにおいて、 少なくとも前記磁性材を挿入する側のつば部には、前記
中心穴部で対向する内周辺から前記各開口部と同方向
に、互いに反対の外方へ開口する一対の切欠部を形成
し、該両切欠部の幅の和は前記中心穴部の幅に等しくす
るとともに両切欠部と対向する内周辺は閉塞部としたこ
とを特徴とするものである。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の実施例について説明する。
第1図は本考案に係るコイルボビンの平面図、第2図は
その底面図である。
その底面図である。
コイル(図示せず)が巻回される巻芯部4の一壁6に開
口部8が設けられ、対向壁10の前記開口部8と重合し
ないすべての領域は開口部12・14として設けられ
る。
口部8が設けられ、対向壁10の前記開口部8と重合し
ないすべての領域は開口部12・14として設けられ
る。
第3・4図はコイルボビンの両側面図を示し、巻芯部4
の一端につば部16・18、他端につば部20が設けら
れる。巻芯部4とつば部16・18及び20とには、磁
性材(図示せず)が挿入可能な中心穴部24が設けられ
る。つば部16・18側の中心穴部24は磁性材の挿入
側となる。つば部16・18側の中心穴部24で対向す
る内周辺のそれぞれからは巻芯部4の開口部12及び8
と同方向に、かつ互いに反対の外方へ開口する一対の切
欠部12a・22aが設けられる。この一対の切欠部1
2aと22aとの幅の和は、中心穴部24の幅に等し
い。さらに、切欠部12a及び22aと対向するつば部
18・16の中心穴部24内周辺にはそれぞれ閉塞部1
8a及び16aが設けてある。
の一端につば部16・18、他端につば部20が設けら
れる。巻芯部4とつば部16・18及び20とには、磁
性材(図示せず)が挿入可能な中心穴部24が設けられ
る。つば部16・18側の中心穴部24は磁性材の挿入
側となる。つば部16・18側の中心穴部24で対向す
る内周辺のそれぞれからは巻芯部4の開口部12及び8
と同方向に、かつ互いに反対の外方へ開口する一対の切
欠部12a・22aが設けられる。この一対の切欠部1
2aと22aとの幅の和は、中心穴部24の幅に等し
い。さらに、切欠部12a及び22aと対向するつば部
18・16の中心穴部24内周辺にはそれぞれ閉塞部1
8a及び16aが設けてある。
尚、本実施例では、他方のつば部20にも中心穴部24
の内周辺から開口部14と同方向に切欠部14aを設け
てあり、切欠部14aの幅は中心穴部24の幅に等し
い。
の内周辺から開口部14と同方向に切欠部14aを設け
てあり、切欠部14aの幅は中心穴部24の幅に等し
い。
次に、ステータの磁芯部としての磁性材を、第3図に示
す矩形の中心穴部24に貫通させる時は、第1図の矢印
A方向から挿入する。これにより磁性材はつば部16・
18の閉塞部16a・18a及び内周辺16b・18b
により四方から規制を受ける。
す矩形の中心穴部24に貫通させる時は、第1図の矢印
A方向から挿入する。これにより磁性材はつば部16・
18の閉塞部16a・18a及び内周辺16b・18b
により四方から規制を受ける。
第5図には第1図のI−I断面図を用いた他の実施例が
示されている。上述の実施例と同一な部品には同一符号
を付与し詳細な説明は省略するが、この実施例の特徴は
巻芯部4の開口部の数をより多く設けたことにある。
示されている。上述の実施例と同一な部品には同一符号
を付与し詳細な説明は省略するが、この実施例の特徴は
巻芯部4の開口部の数をより多く設けたことにある。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、コイルボビンの成
形金型は第3図又は第4図において、紙面上下方向へ二
分割するだけでよく、スライドコアが不要となる。した
がって成形金型の構造が簡略化しその製造も容易にな
り、成形金型の構造が簡略化し、その製造も容易にな
り、成形金型の製造コストが大幅に低減し、ひいてはコ
イルボビンの部品コストが低減する。また本考案のコイ
ルボビンは従来のコイルボビンと外形寸法を同じにする
ことが可能なので従来品と互換性をもたせることができ
る。さらに磁性材挿入の際はその挿入口で上下左右の規
制を受けるのでコイル断線の心配が少ない。さらにまた
巻芯部の開口部を複雑にすることにより、磁性材の一部
が挿入された後、磁性材とコイルボビンのすきまによっ
ておこる挿入方向の曲りがなくなり、コイル断線の心配
がなくなる。
形金型は第3図又は第4図において、紙面上下方向へ二
分割するだけでよく、スライドコアが不要となる。した
がって成形金型の構造が簡略化しその製造も容易にな
り、成形金型の構造が簡略化し、その製造も容易にな
り、成形金型の製造コストが大幅に低減し、ひいてはコ
イルボビンの部品コストが低減する。また本考案のコイ
ルボビンは従来のコイルボビンと外形寸法を同じにする
ことが可能なので従来品と互換性をもたせることができ
る。さらに磁性材挿入の際はその挿入口で上下左右の規
制を受けるのでコイル断線の心配が少ない。さらにまた
巻芯部の開口部を複雑にすることにより、磁性材の一部
が挿入された後、磁性材とコイルボビンのすきまによっ
ておこる挿入方向の曲りがなくなり、コイル断線の心配
がなくなる。
第1図は本考案に係るコイルボビンの平面図。 第2図は第1図の底面図。 第3図は第1図の右側面図。 第4図は第1図の左側面図。 第5図は他の実施例。 第6図は従来のコイルボビンの正面図。 第7図は第6図の右側面図。 4……巻芯部、 8・12・14……開口部、 12a・14a・22a……切欠部、 16・18・20……つば部、 16a・18a……閉塞部。
Claims (1)
- 【請求項1】コイルが巻回される矩形の巻芯部と、該巻
芯部の両端に設けられたつば部と、前記巻芯部とつば部
とに設けられ、磁性材が挿入可能な中心穴部と、前記巻
芯部の一壁に設けた開口部と、前記壁の対向壁の前記開
口部と重合しないすべての領域に設けた開口部と、から
構成されるコイルボビンにおいて、 少なくとも、前記磁性材を挿入する側のつば部には、前
記中心穴部で対向する内周辺から前記各開口部と同方向
に、互いに反対の外方へ開口する一対の切欠部を形成
し、該両切欠部の幅の和は前記中心穴部の幅に等しくす
るとともに両切欠部と対向する内周辺は閉塞部としたこ
とを特徴とするコイルボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985104280U JPH0624964Y2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | コイルボビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985104280U JPH0624964Y2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | コイルボビン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6212907U JPS6212907U (ja) | 1987-01-26 |
JPH0624964Y2 true JPH0624964Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=30977626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985104280U Expired - Lifetime JPH0624964Y2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | コイルボビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624964Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4737054B2 (ja) | 2006-11-30 | 2011-07-27 | トヨタ自動車株式会社 | 絶縁部材およびステータ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS502740U (ja) * | 1973-05-04 | 1975-01-13 | ||
JPS53127153U (ja) * | 1977-03-18 | 1978-10-09 |
-
1985
- 1985-07-08 JP JP1985104280U patent/JPH0624964Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6212907U (ja) | 1987-01-26 |
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