JPH06249332A - 車両の駆動力制御装置 - Google Patents

車両の駆動力制御装置

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JPH06249332A
JPH06249332A JP5033641A JP3364193A JPH06249332A JP H06249332 A JPH06249332 A JP H06249332A JP 5033641 A JP5033641 A JP 5033641A JP 3364193 A JP3364193 A JP 3364193A JP H06249332 A JPH06249332 A JP H06249332A
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裕 神山
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D11/107Safety-related aspects

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子式スロットル制御装置が開動作不能故障
に陥った場合に、自立走行を可能とする。 【構成】 電子式スロットル制御装置(スロットル弁
1)の開動作不能故障をアクセル開度とスロットル開度
とから検出する。故障が検出されると、補助空気制御弁
15を全開にする。また、アクセル開度に応じて許容変速
ギヤ最高段位置を決定し、決定された許容変速ギヤ最高
段位置以下の変速ギヤ位置の中から最大駆動力が得られ
る変速ギヤ位置を選択して、自動変速機を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットル弁を電気的
に制御する電子式スロットル制御装置と、自動変速機と
を備える車両の駆動力制御装置に関し、特に電子式スロ
ットル制御装置が開動作不能故障に陥ったときの車両の
駆動力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スロットル弁をモータ等によ
り電気的に制御する電子式スロットル制御装置があり、
特開平2−149734号では、この電子式スロットル
制御装置が開動作不能となるような故障を起こした場合
に、これを検出して、スロットル弁をバイパスする補助
空気通路に介装されている補助空気制御弁(AACバル
ブ)を開放するようにしている。
【0003】この従来例では、電子式スロットル制御装
置が開動作不能故障を起こした場合でも、補助空気制御
弁を開放することにより、ある程度の駆動力を確保し
て、自立走行を可能としている。その結果、故障の修理
のためにサービスステーションへ自力で走行することが
可能になり、また、交差点、高速道路などから自力で退
避することが可能になる。このように、故障時でも、あ
る程度の走行性能を確保できる機能を、リンプホーム機
能と呼んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例が自動変速機付き車両に適用された場合には、必ず
しも十分な駆動力が得られず、自立走行が困難になると
いう問題点があった。これは次の理由による。通常の自
動変速機では、車速とスロットル開度とをパラメータと
して、変速ギヤ位置の選択制御を行い、スロットル開度
に対応した駆動力が得られるように設定されている。し
かし、電子式スロットル駆動装置が開動作不能故障を起
こした場合には、運転者の加速意志であるアクセルペダ
ルの操作量(アクセル開度)と全く異なり、スロットル
開度は常にゼロである。従って、通常時と同じ変速制御
を行っていたのでは、最適な駆動力が得られない。まし
て、補助空気制御弁の開放によりスロットル弁をバイパ
スする補助空気量だけで得られるエンジン出力トルク
は、かなり限られたものなので、変速機を最適に制御し
ないと、自立走行は不可能である。
【0005】また、従来例では、電子式スロットル制御
装置が開動作不能故障を起こした場合に、補助空気制御
弁を開放するだけなので、車速の制御は、ブレーキ操作
のみで行うことになり、不便であるという問題点があっ
た。本発明は、このような従来の問題点に鑑み、電子式
スロットル制御装置が開動作不能故障を起こした場合
に、自立走行を可能とする十分な駆動力を得ることがで
き、かつ車速の制御をより確実に行うことができるよう
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、ス
ロットル弁を電気的に制御する電子式スロットル制御装
置と、自動変速機とを備える車両において、図1に示す
ように、電子式スロットル制御装置が開動作不能故障に
陥ったことを検出する開動作不能故障検出手段Aと、こ
の検出手段により電子式スロットル制御装置の開動作不
能故障が検出されたときに、運転者の加速意志を判別す
る運転者加速意志判別手段Bと、判別された運転者加速
意志に基づいて許容する変速ギヤ最高段位置を決定する
許容変速ギヤ最高段位置決定手段Cと、決定された許容
変速ギヤ最高段位置以下の変速ギヤ位置の中から最大駆
動力が得られる変速ギヤ位置を選択する最大駆動力達成
変速ギヤ位置選択手段Dと、選択された変速ギヤ位置に
基づいて自動変速機の変速ギヤ位置を制御する自動変速
機制御手段Eとを設けて、車両の駆動力制御装置を構成
する。
【0007】ここで、運転者加速意志判別手段Bは、運
転者によるアクセルペダルの操作量(アクセル開度)を
検出する手段とするのが望ましい。
【0008】
【作用】上記の構成においては、電子式スロットル制御
装置が開動作不能故障に陥った場合、これを検出する
と、先ず、運転者の加速意志を判別し、これに基づい
て、許容する変速ギヤ最高段位置を決定する。そして、
決定された許容変速ギヤ最高段位置以下の変速ギヤ位置
の中から、最大駆動力が得られる変速ギヤ位置を選択す
る。そして、選択された変速ギヤ位置に基づいて、自動
変速機を制御するのである。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図2〜図7に基づ
いて説明する。本実施例は、電子式スロットル制御装置
付き4気筒エンジンに、4速自動変速機を連結したもの
であり、スロットルコントローラ、エンジンコントロー
ラ、自動変速機(A/T)コントローラで駆動力が制御
されている。
【0010】図2は本実施例のシステム図である。エン
ジンの吸気通路にスロットル弁1が設けられており、こ
のスロットル弁1は電子式スロットル制御装置により開
閉制御される。この電子式スロットル制御装置のアクチ
ュエータ構造の詳細を図3に示してある。
【0011】図3において、スロットル弁1には、その
弁シャフト2に、スロットル弁1を閉方向に付勢するス
ロットル弁用リターンスプリング3を作用させてある。
スロットル弁1の弁シャフト2の一端部には、アクセル
ペダル4(図2参照)にワイヤ5を介して連結したアク
セルドラム6を回転自在に支承させてある。アクセルド
ラム6にはこれを閉方向に付勢するアクセルドラム用リ
ターンスプリング7を作用させてある。
【0012】そして、アクセルドラム6と弁シャフト2
との間に、第1の電磁クラッチ8を介装してある。第1
の電磁クラッチ8は、アクセルドラム6に取付けたクラ
ッチ板8aと、弁シャフト2と一体に回動し軸方向にス
ライド可能なクラッチ板8bとを備える。この第1の電
磁クラッチ8では、クラッチ板8bがクラッチ板8aと
の連結方向にスプリング8cで常時付勢されていて、コ
イル8dへの非通電時に連結状態、通電時に開放状態と
なる(ノーマルクローズ)。
【0013】また、スロットル弁1の弁シャフト2の他
端部には、DCモータ9により減速ギヤ10を介して駆動
されるモータドラム11を回転自在に支承させてある。そ
して、モータドラム11と弁シャフト2との間に、第2の
電磁クラッチ12を介装してある。第2の電磁クラッチ12
は、モータドラム11に取付けたクラッチ板12aと、弁シ
ャフト2と一体に回動し軸方向にスライド可能なクラッ
チ板12bとを備える。この第2の電磁クラッチ12では、
クラッチ板12bがクラッチ板12aとの開放方向にスプリ
ング12cで常時付勢されていて、コイル12dへの非通電
時に開放状態、通電時に連結状態となる(ノーマルオー
プン)。
【0014】ここにおいて、第1及び第2の電磁クラッ
チ8,12と、DCモータ9とは、後述するスロットルコ
ントローラ13(図2参照)により制御される。図2のシ
ステム図について更に説明する。エンジンの吸気通路に
スロットル弁1をバイパスして補助空気通路14が形成さ
れ、この補助空気通路14に電磁式の補助空気制御弁15が
介装されている。
【0015】エンジンの吸気通路の各気筒への分岐部下
流には各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁16が設けられてい
る。ここにおいて、燃料噴射弁16及び補助空気制御弁15
は後述するエンジンコントローラ17により制御される。
自動変速機(A/T)については図示を省略するが、こ
れは後述するA/Tコントローラ18により制御される。
【0016】スロットルコントローラ13は、ワッチップ
マイコンを用いて構成され、このワンチップマイコンに
は、CPU、ROM、RAM、デジタルポート、A/D
ポート、各種タイマーを内蔵している。制御内容につい
て説明すれば、システム正常時には、第1及び第2の電
磁クラッチ8,12に通電の指示を行って、第2の電磁ク
ラッチ12のみを連結し、DCモータ9によってスロット
ル弁1を駆動するようにする。そして、各種センサ信号
に基づいて目標スロットル開度を演算し、実スロットル
開度がこの目標スロットル開度に一致するようにDCモ
ータ9への駆動電圧を制御する。
【0017】エンジンコントローラ17は、これも同様に
ワンチップマイコンを用いて構成され、各種センサ信号
に基づいて吸入空気量に対応した燃料噴射量を演算し、
エンジン回転に同期して各気筒の燃料噴射弁16に燃料噴
射パルス信号を出力して、燃料噴射制御を行う。また、
アクセル開度、車速から求まる最大許容駆動力に基づい
て燃料噴射気筒数制御を行う。また、アイドル運転条件
において、アイドル回転数を目標アイドル回転数に制御
すべく、補助空気制御弁15をデューティ制御して、補助
空気量制御を行う。また、後述する図7のフローチャー
トに従って、電子式スロットル制御装置の開動作不能故
障を検出し、その場合は開動作不能故障時の補助空気量
制御を実施する。
【0018】A/Tコントローラ18は、これも同様にワ
ンチップマイコンを用いて構成され、通常は、各種セン
サ信号に基づいて車速とスロットル開度とに対応した変
速制御を行う。また、後述する図4のフローチャートに
従って、電子式スロットル制御装置の開動作不能故障を
検出し、その場合は開動作不能故障時の変速制御を実施
する。
【0019】これらの制御のため、各種センサが設けら
れ、センサ信号が適宜のコントローラ13,17,18に入力
されている。19,20はアクセルセンサ(2重系)であ
り、アクセル開度ACCをポテンショメータの出力電圧
によって検出する。21はスロットルセンサであり、スロ
ットル開度TVOをポテンショメータの出力電圧によっ
て検出する。22は車速センサであり、トランスミッショ
ン出力軸に設けられた電磁ピックアップ等により車速V
SPに比例した周波数のパルス信号を出力する。23は圧
力センサであり、吸入負圧Paに対応した電圧を出力す
るもので、吸入空気量の計測に用いられる。24はクラン
ク角センサであり、クランク軸の回転に同期して基準ク
ランク角信号及び単位クランク角信号を出力するもの
で、クランク角の検出の他、エンジン回転数Neの算出
に用いられる。
【0020】図4はA/Tコントローラ18内のマイコン
が行う制御動作の一部(スロットル開動作不能故障時用
の変速制御ルーチン)を示し、一定時間(例えば10mse
c)ごとに実行される。ステップ1(図にはS1と記し
てある。以下同様)では、アクセルセンサ19,20からの
信号に基づいて、アクセル開度ACCを検出する。
【0021】ステップ2では、スロットルセンサ21から
の信号に基づいて、スロットル開度TVOを検出する。
ステップ3では、検出されたアクセル開度ACCとスロ
ットル開度TVOとから、電子式スロットル制御装置を
診断して、開動作不能故障の有無を判断する。具体的に
は、「TVO=0(deg) 、かつ、ACC>5(deg) の状
態が、500msec以上継続」の場合に、電子式スロットル
制御装置の開動作不能故障と判断し、故障と判断した後
は、「TVO>5(deg) 、かつ、|TVO−ACC|<
2(deg)の状態が、500msec 以上継続」を満たすまで、
判断を復帰させない。
【0022】ステップ4では、ステップ3での診断結果
に基づいて、故障がなければ本ルーチンを終了し、故障
があればステップ5〜8を実行する。ステップ5では、
運転者の加速意志としてステップ1で検出されたアクセ
ル開度ACCに基づいて、許容する変速ギヤ最高段位置
(最低変速比)を決定する。これは、到達車速を制限す
るためのものであり、アクセル開度が大きい(運転者の
加速意志が大きい)ほど、到達車速の高い高位の変速ギ
ヤ位置まで使用を許可する。具体的には、図5に示すよ
うに、アクセル開度ACCに対応して許容変速ギヤ最高
段位置(n速)を決定する。
【0023】ステップ6では、許容変速ギヤ最高段位置
以下の各変速ギヤ位置(許容変速ギヤ最高段位置がn速
であれば、1速〜n速)にした場合に得られる、スロッ
トル弁全閉(TVO=0)かつ補助空気制御弁全開時の
車両の駆動力をそれぞれ求める。例えば、図6(b)に
示すような、エンジン特性、自動変速機特性等を考慮し
て予め記憶されたスロットル弁全閉かつ補助空気制御弁
全開時の車両駆動力特性マップに基づいて、車速センサ
22により検出される現在の車速VSPから、変速ギヤ位
置別に推定駆動力F(1) 〜F(n) を求める。
【0024】ステップ7では、ステップ6で求められた
許容変速ギヤ最高段位置以下の各変速ギヤ位置における
推定駆動力F(1) 〜F(n) を相互に比較し、最も大きな
駆動力が得られる変速ギヤ位置を選択する。ステップ8
では、自動変速機油圧バルブ制御用出力ポートを、ステ
ップ7で決定した変速ギヤ位置に対応して書換えて、本
ルーチンを終了する。
【0025】ここで、ステップ1〜ステップ4の部分が
開動作不能故障検出手段に相当する。また、ステップ1
の部分が運転者加速意志判別手段に相当し、ステップ5
の部分が許容変速ギヤ位置決定手段に相当し、ステップ
6,7の部分が最大駆動力達成変速ギヤ位置選択手段に
相当し、ステップ8の部分が変速機制御手段に相当す
る。
【0026】図7はエンジンコントローラ17内のマイコ
ンが行う制御動作の一部(スロットル開動作不能故障時
用の補助空気制御弁制御ルーチン)を示し、一定時間
(例えば10msec)ごとに実行される。ステップ11〜ステ
ップ14は、図4のステップ1〜ステップ4と同内容で、
アクセル開度とスロットル開度から電子式スロットル制
御装置の開動作不能故障の有無を診断して、開動作不能
故障有りと判断されたときにのみ、ステップ15へ進む。
【0027】ステップ15では、電子式スロットル制御装
置の開動作不能故障に対処すべく、補助空気制御弁15を
強制的に全開にして、本ルーチンを終了する。次に作用
を説明する。電子式スロットル制御装置が開動作不能故
障となった場合、運転者がアクセルペダル4をいくら踏
んでも、スロットル弁1は全閉のままである。この場
合、アイドル状態にあるエンジンの出力では、自立走行
には不十分なので、補助空気制御弁15を全開にすること
により、ある程度のエンジン出力を得る(図6(a)参
照)。
【0028】一方、図6(b)のように、各変速ギヤ位
置にした場合に得られる車両駆動力Fの大小順序は、車
速VSPに応じて異なる。つまり、車速ゼロ付近では1
速にした場合が最も駆動力が大となるが、車速が上昇す
るにつれて、2速、3速、4速と最大駆動力が得られる
変速ギヤ位置が変化する。従って、本実施例では、車速
に応じて最大駆動力が得られる変速ギヤ位置を選択して
いる。つまり、図6(b)の各変速段に対応した駆動力
線の上限値に沿って加速していくことになり、もし4速
までシフトアップが許可されていれば、D点で走行抵抗
と駆動力とが一致して一定車速V4 に到達する。
【0029】さらに、本実施例では、アクセル開度AC
Cに応じて、許容変速ギヤ最高段位置を選択しているの
で、この到達車速をアクセル開度で選択することが可能
である。例えば、アクセル開度が0(deg) であれば、1
速しか許可されないので、A点で走行抵抗と一致してし
まい、到達車速はV1 となる。アクセル開度が50(deg)
の場合には、3 速までシフトアップが許可されるので、
C点で走行抵抗と一致して、到達車速はV3 となる。
【0030】このように、スロットル全閉故障時の少な
いエンジン出力状態であっても、最大駆動力が得られる
ように変速するために、スムーズに加速することがで
き、さらにアクセル操作によって、到達車速を段階的に
操作することが可能である。尚、本実施例では、A/T
コントローラ18及びエンジンコントローラ17にて電子式
スロットル制御装置の開動作不能故障を検出するように
しているが、スロットル13が自己診断により開動作不能
故障を検出して、A/Tコントローラ18やエンジンコン
トローラ17に故障時用制御を要求する構成としてもよ
い。
【0031】また、電子式スロットル制御装置が開動作
不能故障を起こした場合に、補助空気制御弁15を必ずし
も全開にする必要はなく、故障時の自立走行に必要な車
速に少なくとも4速で到達可能なレベルのエンジン出力
が得られる開度に固定すればよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子式スロットル制御装置が開動作不能故障に陥ったこと
を検出したら、運転者の加速意志に対応して決定される
許容変速ギヤ最高段位置以下の変速ギヤ位置の中から、
最大駆動力が得られる変速ギヤ位置を選択して、自動変
速機を制御する構成としたため、電子式スロットル制御
装置が開動作不能故障を起こした場合でも、可能な限り
スムーズに加速し、最低限度の車速まで到達することが
できる。
【0033】さらに、運転者の加速意志としてアクセル
開度を検出し、これに応じて許容変速ギヤ最高段位置を
決定すれば、アクセル操作によって、到達車速を段階的
に操作することが可能であるので、故障時でもアクセル
操作とブレーキ操作とにより車速を制御してより安全に
走行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示すシステム図
【図3】 電子制御スロットル装置のアクチュエータ構
造を示す図
【図4】 スロットル開動作不能故障時用の変速制御ル
ーチンを示すフローチャート
【図5】 アクセル開度−許容変速ギヤ最高段位置対応
マップを示す図
【図6】 スロットル弁全閉かつ補助空気制御弁全開時
のエンジン出力トルク及び車両駆動力特性マップを示す
【図7】 スロットル開動作不能故障時用の補助空気制
御弁制御ルーチンを示すフローチャート
【符号の説明】
1 スロットル弁 4 アクセルペダル 8 第1の電磁クラッチ 9 DCモータ 12 第2の電磁クラッチ 13 スロットルコントローラ 14 補助空気通路 15 補助空気制御弁 16 燃料噴射弁 17 エンジンコントローラ 18 A/Tコントローラ 19,20 アクセルセンサ 21 スロットルセンサ 22 車速センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットル弁を電気的に制御する電子式ス
    ロットル制御装置と、自動変速機とを備える車両におい
    て、 電子式スロットル制御装置が開動作不能故障に陥ったこ
    とを検出する開動作不能故障検出手段と、この検出手段
    により電子式スロットル制御装置の開動作不能故障が検
    出されたときに、運転者の加速意志を判別する運転者加
    速意志判別手段と、判別された運転者加速意志に基づい
    て許容する変速ギヤ最高段位置を決定する許容変速ギヤ
    最高段位置決定手段と、決定された許容変速ギヤ最高段
    位置以下の変速ギヤ位置の中から最大駆動力が得られる
    変速ギヤ位置を選択する最大駆動力達成変速ギヤ位置選
    択手段と、選択された変速ギヤ位置に基づいて自動変速
    機の変速ギヤ位置を制御する自動変速機制御手段とを設
    けたことを特徴とする車両の駆動力制御装置。
  2. 【請求項2】運転者加速意志判別手段が、運転者による
    アクセルペダルの操作量を検出する手段であることを特
    徴とする請求項1記載の車両の駆動力制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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